2008年05月10日

セリエA残留争いも最後まで熱々です

まだ降格チームが1つも決まってないというのは、なかなか無いですよね。去年はメッシーナとアスコリがぶっちぎりでした。以下は36節終了時点の下位順位です。

14位 38p カリアリ
15位 37p トリノ
16位 36p レッジーナ
17位 35p カターニア
18位 34p パルマ
19位 33p エンポリ
20位 30p リヴォルノ

それぞれ簡単に見ていきたいと思います。


LIVORNO
リヴォルノはほとんど絶望的な数字ですね。2連勝してもかなり厳しい。極めつけはグランドーニ5試合、フィリッピーニ3試合、パスクアーレ2試合を含む6人の主力の出場停止。会長も去年からクラブを売却したがっていたし、そういう混乱がチームに悪影響を及ぼしたんでしょうか。冬にはプレミアへの移籍が決まりかけていたのに、「クラブがこんな状況だから…」と男気を見せて残留したアメーリアもきっとバーゲン価格で市場に出されますね。タヴァーノも移籍するでしょう。

直近5試合成績:0勝1分4敗
残り試合
(H) トリノ
(A) エンポリ


EMPOLI
今年はUEFAカップに出場したエンポリも降格圏で苦しんでいます。昨シーズン躍進の立役者ながら今季は途中解任したルイジ・カーニ監督を呼び戻しましたが、調子は上がらず。ただしラスト2試合の相手はレッジーナとリヴォルノです。2連勝することが出来れば残留の可能性は飛躍的に上がりますね。エンポリはカターニアとトリノに直接対決の成績で勝ち越しているので、勝ち点が並んだ場合で優位に立ちます。パルマには負け越しているんですが…。

直近5試合成績:2勝1分2敗
残り試合
(A) レッジーナ
(H) リヴォルノ


PARMA
大枚を叩いて冬のマーケットで獲得したルカレッリが思ったような活躍を見せることができず、名門パルマも降格圏で苦しんでいます。3月19日のパレルモ戦以来勝利を挙げることが出来ませんでしたが、ようやく前節ジェノアを下すことが出来ました。得点者はルカレッリ。しかし2008年に入ってからわずか3勝と波にのることが出来ません。残りの対戦相手もフィオレンティーナ&インテルと最悪。パルマにとってはインテルが次節で優勝を決めて、最終節のモチベーションを下げてくれることを祈るしかありませんね。チガリーニと交換します?(ジョークです)

直近5試合:1勝1分3敗
残り試合
(A) フィオレンティーナ
(H) インテル


CATANIA
森本のためにもカターニアには残留してほしいです。地元テレビ局で特集が組まれたり、練習場でファンからモリモト使え!コールがあったりと愛されているようですし、来年もAの舞台で見たいですね。ただし状況は楽観視出来ません。エースのスピネージが負傷離脱、残りの相手はユーベとローマ。さらにコッパ・イタリアで手を抜かず主力を今週木曜日の試合に投入しました。ユーベは3位も確定しやる気が落ちたのかも知れませんが、前節シエナ戦で敗れて批判を受けましたし、ホーム最終戦という舞台で観客に応えようとしているはずです。カターニアにとってはインテルが次節で優勝を決めて、ローマのモチベーションが下がっていることを祈るしかないですね。バルガスと交換します?(もちろんジョークです)

直近5試合成績:2勝0分3敗
残り試合
(A) ユベントス
(H) ローマ


REGGINA
レッジーナは開幕前から降格候補筆頭でしたが、現在残留圏に位置することに成功しています。特に4月に入ってから3勝を挙げたのが大きかった。前節はアンジェロ・マッシミーノでカターニアに勝利。上昇気流でエンポリを迎えます。ただしここで敗れるようだと再び瀬戸際に立たされることに。パルマと勝ち点が並んだ場合はレッジーナが劣位です。

直近5試合成績:3勝0分2敗
残り試合
(H) エンポリ
(A) カリアリ


TORINO
トリノは降格の危機に瀕するようなメンバーではないんですが…。勝ちきれない試合が続いているようですね。16回の引き分けはリーグトップ。6回のスコアレスから4-4の派手なドロー劇ありでバリエーションが豊かです。パルマと直接対決の成績で劣っていることがネックですが、次のリヴォルノ戦で勝ち点3を挙げることが出来ればパルマ・カターニア・レッジーナの3チームが全て勝利を収めない限り次節で残留が確定します。

直近5試合成績:1勝0分4敗
残り試合
(A) リヴォルノ 
(H) フィオレンティーナ


CAGLIARI
カリアリは大復活!冬の中断期間の時は降格間違いなしという状況にあったんですが、後半戦で素晴らしい成績を収めています。1月のナポリ戦での後半ロスタイムに2点を叩き込んだ奇跡の大逆転から、ホームのサンテリアではなんと無敗。ウディネーゼ・レッジーナと嫌な相手に対し、しっかりと結果を残すことが出来るでしょうか。

直近5試合成績:3勝0分2敗
残り試合
(A) ウディネーゼ
(H) レッジーナ


こうやって整理すると、カターニアが難しい状況にあるのが分かって悲しいですね。個人的なサプライズはシエナが後半戦で素晴らしい結果を残したことです。レッジーナやカリアリと共に降格するんではないかと予想していました。分からない…。


そして4節を残しこちらも佳境のセリエBもチラと。
現在の順位は、
1位 80p キエーヴォ
2位 77p アルビーノレッフェ
3位 75p ボローニャ
4位 74p レッチェ
5位 70p ブレシア
6位 65p ピサ
7位 57p リミニ

1位と2位=ストレートイン
3位~6位=プレーオフ

全く読めない!昨年は3強の力が抜けていましたが、今年は拮抗していますね。
今から来シーズンが楽しみです。


その前になによりミランの試合ですけどね!


