2007年11月12日
騒乱のベルガモ (カルチョ負の連鎖)
アレッツォのサービスエリアで起きた、ラツィオファンとユベントスファンの衝突。それに介入した警官の誤射により(現在の報道による)ラツィオ側の一人の青年が死亡する事件がありました。 FIGC(イタリアサッカー協会)のジャンカルロ・アベーテ会長はインテル対ラツィオ戦の延期を決定。さらに他の試合は10分~15分ほど試合開始を遅らせること、選手全員が喪章を着けてプレーすることを指示。 ベルガモでのアタランタ対ミラン戦は15分遅れで始まりました。 しかし試合開始間もなく、ホームチームのゴール裏からピッチに発炎筒が数回投げ込まれる事態に。アタランタGKのコッポラに危害が加わるおそれがありました。さらに、ゴール裏のガラスのバリアをアタランタのウルトラスが破壊。大きな穴が2つ開き、混乱が生じます。 試合は7分で一時中断し、主審のサッカーニさんと両チームの選手・関係者がピッチ上で話し合い。アタランタの主将であるドーニがゴール裏に行き説得を試みますが、結局両チームはサッカーニさんの決定でロッカールームに一旦戻ります。 この時点では「一時的な延期」ということでスタジアムが沈静化されれば再開ということでした。しかしホイッスルから40分程たった後、正式に試合の延期が決定。 試合が中断されている時分、テレビのカメラはスタジアムの幼い子供たちを映し出していたのが印象的でした。”スタジアムに安全を!”というのは善良な全ての人の願いだと思います。 アタランタのウルトラスが暴挙に出たのは、ラツィオのファンが殺されたのに試合をすることはおかしいという訴えを起こす為だったようです。 発炎筒を投げ、ガラスバリアを破り、警官隊と衝突するのが追悼の意の表現として得策でないのは明白。馬鹿げた負の連鎖としかいえません。 結局こういうことが起きます。問題は、まず若者に社会的な不満が蓄積しているということ。さらにそこから警察への不信が拡大しています。不信というより「対立」と言った方が正しいでしょうか。 それが今回の警察誤射事件で少なくともアタランタのウルトラスの火を点けた。根は深いです。
posted by 三四郎 |00:28 |
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