2008年04月10日
1st-legを0-2で落としてしまい、オールドトラフォードで少なくとも2点を獲らなければならなくなったローマ。大黒柱のトッティの復帰が間に合わないまま、実現困難なミッションに挑みました。
ホーム、マンチェスター・ユナイテッド先発選手
GK:ファンデルサール
DF:ブラウン、ファーディナンド、ピケ、シルベストル
MF:キャリック、ハーグリーブス、アンデルソン
FW:パク、ギグス、テベス
(控え選手)
クスチャク、オシェイ、スコールズ、ナニ、ロナウド、ルーニー
・週末のリーグ戦を見据え、余裕の布陣
アウェイ、ASローマ先発選手
GK:ドニ
DF:パヌッチ、メクセス、フアン、カッセッティ
MF:デロッシ、ピサーロ、タッデイ、ペロッタ、マンシーニ
FW:ヴチニッチ
(控え選手)
クルチ、シシーニョ、トネット、ブリーギ、アクイラーニ、エスポージト、ジュリー
・サイドバックにパヌッチとカッセッティを選択とやや守備的。
まずはローマ。2分、左サイドのカッセッティが駆け上がり左足でグラウンダーのクロスを送るも、ファンデルサールが難なくキャッチ。
直後、前線のテベスがワイドに開いたハーグリーブスへパス。ハーグリーブスはダイレクトでクロスを上げるも、メクセスがコーナーへ逃れる。ギグスの蹴ったコーナーはピサーロがクリア。
4分、ファーストシュートはタッデイ。ユナイテッドの中央の守備をかいくぐれず、右サイドからローングシュートを放つも、枠は捉えられない。
6分、最初のビッグチャンス。ギグスのスルーパスにうまく抜け出したパクがそのまま左足でシュートを打つも、わずかに枠の右。パクはテベスとポジションチェンジを行い
中央に位置していた。
7分、再びユナイテッド。今度はパクが右サイドからクロス。テベスにぴたりと合うも、ヘディングは右へ逸れる。
10分。ドニのゴールキックをカットしたハーグリーブスが下がっていたテベスへパス。テベスはダイレクトでギグスへ渡し、ギグスは体勢を立て直してから右前線に走りこんでいたハーグリーブスへ絶妙なスルーパス。ハーグリーブスはGKと1対1の決定的なチャンスを迎えたものの、ドニが右足一本でビッグセーブ!難を逃れたローマ。
14分、ローマに初めての好機。デロッシがドリブルで守備をかいくぐり、苦しい体勢ながらヴチニッチへスルーパス。ヴチニッチは右の角度のないところからシュートを放ったが、ファンデルサールが跳ね返す。その後すぐに組み立てたローマはマンシーニのシュートへ持っていったが、これはキーパーの正面。
16分。ブラウンのロングキックをテベスが胸トラップからすぐ右のスペースへパス。走りこんだハーグリーブスがダイレクトでクロスを上げ、反対サイドのギグスもダイレクトでシュートを放つも、ドニが三度の好セーブ。
23分、またしてもハーグリーブスから。右サイド深くからグラウンダーでクロスを返す。パクは空振りをしてしまうが、抜けた球を2列目からアンデルソンが左足で強烈なシュート!しかしドニが死守。昨年の悪夢を繰り返しているような展開。なんとかスコアが違うのはドニが当たっていることのみか。
ローマが反撃の姿勢を見せたのは27分。パヌッチが際どいクロスを上げたものの、キャリックがダイビングヘッドでコーナーへ逃れた。ゴール前にいたローマの選手は、ペロッタ・デロッシ・ヴチニッチの3人。
29分、大きな動き。デロッシとのパス交換からヴチニッチがシュート。強烈な球だったのでファンデルサールは跳ね返すのが精一杯。ファーディナンドがクリアするも、ボールはマンシーニに渡り、マンシーニはブラウンとの間合いを計りながら仕掛け。ブラウンはやや不用意に足を出してしまい、ローマにPKの宣告!
30分。PKキッカーはデロッシ。大ブーイングの中、思いっきり振りぬくも大きく枠の上へ吹かし上げてしまう。デロッシは先日のジェノア戦のPKもギリギリだったので、正直打ち上げてしまうんじゃないだろうかと予想した人は多かったと思う。
シャツをめくって顔にかぶり、スパイダーマンのようになるデロッシ。ローマの選手は淡々とした表情。ファーガソンは席を立ち、4審へ抗議。
31分、テベスのシュートはフアンが体を張りブロック。
33分、マンシーニからボールを受けたタッデイがゴール前のデロッシへ横パス。デロッシは難しい体勢ながらヒールでゴールを狙うも、ブラウンがクリア。
1分後。パヌッチのロングキックを受けたヴチニッチがダイレクトで落とし、そこをペロッタがシュートまで持っていくものの枠を捉えられず。しかしヴチニッチにボールが収まり、ペロッタもその落としを受け取るという、狙っていた形が初めて出たシーンだった。
39分にファーディナンド、41分にヴチニッチがそれぞれ負傷したような様子を見せる。
前半はそのまま2分の追加タイムを経て終了。ユナイテッドが試合を支配していた。ローマは先制点の大きなチャンスを逸してしまったことが悔やまれる。
後半、メンバーの交代は無しでゲーム再開。
49分、ローマがゴールに迫る。カッセッティのドリブル突破からボールを受けたヴチニッチがロングシュート。低い弾道のボールをファンデルサールは弾いてしまい、そこへファーディナンドと競りながらカッセッティが詰めるがコントロールできず。
51分、キャリック・テベスと繋ぎパクへボールを送る。パクはうまい受け方をしたが、ファーストタッチがやや乱れてしまい、その隙にフアンがブロック。ガッカリして座り込むパク。
53分、カッセッティが競り合って落下した際に肩を負傷。メディカルスタッフがすぐさま交代の合図。カッセッティはかなり痛そう。トネットが急いで準備。
56分、トネット投入。今日は積極的な采配を見せないスパレッティ。結局強いられた交代策が最初だった。
直後にユナイテッド。テベスが右サイドでディフェンスをものともせずに単独突破。しかし折り返しは見方には合わず。
