2008年10月03日
UEFAカップは日本時間では金曜の朝になることが多くてなんだか慣れませんね。その関係でセリエAも日曜のナイトゲームに組み込まれるという(僕らにとって)ハードな日程・・・。
今日あったチューリッヒとの対戦はUEFAカップの「1回戦」という位置づけです。2戦合計で勝利を収めたチームが晴れてすでに抽選済みの「グループリーグ」へと進出します。
それではまずは前回の対戦のおさらいから。
~ミラン対チューリッヒ UEFAカップ1回戦ファーストレグ~
セリエA開幕2連敗を受けてまさに正念場だったサンシーロでのチューリッヒ戦。アンチェロッティはロナウジーニョをスタメンから外し、カカ、パト、シェフチェンコのトリデンテを前線に起用した。
結果から言えば3-1の勝利を挙げてグループリーグ進出に向けて大きく前進することとなったが、チューリッヒは楽な相手ではなかった。ミランの先制点が生まれる直前には一度ゴールネットを揺らしている(ごくわずかオフサイド)。
この日ミランの選手の中でもとりわけ評価を上げ復調を印象付けたのはシェフチェンコだろう。自らポストを叩くシュートを放ち、ボリエッロのシーズン初ゴールをアシストするなど存在感を示した。
しかし何よりチームにとって大きかったのはパトとボリエッロが共に得点を挙げたことである。前者はFKから豪快に右足を一閃し、後者は一度タイミングをずらしてからゴールの隅を左足で狙う技ありシュート。この2人が活躍をアピールしたことによって、その後のラツィオ戦・レッジーナ戦と連勝を続けていくチームの前線のベースが出来たことが、このチューリッヒ戦最大の収穫だった。
ミラン 3-1 チューリッヒ
45' ヤンクロフスキ
56' パト
74' ボリエッロ
78' ドュリッチ(Z)
ミラン出場選手
GK:ジーダ
DF:アントニーニ、ボネーラ、カラーゼ、ヤンクロフスキ
MF:アンブロジーニ(68'→エメルソン)、フラミニ、セードルフ
OMF:カカ
FW:パト(66'→ボリエッロ)、シェフチェンコ(76'→ロナウジーニョ)
・・・という訳で次は今朝あったセカンドレグを。
ミランが敗退する条件は「3点差以上もしくは0-2での負け、または1-3敗戦でのPK戦負け」とかなり優位な状況です。
先発メンバーはこちら
GK:ジーダ
DF:ザンブロッタ、ボネーラ、カラーゼ、アントニーニ
MF:フラミニ、エメルソン、アンブロジーニ
OMF:セードルフ、ロナウジーニョ
FW:シェフチェンコ
・キーパーは再びジーダ
・アントニーニが左サイドバック
・中盤の底にはセードルフではなくエメルソンを起用
2点をリードしている状況でこのアウェーゲームを向かえた訳なので、守備に重点を置いてカウンターを狙っていくのかな、というのが個人的な戦前の予想。
しかしフタを開けてみれば試合を支配して積極的に攻撃を仕掛けていたのはミランでした。満員の観客の前でチューリッヒの選手達がはじめから意気消沈しているとも思えず、ミランのチーム状況がこの2週間でかなり改善されているということが分かります。
特に前半は左サイドのロナウジーニョを中心に何度も決定機を作るミランに対し、チューリッヒは沈黙。ミドルシュートを打つばかりでジーダを脅かすまでには至りませんでした。
前半のミランは主に左サイドから決定機を量産します。
特に45分のロナウジーニョのヒールパスの裏に抜け出したアントニーニがマイナスのクロスを送り、セードルフのシュートが枠をかすめたシーン。
そのわずか1分後の今度はセードルフが同じようにヒールパスを送って今度はロナウジーニョが抜け出しクロスを送ったシーン(完全に崩しゴール前のシェフチェンコとアンブロジーニは触るだけだったもののディフェンスの執念のクリアに阻まれる)は最も得点に近づいたシーンでした。
ただし良いことばかりとはいかず、前半30分にボールを奪おうと足を伸ばしたカラーゼが膝を痛めたのがバッドニュース。ボネーラは前回のチューリッヒ戦同様センターバックとしてかなり良いパフォーマンスを見せていましたが、ネスタとセンデロスの復帰が望まれるところです。
そして後半。前半30分にカラーゼに代わりマルディーニが入った他は、ハーフタイムでも交代なし。
前半は左サイドからの攻めが多かったせいか、後半は右サイドから意識的に崩しを狙っていたような気がします。それでも主導権は明け渡さず、真ん中一辺倒のチューリッヒを押さえ込みながら得点を狙うミラン。
61分にはアンブロジーニを下げカカを投入する積極采配で、遂に待望の瞬間を引き寄せます。
70分。ボールを持っていたザンブロッタがロナウジーニョへパスを送り、そのロナウジーニョはディフェンスの注意を引き付けながらラインを破る浮き球のスルーパスを左へ。シェフチェンコはオフサイドラインを絶妙なタイミングで抜け出してキーパーと1対1になり、左足でキーパーの脇の下を転がすシュートで移籍後初得点!アンチェロッティも両手を上げてガッツポーズ!
残りの10分~20分はチューリッヒが猛反撃。選手交代を繰り返し、サイドからの攻めも見られるようになりました。ミランもカウンターから何度か決定機があったもののオフサイドを取られるなど決めきれず。
しかしそれでも落ち着いて試合をコントロールしたミランはアウェーゲームながらしっかりと相手を無得点に抑え、なんと公式戦5連勝!2週間前を思うとちょっと信じられません。
チューリッヒ 0-1 ミラン
70’ シェフチェンコ
ミラン選手交代
30’ カラーゼ→マルディーニ
61’ アンブロジーニ→カカ
76’ セードルフ→ガットゥーゾ
というわけで1回戦を無事突破したミランはグループリーグへの進出が決定!
