2008年02月28日

継続性がイマイチ (-Catania /25' Giornata)

4位の座に辿り着いても、なかなかキープすることが出来ませんね。先制点を奪いながら勝ち点を取りこぼすのはなんとも嫌な感じです。

アンチェロッティ監督はチームのコンディションの悪さを訴えて、状況は確実に良くなるはずと言っています。1月に連勝で勝ち点を積み重ねた時期は、ターンオーバーをせずに走り抜けた感がありますが、そのひずみが今出ているということでしょうかね~。

前半はカターニアのミスが目立つ展開でミランに大きなチャンスがあったように思えましたけど、いまいちピリッとせず。ピルロとカカがいないことでセードルフに大きな期待がかかっていましたが、未だ故障明けの試運転状態なのかリスタートのキックにもあまり精度がありませんでしたね。

今年のプロビンチャのクラブとの試合を思い起こすと、獲れる時に点を奪わないと苦しむことになることが多いと思います。今日の試合で言えば前半ですね。序盤は敵の圧力を感じなくても、ハーフタイムに大きく修正される場合が多いです。終盤にミランの運動量が落ちることや、対戦相手が引き分けでも良しと守りを徹底的に固めることもあるでしょう。
しかし序盤に畳み掛けると失点のリスクもそれだけ増えるわけで、言うは易し行なうは難しなんですが…。

それでも先制点はミラン。パトの絶妙にコントロールされたロングシュートがゴール隅に突き刺さって先制!前半に得点することは出来なくてもリードを生み出すことに成功したのであとは耐え抜き、前線のスピードを生かすといった戦いになるはずでした。

しかしそこでカターニアのバルディーニ監督が、動きこの日控えだったスピネージを投入し勝負に出た。すると流れは一変。生まれ変わったカターニアの迫力ある攻撃に押され、あっさり追いつかれた後は苦しい展開。

ミランは中盤にブロッキ、エメルソン、アンブロジーニとファイターを並べていて、インターセプトからの素早い攻撃を狙いたいところでした。ただし今日の主審が笛を吹きすぎた。ちょっと触っただけでもホイッスルが鳴り、終盤は倒れたもん勝ちの状況。試合が途切れ途切れになりそのままフェードアウトと言った感じでしたね。なんとも消化不良。

今日のミランは終了時間が迫ってもロングボールを上げたりせず、なにか引き分けでもOKといったような感じを受けました。勝利への気迫がないような…。アーセナル戦の時のような集中力は確実にマッシミーノに存在しなかったでしょう。
パレルモ戦で先発だったグルキュフや、カターニア相手に2戦2発決めているパロスキも見てみたかった気がします。あと森本は怪我が多く今年4試合あったミラン対カターニアに一度も登場しませんでした。こちらも残念です。

今日の試合は忘れて次の試合にはフレッシュな気持ちで臨んでほしい!


カターニア 1-1 ミラン
55' パト
64' スピネージ


GK:カラチ
DF:カフー、ボネーラ、マルディーニ、ファヴァッリ
MF:ブロッキ、エメルソン、アンブロジーニ、セードルフ
FW:パト、インザーギ

カカ、ネスタが負傷離脱中。ピルロ、カラーゼ、ヤンクロフスキがターンオーバーでお休み。

ミラン選手交代
67' カフー→オッド
77' インザーギ→ジラルディーノ
79' ブロッキ→ガットゥーゾ


<カターニア戦後の監督・選手のコメント抜粋>

カルロ・アンチェロッティ
「カターニアでドローなら、受け入れられるものだ。今の我々は全力を尽くしているが、客観的に見て困難を抱えている。ベストコンディションではない選手たちを起用しなければいけないからだ。状況は確実に良くなるはずだ。今は力を取り戻すことを考えなければいけない。」

ダニエレ・ボネーラ
「夜の試合では3ポイントを持ち帰ることが大切だったからね。もっと上手くリードをコントロールできたはずだし、そうしなければいけなかった。終盤に彼らが僕らを苦しめるということはわかっていた。」

マッシモ・オッド
「僕らは非常に疲れている。力を取り戻す必要があるんだ。それに、今日は普段プレーしていない選手たちが出場した。ちょっとしか試合に出ないのに、ピッチですぐに良い結果を出すのは簡単じゃないんだ。」

アレシャンドレ・パト
「美しいゴールを決めることができた。でも、試合に勝てなかったのは残念だ。練習では監督からもっとシュートを打つように言われている。今夜のゴールはそういったアドバイスの賜物だよ。次はラツィオ戦でもっと上手くやらなければいけない。僕らのファンの前で戦うんだから。」

posted by 三四郎 |14:34 | 試合-Serie A | コメント(7) | トラックバック(0)
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2008年02月26日

新シーズンの息吹

このところ来季に向けての話も少しずつ出ていますね。CLの結果次第では一気に加速するかも!?

監督
「 来季も100%アンチェロッティ。 」
来季のミランのベンチに前イタリア代表監督のマルチェロ・リッピが座ることとなる。という報道を受けて先日ガリアーニが、「ベルルスコーニ会長の名においても08-09シーズンの監督は、CL出場権獲得に関わらず、アンチェロッティであることは間違いない。」という主旨の発言をしたことで、来季に向けてミランが新監督を招聘することはなくなりました。アンチェロッティ自身が辞任する可能性も無いわけではありませんが、非常に低いでしょうね。

この時点でここまでハッキリと明言することには賛否両論あることと思います。アンチェロッティ監督の手腕は確かなものですし、主力選手との関係も極めて良好です。至上命題だったクラブワールドカップのトロフィーも獲得することに成功しました。このところの世界のトレンドは監督に長期政権を築かせた方が良いという傾向にあります。しかしUEFAカップ出場の可能性までに言及して、どう転ぼうがポストは安泰というのは緊張感に欠けることになると言わざるを得ないでしょう。どちらにせよ4位の座を逃すことになれば外部から相当の反発を受けることになるとは思います。
個人的にアンチェロッティが監督である自体に不満はありませんが。


DF
マッテオ・フェラーリ
ローマとは今シーズン限りで契約の切れる元イタリア代表DFのフェラーリですが、既にミランと合意しているのではないかという報道が結構多角的に報道されていましたね。フェラーリ本人は「まだどこのクラブとも合意には至っていない。」と言っていますが、この所オリンピコの観衆からブーイングを浴びていますし(CLでも)、少なくとも残留の意思はないようですね。才能は確かだと言われていますし、もしミランが獲得することとなればネスタ・カラーゼのバックアッパーとして戦力となるでしょうね。もっと一気に若返りを狙ってもいい気がしますけど。でも代理人が頑張っちゃって、競合クラブと条件交渉合戦になったらミランは手を引くように思います。