この時間帯、ローマがボールを持つ時間が増える。しかしオリンピコで見せたように守備ブロックを完璧に敷くユナイテッドを脅かすまでには至らず、カウンターを受けて疲弊してしまう。
徐々にロングボール一本でヴチニッチを狙う苦しい攻撃が増えていくローマ…。
65分、ユナイテッドのコーナーからボールを奪ったローマは、マンシーニとヴチニッチが良い形のカウンターへ持っていく。しかしファンデルサールがナイスカバーでクリア。
60分後半辺りでトネットの突破からコーナーを得たローマだったが、淡白なものになってしまってもったいない。
69分、遂にスパレッティが動く。ピサーロに代えてジュリーを投入。しかし遅すぎたか…。
70分、ユナイテッドゴール!ハーグリーブスの絶妙なクロスをテベスがダイビングヘッドでドンピシャ。終わった、と感じさせる瞬間だった。
73分、ユナイテッド選手交代。ギグスとキャリックに代えてルーニーとオシェイを投入。
トップ下にジュリが入って何度かドリブル突破を試みるものの、最終ラインまでたどり着くことが出来ない。ヴチニッチにはピケがしっかりマークしている。
77分。「夢の劇場」に響くローマ・ティフォージの”Roma Roma”の歌声。ピッチ上のデロッシ、アップを続けるアクイラーニ、試合を見つめることしかできないトッティはそれぞれ何を思うのだろうか。
81分、ネビル登場で沸くオールドトラフォード。アンデルソンに代わって久しぶりにピッチへ。
スパレッティもタッデイに代えてエスポージトを投入。
89分、最後の決定機。ハーグリーブスの縦パスをテベスがポスト。落としたボールをダイレクトでルーニーがスルーパス。パクがまたしても抜け出しシュートを放つが、これもドニが体に当ててなんとかブロックした。
1分の追加タイムを経て終了。マンチェスター・ユナイテッドが2年連続のベスト4へ駒を進めた。
マンチェスター・ユナイテッド 1-0 ローマ
70’ テベス
2試合合計3-0でユナイテッドが勝ち抜け。
ローマは残念ながら完敗といってもいいでしょう。オリンピコではもっと形を作れていましたが、ユナイテッドは爪を隠して耐えていたということ。
このままローマがいまのスタイルを貫くのか、もう一つ違った戦い方が出来るオプションを模索していくのか。来季に向けての課題が再び明白になりました。
ローマは資金力のあるクラブではないので、慎重に検討されていくことでしょう。個人的には新しいセンターフォワードを獲得し、後者の道を選ぶのが良いと思います。
これで今年はイタリア勢が姿を消しました。全てイングランドのチームに屈したことになります。それも3チーム揃って1得点も挙げることが出来ませんでした。
プレミア1強時代にどうやって競争力を上げていくのか。国外からEU圏外枠の選手は1年に1人しか獲得できないというセリエA現行ルールや、今後導入されるテレビ放映権料の平等分配が再び議論されるのは間違いないと思います。
posted by 三四郎 |15:04 |
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2008年04月09日
4-2のスコア、予想出来た人はいたんですか?0-0もしくは1-1のガチガチの試合だと思っていました。またはアーセナルが先制すれば大差がつくのではないかと。まさかこうなるとはね…。
個人的にはやっぱりミランに勝ったということで、ガナーズの勝ち抜けをやや期待しながら見ていました。セスク・ファブレガスが昨日、「アーセナル・ミラン・レアル・バルサが僕の夢のチーム。」と言っていたというので、好感度が急上昇していたというのもあります(笑)
結果から見れば、審判のジャッジなど細かいディテールがものを言った試合でした。ずっと言われ続けているようですけど、アーセナルのセットプレーの守りはちょっと甘いですね。
そして痛かったフラミニの戦線離脱。ジウベルトはパス交換に参加できていませんでした。ちょっと前までキャプテンマークを巻いていたように思うんですが、チームはアンリが抜けて急激に変わっていったんですね…。
それにしても2-2のスコアに持っていった、ウォルコットのドリブル突破は見事!スルスルスルスル駆け上がっていった姿は見ていて爽快でした。すぐ勝ち越されてしまって、ウォルコットは信じられないほどガッカリしたでしょう…。
でもトーレスのシュートも負けてませんね。あの速さで打たれたらどうしようもないです。毎試合その運動量を絶賛されているカイトも、再びその価値を証明しました。今の時代、走り続けた者が勝ちますね。
この試合からも、例年と同じようにビッグゲームになればなるほどコンディションは重要だということが再度分かりました。優勝争いで疲れ果てていたイスタンブールを思い出します。
イングランドのチームは普段のリーグ戦のベンチ枠が5なんで、余計に層が薄いというのもあるかも知れません。7に増えるようですけどね。
リヴァプール 4-2 アーセナル
13' ディアビ
30' ヒーピア
69' トーレス
84' アデバヨール
85' ジェラード(P)
92' バベル
フェネルバフチェはスコア以上に惜しかった!難攻不落のスタンフォード・ブリッジだったんですが、サポーターの存在感はどちらのホームか分からないほどでしたね。
1点獲ればOKなんだということで、早々に失点しても慌てずに攻撃を組み立てようとしていたのが好印象。主力が抜けなければ来年も面白い存在かも知れません。
ただフェネルバフチェがいくら善戦したといっても点が獲れなかった訳で、その辺りのチェルシーの強さはさすがです。(フェネルバフチェの)アレックスをフリーにせずに、中央の攻撃をうまくブロックしていましたね。マケレレが効いていたと思います。
ちょっと心配なのはミランユース出身のクディチーニの怪我。試合に出ている時は影ながら応援しているんですが、負傷に悩まされることが多くてチャンスをものにしきれませんね…。イラーリオはキックミスを何度か犯していましたけど、去年のCLではもっと堂々たるプレーだったように思うんですが…。
