2008年10月31日

余裕の薄氷 (-シエナ/セリエA第9節)

タイトル矛盾していますがなんかそんな感じでしたよね。
シエナには毎回苦労すると分かりつつ、後半に失点するまでは結構安心して見ている自分がいました。
こういう試合が案外怖い。


ミラン先発メンバー
4-3-1-2
GK:アッビアーティ
DF:アントニーニ、ボネーラ、ファヴァッリ、ザンブロッタ
MF:ガットゥーゾ、エメルソン、セードルフ
OMF:カカ
FW:パト、インザーギ

・出場が危ぶまれていたセードルフ、ガットゥーゾは共に先発
・ヤンクロフスキが出場停止


前半は良かったんです。
ミッドウィーク開催ということであまりガンガン行けないことは分かりますし、往年の「試合巧者」ぶりをうかがわせる余裕のようなものを感じました。
でもこの格が落ちる相手に見せるこの「余裕」がミランの1つの負けパターンなんですよね…。

今回中盤の左インサイドにセードルフが入っていることで、中盤と前線のつながりは特に左サイドでスムーズでした。
カカが攻撃した後のサポートや押し上げを、セードルフは本当に丁寧にやっていたと思います。

すっかり安定感を取り戻したエメルソンはかつての重戦車ぶりが甦ってきてますね。去年は「」だけでしたから・・・。

でもなんといってもシエナ戦の影の功労者はガットゥーゾ。「あ、やばい!」と思った場面にはことごとく登場してチームを助け続けていました。
そして攻撃面でも好調さをにじませていましたね。ガットゥーゾのラストパスの正確さはヘーレンフェーン戦でも目立ってましたが、シエナ戦のパスも絶妙!

カカが一気にギアを入れてセードルフとのワンツーで抜け出して、
ガットゥーゾ→インザーギとつないだ得点でしたが、カカがあそこでガットゥーゾにパスをするということにガットゥーゾへの信頼を感じました。
カカの信頼を得ることはミランですごく重要なんですよね。
ミラン時代のジラルディーノはその部分でも少し苦しんでいたように思います。

そして忘れちゃいけないピッポ!出場した試合で必ず結果を出すあたり本当にさすがです。
シエナ戦での動き出しの速さは本当にさすがとしか言えない名人芸ですね。守備面での貢献も光っていたと思います。ボリエッロだけじゃないということを強烈にアピールしています。

もう一方のパトは、惜しかった・・・!特にコーナーからのヘッド・・・。
今までキーパーとの1対1などいまいち決め切れない印象を残しているパトですが、ここで決めてほしかったですね。今回は不運でしたけど。
ドリブルから魅せたミドルシュートなど、調子は悪くないと思うので落ち着いて次を狙ってほしいですね。


、という訳で前半で終われば良かったんです。

後半10分と立たず失点してしまいましたからね・・・。
失点は事故的な要素も多かったのでそれ自体は仕方ないとは思いますが、楽に出来る試合を自ら首をしめて難しくしているようでした。

結局ポルタノーヴァがインザーギを倒して得たPKによって辛勝という形で終わる訳ですけど、後味がそれほど良くないですよね。
勝ち慣れて見ている方も贅沢になっているのかも知れませんが・・・。

ただ実際PK獲得に繋がったシーンは、大きな展開でパスをつないでシエナディフェンスを揺さぶったことによって得たものでした。なのでチームの勢いを強めれば得点につながるんです。サンプドリア戦の後半もそうでしたね。
シエナ戦もPKでリードした後、もっと突き放す姿勢があった方が良かったなぁ~。

それでも後半は前半左サイド偏重だった攻撃から、カカが右にも流れることで攻撃と守備の幅をより持たせる変化が作られていた思います。


ミラン 2-1 シエナ
31' インザーギ
54' ヴェルガッソーラ
65' カカ(P)

ミラン選手交代
71' エメルソン→アンブロジーニ
77' インザーギ→シェフチェンコ


とりあえず勝ててよかった・・・。次はナポリですね。
去年は最も嬉しい試合(5-2)と最も気落ちする試合(1-3)を演じた相手です。相手は首位チームですし、前半戦の1つの山場を迎えていると思います。
ここで勝つとデカイ!!