ガットゥーゾについては、今日はイタリアの22時の時点で一切続報なしでした。なにかあればまたこのブログでも触れたいと思います。僕はけっこう楽観的です。

posted by 三四郎 |04:31 | 一般 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年05月07日

ミッドウィークのつれづれ

残り試合の展望
ミランに今季に残された試合は、今週末のナポリ戦と最終節のウディネーゼ戦の2試合のみ。ダービーでの勝利と4位浮上でメディアは楽観ムードですが、もちろんまだ何も決まっていません。

次節ミランがナポリに勝ち、フィオレンティーナがフィレンツェでパルマと引き分け以下に終わればミランの4位は確定です。しかし今年に入ってからヴィオラのホームでの成績は、9戦7勝1分1敗。よほどのことがない限り勝つと思ってよいでしょう。

ナポリは現在9位で残留も確定し欧州カップ戦の可能性もなしと、一見モチベーションがなさそうに見えます。それでも場所はスタディオ・サンパオロ。ご存知の通りイタリアでも屈指の熱狂的なティフォージが一種独特の雰囲気を作り出す、アウェーチームにとっては最もやりづらいスタジアムの1つです。

実際に今季のナポリはこのスタジアムで、ユーベ・ウディネ・インテル・ヴィオラといった強豪を軒並み下しています。ホーム最終戦での勝利をティフォージに捧げようと燃えていることでしょう。ミランはサンシーロで5-2というスコアで勝ち点3を挙げていますが、全く違うチームと考えたほうがよいかもしれません。その時はサラジェータもいませんでした。

そして最終戦がウディネーゼというのもまた厄介。ウディネーゼは現在非常に微妙なポジションにいます。CLに手がかかるかも知れないが、UEFAカップにも出場出来ないかも知れないという状況です。今の勝ち点は57なので、彼らはどんなに勝ち点を積み上げても63まで。現在61のミランが1勝した時点でウディネのCL出場はなくなります。

裏を返すとミランがナポリ戦で失態を犯せば、最終節のミラン対ウディネーゼはまさに天国と地獄を分かつ一戦ということになります。そうならないためにも、とにかくナポリ戦での勝利は必須。どちらにせよサンプドリアが肉薄しているのでウディネーゼが手を抜くことはないと思いますが。

ミランにとっても残りの2戦の結果によってはCLもあるし、UEFAカップすら逃す可能性もあります。最近のチームのフォームを見る限りリーグ戦の最後を5連勝で終えることは可能です。選手達には決して気を抜かずに、サンプドリアやアタランタを相手に犯した失敗を繰り返すことのないよう願うしかありませんね。

<マッシモ・アンブロジーニのコメント抜粋>
「日曜の試合後、僕たちはすぐに話をした。まだあと残り2試合あると。ダービーマッチは僕らにとっての出発点で、ゴールじゃない。この調子で、次の2試合も勝たなきゃいけないんだ。」



シミッチの代表召集
この夏に行われるEURO出場16カ国の内、最も早く召集メンバーを発表したのはクロアチアのビリッチ監督。そのスカッドにミランのダリオ・シミッチの名も入っていましたね。

シミッチは昨シーズンは20試合以上の試合出場を果たし、怪我人が続出した守備陣の中でその存在価値を大いにアピールしました。しかし今季の出場数は激減。数少ない先発のチャンスであったCLでのセルティック戦でも、前半に負傷交代をしてしまうという不運がありましたね。1月のマーケットではそんなシミッチに対し具体的なオファーがあり、本人もクラブを代えることに前向きでした。

ストップをかけたのはアンチェロッティ。控え選手としてのシミッチの価値を一番感じていた指揮官は、残ってくれるようにとシミッチを慰留し、実際にシミッチは残留を決めました。

僕は強豪クラブというものは、実力がありながら出場機会がなくとも文句を決して公に口にすることのない、シミッチのような縁の下の力持ちが影で支えているからこそ、強豪であり続けることが出来るのだと思います。もしかしたらクロアチアの国内ではクラブで出場機会のないベテラン選手を、大事なEUROのメンバーに加えることに疑問を投げかける人もいるかもしれませんが、僕は素直にシミッチにおめでとうと言いたい気持ちです。

そして願わくばこの夏はシミッチに自分自身の希望をかなえて欲しい。名のあるクラブでもっとコンスタントに試合に出られる力は間違いなくあるのですから。それでもミランに残留してくれるなら、これほど素晴らしいことはありません。



パロスキ君
「スペシャル・メモリアル・ニコロ・ガッリ賞」
正直どんな賞なのか知りませんが、アルベルト・パロスキに贈られたとオフィシャル・ホームページでアナウンスがありましたね。

賞のことはこれ以上書けないのでいいとして(笑)、最近パロスキの出番がありません。とにかくインザーギが絶好調で他のFWの追随を許さない状況なのですから、ミランにとってはポジティブなことです。それでもオリンピックへの飛び級参加のアピールチャンスが減ってしまったのは、少し可哀相ですね(ナポリ戦ではベンチ入り位あるでしょうか?)。

そういえばEUROのイタリア代表候補50名に実施された予防接種の時に、ちょっとしたエピソードがありました。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、インザーギの話です。

EUROに向けての50人の候補に選ばれているピッポは、当然注射を受けるように言われました。しかしそこは普段からコンディションの維持に人一倍気をつかうピッポのこと。ミランの担当医に、「予防接種を受けることによって、熱が上がってしまわないだろうか?」と不安そうに尋ねたと言います。週末にはミラノ・ダービーが控えていました。連続得点を記録し大きな期待を背負っていたピッポは、ここで体調を崩すわけにはいけなかったのです。以前自分がインフルエンザにかかったことによってチームが敗れたことも脳裏によぎっていたでしょう。

医師に「心配ないよ、ピッポ。もし熱が上がったとしても少しだけだよ。すぐに治る。」と言われて、結局予防接種は受けました。その日の帰りはミランのスタッフらで会食に行く予定でしたが、ピッポは参加しなかったそうです。
理由は、「熱が上がったとしても、家にいて安静にしていた方が早く治るはずだから。」

これがインザーギという男。現在の大活躍は決して偶然ではなく、努力の賜物だと改めて思い知らさる話です。

ピッポはよく、「20歳になれるなら今まで手にした全てのトロフィーも全てのお金も栄光も喜んで差し出す。」と言っています。残念ながらこの願いが叶うことはありませんが、この調子ならまだまだ一線で活躍してくれるでしょう。そしてインザーギを敬愛してやまないパロスキが、いつかこの偉大な先輩のようになってくれる日が楽しみです。

posted by 三四郎 |15:55 | 一般 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年05月03日

Il Derby di Milano

これほど感情面以外にも勝たなければならないダービーも久々・・・。
12月の時は日本から帰国後すぐという厳しい日程もあったし、あまり良いパフォーマンスは期待できないかもしれないという予感もあったんですけど。
今季は正直ファンとしてミランが負けることに少し慣れてしまったというか、試合終了後に淡々と録画を停止してそっとHDDのデータを消す作業の速度は上がりました(苦笑)
試合が始まる前に勝利を疑ったことはないんですが!