ただそれ以上に心配なのは、チェルシーの試合をいつ見てもシェフチェンコは影すら確認できないこと…。
チェルシー 2-0 フェネルバフチェ
04' バラック
87' ランパード
2試合合計5-3でリヴァプールが勝ち抜け。
2試合合計3-2でチェルシーが勝ち抜け。
posted by 三四郎 |10:22 |
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2008年03月09日
このブログの趣旨とズレて恐縮ですが、Jリーグ開幕しましたね。味の素スタジアム行ってきましたが、去年の開幕戦と比べてチーム(東京)は随分とポジティブな状況のように思います。去年はしょっぱなザルすぎたんで…。
さて本題(笑)↓
ファーストレグはレアルマドリードに押され気味だったローマ。個人的にはオリンピコで勝っておかないと次ラウンド進出はかなり難しいと考えていたので、2-1のスコアは最低限のリードでしかないと思ってました。しかしアウェーでも勝っちゃいましたね!初戦はデロッシの孤軍奮闘・獅子奮迅の活躍でなんとか勝ち点3を獲得したのにセカンドレグは全く別の様相に。
ローマのスタメンは、
GK:ドニ
DF:シシーニョ、メクセス、フアン、トネット
MF:デロッシ、アクイラーニ、タッデイ、ペロッタ、マンシーニ
FW:トッティ
注目はシシーニョ、トネットの両サイドバックでしょうかね。カセッティが負傷しているということで選択肢が無かったというのもあるでしょうが、ファーストレグでクロスの精度に難があったという課題を解消し得る人選となりました。僕が監督だとしたらリードしている状況ならシシーニョではなくパヌッチを使いたいところですけど、相手はセルヒオ・ラモスとニステルローイというセットプレーの飛車角を欠いていますから打点の高いパヌッチを起用する必要性がなかったのかも知れません。
とにかくローマは駒が豊富になりました。直前のパルマ戦で4点とって快勝したように勢いにのってますし、チームのコンディションが良いことが伺われます。控えにパヌッチ、ピサーロ、ジュリ、ヴチニッチですからね~。昨シーズンのユナイテッド戦はペロッタとタッデイを欠いての苦しい台所事情がダイレクトに結果に出てしまいましたが、その心配は「今のところ」無さそうです。
試合は前半、実力伯仲。ローマは上手い戦い方をしていました。リヨンの時のようにゴール前にべったりとならずラインを張って蓋をしていましたね。アクイラーニの3本のミドルシュートは入っていればどれもナイスゴール。
そしてこの試合もデロッシが中盤で相手の芽を摘む良い仕事を見せてくれました。トッティとデロッシのセンターラインはローマの背骨ですね。この2人の軸を多種多様で華やかなタレントが彩るといった感じです。
逆にレアルの方は苦しい展開といった所でしょうかね。前回はクロスで大いにローマを苦しめましたが今回はファンニステルローイが不在。ラウールに対しては十分にケアされてましたし、むしろラウールを止めさえすればという分かりやすさがあったように思います。
後半はレアルが失点覚悟の大勝負。両サイドバックも攻撃参加してローマをやや押し込む展開。ローマは出来るだけ下がらずにカウンターを仕掛けたいところ。しかしむしろそれはローマの十八番ということで、際どい攻撃を繰り出していました。いやあ、ローマ強い。来週のミランは大丈夫だろうか…。
試合に決定的な変化をもたらしたのは60分過ぎの交代策。シュスターは負傷したサルガドに代えてトーレスを。スパレッティは満を持してヴチニッチを投入。
今季のスパレッティの一番の功績はトッティとヴチニッチの共存を成功させたことかもしれません。ヴチニッチの成長により、どちらかを使わないのは勿体ないという状況の中でヴチニッチのサイド起用。マンシーニとはまた違ったタイプの左サイドが出来上がりましたね。場合によってはもちろんヴチニッチをセンターに、しかも試合の中で変更できる訳でチームの戦術的柔軟性が飛躍的に高まっています。
そして70分のペペ退場。ヴチニッチが中に切れ込んだ所を止められませんでした。グループリーグでもサイドからの突破でゴールを決めていましたけど、あれを思い出しましたね。
そして数的優位にたったローマがあっさり先制。レアルは点が欲しいという思いと1人足りないという状況を整理する前に失点してしまいました。しかしその後すぐ同点。分かりやすくオフサイドだったものの、ローマの選手は落ち着いていました。こういう部分にローマの成熟を感じます。
その後ローマはペロッタに代えてピサーロを投入。この交代は妥当ですけど少し不安。勝手ですがピサーロにはなんかやらかすイメージがあります。
とにかくアドバンテージを最大限に生かそうとするスパレッティ。何度かローマがチャンスを作り出すものの、今一歩の所で決めきれず。あと1点加えればドローが無くなりレアルが絶対的に3点が必要となるチャンスなんですが、結局追加点が入ったのは92分でした。
よくイタリアはとどめをさすのを良しよしない文化があるといいますが、CLの舞台になるとそういったイタリアらしさってでるもんなのでしょうか。去年のミラン対バイエルン戦を少し思い出しました。あの試合もカウンターから何度も決定的を作るもののダメ押しはならずという展開。相手の気迫がそれを許さないんでしょうかね。
さて、試合はファーストレグとは打って変わって、ローマが最初から最後までかなり優位に試合を進めていましたね。それはプレーの面だけでなく精神面にも表れていたように思います。
この試合、主審のバサラスさんは頻繁にファールをとり、カードを連発していました。中にはえっ!?と驚くような判定もあったんですが、ローマの選手達は常に落ち着いていましたね。ロゼッラ・センシや監督の人柄の影響があるでしょう。このまま毎年コンスタントに結果がついてくればティフォージの空気も少しずつ変わっていく気がします。
