2008年07月30日

TIMカップ 2008

毎年恒例のTIMカップです。ユベントス、インテル、ミランの3チームが45分マッチで総当り戦を行う、という趣旨が良く分からない点もいつも通り。プレシーズンのお祭りといったところですね。

今年はまずユベントス対ミランを行い、敗者対インテルが2戦目、勝者対インテルが3戦目というプログラム。
45分間での勝利チームに3ポイントが与えられます。負けたチームはもちろん0ポイント。引き分けの場合はPK戦を行い勝敗を決めることとし、PKでの勝者には2ポイントが、PKで敗れた場合は1ポイントが与えられ、合計ポイントが一番大きいチームにトロフェオTIM(TIMカップ)が贈られます。


ということで、さっそく1戦目のユベントス対ミランの出場選手を。


・ユベントス 4-4-2
GK:ブッフォン
DF:グリゲラ、メルベリ、キエッリーニ、モリナーロ
MF:シソコ、チアゴ、マルキオンニ、ネドベド
FW:ヤクインタ、トレゼゲ

・ミラン 4-3-2-1
GK:カラチ
DF:ザンブロッタ、ボネーラ、カラーゼ、ヤンクロフスキ
MF:ブロッキ、ピルロ、アンブロジーニ、カカ、セードルフ
FW:パロスキ

審判:クリスティアン・ブリーギ


ミランのキックオフでゲーム開始。細かくパスを繋ぎ上々の滑り出しを見せます。この日キャプテンのアンブロジーニが1分に早くもシュート。

対するユベントスもピッチを大きく使ったカウンターで応戦。最初のチャンスは4分のシソコ。

この日の舞台はトリノのスタディオ・オリンピコ。イタリア帰還を果たしたザンブロッタには容赦ないブーイングが浴びせられました。試合途中にピッチ脇でアップを行うために登場したインテルの選手たちにも特大のブーイング。

試合を先に動かしたのはミラン。セードルフがドリブル突破で前方のスペースを見つけ出し、すかさずシュート!ブッフォンの守るゴールからはかなり離れていたものの、正確なコントロールでマウスの隅に突き刺し、早くもリードを奪います。

しかし試合はここから予想外の展開に。セードルフのゴールからわずか1分後。大きな展開からの右サイド・マルキオンニのクロスをトレゼゲがしっかりと押し込んであっさり1-1。会場を盛り上げます。

そして11分。先ほどと同じようなクロスを今度がグリゲラがゴール前に送るものの、カラーゼが頭でクリア。しかしそのクリアが中途半端で斜めに流れてしまいます。それを見逃さずクリアボールをダイレクトでヘディングしたマルキオンニがカラチを再び破り、今度はユーベがリード。

ここからはボールを持つミランと、守ってカウンターを狙うユーベの図式。ミランはピルロ、セードルフ、ヤンクロフスキを中心とし、主に左サイドからプレーしていました。
カカは手術明けということもあってか、かなり攻撃参加を自重していたように思います。

ヤンクロフスキの強烈なシュートや、CKでのブロッキの合わせからカラーゼのシュート(バー超え)など惜しい場面を作るミランですが、ネドベドを中心としたユベントスのドリブルとロングパスを織り交ぜた攻撃には大いに苦しめられました。ボネーラのファウルで止めるくせも相変わらず(イエローカード・ゲット)。

ユベントスのカウンターからネドベドのシュートがゴール枠をわずかに逸れるなど、決定機の面ではユーベがやや上といった印象でしたが、
終盤にミランも反撃を見せます。ミランのコーナーからのクロスをシソコがクリアしたボールを拾ったセードルフが、上手くユーベゴールの右隅にシュートを放ちゴール!
スコアを2-2に戻し、試合が終了しました。


メンバーからいってもミランの戦い方は昨シーズンとそれほど変わらなかったように思います。パロスキはもう少しアピールしたい所でした。存在感が希薄で残念です。


そして規定により、両チームはPK戦へ。

先行はユベントス。

JUV 1:トレゼゲ→× 思いっきり打ち上げて失敗。
MIL 1:カカ→○ いつものようにゴールの左下隅を突いてゴール。

JUV 2:ヤクインタ→○
MIL 2:ピルロ→× ゴール隅ギリギリを狙ってゴール。

JUV 3:キエッリーニ→○
MIL 3:ヤンクロフスキ→○ ゴール右隅に鋭いシュート。

JUV 4:チアゴ→× 弱弱しいシュートを打って、しっかりとカラチにキャッチされる。
MIL 4:パロスキ→○ ブッフォンの逆を突きゴール。


ということでセードルフの活躍でドローに持ち込みPK戦を制したミランが勝ち点2を獲得、ユーベも勝ち点1を獲得しました。
5人目はセードルフだったんですかね?(笑)