ミランが入るグループAのその他のチームの結果を含め確認しておきます。
グループA 2戦合計スコア
ミラン (イタリア) 4-1 チューリッヒ(スイス)
ティミショアラ(ルーマニア) 1-3 パルチザン (セルビア)
ヘルタ・ベルリン (ドイツ) 2-0 セント・パトリックス(アイルランド)
バニーク(チェコ) 1-2 スパルタク・モスクワ (ロシア)
メタリスト (ウクライナ) 4-1 ベジクタシュ(トルコ)
10月7日に抽選会が行われ、そこで対決順と場所が決まります。UEFAカップのグループステージは、ホームとアウェー2試合ずつの計4試合で決着がつく方式。その結果上位3チームが決勝トーナメントに勝ち上がり、決勝のイスタンブールの地を目指します。
それにしても寒いところのチームが多いなぁ・・・。
posted by 三四郎 |06:08 |
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2008年08月25日
追記:アルベルト・パロスキのパルマ移籍が決定
今夏数多くのクラブからオファーが来ていたパロスキ。最も話が進んでいたのはトリノでしたが、ミランが負傷者の状況から話をストップさせる間にビアンキを獲得したのでこの話は終了。パルマは降格してしまったのでセリエBでの戦いとなりますが良い選択だと思います。
レンタルではなく共同保有というのが個人的には少し気になりますが、ぜひ名門パルマで経験をつけていつかミランに戻ってきてほしいです。
開幕戦を前にした最後の親善試合はスペインでのアウェー戦。アトレティコ・マドリードに似た赤と白の縦じまのユニフォームのスポルティング・ヒホンとの試合が行われました。
以下は簡単な試合メモです。
ミラン 先発選手
4-3-2-1
GK:アッビアーティ
DF:ザンブロッタ、マルディーニ、カラーゼ、ヤンクロフスキ
MF:フラミニ、ピルロ、カルダシオ
OMF:セードルフ、ブロッキ
FW:パロスキ
・カラーゼとマルディーニが怪我から復帰。
開始早々からスポルティングの意気込みが伝わってくる。中盤の底に位置するピルロには激しいチェック。そして前線からの積極的な守備も目立ち、マルディーニのビルドアップのパスがカットされるシーンも。
最初のミランのチャンスは9分。ワンタッチでブロッキ→セードルフ→ヤンクロフスキとつなぎクロスを放つも1トップのパロスキはうまくミート出来ず。
13分もミラン。右サイドを突破したザンブロッタが際どいグラウンダーのクロスを送るも、パロスキとセードルフはあと一歩届かずクリアされてしまう。
15分。スポルティングの左サイドから、逆サイドへ大きく展開するミランの苦手な形を作られピンチを迎える。
21分。ヤンクロフスキが上がった裏を突かれフリーでクロスを上げられるもザンブロッタがナイスクリア。
23分流れに乗っていたスポルティング先制。相手左サイドからの大きなクロスがゴール前中央に上がる。そこへ走りこんできた選手にピルロが突ききれず、カラーゼがその選手につられて本来マークすべき選手にフリーでヘディングを放たれてしまった。
28分、サイドを揺さぶられた後の鋭いシュートをアッビアーティが防ぐ。
29分スポルティングのチャンス。FKに走りこまれ完全にフリーな状態でヘッドを放たれるものの運良く枠を外す。
32分ミラン。ピルロからペナルティエリア内のフラミニにスルーパスを送るもオフサイド。こういう場面はシーズン中も良くあるので、フラミニにはピルロがボールを持っているときはいつでもスルーパスを受けられる状態にいてほしい。
38分スポルティングカウンター。前がかりになった高いラインの裏を突破される昨シーズンのミランが特に前半戦で苦しんだ形。
41分。ブロッキからパロスキへとつなぎ、キーパーと近い位置で1対1となるもシュートは正面。
前半終了。
ハーフタイムでの交代は、
マルディーニ→ボネーラ
カラーゼ→ファヴァッリ
カルダシオ→エメルソン
後半開始。ようやく復帰のエメルソンが中盤の底に位置し、ピルロがより攻撃に参加する形にポジションチェンジ。
48分ミラン。ザンブロッタのクロスをパロスキと相手キーパーが競り合い、こぼれ球を詰めてネットを揺らすもその前にファールの判定。
52分。ザンブロッタのクロスからブロッキ、そしてエメルソンと立て続けにミドルシュートを打つも相手選手に当たってしまう。さらにピルロのクロスにパロスキが走りこんでシュートを打つものの枠を逸れる。
53分続けてパロスキ。セードルフのスルーパスをコントロールしシュートまで持ち込むものの枠を大きく超える。
58分。アッビアーティのクリアボールが近い位置にいるスポルティングの選手に当たりヒヤリ。
60分。スポルティング3枚選手交代。
61分。ピルロのFKのチャンス。直接狙った球は鋭く落ちて枠をとらえたが、キーパーがコーナーに逃れる。
62分スポルティングさらに複数の選手を交代させる。
65分ミラン。パス回しからブロッキがチャンスを迎えたものの後方からボールを奪われシュートならず。
67分。ヤンクロフスキに代えてアントニーニ投入。
69分。パロスキに代えてビウデス投入。
71分ミラン。セードルフとフラミニのコンビで作ったスペースにザンブロッタが走り込んでクロスを中に送るもののこれもクリアされる。
72分。ブロッキのヘディングシュートはキーパー正面でキャッチされる。
ミランは後半開始から主導権を握り、その後ピルロのスルーパスから何度かチャンスを作るもののスポルティングの体を張ったプレーにシュートまで結びつかない。
そして78分スポルティングに追加点。左サイドで得たフリーキックを右足で直接決められ2点のビハインド。
84分。クロスを放たれまたも逆サイドががら空きにに。フリーで鋭いシュートがゴールを襲うもアッビアーティが防ぐ。
スポルティングは2点目を決め手からは主導権をミランから奪えかえしそのまま試合終了。
スポルティング・ヒホン 2-0 ミラン
24’ バリャル
78’ ビリッチ
ミラン選手交代
46’ マルディーニ→ボネーラ
46’ カラーゼ→ファヴァッリ
46’ カルダシオ→エメルソン
66’ ヤンクロフスキ→アントニーニ
68’ パロスキ→ビウデス
その他気になった選手たちの印象を
アッビアーティ:失点はしょうがないものの、一度プレゼントパスを贈る大きなミスを犯してしまった。その他は安定。
ザンブロッタ:これまでプレシーズン振るわなったものの今日はサイドの上下を何度も繰り返し、守備でも堅実な働きをしていてかなり好印象。
ピルロ:FKや長いパスの精度が上がってきておりシーズンに向けて順調な調整。
セードルフ:プレシーズンで最も頼りになる男。後半あまりフィニッシュに参加しなくなったのは残念。
カルダシオ:あまり目立たず良くも悪くも無難な印象。
フラミニ:献身的にピッチを走り回る姿はさすがでMVP級。ただ必然的にファールが増えるのでプレミアとの違いで最初は苦労するかも知れない。
ファヴァッリ:早々にイエローをもらい、危うくPKを献上しかける。センターバックは厳しいと思う。
ボネーラ:相変わらず足や腕を放り出して相手選手を止めようとするのでハラハラする。
エメルソン:仕上がり状態はまだまだ。途中出場ながら疲れている様子だった。
ビウデス:股抜きでドリブル突破を試みるなど技術に自身があるようだった。パロスキと同様に1トップよりも別の形で使ってほしい。
ブロッキ:・この夏の親善試合でブロッキがトップ下を務める場合があるのは、単なる不在選手の穴埋めとしてなのか。それともアンチェロッティは本気でコンバートを考えているのか。現状ではあまり活躍を期待できない。
さて、スコアは残念なだったもののミランの選手たちの動きは悪くなかったと思います。
スポルティングの選手は非常にモチベーションに溢れていて、特に守備面で最後の所を割らせてくれませんでした。
FWの動きが物足りなくミランの攻撃もあと一歩のところがありましたが、これは開幕までにベストのメンバーを見つけだして詰めていってくれればいいと思います。
ただし守備に関してはサイドを大きく揺さぶるクロスに相変わらず弱いこと、サイドバックが上がった裏を突かれると一気にピンチを迎えることなど、相変わらずの課題が残っている点はシーズンに向けて不安を残したままになりそうです。