日曜のダービーの構図は、勝利が必要なミランと勝ちたいインテル。
CL出場権獲得の希望をつなぐためにもミランの敗北は許されません。インテルはあと1勝すれば無条件に優勝が確定し、ローマの結果によっては勝たなくてもスクデット。ミランの方が必死にプレーしてくれそうですが、モチベーションは両チームとも変わらず高いと思います。
なによりダービーですし。

この試合の主審はロゼッティに決まりました。セリエAを見ている方にはおなじみの審判ですね。そうでない方にもスタンフォードブリッジで今年のCL準決勝の笛を吹いた人と言えば分かると思います。
ちなみに前節ムトゥにPKを与えて全ミランファンを戦慄させた人でもあります(笑)
ジャッジのレベルは低くないですが、荒れ出すとバンバン笛を吹くので要注意です。


ミランは新たな怪我人も出ていませんし、順調に調整が進んでいる印象ですね。
ジーダが負傷してしまいましたが、もともとレギュラーポジションを失っているのでチームへのダメージは少ないでしょう。12月のダービーでの失敗と猛烈な批判を気にしているかも知れないですし。

前線はほぼ間違いなくセードルフ、カカ、インザーギで構成されるはずです。4試合で8点を決めているピッポにかかる期待はとても大きい。
パトを切り札としてとっておけるのも非常に良い状況ですね。今季の対ユーベ、対インテルの3試合いずれもパトは出場していませんし、未知の可能性があります。こう着状態を打破するいいアクセントになってくれそうです。

反面で気になるのはサイドバック。
ボネーラ、オッド、カフー、ファヴァッリ、ヤンクロフスキが起用可能で、現在最も濃厚なのはボネーラとファヴァッリ。オッドとヤンクロフスキが怪我明けでコンディションが良くないことで、消去法的な選出という気がします。
カフー&ボネーラという選択はないんですかね?カフーは本当に今季限りとなってしまうのかな…。

ボネーラはリボルノ戦で良いプレーを見せて高い評価を受けていましたね。
しかしファヴァッリは特にスピードの無さが気がかりです。僕がインテルの監督ならマイコンとスアソを使ってここを狙います。インテルに力ずくで押し込まれる状況になると非常に苦しいので、ミランに必要なのはラインを押し上げること。ただし高く上がったラインの裏を狙われるとスピードの無さが浮き彫りになるという・・・。中盤はもちろんのこと前線の選手にもインテルのパスの供給源を絶つ高い守備意識が求められそうです。
あと、このところ緩いセットプレーの守備も注意!

インテルは誰が出てくるのかは知りませんが、ここ数試合はクルスにやられている印象が強いので再び…ということにならないで欲しいですね。



なんか最後はネガティヴになっちゃいましたが、今回は結構チャンスだと思います。とにかく、ここで勝たずにいつ勝つんだって話です!!


<ダービーに向けたコメント抜粋と僕からヒトコト>

クラレンス・セードルフ
「自分たちがすべきことをやれなかったのはわかっている。ホームで継続的に結果を出せなかったんだ。でも、それだけじゃない。カカが戦術的な姿勢を変えた時から、チームはその恩恵を受けたと思うんだ。確かに、ディフェンスに参加するのは正しいことだ。でも、彼のような特徴を持った選手があまりに戻りすぎるのは正しいことじゃない。
僕ら2人は、戦術面でどんどん上手くいっていると言っておくよ。」

なるほど。僕はダービーでは前線からの守備が重要だと書きましたが、それだけではダメなんだと。今のミランは4-3-2-1と4-4-2を試合中にうまく使い分けています。これはセードルフが大人の対応で犠牲を払っているから。10番の出来がミランの出来に直結するのは、それだけ重要な選手ということです。
期待してます。



さて、最後にメルカートの話題を少し。
ガリアーニが株主総会で「アッビアーティ復帰の可能性は高い。」と言ったことに一部の現地ティフォージが抗議を行ったようです。
今年の夏は買い物が多そうなんで全てのセクションにお金をかけてはいられない。というのは分かりますが、ガッカリする気持ちも分からないではないですね(笑)
そしてフラミニですが、アーセナルのHPにベンゲル監督のコメントが載っています。金が大事なら出て行くだろう。とプレッシャーをかけつつも、いずれにせよ解決策がある。と半ば諦めともとれる発言も同時にしています。アーセナルの提示は200万ポンド、「他のどこか」の提示は400万ポンドだと明言しました。
今週末に結論が出るとのことですが、果たしてミランにやってくるでしょうか。期待しすぎずなんらかの発表がなされるのを待ちましょう。

posted by 三四郎 |17:39 | 一般 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年04月18日

バルサの答えは「ストップ」?

ロシア鉄道杯
ロコモティフ・モスクワ主催の親善マッチトーナメントに今年もミランが参加することになりましたね。去年のメンバーからPSVとレアルマドリーが抜け、今年はチェルシーとセヴィージャ。相変わらず豪華!
チェルシーはCLではイタリア勢となかなか当たりませんが、ミラン対チェルシーを見ることが出来るかも知れませんね。シェフチェンコダービーがモスクワで実現するでしょうか。出来れば5月に見たかったけど・・・。
期日は8月1~3日。去年はPSV戦のPKでセードルフが豪快に外したことが印象に残ってます。

ロナウジーニョ
モスクワのホテルで行われた鉄道杯の記者会見には、チェルシーのピーター・ケニヨンCEOやセヴィージャのホセ・アンドレスGMら錚々たるメンバーが参加。しかしその場にガリアーニの姿はなく、バルセロナに行っていたと言われています。
ガリアーニがバルセロナの幹部と会談したのかは謎ですが、デアシスとラポルタが会っていた模様。しかし直ちに契約を取り付けたいミラン側の意向をバルセロナは飲まず、もう少し様子を見ることになったと言われています。バルサに急ぐ理由はないですから自然の流れと言えるかも知れませんね。
ベルルスコーニが「ロナウジーニョ以外もいるよ。」といったのはこの流れと無関係ではないでしょう。

