2008年05月28日

混沌のゴールキーパー問題

<追記>
アッビアーティがパレルモ移籍を拒否したことで、ミランのGKの問題は再びのこう着状態。ガリアーニのコメントからも、来季のGKは「アッビアーティ、ジーダ、カラチ(名前順)」の3人というのがおおよその流れとなりそうです。
ロリスは現在リヨンと交渉を開始しており、そのままリヨンへ行くことになります。


ジーダの問題は予想通り(個人的には予想以上に)解決するのが難しいようです。おそらくミランとしては契約を解消するか、もしくはレンタルという形で放出したいと考えているのでしょう。しかし実現にはジーダが大幅な減俸を受け入れなければなりません。ジーダ自身もせっかく勝ち取った契約をみすみす破棄する気持ちも、またカラチの後塵を拝する気持ちも毛頭ないということでしょう。

ガリアーニは先週木曜日の会見で、「現時点ではジーダ、カラッチ、ストラーリ、アッビアーティ、コッポラという5人のGKがいる。ロリスの名前が挙がっているようだが、誰かを譲渡しない限りは新たに獲得をするつもりはない。」と明言。フィオーリとオッフレディの名前は挙がりませんでしたが、いずれにせよ人数が多いと考えているようです。
しかしシーズン終了まではガリアーニ自身、「我々の下には5、6人のキーパーがいるのだから新たに選手を獲得する必要はない。」と言い、「アッビアーティ復帰の可能性は高い。」とも発言していました。それに比べると木曜のコメントは、「誰かを譲渡すれば、新しいゴールキーパーがやってくる。」と言っているように聞こえます。

実際先週の段階で、ミランがニースのウーゴ・ロリスと4年契約で合意し、後は移籍金を詰めるだけと言った報道がフランスのメディア(レキップ)から発信され、獲得は秒読みといった段階まで行きました。
アッビアーティの代理人の、「ミランがロリスと交渉していることは知っている。」と言うコメントも事実を裏づけているように思います。

ミランとしてはロリスの獲得にある程度の目処をつけたところで、じっくりと余剰人員の処遇の道筋をつけようと考えていたのかも知れません。週末にはガリアーニはバルセロナに飛び、ラポルタとザンブロッタらについての交渉を行ったのでした。

これはミランの余裕なのか油断なのか、はたまた交渉は決裂していたのか。
月曜日にリヨンのオラス会長が、退団を決意したクーペの代わりに「ロリスを24時間以内に獲得する。」と発言しましたね。それまでロリス本人もミラン、トッテナム、リヨンからのコンタクトがあることを明かし、その全てにまんざらでもない様子だったことから、ミランのゴールキーパー問題は振り出しに戻ったかと思われました。

しかし現時点でリヨン入りが決定したという公式のアナウンスは、未だなされていません。(ごく近い将来、もしかしたらこれを書いてる時点で動きがあるかも知れないんですが…)

一方ミラン側にも動きが。復帰が濃厚と思われたアッビアーティが、350万ユーロでパレルモへ完全移籍するという噂が浮上。事実なら、危機感を感じたミランが急いで行動を起こしたと言えると思います(24日の時点で会合の準備があったようですが)。
パレルモとの交渉がスムーズに行くのかは分からない所ですけど。

そしてミランは木曜日にニースに向かい契約締結を目指すと言われています。それまでにロリスが他のクラブとサインを交わさないことを祈りつつ。

ここでまとまらなかったら、ジーダ&カラチ体制が来季も続くことになったとしても決して驚きませんね。コッポラもストラーリも現在のファーストゴールキーパーの位置に満足しているようです。

posted by 三四郎 |04:35 | 移籍 | コメント(15) | トラックバック(0)
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2008年05月20日

リーノは契約を遵守

目標達成に失敗し、7,8人の新戦力を連れてくる!と意気込むガリアーニですが、シーズン終了後に課された最初の任務はガットゥーゾ問題の解決。他のなによりも優先し、ガットゥーゾとの会談が昨晩行われました。

結構ドキドキしながら公式発表を待ってたんですが、今朝方出た答えは「残留」という嬉しいもの!
バイエルンと個人間での合意はすでに出来ているなどと報道されていたので心配しました…。しかし結局代理人が宣言した「ガットゥーゾは契約を尊重する。」という言葉が真実でしたね。


<記者会見のコメント抜粋>

ジェンナーロ・ガットゥーゾ
「僕は出て行かない。すべての疑問を払拭したからだ。この数日は色々な話がなされたけど、僕が決してお金の話はしていないということをハッキリさせておきたい。僕はミランでキャリアを終える。間違いなく、僕は2011年まで残るよ。出て行かないということは重要なことになる。今の時点でそうしなかったということは、もちろんその後もしないということだからね。2011年になったら、どうすべきかを見ていこう。
確かに今朝はこのミランオフィスに1時間いて、今夜も2時間いた。それは事実だ。でも今朝はほとんどの時間をアドリアーノ・ガッリアーニ副会長と話すより、職員への挨拶に費やしたのも事実なんだよ。9年間を経て、このクラブの一員を務めているすべての人に敬意を払うのが正しいことだからね。
ここに残ることは誇りだよ。ここの周りを見渡せば、勝ち取ったトロフィーがどれだけかわかるだろう(ミランオフィスのトロフィー室での会見だった)。それにミランは世界で最もタイトルを獲得したクラブなんだしね。間違いなく、世界で最も重要なクラブの一つだ。」

アドリアーノ・ガリアーニ
「私は心に訴えかけたんだ。いずれにしても、それがミランを際立たせているものだからね。カルロ・アンチェロッティ監督にも来てもらいたかった。彼もいるところで問題について話すのが正しいことだったからだ。」



移籍報道がほとんど断定的だったので半ば覚悟していた反面、ガットゥーゾの心を信じていた人は多いと思います。チームが困難に陥ったときに、移籍してしまうような選手ではないと。これでここ数週間のファン、クラブ、さらには選手達の大きな心配事が一つ解消です。

今思い起こせば、あの「チャオ」はGoodbyeではなく、Helloだったということですね。
めでたしめでたし!


