2007年11月20日
どうなるイタリア代表
最終節を残しEURO本大会出場を決めたアズーリ。批判され続けたドナドーニ監督ですが、きっちりノルマを達成することとなりました。1年以上にも前になるリトアニア戦からの長い道のりを思い起こすと、楽な試合は本当に一つもありません。ドナドーニのアズーリはどう変化し、どんなチームでEUROにのぞむのでしょうか? 振り返ってみると、トッティの不在が4-3-3システムの熟成への要因だったと思います。現在の完成系は、先ごろのスコットランド戦でしょう。 ただ10番の選手、ファンタジスタという意味でなく文字通り10番、であるデ・ロッシが最近起用されていません。フランス戦の出来が悪かったということでしょうか?それが理由とは思えません。 おそらくピルロを軸に2人がサポートするという形に落ちついたということでしょう。ミランも4-3-1-2のバランスから4-3-2-1に変化しました。アンブロジーニ(的な選手)を入れ守備を重視するか否か、というのはミランもアズーリもきっと同じです。イタリア代表にとってはアンブロジーニを入れるかデ・ロッシを入れるかですね。 トッティが不在、カッサーノに復調の気配がないイタリアは、トップ下に選手を置かず3トップに近い形を採用せざるを得ません。 だとすると今のままだと中盤での攻撃のタクトは完全にピルロが握ることになる。相手選手がピルロを潰した時にチームがどうなるか心配です。イタリアにはカカがいませんし…。 ドナドーニ監督にはデ・ロッシとピルロの同時起用の道筋を是非進んでほしい。アンブロジーニやペロッタはスペースを使うことは出来ますが、パスやミドルシュートを持っていません。 スコットランド戦の中盤からの展開にはやや不満です。ガットゥーゾとアンブロジーニからは良いパスが期待できない。真ん中がポッカリ空いてしまったように思います。前線と絡める、スペースを使える、守備も出来る、シュートも打てる、セットプレーも強い。チームの完成度が飛躍的に上がっている今、デ・ロッシとピルロをもう一度同時に見てみたい。 アズーリのEURO予選を振り返る! 2006/09/02 イタリア 1-1 リトアニア 21' ダニレビシウス 30' インザーギ GK:ブッフォン DF:オッド、カンナバーロ、バルザーリ、グロッソ MF:デ・ロッシ(61'→マルキオンニ)、ガットゥーゾ、ピルロ、ペロッタ(72'→ジラルディーノ) FW:カッサーノ、インザーギ(86'→ディ・ミケーレ) W杯優勝という偉業を成し遂げたリッピから受け継いだドナドーニ。予選第一戦は格下リトアニアにまさかの引き分け。批判が集中する。 ・基本的にはW杯のリッピのチーム ・トッティではなく、チームの命運をカッサーノに託す ・マテラッツィはW杯決勝の事件の影響で出場停止 2006/09/06 フランス 3-1 イタリア 02' ゴヴー 18' アンリ 20' ジラルディーノ 55' ゴヴー GK:ブッフォン DF:ザンブロッタ、バルザーリ、カンナバーロ、グロッソ MF:ガットゥーゾ、ピルロ、ペロッタ、セミオーリ(54'→ディ・ミケーレ) FW:カッサーノ(73'→インザーギ)、ジラルディーノ(87'→デ・ロッシ) 比較的早くリーグが始まるフランスと、大幅に開幕が遅れたイタリアとの注目の決戦。イタリアはコンディションの悪さを露呈し、反撃の力なく完敗。 ・初戦同様カッサーノを前線の軸に ・デ・ロッシは控え ・セミオーリをサイドに配しスタート 2006/10/07 イタリア 2-0 ウクライナ 71' オッド(P) 79' トーニ GK:ブッフォン DF:オッド、カンナバーロ、マテラッツィ、ザンブロッタ MF:ガットゥーゾ、ピルロ、デ・ロッシ FW:ヤクインタ(76'→カモラネージ)、トーニ(85'→インザーギ)、デル・ピエロ(62'→ディ・ナターレ) シェフチェンコ不在のウクライナにホームで苦戦。