ユベントス  2-2 (2PK4)  ミラン
06' セードルフ 
07' トレゼゲ 
11'  マルキオンニ
42' セードルフ



第2戦はヤクインタのゴールでユベントスがインテルに勝利。



そしていよいよインテル対ミランが始まります。

・インテル 4-3-3
GK:トルド
DF:マイコン、ブルディッソ、カンビアッソ、マクスウェル
MF:サネッティ、ダクール、ムンタリ
FW:フィーゴ、マンシーニ、クレスポ

・ミラン 4-3-1-2
GK:アッビアーティ
DF:オッド、ジゴン、シミッチ、ファヴァッリ
MF:ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニ、セードルフ
FW:カカ、パロスキ

審判:クリスティアン・ブリーギ


普段のミラノダービーといったら選手も観客も勝手にエキサイトしていくもの。しかし単なる親善試合 atトリノとなればテンションダウンも否めずといったところか、なんとも気の抜けた試合でした。

インテル移籍を果たしたばかりのムンタリが1人気を吐いていたような気がしますね。(カカにも思いっきりタックルするので心配だった・・・)

試合展開はほぼ一進一退の攻防。気迫がないといっても、サネッティのミドルシュートやカカが左足で回転をかけて放ったシュートなど見所がまったくなかったわけではありません。

ミランは19分にカカのお膳立てからアントニーニ(アンブロジーニから交代)が惜しい場面をつくりました。
しかし試合がこれからという感じになっても、アンチェロッティ・モウリーニョ両監督ともバシバシ選手を交代させていくので、いまいち盛り上がるタイミングがなく残念。

特にミランはブロッキ、カカ、オスジの前線なんていう公式戦では決して見られないであろう組み合わせもあったりして。なんとかボールをつないでディフェンスを崩そうと頑張っていましたが、あまりうまく行かず。当然のごとく流れをインテルに渡していってしまいます。

試合をつかんだインテルは何度かの決定機を生み出します。フィーゴの蹴ったコーナーをダクールがヘッドした場面とムンタリのロングシュートはいずれもアッビアーティがビッグセーブ!
その後もフィーゴからバロテッリが頭で合わせるものの枠に飛ばせなかったり、スアソがアッビアーティを破って渡したチャンスボールを、またもバロテッリが枠を外すなど彼は当たっていませんでした。

結局試合はこう着状態のまま終了。ミランは再びPK戦を行うこととなります。

インテル選手交代
15'  マクスウェル→ヒメネス
15'  アンシーニ→バロテッリ
30'  クレスポ→スアソ
43'  バロテッリ→アドリアーノ
43'  カンビアッソ→サントン

ミラン選手交代
15'  アンブロジーニ→アントニーニ
21'  セードルフ→ブロッキ
27'  パロスキ→オスジ
42'  ピルロ→シュトラッサー
45'  シミッチ→ヤンクロフスキ


今度の先行はミラン。1人目はユーベ戦よりもよく走っていたカカ。

MIL 1:カカ→○ ど真ん中(珍しい。カンピオナートでも真ん中を蹴る選択肢を入れてほしい)
INT 1:アドリアーノ→○ 左隅に完璧なシュート

MIL 2:オッド→× 中途半端なコースとなりトルドがセーブ
INT 2:フィーゴ→× 真ん中上方に来たシュートをアッビアーティが落
ち着いてブロック

MIL 3:ヤンクロフスキ→○ 先ほどと同じように強烈なシュート
INT 3:スアソ→○ アッビアーティはコースを読んだもののわずかに防げず

MIL 4:ファヴァッリ→× 大きく打ち上げ
INT 4:ヒメネス→× アッビアーティがセーブ
(※ここ抜けていました。追記です。)

MIL 5:ブロッキ→○ 左隅に突き刺す
INT 5:サントン→○ アッビアーティが触るも脇下からこぼれてしまう

MIL 6:ジゴン→○ トルドの逆を突き、左に流し込む
INT 6:ムンタリ→× アッビアーティが難なくブロック!