・・・しかしまだ処遇がハッキリしない選手の多いこと多いこと。
ジーダ(契約を解消し、ブラジル移籍?)、フィオーリ(引退?)、マルディーニ(そろそろ延長の方向でハッキリするはず)、ファヴァッリ、シミッチ、ブロッキ、エメルソン、グルキュフ(レンタル移籍?新規加入にフランス人がいるなら残るのもいいと思ってますが)、ジラルディーノ、ロナウド(回復後ブラジルでプレー?)、パロスキ。
これからも毎日のように会談が続くものと考えられます。

posted by 三四郎 |09:35 | 移籍 | コメント(12) | トラックバック(0)
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2008年05月19日

サイクルは終わった。ミランは終わらない。 (38' Giornata /-Udinese)

前半、最悪でしたね~。

ミランのディフェンスはウディネーゼのアタッカー陣のスピードについていけませんでした。

ボネーラはファウルで止めるのが精一杯で時折雑なプレーを見せ(退場するんじゃないか本当に心配だった)、カラーゼも毎試合1,2回は気の抜けたミスをしてしまうし…。ファヴァッリは軽い対応を2回繰り返してメストの先制点を生み出し、オッドは正直全く存在感無し。

ファヴァッリはまだ攻撃面では前線と絡んで積極的でしたけど、オッドは出てきて欲しい場面で上がってこないことが目に付きました。上げるクロスは左足ばっかりだし…。良いときはサイドで1人抜いて右足でちゃんと蹴るんですけどね…。

ピルロが苦し紛れに局面を打開するスルーパスを狙ってもことごとく不発で、カカは決定的な場面で決められずかなり苛ついている様子。カカが焦っている時はミランは勝てないですよね。

前半はセードルフだけが落ち着いて、ミランを支えていたと思います。


後半開始時には予想通りアンチェロッティが2枚代え。
前半の内にでも投入してくれと思ったパトをブロッキと。そしてラストゲームの記念出場という訳ではなく、単純に戦力として期待したいカフーの投入。

流れは変わりましたね。
前線にパトもいることで、インザーギにピンポイントで合わなくてもフォローが利く。またパトが単独で仕掛けられるので、カウンターの場面でカカがディフェンスを抜かなくてもパトにパスするという選択肢が増える。カカがチャンスメークとインザーギのフォローの二役をしなければならなかった前半に比べて、格段に攻撃が良くなりました。
得点シーンはピルロの浮き球のスルーパスから、カカがゴール前に折り返すという得意の形。インザーギは押し込むことが出来ませんでしたが、パトが走りこんでいました。それでこそ!

2点目はインザーギのミラン通算100得点目!ゴール前にミランの選手が5人位いましたが、よく繋いで気持ちが伝わってくるゴールでした。

その後FKの場面でインザーギがサパタに倒されてリゴーレ獲得。外す予感が大いにしたカカは、やっぱり外しましたね(苦笑)右隅を狙ったキックはハンダノビッチが完全に読んで跳ね返し。こぼれ球をそのままピッポが強烈なシュートを放つもバー直撃!カカは4度あったビッグチャンスを全て外してしまいました。カカがチームメイトに救われることもあるのです。

その後はチームに劇的な変化をもたらしたパトの、代表デビュー戦ゴールのような軌道を狙ったシュートも惜しくもバーに跳ね返されますが、カフーがまさかの惜別ゴールを決めてくれました。偉大な選手の特別な試合にはドラマが用意されているんですね…。ありがとうカフー!

そしてもう一人のナイスガイ、セルジーニョがピッポに代わって登場!直接FKを打つ見せ場も。

試合の最後にはセードルフの得点で4-1と試合を決め、ミランはカフーとセルジーニョと共に有終の美を飾りました。


ミラン 4-1 ウディネーゼ
32' メスト
48' パト
59' インザーギ
80' カフー
88' セードルフ

ミラン出場選手
GK:カラチ
DF:オッド(46'→カフー)、ボネーラ、カラーゼ、ファヴァッリ
MF:ブロッキ(46'→パト)、ピルロ、アンブロジーニ、セードルフ、カカ
FW:インザーギ(82'→セルジーニョ)



サンシーロの試合終了後トリノの方にチャンネルを変えましたが、ボールを回すフィオレンティーナの選手をトリノの選手達は積極的に追わず。
それでもよく70分以上持ってくれました。GKのセレーニがビッグセーブを連発したようですね!


<07-08 セリエA 最終順位>
01 85p インテル CL
02 82p ローマ CL
03 72p ユベントス CL
04 66p フィオレンティーナ CL
05 64p ミラン UEFA
06 60p サンプドリア UEFA
07 57p ウディネーゼ UEFA
08 50p ナポリ
09 48p アタランタ
10 48p ジェノア
11 47p パレルモ
12 46p ラツィオ
13 44p シエナ
14 42p カリアリ
15 40p トリノ
16 40p レッジーナ
17 37p カターニア
18 36p エンポリ 降格
19 34p パルマ 降格
20 30p リヴォルノ 降格


カターニアはギリギリの残留!ハイライト見ましたけど、実況が「モリモート!」を連呼していました。シーズンの最初と最後に大きな仕事をしましたね。


そして今シーズンのカポカンノニエーレは21ゴールでアレックス・デル・ピエロ!