ジャンルカ・ザンブロッタ
ベルルスコーニも「大いに興味がある。」と認める来夏のターゲットNo.1選手です。ザンブロッタ本人のコメントからして、「バルセロナで契約を全うしたい。」から「移籍については話したくない。」とトーンが微妙に変化していて、実際かなり話が進んでいるのでは?とうかがわせますね。
ザンブロッタの右でも左でも、中盤でもOKというユーティリティ性は大変な魅力で、代表でのチームメイトの多いミランにとってまさに理想的な補強となりますから是非実現してもらいたいものです。

現有戦力
アーセナル戦で素晴らしいパフォーマンスを披露したマルディーニは今のところ、引退の意思は撤回していません。一方今季で契約の切れるカフーとファヴァッリは共に残留を求めています。両者とも試合に出た場合は安定した活躍を見せてくれるので必要ないとは思いませんが、世代交代のチャンスはまさに今夏ではないかという気がしますね。エンポリで評判のいいマルゾラッティはそろそろ帰ってくるころでしょう。


MF
こちらは特に噂もなにもありませんね。1月にエムレ・ベロゾールの獲得の話があり、ブライダがイングランドに飛んだということですがどうなったんでしょう。夏の獲得の話を取り付けたとまで言われてましたね。丁度あの頃ニューカッスルは混乱期でキーガン監督招聘前だったので状況は変化しているかもしれません。どちらにせよトルコ人のエムレはEU圏外枠扱いとなるので、国外リーグからは1人しか新規EU圏外選手を新規獲得できないという規定によって制限されます。セリエAで成功した経験をもっているのは魅力ですけどね。
そういえばボルシアMGのマリンの噂も一向に聞こえなくなりましたね。


FW
「ストライカーは補強する。」
ロナウドの大怪我によって、必然的に4枚目が必要となってしまったFWについてはガリアーニも珍しく補強の考えがあることを認めましたね。パロスキはゆっくり育てていけばよいという考えには同意です。

問題は、というか関心はミランが誰を狙っているか?ということですが、いつもの様に沢山の名前を出して本来のターゲットの価格急騰を抑える手法を獲ると思います。去年もガリアーニは「ドログバ、ロナウジーニョ、エトー、シェフチェンコ、パト」と名前を出して実際にパトを獲得しました。

ただし今年見過ごせないのはレンタルもしくは共同保有の形で放出している選手達です。中でも現在セリエA得点王のボリエッロ、エンポリで活躍しながらも怪我を負ってしまったポッツィ、スペインで輝いているオリベイラなどはチェックしていることでしょう。しかしボリエッロについてはジェノアの中心として試合に出られるからこその活躍であるという指摘も多い。

個人的には今一番あやしいのはパレルモのアマウリじゃないかなという気がします。ザンパリーニ会長が一時期激怒して「ミランには売らない!」と言っていましたが、恐らく原因はミランの人間がアマウリの代理人と接触でもしたからでしょう。最近は「一番高い移籍金をオファーしたクラブならどこでも。」とミランにも一応門戸を開いています。そしてアマウリの放出の条件に代替選手の獲得を求めているザンパリーニがボリエッロを大いに気に入っていることも明言していますしね。まだまだ分かりませんが…。

そういえば、アーセナル戦前にアブラモビッチからガリアーニに連絡があって、「試合のチケットを3枚くれないか」と言われたので、「ドログバと交換なら」と答えたって話がありましたね(笑)


GK
「来季もジーダとカラチ。」
来季もジーダとカラチ、と明言してしまうのはどうなんだ!?確かにカラチは安定したパフォーマンスを披露していますが、来年のことまで考えると間違いなく補強は必須だと思います。問題はジーダの年俸。来季も契約を残しているジーダの受け入れ先が無いというのが現実です。ジーダの怪我が治り復調してくれれば何も問題はないんですが。

ではいっそ「来季もジーダとカラチ。」ではあるものの、「ジーダとカラチともう1人。」となることを願います。アッビアーティやストラーリが帰ってくるのか、根強く噂されているニースのウーゴ・ロリスやパルメイラスのジエゴ・カバリエリなのかは分かりませんが、獲得してしまえば案外あっさりレギュラーポジションということになる気がします・・・。

posted by 三四郎 |11:17 | 移籍 | コメント(7) | トラックバック(0)
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2008年02月25日

スーペルのスーペルたる… (-Palermo /24' Giornata)

セリエAもCLも連続引き分け中のミラン。昨シーズンから勝てていない苦手パレルモとのホームゲームで4位への浮上を狙います。

ミッドウィークにアーセナルとの大一番を戦ったばかり。ネスタ、マルディーニ、セードルフは休養でした。
ミランの先発メンバーは、
GK:カラチ
DF:オッド、ボネーラ、カラーゼ、ヤンクロフスキ
MF:ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニ、カカ
FW:パト、ジラルディーノ

対するパレルモはアマウリをトップに、カバーニとブレシアーノがカバーする形。


試合は拮抗した展開ながら、いきなり9分。ミリアッチョの蹴ったロングボールがエリア内のアマウリが潰れたことで、ブレシアーノの前へ。ブレシアーノは右足で上手くすらし、それがオッドの胸に当たったこともありゴール…。カラチはノーチャンス。ブレシアーノは昨シーズンもサンシーロでゴールを決めており、相性の良い所を早くも見せます。

願ってもない展開となったパレルモは、守備固め。アマウリにボールを集めてからチームを押し上げていきます。アマウリはキープ力と個人技のある所を見せ、17分。4人のディフェンスに競り勝ち単独でゴールに迫るもののなんとかボネーラが阻止。

対するミランも19分に大きなチャンス。カカがゴールから離れた所からミドルシュート!ブレ球の難しいボールは枠を捉えていたものの、GKフォンターナの頑張りで胸に押さえ得点ならず。

そして24分。ミランが相手陣内でナポリ戦の時のように5、6人が小気味よくパスを繋ぎ前線へ、アンブロジーニは左サイドから逆サイドのオッドへパスを送りそのまま勢い良くゴール前にダッシュ!オッドが狙いすましたクロスをゴール前に送り走りこんだアンブロジーニが左足でスライディング気味にゴールに押し込み同点!!素晴らしいゴール!

