2008年09月03日

ミランの夏のメルカートおさらい

去年であれば「エメルソンが入ったね。」で済んだ夏の移籍市場も今年は忙しかった・・・。
放出選手や下部組織出身選手の動きを含め、ごくごく簡単に確認しておきます。


新加入選手

マシュー・フラミニ Mathieu Flamini
移籍元:アーセナル
最初にして最大のサプライズ。すでに開幕戦でも実力を証明し存在感を発揮。

マルコ・ボリエッロ Marco Borriello
移籍元:ジェノア
昨シーズン飛躍を遂げた左利きのストライカー。共同保有権を買い取っての復帰。

クリスティアン・アッビアーティ Christian Abbiati
移籍元:アトレティコ・マドリード
こちらはレンタルからの復帰。パレルモへの移籍騒動があったものの結局ファーストポジションを勝ち取る。

ジャンルカ・ザンブロッタ Gianluca Zambrotta
移籍元:バルセロナ
プレシーズン後半で調子を上げ、開幕戦も活躍した期待の新戦力。

ルカ・アントニーニ Luca Antonini
移籍元:エンポリ
エンポリから保有権を完全買取し、ようやくミラン復帰を果たす。左サイドバック起用が現在濃厚。

ロナウジーニョ Ronaldinho
移籍元:バルセロナ
新しいチームの顔となれるか。マンCとの争奪戦をギリギリで制しての獲得。

マティアス・カルダシオ Mathias Cardacio
移籍元:ナシオナル・モンテビデオ
ウルグアイからやって来た中盤の若手選手。将来が嘱望される逸材。

タバレ・ビウデス Tabare Viudez
移籍元:デフェンソール・スポルティング
こちらもウルグアイから新加入。セカンドストライカーが適性。

アンドリー・シェフチェンコ Andriy Shevchenko
移籍元:チェルシー
度重なる交渉を経て遂に復帰。サンシーロでは温かく迎えられた。

フィリップ・センデロス Philippe Senderos
移籍元:アーセナル
買取オプション付きのローンで加入したスイス代表。CLでミランと戦った際は大いに活躍。


放出選手

アルベルト・ジラルディーノ Alberto Gilardino
移籍先:フィオレンティーナ
コンスタントに得点を重ねていたものの、インパクトを残せず恩師プランデッリの元へ移籍。

ヨアン・グルキュフ Yoann Gourcuff
移籍先:ボルドー(レンタル)
出場機会を得るためにフランスへの移籍を決断。殻を破ることが出来るか。

カフー Cafu
移籍先:契約満了
まだまだ一線級の実力を有しながら契約満了で退団。ブラジルでキャリアを続ける可能性も。

セルジーニョ Serginho
移籍先:契約満了
ヘルニアに悩まされ「コンコルド」は引退を決意。これからはミランのスカウトとして働く。

ロナウド Ronaldo
移籍先:契約満了
リヴォルノ戦での怪我から実戦復帰の目処が立たずクラブは契約延長をしないことを決断。回復具合によっては現役復帰もありえるだけに、今後の動向が注目される。

ヴァレリオ・フィオーリ Valerio Fiori
移籍先:契約満了
第3GKとしてクラブからも信頼が厚かったが引退が決定。スタッフとしてこれからもクラブに残る。

ジゴン Digao
移籍先:スタンダール・リエージュ(レンタル)
レンタル移籍で今度はベルギーへ。兄に似た真面目な性格だけに飛躍に期待したい。

ダリオ・シミッチ Dario Simic
移籍先:モナコ
頼れる控えとしてチームを影で支えていたシミッチもついに移籍。新しい挑戦の場はリーグ・アン。

クリスティアン・ブロッキ Cristian Brocchi
移籍先:ラツィオ
ミランでの出場機会が見込めずラツィオへ完全移籍。第3節で早くも顔を合わせる可能性が。

マッシモ・オッド Massimo Oddo
移籍先:バイエルン・ミュンヘン(レンタル)
出場機会の獲得と代表への定着を目的に電撃移籍。買取オプションが付いているものの本人は復帰に意欲。

さらにイブラヒム・バの契約満了に伴う引退と、レアンドロ・グリミのスポルティング・リスボン、マルコ・ストラーリのフィオレンティーナ(レンタル)への移籍がこの夏決定した。