ミランの選手達のリーグ戦でのゴール数は以下。カカがチーム内得点王!
30試合15ゴール カカ
21試合11ゴール インザーギ
18試合09ゴール パト
29試合07ゴール ジラルディーノ
31試合07ゴール セードルフ
33試合04ゴール アンブロジーニ
34試合03ゴール ピルロ
06試合02ゴール ロナウド
07試合02ゴール パロスキ
15試合01ゴール グルキュフ
15試合01ゴール カフー
16試合01ゴール マルディーニ
25試合01ゴール オッド
29試合01ゴール ネスタ
31試合01ゴール ガットゥーゾ


ミランの今シーズンは全て終了。チャンピオンズへの出場は叶いませんでしたし、ポジティブなシーズンではありませんでした。
しかし最後の45分間の奮闘は、見るものに清々しい思いを残して今年を締めくくってくれたと思います。
来季はミランが未だ手にしたことのない、UEFAカップへの挑戦。
そして何より悲願のスクデットに向けての新たな戦いに期待しましょう!


CLには出場できませんが、補強には出来うる限り動いてほしいですね。「サイクルは終わった。」とタイトルには載せましたが、今のミランのベースは崩すことはありません。「チーム内競争の活性化」というのが大きなテーマでしょうね。

<来季に向けたコメント抜粋>
アドリアーノ・ガリアーニ
「明日からは来季に向けての計画を始め、補強について考え始める。もちろん目標はチームを解体するのではなく、欧州とイタリア国内で再び競争力のあるチームになるべく補強をすることだ。この点では時間はたくさんある。来季の最初の公式戦は8月31日で、マーケットが閉まるのはその時だ。レギュラークラスの12~13人はチームを離れない。勝つためには同じくらいのクオリティー、レベルで競争を生み出せるような選手層の厚いチームにしなければいけないと思う。
ガットゥーゾ?リーノとは明日会って、彼が思っていることを聞く。正直に状況を伝えるよ。いずれにしてもサポーターは落ち着いているべきだ。何度も言ってきたように、ミランの一番のサポーターはシルヴィオ・ベルルスコーニであり、このチームは常にハイレベルな争いをしていく。」 

カルロ・アンチェロッティ
「これから再び意欲と刺激を持った競争力のあるチームでいるために、リスタートを切ることが我々の義務となる。来季の我々の優先目標は間違いなくリーグ戦となる。この目標を達成するために、我々はできる限り必要なことすべてを尽くしていく。
新戦力は間違いなくやって来るだろう。競争力のあるチームでいるために、我々を助けるべく必要な戦力であるはずだ。たとえばUEFAカップは木曜に試合がある。リーグ戦でベストな状態にあるためには、選手のローテーションが必要になるのはもちろんのことだ。いずれにしても補強については落ち着いて動くだけの時間が十分にある。8月31日まで時間はあるんだ。」



今年も1年間ミランを応援し続けたみなさん、お疲れ様でした!
色々ありましたけど、今週からは楽しみな試合がありません。それが寂しいですね。
そしていつもこのブログを読んでくださった方々に本当に感謝しています。みなさんと共に一喜一憂出来たからこそ、僕も続けることが出来ました。根性無しなため不定期更新となっていましたが、総アクセスはなんと30万件を越えました。ただただ驚いています。始める前は考えもしなかったことです。
それから前回の記事にいち早くコメントを下さったみなさん、ありがとうございます!これから返信いたします。

posted by 三四郎 |15:04 | 試合-Serie A | コメント(22) | トラックバック(0)
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2008年05月17日

去る人、残る人・・・そして来る人

予想されていたこととはいえ、寂しいですね。
特にカフーはトップレベルでもまだまだプレー出来るはずですから、ブラジルで新しいチームを見つけるのは難しいことではないと思います。
セルジーニョはヘルニアの問題に悩まされながら頑張って来ましたが、今シーズン限りで現役生活に終止符を打つことを決めました。
ガリアーニによるとセルジョはこれからもミランのスタッフとしてブラジルでスカウティングの仕事に従事。パトと非常に仲が良いというカフーの息子は、ミランのユースチームでこれからもプレーを続けます。
5年と9年。長きに渡ってクラブに貢献してくれた選手にはクラブとして引退後もサポートするという姿勢は、とても良いと思います。

<退団を決めた2人のコメント抜粋>
マルコス・カフー
「2003年夏にここへ来た時、ミランはマンチェスターの地で欧州チャンピオンのタイトルを獲得したばかりだった。そして今日、アテネでの決勝戦を経て、ミランはもうあと数日間欧州チャンピオンでいる。ミランで僕らはすべてのタイトルを獲得した。この5年間で僕らは世界チャンピオンにもイタリア王者にもなったんだ。ここでチームメートと一緒に獲得してきたすべてのタイトルへの喜びは、ずっと僕の中に残っていくだろうと思う。
出発の時が来た。悲しいし、ハードなことだ。でも遅かれ早かれ家に帰る時、ブラジルの僕の家族の下へ帰る時が来ることはわかっていた。」

クラウディオ・セルジーニョ
「僕はあるミッションを成功させるという目的を持ってミランに来た。今そのミッションは完了したし、非常に冷静に自分のキャリアが終わったということを受け入れているんだ。日曜は僕にとって難しい瞬間になるだろう。もうサン・シーロは僕の家だし、すべてのサポーターがずっとグループを追いかけてくれるのを見せてきてくれたんだから。別れというのはいつても難しいものだけど、自分がやってきたこと、自分がこのチームのために作ってきたことに関しては、個人的にとても落ち着いているんだ。いつでも100%を出してきたことへの落ち着きを持って、僕は去る。まさにその100%が出せないのだから、出て行くのが賢い決断だと思うんだ。」

