2007年11月07日
アンチェロッティの選択 (-Shakhtar /Matchday 4)
よく勝った!試合の入り方、というか今日の前半は敗れた第2節のセルティック戦のようなアプローチだったのでちょっと心配でした。 試合を決定付けたのは、まさにMVPの活躍だったインザーギ! シャフタール 0-3 ミラン 66' インザーギ 72' カカ 93' インザーギ まずミランのスターティングメンバー GK:ジーダ DF:ボネーラ、ネスタ、カラーゼ、セルジーニョ MF:ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニ、セードルフ、カカ FW:ジラルディーノ そして注目のベンチメンバー GK:カラチ DF:オッド、マルディーニ MF:ブロッキ、グルキュフ FW:インザーギ、ロナウド 大体予想通りの布陣でしたけど、サイドバックはやや予想外。オッドが復帰していたにもかかわらず右にボネーラ。そして左にはセルジーニョ。 ボネーラのサイドバックは昨シーズンあまり評価されず、本人もセンターの方がやりやすいと言っていました。ただ、ボネーラには人に強いというオッドにはない良さがあるので、監督はシャフタールの強力な2トップに入るクロスへの対応をケアするための起用だったのだと思います。完封勝利を収めたサンプドリア戦でも非常に上手くやっていました。 前半の試合はセルティック戦のように、まさにアウェーの戦い方。セードルフのポジションに違いはあるものの、守備を強く意識して攻撃は1トップを狙ったボールでリスクを犯さず。それもあってシャフタールにほとんど決定機を作られませんでした。しかし試合をコントロールしていると言えるでしょうけど、今季はそれが最後の結果に結びつかないので、今日の試合は嫌な予感がしました。”巧く戦うのだけれど相手の一発に泣く。猛反撃を試みるも実らず。”という展開になるんじゃないかな~と。 ただ、今日のミランがいつもと違うのはベンチにロナウドがいるということ。後半の早い時間に投入してほしいと思っていました。しかしアンチェロッティが使った交代策はジラルディーノout、インザーギin。いつものミランのごくごく普通のカードの切り方。このチェンジで結果が出たことは少ないのでガッカリ。 しかし今日のインザーギはスーペル・ピッポ!出た途端にガットゥーゾへの決定的なパスをだして好調ぶりを示す。その直後にはピルロが高い位置でボールをカットすると、ピッポは素早くオフサイドラインのギリギリを見極め先制ゴール!攻めあぐねていたミランに嬉しい嬉しい得点。その後もインザーギは存在感をだし続け、ポストプレーからカカのカーブする素晴らしいシュートをお膳立て。カカの巧さが光る最高のシュートでした。追加タイムにはお返しとばかりにカカからのパスをインザーギが決めてドッピエッタ達成! アンチェロッティは試合のアプローチを変えず、今回もアウェーの戦いに徹しました。試合後のインタビューで、ディフェンスのボネーラは「先制してからの方が苦しんだ」。オフェンスのカカは「先制してからは簡単だった」と言ったのが印象的です。 負けていたらロナウドを投入していたでしょうね。しかし果たして1トップを変えてもなお引き分けの状態だったらロナウドを使っていたかな?というのがちょっと気になります。 報道によるとインザーギは自主的に厳しいトレーニングを己に課して、チャンスを待っていたそうですね。アンチェロッティに自らの起用を選択させたのも ピッポの真摯な態度だったかも知れません。モチベーション低下が叫ばれているミランにとってこのベテラン選手の姿は見本だと思います。そういった選手が結果を出し、勝利するのは本当に大きい。 今日の試合でまさにフィリッポ・インザーギの真骨頂を見ました。Grazie! もう一度!スーペル・ピッポ!! <シャフタール戦後の選手のコメント抜粋> ダニエレ・ボネーラ 「今夜の僕らは上手くやった。個人的には常にこの役割をしっかりこなせるように努めている。ただ、僕はもっと純粋なディフェンダーなんだけどね。でも、自分が右サイドでプレーすることが監督の役に立つこともあるし、今夜のようにまったく問題なく適応できるよ。 「右サイドでカフーやオッドみたいに上手くなるのは難しいことだ。でも、アンチェロッティ監督が僕に要求することを全力で尽くすことを心がけている。 試合に関しては、先制してからの方が苦しんだ。それまでの僕らはほぼ完璧だったんだ。ピッポが先制してから、シャフタールは反撃し始めた。でも、僕らは上手くリスタートを切り、一気にゴールを奪えたんだ。」 リカルド・カカ 「試合のキーポイントは忍耐力だった。前半の方が難しかったね。後半にピッポが入り、僕らは均衡を破ることができた。そしてそこからはすべてが簡単になったんだ。 ファウルの多い試合だった。そういう試合もあるし、僕はもっと我慢することに慣れなければいけない。 今夜の自分のゴールは気に入っているよ。ああいう時には、しっかりボールをセットして、シュートするのに最適な方法を見つけるしかないからね。バロンドール獲得に向けて役に立つことを願っているよ。ピッポが上手く僕にパスしてくれた。こうやっていい戦いを続けていくために、今は全員が一緒にチームプレーを取り戻していかなければいけない。」
posted by 三四郎 |16:30 |
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