その他ミランの下部組織出身選手の動向

・DF
リーノ・マルゾラッティ Lino Marzoratti
移籍先:エンポリ(完全移籍)

エリア・レガーティ Elia Legati
移籍先:モナコ(買取オプション付きレンタル)

ダヴィデ・アストーリ Davide Astori
移籍先:カリアリ(共同保有)

・MF
パオロ・サンマルコ Paolo Sammarco
移籍先:サンプドリア(完全移籍)

イニャツィオ・アバーテ Ignazio Abate
移籍先:トリノ(共同保有)
エンポリから保有権を全て買い取った後、トリノへ放出。

ダヴィデ・ディ・ジェンナーロ Davide Di Gennaro
移籍先:ジェノア(共同保有)
ボリエッロ獲得の際に保有権の半分がジェノアに譲渡された。

ルカ・アントネッリ Luca Antonelli
移籍先:パルマ(共同保有)

・FW
アレッサンドロ・マトリ Alessandro Matri
移籍先:カリアリ(完全移籍)

ニコラ・ポッツィ Nicola Pozzi
移籍先:エンポリ(完全移籍)

ウィリー・オーバメヤン Willy Aubameyang
移籍先:アヴェッリーノ(レンタル)

アルベルト・パロスキ Alberto Paloschi
移籍先:パルマ(共同保有)
昨シーズンはトップチームで4得点を記録。多数のクラブの争奪戦の末に名門パルマに渡ることが決定した。


今年もマルゾラッティやポッツィ、マトリ、サンマルコなど昨シーズンもセリエAで活躍し、復帰が期待された選手達が移籍していってしまいました。さらに共同保有の形で多くの選手が武者修行に出されましたが、是非力をつけてミランに戻ってきてほしいものです。
公式ホームページによるとアバーテディ・ジェンナーロパロスキらには大いなる注目を持って動向を追っていくとのこと。


最後にこれは完全な余談・・・。ブロッキの移籍が決まった8月28日は、ちょうど公式ページで新シーズンの選手写真が発表される日でした。移籍が確定的だった時に撮られたであろうブロッキの顔写真も数時間だけ掲載されていたんですが、何かの記念に保存しておけばよかったなぁ。なんてどうでもいいことを思ってます。

posted by 三四郎 |15:29 | 移籍 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年09月01日

あくまで現実は厳しい (-ボローニャ/第1節)

2009年1月のアドリアーノ・ガリアーニさんのコメント(予想ですよ!)
「昨シーズン我々は日本で国際タイトル最多獲得クラブの称号を手に入れた。今一度ボカに並ばれたこの記録に挑戦しようじゃないか。ミランはUEFAカップのタイトルを狙う。スクデット?確かに魅力的だが私だったら国際タイトル最多獲得の方を選ぶね・・・。」

↑
こういうの勘弁。


何でもいいから勝って欲しいなんて言ってたら、負けちゃいました。
チャンスはあったんですけどね・・・。


先発メンバーは予想通り。
4-3-2-1
GK:アッビアーティ
DF:ザンブロッタ、マルディーニ、カラーゼ、ヤンクロフスキ
MF:フラミニ、ピルロ、アンブロジーニ
OMF:セードルフ、ロナウジーニョ
FW:インザーギ


前半からミランは得点を狙ってかなり前がかり。しかし遅攻にもかなり人数をかけるので、何度も何度もボローニャの鋭いカウンターを受ける始末。バランス悪すぎましたね。あんなんじゃフラミニとアンブロジーニは過労で倒れちゃいますよ。

そんなカウンターから易々とディ・ヴァイオの一発を受けていきなり苦しい展開だったものの、今年も頼りになる男アンブロジーニがヘディングでズドン。なんとか体裁を保って折り返し。

前半のミランで頑張っていたのはそのアンブロジーニと、スポルティング・ヒホン戦から好調さが目立っていたザンブロッタとフラミニの新加入2人でした。


そして注目の後半。ベンチにいたパトとシェフチェンコの内からアンチェロッティは後者を選択しピッチへ。しかし驚きなのは交代したのがヤンクロフスキだということ。
なんと4-2-3-1システム、いきなりの開幕戦登場です。

後半のミランのフォーメーション
4-2-3-1
GK:アッビアーティ
DF:フラミニ、マルディーニ、カラーゼ、ザンブロッタ
MF:ピルロ、アンブロジーニ
OMF:シェフチェンコ、セードルフ、ロナウジーニョ
FW:インザーギ

新聞報道などではほとんど空想的にされていたこの形。
練習でやっていたという話はなかったので、ぶっつけ本番だったのでは?