混乱するパレルモはその後ファウルが目立ち、ピルロが2度FKで直接ゴールを狙うもフォンターナがセーブ。その後もミランが一方的にセットプレーを得るものの勝ち越すことは出来ず前半終了。


後半。ミランに選手交代。
試合開始早々にファウルを受けたカカに代わってグルキュフ投入。カカは試合中も足にボールが収まらずやり辛そうだったので、大事を見て休養に。

前半の勢いのまま得点を狙いに行きたかったミランでしたが、後半は一気に停滞…。グルキュフは周りと呼吸が合わず、いつもの様にやや空回り。パレルモは決して無理をせずアマウリのキープ力から勝負をします。55分にはグイドリン監督がブレシアーノに代えてシンプリシオを投入。

ミランのはじめてのチャンスらしいチャンスはようやく62分。パトが個人技から前を向きロングシュート!相手ディフェンスに当たりながらも枠を捉えますが、フォンターナがはじき出しコーナーへ。

ピルロの蹴ったコーナーキックがファーにいたカラーゼの元へ渡るかと思われましたが、ミリアッチョがエリア内で手を伸ばし明らかなハンドで阻止。しかし笛は鳴らず…。

65分。今度はパレルモのFK。シンプリシオは左サイドからゴール前のファーサイドに嫌らしいボールを供給。ザッカルドは触れなかったもののボールはゴール隅に。そのままゴールかとヒヤっとする場面でしたがカラチがコーナーへ押し出し難を逃れました。

なんとも言えない冷めたムードに痺れを切らしたアンチェロッティは準備していたインザーギを遂に投入。ジラルディーノがベンチに戻ります。

それでも流れは代わらず、サンシーロから聞こえてくるのはため息ばかり。年季の入ったティフォーゾが横断幕を片付ける場面が象徴的にカメラに収められていましたね。

しかしまたしても引き分けかと思った91分!左サイドからグルキュフが右足でクロスを供給。上手くディフェンスと入れ替わったインザーギは完全なフリー
!狙いすましたヘディングシュートをキッチリと枠に叩き込みミラン勝ち越し!!いい所の無かったグルキュフが最後に仕事をし、この日まで得点の無かったインザーギが値千金ゴールを挙げました!

アディショナル・タイムは4分あったものの、しっかりキープし試合終了のホイッスル。最後まで分からないものですね。
パレルモ側はフォンターナなどが主審に対して猛抗議するも、リプレイで見てもインザーギはオフサイドポジションではありませんでした。あまりにもフリーだったので勘違いするのも分かりますが。


ミラン 2-1 パレルモ
09' ブレシアーノ
24' アンブロジーニ
91' インザーギ

ミラン選手交代
46' カカ→グルキュフ
73' ジラルディーノ→インザーギ
88' ヤンクロフスキ→ファヴァッリ


前半の得点シーンは本当に素晴らしいものでした。アンチェロッティ監督が試合前に言っていた、 2列目・3列目からの飛び出しがそのまま形に現れたと思います。FW以外の得点は久しぶりでした。

前半は良い流れで終えることが出来たものの、後半のトーンダウンは残念でしたね。グルキュフはまたしても信頼を得るためのアピールに失敗したのではないかと思います。しかし得点は演出し帳尻を合わせてくれました。

解説のヒロミも言っていましたが、アンブロジーニとガットゥーゾが厳しい局面をなんとか救ってくれたからこその勝利となりました。

そしてやはりインザーギはやってくれます!チームが不調で流れが悪いときにも変わらぬ動きで得点を狙い続けるところが凄い。スーペル・ピッポのスーペルたる所以を見た気がします。後半戦に向けてこの人が波に乗るとロナウドが負傷したミランにとって大きな武器となりますね。

さあ、ローマがフィオレンティーナに勝利したことでミランとヴィオラの勝ち点は同じ41。しかし直接対決の成績で勝ち越しているミランが得失点差に関わらずフィオレンティーナの上に行きますから、ようやく4位の座に着くこととなりました!次戦カターニアはホームで強い相手ですが、是非さらに勝ち点を積み上げて欲しい!

posted by 三四郎 |07:30 | 試合-Serie A | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年02月21日

よく戦った! (-Arsenal /Round of 16:1st-leg)

ふぅ~。試合終了の後の深いため息と満足感。0-0というスコアはセカンドレグに向けて有利不利の判断がしかねる所ですけど、とにかく白熱した試合を見られたので良かった。両チームとも総走行距離は110kmを超えて非常にテンションの高い、しかしスポーツマンシップ溢れる好ゲームでした。


ミラン注目のスターティングメンバーは、
GK:カラチ
DF:オッド、ネスタ、カラーゼ、マルディーニ
MF:ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニ、セードルフ、カカ
FW:パト

直前まで出場可否の判断が見送られて、心配させてくれたカラチですが元気に登場。
ミランは中盤をワイドに開いた布陣ではなく、得意のクリスマスツリーでしたね。セードルフ、カカ、パトのトリデンテでした。
昨シーズンのセルティック戦のように相手に合わせ過ぎず、自分たちの形を出そうという姿勢が嬉しいです。現状のベストのメンバーを組めたと思います。


前半。
両チームとも中盤を非常にコンパクトに保ち、拮抗した展開。
アーセナルは長短織り交ぜたパスでピッチを広く使い、アデバヨールを中心にゴールに迫りる。しかしアデバヨールへのフォローは多くない。むしろチーム全体を押し上げるとフィニッシュまで結びつく。
ミランは高く上がったアーセナルのディフェンスラインの裏を付くスルーパスを何度も狙う。しかし成功せず。パトのキープ力は良かった。カカにはフラミニががっちりケア。コーナーキックからマルディーニがヘッドを放つがレーマンがセーブ。

後半。
よりオープンな展開に。ミランが引いたことでスペースが生まれ、アーセナルが攻め込む。
アーセナルは素早い展開でゴール前まで何度も接近。エブエとセスクがチャンスメイク。両サイドバックも攻撃参加し、クロスからアデバヨールや途中出場のベントナーの高さを使う攻撃も見せる。終了間際にはロングボールも積極的に使う。ロスタイムのアデバヨールのヘッドはバーに嫌われる。
ミランは耐える時間が多くなるものの、カラチのセーブは安定。カカがマークを外しだし、前線でタメを作れるようになる。カウンターを狙って時折レーマンを襲うものの、アーセナルの守備の人数が揃っていることもあり、フィニッシュの連携や精度をやや欠く。