いよいよ次の試合はサンシーロでのボローニャ戦。新シーズンの始まりは一体どういうミランを見せてくれるのか。楽しみです。
posted by 三四郎 |04:31 |
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2008年08月18日
日本時間の今朝、毎年恒例のルイジ・ベルルスコーニ杯がサンシーロで開催されました。今年も相手はユベントスです。
北京オリンピックではブラジル代表もイタリア代表も共に開幕2試合で6得点と絶好調だったのに、ここ最近の親善試合2つで正反対の6失点を喫しているミラン・・・。奮起が求められていました。
これまでの親善試合に比べてミランの選手たちの動きは格段に良くなっていたように思います。CL予備予選に挟まれた形のユベントスの動きが緩いという点は指摘しなければならないでしょうが、それでも試合をうまくコントロールしてしていましたね。なによりこれまで無かったフィニッシュに至るまでの連動性が見られた点が、大きな収穫でしょう。
では簡単に試合を。
ミランの先発メンバー
4-4-1-1
GK:アッビアーティ
DF:ザンブロッタ、ボネーラ、ファヴァッリ、ヤンクロフスキ
MF:ガットゥーゾ、フラミニ、ピルロ、アンブロジーニ
FW:セードルフ、パロスキ
ユベントスの先発メンバー
4-4-2
GK:キメンティ
DF:ゼビナ、メルベリ、キエッリーニ、モリナーロ
MF:サリハミジッチ、シソコ、ポウルセン、ネドベド
FW:デルピエロ、アマウリ
主審:ニコラ・リッツォーリ
スタンドには先日引退を発表したリリアン・テュラムの姿が。
開始2分ミラン。ピルロのパスをパロスキが受けるもうまくコントロール出来ず。
8分。ヤンクロフスキがシュートを放つも枠を外れる。
16分。ユーベのFKからチアゴが頭で合わせるも枠に飛ばず。
☆18分。デルピエロスルーパスを受けたアマウリのシュートがネットを揺らすも、わずかにオフサイド。
☆直後の20分。左サイドを突破したヤンクロフスキがシュート。対角線のネットに突き刺さりミラン先制!GKのキメンティは予測出来ていなかったのか動けず。ブッフォンだったら止めていたかも。
23分。アマウリのシュートは枠の上。
☆24分ミラン。ピルロが相手ペナルティエリアのやや外でパスを出すタイミングを計る。ミランの選手が4人ほど待ち受ける中でピルロは左端のセードルフを選択。セードルフがドリブルで仕掛けながらファーにクロスを送りフリーのアンブロジーニが頭でゴール!ミラン2点先行。
☆32分。キエッリーニが負傷しストレッチャーで外へ。パロスキとボールを競り合うなかでの怪我。当たり自体は画面で見る限り大きいようには見えず、接触したのと反対の足を痛めておりどうやら体重が変な具合に膝に乗ってしまった模様。
怪我、特に親善試合でのものは見ていて辛い。ラニエリ監督はレグロッターリエを投入。
☆42分。モリナーロの鋭いシュートはフラミニに当たりコーナーへ。CKのチャンスからレグロッターリエがヘッドを放つも枠外。
前半終了。ミランで良かった選手はプレシーズン好調のヤンクロフスキ。一方逆サイドのザンブロッタはミスが目立ちまだ物足りない。
後半開始と共に両チームともGKをチェンジ。ミランはアッビアーティからジーダへ。ユベントスはシエナから新加入のマニンガーを投入。
さらにミランはパロスキに代えて怪我から復帰のインザーギをピッチへ。ピッポは去年のこの大会で2ゴールを決めている。そしてユーベはネドベドとエクダルを交代。
☆52分ミラン3点目!ユベントスと相性のいいインザーギが早くもゴール!2点目と同じような左サイドのセードルフのクロスから頭で合わせたもの。レグロッターリエは付ききれず。
57分。ヤンクロフスキのドリブルから上がったクロスをアンブロジーニが合わせようとするもマニンガーがブロック。
☆59分。オフサイドラインを抜けだしたインザーギが鋭いシュートを放つもGKの正面。
61分ユーベ。ファヴァッリを振り切ったアマウリのシュートは枠の外。
62分ユベントス選手交代。デルピエロ、シソコ、チアゴに代えて若手のロッシ、パスクアート、エスポージトを投入。正直全然知りません。
69分ピルロFK。アンブロジーニの頭に合うもヘディングのシュートは枠に飛ばず。
☆70分ユーベがゴール。パスクアートがボネーラとの1対1を突破し、左サイドからジーダを破る鋭いシュートを一閃。これでスコアは3-1に。
75分。活躍していたセードルフに代えて新加入のビウデスを投入したミラン。スタンドから大きな拍手。
☆76分。チャンスを迎えたアマウリからボールを奪おうとしたジーダだったものの、こぼれ球がユーベの選手へ渡ってしまう。パスクアートが2度に渡りゴールの至近距離からシュートを放つもオッドとファヴァッリが体を張ってなんとかブロック。難を逃れる。
☆79分ミランに追加点。インザーギの完璧なポストプレーに走りこんできたアンブロジーニが左足でゴール!綺麗な流れの素晴らしい得点。
その後ミランはアントニーニ、カルダシオ、ダルミアンを立て続けに投入して、試合を4-1のまま終わらせることに成功。
ミラン 4-1 ユベントス
20' ヤンクロフスキ
24' アンブロジーニ
52' インザーギ
70' パスクアート(J)
79' アンブロジーニ
ミラン選手交代
46' アッビアーティ→ジーダ
46' パロスキ→インザーギ
64' ガットゥーゾ→ブロッキ
64' ザンブロッタ→オッド
75' セードルフ→ビウデス
81' ヤンクロフスキ→アントニーニ
84' アンブロジーニ→カルダシオ
86' ボネーラ→ダルミアン
ユベントス選手交代
36' キエッリーニ→レグロッターリエ
46' キメンティ→マニンガー
46' ネドベド→エクダル
62' デルピエロ→パスクアート
62' シソコ→ロッシ
62' チアゴ→エスポージト
結果を出すことが重要でした。このところ批判的だったファンやマスコミに落ち着きを与える勝利となりそうです。
アントニーニはサイドバックで、ビウデスはセカンドストライカーという使い方も定着してきました。またゴールキーパーの序列が、現時点ではアッビアーティ・ジーダ・カラチの順となっているのが分かったことも一つの収穫ですね。
開幕までいよいよ2週間ありません!
さて、イバノビッチの獲得が決まったら記事を書こうと思っていたのですが、交渉が合意目前で破談となってしまいました。
どうやらディフェンスの真ん中を1人獲得しようとしているのは間違いないようなので、前述のイバノビッチを含めて新たな展開を待ちたいと思います。
今週中に大きな進展があるといいんですが・・・。
posted by 三四郎 |13:50 |
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2008年08月04日
もう少しやってくれるかと思ったら・・・。
TIM杯のインテル戦とほとんど変わらない出来でした。その時と違うのは相手のコンディションもやる気もずっと上だったこと。とにかくもう少し頑張ってほしかったなあ。
準決勝
ミラン 0-1 セビージャ
47’ オウンゴール(ガットゥーゾ)
<ミランの先発メンバー>
4-3-1-2
GK:アッビアーティ
DF:オッド(75'→ボネーラ)、マルディーニ(46'→ジゴン)、カラーゼ、ザンブロッタ(58'→ファヴァッリ)
MF:ガットゥーゾ(70'→アントニーニ)、ピルロ、アンブロジーニ、セードルフ
FW:カカ(46'→ヤンクロフスキ)、パロスキ(58'→ブロッキ)
ほとんど記憶が残っていません。なにか特筆すべきことがあっただろうか・・・。
1、オウンゴールの1点だが内容では完敗
2、ガットゥーゾの美しいオウンゴールはまるで得点したかのような錯覚を起こさせる
3、カカは明らかに調子が悪くハーフタイムで交代(2週間以上の離脱か)
4、アンブロジーニが前線で体を張る
5、ジゴンはオフサイドトラップを仕掛けられない
6、ボネーラはファウル多し
7、ブロッキ退場
8、アッビアーティが再び好パフォーマンスを披露
こんなもんです。
去年に続き初戦で破れたのでチェルシーとの対決ならず・・・
、と思いきやシェフチェンコのミスで移籍後初対決実現!!
・・・でも戦わない方が良かった!?