次の試合は昨年の悪夢を思い出さずにはいられないベスト8ですが、この試合を見てシード権を持つどのチームもローマとは当たりたくないと考えているはずです。それほどチームの総合力が上がっていることを印象付けてくれました。
ローマは良い戦いをするでしょう。ただ個人的には「今のところ」と前述したように、バサラスが連発したイエローカードが今後の悩みとなるのではと危惧します。ペロッタが次が出場停止で、デロッシ・ヴチニッチ・トネットと気になるところにリーチが…。あ、あとシシーニョも。
posted by 三四郎 |02:29 |
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2008年03月05日
ここ数日PCを使える環境にいなかったため久しぶりの投稿となりました。
今朝は大一番のアーセナル戦でしたが、結果は残念なものとなってしまいましたね(涙)サンシーロでのセカンドレグでの失敗は滅多にないことだと思います。敗退の可能性は覚悟していたつもりでしたけど、16強の段階でというのはやはり寂しいです。救いなのはアーセナルが良いチームだったということですね。いずれにせよ勝つのはかなり難しかったと思います。
最初の失点シーンですが、180分間の流れがあってこそのゴールでした。84分まで、2戦合計で言えば174分間、あのミドルシュートよりも決定的なピンチは幾らでもあった。いいコースに飛びましたが、止めることは可能でした。では何故入ったのか。アーセナルはほぼ一貫して最後の最後までパスを繋いでいましたが、これがガットゥーゾが振り切られた要因だと思います。累積警告のことまで頭は回っていなかったでしょう。あそこでミドルが来るとは思わなかったというのがミランの選手の思いだったように感じます。下手に飛び込むと決定的なパスを出されてしまうので全体が下がり気味となり、後手後手となってしまった。ファールをすることすら難しかったというのが本音でしょう。もっと中盤をコンパクトにしてプレー範囲を狭められれば…という気もしますがミランはあまりそういう戦いかたをしませんからね。
ミランが勝ち上がるには序盤でリズムを握っていた時に、どのような形であり先制点を奪って若いアーセナルに対し経験を生かすしかなかったのかな、と今になってみれば思います。後半0-0の段階でも苛立つミランの選手達は普通の精神状態では無かったですね。ミランがここまで追い込まれるのは珍しいです。負けるときでも案外淡々と負けるチームなんですが…。
今朝のミランに見えた限界は、ボールホルダーへのフォローの少なさでした。パスコースが無いので、アーセナルに1対1のファールで止められる。出来の悪かったピルロのボールロストが本当に目立った試合でしたが、ピルロに頼らざるを得なかったのもまた一面でしょう。逆にアーセナルはパスコースが豊富なので、ミランの選手は手を出せない。パスが頭の中で固まったあとに打たれたシュートが先制点でした。とにかくアーセナルの個人個人の技術力の賜物です。個人的に最も驚いたのはアデバヨール。きっとイブラヒモビッチよりもボールをキープ出来るでしょう。ミランはアブラモビッチ以降のチェルシーと戦ったことはありませんが(というかチェルシーはイタリア勢と当たらない)、ドログバとネスタのマッチアップがあるとすればどうなるだろう…と思いますね。
さて、マルディーニにとっては恐らく最後のCLとなってしまったわけです。サイクルの終焉という聞きなれた言葉がいよいよ現実として突きつけられた思いがしますね。しかし今朝の試合で先発の座を託されたパトは本当にまだまだこれからの選手。経験不足を露呈していましたが、それだけ伸びしろがあるということです。
痛い敗戦でしたが来季に賭ける思いをこめて、残りのリーグ戦でのポジティブなリアクションを期待!
posted by 三四郎 |23:20 |
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2008年02月21日
ふぅ~。試合終了の後の深いため息と満足感。0-0というスコアはセカンドレグに向けて有利不利の判断がしかねる所ですけど、とにかく白熱した試合を見られたので良かった。両チームとも総走行距離は110kmを超えて非常にテンションの高い、しかしスポーツマンシップ溢れる好ゲームでした。
ミラン注目のスターティングメンバーは、
GK:カラチ
DF:オッド、ネスタ、カラーゼ、マルディーニ
MF:ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニ、セードルフ、カカ
FW:パト
直前まで出場可否の判断が見送られて、心配させてくれたカラチですが元気に登場。
ミランは中盤をワイドに開いた布陣ではなく、得意のクリスマスツリーでしたね。セードルフ、カカ、パトのトリデンテでした。
昨シーズンのセルティック戦のように相手に合わせ過ぎず、自分たちの形を出そうという姿勢が嬉しいです。現状のベストのメンバーを組めたと思います。
前半。
両チームとも中盤を非常にコンパクトに保ち、拮抗した展開。
アーセナルは長短織り交ぜたパスでピッチを広く使い、アデバヨールを中心にゴールに迫りる。しかしアデバヨールへのフォローは多くない。むしろチーム全体を押し上げるとフィニッシュまで結びつく。
ミランは高く上がったアーセナルのディフェンスラインの裏を付くスルーパスを何度も狙う。しかし成功せず。パトのキープ力は良かった。カカにはフラミニががっちりケア。コーナーキックからマルディーニがヘッドを放つがレーマンがセーブ。
後半。
よりオープンな展開に。ミランが引いたことでスペースが生まれ、アーセナルが攻め込む。
アーセナルは素早い展開でゴール前まで何度も接近。エブエとセスクがチャンスメイク。両サイドバックも攻撃参加し、クロスからアデバヨールや途中出場のベントナーの高さを使う攻撃も見せる。終了間際にはロングボールも積極的に使う。ロスタイムのアデバヨールのヘッドはバーに嫌われる。