とにかく今日はどの選手頑張ってましたね。オッドは移籍以来守備面で最高のパフォーマンス。マルディーニは突然のネスタのアクシデントにも関わらず、落ち着きを持ってディフェンスを締めていました。本当に凄い選手。

ネスタもカラーゼもマルディーニもアデバヨールには巧く対応していましたが、個人的には予想以上にアデバヨールにボールが収まる事に驚き。スピードもあるのでラインコントロールが難しい相手ですね。ミランは途中引き気味になって、もう少し押し上げて中盤をコンパクトにして欲しいと思う場面はありました。しかしアーセナルのパスのクオリティを考えれば、よく守ったと言わざるを得ないでしょうね。運もありましたし。

アンチェロッティの交代策についても文句なし。ジラルディーノが入ってカカと近い位置で2トップのような形になったことで、ジラにボールが入った時にアーセナルディフェンスに揺さぶりをかけることが出来た。
エメルソンの投入も、0-0でOKというメッセージを送るタイミングとしては適切だったと思います。


問題は攻撃面。ピルロとカカに激しいマークがついているし、そもそもスペースを見つけるのが難しかった。キープ力のあるセードルフがボールを持つとチームが前を向けるので、その時の押し上げがもう少しあるといいかもしれません。

選手も監督もフロントも頼もしい限りで、今日の試合には満足していませんね。サンシーロでは別のミランを見せる、と意気込んでいます。期待しましょう。
ネスタは幸い軽症でしたし、チーム全体のコンディションもきっと上がってくるはず!


アーセナル 0-0 ミラン

ミラン選手交代
50' ネスタ→ヤンクロフスキ
77' パト→ジラルディーノ
86' セードルフ→エメルソン



さて、0-0というスコアは微妙な所で2-1で負けるより少し良いという位のアドバンテージな訳です。しかし0-0でアウェーをから帰ってきて、ホームで失敗したミランは記憶にありません。
過去5年間、チャンピオンズリーグでファーストレグが0-0で終わった試合は8試合。内セカンドレグをホームで戦ったチームが勝ったのは5回(サンシーロのダービーを含まず)。
8試合中ミランの試合は5回です。そしてなんとミランの勝ち上がり率は100%!いかに試合巧者なのかが分かりますね。2週間後までの慰めになりそうです(笑)

02/03準々決勝 アヤックス 0-0 ミラン (ミラン3-2アヤックス)
02/03準決勝  ミラン 0-0 インテル (インテル1-1ミラン)
03/04一回戦  スラビア・プラハ 0-0 ミラン (ミラン4-1S・プラハ)
03/04準決勝  ポルト 0-0 デポルティボ (デポルティボ0-1ポルト)
05/06準々決勝 ベンフィカ 0-0 バルセロナ (バルセロナ2-0ベンフィカ)
05/06準々決勝 リヨン 0-0 ミラン (ミラン3-1リヨン)
06/07一回戦   セルティック 0-0 ミラン (ミラン1-0セルティック)
06/07一回戦   ローマ 0-0 リヨン (リヨン0-2ローマ)

posted by 三四郎 |11:23 | 試合-Champions League | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年02月19日

インザーギかジラルディーノかパトか

マルディーニの1000試合出場記念だったにもかかわらず、パルマ戦は視聴できず。結果は0-0だったのである意味結果オーライと前向きに捉えます。
試合内容は割愛してあえてトピックを挙げるとすれば、
・カカが復帰しフル出場
・ジーダがベンチで負傷したらしい
ということでしょう。ジーダは最近あまりいいことがないですね…。

パルマ戦を見られなかったので、そのままユーベ対ローマとスペインのサラゴサ対バルサをテレビ観戦しました。ミランが引き分けたのでCL出場権の座を増やすためにも心情的にはローマを応援してましたが、デルピエロのFKは流石としかいいようがないですね。ユーベはトッティに対してディフェンスが常に近い位置にいて、完璧にケアしていたと思います。ローマではデロッシとドニが良かったですね。

サラゴサの試合をなぜ見たかというと、リカルド・オリベイラが出ていたからであります。オリベイラは快調な動きでゴールも決めていましたし(11点目!)、ミラン時代よりものびのびやっているように見えました。やはり彼もファーストトップの選手だと再確認。相方のミリートとコンビネーションで崩すような場面は多くなかったですが、個人技はバルセロナ相手にも通用していましたね。ミラン時代はセカンドトップ的な役割、時にはサイドもやっていたので本来の力が出なかったのでしょうか。


前置きはここまでとして、いよいよアーセナル戦を明後日に控えムードも高まってきました。土曜日の指を脱臼し心配されていたカラチですが、ロンドン遠征メンバーに名を連ねましたし恐らく試合に登場するはずです。

気になるのは、FWの人選。
パトが予定通り復帰を果たし、ストライカーの駒は3つ。オリベイラ同様ファーストトップ的な色合いの強い3人ですから、きっと先発するのはインザーギ、ジラルディーノ、パトの中の1人でしょう(ロナウドが居れば違っていたかもしれないけど…)。

エミレーツ・スタジアムでの第1戦、やはり最初に意識しなければならないのはどうしても守備でしょうね。アーセナルはワイドに攻撃を仕掛けてくることが予想されるので、ミランはサイドを狙われないために4-4-1-1の布陣を基本として、数的優位を作られないようにすると思います。

相手は土曜日のFA杯で大敗を喫していますが、スパーズに1-5で敗れた後の試合では何もなかったかのように勝利しているので、ミランにとって良い兆候とは言い切れない所があります。離脱者が多いとは言え、勢いは衰えてはいないでしょう。今季のアーセナルはものすごく評判がいいのでドローが決まった後など何試合かチェックしましたが、個人的に驚いたのは攻撃よりもむしろ守備でした。戻りが早い。失ったボールは全力で奪い返しにいくんですね。このあたりが勝ち続けている要因でしょう。もちろん技術的にレベルの高い選手のパスワークあってこその勝利ですが。

ミランは出来れば引きすぎないようにしたいものです。ミランは守備のラインがかなり低めで、相手のシュートはコースを切りながらむしろ打たせる傾向にあります。これはアーセナル相手には危険な気がします。ゴール前でも平気でボールを回せる選手たちが揃っていますからね。