パト全体練習に復帰!
ヤンクロフスキと共にジムでのトレーニングなどを行い、なかなか全体練習に復帰出来なかったパト。当初の予定より遅れていることから重症説が囁かれていましたが、ようやく全てのメニューをこなすようになったようです。嬉しいですね。
ただ今度はセードルフに問題が見つかってしまいました。日曜のレッジーナ戦も現在の予想ではパトはベンチスタートにとどめ、ジラルディーノとインザーギの2トップが先発する見通しとのことです。ジラとピッポの2トップは成功したためしがないのでやめて頂きたいですが・・・。

コスタクルタ
引退後はコーチとしてミランに貢献し続けているビリー・コスタクルタに別れの時が?というお話。シーズン中にもイングランドのQPRと契約するのではなんて言われていたのですが、今回も海外行きの噂です。ビリーの監督としてのキャリアがQPR・パリサンジェルマン・レンジャーズなどで始まるかも知れません。アンチェロッティ&タソッティ体制が続くのであればコスタクルタに出来ることは限られてくるでしょうし、新たなチャレンジをしたほうがいいと個人的にも思います。
それにしてもサッキ時代のミランの選手達は監督としても花開いていますね!

posted by 三四郎 |09:28 | 一般 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年04月14日

Si! Si! Si!

レッジーナが奮起してサンプドリアを破ってくれたことにSi!ローマがCL敗退の余波を受けずに難敵ウディネーゼをアウェーで退けてくれたことにSi!そしてなんといってもヴィオラにインテルが注文どおり勝ってくれたことにSi!

完全に他力本願。こんなに浮気者でいいのかと思っちゃいますが、背に腹は代えられません…!!毎週毎週コロコロと応援するチームが変わることになるでしょう。

今節鍵を握るのはローマだと思っていました。インテル対フィオレンティーナのみ日曜のナイトゲームだったので、それまでにローマが1ポイントまで迫ることがなければ、一緒にインテルも星を落としてしまうのではないかと。CL敗退のショックからローマが立ち直れるかどうかが焦点でしたが、試合は貫禄の逆転勝ち!
この結果に最も救われたのはミラン。まだツキはありますよ…!!

そしてインテルはスーペル・マリオがまたしても決めましたね。バロテッリはコパ・イタリアの舞台でユーベ相手にドッピエッタを達成して一躍有名になった選手。その後リーグ戦でも点を獲っているんですが、日本の放映権と相性が悪く(笑)、なかなかそのゴールをテレビで見ることは出来ませんでした。しかしようやく日本のダイジェスト番組にも登場しますね。インテルのバロテッリとミランのPA・PAコンビ。若い選手が活躍するのはそのチームのファンにとって何より嬉しいことですよね。
もうインテルはFW要らないでしょ・・・。


補強は適材適所適切に。ずっとこのブログでは触れなかったんですが、個人的にはロナウジーニョには懐疑的です。テクニカル面以前に、本当に獲得するのかということにまだ信じきれません。巷ではもう決定!と銘打たれていますが、本当にそうなのか…。というのもロナウジーニョ獲得交渉についてミランフロントが焦っているように感じます。これほどまでに公に大っぴらに交渉内容をリークさせているのは、イタリア総選挙のための宣伝の意味合いが強い気がしてなりません。

それでも獲得の可能性はかなり高いのは間違いないでしょう。今週に決まることもあると思います。しかし移籍金交渉は思いのほか難航するかも知れませんね。2000万~3000万ユーロと言われている移籍金以上を出せるクラブが3つ程いるのは間違いありません。先週のブロンゼッティとベギリスタインの会合でどこまで詰めた話がされているのかが鍵でしょうね。ラポルタはガリアーニとの会談をキャンセルしたようですし…。

posted by 三四郎 |09:53 | 一般 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年04月04日

カカの復帰に際して四つ巴のCL出場権争いの現状をチラ見

フェネルバフチェは今季のCLでのオウンゴールは3度目ですか?デイビッジのシュートは(どちらも)最高でした。
エミレーツスタジアムでの一戦は、やや調子を落としているアーセナルと遂に新戦力がフィットした形を見出したリバプールのマッチアップで注目でしたが、結果1-1のドロー。ちょっとアーセナル疲れてますかね?引いたリバプールを強引に崩すだけの勢いを感じませんでした。それにしても毎度のことながらジェラードは役者です。ナイスドリブル突破。

それにしてもミランが居ないとこんなにも気楽なのか…というかやっぱ寂しいです。来季は開幕から姿がないなんてことになりそうで、恐ろしい。

気づけば今季もあと7試合を残すのみ!早いです。後々の対戦相手を見ても次のカリアリ戦まで落とすようだと、いよいよ終戦ムードが高まってしまいますね。

チームは疲労しているとのことですが、ここへ来て良いニュースも入ってきました。まず一番大きいのはカカの復帰。救世主的な役割を求めてはいけないですけど、現状から考えて期待せずにはいられません。まだ別メニューをこなす段階で、カリアリ戦の出場が決まったわけではないですが。

そしてカフーとインザーギもようやく帰ってきました。オッドが1ヶ月程離脱してしまうので、良いタイミングですね!復帰を急かされたのではないといいですが…。この2人は練習も全てこなして万全なようです。

もうここからは総力戦。アンチェロッティにはスカッドをフルに活用して勝ち点3をもぎ取ってもらいたいものです。
前回のカリアリ戦も大変でした。早々にアクアフレスカに得点され、カカがPK失敗。後半セルジーニョのクロスが相手のミスを誘ってジラが詰めて同点してから、ピルロのスーパーFKで勝ち越しという展開でした。ジラは良いイメージを持っていることでしょうが、個人的にはパトとパロスキの2トップも見てみたいですね。そしてアンチェロッティには、タイミングによってはピルロを外す勇気も必要になるかも知れません。