ミランは耐える時間が多くなるものの、カラチのセーブは安定。カカがマークを外しだし、前線でタメを作れるようになる。カウンターを狙って時折レーマンを襲うものの、アーセナルの守備の人数が揃っていることもあり、フィニッシュの連携や精度をやや欠く。
とにかく今日はどの選手頑張ってましたね。オッドは移籍以来守備面で最高のパフォーマンス。マルディーニは突然のネスタのアクシデントにも関わらず、落ち着きを持ってディフェンスを締めていました。本当に凄い選手。
ネスタもカラーゼもマルディーニもアデバヨールには巧く対応していましたが、個人的には予想以上にアデバヨールにボールが収まる事に驚き。スピードもあるのでラインコントロールが難しい相手ですね。ミランは途中引き気味になって、もう少し押し上げて中盤をコンパクトにして欲しいと思う場面はありました。しかしアーセナルのパスのクオリティを考えれば、よく守ったと言わざるを得ないでしょうね。運もありましたし。
アンチェロッティの交代策についても文句なし。ジラルディーノが入ってカカと近い位置で2トップのような形になったことで、ジラにボールが入った時にアーセナルディフェンスに揺さぶりをかけることが出来た。
エメルソンの投入も、0-0でOKというメッセージを送るタイミングとしては適切だったと思います。
問題は攻撃面。ピルロとカカに激しいマークがついているし、そもそもスペースを見つけるのが難しかった。キープ力のあるセードルフがボールを持つとチームが前を向けるので、その時の押し上げがもう少しあるといいかもしれません。
選手も監督もフロントも頼もしい限りで、今日の試合には満足していませんね。サンシーロでは別のミランを見せる、と意気込んでいます。期待しましょう。
ネスタは幸い軽症でしたし、チーム全体のコンディションもきっと上がってくるはず!
アーセナル 0-0 ミラン
ミラン選手交代
50' ネスタ→ヤンクロフスキ
77' パト→ジラルディーノ
86' セードルフ→エメルソン
さて、0-0というスコアは微妙な所で2-1で負けるより少し良いという位のアドバンテージな訳です。しかし0-0でアウェーをから帰ってきて、ホームで失敗したミランは記憶にありません。
過去5年間、チャンピオンズリーグでファーストレグが0-0で終わった試合は8試合。内セカンドレグをホームで戦ったチームが勝ったのは5回(サンシーロのダービーを含まず)。
8試合中ミランの試合は5回です。そしてなんとミランの勝ち上がり率は100%!いかに試合巧者なのかが分かりますね。2週間後までの慰めになりそうです(笑)
02/03準々決勝 アヤックス 0-0 ミラン (ミラン3-2アヤックス)
02/03準決勝 ミラン 0-0 インテル (インテル1-1ミラン)
03/04一回戦 スラビア・プラハ 0-0 ミラン (ミラン4-1S・プラハ)
03/04準決勝 ポルト 0-0 デポルティボ (デポルティボ0-1ポルト)
05/06準々決勝 ベンフィカ 0-0 バルセロナ (バルセロナ2-0ベンフィカ)
05/06準々決勝 リヨン 0-0 ミラン (ミラン3-1リヨン)
06/07一回戦 セルティック 0-0 ミラン (ミラン1-0セルティック)
06/07一回戦 ローマ 0-0 リヨン (リヨン0-2ローマ)
posted by 三四郎 |11:23 |
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2007年12月05日
セルティック・パークでのミランにイライラしたミランファンのように、今朝のセルティックにファンの人は怒りを覚えたのではないかと余計な心配をしてしまいます。
最初から明らかに引き分け狙いのセルティックに前半のミランは付き合ってしまった訳ですけど、試合を通じてもピンチはマクマナスからのロングフィードにブラウンが抜け出した一度くらいで、なんとも気が抜けてしまいました。
試合を簡単にした要因は、セルティックのストロングポイントであるサイド攻撃がほとんど機能しなかったことでしょうね。
昨シーズンから実に4度目となる両者の対戦ですけど、ミランはこれまでの3度すべて4-4-1-1の布陣でサイドで数的優位を作って相手を潰す戦術をとっていました。これこそが、「そこまでして相手に合わせることないだろうに…」というイライラの原因だったように思います。
しかし今回はセルティックが自陣深くに閉じこもってボールを跳ね返すだけだったのでその必要もなく、ミランは自由にボールを回せました。
ヤロシクはスペースを埋めることに終始してカウンターとなるロングボールを受けることは出来ず、マッギーディーはドリブルを仕掛けるものの周りのサポートがないまま大ベテランのファヴァッリに先を読まれ沈黙。
ミランが引いた相手に苦戦しているのは事実ですけど、セルティックのファンも「そこまで相手を恐れることないだろうに…」と思ったことでしょう。
結局入ったのは1点だけでしたけど、それ自体は素晴らしい得点でしたね!
カフーからパスを受けたカカが深い位置まで持ち込んで、一瞬行き詰まったかな?と思ったらさらにカフーが深い位置にオーバーラップし、マイナスのクロスをきっちりインザーギが押し込む。
こういうカフーのようなプレーが今のミランに欲しかった!
カカ任せにせず自分で決めるといった気概を見せてくれたカフーはこの試合のMVPだと思いますし、まだまだ必要な選手だと痛感しました。
良くも悪くも試合の空気を読んでしまう選手が多いミランの中で、インザーギ、グルキュフ、カフーの三人の貪欲に点を奪いにいく姿勢はとても好きです。逆にピルロは3度の決定的チャンスに難しいパスを選択してましたけど、それはテクニックが有りすぎる選手の性か…。
インザーギは今季CL3点目欧州カップ戦の通算ゴール数を63に伸ばし単独首位!