それから最後にシエナ戦について一言。
ファヴァッリ ・・・。ちょっとこわすぎます。
でもファヴァッリは頑張っているんです、早くネスタとセンデロス戻ってきてくれ!

posted by 三四郎 |17:11 | 試合-Serie A | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年10月29日

1度きりのチャンス! (-アタランタ/セリエA第8節) 

シエナ戦直前の投稿となってしまいましたが、日曜に行われたアタランタ戦について少し。

この試合、本当に「良く勝ったなぁ~。」という印象でした。
昨シーズンのベルガモでのアタランタ戦は先制しながら追加点を奪えないまま気付いたら負けていた、というもったいないゲーム。
一方今回は押されっぱなしのまま1回きりの決定機を沈めて後は守りきって勝ち点3。
これだからサッカーは分からないし、面白いんですよね。


特に前半!いい所全く見当たらなかった・・・。
ゴールに近づいたのはロナウジーニョが蹴ったフリーキックくらいですね(それも枠には飛ばず)。
結局は決勝点を挙げることになるカカも強引なドリブル突破をファールなしで止められ続けるばかり。

一方のアタランタはボールをよく繋ぎ、クロスを積極的に上げミランのペナルティエリアを常に危険にさらしていました。
本当にミランはペナルティエリア内でなんとか踏ん張っただけ・・・。ズルズルと下がってまさに「押し込まれている」状況でした。

局面を打開しようと奮闘するカカとロナウジーニョのドリブルは前述のように通用せず。
この試合のFWはボリエッロだったのでロングボールからアタランタディフェンスを揺さぶることが出来れば良かったんですが、あいにくピルロは負傷中。さらにはセードルフもベンチ外という状況なので1発で狙うのはなかなか厳しい感じでした。この日の中盤はガットゥーゾ、エメルソン(フラミニ前半負傷交代)、アンブロジーニでしたからね・・・。


結局いいことなしで終わった前半でしたが、ハーフタイムでの選手交代もなし。
案の定、流れは後半もあまり変わりませんでした。

ようやくアンチェロッティが動いたのは70分。
足を痛めた様子だったロナウジーニョに代えてパトを投入して打開を図ります。

それでもなかなかアタランタの組織を突破できない。
攻撃のスピードが上がっていかず、押し込まれているのにカウンターを仕掛ける前にディフェンスの枚数が揃ってしまうんです。
ピルロの不在を痛感しました。

しかしカリアリ戦に続いて0-0で良しかぁと思わせる展開に突然のドラマが!
80分、業を煮やしたマルディーニが攻め上がりパトにクロス。パトはヘッドで左サイドにいるボリエッロにうまく落とします。そのボリエッロは冷静に中央のディフェンスの間のスペースにボールを置き、走りこんだカカが勢いそのままにキーパーと一対一の状況を作り出しシュート!うまく右のネットにボールを沈めました。

まさにワンチャンス!公式サイトによれば突然の稲妻!!
パト投入効果といった所なんでしょうか、ボリエッロは「パトがいると攻撃が立体的になる。」と言っていましたね。

大いに苦しみましたが、得点シーンは前線が連動し綺麗な流れで決まったのが良かったです。


いや~、本当にサッカーは分からない!


アタランタ 0-1 ミラン
80’ カカ

ミラン出場選手
4-3-2-1
GK:アッビアーティ
DF:ザンブロッタ、ボネーラ、マルディーニ、ヤンクロフスキ
MF:ガットゥーゾ(90'→アントニーニ)、フラミニ(30'→エメルソン)、アンブロジーニ
OMF:ロナウジーニョ(69'→パト)、カカ
FW:ボリエッロ

主審:ステファノ・ファリーナ


これでセリエAはなんと4試合連続シャットアウトゲーム!
間もなくシエナ戦ですが、毎回マッカローネには苦労するんですよね~。無失点試合を続けられることを願います。まあ勝てばいいですけど(笑)

posted by 三四郎 |22:51 | 試合-Serie A | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年10月24日

グループリーグ開幕!(-ヘーレンフェーン/UEFA杯GL第1節)

UEFAカップグループステージ第1節はオランダのヘーレンフェーンとの対戦!
このところ無敗のいい流れを日曜のアタランタ戦につなぐためにも、気を抜かずにキッチリ勝利を収めることが求められます。



ミラン先発メンバー
4-3-1-2
GK:ジーダ
DF:アントニーニ、ボネーラ、ファヴァッリ、ザンブロッタ
MF:ガットゥーゾ、エメルソン、フラミニ
OMF:カカ
FW:シェフチェンコ、インザーギ

・UEFAカップでは毎度お馴染みとなったジーダが先発
・キャプテンはガットゥーゾ



以下ざっと、試合のトピックスです。


3分、早速得たFKのキッカーはシェフチェンコ。強烈なシュートを放つもGKがコーナーへ逃れる。コーナーから混戦となるものの得点ならず。

11分、ヘーレンフェーンのカウンターから初のピンチ。ボネーラに当たってしまったボールが抜けて、ジーダと1対1の場面を作られるもののファヴァッリが間に合いシュートをブロック。

16分、コーナーキックのこぼれからシュートを打たれるもジーダがパンチングで守る。

☆19分、カカのドリブルから得たコーナーキックのチャンス。ショートコーナーからカカが中央にクロス→インザーギと相手ディフェンスがもつれて倒れた所にうまくボールが当たり、そのまま枠にすいこまれミランが先制!