ミラン 0-5 チェルシー
03’ ランパード
08’ アネルカくん
18’ アネルカさん
51’ アネルカ様
57’ アネルカ大明神
<ミランの先発メンバー>
4-5-1
GK:カラチ
DF:ボネーラ(65'→パロスキ)、シミッチ(46'→ジゴン)、マルディーニ(46'→カラーゼ)、ファヴァッリ(65'→アントニーニ)
MF:ガットゥーゾ、フラミニ、ザンブロッタ、ヤンクフロフスキ、ピルロ
FW:アンブロジーニ(46'→セードルフ)
思い出す価値もないですが・・・。
1、セードルフもパロスキも先発させないオシャレなフォーメーション
2、ランパードの1点目は直接FK。ボネーラにかすりカラチの股抜け
3、チェルシーの3点目は今シーズンの初笑い
4、アブラモビッチさん笑いが止まらず
5、ファヴァッリはやはり厳しい
6、フラミニは可もなく不可もなくだが、他の選手に比べればだいぶマシ
7、セードルフは巧い
8、アンチェロッティはピルロを絶対に代えない
9、満を持してシェフチェンコ登場もミランのテンションにお付き合い
10、カラチは控えにまわってもらいます
楽しみにしてたのに、こんなんじゃ意味ないですね。
アンチェロッティ監督も珍しく激怒してます。
「バカンス気分はもう終わりにしろ!!!」とのこと。
その通りです。
この大会皆勤賞のミランですが、来年は呼ばれないかもしれませんよ(涙)
posted by 三四郎 |12:37 |
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2008年07月30日
毎年恒例のTIMカップです。ユベントス、インテル、ミランの3チームが45分マッチで総当り戦を行う、という趣旨が良く分からない点もいつも通り。プレシーズンのお祭りといったところですね。
今年はまずユベントス対ミランを行い、敗者対インテルが2戦目、勝者対インテルが3戦目というプログラム。
45分間での勝利チームに3ポイントが与えられます。負けたチームはもちろん0ポイント。引き分けの場合はPK戦を行い勝敗を決めることとし、PKでの勝者には2ポイントが、PKで敗れた場合は1ポイントが与えられ、合計ポイントが一番大きいチームにトロフェオTIM(TIMカップ)が贈られます。
ということで、さっそく1戦目のユベントス対ミランの出場選手を。
・ユベントス 4-4-2
GK:ブッフォン
DF:グリゲラ、メルベリ、キエッリーニ、モリナーロ
MF:シソコ、チアゴ、マルキオンニ、ネドベド
FW:ヤクインタ、トレゼゲ
・ミラン 4-3-2-1
GK:カラチ
DF:ザンブロッタ、ボネーラ、カラーゼ、ヤンクロフスキ
MF:ブロッキ、ピルロ、アンブロジーニ、カカ、セードルフ
FW:パロスキ
審判:クリスティアン・ブリーギ
ミランのキックオフでゲーム開始。細かくパスを繋ぎ上々の滑り出しを見せます。この日キャプテンのアンブロジーニが1分に早くもシュート。
対するユベントスもピッチを大きく使ったカウンターで応戦。最初のチャンスは4分のシソコ。
この日の舞台はトリノのスタディオ・オリンピコ。イタリア帰還を果たしたザンブロッタには容赦ないブーイングが浴びせられました。試合途中にピッチ脇でアップを行うために登場したインテルの選手たちにも特大のブーイング。
試合を先に動かしたのはミラン。セードルフがドリブル突破で前方のスペースを見つけ出し、すかさずシュート!ブッフォンの守るゴールからはかなり離れていたものの、正確なコントロールでマウスの隅に突き刺し、早くもリードを奪います。
しかし試合はここから予想外の展開に。セードルフのゴールからわずか1分後。大きな展開からの右サイド・マルキオンニのクロスをトレゼゲがしっかりと押し込んであっさり1-1。会場を盛り上げます。
そして11分。先ほどと同じようなクロスを今度がグリゲラがゴール前に送るものの、カラーゼが頭でクリア。しかしそのクリアが中途半端で斜めに流れてしまいます。それを見逃さずクリアボールをダイレクトでヘディングしたマルキオンニがカラチを再び破り、今度はユーベがリード。
ここからはボールを持つミランと、守ってカウンターを狙うユーベの図式。ミランはピルロ、セードルフ、ヤンクロフスキを中心とし、主に左サイドからプレーしていました。
カカは手術明けということもあってか、かなり攻撃参加を自重していたように思います。
ヤンクロフスキの強烈なシュートや、CKでのブロッキの合わせからカラーゼのシュート(バー超え)など惜しい場面を作るミランですが、ネドベドを中心としたユベントスのドリブルとロングパスを織り交ぜた攻撃には大いに苦しめられました。ボネーラのファウルで止めるくせも相変わらず(イエローカード・ゲット)。
ユベントスのカウンターからネドベドのシュートがゴール枠をわずかに逸れるなど、決定機の面ではユーベがやや上といった印象でしたが、
終盤にミランも反撃を見せます。ミランのコーナーからのクロスをシソコがクリアしたボールを拾ったセードルフが、上手くユーベゴールの右隅にシュートを放ちゴール!
スコアを2-2に戻し、試合が終了しました。
メンバーからいってもミランの戦い方は昨シーズンとそれほど変わらなかったように思います。パロスキはもう少しアピールしたい所でした。存在感が希薄で残念です。
そして規定により、両チームはPK戦へ。
先行はユベントス。
JUV 1:トレゼゲ→× 思いっきり打ち上げて失敗。
MIL 1:カカ→○ いつものようにゴールの左下隅を突いてゴール。
JUV 2:ヤクインタ→○
MIL 2:ピルロ→× ゴール隅ギリギリを狙ってゴール。
JUV 3:キエッリーニ→○
MIL 3:ヤンクロフスキ→○ ゴール右隅に鋭いシュート。
JUV 4:チアゴ→× 弱弱しいシュートを打って、しっかりとカラチにキャッチされる。
MIL 4:パロスキ→○ ブッフォンの逆を突きゴール。
ということでセードルフの活躍でドローに持ち込みPK戦を制したミランが勝ち点2を獲得、ユーベも勝ち点1を獲得しました。
5人目はセードルフだったんですかね?(笑)
ユベントス 2-2 (2PK4) ミラン
06' セードルフ
07' トレゼゲ
11' マルキオンニ
42' セードルフ
第2戦はヤクインタのゴールでユベントスがインテルに勝利。
そしていよいよインテル対ミランが始まります。
・インテル 4-3-3
GK:トルド
DF:マイコン、ブルディッソ、カンビアッソ、マクスウェル
MF:サネッティ、ダクール、ムンタリ
FW:フィーゴ、マンシーニ、クレスポ
・ミラン 4-3-1-2
GK:アッビアーティ
DF:オッド、ジゴン、シミッチ、ファヴァッリ
MF:ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニ、セードルフ
FW:カカ、パロスキ
審判:クリスティアン・ブリーギ
普段のミラノダービーといったら選手も観客も勝手にエキサイトしていくもの。しかし単なる親善試合 atトリノとなればテンションダウンも否めずといったところか、なんとも気の抜けた試合でした。
インテル移籍を果たしたばかりのムンタリが1人気を吐いていたような気がしますね。(カカにも思いっきりタックルするので心配だった・・・)
試合展開はほぼ一進一退の攻防。気迫がないといっても、サネッティのミドルシュートやカカが左足で回転をかけて放ったシュートなど見所がまったくなかったわけではありません。
ミランは19分にカカのお膳立てからアントニーニ(アンブロジーニから交代)が惜しい場面をつくりました。
しかし試合がこれからという感じになっても、アンチェロッティ・モウリーニョ両監督ともバシバシ選手を交代させていくので、いまいち盛り上がるタイミングがなく残念。
特にミランはブロッキ、カカ、オスジの前線なんていう公式戦では決して見られないであろう組み合わせもあったりして。なんとかボールをつないでディフェンスを崩そうと頑張っていましたが、あまりうまく行かず。当然のごとく流れをインテルに渡していってしまいます。
試合をつかんだインテルは何度かの決定機を生み出します。フィーゴの蹴ったコーナーをダクールがヘッドした場面とムンタリのロングシュートはいずれもアッビアーティがビッグセーブ!