それしてもセルティックは後半負けていたシャフタールが点を返していたらどうしていたんでしょう。ストラカンはCLではメンバーを入れ替えたり新しいことをやったりしてますけどやや疑問。
去年のように、アウェーで無謀に戦って散るのよりはまだマシかも知れないけど、今季はまた極端に守備的ですね。
ミランやマンチェスター・ユナイテッドは力押しする(出来る)ようなチームじゃないのでいいですけど、ベンフィカ戦でカルドーソに苦しめられたように、例えばチェルシーやインテルのような相手と当たったら今のままでは大敗してもおかしくないかもしれません。
セルティックには頑張ってほしいだけに、監督の修正に期待してます。
本当は他のチームを心配しているだけの余裕は今のミランにはないですけど(涙)
最後に、残念だったのはシミッチの負傷退場。せっかく出番が回ってきたのに不運です。もしかしたらミランでの最後の試合になるかも知れませんね。横浜で出番はあるかな?
'ミラン 1-0 セルティック
70' インザーギ'
ミラン出場メンバー
GK:カラチ
DF:カフー、シミッチ(→カラーゼ)、ボネーラ、ファヴァッリ
MF:ガットゥーゾ、ピルロ(→ブロッキ)、アンブロジーニ、セードルフ(→グルキュフ)、カカ
FW:インザーギ
posted by 三四郎 |15:49 |
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2007年11月29日
「必要最低限!」といった感じですね。でも良かったと思います。序盤はセリエAではありえない位にスペースがあって、何点入るかな?と期待しましたがそんなに甘くはなかった。
両チームの活躍した選手はネスタとルイ・コスタでしたね。ルイ・コスタがボールを持つと何か起こりそうでした。得点シーンとなった、ピルロ(2試合連続ゴール!)とペレイラのゴールは共に完璧で見ていてスカっとしましたよ。
ベンフィカはゴールを挙げてから急に盛り返してきたのでそこからミランにとっては難しい展開となった訳ですけど、よく守っていました。負けてもおかしくなかったですね。後半ミランにも数回決定機があったけど引き分けは妥当でしょうね。とにかく決勝トーナメント進出決定!
それから、オーバメヤンはベンチ入りもせず…(涙)
ベンフィカ 1-1 ミラン
15' ピルロ
20' ペレイラ
ミラン出場選手
GK:ジーダ
DF:ボネーラ、ネスタ、カラーゼ、セルジーニョ(46'→マルディーニ)
MF:ガットゥーゾ、ピルロ、ブロッキ(51'→ブロッキ)、セードルフ(73'→オッド)、カカ
FW:ジラルディーノ
同じグループDのセルティック対シャフタールは…何というか、ドナーティやったね!って感じです。あのスタジアムは棲んでますね、きっと。
ラツィオはオリンピコでオリンピアコスに破れ一転突破は絶望的に。マドリーが前節、今節と連続でコケたのが大誤算でした・・・。
<ベンフィカ戦後のミラン選手・監督らのコメント抜粋>
アドリアーノ・ガッリアーニ
「6年連続で決勝トーナメントへ進出できたのは素晴らしい。これまでは常にグループ首位で次ラウンドに進出している。今年もそれを実現するには、サン・シーロでのセルティック戦で結果を残すことが大切だ。首位でグループリーグを突破することは非常に重要なんだよ。より危険な相手を避けるためだけではなく、特に第2戦をサン・シーロで戦うためにね。」
カルロ・アンチェロッティ
「後半は特に結果を計算することになったと思う。我々はドローでよかったし、おそらくはこれが理由で少し満足してしまったんだ。輝きを失い、チームの重心を下げすぎてしまった。そこからリスクが生じたんだよ。」
クリスティアン・ブロッキ
「僕は適切な経験を有効に使うべき試合というのがあると思っている。決勝トーナメント進出をほぼ手中に収めていたのだから、特にCLのような国際大会では、その経験を活かすことが有効だったはずだ。」
パオロ・マルディーニ
「土曜の晩にはサン・シーロでユヴェントス戦が控えている。フィジカル的に好調なチームだと思う。特に彼らにはカップ戦がないから、ミラン戦まで一週間まるまる練習できるしね。慣れていないと3日おきに試合をこなす際に精神的・身体的にどれだけのエネルギーが必要かがわからないんだ。今の僕らがしなければいけないのは、この対戦にできるだけ良いコンディションで臨むためにしっかりと休むことなんだよ。」
posted by 三四郎 |10:25 |
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2007年11月07日
よく勝った!試合の入り方、というか今日の前半は敗れた第2節のセルティック戦のようなアプローチだったのでちょっと心配でした。
試合を決定付けたのは、まさにMVPの活躍だったインザーギ!
シャフタール 0-3 ミラン
66' インザーギ
72' カカ
93' インザーギ
まずミランのスターティングメンバー
GK:ジーダ
DF:ボネーラ、ネスタ、カラーゼ、セルジーニョ
MF:ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニ、セードルフ、カカ
FW:ジラルディーノ
そして注目のベンチメンバー
GK:カラチ
DF:オッド、マルディーニ
MF:ブロッキ、グルキュフ
FW:インザーギ、ロナウド
大体予想通りの布陣でしたけど、サイドバックはやや予想外。オッドが復帰していたにもかかわらず右にボネーラ。そして左にはセルジーニョ。
ボネーラのサイドバックは昨シーズンあまり評価されず、本人もセンターの方がやりやすいと言っていました。ただ、ボネーラには人に強いというオッドにはない良さがあるので、監督はシャフタールの強力な2トップに入るクロスへの対応をケアするための起用だったのだと思います。完封勝利を収めたサンプドリア戦でも非常に上手くやっていました。
前半の試合はセルティック戦のように、まさにアウェーの戦い方。セードルフのポジションに違いはあるものの、守備を強く意識して攻撃は1トップを狙ったボールでリスクを犯さず。それもあってシャフタールにほとんど決定機を作られませんでした。しかし試合をコントロールしていると言えるでしょうけど、今季はそれが最後の結果に結びつかないので、今日の試合は嫌な予感がしました。”巧く戦うのだけれど相手の一発に泣く。猛反撃を試みるも実らず。”という展開になるんじゃないかな~と。
ただ、今日のミランがいつもと違うのはベンチにロナウドがいるということ。後半の早い時間に投入してほしいと思っていました。しかしアンチェロッティが使った交代策はジラルディーノout、インザーギin。いつものミランのごくごく普通のカードの切り方。このチェンジで結果が出たことは少ないのでガッカリ。
しかし今日のインザーギはスーペル・ピッポ!出た途端にガットゥーゾへの決定的なパスをだして好調ぶりを示す。その直後にはピルロが高い位置でボールをカットすると、ピッポは素早くオフサイドラインのギリギリを見極め先制ゴール!攻めあぐねていたミランに嬉しい嬉しい得点。その後もインザーギは存在感をだし続け、ポストプレーからカカのカーブする素晴らしいシュートをお膳立て。カカの巧さが光る最高のシュートでした。追加タイムにはお返しとばかりにカカからのパスをインザーギが決めてドッピエッタ達成!
