2008年07月26日
遂に発表された08-09シーズンのセリエAの日程!
ご覧になりましたか?まだ未確認の方は以下の表をご覧ください。
01a 08/31(日) HOME - ボローニャ
02a 09/14(日) AWAY - ジェノア
03a 09/21(日) HOME - ラツィオ
04a 09/24(水) AWAY - レッジーナ
05a 09/28(日) HOME - インテル
06a 10/05(日) AWAY - カリアリ
07a 10/19(日) HOME - サンプドリア
08a 10/26(日) AWAY - アタランタ
09a 10/29(水) HOME - シエナ
10a 11/02(日) HOME - ナポリ
11a 11/09(日) AWAY - レッチェ
12a 11/16(日) HOME - キエーボ
13a 11/23(日) AWAY - トリノ
14a 11/30(日) AWAY - パレルモ
15a 12/07(日) HOME - カターニア
16a 12/14(日) AWAY - ユベントス
17a 12/21(日) HOME - ウディネーゼ
~ ウィンター・ブレイク ~
18a 01/11(日) AWAY - ローマ
19a 01/18(日) HOME - フィオレンティーナ
20a 01/25(日) AWAY - ボローニャ
21a 01/28(水) HOME - ジェノア
22a 02/01(日) AWAY - ラツィオ
23a 02/08(日) HOME - レッジーナ
24a 02/15(日) AWAY - インテル
25a 02/22(日) HOME - カリアリ
26a 03/01(日) AWAY - サンプドリア
27a 03/08(日) HOME - アタランタ
28a 03/15(日) AWAY - シエナ
29a 03/22(日) AWAY - ナポリ
30a 04/05(日) HOME - レッチェ
31a 04/11(土) AWAY - キエーボ
32a 04/19(日) HOME - トリノ
33a 04/26(日) HOME - パレルモ
34a 05/03(日) AWAY - カターニア
35a 05/10(日) HOME - ユベントス
36a 05/17(日) AWAY - ウディネーゼ
37a 05/24(日) HOME - ローマ
38a 05/31(日) AWAY - フィオレンティーナ
※レガ・カルチョの発表に基づいていますが、細かい日にちは状況によって変更があるはずですので、ミッドウィークかウィークエンドかの違いを確認する程度でご参考になさってください。
まず開幕戦はボローニャ。昨年はジェノアだったので、再び昇格チームと初戦でぶつかることとなりました。ここはしっかり勝ち点3を獲得したいものです。
07-08は開幕戦がアウェイで最終節がホームでしたので、今年は逆。これは予想の範疇でした。
そして気になるデルビーは9月28日(リターンレグは2月15日)に決定!結構早いです。最近ミラノダービーはスペインのエル・クラシコと日程がかぶる傾向にあったのですが、今年は違いました。いかに良くシーズンのスタートを切るかというのが重要と言えるでしょう。
それから・・・嫌でも目を引く部分がありますね・・・。なんと16節~19節(35節~最終節)が、ユーベ・ウディネ・ローマ・ヴィオラ。
カターニアも去年は4回戦って一度も勝ってないので(!)、流れがキツイです。カターニアはホームで強いので特にラストは難しい戦いの連続となります。新シーズンのミランの命題は「先行逃げ切り」!
去年のドローでは、日本遠征をユーベとインテルに挟まれたというのがネックでした。実際ダービーでのコンディション不良は明白でしたね。たださらにローマが貧乏クジだったのでインパクトは薄かったですが・・・。(ローマの2/16~3/19の一ヶ月は、ユーベ・マドリー・ヴィオラ・インテル・パルマ・マドリー・ナポリ・ミラン・ラツィオ)
それに比べればマシだと思いましょう。贅沢は言いません。
全ての開幕戦のカードはこちら↓
アタランタ - シエナ
カリアリ - ラツィオ
カターニア - ジェノア
キエーボ - レッジーナ
フィオレンティーナ - ユベントス
ミラン - ボローニャ
ローマ - ナポリ
サンプドリア - インテル
トリノ - レッチェ
ウディネーゼ - パレルモ
面白いのがいくつかあります(ニヤリ)
う~ん、ミラン。サンプ・アタランタ・シエナ・ナポリというのも侮れない感じです。日程表を眺めるのもサッカーの1つの楽しみですね!