日曜のサンシーロは2人の英雄を称える素晴らしい雰囲気となるでしょう。
(去年もウディネーゼ戦はコスタクルタの送別会でしたね)


そして、一方は残る人のお話。

アドリアーノ・ガリアーニ
「疑いなく、チャンピオンズ・リーグかUEFAカップかに関わらず、監督はアンチェロッティのままでい続ける。」

つまらない…という気がしないでもないです。
しかし冷静に考えれば、今のミランはアンチェロッティありきのチーム。全てを入れ替えるのにはお金もかかりますし、チームの将来や選手の去就に関するリスクも多分に存在します。新規選手の獲得では、的確かつ積極的な投資をしてもらいましょう。


最後に、「月曜までは話さないよ…」と言っていたのにペラペラ喋っているメルカートのお話を。

アドリアーノ・ガリアーニ
「バルセロナが要求額を2500万ユーロまで下げたとは思わない。どちらにせよそれはミランのオファーではないよ(スペインのスポルト紙で「ミランが2500万ユーロを提示、10日以内に結論」という内容の記事が出た)。
我々はビッグネームの選手達に関心を抱いている。アマウリのようなね。しかしパレルモとはいかなる交渉もまだ始めていない。ジェノアと共同保有しているボリエッロのことを解決しないうちは、他のいかなるストライカーのことも考えていない。もしボリエッロが帰ってくるならばアマウリの代わりとなるだろう。そうでなければ他の人を獲得する。もしアマウリがその時まだ獲得できるのなら我々は獲得するし、ダメならまた他の人ということになる。
君達がミランに来たがっているとは考えもしないような選手も沢山いるんだよ。UEFAカップで戦わなければいけないとしてもね。」

どうでしょう?
アマウリが欲しいけど、ボリエッロが帰ってくるなら別にいいかな…。ということですかね。
しかしまだ交渉をしてないというのは遅すぎる気がしないでもないです。相手はザンパリーニですしね。ただアマウリの代理人はユベントスとレアルマドリー、そしてミランとよりよいオファーを引き出すために奔走しているようですし、まだ時間はあると考えているのでしょうか。
それともこれも駆け引きなのか。分かりません!

あとゴールキーパーについても。
ジーダの放出が規定路線でアッビアーティの復帰が濃厚な状況下ですが、ここへ来て再びニースのウーゴ・ロリスにブライダが接触したという話も。カラチの放出は考えづらいですし、ロリスを獲得してレンタルするつもりなのか、そもそもガセなのか。
こちらも続報が待たれる所です。

posted by 三四郎 |12:35 | 移籍 | コメント(15) | トラックバック(0)
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2008年05月15日

心のルイ

ロナウドも傷心だけど、ファンも傷心です。

ナポリでの敗戦をようやく消化し、ため息を吐かずにサッカーニュースを漁れるように回復しました(笑)
放映権の関係で試合を見られないのがなんとももどかしいですけどね。
今季アウェーゲームは良い動きを見せていたミラン。しかしナポリ戦は「完敗」だったようで。(ガリアーニ曰く”唯一の”)
なぜこのタイミングで…という思いは拭えないですが、ガットゥーゾ・ブロッキ・アンブロジーニの中盤ではポゼッションが安定せず、それでも前へ出て勝たなければならないという焦りから、ナポリの開始直後からの猛攻を受ける余裕もなく押し切られたというのが選手や監督のコメントから受ける印象です。
リアクションに徹することが出来たら違ったのかも知れません。
「なぜこれほどのベテランの集団が戦い方を間違ってしまったのか?」という記者の質問にアンチェロッティが「分からない…。」と答えたのからもチームの焦りを感じました。
決して無気力だった訳ではなく、気持ちが空回りしてしまったということですね。
とにかくウディネーゼには必勝で!


ここ数日はマルディーニが現役続行を示唆したり、ジーダのクルゼイロ移籍が取りざたされたり、セードルフが代表を辞退したりと話題はあったのですが、1番のニュースはルイ・コスタがラストゲームを終えたことですね。

以下は、ミランがアドリアーノ・ガリアーニの名の下にルイの引退の際に送ったメッセージについてのルイのメッセージです。

「泣いた。子供のように泣いたよ。18年の歳月の後にフットボールのフィールドを去ることになったけど、悲しみ以上に、幸福感と今日のように祝福を受けていることへの誇りが私の胸に残っている。世界中の素晴らしいチームの選手でいられたのは名誉なことだよ。
手紙を読んで、感動と誇りで涙が出た。私を今夜のように扱ってくれたことに、またいつもそうしてくれた全ての人に。ありがとう、あなた方全ての心に感謝するよ。」


僕はフィオレンティーナ時代にバティストゥータと黄金のコンビを組んでいたという時代のプレーはDVDで見た限りです。それでもミランや代表で魅せたスルーパス、ドリブル、時折見せる信じられないようなミドルシュートは忘れられません。
何よりその素晴らしい人格は第二のサッカー人生でも大いに模範となり続けるでしょうね。お疲れさまでした!そしてこれからの活躍にも期待します!

posted by 三四郎 |19:12 | 一般 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年05月12日

チャンピオンズの資格なし

1年間ミランを応援してきたファンの皆様、非常に悲観的な内容になることをお許しください!