それから、今日これからあるPSVと対戦するフィオレンティーナの試合も気になります。UEFAカップを是非テレビで見たいんですけどね。どこか放送してくれるような猛者はいないんでしょうか。来年のことも考えて(苦笑) しかし年々放映権料は上がっているみたいですし、リーグ戦を放送してくれるだけで感謝しなければいけませんね。

むむむむ・・・。カカの復帰という良いニュースに勇気付けられて、今久しぶりに順位表を見たら、UEFA圏内すらギリギリという・・・。インタートト?いつの間にかCL出場権争いは四つ巴になっていたんですねぇ。

現在7位 サンプドリア 勝ち点49
直近5試合 4勝1分
残りのスケジュール
Home リボルノ
Away レッジーナ
Home ウディネーゼ
Away フィオレンティーナ
Home ローマ
Away パレルモ
Home ユベントス
結構キツイ相手が残ってます。ライバルとの2試合が鍵。


現在6位 ミラン 勝ち点49
直近5試合 2勝3敗
残りのスケジュール
Home カリアリ
Away ユベントス
Home レッジーナ
Away リボルノ
Home インテル
Away ナポリ
Home ウディネーゼ
こちらもキツイ相手が残っています。それより気になるのが直近成績…。


現在5位 ウディネーゼ 勝ち点50
直近5試合 3勝2分
残りのスケジュール
Away シエナ
Home ローマ
Away サンプドリア
Home カターニア
Away エンポリ
Home カリアリ
Away ミラン
降格圏にいる相手との試合が逆に不気味!?


現在4位 フィオレンティーナ 勝ち点53
直近5試合 2勝3敗
残りのスケジュール
Home レッジーナ
Away インテル
Home パレルモ
Home サンプドリア
Away カリアリ
Home パルマ
Away トリノ
なんといってもUEFAカップ次第。セリエAの直近成績はミランと同じ。


勝ち点が同じ場合、直接対決の成績のみが考慮されます。ミランは直接対決が終了しているフィオレンティーナとサンプドリア相手には勝ち越しているのでそこが救いですね。

それにしても厳しい。ふぅ~

posted by 三四郎 |00:15 | 一般 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年04月03日

ちょっと気になるトピックス

最後の賭け!動きがあった監督人事
ザンパリーニ(失礼!グイドリンに訂正)が再び解任され、やっぱりコラントゥオーノがパレルモに帰ってきたのはお約束として(笑)、気になるのはカターニアのバルディーニ監督が辞任してしまったこと。バルディーニ監督は3トップの布陣を敷いて、森本を積極的に起用してくれていただけに、ゼンガ新監督が森本についてどのような考えを持っているのか気になる所です。
エンポリのカーニ監督は、昨シーズンのエンポリをUEFA杯出場に導いていただけに、解任されたことの方が不思議でした。


ローマ残念!オリンピコで2失点
トッティとペロッタが欠場しても、ジュリやシシーニョをベンチに置けるのがローマが去年と違うところ。セリエAではトッティ抜きでも勝てるチームであることを証明していますし、結構期待して見ていたんですが残念。突破はかなり難しい状況となってしまいました。イタリア勢はイングランド勢に軒並み敗れることになるかも知れません。
レアルマドリードとの第一戦でローマが戦ったようなやり方を、逆にユナイテッドにされてしまいましたね。最初のピンチで失点してしまったのも痛かった。ローマにも決定機はあったし小気味いいパスワークも時折見せたんですが、最後まで崩すには至らず。オールドトラフォードでもスコアを気にせず、堂々たる戦いを見せて欲しいですね。


ユベントス対パルマ、突然の延期
日曜日にミランの試合を見ようと、いつものようにスカパーを点けていたわけですが、ちょっと他のチャンネルに変えたらビックリ。
「MATCH POSTPONED」(だったかな?)と大きく映し出されて止まった映像のまま、つまらなそうに実況と解説の方の話し声だけが寂しく聞こえていました。
あぁ、またなんか起こったのか…。と思ってしまうのも悲しいですが、どうやら今回は交通事故だそうですね。ユベントスサポーターの乗ったバスが熱狂的なパルマサポーターを轢いてしまい、轢かれた方は亡くなってしまいました。
いざこざがあったことは確かでしょうが、事故自体に他意はなかったことを願うとともに、バグナレージさんのご冥福をお祈りします。


アズーリ、スペインに敗れる!
親善試合ですから、残念とはいえ敗戦も受け入れられるのではないでしょうか。ピルロとトニを早々に外したようですし。ここで負けた方が本大会に向けて良かったという論調もあります。試合自体を見ていないので特に感想もないんですが、少し気になったのはメンバーが固定されていること。現在呼ばれている選手は怪我でもしない限り、本大会のメンバーに入れるでしょうね。個人的には、デルピエロも最後には呼ばれていると思ってます。


なぐさめ
ちょっと前はインテルでしたが、今はミランがイタリアの移籍”ネタ”市場を牛耳っていますね(苦笑)トゥットスポルト紙上ではいつだってユーベが主役ですが。
ベルルスコーニも守備陣の改革を明言しましたし、水面下で何かが起こっていることと思います(願います)。しかし動きがあるはずといっても、新聞に載っていることの大半はデマ。それにも関わらず最近ネタとして取り上げられた選手を網羅して、夢を見つつ肴にして現実逃避を…。

GK:アルトゥール・ボルツ(セルティック)
  :ジエゴ・アウベス(アルメリア)
  :ウーゴ・ロリス(ニース)
DF:ジャンルカ・ザンブロッタ(バルセロナ)
  :アレックス・シウバ(サンパウロ)
  :アレッサンドロ・ガンベリーニ(フィオレンティーナ)
  :フィリップ・メクセス(ローマ)
MF:パオロ・サンマルコ(サンプドリア)
  :エルナネス(サンパウロ)
  :ティアゴ・ネベス(フルミネンセ)
FW:アンドリー・シェフチェンコ(チェルシー)
  :マルコ・ボリエッロ(ジェノア)
  :ルート・ファンニステルローイ(レアルマドリード)
  :マリオ・ゴメス(シュトゥットガルト)
  :ディエゴ・ミリート(サラゴサ)
  :ルカ・トニ(バイエルン)