しかしこの新生ミランが輝きを見せます(少なくとも15分間は)。
ロナウジーニョとザンブロッタの元バルサコンビが抜群のコンビネーションを見せ、チャンスメイクを連発。ロナウジーニョのクロスからセードルフとシェフチェンコが2度の決定機を迎えました。

ただし相手のカウンターを受けまくる姿は前半と変わらず。これはフォーメーションの問題ではなく、戦い方の問題です。ゴール前に1、2人じゃ得点は難しいのは分かる。でも6、7人入ってあっさりボールを奪われるんじゃそりゃ厳しいです。

相手をもっとファールで止めてもいいんじゃないか位に思います。カウンターはほとんど全てフィニッシュまで持ち込まれていましたから。それならフリーキックを許すという選択がもっとあってもいい(退場までは勘弁ですが…)。それと、このままならオフサイドトラップ戦術を場合によっては取るというギャンブルもいいかも知れません。アンチェロッティはやらないでしょうけど。

試合の方は結局ヴァリアーニのスーパーミドルが突き刺さって1-2の敗戦。期待の開幕戦は辛い黒星発進となりました。

ミラン 1-2 ボローニャ
18’ ディ・ヴァイオ
41’ アンブロジーニ
79’ ヴァリアーニ

ミラン選手交代
46’ ヤンクロフスキ→シェフチェンコ
69’ インザーギ→パト
85’ アンブロジーニ→エメルソン


次節はカカボリエッロが復帰します。クリスマスツリーも4-2-3-1もどちらも選択可能です。後者が機能してくればかなり面白くなるはず(オッドはなぜ出した!)。しかし試合の行い方でもっともっと改善が必要ですね。

夢を追うのもいいですけど、戦いの舞台はセリエAです。あくまでリアリスティックな土台だけは崩してほしくありません。ボローニャ戦ではここ最近のミランの長所だった「手堅さ」が消えてしまいました。


さて、最後に注目のロナウジーニョ。
実況の西岡さん(アーセナルファン)と解説のヒロミ(バルサファン)は共に年齢の高さとロナウジーニョの出来にかなり厳しかったですが(笑)、僕は思ったよりやってくれたという印象です。守備は全く期待できないことが分かりましたけどね・・・。1回位チェイスしてましたけど。実際アンブロジーニのゴールのアシストもそうですし、後半は左サイドが攻撃の起点になっていました。ネームバリューというだけでなく、試合展開から見ても昨日の試合でロナウジーニョは外せなかったと思います。

次のアウェー・ジェノア戦は9月14日です。
これまでオリンピック復帰組やシェフチェンコのチームでの調整は数日しかありませんでした。この2週間のブランクは大きなチャンスですから、もっと戦えるミランを作り上げる必要がありますね。ルイジ・フェラーリスは昨シーズンも3-0で勝利した縁起のいいスタジアムですから、今年も初勝利の場となることを願います!


・・・くどいですけど、1番上のガリアーニのコメントは嘘ですよ(笑)

posted by 三四郎 |04:57 | 試合-Serie A | コメント(21) | トラックバック(0)
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2008年08月31日

ボローニャ戦迫る

もう24時間切りましたね。いよいよです。先ほど終わったアンチェロッティ監督の記者会見の後、ボローニャ戦の召集メンバーが発表されています。

<アンチェロッティの召集メンバー>
GK:アッビアーティ、ジーダ
DF:アントニーニ、ダルミアン、ファヴァッリ、ヤンクロフスキ、カラーゼ、マルディーニ、ザンブロッタ
MF:アンブロジーニ、カルダシオ、エメルソン、フラミニ、ピルロ
FW:インザーギ、パト、セードルフ、シェフチェンコ、ロナウジーニョ

・ボネーラ、ボリエッロ(離脱中)が昨シーズンの引継ぎで出場停止
・パトが召集
・カラチは召集外
・ビウデスは負傷中


さらにマラーナ医師の発表した負傷者の状況がこちら

ガットゥーゾ-来週の代表戦には出場可能か
ネスタ-ランニング開始。復帰時期未定
センデロス-フィジカルコンディション不足
ボリエッロ-今夜最後のテスト。9月10日の親善試合で復帰予定
カカ-良好な回復状況。来週にはチーム練習に復帰