アンチェロッティは試合のアプローチを変えず、今回もアウェーの戦いに徹しました。試合後のインタビューで、ディフェンスのボネーラは「先制してからの方が苦しんだ」。オフェンスのカカは「先制してからは簡単だった」と言ったのが印象的です。
負けていたらロナウドを投入していたでしょうね。しかし果たして1トップを変えてもなお引き分けの状態だったらロナウドを使っていたかな?というのがちょっと気になります。
報道によるとインザーギは自主的に厳しいトレーニングを己に課して、チャンスを待っていたそうですね。アンチェロッティに自らの起用を選択させたのも
ピッポの真摯な態度だったかも知れません。モチベーション低下が叫ばれているミランにとってこのベテラン選手の姿は見本だと思います。そういった選手が結果を出し、勝利するのは本当に大きい。
今日の試合でまさにフィリッポ・インザーギの真骨頂を見ました。Grazie!
もう一度!スーペル・ピッポ!!
<シャフタール戦後の選手のコメント抜粋>
ダニエレ・ボネーラ
「今夜の僕らは上手くやった。個人的には常にこの役割をしっかりこなせるように努めている。ただ、僕はもっと純粋なディフェンダーなんだけどね。でも、自分が右サイドでプレーすることが監督の役に立つこともあるし、今夜のようにまったく問題なく適応できるよ。
「右サイドでカフーやオッドみたいに上手くなるのは難しいことだ。でも、アンチェロッティ監督が僕に要求することを全力で尽くすことを心がけている。
試合に関しては、先制してからの方が苦しんだ。それまでの僕らはほぼ完璧だったんだ。ピッポが先制してから、シャフタールは反撃し始めた。でも、僕らは上手くリスタートを切り、一気にゴールを奪えたんだ。」
リカルド・カカ
「試合のキーポイントは忍耐力だった。前半の方が難しかったね。後半にピッポが入り、僕らは均衡を破ることができた。そしてそこからはすべてが簡単になったんだ。
ファウルの多い試合だった。そういう試合もあるし、僕はもっと我慢することに慣れなければいけない。
今夜の自分のゴールは気に入っているよ。ああいう時には、しっかりボールをセットして、シュートするのに最適な方法を見つけるしかないからね。バロンドール獲得に向けて役に立つことを願っているよ。ピッポが上手く僕にパスしてくれた。こうやっていい戦いを続けていくために、今は全員が一緒にチームプレーを取り戻していかなければいけない。」
posted by 三四郎 |16:30 |
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2007年10月25日
サンシーロで勝利!シャフタールは予想以上に序盤からかなり攻撃的に来ていました。セリエAでは守りを固める相手を破れないミランでしたが、前がかりのシャフタールと激しい打ち合いを演じて快勝。グループリーグ突破に向けて大きな大きな勝ち点3をゲットです。
ミラン 4-1 シャフタール
06' ジラルディーノ
14' ジラルディーノ
51' ルカレッリ
62' セードルフ
68' セードルフ
ミラン出場選手
GK:カラチ
DF:オッド、ネスタ、カラーゼ、ファヴァッリ(61'→ボネーラ)
MF:ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニ(83'→エメルソン)、セードルフ、カカー
FW:ジラルディーノ(75'→セルジーニョ)
試合はいきなり6分、コーナーキックから"あっという間にジラルディーノ"
早い時間の先制点でミランは本当に落ち着いて試合を進められましたね。アンチェロッティは試合前中盤のディフェンスに注意すると言っていましたがこの得点で楽に遂行できたと思います。
しかし相手も今季莫大な資金を投入して強化されたシャフタール。ブラジル人選手のテクニックやサイドからのクロスはとても危険でした。サイドからファーを狙ったクロス、ラットの鋭いミドルシュート、ブランドンとルカレッリの大型2トップにミランも苦しめられます。
そんな中カラチは雨が降る難しいコンディションにもかかわらず終始安定したセーブを披露!特にキャッチングは素晴らしかったです。最高のプレーを披露してくれました。
ミランも中盤のプレッシングから奪取したボールを、ジラルディーノを基準点にカカー、セードルフが中心の速い攻撃を連発!シャフタールは最終ラインの粘りでなんとかクリアするのが精一杯でした。
そして14分ショートコーナーからまたしてもジラルディーノが点で合わせ追加点!2得点ともヘディングのゴールで、前日会見でFW陣のヘディングの弱さを指摘されたアンチェロッティには嬉しいゴールだったと思います。
押せ押せムードのミランでしたが後半、この日精細を欠いたオッドのクリアミスからのこぼれ球をルカレッリがボレーでゴールして一点差。サンシーロに横断幕と共にやって来たリボルノファンを喜ばせました。
カカーの圧倒的な推進力からチャンスを作り続けるミランも、突き放すゴールをあと一歩の所で奪えません。緊張感が張り詰めるサンシーロでしたが62分、68分とまたしてもコーナーキックからセードルフが共に技ありシュートで一気に2点追加!勝負を決めました。
ミランは今季出場のなかったセルジーニョをジラルディーノと代えて投入。昨シーズンのバイエルン戦で見せたようなカカーを1トップに据えた布陣に。セルジーニョ、セードルフ、カカーのテクニックとスピードのある3トップはまた見てみたいですね。
そして終盤には最近出場機会の無かったエメルソンを入れて試合を閉じホイッスル。結果は4-1の完勝!