☆23分、再びカカのドリブルから。左サイドで相手を抜き落ち着いてスペースにパスした所にガットゥーゾが走りこみ、右足で滑り込むようにシュートを流しこんであっさり2点目!

26分、ミラン。インザーギのボールカットからカカがシュートを放つも相手に当たる。

27分、エメルソンのスルーパスを受けたシェフチェンコはややオフサイド。

28分、ザンブロッタのクロスはインザーギわずかにシュート出来ず。

32分、ヘーレンフェーン。FWにくさびが入りエリュヌシに初めていい形でシュートを打たれる。しかしボールは枠の外。

33分、その直後も相手のクロスがフリーの選手に渡ってしまうがシュートは運良く空振り。ファヴァッリ2回ともややミスか。

46分、ガットゥーゾのボールカットから立て続けにミランのチャンス。しかし最初はインザーギのヒールパスがわずかに弱くカカに渡らず、2回目はガットゥーゾが決めたシュートに似た状態で今度はフラミニがゴールを狙うものの相手ディフェンスの体を張った守りに阻まれてしまった。


ここで前半終了。

ヘーレンフェーンはパスをつなごうとするもミランのトリプルボランチの網を抜けるのにかなり苦労している様子。
たまに狙うロングボールは脅威とはならず。

ミランはアントニーニとザンブロッタがきっちりと両サイドを守り、中盤のボールカットとカカのドリブルを生かした攻撃で2点を先制し狙い通りの展開。


後半。

最初のチャンスはシェフチェンコ。うまくディフェンスを突破し左足でシュートを打つも枠の外。

50分、ヘーレンフェーン。10番プラニッチが強烈なミドルシュートを放ったがジーダがセーブ。

53分、35番の長身FWシボンに初めてクロスが入る。しかし力ないヘディングはジーダの正面。

60分、ヘーレンフェーン選手交代。2枚代え。

65分、ヘーレンフェーン。エンリケにシュートを打たれたがアントニーニが体を寄せておりボールは枠の外へ。

66分、ミラン。ガットゥーゾの浮き球のパスをインザーギが落とし、アントニーニがシュートを放つも枠のわずかに右。

68、シェフチェンコが競り合ってコーナーを獲得したように思えたが、不可解なファールの判定。

☆69分、ガットゥーゾの狙い済ましたスルーパスを上手く受けたインザーギが冷静にキーパーをかわすシュートを決めて3点リード!ピッポ2試合連続ゴール。

71分、ミラン選手交代。インザーギ→ロナウジーニョ。シェフチェンコ→パト。

78分、カカ→ヤンクロフスキ。

79分、相手選手のクロスを頭でクリアしたボネーラのボールがカルーに渡り、エメルソンがかわされてシュートを打たれるもジーダがナイスセーブ!

82分、ロナウジーニョのパスを受けたパトがキーパーと1対1の決定的なチャンスを決めきれない。

☆85分、ファヴァッリがエリア内で相手のユニフォームをつかみPKを与えてしまう。これをプラニッチがループシュートで真ん中に決めて、ミランレッジーナ戦以来の久々の失点。

88分、ヘーレンフェーンFK。サインプレーだったが集中を切らさず守りきる。

93分、フラミニのスルーパスを完全に抜け出したヤンクロフスキがパトに横パスを送ろうとするものの相手選手にブロックされる。

ここで試合終了!



ヘーレンフェーン 1-3 ミラン
19’ ヨン・ア・ビン(OG)
23’ ガットゥーゾ
69’ インザーギ
86’ プラニッチ(P)

ミラン選手交代
71’ インザーギ→ロナウジーニョ
71’ シェフチェンコ→パト
78’ カカ→ヤンクロフスキ



前半の早い段階で2点をリードすることが出来たので、落ち着いた試合運びで余裕の展開に持ち込めていたと思います。
後半のヘーレンフェーンは前半に比べてよりシンプルにクロスを入れてきたので少し苦しみましたが、しっかりと3点目を奪って試合を決めることが出来ました。
PKで失点してしまったのは残念ですけど・・・。