ロナウドに新契約提示?
現役続行の強い意思を持ち、予想を上回る回復力を見せているロナウド。現在はアーセナルのエデゥアルドと共にブラジルでリハビリ中ですが、ロナウド本人もミランでの復帰を希望しているようです。嬉しい限りですね。ベルルスコーニ会長も出来高制の新契約を準備していることを明言しました。
まだまだ時間がかかりそうですが、再びピッチに立つその日を待ちたいと思います。

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2008年03月18日

見通しが甘かったのかな

泣いても笑っても今季は残り10試合を残すのみとなった訳ですが、振り返ってポジティブなシーズンだったとは言えないと思います。
もちろんクラブワールドカップは、特に僕らのような日本のファンには最高の思い出ですし、クラブも今シーズン1番の目標だったトロフィーを掲げて目標を達成しました。
しかし開幕前にUEFAスーパーカップとクラブワールドカップを獲得する代わりに、CLは初戦で敗退しリーグ戦も4位に入るか微妙になるという状況を提示されても、誰もSiとは言わないでしょうね。


特に最近叫ばれているのは補強の必要性です。頑なだったフロントも最近では来季に向けた新戦力を迎えることを明言しました。
今回はなぜ今季のミランは低迷することになってしまったのか、補強戦略を中心に思い出してみたいとおもいます。


昨シーズン最高の出来事は言うまでもなくチャンピオンズリーグの制覇ですね。
対セルティック戦で本格的に使われ始めたクリスマスツリーが完全に定着し、最も信頼されるフォーメーションを確立しました。CL優勝というこれ以上ないほどの結果を手にしたのだから当然です。
昨年の夏の時点で新しいシーズンも4-3-2-1システムは充分使えると判断がなされ、ミランはエメルソンを獲得しました。シーズンの途中から重用されたアンブロジーニの控えが不在で代えのきかない選手でしたから、この補強も賢明です。CL優勝チームに足りなかった部分をピンポイントで補強し磐石のように思えます。

そしてリーグ戦後半の成績です。
昨シーズン、年明けからのミランはセリエAで首位を独走したインテルに匹敵するほどの勝ち点を手に入れました。
大きな要因は2つあり、1つはウインターブレーク中でのマルタ合宿です。予備予選に出場したこともありコンディションに問題を抱えていたミランでしたが、この期間に怪我人が回復し、合宿中は厳しいトレーニングを行うことでシーズン最後半にピーキングを合わせ結果的に見事成功しました。
そして2つ目はなんといってもロナウドの加入ですね。持ち前の決定力でチームを牽引し、フィジカルが上がっているチームのブースター的な役割を見事に果たしてくれました。セリエAの戦いに専念していましたが、CL優勝の影の立役者です。


リーグ戦を猛追するという形で非常にポジティブな印象で終え、CLも制覇。論理的には戦力はそのままでも充分通用するということになります。
フロントも現状維持で良いという結論に達し、パトの獲得を決める一方実質的な夏の新戦力はエメルソンだけという極端な姿勢を貫きました。
これにはアンチェロッティの性格も多分に影響していると思います。どうやら選手に「君は必要ない。」と言えないのです。これはミランに来てからではなく監督のキャリアをスタートさせてから一貫しているようです。
フロントも夏の時点でジラルディーノ・カラーゼ・グルキュフと面談をし、信頼を強調しました。


結果を出したチームに期待するのは正しいことです。何も問題はありません。
しかし忘れられた課題があります。箇条書きにすると、
・ロナウドはフル稼働が可能か?
答えはNoです。これはフロントも監督もロナウド自身も重々承知していたでしょう。昨シーズンセリエAでポイントを稼いだのはロナウドのお陰です。そのロナウドを使えなくなることは不安材料ですが、クリスマスツリーにも確固たる信頼を置いていたので、併用すればよいと考えたのだと思います。
さらにジラルディーノはチームの得点王でしたし、インザーギは大舞台で決定力が錆付いていないことを証明しました。ボリエッロとオリベイラを放出したのも3人のFWにそれだけ信用があったからでしょう。冬にはパトも起用できます。
しかし、
・リーグでは強豪に勝っていない
この部分は忘れ去られました。インテルには2敗。ローマには1分け1敗。フィオレンティーナには2分け。さらにパレルモにも負け越しましたし、今季よりもチーム力が劣っていたウディネーゼとなんとか五分の星といった程度です。格下相手から確実に勝ち点3を奪ってきたからこそのCL出場権獲得でした。また、
・リーグの競争の激化
もそれほど考慮されていなかったように思います。言うまでもなくユベントスの復帰とフィオレンティーナのマイナスポイントが無い点です。現状この2チームが目の上のタンコブとなっているのは、まさにこの点への警戒が薄かったことの表れではないでしょうか。既存メンバーへの過度の信頼の弊害と言えるでしょう。


それでも計画通りにことが進めばこれほど苦しむこともなかったはずです。さらに追い討ちをかけたのは誤算があったからです。

ロナウドの負傷。最初から最後までこのことに頭を悩ませました。結局数試合の出場に止まった分けですが、ロナウドの出場試合の勝率はかなり高いですから、存在の有り無しはミランにとって大きかったですね。最初の負傷は開幕前でした。練習中の何気ないボールキックでしたが、それをきっかけに年内は1試合にしか出られませんでした。当初の診断では軽症だとのことだったのでシーズン開幕前にも関わらず、ロナウドの穴埋めの補強には動くことも無く復帰を待つこととなったわけです。

そしてこれは誤算と言うべきではないかも知れませんが、相手チームがミラン対策を徹底してきたことも苦しい戦いに拍車をかけました。
サンシーロでは徹底して守備に徹する。単純ですが効果は絶大。年内はホームで勝つことが出来ないという異常事態が長く続いてしまいましたね。
サイドからクロスを上げても中で競ることの出来る選手が不在のミランはパワー不足を露呈しました。昨シーズンは嘘の様にシュートがポストに当たり勝てない試合が多かったですが、今季は引いた相手を崩せないというのがテーマでだったように思います。少なくとも12月まではほとんどの人がそういう認識だったと思いますし、僕もブログで何度か書きました。勝てない原因はFWだというふうに問題は収斂されていきました。


結局その論理だと低迷の要因はFWでしたから、冬移籍も動く必要はないことになります。ロナウドの復帰がようやく見込め、パトが出場するからです。
実際年明け最初のナポリ戦でチームは最高のパフォーマンスを見せ、ミランの変貌を印象付けました。昨シーズンのマルタ合宿後のように、後半は生まれ変わった姿で一気に勝ち点を稼ぐ。そんな青写真を描かせる状況にあったと思います。僕もかなり期待しましたよ…!!