こちらガゼッタの予想フォーメーション(日本時間8月30日23時現在)
4-3-2-1
GK:アッビアーティ
DF:ザンブロッタ、マルディーニ、カラーゼ、ヤンクロフスキ
MF:フラミニ、ピルロ、アンブロジーニ
OMF:セードルフ、ロナウジーニョ
FW:インザーギ

アンチェロッティもアッビアーティ、ザンブロッタ、マルディーニ、カラーゼ、ヤンクロフスキ、フラミニ、ピルロ、アンブロジーニ、セードルフの起用を明言しました。


楽しみだけど緊張・・・。これも開幕戦ならではですね・・・。もうPKでもオウンゴールでもなんでもいいから勝ってほしい位に思ってます(笑)次の試合までの2週間をどうか幸せな気持ちで過ごせますように!



こちらは新シーズンのミラン・トップチームの27人です

ゴールキーパー Portieri
  ジーダ Dida
12 クリスティアン・アッビアーティ Christian Abbiati
16  ゼリコ・カラチ Zeljko Kalac

ディフェンダー Difensori
  パオロ・マルディーニ Paolo Maldini
  カハ・カラーゼ Kahka Kaladze
13 アレッサンドロ・ネスタ Alessandro Nesta
15 ジャンルカ・ザンブロッタ Gianluca Zambrotta
18 マレク・ヤンクロフスキ Marek Jankulovski
19 ジュゼッペ・ファヴァッリ Giuseppe Favalli
24 フィリップ・センデロス Philippe Senderos
25 ダニエレ・ボネーラ Daniele Bonera
36 マッテオ・ダルミアン Matteo Darmian
77 ルカ・アントニーニ Luca Antonini

ミッドフィルダー Centrocampisti 
  エメルソン Emerson
  ジェンナーロ・ガットゥーゾ Gennaro Gattuso
14 マティアス・カルダシオ Mathias Cardacio
21 アンドレア・ピルロ Andrea Pirlo
23 マッシモ・アンブロジーニ Massimo Ambrosini
84 マシュー・フラミニ Mathieu Flamini

フォワード Attaccanti
  パト Pato
  フィリッポ・インザーギ Filippo Inzaghi
10 クラレンス・セードルフ Clarence Seedorf
11 マルコ・ボリエッロ Marco Borriello
20 タバレ・ビウデス Tabare Viudez
22 カカ Kaka
76  アンドリー・シェフチェンコ Andriy Shevchenko
80 ロナウジーニョ Ronaldinho

セードルフがFW扱いっていまだに違和感あるんですけどね~。一応オフィシャルサイトに準拠しています。


そして昨日決まったUEFAカップの組み合わせがこちら。ミランは全8グループの内のグループ1の一番最初という分かりやすい所に組み込まれました。

<UEFAカップ グループ1>
ミラン(イタリア) 対 チューリッヒ(スイス)
ティミショアラ(ルーマニア) 対 パルチザン(セルビア)
ヘルタ・ベルリン(ドイツ) 対 セント・パトリックス(アイルランド)
バニーク(チェコ) 対 スパルタク・モスクワ(ロシア)
メタリスト(ウクライナ) 対 ベジクタシュ(トルコ)

ミランはまずチューリッヒと9月18日、10月2日に2試合戦います(これが1回戦という位置づけ)。
トータルのスコアで勝ち越せば、晴れてグループリーグ進出が決定。
グループリーグは1回戦を突破したチーム5組で上位3つの枠を争います。
さらにこのグループリーグが分かりづらく1チームが戦うのは、ホームとアウェーそれぞれ2試合ずつの計4試合です。
5チームが総当りの計8試合ではない所に注意が必要です。
どことどの場所で当たるかはグループが確定してからまた決まります。それからCLグループリーグ3位のチームが登場するのは2月の決勝トーナメントからとのこと。

ヘルタ、スパルタク、ベジクタシュなどそれなりに有名なチームがいますが、決勝トーナメント進出の枠が3つということを考えてもミランの突破を心配すべき点はないと思います。というかここを問題にしていられませんしね。敗退したら縁が無かったということで…。
気をつけるべきはチューリッヒとの試合ですね。2試合だけで決まってしまいますから。センデロスにとってはいきなりの母国との試合!気合も入っていることでしょう。