ミランは難攻不落のサンパオロで3点を先行されて敗れました。そしてフィオレンティーナはホームできっちりとパルマを下し、4位に浮上しています。

1週間持ちませんね。以前も4位に到達した時はあったんですが、1週間持ちませんでした。自ら手にしたチャンスをことごとく捨ててしまうようでは、CL出場圏内にふさわしいとは言えません。ナポリにアウェーで敗れるのはある意味仕方のないこと。ホームでサンプドリアやアタランタを相手に不甲斐ない戦いをしてしまったツケですね。いろいろツケが回ったと思います。

僕はこの試合を見ておらず試合内容には触れられないので、文字情報から時系列で流れを記載するに止めます。

ミランの先発メンバー
GK:カラチ
DF:ボネーラ、ネスタ、カラーゼ、ファヴァッリ
MF:ガットゥーゾ、アンブロジーニ、ブロッキ、カカ、セードルフ
FW:インザーギ

フィレンツェのアルテミオ・フランキではフィオレンティーナ対パルマが同時キックオフ。

10分 ラベッシの得点機。ネスタがブロック。
↓
11分 フランキ。ブダンのゴールでパルマ先制。0-1 
↓
12分 ラベッシの得点機。カラチがセーブ。
↓
15分 ソサのボレーがわずかに外れる。
↓
31分 ガットゥーゾのシュートがブロックされる。
↓
36分 ガットゥーゾが失ったボールからハムシクがゴール。1-0
↓
38分 フランキ。サンターナのゴールで1-1
↓
40分 セードルフのFKのリバウンドをガットゥーゾがシュート。コーナーに弾かれる。
↓
44分 コーナーからナポリの絶好機。ソサが決めきれず。
↓
前半終了
NAP 1-0 MIL
FIO  1-1 PAR
4位 ミラン
5位 フィオレンティーナ

後半開始
ミラン選手交代。ブロッキ→パト
↓
47分 パトのクロスからガットゥーゾのヘッド。枠外。
↓
52分 カカのシュートが惜しくもバーの上。
↓
53分 ガットゥーゾにイエローカード。次節出場停止。
↓
60分 ミラン選手交代。ファヴァッリ→ヤンクロフスキ
↓
61分 ガルガーノのロングシュートからソサが決定機。
↓
67分 ネスタのファールでナポリにPK宣告。
↓
68分 PKの前にミラン選手交代。ガットゥーゾ→セルジーニョ
↓
69分 ドミッツィがPKを決め、2-0
↓
73分 カカにイエローカード。
↓
75分 ネスタとソサにイエローカード。ネスタは次節出場停止。
↓
77分 フランキ。セミオーリが決めてヴィオラ勝ち越し。2-1
↓
78分 ナポリ選手交代。ドミッツィ→ガリクス
↓
88分 フランキ。パルマのロッシが1発退場。
↓
81分 パトがGKとの1対1を決められず。
↓
85 フランキ。オズワルドのゴールで3-1
↓
88分 ナポリ選手交代。ラベッシ→ボグリアシーノ
↓
90分 ボグリアシーノのシュートがポスト直撃。
↓
91分 ハムシクのロングシュートがクロスバー直撃。
↓
91分 ナポリ選手交代。ハムシク→モンテルビーノ
↓
93分 モンテルビーノのクロスからガリクスが決めて3-0
↓
94分 セードルフの直接FKで3-1
↓
試合終了
NAP 3-1 MIL
FIO 3-1 PAR
4位 フィオレンティーナ
5位 ミラン


どうしたものか…。
まだ終わりではありません。ミランの勝利は必須ですが、ヴィオラがアウェーでトリノに引き分けか敗れた場合はミランです。ウディネーゼは今節カリアリに負けています。

ミランとしてはトリノの応援をするしかない状況ですが、そのトリノはリヴォルノを下して残留を確定させています。リヴォルノのゴールが非常に微妙な判定で取り消されたようですが、今さら言っても仕方ありません。なにか流れは全て悪いほうに向かっていますね。

正直なところ可能性はかなり低いと言わざるをえません。最終節は自分たちの勝利だけを考えて、必ずウディネーゼを破ってもらいましょう。
それでもダメならそれまでですし、トリノの奮起があったなら大きなプレゼント。ミランは自らでチャンスを手放し過ぎました。これ以上の幸運を望むのは欲ばりでしょう。

来週のサンシーロの試合では、ネスタとガットゥーゾが出場停止です。ガットゥーゾにとってナポリ戦がミランのユニフォームを纏う最後の試合でないといいんだけど…。

ナポリ 3-1 ミラン
36' ハムシク
68' ドミッツィ(P)
93' ガリクス
94' セードルフ

はぁ~。もう脱力しかないです。

posted by 三四郎 |01:01 | 一般 | コメント(9) | トラックバック(0)
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2008年05月10日

セリエA残留争いも最後まで熱々です

まだ降格チームが1つも決まってないというのは、なかなか無いですよね。去年はメッシーナとアスコリがぶっちぎりでした。以下は36節終了時点の下位順位です。

14位 38p カリアリ
15位 37p トリノ
16位 36p レッジーナ
17位 35p カターニア
18位 34p パルマ
19位 33p エンポリ
20位 30p リヴォルノ

それぞれ簡単に見ていきたいと思います。


LIVORNO
リヴォルノはほとんど絶望的な数字ですね。2連勝してもかなり厳しい。極めつけはグランドーニ5試合、フィリッピーニ3試合、パスクアーレ2試合を含む6人の主力の出場停止。会長も去年からクラブを売却したがっていたし、そういう混乱がチームに悪影響を及ぼしたんでしょうか。冬にはプレミアへの移籍が決まりかけていたのに、「クラブがこんな状況だから…」と男気を見せて残留したアメーリアもきっとバーゲン価格で市場に出されますね。タヴァーノも移籍するでしょう。