それに相手の戻りも早いので、素早くカウンターを仕掛けることも難しいのかもしれない。一番チャンスになるのは高い位置でボールを奪ったときですね。ゴールに近い位置でプレッシャーをかけ、一気にフィニッシュまで持っていきたい。しかしカカにはフラミニかジウベルトのマンマークが付きそう。もう一人突破できる選手が欲しいです。僕はそれはパトだと思います。

アンチェロッティがクリスマスツリーを採用するという”積極策”に出れば鍵を握るのは間違いなくセードルフですが、明後日の試合はセードルフもサイドでの守備に追われることは十分に考えられる。ドリブル突破と得点力を併せ持っている面を見せているパトは速攻向きですね。

気になるのはパトのコンディション。こればっかりは分かりません。そして経験の無さ。アーセナル相手にミランの経験が有効に作用するのなら、CL初出場の新鋭に明暗を託すのはアドバンテージを放棄することになるかも知れない。後はパトを先発させたとしたら、インザーギとジラルディーノのどちらかがベンチの中で(言い方は悪いですが)捨て駒になる可能性が高いということですね。アンチェロッティはピッポのジラと2トップをたまにやりますが、結果が出たことはありませんし…。

インザーギ、ジラルディーノ、パト。誰が先発でもおかしくありません。
インザーギの大舞台での勝負強さはずば抜けていますし、チームメイトとの息も合っている。その反面リーグ戦では未だ無得点。
ジラルディーノはチーム内得点王ですし、普通に考えればジラが先発ということも十分考えられますね。前線で体を張れるし、他の2人よりもセットプレーで威力を発揮するかもしれない。
パトは足元の技術とスピードに魅力を感じます。しかしぶっつけ感は否めない。


果たして誰がピッチに立つのか…。アンチェロッティはどういう采配を振るうのか…。想像しながら試合を待つのもまたビッグマッチの楽しみの一つ。今夜の記者会見には注目したいと思います。

正直言うと、しかるべき時にゴールを決めてくれれば誰でもいいですが(笑)

個人的には一番期待したいのが、ネスタカラーゼアデバヨールとのマッチアップはきっと面白いはず!


<ミランの召集メンバー>
GK:カラチ、フィオーリ、オッフレディ
DF:カフー、マルディーニ、ネスタ、カラーゼ、シミッチ、ヤンクロフスキ、ファヴァッリ、ボネーラ、オッド
MF:エメルソン、ガットゥーゾ、セードルフ、グルクフ、ピルロ、アンブロジーニ、ブロッキ
FW:カカ、ジラルディーノ、インザーギ、パト
・セルジーニョは登録外
・パロスキは召集されず

posted by 三四郎 |12:15 | 一般 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年02月16日

ロナウドへのエール

本当に世界中の人がロナウドに敬意を抱き、愛していたことが分かります。今回の膝の負傷に際して様々な選手・監督・著名人が悲しみと応援のコメントを出していますね。ロナウドにはゴシップのイメージがつき物ですが、彼はサッカー選手。それも世界最高の名をほしいままにしていたプレイヤーです。

パリで行われたロナウドの膝の手術は無事に終了したと伝えられました。復帰には8ヶ月・9ヶ月、それ以上とも言われています。しかしこれからのことはまだ全て未定。再びピッチに戻るのかスパイクを脱ぐことになるのかはロナウド本人にしか分かりません。ロナウドも決めかねている状況かも知れない。どちらにせよこれから長く辛いリハビリの日々が待っています。

ロナウドが苦痛の表情でサンシーロのピッチに沈み、涙を流して担架で運ばれた時、僕に最初に湧いてきたのは可哀相という感情でした。「もう一度世界一であることを証明する。」と言って、より高額なオファーを断ってミランに来てから1年。今季は未だ5試合の出場に止まり、念願だったCLへの出場も大切にしていたクラブW杯への参加もなりませんでした。慢性的な怪我と付き合い悔しさを隠しながら、最近は「チームに貢献したい。」という言葉を繰り返していたかつての世界最高選手。度重なる負傷に「引退」の言葉が囁かれる中、監督に出場を直訴した水曜のリボルノ戦で、交代出場からわずか2分の後に絶望の淵に追いやられているというのはあまりに残酷な現実です。

それでも僕はロナウドは復帰するものと信じて、疑うことはしませんでした。「引退」という拙速な報道を心の中で笑い飛ばす余裕もあった。しかし段々と時が立つにつれて、もしかしたら本当にロナウドはもう自分自身の運命に疲れ果ててしまったんじゃないかという不安が大きくなっています。離れて暮らしていた息子と一緒に生活もしたいでしょう。ロナウドの姿をピッチでもう見られないかも知れないと考えたとき、僕自身に可哀相ではなく悲しいという思いが生まれているのがわかります。

どちらの判断がなされるにせよ、ロナウド本人の考えが尊重されるように。ミランのチームメイト・スタッフ・監督をはじめ、全世界のロナウドを愛する人々が応援しているということ、支えになるということが伝わってくれればな、と思います。(アカウントを取得している人はミランの公式ホームーページでもメッセージが送れますので是非!)


さて、冒頭にも記述しましたが本当に沢山の人がロナウドに対してコメントを出しています。量が多いことや次々と出てくることからフォローしきれませんが、幾つかここに載せたいと思います。

<ロナウドの膝の怪我を受けてのメッセージの抜粋>

マルコ・アメーリア(リボルノGK)
「(腱が切れる)恐ろしい音を聞いた。あんな音は聞いたことが無かった。その後ロナウドの叫び声が聞こえてきたよ。
彼は過去にも同じような怪我に戦い抜いて来た偉大な選手でありこれからも新たな怪我と戦わなければならないけど、僕ら全員が彼の側にいると感じる。
彼に対して最大限の幸運をお祈りするし、それは他の全てのリボルノの選手も同じだよ。」

カリム・ベンゼマ(リヨンFW)
「ロナウドはキャリアを終わらせるまで、まだ何年もプレーする価値のある選手だよ。
僕にとって彼が今までで一番の選手なんだ。もしも彼がフットボールを止めたとしても、僕はロナウドのDVDを見続けるよ。彼のようなキャリアを過ごすのが夢なんだ。」

イケル・カシージャス(レアル・マドリードGK)
「(新契約を結んだ)今日のような良い日にも、怪我により昨日から辛い時を過ごしている仲間のことは思い出さずにはいられない。ロナウドには僕とチームメイトの全てのサポートを送りたい。」