余談ですけど、抽選後チューリッヒをチェックしようと公式サイトをのぞいたらサーバーがダウンしていました(!)注目の度合いがうかがわれます。

posted by 三四郎 |00:41 | 一般 | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年08月29日

ミランの07-08シーズンをプレイバック

開幕間近にすることじゃないかも知れませんが、ここで07-08シーズンの戦いを振り返ります。とは言ってもドン引きする相手を崩せなかったとかとにかく選手層が薄かったとか、そういうダメ出しではありません!あのゴールがよかったねなど、つまりそういう非常に個人的で内容もお気楽なものです(笑)


07-08 プレイバック!
記憶に残る良いゴール10 編 (記憶に残る、がミソ。)

チャンピオンズリーグ グループステージ第1節
ミラン 2-1 ベンフィカ
インザーギのゴール (2-0)
夏の補強はエメルソンだけ、さらには大きく期待されていたロナウドが負傷で出遅れと不穏なスタートだったミランの懸念を吹き飛ばしたナイスゴール。ベンフィカの攻撃を受けたあとの、人数をかけた鋭いカウンターが決まった瞬間でした。シュートを打てるはずだったピルロの、じっくりためてピッポに出したパスがオシャレ。

セリエA 第13節
カリアリ 1-2 ミラン
ピルロの直接FK (1-2)
昨シーズンのミランの前半戦はズバリ「ホームに弱く、アウェイに強い。」 だからアウェイで負けることは許されないのです。しかしこのカリアリ戦、前半早々の4分にアックアフレスカに決められる苦しい展開。それでもミランは後半にジラルディーノ泥臭いゴールで追いつき、さらにそのジラが得たフリーキックをピルロが無回転のブレ球で直接決めて勝ち越したのでした。

チャンピオンズ・リーグ グループステージ第6節
ミラン 1-0 セルティック
インザーギのゴール (1-0) My No.2
引き分けでグループリーグ突破が決まるセルティックはサンシーロで徹底防御の構え。まさに07-08シーズンのミランが苦手とする相手でした。そんななか右サイドを駆け上がったカフーはカカにパスを渡すと、さらにカカを追い越しリターンパスを受け、すかさずマイナスのクロス。それをインザーギが逃さず押し込み決めた得点。ゴール前にはアンブロジーニもおとりでいたので、決して相手は防げなかったであろう完璧なゴールでした。

クラブワールドカップ 決勝
ミラン 4-2 ボカ・ジュニアーズ
ネスタのゴール (2-1)
まさかネスタが決めるなんて!(実際はシーズン2点目なんですが笑)先制した直後あっさりパラシオに追いつかれ何とも言えない雰囲気で終了した前半。そんな流れを一変させるきっかけを作った素晴らしいゴールでした。生で見て興奮された方もきっと多いと思います。

セリエA 第18節
ミラン 5-2 ナポリ
セードルフのゴール (2-1)
なんだかんだ言ってもミランのベストゲームはこれだったのでは?ワクワクするものがありましたね。なんと2008年の初戦となったこの試合まで、ミランのリーグ戦はサンシーロで勝ち無しの状態。さらに2得点以上獲っていないという信じられない状態でした。そんな中決めた「2点目」はとにかく嬉しかった!この日大活躍のロナウドがパトに得点をさせようと2度決定的なパスを送るものの、パトのシュートはナポリGKイエッツォに防がれます。しかしすかさず詰めていたセードルフがキッチリと決めてくれました。

セリエA 第18節
ミラン 5-2 ナポリ
パトのデビューゴール (5-2) My No.3
昨シーズンの忘れられないベストシーンの1つ。ファヴァッリのロングボールをしっかりとコントロールして、屈強なドミッツィを振り切りジャンプしたイエッツォの下を転がす・・・。素晴らしい判断と技術を一気に証明しました。ゴール後に涙ぐんでいたのも印象的です。今ではおなじみのハートマークパフォーマンスも当時話題になりましたね。