直近5試合成績:0勝1分4敗
残り試合
(H) トリノ
(A) エンポリ


EMPOLI
今年はUEFAカップに出場したエンポリも降格圏で苦しんでいます。昨シーズン躍進の立役者ながら今季は途中解任したルイジ・カーニ監督を呼び戻しましたが、調子は上がらず。ただしラスト2試合の相手はレッジーナとリヴォルノです。2連勝することが出来れば残留の可能性は飛躍的に上がりますね。エンポリはカターニアとトリノに直接対決の成績で勝ち越しているので、勝ち点が並んだ場合で優位に立ちます。パルマには負け越しているんですが…。

直近5試合成績:2勝1分2敗
残り試合
(A) レッジーナ
(H) リヴォルノ


PARMA
大枚を叩いて冬のマーケットで獲得したルカレッリが思ったような活躍を見せることができず、名門パルマも降格圏で苦しんでいます。3月19日のパレルモ戦以来勝利を挙げることが出来ませんでしたが、ようやく前節ジェノアを下すことが出来ました。得点者はルカレッリ。しかし2008年に入ってからわずか3勝と波にのることが出来ません。残りの対戦相手もフィオレンティーナ&インテルと最悪。パルマにとってはインテルが次節で優勝を決めて、最終節のモチベーションを下げてくれることを祈るしかありませんね。チガリーニと交換します?(ジョークです)

直近5試合:1勝1分3敗
残り試合
(A) フィオレンティーナ
(H) インテル


CATANIA
森本のためにもカターニアには残留してほしいです。地元テレビ局で特集が組まれたり、練習場でファンからモリモト使え!コールがあったりと愛されているようですし、来年もAの舞台で見たいですね。ただし状況は楽観視出来ません。エースのスピネージが負傷離脱、残りの相手はユーベとローマ。さらにコッパ・イタリアで手を抜かず主力を今週木曜日の試合に投入しました。ユーベは3位も確定しやる気が落ちたのかも知れませんが、前節シエナ戦で敗れて批判を受けましたし、ホーム最終戦という舞台で観客に応えようとしているはずです。カターニアにとってはインテルが次節で優勝を決めて、ローマのモチベーションが下がっていることを祈るしかないですね。バルガスと交換します?(もちろんジョークです)

直近5試合成績:2勝0分3敗
残り試合
(A) ユベントス
(H) ローマ


REGGINA
レッジーナは開幕前から降格候補筆頭でしたが、現在残留圏に位置することに成功しています。特に4月に入ってから3勝を挙げたのが大きかった。前節はアンジェロ・マッシミーノでカターニアに勝利。上昇気流でエンポリを迎えます。ただしここで敗れるようだと再び瀬戸際に立たされることに。パルマと勝ち点が並んだ場合はレッジーナが劣位です。

直近5試合成績:3勝0分2敗
残り試合
(H) エンポリ
(A) カリアリ


TORINO
トリノは降格の危機に瀕するようなメンバーではないんですが…。勝ちきれない試合が続いているようですね。16回の引き分けはリーグトップ。6回のスコアレスから4-4の派手なドロー劇ありでバリエーションが豊かです。パルマと直接対決の成績で劣っていることがネックですが、次のリヴォルノ戦で勝ち点3を挙げることが出来ればパルマ・カターニア・レッジーナの3チームが全て勝利を収めない限り次節で残留が確定します。

直近5試合成績:1勝0分4敗
残り試合
(A) リヴォルノ 
(H) フィオレンティーナ


CAGLIARI
カリアリは大復活!冬の中断期間の時は降格間違いなしという状況にあったんですが、後半戦で素晴らしい成績を収めています。1月のナポリ戦での後半ロスタイムに2点を叩き込んだ奇跡の大逆転から、ホームのサンテリアではなんと無敗。ウディネーゼ・レッジーナと嫌な相手に対し、しっかりと結果を残すことが出来るでしょうか。

直近5試合成績:3勝0分2敗
残り試合
(A) ウディネーゼ
(H) レッジーナ


こうやって整理すると、カターニアが難しい状況にあるのが分かって悲しいですね。個人的なサプライズはシエナが後半戦で素晴らしい結果を残したことです。レッジーナやカリアリと共に降格するんではないかと予想していました。分からない…。


そして4節を残しこちらも佳境のセリエBもチラと。
現在の順位は、
1位 80p キエーヴォ
2位 77p アルビーノレッフェ
3位 75p ボローニャ
4位 74p レッチェ
5位 70p ブレシア
6位 65p ピサ
7位 57p リミニ

1位と2位=ストレートイン
3位~6位=プレーオフ

全く読めない!昨年は3強の力が抜けていましたが、今年は拮抗していますね。
今から来シーズンが楽しみです。


その前になによりミランの試合ですけどね!