両チームとも流れの中からかなりのチャンスを作ったにもかかわらず、ミランの得点は全てセットプレーでシャフタールの得点はミスからという不思議な試合でしたね。
グループDのもう一試合、ベンフィカ対セルティックはカルドーソが再三のチャンスを逃すも終了間際に得点を決めベンフィカが勝利!
ミラン、決勝トーナメント出場に向けて視界良好です。
<シャフタール戦後の選手コメント抜粋>
リカルド・カカー
「今夜はうまくいった、チームがうまくまわって勝つと、みんなうれしい。今夜はゴールできなかったけどそういうときもある、大事なのはチームが勝ってみんなが満足することだ。」
クラレンス・セードルフ
「チーム全体が本当にいい試合をした、あとはこの調子をキープするのみ。試合は立て続けにある。チャンピオンズではよりいい試合ができるということは承知の上だ、リーグ戦とは状況が違うからね。相手チームはリーグ戦と比べるとより多くのスペースを与えてくれる、ただこれを言い訳にしちゃいけない、僕たちはこの問題を解決しないと。自分のゴールよりチームが勝てたことが大事、勝てばチームの志気が上がる、ただ今はとにかくこの調子を持続することだ。」
ダニエレ・ボネーラ
「今夜は、誇りと闘志と決意に満ちたプレーができ、テクニック的にもメンタル的にも充実した一戦だった。日曜のエンポリ戦後、僕たちは立て直しをはからなきゃいけなかったけど、これで次の日曜のローマ戦はいい気分で戦える。今晩、監督は僕を左サイドという新たなポジションで使ったけど、チームの役にたてるなら僕は満足だ。ファバッリの故障で僕が入ることになったわけだけどね。僕ら選手はみんなチームの役にたてるようでなきゃいけないし、このチャンピオンズリーグという大舞台で先に進むという目標に向かわなければいけない。」
アルベルト・ジラルディーノ
「自分のゴールはさておき結果がうれしい、チーム全体で勝つことがまず大事だからね。そして自分の2得点、ヘッドでゴールできたのもうれしいよ。フィジカル的には好調で、試合に出たいと心から思っている。今後、ミランは1試合ずつ前進していかなきゃいけない、日曜にはローマ戦もいい試合をしないと。今夜のティフォジからの応援はうれしかった、僕がスランプのときも彼らは僕を見捨てなかった本当に大きな存在、彼らに感謝したい。」
posted by 三四郎 |09:30 |
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2007年10月04日
グループステージの段階でもこういう試合をするのかと、
ちょっと ガッカリしてしまいましたね。
第2節
セルティック 2-1 ミラン
62' マクマナス
68' カカ(P)
90' マクドナルド
ミランスタメン
GK:ジーダ
DF:オッド, ネスタ, ボネーラ, ヤンクロフスキ
MF:ガットゥーゾ, ピルロ, アンブロジーニ, セードルフ, カカ
FW:インザーギ
メンバーは現状考えうるベストの布陣でしたが、
試合は昨シーズンのベスト16、セルティックパークでの一戦と全く同じ入り方をしてしまいました。
ポイントはセードルフだと思います。
今シーズンのセードルフは、いわゆるクリスマスツリーの2トップ下の右を担っていますね。
今日は4-4-1-1の左アウトサイドにいました。
守備を強く意識した陣形です。
4-4-1-1は昨シーズン、まさしくセルティックパークでの一戦から採用されています。
これはセルティックの武器であるサイドを、8枚の分厚い壁で封じることと、高さ対策としてアンブロジーニを入れることからはじまったのでした。
守備では威力を発揮するのだけれど、攻撃には人数を割かないのでほとんど カカーに依存してしまう。
昨シーズンは決勝トーナメント1st-legでこの戦い方を採用しましたが、いずれも引き分け以下の結果でしたね。
唯一勝利した決勝戦は、リバプールがカカのマークを放棄したので得点が生まれました。
果たしてグループステージでこれほどまで慎重にアウェーの戦いをする必要があるのか甚だ疑問です・・・。
セードルフが後半早い段階で交替しましたが、コンディションの問題でなければ、
恐らくセードルフが前に上がりツリーの形にしようとするのをアンチェロッティが嫌ったのだと思います。
グルキュフは左サイドに張っていました。
失点シーンは、誰のミスかは見れば一目瞭然だと思うので特にコメントはしません。
先制されてからあわてて攻め込む展開も見飽きてしまいました(涙)。
中村選手はさすがですね!
少ない時間で落ち着いて効果的なプレーをしました。
ミランはPKも微妙なものだったので本当にいいところなしでしたね~。
ジーダは発煙筒が直撃した時のように、トラウマにならないよう願います。
アンチェロッティでこのまま行けるんですかね?
ベルルスコーニ会長はヨーロッパでの失敗は許してくれません。
代表ウイークによる中断までに残された試合は日曜のラツィオ戦だけです。
今朝の試合ラツィオは素晴らしい戦いをしましたね~
ああいうガッツをミランでも見たいですねっ!
パンデフは着々とビッグになりつつありますね。
手首の動きはちょっとおかしいと思うけど
posted by 三四郎 |09:00 |
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