セリエA 第19節
ウディネーゼ 0-1 ミラン
ジラルディーノの決勝弾 (0-1)
ナポリ戦の次の試合。KA-PA-ROの大活躍に沸いたミランにおいて、
特にプレッシャーがかかっていたのはジラルディーノでした。このゲームは前節の良い流れを引き継ぐためにも、CL出場権争いにおいても勝たなければならない試合。ウディネーゼの鋭いカウンターに苦しんだミランでしたが、ドラマが待っていたのは後半ロスタイム。パト→カカとつなぎ、抜け出したジラがこの日当たっていたハンダノビッチのゴールを破ったのでした。この時喜びすぎてユニフォームを脱ぎイエローをもらったことが、パロスキのセリエAデビューゴールにつながるとは・・・。

セリエA 第22節
ミラン 1-0 シエナ
パロスキのゴール (1-0) My No.1
「試合に出られるかも知れないとは考えていたけど、こんなに出場時間をもらえるとは思わなかった。」とはこの日の主役の試合後の弁ですが、彼にそれほどの時間は必要ありませんでした。期待されたインザーギとロナウドの2トップも不発に終わり、パロスキがピッチに登場したのは63分。そこから相手ゴールを陥れるのに要した時間はわずか「18秒」!セリエA最速デビューゴールが決まった瞬間でした。

セリエA 第24節
ミラン 2-1 パレルモ
アンブロジーニのゴール (1-1)
僕は昨シーズンのMVPはアンブロジーニだと思っています。故障せず常にガッツを見せ、重要なゴールをいくつか決めてくれましたね。その1つがこれ。ブレシアーノに先制点を奪われた重いムードに沈んでいたサンシーロ。前線の動きが乏しかったミランの選手達に渇を入れるように、オッドにパスを送ったアンブロジーニが猛然とゴール前に走りこみ、自らクロスに詰めて決めたゴールでした。

セリエA 第36節
ミラン 2-1 インテル
カカのゴール (2-0)
敢えてカカの方を!だって1点じゃ心もとないじゃないですか(笑)得点自体はヴィエラのミスから生まれた何でもないものでした。しかし状況によっては喜びを爆発させる何より嬉しいゴールとなるんですね。ローマ戦やカリアリ戦などカカのゴールは美しさと豪快さを合わせもった良い得点が多いんですが、個人的にはこのゴールの興奮にはかないません。

他にもセビージャ戦のヤンクロフスキ、シャフタール戦のセードルフの2つのボレー、ラツィオ戦のアンブロジーニのループ、カターニア戦のパロスキの本当のデビュー弾、インザーギやカカのその他の得点など本当に沢山いいゴールはあるんですが、勝手に10個だけ選ばせてもらいました!


その他番外編です。


07-08 プレイバック!
やられちゃった編

チャンピオンズ・リーグ 第5節
ベンフィカ 1-1 ミラン
ペレイラのゴール (1-1)
「お~、すげぇ。」

セリエA 第17節
インテル 2-1 ミラン
カンビアッソのゴール (2-1)
「ディフェンスに当たったか・・・。え、当たってないの!?」

チャンピオンズリーグ 決勝T1回戦・セカンドレグ
ミラン 0-2 アーセナル
ファブレガスのゴール (0-1)
「あ、入った。」


07-08 プレイバック!
チームを救ったビッグセーブ編

セリエA 第14節
ミラン 0-0 ユベントス
ジーダ:サリハミジッチのシュート (前半0-0時)
セルジーニョの脆い守備をつかれ、中に切り込んだサリハミジッチが放ったシュートはコースも威力も完璧。しかし横っ飛びでゴールを許さなかったジーダが上回りました。この試合は両GKの活躍が見ごたえのある試合でしたね。

セリエA 第21節
フィオレンティーナ 0-1 ミラン
カラチ:ガンベリーニのヘディングシュート (後半ロスタイム)
シーズンを通して最も価値のあった勝利がこの試合でした(結果的には4位を逃すのですが)。パトが先制点を奪うものの、その後足をひねりピッチの外へ。流れは決して良くなかったですが、勝ち点3を得てミラノに帰れたのはこのセーブがあったからこそですね。後半ロスタイム最後のプレーで得たCKに全てをかけるヴィオラでしたが、ガンベリーニ渾身のヘディングをカラチは至近距離からブロックしたのでした。

セリエA 第22節
ミラン 1-0 シエナ
カラチ:フリックのヘッド (後半89分)
これは今でもなんで防げたのか分かりません。
途中出場のフリックの完璧なシュートをカラチの背の高さを生かした横っ飛びで守りきりました。ここで失点した後もうミランに反撃の力は残されていなかったでしょうから、パロスキのゴールと同価値のあったセーブだと思います。