この試合先発のどの選手もいい動きだったんですが、一番目立っていたのはエメルソンではないでしょうか。コンディションが上がってきているのがよく分かります。簡単に倒れることは決してないし、よくパスを散らしていました。各ポジションでいい競争が生まれていますね。

ボネーラもセンターバックなのによく動いてファヴァッリをうまくサポートしていたし、シェフチェンコはやや消える時間も多かったですが両サイドを精力的に走っていました。ザンブロッタやカカはさすがです。相手の右サイドバックは大忙し。ガットゥーゾとフラミニも攻守にわたり目立っていたと思います。


さて、次はもう2週間後です。サンシーロに今朝ポーツマスを破ったブラガを迎えます。
以下UEFAカップの今後のスケジュールですのでご確認ください。

今度は正しいはずです…!!


UEFAカップ グループEミラン日程表(日にちは現地時間)

<第1節>10月23日
ヘーレンフェーン 1-3 ミラン

<第2節>11月6日
ミラン対ブラガ

<第3節>11月27日
ポーツマス対ミラン

<第4節>12月3、4日
ミラン試合なし

<第5節>12月17日
ミラン対ボルフスブルク



さて、最後に話題のベッカムについて少し。
決定報を待ちたいとは思いますが、今度は来そうな感じですね。完全移籍というのは難しそうですけど。
正直2年前だったらなぁという思いは強いですが、チームにフィットしないということはないと思います。以前アンチェロッティは雑誌のコラムで、「ベッカムはサイドではなくセンターで使うべきだ。」と言っていましたが、実際にピルロの役割をさせるのかが注目。

ピルロ、ロナウジーニョ、ベッカム・・・。ミランにFKは絶対に与えられませんね・・・。

posted by 三四郎 |06:35 | 試合-その他 | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年10月20日

流れって変わるもんです (-サンプドリア/第7節)

ダービーでないにも関わらず、昨日のサンシーロは観衆6万5千人と大入り!バックパスにブーイングなんてかなり珍しいんじゃないでしょうか。

2週間前のカリアリでの引き分けによって公式戦の連勝は5でストップしてしまったわけですが、ティフォージのテンションは変わらず上昇中↑です。


ミラン先発メンバー
4-3-1-2
GK:アッビアーティ
DF:アントニーニ、ボネーラ、マルディーニ、ヤンクロフスキ
MF:アンブロジーニ、フラミニ、セードルフ
OMF:ロナウジーニョ
FW:ボリエッロ、パト

・ネスタがベンチに復帰
・ザンブロッタはイエロー累積で出場停止
・ガットゥーゾとカラーゼが離脱中
・カカは代表戦の影響でベンチからのスタート


主審:アントニオ・ダマート


今回の中盤の構成はフラミニが底に位置し、右アンブロジーニ・左セードルフというおそらく初めての形。アントニーニとヤンクロフスキのサイドバックのバランスからいっても当然左サイドからの攻撃が増えていきます。

しかしFWにボールが収まらない!
パトがなんとか突破を試みたりファウルをもらおうとするものの、中盤以下をガッチリ固めるサンプドリアのディフェンスに苦戦。この日トップ下に入ったロナウジーニョも分厚い中盤にすぐに取り囲まれほとんど輝けませんでした。

昨シーズンもサンシーロで敗れた相手。やはり一筋縄ではいきません。


サンプドリアの先発メンバーはこちら
3-5-1-1
GK:カステラッツィ
DF:ルッキーニ、ガスタルデッロ、ボッティネッリ
MF:パダリーノ、サンマルコ、フランチェスキーニ、ツィーグラー、ピエリ
FW:デルヴェッキオ、カッサーノ

やっぱりカッサーノ巧いですね~。
解説の関塚さんも言ってましたが、ヤンクロフスキの裏を狙ってマルディーニとのスピード勝負をとにかく狙ってきたマッツァーリ監督。たとえサンプのカウンターを止めたとしてもカッサーノのキープ力とパスセンスが局面を打開してくるので、ミランは本当に苦労しました。

チームの核であるパロンボが不在だったこともあってか存在感が際立っていましたね。


最初の15分はアウェーのサンプドリアが押し続けるという本来との逆の形で試合がスタートし嫌な雰囲気・・・。

そこをなんとかしのいだミランがリズムを掴みだしたのはようやく30分を過ぎたあたりから。セードルフ、ヤンクロフスキ、ロナウジーニョが絡んだ攻撃でペナルティエリアに近づくもののサンプの守備が分厚い分厚い。