マッシモ・モラッティ(インテル会長)
「彼が早く復帰出来ることを願っている。しかし前回の時と同じように、彼のキャリアにとって難しい時であるとは言わなければいけないだろうね。
それでも彼の内面には偉大な心の強さがあるし、強靭なフィジカルも持ち合わせている。
ドクターも彼のことを知っているし、彼自身も既にこの道を経験している。以前よりも(復帰に向けて)易しいはずさ。」

頑張れ、ロニー!

posted by 三四郎 |02:12 | 一般 | コメント(9) | トラックバック(0)
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2008年02月14日

勝ち点1とその代償 (-Livorno /16' Giornata)

クラブワールドカップに関する日程変更で延期されていたリボルノ戦が、今朝行われました。結果から言うと引き分けです。

それほど見所の多かった試合では無かったと思いますが、選手が頑張っているのは画面からも伝わってきましたね(それでもオッドとファヴァッリはもっとやれるはず)。
リボルノは始終ドン引きで、今季のミランはそういうチームに漏れなく苦しんでいるようにこの試合も難しかった。前半戦のゲームを繰り返しているような展開でした。きっとカカやセードルフがいたとしても同じように苦しんだと思います。

しかしアメーリアのビッグセーブに阻まれたもののアンブロジーニとインザーギが決定的なシュートを放ちましたし、リーグ戦初先発だったパロスキは得点こそならなかったものの攻守に奮闘しポジティブな印象を残しましたね!
それでもリボルノの拙攻に助けられた場面や、PKの判定に助けられたこともあって納得すべきドローでしょう。

後半にどうしても点が欲しい場面では、またしてもアンブロジーニを前線に上げてパワープレーに出ましたが、今季この戦法では一回も結果を出していません。カラーゼも上げたりはしないんでしょうか。
そしてベンゲルも見ている中、トップ下のポジションを任されアピールのしどころだったグルキュフですがうまく言ったとは言い難いですね。次のチャンスに期待!


ミラン 1-1 リボルノ
50' プルゼッティ
61' ピルロ(P)

ミランスタメン
GK:カラチ
DF:オッド、ボネーラ、カラーゼ、ファヴァッリ
MF:ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニ、グルキュフ
FW:ジラルディーノ、パロスキ

ミラン選手交代
57' パロスキ→インザーギ
57' ジラルディーノ→ロナウド
59' ロナウド→セルジーニョ


さて、この試合に引き分けたことで4位浮上のチャンスを逃し、フィオレンティーナの躓きを期待しなければならない状態に変わりはない訳ですが、試合結果よりもロナウドの負傷が気になるところです。

ロナウドは交代出場の直後、ゴール前の競り合いの中でジャンプした際に膝に問題を起こし、涙を流しながらそのまま病院へ直行しました。ロナウドが倒れた直後にチームメイトがベンチへサインを送っていましたから、明らかに異常な状態であったことが分かります。リボルノGKのアメーリアは「膝の腱が切れる音を聞いた。」と言っています。

本当に残念で、可哀相な事態になってしまいました。今シーズン中の回復は不可能、一部では引退も囁かれています。チャンピオンズの舞台に立ちたかったことでしょう。胸が痛みます。ロナウドの将来はロナウドが決めることですし、今の状況から復帰するのは相当に困難なことだと思いますが、どんなに時間がかかっても再びピッチに立って欲しいものです。


<リボルノ戦後の監督・選手等のコメント抜粋>

アドリアーノ・ガリアーニ
「(ロナウドのコンディションについて)現時点では膝蓋腱の深刻な負傷であることが判明している。
彼には我々が側にいると伝えたよ。ミランは以前にも、ケガの犠牲者となった選手たちを決して見放したりしないことをすでに証明してきた。ロナウドにも同じだよ。今夜、ロニーはPKを獲得して我々に貴重な1ポイントを与えてくれた。だが、我々は彼のことを心配している。現時点では診察を受けているが、完全な診断結果というのはすぐに出すべきものではない。これから数日待たなければいけないんだ。ロニーはチームを助けたいという意欲に溢れてピッチへと向かった。先日から、少し調子が良くなったと感じてすぐに、彼は力を貸すと申し出てくれたんだ。繰り返しておく。彼はこのドローに貢献してくれたんだ。シーズン終了時、おそらくこのドローは順位のうえで大きな1ポイントとなる。今は我々が彼を側で支える番だ。」

カルロ・アンチェロッティ
「ロナウドに起きたことについては、我々の誰もが非常に残念に思っており、とても心配している。彼のキャリアが終わったと言う気はないよ。それは、彼のキャリアに終止符を打てるのは時間だけなのだから。我々は彼の側にいて、彼を休ませなければならない。病院へ行って彼のコンディションを確認するために、チームメートたちは急いでスタジアムを後にした。苦しんでいる選手の側にいるための正しいことだと思う。側にいて支えることは、そのキャリアにおいてこれほどデリケートな時を迎えている彼を励ますのに役立つはずだ。」

ダニエレ・ボネーラ
「普通ではない事態だということはすぐにわかった、ロニーの仕草はローマでの負傷と同じだったから。なんでもないことを願うけど、重傷ではないかと心配だ。本当に残念だよ、彼は本当にすばらしい人で、彼がもう一度がんばろうと思ってくれることを切に願う。ロニーはいつでも決定的なプレーをみせてくれる偉大な選手だ。彼についていろいろなことが取りざたされている。でも彼はいつだってチームのために尽くしているし、本当にすばらしいプロフェッショナルだ。」

カハ・カラーゼ
「僕たち全員がロニーの怪我をとても残念に思っている、今はみんなで彼のサポートをしてあげないと。ピッチ上からは、厳しい事態だとすぐに見てとれた。残念だ、本当に不運なことだ。」

posted by 三四郎 |10:34 | 試合-Serie A | コメント(7) | トラックバック(0)
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2008年02月13日

「インテル贔屓」はナンセンス

最近の一連の“審判はインテルに有利な笛を吹いている”という報道には正直ウンザリしています。

カターニア戦でもカンビアッソの先制ゴールがオフサイドだったので、メディアの過剰反応ぶりはますます高まっていますね。
でもあの程度の誤差は起こりうることだし、実際別の試合でも同じような審判のミスはあるでしょう。