しかし過密日程という大きな障害に打ち破られてしまうことに。クラブワールドカップの影響で延期されたレッジーナ戦とリボルノ戦、そして暴動で延期となったアタランタ戦。たった3試合ですがされど3試合だったようです。アーセナルに敗れるまでずーっと週2試合が続いていましたから(代表戦含む)、まともな練習が出来なかったと言われています。
しかし試合が延期されることは去年の時点で分かっていました。対策は打てたように思うんですけどね。
結局ロナウドは大きな怪我をしてしまうリボルノ戦の前までも小さな負傷を繰り返しあまり試合に出られず、逆にカカやセードルフなどの主力は休む暇なく連戦をこなしたことで、早い内にガス欠を起こしコンディションを大きく落としてしまいました。週2試合を続けていたのですから当然といえば当然の成り行きです。勝ち点を積み上げられず、さらに無理をしなくてはならなくなるという負のスパイラルが現在起こっています。

主力選手を起用し続けたことで歪みが生じて怪我人が続出したのですから、最大の問題は控えの層の薄さにあったと、今になって思います(それでも重量級のFWは獲得してほしいですが)。
誰かが出ないと勝てなくなる、というのでは困りますね。是非来季はターンオーバーに耐えうるスカッドを形成してほしいものです。それには現有戦力への過度の信頼も勇気をもって捨てなくてはならないかも知れません。契約は満了させるというクラブのポリシーを曲げることになるかも知れません。それが出来ないとしても今季結果が出てないのですから、人数を増やすなりの対策は必要でしょう。


補強戦略の失敗をひも解く上で焦点が当てられるべきは、年齢ではなく見通しの甘さにあったように思えます。
今シーズンの結末は不透明ですが、願わくばCL出場権を無事獲得し強いミランが新たに生まれることを!

posted by 三四郎 |10:02 | 一般 | コメント(10) | トラックバック(0)
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2008年02月19日

インザーギかジラルディーノかパトか

マルディーニの1000試合出場記念だったにもかかわらず、パルマ戦は視聴できず。結果は0-0だったのである意味結果オーライと前向きに捉えます。
試合内容は割愛してあえてトピックを挙げるとすれば、
・カカが復帰しフル出場
・ジーダがベンチで負傷したらしい
ということでしょう。ジーダは最近あまりいいことがないですね…。

パルマ戦を見られなかったので、そのままユーベ対ローマとスペインのサラゴサ対バルサをテレビ観戦しました。ミランが引き分けたのでCL出場権の座を増やすためにも心情的にはローマを応援してましたが、デルピエロのFKは流石としかいいようがないですね。ユーベはトッティに対してディフェンスが常に近い位置にいて、完璧にケアしていたと思います。ローマではデロッシとドニが良かったですね。

サラゴサの試合をなぜ見たかというと、リカルド・オリベイラが出ていたからであります。オリベイラは快調な動きでゴールも決めていましたし(11点目!)、ミラン時代よりものびのびやっているように見えました。やはり彼もファーストトップの選手だと再確認。相方のミリートとコンビネーションで崩すような場面は多くなかったですが、個人技はバルセロナ相手にも通用していましたね。ミラン時代はセカンドトップ的な役割、時にはサイドもやっていたので本来の力が出なかったのでしょうか。


前置きはここまでとして、いよいよアーセナル戦を明後日に控えムードも高まってきました。土曜日の指を脱臼し心配されていたカラチですが、ロンドン遠征メンバーに名を連ねましたし恐らく試合に登場するはずです。

気になるのは、FWの人選。
パトが予定通り復帰を果たし、ストライカーの駒は3つ。オリベイラ同様ファーストトップ的な色合いの強い3人ですから、きっと先発するのはインザーギ、ジラルディーノ、パトの中の1人でしょう(ロナウドが居れば違っていたかもしれないけど…)。

エミレーツ・スタジアムでの第1戦、やはり最初に意識しなければならないのはどうしても守備でしょうね。アーセナルはワイドに攻撃を仕掛けてくることが予想されるので、ミランはサイドを狙われないために4-4-1-1の布陣を基本として、数的優位を作られないようにすると思います。

相手は土曜日のFA杯で大敗を喫していますが、スパーズに1-5で敗れた後の試合では何もなかったかのように勝利しているので、ミランにとって良い兆候とは言い切れない所があります。離脱者が多いとは言え、勢いは衰えてはいないでしょう。今季のアーセナルはものすごく評判がいいのでドローが決まった後など何試合かチェックしましたが、個人的に驚いたのは攻撃よりもむしろ守備でした。戻りが早い。失ったボールは全力で奪い返しにいくんですね。このあたりが勝ち続けている要因でしょう。もちろん技術的にレベルの高い選手のパスワークあってこその勝利ですが。

ミランは出来れば引きすぎないようにしたいものです。ミランは守備のラインがかなり低めで、相手のシュートはコースを切りながらむしろ打たせる傾向にあります。これはアーセナル相手には危険な気がします。ゴール前でも平気でボールを回せる選手たちが揃っていますからね。

それに相手の戻りも早いので、素早くカウンターを仕掛けることも難しいのかもしれない。一番チャンスになるのは高い位置でボールを奪ったときですね。ゴールに近い位置でプレッシャーをかけ、一気にフィニッシュまで持っていきたい。しかしカカにはフラミニかジウベルトのマンマークが付きそう。もう一人突破できる選手が欲しいです。僕はそれはパトだと思います。

アンチェロッティがクリスマスツリーを採用するという”積極策”に出れば鍵を握るのは間違いなくセードルフですが、明後日の試合はセードルフもサイドでの守備に追われることは十分に考えられる。ドリブル突破と得点力を併せ持っている面を見せているパトは速攻向きですね。