不安を残したままスコアレスでの折り返しとなりました。


ハーフタイム、珍しく素早く動いたアンチェロッティ。
マッツァーリの手の内を探ること無くパトに代えてカカを投入しました(もともと決まっていた?)。


時差ボケと言われていたカカ。コンディションが万全でない者を出して果たして吉と出るか凶と出るか・・・。

なんて思っていたら、開始30秒で決定的なヘッドを放ってあっさり「大吉」を証明!
その後も持ち前の縦への推進力でグイグイとチームを引っ張る姿は、
「やっぱりミランはカカーだ。」と再認識させるのに十分でした。

早くも相手に疲れが見え始めたのか完全に前半と流れが変わった試合は、54分に決定的に。

セードルフのドリブルからのボールをヤンクロが蹴ったところをPA内でルッキーニが思わずハンド!ルッキーニにこの日2枚目のイエローカードが出されたことで、PK&退場というダブルパンチがサンプを襲います。

「カカー、頼むぞ!」と誰もが思ったところでしょうが、ボールをセットしたのはなんとロナウジーニョ!
これは・序列が変わったのか、・コンディションを考慮してか、・カカの優しさかは分かりませんが、とにかく「絶対に外すんじゃないぞ・・・」という空気がサンシーロを渦巻いていましたね(笑)

しかしジーニョは難なく絶妙なコースに蹴りこんで今季2点目&再び貴重な先制点!日に日にチームに溶け込んで来ています。

それから11人対10人になったことは本当に大きかった。毎度スペースの無さに苦しむミランも相手が少ないとなると話は別。
カカの突破力とロナウジーニョのテクニックで10分後あっさり追加点を決めて、試合を決めました。2人のコンビネーションはまさにサンバ・ミランでしたね!

これでサンプドリアは完全に意気消沈。
結局はカッサーノも下げて試合を捨てたような印象でした。

ミランはセードルフに代えてエメルソンを投入して来週のUEFAカップに備えるとともに、最後のカードとしてボリエッロに代えてインザーギを投入。

ネスタの復帰戦はまた1つお預けとなった訳ですが、そこはさすがにスーペル・ピッポ!しっかりとオフサイドラインを抜け出して今季初得点を挙げると共に、終了間際の試合に花を添えました。


昨日のゲームは両者拮抗した展開がカカの投入によってバランスが傾き、退場により決定的となった試合だったのではないでしょうか。

結果は3-0だったものの、それ以上に苦戦しました。貴重な勝利です。


ミラン 3-0 サンプドリア
55'  ロナウジーニョ
66'  ロナウジーニョ
90'  インザーギ

ミラン選手交代
46'  パト→カカ
74'  セードルフ→エメルソン
79'  ボリエッロ→インザーギ

退場:54' ルッキーニ(S)



2週間も試合が空いたのにカカを使えないということで試合前は代表戦を恨んでましたけど(笑)、結果オーライ。SUPER KAKAは健在でした。

UEFAカップでは先発していたものセリエAではなかなか出番のなかったアントニーニも、大きなミスなく後半はより伸び伸びとプレーしていたのも好印象ですね。

今回シェフチェンコの出番はなかったですし、ネスタも結局投入しませんでした。ザンブロッタは出場停止がとけ、センデロスもようやくデビューを果たせそう。

戦力が充実する反面チームマネジメントの難しさが現れてきますが、
週2試合が増えていくこれから。全ての選手の力が必要になってくるはずです。頑張れ控え選手達!



・・・ローマがオリンピコで4失点負けというのは驚きました。
ラツィオもつまづきユーヴェも出遅れと、インテルが軸になっていくのは間違いなさそうですね。食らい付いて行ってほしいし、出来ると思います。

それからシチリアダービーで何も起きなくて良かった!

posted by 三四郎 |15:21 | 試合-Serie A | コメント(21) | トラックバック(0)
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2008年10月06日

勝ち点のプレゼント (-カリアリ/第6節)

恐れていたことが現実になってしまった・・・。
ミランの今シーズン初引き分けは、カリアリにシーズン初勝ち点をプレゼントした形。でも試合内容からいえば、むしろプレゼントされたのはミランの方だったと言うべきでしょうね。


ミラン先発メンバー
4-3-2-1
GK:アッビアーティ
DF:ザンブロッタ、ボネーラ、マルディーニ、ヤンクロフスキ
MF:ガットゥーゾ、セードルフ、アンブロジーニ
OMF:カカ、ロナウジーニョ
FW:パト