その後もフィーゴからバロテッリが頭で合わせるものの枠に飛ばせなかったり、スアソがアッビアーティを破って渡したチャンスボールを、またもバロテッリが枠を外すなど彼は当たっていませんでした。
結局試合はこう着状態のまま終了。ミランは再びPK戦を行うこととなります。
インテル選手交代
15' マクスウェル→ヒメネス
15' アンシーニ→バロテッリ
30' クレスポ→スアソ
43' バロテッリ→アドリアーノ
43' カンビアッソ→サントン
ミラン選手交代
15' アンブロジーニ→アントニーニ
21' セードルフ→ブロッキ
27' パロスキ→オスジ
42' ピルロ→シュトラッサー
45' シミッチ→ヤンクロフスキ
今度の先行はミラン。1人目はユーベ戦よりもよく走っていたカカ。
MIL 1:カカ→○ ど真ん中(珍しい。カンピオナートでも真ん中を蹴る選択肢を入れてほしい)
INT 1:アドリアーノ→○ 左隅に完璧なシュート
MIL 2:オッド→× 中途半端なコースとなりトルドがセーブ
INT 2:フィーゴ→× 真ん中上方に来たシュートをアッビアーティが落
ち着いてブロック
MIL 3:ヤンクロフスキ→○ 先ほどと同じように強烈なシュート
INT 3:スアソ→○ アッビアーティはコースを読んだもののわずかに防げず
MIL 4:ファヴァッリ→× 大きく打ち上げ
INT 4:ヒメネス→× アッビアーティがセーブ
(※ここ抜けていました。追記です。)
MIL 5:ブロッキ→○ 左隅に突き刺す
INT 5:サントン→○ アッビアーティが触るも脇下からこぼれてしまう
MIL 6:ジゴン→○ トルドの逆を突き、左に流し込む
INT 6:ムンタリ→× アッビアーティが難なくブロック!
インテル 0-0 (3PK4) ミラン
ということで、ミランとユーベのポイントが4対4で並んだものの直接対決の成績により、今年のTIMカップはミランが優勝!
フラミニが出場しなかったのは残念ですが、セードルフとヤンクロフスキのコンディションの良さが確認できたのはグッドニュース。
そしてアッビアーティは正GK争いへの大きなアピールを成功させたのではないでしょうか。今大会のMVPに選ばれたセードルフ(交代の際会場から大きな拍手を受けていた)と共にヒーローとなりました。
正直価値のないトロフィーですが、やっぱり選手たちが笑顔で掲げている姿はファンとしてうれしいものです。
posted by 三四郎 |07:55 |
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2008年05月02日
先だって行われたチャンピオンズの方ではマンチェスターユナイテッドとチェルシーが共に勝ち進み、史上初の英国勢同士のファイナルを実現。プレミア優位の図式を揺るぎないものとした象徴的な年ですが、来季の各リーグからより競争力を持ったチームが出てくることを願います。
そして今朝はUEFAカップの準決勝セカンドレグも開催されました。なんと圧倒的優位が囁かれたドイツのバイエルンはロシアのゼニトに0-4の完敗。続いて行われたフィオレンティーナはホームでレンジャーズを破ることが出来たでしょうか?
ファーストレグの結果はスコットランドでの0-0というスコア。
フィオレンティーナの勝ち抜け条件は勝利あるのみ。
フィオレンティーナ 先発メンバー
GK:フレイ
DF:ヨルゲンセン、ガンベリーニ、ウィファルシ、ゴッビ
MF:リヴェラーニ、モントリーヴォ、ドナデル
FW:サンターナ、ムトゥ、ヴィエリ
レンジャーズ 先発メンバー
GK:アレクサンダー
DF:ブロードフット、クエジャール、ウィア、パパツ
MF:ウィテカー、エムダニ、ファーガソン、デイヴィス、トムソン
FW:ダルシュビーユ
前半 変わらない構図
アイブロックスでの第一戦ではアウェーにも関わらずフィオレンティーナが圧倒。レンジャーズはファーガソンが出場停止ということもあってか守りきることだけを考えていた。そして迎えた勝負のセカンドレグ。レンジャーズは1点を獲ることが出来れば俄然有利となるが、リスクは絶対に犯さない戦いを予想通り選択。ダルシュビーユだけを前線に残して徹底的にヴィオラの攻撃を跳ね返し続けた。
フィオレンティーナは最終ラインの4人がハーフウェーラインに近づくまで極端に全体を押し上げ、ダイレクトのワンツーパスで強固なディフェンスの裏を突く攻撃。特に28分のモントリーヴォの折り返しをサンターナがヒールで送るもわずかにパッツィーニに届かなかった場面や、30分のリヴェラーニのFKからムトゥが合わせたシーンはゴールに大きく近づいた。しかしレンジャーズはシュートを0本に抑えながらゴール前を固め続け前半をしのぎ切ることに成功する。(前半43分にはドナデルが接触で負傷し、クズマノヴィッチと交代した)
後半 さらに増す圧力
ゴールを失っては2点が絶対に必要となるフィオレンティーナ。レンジャーズの攻撃は皆無に等しく全く脅威とはなっていなかったため、相手のハーフに8人ほど人数をかけ
攻撃の厚みを増してプレッシャーを強める。さらにプレースピードも上がり本気モードに。試合を完全に支配し、両サイドバックのゴッビとヨルゲンセンが積極的に攻撃参加。サイドからのクロスやモントリーヴォのミドルシュートでゴールに迫るもなかなか得点を上げることが出来ない。対するレンジャーズは前線のダルシュビーユの個人突破に望みを託すも、この日非常に強固だったガンベリーニの前に沈黙。結局65分にクザンと交代した。
時間が経ってもフィオレンティーナの優位は揺るぎないものだったが、徐々に焦りがホームチームに生まれる。77分に最終ラインのウィファルシが犯したクリアミスを逃さずダイヴィスがシュート。これがこの日初めてのレンジャーズのシュートだった。プランデッリ監督は流れが変わりそうだったこのタイミングでパッツィーニを下げ、ヴィエリを投入。勝負に出る。
直後にフィオレンティーナにビッグチャンス。セットプレーにガンベリーニがヘッドで合わせたボールにヴィエリがわずかに届かず、ウィテカーがクリア。フィオレンティーナはクロスを上げ続け、シュートを打ち続けてもなかなかレンジャーズのゴールを割ることが出来ない。そこでまたミスが生まれてしまう。最初に与えたチャンスと同じように今度はゴッビがボールクリアを誤りプレゼント。ウィテカーに左足で巻いた良いシュートを打たせてしまった。これはフレイがジャンプしてなんとか跳ね返し難を逃れる。
結局最後までレンジャーズは崩れず、タイムアップの笛が鳴った。180分で0-0のまま試合は延長戦へと進む。
延長戦 詰めの甘さ
延長戦の口火を切ったのはヴィエリ。スルーパスに抜け出し左足で強烈なシュートを放ったが、これはサイドネットに引っかかってしまった。プランデッリ監督は94分にサンターナを下げてセミオーリを投入。最後のカードを切った。
ムトゥ、ヴィエリ、クズマノヴィッチ、モントリーヴォ、ヨルゲンセン・・・何度も何度も攻撃を仕掛けるも最後にわずかなズレが生じたり、シュートを打ち上げてしまったりしてしまう。先制点さえ獲れば、という展開は195分間変わらない。(109分にはフラストレーションを溜めていた途中出場のクザンがリヴェラーニに頭突きを見舞い、この日二枚目のイエローカードで退場した)