ガットゥーゾについては、今日はイタリアの22時の時点で一切続報なしでした。なにかあればまたこのブログでも触れたいと思います。僕はけっこう楽観的です。

posted by 三四郎 |04:31 | 一般 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年05月09日

チャオ ガットゥーゾ

これはとあるニュース記事のタイトルです。
コリエレ・デッロ・スポルトだったりトゥットスポルトだったりしたら、ハイハイまたですか…で一笑に付せばいいんです。残念ながらメディアセットから出されました。シルビオ・ベルルスコーニが大株主として君臨し、息子のピエルシルビオが副会長を務める会社であることはご存知の通り。

日本でも報道がなされていますが、バイエルンはガットゥーゾに年俸600万ユーロの4年契約を提示しました。ミランのサラリーキャップを越える額です。ミランの年俸はカカを除き400万ユーロが上限です。当然ガットゥーゾは400万ユーロを受け取っています。フラミニの年俸は550万ユーロだと言う報道も一部ありますが、それは手取りの金額ではないでしょう。イタリアの所得税が高額なのは有名ですね。はっきりしたことは分かりませんが、実際は390万ユーロあたりではないかと言われています。

さて、話が逸れました。
バイエルンとガットゥーゾの間では非公式な合意がなされていると言われています。ミランでのモチベーションを失くしたというのは、どうやら本当かも知れません。04-05シーズンのチャンピオンズ・リーグ決勝でリヴァプールに敗れた後も、ガットゥーゾは移籍を希望しました。実際にマンチェスターユナイテッドへ移籍する可能性はかなり高いものだったようです。それはガットゥーゾ本人も認めています。今回はさらに固い決意でいるんでしょうか?

最近の関係者の発言を振り返りましょう。
ガットゥーゾ本人は移籍については沈黙を保ったままです。テレビ番組のインタビューでは、「なんで話さないんだと皆が言うけど、今はミランの4位確保にだけ集中している。チームに個人の問題を持ち込みたくないんだ。」と語りました。
ガットゥーゾの代理人は、「ミランとの契約を尊重するつもりだ。」と主張。
アンチェロッティは、「本人が望む、望まないに関わらずガットゥーゾは残留させる。」と強い態度でいます。
ガリアーニはフラミニ獲得後、「もうシーズン終了までマーケットについては話さないよ…。」とだけ語りました。昨日の晩にあったバルサとブロンゼッティの会合のことを指しているのかと思いましたが、今になって思えばガットゥーゾのことだったのかも。

正直これらの発言だけではどこまで話が進んでいるのか読めません。ロナウジーニョの”重症説”からは、「あぁ、まだミラン移籍の話は進んでいるんだなぁ」ということがバレバレですが(苦笑)
少なくともハッキリしているのはミランの選手・フロント・ファン、誰もガットゥーゾの放出は望んでいないということです。

ガットゥーゾはミランとの契約下にあります。フラミニがアーセナルを去った場合とは根本的に違い、ミランがノーと言えばノーです。ガットゥーゾとミランは1年前の2月に契約延長することに合意しているので、残り契約を買い取ることは出来ません(※”買い取ることはしないでしょう”から”買い取ることは出来ません”に訂正します)
余談ですが、フレブは残り契約を買い取る姿勢も見せているらしいですね。そうなれば大きな波紋を呼ぶことに。

なぜメディアセットが最も先走って移籍の高い可能性を報じたのか…。ミランはガットゥーゾの移籍を容認した、と考えるのが普通です。しかしサラリーキャップをなくす訳にはいかないミランが強硬姿勢を貫く姿勢を見せつつも、金銭ではないところで慰留に全力を尽くすということかも知れません。「リンギオ、金なのか?」というメッセージなのかも。チームのバンディエラの1人をこんなにも簡単に放出するはずはなく、なにか戦略的な理由があるとみていいでしょう。そうであってほしい。


ciao=親しい人にする挨拶。さようなら、もしくはこんにちはの意

posted by 三四郎 |12:50 | 移籍 | コメント(10) | トラックバック(0)
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2008年05月07日

ミッドウィークのつれづれ

残り試合の展望
ミランに今季に残された試合は、今週末のナポリ戦と最終節のウディネーゼ戦の2試合のみ。ダービーでの勝利と4位浮上でメディアは楽観ムードですが、もちろんまだ何も決まっていません。

次節ミランがナポリに勝ち、フィオレンティーナがフィレンツェでパルマと引き分け以下に終わればミランの4位は確定です。しかし今年に入ってからヴィオラのホームでの成績は、9戦7勝1分1敗。よほどのことがない限り勝つと思ってよいでしょう。

ナポリは現在9位で残留も確定し欧州カップ戦の可能性もなしと、一見モチベーションがなさそうに見えます。それでも場所はスタディオ・サンパオロ。ご存知の通りイタリアでも屈指の熱狂的なティフォージが一種独特の雰囲気を作り出す、アウェーチームにとっては最もやりづらいスタジアムの1つです。

実際に今季のナポリはこのスタジアムで、ユーベ・ウディネ・インテル・ヴィオラといった強豪を軒並み下しています。ホーム最終戦での勝利をティフォージに捧げようと燃えていることでしょう。ミランはサンシーロで5-2というスコアで勝ち点3を挙げていますが、全く違うチームと考えたほうがよいかもしれません。その時はサラジェータもいませんでした。

そして最終戦がウディネーゼというのもまた厄介。ウディネーゼは現在非常に微妙なポジションにいます。CLに手がかかるかも知れないが、UEFAカップにも出場出来ないかも知れないという状況です。今の勝ち点は57なので、彼らはどんなに勝ち点を積み上げても63まで。現在61のミランが1勝した時点でウディネのCL出場はなくなります。

裏を返すとミランがナポリ戦で失態を犯せば、最終節のミラン対ウディネーゼはまさに天国と地獄を分かつ一戦ということになります。そうならないためにも、とにかくナポリ戦での勝利は必須。どちらにせよサンプドリアが肉薄しているのでウディネーゼが手を抜くことはないと思いますが。

ミランにとっても残りの2戦の結果によってはCLもあるし、UEFAカップすら逃す可能性もあります。最近のチームのフォームを見る限りリーグ戦の最後を5連勝で終えることは可能です。選手達には決して気を抜かずに、サンプドリアやアタランタを相手に犯した失敗を繰り返すことのないよう願うしかありませんね。