・インテル戦に続きセードルフが中盤の底
・インザーギ復帰も前線はブラジリアン・トライアングル

主審:ロベルト・ロゼッティ


夜のサンテリアって結構珍しいんじゃないでしょうか。
開幕5連敗を喫しているにも関わらず、スタジアムの観客は普段より多くテンションが高めでした。

こういう時のアウェーチームは最初我慢することが大事。昨シーズンもここでは開始4分にアックアフレスカに先制され苦しいゲームでした(後半に逆転)。

クロスがヤンクロに当たってあわやオウンゴールといった場面や、コーナーキックから何度か危ないシーンを迎えるミラン。特に20分にはザンブロッタが抜かれヤンクロフスキの足が止り、ラリベイに完全に突破されるピンチも。クロスボールの出所を厳しくいかないのでゴール前の際どい競り合いが多くて見ていてハラハラしましたね。

しかし我慢が大事と言えども、目を覚ますタイミングも必要なのは当然です。それなのに攻撃はと言えば、カカとロナウジーニョがかなり早いスピードのパス交換を見せるもののフィニッシュにことごとく結びつかず。

唯一のビッグチャンスは31分にカカが2人のディフェンスを突破して、アンブロジーニが左足でシュートを打った場面くらい。

カカのプレーからしか得点の可能性を感じさせないまま前半は終了。


後半ミランは選手交替はしないもののガットゥーゾとセードルフがポジションチェンジを見せるようになります。そこで攻撃が活性化しカリアリを圧倒!という展開を期待するもカリアリの勢いは止まらず。

ジェダのラストパスからフィーニ、ガットゥーゾに当たったボールが完全にフリーのアゴスティーノ・・・。いつ点を決められてもおかしくない場面ばかりが続いて一向に良い所を見せられないミラン。

それでもアンチェロッティが手を打ったのはようやく73分になってからでした。ロナウジーニョとパトに代えてシェフチェンコとインザーギを投入。パトはサイドに流れるプレーが多くて、ゴール前が不在ということが多かったので良い交替でしょう。

にもかかわらず刻々と無くなっていく時間に焦るミランの選手の思いとは裏腹に、チャンスを作り続けるカリアリ。

特に終了間際のコンティには完全にフリーでヘディングを放たれていて、負けても本当におかしくない展開でした。

結局追加タイムの3分もセードルフが時間をつぶしてしまい、何も起こらないままタイムアップの笛がなって公式戦の連勝は5でストップ。勝てると思う試合の難しさをまざまざと思い知らされることとなってしまいました。


カリアリ 0-0 ミラン

ミラン選手交替
73' ロナウジーニョ→シェフチェンコ
73' パト→インザーギ
80' ガットゥーゾ→フラミニ


これまでチームの調子も良かったし、勝つことは出来るだろうと思ったらこの結果。前半が終わってもまあ1点は入るだろうなんて考えてたけど、うまくいかないもんです。

少々ロングボールが多いのでは?
ボリエッロがいない時はロングボールはあまり使わないと言っていたような気がするんだけど・・・。ちょっとパトは苦しかったですね。

結局カカがサイドをえぐってマイナスのクロスを送る、というのが最大の武器であることには今年も変わりないようです。
右サイドからももっとそういうプレーが出てくればチャンスも増えるんですが、セードルフがドリブルを仕掛けた際にボールを失うことが多くてザンブロッタもリズムを落としていましたね(ザンブロ次節出場停止)。
ボネーラのビルドアップの雑さも怖かったし・・・。

残念ながらリーグ戦はこれから2週間の中断!この試合を勝っていい雰囲気で代表ウィークを迎えたかった。

次はカリアリ同様現在結果が出ていないサンプドリアとの戦いですけど、かなり改善された別のチームになると思っておいたほうがいいでしょうね。ただでさえ去年不覚をとった相手ですし(前半2失点)、その後は昨年ダブルを食らったアタランタです。

とにかく今朝のカリアリ戦の結果は、「試合前だったら取りこぼし、後から思えばラッキーな勝ち点1」。
相手の度重なるミスに助けられました。

優勝のことを考えるのはもう少し先になりそうです。

posted by 三四郎 |06:04 | 試合-Serie A | コメント(11) | トラックバック(0)
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2008年10月04日

ごめんなさい (UEFAカップのドローについて)

UEFAカップドローについて先日も記述しましたが、僕の勉強不足によりどうやら重大な間違いを記載してしまいました。

80チームが8つのグループに分かれた抽選が以前に行われましたが、どうやらそれはリセットされるようで・・・。

UEFAのサイトを見たら新たなポットリストが載っているではありませんか!!