そしてラストの延長後半戦が始まる。今度はレンジャーズにビッグチャンスが訪れた。レンジャーズのコーナーキックにフレイが飛び出し処理しようとするも、目測を誤りノヴォにボールが渡ってしまう。ノヴォは当たりそこないのようになってしまったが、ボールはフィオレンティーナゴールへ。しかしフレイが驚異的な反応で弾き出し自らミスを帳消しとした。
このピンチに再び目を覚ましたヴィオラ。118分にはセミオーリのクロスにムトゥが完璧に頭で合わせ地面に叩きつけたが、バウンドしたボールは強すぎてゴールの枠を超えてしまった。その1分後にもヴィエリが決定機を迎えるも枠を捉えられず。結局210分を戦ったこの両者の戦いでゴールは生まれなかった。
PK戦 残酷な運命
先行はレンジャーズ。ファーガソンのキックは左上を狙った強烈なシュートだったが、フレイがダイビングセーブ!燃え上がるアルテミオ・フランキ。
ヴィオラ1人目は若いクズマノヴィッチ。ゴール左下を確実に射抜いた。これでホームチームにアドバンテージ。
レンジャーズ2人目。ウィテカー。中央上方に落ち着いて決め、1-1。
フィオレンティーナ2人目はモントリーヴォ。こちらもど真ん中にシュートを打ち込んだ。
3人目のキッカーはパパツ。真ん中やや右の中途半端位置にゆっくりと蹴ったボールがフレイの意表を突き難なくレンジャーズ2本目の成功。
フィオレンティーナの3人目はリヴェラーニ。ゴール右下の隅を狙った完璧なボールを蹴りこむも、GKアレクサンダーは完全にコースを読みビッグセーブ…。これで2-2のタイ。
レンジャーズ4人目。エムダニは左下にゴロで流し込み、初めてレンジャーズがリードを奪う。
次のキッカーはこの日あまり良い所のなかったヴィエリ。ボールをセットしてすぐにシュートを放ったが大きく打ち上げてしまった…。
レンジャーズ5人目はノヴォ。フレイの逆を突くゴールをあっさり決めてこれで決勝進出決定!耐え切ったレンジャーズがゼニトとカップを争うこととなり、フィオレンティーナは準決勝で姿を消すこととなってしまった。
フィオレンティーナ 0-0(2PK4) レンジャーズ
総評 アンチフットボールの勝利
210分間試合を支配したフィオレンティーナ。カウンターすらままならなかったレンジャーズ。決勝に進出したのは後者でした。
僕は美しく敗れたフットボールがフットボールを放棄したフットボールよりも評価されるとは考えていません。レンジャーズは力の差を理解したうえで、彼らにやれることをやったのです。フィオレンティーナはフィニッシュの場面で雑さが目立ち、結局枠内シュートは同数という結果に終わっています。ムトゥのシュートがレンジャーズディフェンスの大きく上げた腕に当たるも笛は鳴らず、といった場面もありました。それでもルールに則ってレンジャーズは勝利を収めましたし、けっして値しない決勝進出ではありません。
とは言っても積極的にゴールを狙い続けたフィオレンティーナにとっては、あまりに可哀相な結果と思えてなりません。プランデッリ監督の下でチームが一丸となり、若手とベテランがうまく融合していたチームでした。決勝でその雄姿を見たかったものです。しかし最後まで堂々たる戦いぶりを見せてくれたフィオレンティーナに僕は拍手を送ります。
フィオレンティーナ チーム・スタッツ
ボール支配率:58%
枠内/シュート:3/29
ファウル:16
イエローカード:0
レッドカード:0
成功/パス:477/557
レンジャーズ チーム・スタッツ
ボール支配率:42%
枠内/シュート:3/7
ファウル:31
イエローカード:4(トムソン、ウィア、クザン、クザン)
レッドカード:1(クザン)
成功/パス:288/343
posted by 三四郎 |10:37 |
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2008年04月25日
グラスゴーで行われたUEFAカップ準決勝ファーストレグ、レンジャーズ対フィオレンティーナ。イタリア勢で唯一ヨーロッパのコンペティションに残っているフィオレンティーナの戦いや如何に…。
アウェイ、フィオレンティーナの先発
GK:フレイ
DF:ヨルゲンセン、ウィファルシ、ガンベリーニ、ゴッビ
MF:リベラーニ、モントリーボ、クズマノビッチ、サンターナ、ムトゥ
FW:パッツィーニ
・前線はパッツィーニ1枚でムトゥとサンターナがワイドに大きく開いた形。
対するホームのレンジャーズは大黒柱のファーガソンが出場停止の他、FWのマッカロックなど負傷者が相次ぐ苦しい布陣で臨んだ。
試合は前後半通して非常に明確な形で貫かれ、お互いの思惑が交差しながら同じリズムで進んだ。
ボールを支配したのはよりテクニックを持っているアウェイのフィオレンティーナ。ウィファルシがセンターに入ったディフェンスラインをかなり高く押し上げてビルドアップ。
基本的にはボールをレジスタのリベラーニに預けて攻撃が展開する。しかしこの日赤いユニフォームのヴィオラはかなり苦しんでいた。というより相手の守備に手を焼いていた。
レンジャーズは4枚+4枚の守備ブロックを形成し前線の2枚にカウンターを託すというカテナチオ戦術を徹底。
アウェイということで対峙するフィオレンティーナも無謀なマネはしたくない。強固なディフェンスの飛び越しを狙ったリベラーニやディフェンスラインからのロングフィードや、サイドに逃れてクロスからの1発を狙う攻撃が多く単調だった。ゴール前にはパッツィーニ1枚しか居らず、ムトゥも攻撃参加を自重していたため、支配率の割に脅威となる攻撃は少なめ。それでもクズマノビッチのクロスからムトゥ(ハンド判定)、ムトゥのFKなどでGKアレクサンダーを慌てさせるシーンを作り出した。
一方のレンジャーズに決定機と言えるシーンはほぼ皆無。ボールを奪ってからのカウンターを狙い続けるも、チームメイトのサポートが遅かったりサイドチェンジのパスをことごとくミスしたりとフィオレンティーナのペナルティエリア内になかなか進入できず。59分にはダルシュビーユも下げてしまった。
対するフィオレンティーナも交代策は81分にパッツィーニに代えてヴィエリを投入するに止め、是が非でもアウェイゴールを奪おうとはせず。
両チームのリスクを犯したくない気持ちがそのまま現れた90分間となった。個人的にはファビオ・リベラーニにMVPの称号を贈りたい。常にヴィオラの攻撃の起点となっていたし、レンジャーズがカウンターを仕掛けた場面でも巧みにボールを奪うプレーを見せていた。
果たして余力を残したままのフィオレンティーナがホームで順当に勝利するのか、それともファーガソンが帰還するレンジャーズが執念のアウェイゴールを奪うのか。楽しみは続く。
レンジャーズ 0-0 フィオレンティーナ
レンジャーズ チーム・スタッツ
支配率:35%
枠内/シュート:0/4
ファウル:19
イエロー:0
レッド:0
成功/パス:227/256
フィオレンティーナ チーム・スタッツ
支配率:65%
枠内/シュート:3/8
ファウル:19
イエロー:3(サンターナ、ゴッビ、ガンベリーニ)
レッド:0
成功/パス:518/602
準々決勝のPSV戦は1-1で迎えたセカンドレグでムトゥがあっさり2点を奪ったので、ヘタフェ対バイエルンに視聴変更。90分になってから追いつき、延長でも3ゴール入るというドラマに興奮しっぱなし。UEFAカップも面白い!(と自分をなぐさめたりなんかして・・・)
このレンジャーズ対フィオレンティーナは見所の少ない展開となってしまったけど、セカンドレグでの両者の意地のぶつかり合いに期待!