結局タイミングが悪かったんだと思います。
メディアによって騒がれ始めたのはパルマ戦でした。あの時は試合終了間際までパルマが勝っていて、インテルが今季初めて負けるんじゃないかと見ている人は期待した。
しかしその後微妙な判定でインテルにPKが与えられて追いつき、さらに一点を重ね遂には逆転まで。

PKにつながったハンドの判定は間違いだったかも知れないけど、あの程度のミスはあり得る。
それなのにこれだけ批判が盛り上がったのは、見ている者がインテルが負けるという期待を裏切られたからに過ぎないのではないでしょうか。
さらに言えば逆転ゴールが入らなければこれ程の騒ぎにはならなかったかもしれない。

厄介なのはメディアが一度火をつけてしまうと論理的な思考が停止して、あら探しをすることだけに集中してしまうこと。
インテルがその後のウディネーゼ戦でゴールを取り消されたことなんて無かったことのようですね。


EURO予選終盤のスコットランド対イタリアでも同じようなことがありました。
同点のまま迎えた終了間際に微妙な判定によりイタリアにFKが与えられて、
そこからパヌッチが決勝ゴール。
その試合に負けたことでユーロ出場の可能性が無くなったスコットランドのメディアは激怒し、主審とイタリアを糾弾していましたね。スペイン人の主審のもとに脅迫まであったようです。

しかし実は2―1で終わったこの試合、前半にイタリアが2―0とするはずだったディ・ナターレの正当なゴールはオフサイドの判定で取り消され、後半に同点としたスコットランドのゴールはオフサイドでした。

それはきっとスコットランドのメディアも分かっているはずです。
しかしユーロ出場への期待が裏切られたことで感情的になってしまい、あたかもあのFKが無ければ我々が本大会へ行っていた、というような論調に(実際は引き分けでも可能性はかなり低い状況でした)。
日本の記者の中にも某雑誌にあった記事のように審判買収を示唆するようなものを書く人までいて話になりません。
せっかく良い試合だったのに。


問題の一つは、メディアが印象操作・世論誘導を図る所にあると思います。
どうせ読んでる奴は無知だから位に思っているかも知れません。
我々は雑誌やニュースの報道を過信せず、冷静になることが必要でしょう。

メディアがそんなに毎回の判定に不満を持っているなら、ビデオ判定の導入でも真剣に訴えているはずですからね。


個人的には基準を明確化して意思統一を徹底すること。そして審判の方々に更なるレベルアップをお願いすること、の2つしかないように思います。

トッティの言っていた潜在的服従説にはなんとも言えないですね。政治的なことは実態を掴むのは難しいし、想像に頼る部分が多くて事実よりも肥大しがちです。
一つ確かなことは、純粋にスポーツ的な観点から見ても今回の審判騒動はそれほど騒ぎ立てることではない、と言うことでしょう。

posted by 三四郎 |18:18 | 一般 | コメント(15) | トラックバック(0)
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2008年02月11日

ロナウドとインザーギの2トップ!主役は… (-Siena /22' Giornata)

前回のエントリーで、「ロナウドとインザーギのスタメン同時起用はないと思う」なんて言ってしまった…。しかしアンチェロッティは使ってきました!最近は使えるコマも増えて強気な采配が見られるようになってきましたね。

ミランのスタメンは、
GK:カラチ
DF:カフー、ネスタ、マルディーニ、ヤンクロフスキ
MF:ブロッキ、ピルロ、アンブロジーニ、セルジーニョ
FW:ロナウド、インザーギ

布陣は4-4-2で、面白い人選をしたな~と感じました。
まずゴールキーパーのポジションはカラチのものであるということ。
サイドバックは右がカフー、左は浦和戦以来のヤンクロフスキ。
中盤はどういう構成になるかと思ったら横並びでしたね。ピルロとアンブロジーニが中盤底。右ブロッキ、そして左はサプライズでセルジーニョでした。
そして2トップはロナウドとインザーギ。ロナウドが加入して1年以上立ちましたが、初の両雄揃い踏み。昨年はロナウドがCLに出られず、インザーギはCLが主戦場でしたからね。


メンバーはいつもと大きく変わりましたが、ゴールへのアプローチも全く違うミランを今日は見せてくれました。
ポゼッション主体なのがミランのサッカーですが、シエナ戦は基本的にはサイドから。特に左サイドはヤンクロフスキとセルジーニョがコンビプレーで何度も突破を図るシーンがあって新鮮。右サイドもカフーが試合を通して何度もオーバーラップを敢行し、いいアクセントとなっていました。

しかしこの攻撃、サイドを突破する所まではいいものの肝心のゴール前での怖さに欠けましたね。相手のセンターバックはどのチームも屈強な選手を揃えているので、なかなか横からの攻撃では崩れない。インザーギとロナウドにピンポイントで合うことがなければシュートまでいきません。

むしろピルロからの裏を狙ったパスの方がインザーギを生かすことが出来ました。ピッポは何度かラインを突破するものの、1回の決定機は決められず。それでもミランは中央の攻撃の方が良いですね。4-4-2のフォーメーションは縦への推進力を持っているカカがいてこそ、という感じがします。2トップとボランチの間にスペースが広大にあってなかなか真ん中でパスが繋がらなかった。インザーギとロナウドが交互にボールをもらいに下がっていましたが…。

前半はいつもと違うミランで非常に面白かった。しかしあまり得点の匂いはしなかった。といった展開だったと思います。ヤンクロフスキとセルジーニョの左サイドはまた見てみたいですね。

そして後半に向けてやはり動いたアンチェロッティ。
恐らくロナウドは45分と決まっていたのか、セードルフと交代。スペースがあったトップ下の位置に選手を置きます。
ネスタもボネーラとチェンジ。ネスタはずっと出ずっぱりでリボルノ戦での休息がアナウンスされていましたが、シエナ戦45分で交代…。怪我ではないといいんですが。

セードルフを投入しさあ、行くぞ!というミラン。しかし後半開始しばらくは流れがシエナに。シエナは前半はそれほどでもなかった前線からのプレスを、一気に強めチャンスを作り出しました。56分には、マッカローネに完全に裏をとられヒヤリとする場面も。

ミランはいまいちセードルフと周りの呼吸が合わず、意図した攻撃につながりませんでしたね。シエナのプレッシャーも増していたこともありますが、結局左サイドでしかポイントを作れませんでした。62分にはシエナに3対3の場面を作られロカテッリのヘディングがあわや、というシーンが。