気になるのはパトのコンディション。こればっかりは分かりません。そして経験の無さ。アーセナル相手にミランの経験が有効に作用するのなら、CL初出場の新鋭に明暗を託すのはアドバンテージを放棄することになるかも知れない。後はパトを先発させたとしたら、インザーギとジラルディーノのどちらかがベンチの中で(言い方は悪いですが)捨て駒になる可能性が高いということですね。アンチェロッティはピッポのジラと2トップをたまにやりますが、結果が出たことはありませんし…。

インザーギ、ジラルディーノ、パト。誰が先発でもおかしくありません。
インザーギの大舞台での勝負強さはずば抜けていますし、チームメイトとの息も合っている。その反面リーグ戦では未だ無得点。
ジラルディーノはチーム内得点王ですし、普通に考えればジラが先発ということも十分考えられますね。前線で体を張れるし、他の2人よりもセットプレーで威力を発揮するかもしれない。
パトは足元の技術とスピードに魅力を感じます。しかしぶっつけ感は否めない。


果たして誰がピッチに立つのか…。アンチェロッティはどういう采配を振るうのか…。想像しながら試合を待つのもまたビッグマッチの楽しみの一つ。今夜の記者会見には注目したいと思います。

正直言うと、しかるべき時にゴールを決めてくれれば誰でもいいですが(笑)

個人的には一番期待したいのが、ネスタカラーゼアデバヨールとのマッチアップはきっと面白いはず!


<ミランの召集メンバー>
GK:カラチ、フィオーリ、オッフレディ
DF:カフー、マルディーニ、ネスタ、カラーゼ、シミッチ、ヤンクロフスキ、ファヴァッリ、ボネーラ、オッド
MF:エメルソン、ガットゥーゾ、セードルフ、グルクフ、ピルロ、アンブロジーニ、ブロッキ
FW:カカ、ジラルディーノ、インザーギ、パト
・セルジーニョは登録外
・パロスキは召集されず

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2008年02月16日

ロナウドへのエール

本当に世界中の人がロナウドに敬意を抱き、愛していたことが分かります。今回の膝の負傷に際して様々な選手・監督・著名人が悲しみと応援のコメントを出していますね。ロナウドにはゴシップのイメージがつき物ですが、彼はサッカー選手。それも世界最高の名をほしいままにしていたプレイヤーです。

パリで行われたロナウドの膝の手術は無事に終了したと伝えられました。復帰には8ヶ月・9ヶ月、それ以上とも言われています。しかしこれからのことはまだ全て未定。再びピッチに戻るのかスパイクを脱ぐことになるのかはロナウド本人にしか分かりません。ロナウドも決めかねている状況かも知れない。どちらにせよこれから長く辛いリハビリの日々が待っています。

ロナウドが苦痛の表情でサンシーロのピッチに沈み、涙を流して担架で運ばれた時、僕に最初に湧いてきたのは可哀相という感情でした。「もう一度世界一であることを証明する。」と言って、より高額なオファーを断ってミランに来てから1年。今季は未だ5試合の出場に止まり、念願だったCLへの出場も大切にしていたクラブW杯への参加もなりませんでした。慢性的な怪我と付き合い悔しさを隠しながら、最近は「チームに貢献したい。」という言葉を繰り返していたかつての世界最高選手。度重なる負傷に「引退」の言葉が囁かれる中、監督に出場を直訴した水曜のリボルノ戦で、交代出場からわずか2分の後に絶望の淵に追いやられているというのはあまりに残酷な現実です。

それでも僕はロナウドは復帰するものと信じて、疑うことはしませんでした。「引退」という拙速な報道を心の中で笑い飛ばす余裕もあった。しかし段々と時が立つにつれて、もしかしたら本当にロナウドはもう自分自身の運命に疲れ果ててしまったんじゃないかという不安が大きくなっています。離れて暮らしていた息子と一緒に生活もしたいでしょう。ロナウドの姿をピッチでもう見られないかも知れないと考えたとき、僕自身に可哀相ではなく悲しいという思いが生まれているのがわかります。

どちらの判断がなされるにせよ、ロナウド本人の考えが尊重されるように。ミランのチームメイト・スタッフ・監督をはじめ、全世界のロナウドを愛する人々が応援しているということ、支えになるということが伝わってくれればな、と思います。(アカウントを取得している人はミランの公式ホームーページでもメッセージが送れますので是非!)


さて、冒頭にも記述しましたが本当に沢山の人がロナウドに対してコメントを出しています。量が多いことや次々と出てくることからフォローしきれませんが、幾つかここに載せたいと思います。

<ロナウドの膝の怪我を受けてのメッセージの抜粋>

マルコ・アメーリア(リボルノGK)
「(腱が切れる)恐ろしい音を聞いた。あんな音は聞いたことが無かった。その後ロナウドの叫び声が聞こえてきたよ。
彼は過去にも同じような怪我に戦い抜いて来た偉大な選手でありこれからも新たな怪我と戦わなければならないけど、僕ら全員が彼の側にいると感じる。
彼に対して最大限の幸運をお祈りするし、それは他の全てのリボルノの選手も同じだよ。」

カリム・ベンゼマ(リヨンFW)
「ロナウドはキャリアを終わらせるまで、まだ何年もプレーする価値のある選手だよ。
僕にとって彼が今までで一番の選手なんだ。もしも彼がフットボールを止めたとしても、僕はロナウドのDVDを見続けるよ。彼のようなキャリアを過ごすのが夢なんだ。」

イケル・カシージャス(レアル・マドリードGK)
「(新契約を結んだ)今日のような良い日にも、怪我により昨日から辛い時を過ごしている仲間のことは思い出さずにはいられない。ロナウドには僕とチームメイトの全てのサポートを送りたい。」

マッシモ・モラッティ(インテル会長)
「彼が早く復帰出来ることを願っている。しかし前回の時と同じように、彼のキャリアにとって難しい時であるとは言わなければいけないだろうね。
それでも彼の内面には偉大な心の強さがあるし、強靭なフィジカルも持ち合わせている。
ドクターも彼のことを知っているし、彼自身も既にこの道を経験している。以前よりも(復帰に向けて)易しいはずさ。」

頑張れ、ロニー!

posted by 三四郎 |02:12 | 一般 | コメント(9) | トラックバック(0)
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