posted by 三四郎 |12:01 |
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2008年01月17日
カターニアとのコッパ・イタリア第2戦。舞台はスタディオ・アンジェロ・マッシミーノ。昨年行われたサンシーロでのファーストレグは2-1でカターニアが勝利しているため、ミランが勝ち抜けるには2点差か3点以上奪っての勝利が必要です。
<試合メモ>
ミランの先発メンバーは、
GK:カラチ
DF:オッド、ジガン、シミッチ、ファヴァッリ
MF:カフー、ブロッキ、エメルソン、ピルロ、グルキュフ
FW:ジラルディーノ
キャプテンはピルロ
フォーメーションはブロッキが深い位置、グルキュフが前線に近い所、ピルロが流動的に動く形で、フォーメーションは状況によって4-4-1-1、4-1-4-1、4-3-2-1とも見てとれる。
試合は大方の予想通りミランがポゼッション、カターニアが潰す展開。
最初の決定機は10分。ファバッリのクリアミスからスピネージがシュート。
11分、マスカーラのコーナーキック。ふわりとしたボールがそのままエリア外にいるバルガスの下へ。バルガスは大きく左足を振りぬきボレーシュート。ゴール右に突き刺さり、カターニア先制。スーパーゴール。
22分、ピルロのスルーパスからジラルディーノがチャンスを迎えるもキーパーに阻止される
23分、ピルロがミドルシュートでコーナーを得る。
前半のミランはピルロを中心にポゼッションしスルーパスを何度も狙うものの、引いたカターニアの守備をなかなか崩せず苦戦。グルキュフは何度もミドルを打つものの不発で、厳しい戦い。
31分、ミランの中盤の細かいパス回しからカフーが抜け出すが跳ね返される。
40分、カフーがロングシュートを打つも枠外。
アンチェロッティは椅子に座ったまま。アップしているガットゥーゾの方がソワソワしている。
前半はカターニアが試合をコントロールし、2分の追加タイムで終了。
後半開始に合わせミランは選手交代。
ファバッリに代えてボネーラ。ボネーラはそのまま左サイドバックの位置へ。
ピルロに代えてパロスキを投入。2トップに変更。
2人の出場は45分とはじめから決まっていたようだ。
キャプテンマークは丸刈りになったブロッキへ引継ぎ。
49分、右サイド深い位置からオッドがクロス。絶妙のタイミングでグルキュフがダイビングヘッドを見舞うもバーの上。
58分、ブロッキのスルーパスに完全に抜け出したジラルディーノ。しかしキーパーに守られこのビッグチャンスを決めきれず。
63分、フリーキック。オッドのシュートは枠外。
65分、ミラン選手交代。エメルソンに代えてガットゥーゾ。
68分、再びスルーパスに抜け出したジラルディーノが丁寧に横パス。走りこんだパロスキが流し込みゴール!パロスキは前回に引き続きの得点。アグリゲートスコア2-3に詰め寄る。
70分、ペナルティエリア内でオッドがマイボールを致命的なトラップミス。バルガスに奪われピンチを迎えるもスピネージのシュートミスに助けられる。
75分、グルキュフへのファールでカターニアのソッティルにレッドカード。決定機を阻止したため。
前半をうまく支配したカターニアも全体的に疲れが見え始め荒いプレーが目立つようになる。相手選手のシミュレーションなどにイラつくミランの選手。それが悪い流れに…。
79分、中盤でテデスコへの危険なプレーを犯したガットゥーゾに一発レッドの判定。せっかく得た数的優位もわずか5分足らずで放棄してしまう。
80分、グルキュフの個人技からループシュート気味のクロス。バーに当たったボールは逆サイドのカフーに。カフーはフリーだったが枠を外してしまう。
86分、カフーのショートクロスにジラルディーノがボレーシュート。しかしキーパーのファインセーブにあい得点ならず。
その後はファウルの目立つ展開で、巧く試合を終わらせたカターニアの次のラウンドへの進出が決定。
カターニア 1-1 ミラン
11’バルガス
68' パロスキ
ミランはボールを保持しながらチャンスを迎えるものの、はじめから引き分けでも十分なカターニアの守備を破れず苦しみました。振り返ってみるとあのチャンスを決めていれば…という思いもあり、セリエAで勝ちきれない時のパターンに陥ってしまった。もっと攻撃面でのアイデアを出して決定機を作り出さないと難しいでしょう。
これで今年もコッパ・イタリアのタイトル獲得はなりませんでした。フロントも監督もこだわってはいないのでダメージはないですが、若手や控え選手のプレーの場がなくなってしまうのが残念です。今日は得点以外はそれほど目立った活躍はなかったもののパロスキはもっと見たい!
posted by 三四郎 |06:43 |
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2007年12月21日
今季のコッパ・イタリアもベスト16が出揃い、ここからは2戦合計のスコアで勝ち抜けを争う方式。ミランもいよいよ登場です。
前日の記者会見で「確かに優先順位は高くない」と認めたアンチェロッティ監督。やはり気持ちは日曜のダービーにあるのか、控え組とプリマヴェーラの選手が中心の布陣で臨むミラン。サンシーロでカターニアとの第一戦が行われました。
【試合メモ】
アンチェロッティが選んだメンバーは以下。
GK:カラチ
DF:カフー、シミッチ、ジガン、ファヴァッリ
MF:エメルソン、ブロッキ(C)、セルジーニョ、グルキュフ
FW:オーバメヤン、パロスキ(背番号43)
試合は序盤からミランが、この日キャプテンマークのブロッキ、右カフー、左セルジーニョを中心にポゼッション。グルキュフはトップ下の位置。
前半2分、この日初出場のパロスキがゴール前に抜け出すものの判定はオフサイド。
4分、グルキュフがミドルシュートを打つものの枠を外す。
6分、カターニアのマスカーラがうまくボールを拾いシュート。しかしクロスバーの上へ。
7分、ミラン反撃。カフーのスルーパスにグルキュフが抜け出し決定的チャンス!しかしゴールキーパーにブロックされてしまう。こぼれ球にオーバメヤンは詰められない。そのままコーナーキックのチャンス。コーナーから蹴ったボールはクリアされるも、セルジーニョがそのままミドルシュート!しかしキャッチされてしまう。
カフーを中心に攻め立てるミラン。
11分、 パロスキのうまいポストプレーからミランは再びコーナーを獲得。シュートを浴びせるも得点には至らず。
18分、ミランにチャンス!サイド深い位置で屈強な相手選手と競り合いパロスキがナイスクロス。中に人はいたが合わせられない。
対するカターニアはバイオッコにボールを集めて対抗する。
19分、中盤をつないだカターニア、マスカーラのワンタッチのパスに抜け出しスピネージが先制ゴール…。ジガンは体勢を崩し追いつかずクリア仕切れなかった。
21分、グルキュフが相手PA内でファウルを受けるが、逆にグルキュフのファウルの判定。
23分、エメルソンがシュートを放つもののポスト右にそれてしまう。
そして26分、ジガンの中途半端なクリアをマスカーラが強烈なシュートを叩きこみなんとカターニア2点目…。ジガンは2失点に絡んでしまった。実力でミランに居るのではないと揶揄されても仕方ない出来。
39分、ミランFK。かなり距離があったがグルキュフはロングシュートを選択。強烈だったがクリアされてしまう。
43分、エメルソンのパスをうまく受けたパロスキだったがブロックされる。
44分、ミランがコーナーキックからジガンがヘッド!クリアボールをエメルソンがすかさずュートを放つ。決定的だったがシュートがセルジーニョに当たる不運で得点ならず。
追加タイムなしで前半は終了。ガリアーニは笑顔。
後半開始にあわせ、ミランが動く。いい所のなかったオーバメヤンに代え、プリマヴェーラのウムネグブ(背番号42)を投入。
しかしまずチャンスを作ったのはカターニア。
46分、マスカーラの強烈なシュートがポストを直撃!
47分、ミランが反撃。右サイドで得たFKをグルキュフがゴール前へ、セルジーニョが合わせシュートを放つもクリアされてしまう。
そのままスローイン。グルキュフが再び中に入れたボールをパロスキがワンタッチでエメルソンにパス。しかし決め切れず。
52分、カターニア選手交代。バイオッコout。マルティネスin。マルティネスはセリエAでもミラン相手に得点している。
ここから5分程カターニアのペース。キャッチングが安定しないカラチ。ブロッキは焦り、まわりといまいち呼吸の合わないことに苛立つグルキュフ。嫌な雰囲気が漂うミラン。
58分、それでもミランが1点を返した!なんとパロスキのゴール!PA前でシミッチ(ブロッキ?)のパスを受け、三人のディフェンスと競りながらも中に切れ込み、まるでイブラヒモビッチのようなシュートを放った。
63分、カターニア選手交代。エドゥセイout。コルッチin。
64分、前がかりになるミランの裏を付き、カターニアが3対2の局面を作る。しかしここはなんとか凌いだ。
65分、中盤でボールを奪ったグルキュフのドリブル突破から、パスを受けたセルジーニョがクロス。パロスキの粘りからコーナーに結びつくも、得点には至らい。
68分、ミラン左サイドでFK。受けたカフーのパスにヘッドでジガンが合わせるもなんとポスト直撃!