嘘を言ってスイマセン! 完全に勘違いしてました。


あの8つのグループ分けはいったいなんだったのか・・・。(便宜上表記が8つに分かれただけでそもそもグループに分かれていなかったのかも)


「どういう間違いしてたんだ?」という方は、前回の記事の最後の方を見て、得意げに間違っている姿を「ぷぷぷ」と笑ってくださいな(笑)

めげずに精進いたします!


というわけで、火曜日の19時から行われる抽選会では40チームが8つの「新しい」グループに振り分けられます。

ホーム2試合、アウェー2試合の計4試合で争うのは間違いないようです(10/23~12/18)。同一国のチームは一緒になることはありません。


どうぞ再度ご確認ください。よろしくお願いします。


ポット1
・ミラン(ITA)
・セビージャ(ESP)
・バレンシア(ESP)
・ベンフィカ(POR)
・シャルケ(GER)
・CSKAモスクワ(RUS)
・トッテナム(ENG)
・ハンブルガー(GER)

ポット2
・シュトゥットガルト(GER)
・アヤックス(NED)
・オリンピアコス(GRE)
・デポルティーボ(ESP)
・ブルージュ(BEL)
・スパルタク・モスクワ(RUS)
・パリ・サンジェルマン(FRA)
・ヘーレンフェーン(NED)

ポット3
・ローゼンボリ(NOR)
・ウディネーゼ(ITA)
・フェイエノールト(NED)
・ブラガ(POR)
・スラヴィア・プラハ(CZE)
・マンチェスター・シティ(ENG)
・ガラタサライ(TUR)
・サンプドリア(ITA)

ポット4
・ヘルタ・ベルリン(GER)
・パルチザン(SRB)
・ナンシー(FRA)
・ポーツマス(ENG)
・アストン・ヴィラ(ENG)
・ラシン・サンタンデール(ESP)
・コペンハーゲン(DEN)
・ディナモ・ザグレブ(CRO)

ポット5
・サンテティエンヌ(GER)
・ヴォルフスブルグ(GER)
・スタンダール・リエージュ(BEL)
・トゥエンテ(NED)
・ナイメーヘン(NED)
・メタリスト(UKR)
・レフ・ボズナニ(POL)
・ジリナ(SLO)


UEFAカップ恐るべし・・・。

posted by 三四郎 |07:17 | 一般 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年10月03日

ついにゴールが生まれた (-チューリッヒ/UEFA杯1回戦)

UEFAカップは日本時間では金曜の朝になることが多くてなんだか慣れませんね。その関係でセリエAも日曜のナイトゲームに組み込まれるという(僕らにとって)ハードな日程・・・。

今日あったチューリッヒとの対戦はUEFAカップの「1回戦」という位置づけです。2戦合計で勝利を収めたチームが晴れてすでに抽選済みの「グループリーグ」へと進出します。


それではまずは前回の対戦のおさらいから。

~ミラン対チューリッヒ UEFAカップ1回戦ファーストレグ~
セリエA開幕2連敗を受けてまさに正念場だったサンシーロでのチューリッヒ戦。アンチェロッティはロナウジーニョをスタメンから外し、カカ、パト、シェフチェンコのトリデンテを前線に起用した。

結果から言えば3-1の勝利を挙げてグループリーグ進出に向けて大きく前進することとなったが、チューリッヒは楽な相手ではなかった。ミランの先制点が生まれる直前には一度ゴールネットを揺らしている(ごくわずかオフサイド)。

この日ミランの選手の中でもとりわけ評価を上げ復調を印象付けたのはシェフチェンコだろう。自らポストを叩くシュートを放ち、ボリエッロのシーズン初ゴールをアシストするなど存在感を示した。

しかし何よりチームにとって大きかったのはパトとボリエッロが共に得点を挙げたことである。前者はFKから豪快に右足を一閃し、後者は一度タイミングをずらしてからゴールの隅を左足で狙う技ありシュート。この2人が活躍をアピールしたことによって、その後のラツィオ戦・レッジーナ戦と連勝を続けていくチームの前線のベースが出来たことが、このチューリッヒ戦最大の収穫だった。


ミラン 3-1 チューリッヒ
45' ヤンクロフスキ
56' パト
74' ボリエッロ
78' ドュリッチ(Z)

ミラン出場選手
GK:ジーダ
DF:アントニーニ、ボネーラ、カラーゼ、ヤンクロフスキ
MF:アンブロジーニ(68'→エメルソン)、フラミニ、セードルフ
OMF:カカ
FW:パト(66'→ボリエッロ)、シェフチェンコ(76'→ロナウジーニョ)



・・・という訳で次は今朝あったセカンドレグを。
ミランが敗退する条件は「3点差以上もしくは0-2での負け、または1-3敗戦でのPK戦負け」とかなり優位な状況です。


