2008年07月27日

パロスキ達の戦い

先ほどまでチェコで行われていたUNDER19欧州選手権。昨年の9月から続く長い予選を経て本選に辿り着いたのは、開催国のチェコを含めドイツ、ハンガリー、スペイン、ブルガリア、イタリア、イングランド、ギリシャのわずか8カ国のみ。
イタリア代表にはミランのプリマからもアルベルト・パロスキ、マッテオ・ダルミアン、マッテオ・ブルスカジン、ミケランジェロ・アルベルタッツィが参加していました。

ミランの4人を含むアッズリーニはグループリーグを勝ち抜き、見事ファイナル進出!ドイツとの決勝戦を見ることが出来たので、今日はそのことについて少し書いていきたいと思います。


その前にこれまでのU19イタリア代表の試合を・・・

<グループリーグ>

ギリシャ 1-1 イタリア
23' Pavlis
89' パロスキ(P)

パロスキ>フル出場
ダルミアン>フル出場
ブルスカジン>フル出場
アルベルタッツィ>出場なし


イングランド 0-0 イタリア

パロスキ>84分まで出場
ダルミアン>フル出場
ブルスカジン>65分まで出場
アルベルタッツィ>65分から25分間出場


イタリア 4-3 チェコ

21' ポーリ
23' Necid
56' ボナヴェントゥーラ
58' Moravek
71' パロスキ(P)
79' ポーリ
86' Moravek

パロスキ>77分まで出場
ダルミアン>フル出場
ブルスカジン>フル出場
アルベルタッツィ>フル出場


<準決勝>

イタリア 1-0 ハンガリー
65' フォレスティエリ

パロスキ>85分間出場
ダルミアン>フル出場
ブルスカジン>出場なし
アルベルタッツィ>フルなし



さて、決勝戦です!
ファイナルだけあってこれまでの試合に比べても観客が多くかんじました(それまではトゥーロンのよう)。

こちらがイタリア代表出場メンバー
GK:フィオリッロ
DF:ダルミアン、ジェンティーリ、ターリアーニ、ブルスカジン
MF:ポーリ、マッツァラーニ、フォレスティエリ、ガリバルディ
FW:オカカ、パロスキ


アッズリーニの基本ファーメーションはサイドに選手を配した4-4-2。しかし見ていると状況に応じてかなり形を変えており、4-3-3と言ってもよかったように思います。パロスキは2トップの一角ですが右サイドに位置することが多く、かなりサイドの守備もこなしていました。

イタリアの柱はステファノ・オカカ・チュカで、彼のポストプレイを軸に2列目が拾う・追い越すという形。恐らくチームで一番ボールを扱う技術に長けているシエナの新星・フォレスティエリが前線と絡むことで、攻撃を作っていました。
ただ残念ながらあまり良いボールが中盤から出なかったですね。前半はあと一歩で呼吸が合わずという場面が多く見受けられ、もったいないことが多かったように思います。

守備面でもサイドは全体がスライドして挟み込むという点が素晴らしかった反面、中央が空いてしまい単独のドリブル突破を何度も許す苦しい展開。フォレスティエリが攻撃に参加する分、ボールを奪われると1人のボランチが真ん中を守っている状況となり、ドイツはイタリアGKのフィオリッロにミドルシュートを何度も浴びせていました。
ドイツの選手で気になったのは9番のSukuta Pasu。恐らくアフリカ系の選手だと思いますが、足が速くゴール前でもデフェンスを交わす冷静さを備えていて印象深いです。

試合の先制点が生まれたのは24分。
ドイツの素早いカウンターをイタリアがクリアしきれず、混戦となった中うまくコースを見つけたドイツのBenderが左足でゴール!右サイドから左のゴール隅に向かって放物線を描いたナイスゴールでした。

失点で目覚めたイタリアはオカカがドリブルで強引に突破を試みます。その頑張りが功を奏し、ドイツディフェスのJungwirthが止めきれずファールを連発。34分、38分と連続してカードをもらい退場となり、イタリアが数的優位に立ちます。

そこからボールを持てるようになったイタリアですが、変わらずドイツの攻撃に苦しめられ続けます。1点を返そうと躍起になるものの、イタリアのディフェンスラインが低いままなので中盤のスペースが間延びし、ドイツに良いようにやられているように思えました。

積極的にミドルシュートを打つドイツは前半終了間際にも決定機を迎えますが、枠をわずかに外れ0-1のまま折り返し。

後半イタリアはよりボールを持つようになります。
パロスキとフォレスティエリが頻繁にポジションを変えながらオカカをサポート。前半から数えてもフォレスティエリのシュートがポストに当たるなど惜しいシーンは何度かあるのですが、なかなか最後を崩すまでには至りません。

イタリアのフランチェスコ・ロッカ監督は59分という早い時間帯でパロスキを諦め、代わりに大型FWのザンブレラを投入。
オカカとのツインタワー体勢、さらには中盤のガリバルディもゴール前に送ってクロスを早めに投入する強攻策に出ます。

しかし前線に人数をかける作戦が裏目に。ザンブレラ投入のわずか2分後の61分にSukuta-Pasuがカウンターから加点。アッズリーニはかなり厳しい状況に追い込まれてしまいました。

それでも選手たちの士気が全く衰えなかったのは素晴らしい点で、がむしゃらに1点を取りに行くイタリア。しかし前に行けば行くほど後ろは厳しくなり、70分にジェンティーリが2枚目のイエローカードで退場。数的優位も失ってしまいます。

そこから試合展開は収束に・・・なると思ったところですが、イタリアが78分に反撃!右サイドからのクロスをドイツGKがパンチで跳ね返したところを、ガリバルディがそのままヘッドでゴールに突き刺し1点差に。
しかしまたしても2分後にフリーキックからドイツが得点し、ここで本当の万事休す。