インテル  0-0 (3PK4)  ミラン

ということで、ミランとユーベのポイントが4対4で並んだものの直接対決の成績により、今年のTIMカップはミランが優勝!


フラミニが出場しなかったのは残念ですが、セードルフとヤンクロフスキのコンディションの良さが確認できたのはグッドニュース。
そしてアッビアーティは正GK争いへの大きなアピールを成功させたのではないでしょうか。今大会のMVPに選ばれたセードルフ(交代の際会場から大きな拍手を受けていた)と共にヒーローとなりました。

正直価値のないトロフィーですが、やっぱり選手たちが笑顔で掲げている姿はファンとしてうれしいものです。

posted by 三四郎 |07:55 | 試合-その他 | コメント(4) | トラックバック(0)
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TIMカップ 2008

ミラニスタとしては正式な試合時間で勝負を決めて欲しかったですけど勝ちは勝ちです。これからあと1ヶ月、この勝利を機に調子を上げていってゆっくり焦らず開幕までチームレベルも個人レベルも上げていって欲しいです。アントニーニですがウイイレのマスターリーグでミランを使い、今回の移籍市場で実際に獲った選手を揃えてから自分なりの味を加えていこうという変なこだわりでエンポリからアントニーニも獲得したのですが彼は凄く良い選手だと思います。リーノやアンブロジーニほどではないですが守備の数値も高くてミドルも巧かった!現実はどうなるか分かりませんが僕の中では必要な戦力です! (笑
フラミニの出場は次のシティー戦までお預けですか。
そういえばロニー以外の新戦力の背番号がフラミニが84番でアントニーニが77番、ザンブロッタが15番でアッビアーティが12番でした。ザンブロッタとアッビアーティはともかくフラミニとアントニーニは仮の番号であることを願ってます。まだ11番や14番、シミッチ移籍の場合は17番、20番など若い番号が空いてるし。ちなみにオッドがカフーの2番を引き継いでいました。即戦力であんまり大きな番号を付けている選手が増えるとなんだかかっこ悪い。

posted by ササ | 2008-07-30 21:07

TIMカップ 2008

>ササさん

そうですね!クレモネーゼ戦から3つ連続引き分けですけど、優勝というのは幸先がいいです。

アントニーニは左サイドバックで使うという風に言われていたんですが、親善試合では中盤の位置で出場していますね。ユーティリティ性の高い選手として活躍してくれたら嬉しいです。ゲーム再現なるでしょうか!?(笑)

背番号については僕も気になっています。クレモナでの試合ではフラミニが24番でアントニーニは14番だったんですが・・・。84番というのはロナウジーニョの真似ですか?だとしたら以外にお茶目ですね(笑)
僕も若い番号が空いているならそちらを使ってくれたほうがスッキリすると思っています。

フラミニはロシア遠征(祝・スカパー放送決定!)のメンバーに入っていますから、出場があるといいですね。

ササさんコメントありがとうございます!

posted by 三四郎 | 2008-07-31 05:11

TIMカップ 2008

確かにあまり価値のないTIMカップですが、おっしゃるとおりそれでもミランが優勝するのは嬉しいですね!

ボリエッロの怪我が長引くそうでシーズン前から結局毎度の悩みが出てきてますが・・・他の選手、特にオリンピック参加のロニーとパトは怪我だけは気をつけてほしいですね。

ところで全く話題になってませんがマティアス・カルダクシオとタバレ・ビウデスという若手2選手をウルグアイから獲得したようですね。特にカルダクシオの方は将来的にピルロのバックアップとして期待、なんてスポナビに出てますが全く情報のない選手なのでどうなんでしょうかね。

posted by ne | 2008-07-31 16:29

TIMカップ 2008

>neさん

嬉しいです!シーズン終了後にガリアーニが、「TIMがあるから無冠ではない!」なんて言い出すと困りますが(笑)

去年ロナウドもすぐ復帰するといわれながら結局年を越したので、再び同じ間違いを犯すのではないかと心配です。とにかくロナウジーニョとパトが元気にミラノに帰ってくることを願います!

ウルグアイからというのは驚きましたね。カルダクシオの動画を見ましたが、なかなか良さそうでした。本当の実力がどの程度なのかは分かりませんが、ピルロの控えの目処がつくといいですね。
でもまた中盤ばっかり補強してるな、という感じがしますが・・・。


neさん、コメントありがとうございます!

posted by 三四郎 | 2008-08-01 05:29

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