先発メンバーはこちら
GK:ジーダ
DF:ザンブロッタ、ボネーラ、カラーゼ、アントニーニ
MF:フラミニ、エメルソン、アンブロジーニ
OMF:セードルフ、ロナウジーニョ
FW:シェフチェンコ

・キーパーは再びジーダ
・アントニーニが左サイドバック
・中盤の底にはセードルフではなくエメルソンを起用


2点をリードしている状況でこのアウェーゲームを向かえた訳なので、守備に重点を置いてカウンターを狙っていくのかな、というのが個人的な戦前の予想。

しかしフタを開けてみれば試合を支配して積極的に攻撃を仕掛けていたのはミランでした。満員の観客の前でチューリッヒの選手達がはじめから意気消沈しているとも思えず、ミランのチーム状況がこの2週間でかなり改善されているということが分かります。

特に前半は左サイドのロナウジーニョを中心に何度も決定機を作るミランに対し、チューリッヒは沈黙。ミドルシュートを打つばかりでジーダを脅かすまでには至りませんでした。

前半のミランは主に左サイドから決定機を量産します。
特に45分のロナウジーニョのヒールパスの裏に抜け出したアントニーニがマイナスのクロスを送り、セードルフのシュートが枠をかすめたシーン。
そのわずか1分後の今度はセードルフが同じようにヒールパスを送って今度はロナウジーニョが抜け出しクロスを送ったシーン(完全に崩しゴール前のシェフチェンコとアンブロジーニは触るだけだったもののディフェンスの執念のクリアに阻まれる)は最も得点に近づいたシーンでした。

ただし良いことばかりとはいかず、前半30分にボールを奪おうと足を伸ばしたカラーゼが膝を痛めたのがバッドニュース。ボネーラは前回のチューリッヒ戦同様センターバックとしてかなり良いパフォーマンスを見せていましたが、ネスタとセンデロスの復帰が望まれるところです。

そして後半。前半30分にカラーゼに代わりマルディーニが入った他は、ハーフタイムでも交代なし。

前半は左サイドからの攻めが多かったせいか、後半は右サイドから意識的に崩しを狙っていたような気がします。それでも主導権は明け渡さず、真ん中一辺倒のチューリッヒを押さえ込みながら得点を狙うミラン。

61分にはアンブロジーニを下げカカを投入する積極采配で、遂に待望の瞬間を引き寄せます。

70分。ボールを持っていたザンブロッタがロナウジーニョへパスを送り、そのロナウジーニョはディフェンスの注意を引き付けながらラインを破る浮き球のスルーパスを左へ。シェフチェンコはオフサイドラインを絶妙なタイミングで抜け出してキーパーと1対1になり、左足でキーパーの脇の下を転がすシュートで移籍後初得点!アンチェロッティも両手を上げてガッツポーズ!

残りの10分~20分はチューリッヒが猛反撃。選手交代を繰り返し、サイドからの攻めも見られるようになりました。ミランもカウンターから何度か決定機があったもののオフサイドを取られるなど決めきれず。

しかしそれでも落ち着いて試合をコントロールしたミランはアウェーゲームながらしっかりと相手を無得点に抑え、なんと公式戦5連勝!2週間前を思うとちょっと信じられません。


チューリッヒ 0-1 ミラン
70’ シェフチェンコ

ミラン選手交代
30’ カラーゼ→マルディーニ
61’ アンブロジーニ→カカ
76’ セードルフ→ガットゥーゾ


というわけで1回戦を無事突破したミランはグループリーグへの進出が決定!

ミランが入るグループAのその他のチームの結果を含め確認しておきます。

グループA 2戦合計スコア
ミラン (イタリア) 4-1 チューリッヒ(スイス)
ティミショアラ(ルーマニア) 1-3 パルチザン (セルビア)
ヘルタ・ベルリン (ドイツ) 2-0 セント・パトリックス(アイルランド)
バニーク(チェコ) 1-2 スパルタク・モスクワ (ロシア)
メタリスト (ウクライナ) 4-1 ベジクタシュ(トルコ)


10月7日に抽選会が行われ、そこで対決順と場所が決まります。UEFAカップのグループステージは、ホームとアウェー2試合ずつの計4試合で決着がつく方式。その結果上位3チームが決勝トーナメントに勝ち上がり、決勝のイスタンブールの地を目指します。

それにしても寒いところのチームが多いなぁ・・・。

posted by 三四郎 |06:08 | 試合-その他 | コメント(4) | トラックバック(0)
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