そこでアンチェロッティは思い切りましたね。明らかに疲れが見えていたセルジーニョに代えてパロスキを投入。4-4-1-1から4-3-1-2のミランが得意な形にシステムチェンジ。

そしてパロスキ投入からわずか20秒!セードルフの技ありの左足の浮き球スルーパスにうまく抜け出したパロスキが右足でゴール左隅に強烈なボレーシュート!なんとなんとセリエA初出場ファーストタッチでゴール!!コッパイタリアの2試合に出場したのに続き、トップチームの公式試合3戦3ゴールの活躍。アルベルト・パロスキ、本物です。実況の人もいくつかのニュースサイトもアンドレアと言っていましたが(笑)アンチェロッティも大喜びでしたね。本当に素晴らしいです。

その後はみんながパロスキにボールを集めて、まるでパトのデビュー戦のような状態に。パロスキは憧れのインザーギにゴールさせようとしていましたね。

ミランは時間がたつにつれて徐々に試合のペースを遅らせて、逃げ切りムードに。アンブロジーニがよくボールをカットし、前線に走りこんで大活躍。ベルガッソーラのハンドによる一発レッドもあり、ミランがポゼッションをしながらうまくいなしていました。

それでもシエナは先週ローマに3-0で勝ったチーム。決定機を作り出します。特に89分のフリックのヘッドはカラチがスーパーセーブでまたしてもミランを救いました。1-0の試合は点が入った途端に見ているとドキドキしてしまいますね(笑)なんとか逃げ切り4戦連続クリーンシートで4連勝!ミッドウィークのリボルノ戦に勝利すれば、フィオレンティーナを抜いて単独4位に浮上します。


ミラン 1-0 シエナ
63' パロスキ

ミラン選手交代
46' ロナウド→セードルフ
46' ネスタ→ボネーラ
63' セルジーニョ→パロスキ


またしても追加点を奪うことは出来ませんでしたが、守備が安定して(GKも)勝利パターンが出来上がってますね。カウンターの精度が上がってくれば、きっともっと楽になると思います。
今日の試合は、監督も強引に我慢することなく積極的な采配で勝ち点3を引き寄せましたね。なんといっても今日はパロスキ!最近のセリエAは若手の台頭が著しくて楽しみが増えてますね!
しかし個人的に注目していたグルキュフは結局出番なしでした…。

posted by 三四郎 |02:12 | 試合-Serie A | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年02月08日

グルキュフはアピール出来るだろうか

ミランにやってきた時はそれなりの期待しかされていなかったものの、CLデビュー戦でいきなりゴールを決めたことで一躍脚光を浴びたヨアン・グルキュフ。06-07シーズンはセードルフの控えとしてはあまり機能せず、アンブロジーニの復活もあり徐々に出場機会を減らしていきました。今シーズンもその流れは変わらず、ミランのMF陣の中では9試合189分と最も少ない出場時間。アンチェロッティは以前グルキュフについて、自分の技術を見せつけたがる、もっとシンプルにプレーしなければいけないと苦言を呈していました。確かにやみくもにドリブル突破を試みたり、とにかくミドルシュートを打つといったシーンもあったように思います。最近はそんなグルキュフのプレーが影を潜めていて逆に寂しいくらい…。足元の技術には確かなものがあるだけにそろそろアピールしたいところです。

日曜日のシエナ戦はきっと絶好のチャンス。カカとパト、そしてガットゥーゾがいないことで出場の機会が回ってくる可能性は普段より高いと言えるでしょう。

しかしガゼッタの日本時間2月8日19時現在の予想フォーメーションはロナウド、セードルフ、インザーギの前線のトライアングルとなっています。中盤はピルロ、エメルソン、ブロッキ。個人的にはロナウドとインザーギがピッチでどういったコンビネーションを見せるのか非常に楽しみで見てみたい。でも怪我明けのロナウドとインザーギを始めから同時に使うことはないんじゃないかという気もします。グルキュフはU-21フランス代表の試合をこなしたばかりですが、日曜はサンシーロに出てくるでしょう(この状況下でも出場がなかったら可哀相)。

シエナは厄介な相手です。今週練習試合で14-0という鼻血が飛び出しそうなスコアを叩き出しているそうですが、まあそれは弱小チームとの話ということで。ミランにとって記憶に新しいのは昨シーズンのアウェー戦。ロナウドの移籍後初ゴールや4-3という派手なシーソーゲームで強烈に覚えています。今シーズンは第3節に戦いましたがやはり苦しみ、終了間際のネスタのゴールで1-1と引き分けるのが精一杯でした。この時も代表戦の後でカカとピルロが不在。グルキュフとセードルフのトップ下という布陣でした。まあうまく機能したとは言いがたい出来だったように思います…。同じシエナ相手に同じ過ち(セードルフ&グルキュフ同時起用)を繰り返したくない、と監督は考えるかも知れませんね。

う~ん。グルキュフはこのままミランで居場所を見つけられないまま終わってしまうんでしょうか?トップ下をこなせるMFはカカとセードルフしかいないだけに、頼れる控えがいてほしい。やっぱりグルキュフはトレクアルティスタだと思うんです。シエナ戦とミッドウィークのリボルノ戦のどちらかで、自身の存在価値を大いに示してもらいたい。”アンチェロッティへのアピール”を成功させて後半戦の主役の1人になってくれることを期待!!



・・・今朝の日本のスポーツ新聞に面白い記事がありましたね。ブライダが森本に注目しているというやつです。ミランが森本を獲得する可能性は言うまでもないですが、かなり低いと思います。来季パトと森本がサンシーロで2トップを組む姿は全く想像できない。しかし同時にゼロでもないかな、という気もしています。ミランは過去に中田の獲得を真剣に検討したことがありますから(結局ルイ・コスタがやってきましたが)、例えば共同保有などの完全移籍ではない形などで森本に手をつけておくということも…。まあどちらにしろ可能性はほとんどない話です。森本にはカターニアでこのままのびのびと成長していくことが望ましいでしょうね。
それからワレラがFC東京にユベントスのネドベドが…という突拍子もない話も。ユーベがCL出場権をこのまま獲得すればネドベドはきっと残留するように思うんですが…。
とにかく移籍市場が閉まった後というのは次の移籍まで沢山の時間がありますから、新聞社は大きな夢を見させてくれるものなのでしょう。

posted by 三四郎 |19:04 | 一般 | コメント(4) | トラックバック(0)
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