拮抗した試合をブッフォンの好セーブとPKの先制で乗り切り初勝利。 ・カッサーノを外し3トップシステムを採用 ・トーニが復帰する ・PKキッカーは当時ラツィオのオッド 2006/10/11 グルジア 1-3 イタリア 18' デ・ロッシ 26' シャシアシビリ 63' カモラネージ 71' ペロッタ GK:ブッフォン DF:オッド、ネスタ、カンナバーロ(74'→マテラッツィ)、ザンブロッタ MF:デ・ロッシ、ペロッタ、ピルロ(64'→マウリ) FW:カモラネージ(87'→ヤクインタ)、トーニ、ディ・ナターレ 積極的な立ち上がりでデ・ロッシのシュートで先制するも、すぐに追いつかれてしまう。グルジア選手の退場をきっかけに2得点を重ね連勝。 ・トーニを軸にした3トップ(カモラネージは流動的)を再び採用 ・マウリを途中起用 ・デル・ピエロではなくディ・ナターレが先発 2007/03/28 イタリア 2-0 スコットランド 12' トーニ 70' トーニ GK:ブッフォン DF:オッド、カンナバーロ、マテラッツィ、ザンブロッタ MF:ガットゥーゾ、デ・ロッシ、ペロッタ(77'→ピルロ) FW:カモラネージ、トーニ(87'→クアリアレッラ)、ディ・ナターレ(66'→デル・ピエロ) これまでで最も安定した戦いで終始試合を支配し、スコットランドに快勝。トーニがエースの風格を漂わす。 ・連勝した3トップが定着。ディフェンスラインも確定する ・ピルロは先発せず、中盤の軸はデ・ロッシ ・クアリアレッラが初出場 2007/06/02 フェロー諸島 1-2 イタリア 12' インザーギ 48' インザーギ 77' ヤコブセン GK:ブッフォン DF:オッド、カンナバーロ、マテラッツィ(66'→バルザーリ)、トネット MF:ガットゥーゾ、ピルロ、ディアーナ FW:ロッキ(86'→クアリアレッラ)、インザーギ(58'→ルカレッリ)、デル・ピエロ 圧勝が予想されたフェロー諸島戦でまさかの大苦戦。デル・ピエロとインザーギのベテランの力がチームを救う。 ・ロッキ、ディアーナ、トネットが新たに入る ・1トップはミランで好調だったインザーギ ・デル・ピエロはフル出場 2007/06/06 リトアニア 0-2 イタリア 31' クアリアレッラ 45' クアリアレッラ GK:ブッフォン DF:オッド、カンナバーロ、マテラッツィ、ザンブロッタ MF:デ・ロッシ(65'→ガットゥーゾ)、ピルロ、ペロッタ(71'→アンブロジーニ) FW:クアリアレッラ、インザーギ、ディ・ナターレ(74'→デル・ピエロ) 初戦でつまづいた相手だったが確実に勝ち点を稼ぐ。豪快なミドルシュートを2発決めたクアリアレッラはヒーローに。 ・クアリアレッラが初先発 ・デ・ロッシとピルロが同時先発 2007/09/08 イタリア 0-0 フランス GK:ブッフォン DF:オッド、カンナバーロ、バルザーリ、ザンブロッタ MF:デ・ロッシ、ガットゥーゾ、ピルロ FW:カモラネージ(58'→ペロッタ)、インザーギ(65'→ルカレッリ)、デル・ピエロ(83'→ディ・ナターレ) 今予選最大の注目となった試合。両チームとも負けることは絶対に避けたかったためリスクを冒さないことを徹底。ゴールチャンスは少なかった。 ・デ・ロッシとピルロを同時先発 ・カモラネージに代えて同じポジションでペロッタを起用 ・前線はベテランに託す 2007/09/12 ウクライナ 1-2 イタリア 41' ディ・ナターレ 71' シェフチェンコ 77' ディ・ナターレ GK:ブッフォン DF:パヌッチ、カンナバーロ、バルザーリ、ザンブロッタ MF:アンブロジーニ、ピルロ、ペロッタ(68'→アクイラーニ) FW:カモラネージ(78'→オッド)、ヤクインタ(85'→クアリアレッラ)、ディ・ナターレ フランス戦で引き分けたため、絶対に勝たなければならなかった。