73分、カターニアが3枚目のカードを切る。活躍していたマスカーラに代えてサバトを投入。
ミランはセルジーニョとカフーが高い位置でポイントを作り、主導権を握らせない。
75分、中盤でサルドと競り合って倒れたセルジーニョを踏み付けようとしたサルドに一発レッド!倒れた相手の体の上に踏み込むジェスチャーをして挑発したので、仕方のない判定。言い合いでもあったのだろうか。
77分、グルキュフが足をつってしまう。
79分、ファバッリのクロスにウムネグブが合わせるも得点ならず。ウムネグブはあまり目立たない。
81分、前線に上がったジガンが個人技から突破を狙うも、ディフェンスがクリア。こぼれをグルキュフがシュートするも枠は外れた。
一方的に攻めるミラン。しかし時間はなくなっていく。
88分、足をつったグルキュフに代えてダルミアンを投入。カフーのポジションを上げる効果はあるが、この交代はおそらくダルミアンに出場機会を与えたかったのだろう。
89分、ブロッキのスルーパスに抜け出したパロスキ、フリーになるもシュートは枠の上となってしまう。
91分、押し込むミランはセルジーニョが強烈なシュート!惜しくも枠からそれる。
93分、ミランは右サイドのスローインからパロスキがうまいポストプレー。エメルソンがボールを受けるが必死で守るカターニア。混戦となりキーパーが飛び出し空いたゴールに向けセルジーニョがシュート!…ディフェンスがギリギリでクリアして同点ゴールは幻に。
ここでタイムアップの笛。
ミランが次のラウンドへ駒を進めるには、1月16日のリターンレグで2点差の勝利か、3点以上入れての勝利が必要となった。
【試合メモ終わり!】
ミランの出来は予想以上に良かったです。カターニアがほぼベストのメンバーであったことを考えると、善戦であったと言えるでしょうね。監督も満足したというコメントを出しています。
そしてこの試合の特筆すべき点はやはりパロスキ。本人はインザーギに憧れているようですが、タイプは違うように感じました。まわりを使うのがうまい選手です。体格は屈強とは言えないもののポストプレーが安定していて、ワンタッチで決定的なパスも出せます。得点も挙げましたし、本当に楽しみな選手がまた一人出てきましたね!
パロスキのことを調べようと思ったら、載ってました。雑誌・カルチョ2002の12月号でしっかりフォローされていました。
アルベルト・パロスキ ALBERTO PALOSCHI
プリマヴェーラ(17歳~19歳)に上がったのは今季。昨年まではその1つ下のカテゴリーのアッリエーヴィ(15歳~16歳)で活躍していたそうです。昨シーズンのミラン・アッリエーヴィはスクデットを獲得。パロスキは決勝プレーオフのジェノア戦でハットトリックを達成しかなり注目されていたんですって。
<パロスキのカターニア戦試合コメント>
「アンチェロッティ監督が僕をトップチームに呼んでくれたのを知った時は、これ以上ないほど嬉しかった。子供の頃からサン・シーロでプレーすることが夢だったからね。今夜はとても感動した。1ゴールを決めて夢を叶えることもできたしね。さらに感動したよ。
すべての選手たちが僕を助けてくれた。特にブロッキはキャプテンとして色々話してくれたよ。将来はインザーギのようになりたい。ピッポみたいにたくさんゴールを決められるようになりたいんだ。でも、インザーギはインザーギただ一人。子供の頃から僕はすごく彼に憧れていた。今でもヒントを得るために彼を追っているんだ。
ピッチに向かう前、監督は僕にプリマヴェーラとまったく同じグラウンドであり、彼らも僕らと同じ11人の選手たちに変わりないぞって言ってくれたんだ! 」
将来有望…!!
【コッパ・イタリア ベスト16ファーストレグ結果一覧】
トリノ 3-1 ローマ
カリアリ 1-0 サンプドリア
ウディネーゼ 0-0 パレルモ
ミラン 1-2 カターニア
19' スピネージ
26' マスカーラ
59' パロスキ
ラツィオ 2-1 ナポリ
アスコリ 1-1 フィオレンティーナ
エンポリ 2-1 ユベントス
レッジーナ 1-4 インテル
posted by 三四郎 |10:10 |
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2007年12月17日
判断の早さ、パスを出すスピード、テクニック、組織、個人技、激しさ、メンタリティ。いずれも高いレベルで、とにかく迫力がありました!
合計で6得点も入るなんて全く想像していなかったので、嬉しいサプライズ。恐らく実力差以上に点差がついたと思いますが、カカがいるぶん縦へのスピードはミランの方が上だったように感じます。
スタジアムでは、最初はボカの応援の歌が四方から聞こえて押してましたけど、途中からミラン側も頑張ってましたね。僕の回りでは陽気なイタリア人の方が先導して手拍子や「ミラン!ミラン!」、オーレといったコールを皆でやって、何やら楽しい感じでした。
試合に関しては、序盤ボカがやや優勢に試合を進めているな、という展開でしたけど、お互いにアグレッシブだったのでスペースが生まれていましたね。スペースが生まれればミランは躍動できますから、得意な形に持ち込める。
常に先手を打てたのが勝因だったと思います。前半のパラシオのヘディングシュートが先制点だったら、試合はかなり難しくなっていたでしょうね。
ボカはチームとしての完成度が高いのはもちろんなんですけど、個人能力も凄いの一言。バネガは何人で囲んでもボールを取られないし、パラシオの一瞬のスピードにも驚きました。ネスタがついていくのがやっとの場面もありましたね。
アンチェロッティはボカ対策として、両サイドバックにはハイボールに強いボネーラ、そしてマルディーニを起用しました。ボカはやはり2トップを狙ってロングボールを何度も蹴って来たので、この起用は当たりですね(ボネーラは気を抜いて失点に絡みましたけど…)。
ミランのフォーメーションは4-3-2-1とも4-3-1-2とも4-4-1-1とも見てとれました。カカとセードルフはかなり流動的にポジション移動していましたね。インザーギに代えてカフーを投入してからは前線にはカカだけ残す、といった感じになりました。しかしそのすぐ後にはカラーゼが退場してしまう。どうするかなと思ったら、カフー、ネスタ、マルディーニ、ボネーラの4バックに変更して難なく対応。さすがです。
とにかくクラブワールドカップ優勝!2003年にはPK戦の末破れたボカ相手に素晴らしい勝利。マルディーニは引退のシーズンに自ら花を添えました(マルディーニが負傷で外に出てからピッチに戻る時は皆すごい拍手)。
リバプールに勝ち、ボカにも勝った。これからミランは新しいステージに向かうはずです。年明けのパトの加入が楽しみですね。あ、その前にデルビー…。
'ボカ 2-4 ミラン
21' インザーギ
22' パラシオ
50' ネスタ
61' カカ
70' インザーギ
85' レデスマ'
ミラン出場選手
GK:ジーダ
DF:ボネーラ、ネスタ、カラーゼ(77'退場)、マルディーニ
MF:ガットゥーゾ(65'→エメルソン)、アンブロジーニ、ピルロ、セードルフ(87'→ブロッキ)
FW:カカ、インザーギ(76'→カフー)
posted by 三四郎 |17:23 |
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