2007年10月22日

ミランを止めるのは簡単 (-Empoli /8' Giornata)

ミランにとってはまさにデジャヴの展開となったホームでのエンポリ戦!3戦連続ドローだった今までのサンシーロでの試合と同じ課題が見えてきました。

第8節
ミラン 0-1 エンポリ
55' サウダーティ

ミランスタメン
GK:ジーダ
DF:オッド、ネスタ、マルディーニ、ヤンクロフスキ
MF:ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニ、セードルフ
FW:ジラルディーノ、インザーギ

ミランはマルディーニが復帰し、昨シーズンCLを制したメンバーとは1人が違うだけ。一方エンポリは2トップにミラン下部組織出身のルカ・サウダーティと現ミランがレンタル中のニコラ・ポッツィを置く布陣。

ミランの1人違う選手はエースのカカー。カカーとピルロを休養させ引き分けたシエナ戦の反省を生かし、代表戦から帰還後すぐのカカーはベンチに入れるものと思っていたけど・・・慎重を期し完全休養。これが予想通り裏目と出ました。

エンポリの戦い方はいたってシンプル。とにかくプレスをかけて専守防衛に徹しカウンターを狙う。ミランは前線にインザーギとジラルディーノを置く2トップの布陣。この2人の2トップは基本的に動きが同じでまたしても機能しません。2人の特性は裏に抜けるインザーギ、ディフェンスライン内で勝負するジラルディーノと違いはあるもののエリア内で待つということは同じ。エンポリはディフェンスを固めてフリーの状態はほとんど作らせないことに成功。

ミランの失点はサイドからのクロスからサウダーティがヘディングで決めたもの。信じられないことにフィオレンティーナ戦とカターニア戦と同じ失点の仕方です。ミランのクロス対応が悪いことは何シーズンも言われ続けているけど特にサイドバックの守備とその穴埋めのやり方は改善が必要でしょう。

審判についてはこの試合比較的厳しい判定だったと言えるでしょう。ミランにPKが与えられてもおかしくないプレーは幾つかありましたし(今までミランが獲得したPKと同程度のファウルだったと思う)、ミランの選手のプッシングをとるシーンも目立ちました。ファウルもとってもらえないとなるとますます厳しくなりますね。フィオレンティーナ戦とカターニア戦が引き分けだったのにこの試合は敗れたのはこの要因が大きいと思います。裏を返せば試合内容は変わらないということで悲しくなりますが。


エンポリが再び突きつけたミランの攻撃の課題は明白。

・キープレーヤーを潰されると機能不全を起す
この試合ではピルロとセードルフが徹底的にマークされ人数をかけて潰されました。ミランの中盤はキャラクターがはっきりしていて、相手からすれば決定的なパスの出所は容易に掴めるんでしょう。それはピルロ、セードルフ、カカー。エンポリ戦はカカーが居なかったためピルロとセードルフだけでよかった。ガットゥーゾとアンブロジーニに個人突破は見込めないため、前述のキープレーヤーにスペースを与えなければミランのプレースピードを落とすことが可能となっちゃいます。あとはゴール前を固めるのみ。

・FWの力量不足
インザーギは粘り強くゴールを狙うし、その勝負強さは誰もが知ってます。ジラルディーノも元々テクニックのある選手でシュートのバリエーションを持っている。しかし毎度のことだけどインザーギはスペースがあって初めて良さが生きますね。屈強な相手選手の密集地帯でクロスの競り合いをするのは厳しい。拮抗した試合でジラルディーノがゴールを脅かすのはボールと点で合った時だけのように思います。ポストプレーはほとんどゴールに背を向けて受けたパスを出し手にそのまま返すだけだし、他の選手との連繋も噛み合わない。守りを固める相手とは2人とも相性が悪い。
インテルのFW陣は相手DFからプレッシャーをかけられても負けない強さを持っていますね。サンプドリア戦でイブラヒモビッチが見せた4人のDFを蹴散らしての豪快なシュートはその象徴的なシーンでした。
ローマは数的優位を作るのに成功してます。チャンスには多くの選手がゴール前に飛び出すし、純粋なCFが居ないのでトッティが下がった時に中盤で数的優位を作りボールを回すことが可能です。ただローマはゴールチャンスの多さの反面失点のリスクは高いというのは否定できませんね。
ミランはやはりFWの問題だと思います。ロナウドが復帰すれば問題は解消されるでしょうか・・・?

・パワープレーが出来ない
エンポリ戦、アンチェロッティ監督は後半にインザーギを下げました。アンブロジーニをFWの位置に上げパワープレーを仕掛けるためです。ピルロにマンマークをつけられそれしか手が無かったかも知れないが苦しい攻撃でした。アクセントをつける為にドリブルを仕掛けるプレーがほしい所です。


<感想>
アンチェロッティ監督は「シンプルなプレー」というのをとても重視するし派手なプレーに走らないのがミランの良さの一つだとは思う。グルキュフもテクニックを見せつけたがるとして出場機会があまり与えられていません。しかし相手のプレスが激しく守備を固めてくる相手と対峙するとどうしてもプレースピードが落ちてしまう。「意外性のあるプレー」を織り交ぜる必要があるのではないでしょうか。

posted by 三四郎 |06:00 | 試合-Serie A | コメント(6) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:ミランを止めるのは簡単 (-Empoli /8' Giornata)

ないとは思いますが、シェバの復帰を願います

posted by AAA | 2007-10-22 14:17

Re:ミランを止めるのは簡単 (-Empoli /8' Giornata)

>>AAAさん
本当にシェバのような器用なFWが必要だと思います。ウクライナがEU圏外枠というのが辛い所ですね・・・。
コメントありがとうございます!

posted by 三四郎 | 2007-10-23 00:43

Re:ミランを止めるのは簡単 (-Empoli /8' Giornata)

何となくですが、ミランに一番必要なのはFW以上に全盛期のカフーのような優秀なサイドバックのような気がします。

posted by けふ | 2007-10-23 19:26

Re:ミランを止めるのは簡単 (-Empoli /8' Giornata)

>>けふさん
ミランにとってサイドバックは非常に重要ですからね!ヤンクロフスキが怪我してしまいましたしまだ苦しい状況が続いてしまいそうです。

ありがとうございます!

posted by 三四郎 | 2007-10-24 09:50

Re:ミランを止めるのは簡単 (-Empoli /8' Giornata)

う~ん。ザンブロッタ移籍してきませんかね.....。シェバの復帰も大歓迎。

posted by gilles | 2007-10-24 11:37

ミランを止めるのは簡単 (-Empoli /8' Giornata)

>>gillesさん
ザンブロッタは間違いなくミランにフィットするでしょうね!ぜひ見てみたいです。
コメントありがとうございます!

posted by 三四郎 | 2007-10-25 09:37

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