<マッシモ・アンブロジーニのコメント抜粋>
「日曜の試合後、僕たちはすぐに話をした。まだあと残り2試合あると。ダービーマッチは僕らにとっての出発点で、ゴールじゃない。この調子で、次の2試合も勝たなきゃいけないんだ。」



シミッチの代表召集
この夏に行われるEURO出場16カ国の内、最も早く召集メンバーを発表したのはクロアチアのビリッチ監督。そのスカッドにミランのダリオ・シミッチの名も入っていましたね。

シミッチは昨シーズンは20試合以上の試合出場を果たし、怪我人が続出した守備陣の中でその存在価値を大いにアピールしました。しかし今季の出場数は激減。数少ない先発のチャンスであったCLでのセルティック戦でも、前半に負傷交代をしてしまうという不運がありましたね。1月のマーケットではそんなシミッチに対し具体的なオファーがあり、本人もクラブを代えることに前向きでした。

ストップをかけたのはアンチェロッティ。控え選手としてのシミッチの価値を一番感じていた指揮官は、残ってくれるようにとシミッチを慰留し、実際にシミッチは残留を決めました。

僕は強豪クラブというものは、実力がありながら出場機会がなくとも文句を決して公に口にすることのない、シミッチのような縁の下の力持ちが影で支えているからこそ、強豪であり続けることが出来るのだと思います。もしかしたらクロアチアの国内ではクラブで出場機会のないベテラン選手を、大事なEUROのメンバーに加えることに疑問を投げかける人もいるかもしれませんが、僕は素直にシミッチにおめでとうと言いたい気持ちです。

そして願わくばこの夏はシミッチに自分自身の希望をかなえて欲しい。名のあるクラブでもっとコンスタントに試合に出られる力は間違いなくあるのですから。それでもミランに残留してくれるなら、これほど素晴らしいことはありません。



パロスキ君
「スペシャル・メモリアル・ニコロ・ガッリ賞」
正直どんな賞なのか知りませんが、アルベルト・パロスキに贈られたとオフィシャル・ホームページでアナウンスがありましたね。

賞のことはこれ以上書けないのでいいとして(笑)、最近パロスキの出番がありません。とにかくインザーギが絶好調で他のFWの追随を許さない状況なのですから、ミランにとってはポジティブなことです。それでもオリンピックへの飛び級参加のアピールチャンスが減ってしまったのは、少し可哀相ですね(ナポリ戦ではベンチ入り位あるでしょうか?)。

そういえばEUROのイタリア代表候補50名に実施された予防接種の時に、ちょっとしたエピソードがありました。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、インザーギの話です。

EUROに向けての50人の候補に選ばれているピッポは、当然注射を受けるように言われました。しかしそこは普段からコンディションの維持に人一倍気をつかうピッポのこと。ミランの担当医に、「予防接種を受けることによって、熱が上がってしまわないだろうか?」と不安そうに尋ねたと言います。週末にはミラノ・ダービーが控えていました。連続得点を記録し大きな期待を背負っていたピッポは、ここで体調を崩すわけにはいけなかったのです。以前自分がインフルエンザにかかったことによってチームが敗れたことも脳裏によぎっていたでしょう。

医師に「心配ないよ、ピッポ。もし熱が上がったとしても少しだけだよ。すぐに治る。」と言われて、結局予防接種は受けました。その日の帰りはミランのスタッフらで会食に行く予定でしたが、ピッポは参加しなかったそうです。
理由は、「熱が上がったとしても、家にいて安静にしていた方が早く治るはずだから。」

これがインザーギという男。現在の大活躍は決して偶然ではなく、努力の賜物だと改めて思い知らさる話です。

ピッポはよく、「20歳になれるなら今まで手にした全てのトロフィーも全てのお金も栄光も喜んで差し出す。」と言っています。残念ながらこの願いが叶うことはありませんが、この調子ならまだまだ一線で活躍してくれるでしょう。そしてインザーギを敬愛してやまないパロスキが、いつかこの偉大な先輩のようになってくれる日が楽しみです。

posted by 三四郎 |15:55 | 一般 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年05月06日

「ACミランからの公式発表」

ACミランはフランス人フットボーラー、マテュー・フラミニ選手と2008年7月1日から2012年6月30日までの契約を結んだことを発表する。


とても良い補強だと思います。
若く、現在ヨーロッパで最も評価の高いミッドフィルダーをフリーで獲得することに成功しました。即戦力としても将来への布石としても申し分ありません。
フラミニはイタリア人の父親のもとに生まれているので、ミラノでの生活にもすんなりと馴染めるはずです。

昨年夏の事実上唯一の新加入であったエメルソンが怪我がちで、期待に応えられなかったこと。ピルロ・アンブロジーニ・ガットゥーゾの代わりとなる選手がブロッキしかおらず、この3人の内の1人でも抜けると戦力の低下が著しかったため、連戦を強いられクオリティが低下してしまったこと。
以上の理由から、来シーズンに向けては「層を厚くすること」は1つの大きなテーマでした。

ガリアーニもフラミニの獲得はガットゥーゾの放出を意味するものではないと強調。
アンチェロッティはフラミニについて、ガットゥーゾ・アンブロジーニ・ピルロ全てのポジションをこなせると考えているようです。

ピルロの代わりにはならないような気がしますが、ピルロが出られない時に例えば今シーズンよく使っている4-4-2(4-4-1-1)を採用する場合などで有効でしょう。

マテュー・フラミニ
Mathieu Flamini
1984年3月7日生まれ


それにしてもまだ5月の段階で1人目が決まるとは…。今年は動きが早いといいですね。

posted by 三四郎 |00:55 | 移籍 | コメント(18) | トラックバック(0)
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