最後まで諦めなかったイタリアですが、ドイツは見事な戦いを見せ、同国に17年ぶりのユースタイトルをもたらすこととなりました。


ドイツ 3-1 イタリア
24' Bender
61' Sukuta-Pasu
78' ガリバルディ
80' Gabhart


<UEFAアンダー19欧州選手権 イタリア代表登録選手>
・GK
Vincenzo Fiorillo  ヴィンツェンツォ・フィオリッロ(サンプドリア)
Carlo Pinsoglio カルロ・ピンソーリオ(ユベントス)
・DF
Matteo Darmian マッテオ・ダルミアン(ミラン)
Matteo Bruscagin マッテオ・ブルスカジン(ミラン)
Massimiliano Tagliani マッシミリアーノ・ターリアーニ(フィオレンティーナ)
Matteo Gentili マッテオ・ジェンティーリ(アタランタ)
Giovanni Formiconi ジョバンニ・フォルミコーニ(ウディネーゼ)
Michelangelo Albertazzi ミケランジェロ・アルベルタッツィ(ミラン)
Domenico Marchetti ドメニコ・マルケッティ(レアル・モンテッキオ)
・MF
Silvano Raggio Garibaldi シルヴァノ・ラッジョ・ガリバルディ(ジェノア)
Andrea Mazzarani アンドレア・マッツァラーニ(チスコ・ローマ)
Andrea Poli アンドレア・ポーリ(サンプドリア)
Giacomo Bonaventura ジャコモ・ボナヴェントゥーラ(アタランタ)
・FW
Alberto Paloschi アルベルト・パロスキ(ミラン)
Stefano Okaka Chuka ステファノ・オカカ・チュカ(ローマ)
Fernando Martin Forestieri フェルナンド・マルティン・フォレスティエリ(シエナ)
Umberto Eusepi ウンベルト・イウセピ(ジェノア)
Fabio Zamblera ファビオ・ザンブレラ(ニューカッスル・ユナイテッド)


この名前が大舞台で輝く日が来ると嬉しいですね!

posted by 三四郎 |18:19 | 代表 | コメント(6) | トラックバック(0)
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パロスキ達の戦い

私もU-19見ていました。チェコ戦から。
チェコ戦では、フォレスティエリをボナヴェントゥーラに代えたらそのボナヴェントゥーラがゴールし、ハンガリー戦では、ボナヴェントゥーラをフォレスティエリに代えたらそのフォレスティエリが決勝点を挙げたりとロッカ采配が光ったのですが、決勝ではアダとなってしまいました・・・
ローマ・プリマヴェーラ出身のオカカは、08-09シーズンはローマからボローニャにレンタルとなっており、ミランとの初戦を控えてますね。

>選手たちの士気が全く衰えなかったのは素晴らしい
本当、それを感じました。下のカテゴリーの試合で見ていて気持ちが良いのはそこですよね。
余計に応援に熱が入りました。

ここから誰が上のカテゴリーに進めるのか、全員が全員というのは難しいですけれど、なるべく多くの子達が残れることを祈ってます。

posted by aki | 2008-07-28 14:04

パロスキ達の戦い

フラミニの背番号って何番すかね?
正GKカラチってのはなんとも・・・。
ストラーリ確か放出したはずなので、
誰か採ってくれないんですかね?

センターバック(若く、将来有望株)を一人取ったらどうでしょう?

UEFAカップもとりあえずあることですし・・・。

posted by ゴイトム | 2008-07-28 23:41

パロスキ達の戦い

>akiさん

チェコ戦は4-3という派手なスコアで、見ておけばよかったと後悔しました(ハンガリー戦はサマータイムを忘れて後半からしか見れませんでした…)。
ドイツ戦を見た限りでは少し疑問符がつくものが多かったのですが、それまではロッカ采配は当たっていたのですね!安心しました。

オカカの移籍情報ありがとうございます!オフィシャルなものはちょっと確認できなかったんですが、オカカ本人がボローニャ移籍を喜ぶニュースを発見できました。訂正しておきます。ボローニャというのは面白いですね。開幕戦でミランと顔を合わせることになるでしょうか?

若いカテゴリーの選手はとにかくハングリー精神に溢れていて、決して手を抜くことがありませんね。見ていて応援したくなります!

posted by 三四郎 | 2008-07-29 12:43

パロスキ達の戦い

>ゴイトムさん

フラミニの背番号はどうやらまだ確定していないようです。先週のクレモネーゼ戦では24番を着けていましたが、今夜のTIMカップでは84番を着けることになっています。

アントニーニもクレモネーゼ戦は14で、TIM杯は77です。先週は試合に出なかったザンブロッタは今夜15番を着けます。オッドは2試合連続で2番、アッビアーティも2試合連続で12番の登録でした。

センターバック欲しいですよね・・・。控えにおいて成長を待てる若手なんか来てくれたら嬉しいんですが。

カラチ正GKは驚きました~。アッビアーティとジーダの巻き返しに期待です・・・!


お二人ともコメントありがとうございます!

posted by 三四郎 | 2008-07-29 12:51

パロスキ達の戦い

TIMカップってどこかで見れますかね~?

posted by ゴイトム | 2008-07-29 16:38

パロスキ達の戦い

>ゴイトムさん

日本でのテレビ中継はありませんが、インターネットを使って海外の放送を見られる可能性があります。
ただ申し訳ありませんが、ネット観戦の方法についてをこのブログで記述することは控えさせて頂いています。
検索ページで「サッカー ネット観戦」などのキーワードを調べると記載されているサイトを見つけることが出来ると思います。もし閲覧をされる場合は何卒自己責任で行ってください。
よろしくお願いします。

posted by 三四郎 | 2008-07-29 23:54

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