先制するも追いつかれる苦しい展開だったが、相手の好機逸失もあり勝ち点3を手にする。 ・ディ・ナターレが2ゴール。先発の期待に応え評価を確立 ・パヌッチが代表復帰 ・ヤクインタがセンターに入る 2007/10/13 イタリア 2-0 グルジア 44' ピルロ 84' グロッソ GK:ブッフォン DF:オッド、パヌッチ、バルザーリ、グロッソ MF:ピルロ、ガットゥーゾ、アンブロジーニ(88'→マウリ) FW:クアリアレッラ(72'→フォッジャ)、トーニ、ディ・ナターレ トーニとピルロが抜群の切れを見せ、ホームで快勝。久々の出場となったグロッソもゴールを決める。 ・パヌッチがセンターに入る ・中盤はミラントリオ ・ドリブラーのフォッジャを途中起用 2007/11/17 スコットランド 1-2 イタリア 02' トーニ 65' ファーガソン 91' パヌッチ GK:ブッフォン DF:パヌッチ、カンナバーロ、バルザーリ、ザンブロッタ MF:ガットゥーゾ(87'→デ・ロッシ)、ピルロ、アンブロジーニ FW:カモラネージ(83'→キエッリーニ)、トーニ、ディ・ナターレ(68'→ヤクインタ) 予選のすべてを左右する大一番。スコットランドの粘りや審判の判定により苦戦を強いられるが、最後は逆に審判の判定に助けられ勝負強さを見せる。 ・中盤センターはミラントリオ ・キエッリーニが初出場
オシム監督が第一の山場を越えたということで、依然安心は出来ませんが少しホッとしました。スポナビのブログにも平常心が戻ってきているように思います。これに伴い通常のアップに戻しました。
posted by 三四郎 |03:00 |
代表 |
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どうなるイタリア代表
ドナドーニ体制のイタリア代表の4-3-3は
トーニを中心に考えているように思います。
posted by w | 2007-11-20 03:54
どうなるイタリア代表
>wさん
確かにそうかもしれません。トーニがいないアズーリの試合は苦戦を強いられることが多いです。代えがいるように思えて代えのきかない選手です。センターラインはブッフォン、カンナバーロ、ピルロ、トーニが軸ですね。
posted by 三四郎 | 2007-11-20 04:00
どうなるイタリア代表
私は今でもデルピエロがイタリアのエースであることを信じています。
posted by ale | 2007-11-20 09:08
どうなるイタリア代表
アレックスはもうアッズーリに呼ばれないのではないかと思います。特に来年の本戦では。
ドナドーニの4-3-3のウィンガーを批判して外されているのは事実ですが、ルカ・トーニというCFを活かすも殺すもウィンガー次第ですから(もちろん一人でも仕事できますが)、現時点ではディ・ナターレやカモラネージとの組み合わせの方が機能していると思いますが・・・
控えのFWということであれば、ジラやイアクインタの方が選択肢としては上の順位ではないかと思います。
posted by take4 | 2007-11-20 10:58
どうなるイタリア代表
>aleさん
デルピエロの召集についてはイタリア本国でも議論の的ですね。どうなるでしょうか?
>take4さん
僕も3トップは現状スコットランド戦の三人がベストだと思います!
posted by 三四郎 | 2007-11-20 23:26