07-08 プレイバック!
ミラン以外で最も記憶に残ったゴール

セリエA 第20節
カリアリ 2-1 ナポリ
コンティのゴール (2-1)
年明けまで降格候補筆頭だったのは最下位カリアリ。この日もあっさりとハムシクに先制され、いつものごとく敗戦濃厚。しかしゲームは動きました。時間にして92分。冬移籍新加入のジェダのシュートのこぼれを、後ろから走りこんでいたマトリが押し込んで遂に同点。もうこれだけでもスタジアムの興奮が伝わってきます。しかし時に現実は予想のはるか上を行くもので、ロスタイムぎりぎりの94分にカリアリがFKをゲット。急ぎながらも慎重にボールを蹴ったフォッジャの滑らかな弾道にそのままバックヘッドで合わせたコンティが、本当に劇的な決勝弾を決めたのでした。
スカパー解説の遠藤さんの「これはひょっとしたら何かあるかも知れませんよ・・・・・・ほら来たぁ!ほら来たあぁぁぁ!!」も僕は忘れられません(笑) この勝利で流れが変わったカリアリはその後勝ち点を重ね、最終的に14位でシーズンを終えました。


今年はどんなドラマが待っているのでしょうか?

posted by 三四郎 |19:05 | 一般 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年08月28日

ミランは放出の季節

追記:オッドのバイエルン行き決定(買い取りオプションつき1年ローン)
う~ん、残念!
移籍期限が迫るとスゴイスピードで話が進むので怖いです。
キエーボ戦のスーパーシュートが一番印象的でした。

さらに先ほどブロッキのラツィオへの完全移籍も正式に決定しています。



来る者あれば去る者あり。
報道がかなり先行していたフィリップ・センデロスの加入もようやく正式に決定し、懸念されていたディフェンスの選手層もひとまずこれで安心となりました。
一方で今夏例年になく大量に選手を補強したミランは、新シーズンに向けた最後の仕上げとして余剰戦力の放出を始めているようです。昨日パロスキが共同保有の形でパルマへ行くことが決まりましたが(ルカレッリの良い所を学んで帰ってきてくれ!)、ブロッキもどうやら移籍間近とのこと。

ダビデ・リッピ(ブロッキの代理人)
「ラツィオの会長であるクラウデイオ・ロティートとの会合を終えたところだ。我々は条件面での合意に達した。しかしミランと詰めるべきいくつかの詳細が残されているので移籍が完了したと言うことはまだ出来ない。
クラブ間でのいかなる選手の交換も無いだろう。明日ミランと会って移籍が完了したと言える時に、全ての詳細を知ることになるのだけどね。」

プレシーズンではトップ下を務めるなどよく分からない使われ方をしたブロッキ。やはり戦力として計算されていなかったのでしょうか。フラミニとカルダシオの加入とエメルソンの復帰でますます出場機会が得られなくなることは確実なので、これは本人にとっても良い移籍だと思います。さすがに中盤の選手が増えすぎました。
これまで計算できる貴重な控えとして活躍してくれたと言えるでしょうね。ラツィオとは2年契約を結ぶ予定とのこと。


そしてもう1人移籍の噂が浮上しているのがマッシモ・オッド。
フランスのレキップ紙が昨夕オッドがリヨンにいたと報じたことから一気に噂が広まったようです。報道によれば買取オプション付き1年契約のレンタル移籍が合意目前とのことでしたが、そもそもオッドはその時間はミラネッロにいたはずという指摘が・・・。

ガリアーニはオッドについては残留を決めたと明言しているので僕は安心しているんでが、選手のことを考えるとリッピ新体制のアズーリを目指して移籍するという選択もアリかなという気も同時にしています。
ただしミランの利益を図るならオッドにはぜひ残留して欲しい。右サイドバックの代わりを務められる選手は確かにいますが、やはり本職の人にはいてほしいですね。そうでないと、もしザンブロッタが怪我でもした場合カフーを残しておくべきだったということになるかも知れませんので。


それから今夏ミラン入りも噂されていたモナコのジェレミー・メネスのローマ入りがほぼ決まったようですね。ちょっと気になっていた選手なので残念です。グルキュフに成長して帰ってきてもらいましょう。

posted by 三四郎 |04:47 | 移籍 | コメント(12) | トラックバック(0)
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