posted by 三四郎 |
02:09
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2008年07月18日
サンシーロでのロナウジーニョのプレゼンテーション、映像でみた限りですがまるで優勝したかのような盛り上げようでした。紙ふぶきから始まって、しまいには花火も5分間ほど打ち上げっぱなしという熱の入れよう。ティフォージも3~4万人以上も集まったようで、なによりロナウジーニョ本人がとても嬉しそうで良かったです。他の新規加入者との扱いの違いは一体なんなんだと思いますが、やっぱりスター選手ですからね。
しかしロナウジーニョという「ケーキの上のチェリー」を先に買って、さあ次は誰がやって来るのかと思ったら、契約書のサインの生中継までしてご満悦のガリアーニは、ユーベに負けじと「補強完了」を宣言・・・!
正直な所、今のままではスクデットは難しいんじゃないでしょうか。
ロナウジーニョの獲得に、予定以上のお金をつぎ込んでしまったというのは分かりますけどね。それでもオリベイラを1000万ユーロ、ジラルディーノを1500万ユーロ、その他の若手選手も何人か売っていますから、放出と補強の収支のバランスは少しマイナス位だと思います。ただし選手の年俸や税金、その他経費を含めたらだいぶ赤字になってしまうということでしょう。
それでも出来ればもう一手(出来れば二手)欲しいところ。
次世代を担いうる若手のディフェンダーと、昨シーズン足りない駒だった空中戦に強いFWが必要です。
後者はボリエッロに託すということであれば僕は信じますが(しかしボリエッロ復帰を決めた際にガリアーニは「正しい選択かどうか分からないが、熟考の末に賭けてみることに決めた」と本音を漏らしていた)、前者は夏の内に来てほしいんですよね。ブラジルからいい若手を見つけてきてくれないでしょうか。
今年EU圏外枠の新規獲得選手のルールがこれまでの1人から2人に変わりました。毎年ブラジル人選手を連れてくるミランにとっても、大きな障害が取り除かれたハズなんです。しかし今年はEU圏外枠の選手を、2人どころか誰も獲得してません(ロナウジーニョはスペイン国籍取得済み)。シェフチェンコ(ウクライナはEU圏外)もドログバの去就がハッキリしないこともあってか、スコラーリ監督は構想内の選手であると明言していますし、今のところ復帰のアテはありません。
ガリアーニは大仕事を終えて疲れているようなので(笑)、レオナルドがいい選手をプッシュしてくれると嬉しいですね。
08-09シーズン ACミラン・トップチーム
<ゴールキーパー>
・ジーダ
・クリスティアン・アッビアーティ
・ゼリコ・カラチ
<ディフェンダー>
・アレッサンドロ・ネスタ
・カハ・カラーゼ
・パオロ・マルディーニ
・ダニエレ・ボネーラ
・ダリオ・シミッチ (完全移籍の可能性あり)
・マッシモ・オッド
・ジャンルカ・ザンブロッタ
・マレク・ヤンクロフスキ
・ジュゼッペ・ファヴァッリ
・ルカ・アントニーニ
・マッテオ・ダルミアン
・ジゴン
<ミッドフィルダー>
・アンドレア・ピルロ
・エメルソン
・ジェンナーロ・ガットゥーゾ
・クリスティアン・ブロッキ
・マテュー・フラミニ
・マッシモ・アンブロジーニ
・イグナツィオ・アバーテ (レンタル移籍濃厚)
・クラレンス・セードルフ
<フォワード>
・カカ
・ロナウジーニョ
・パト
・フィリッポ・インザーギ
・マルコ・ボリエッロ
・アルベルト・パロスキ (レンタル移籍濃厚)
背番号がどうなるかも楽しみのひとつ・・・。
R10ブランドを展開しているロナウジーニョはどうなるのか、かねてから11番がお気に入りと言っていたパトはそのまま7番なのか、興味深いです。
posted by 三四郎 |
11:39
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2008年07月15日
<追記>
公式発表:ロナウジーニョの獲得でバルセロナと合意
本日にミラネッロで行われるメディカルチェックを済ませ、ミランとロナウジーニョは正式に2011年までの3年契約を結ぶ運びとなりました。
報道を見る限りでは移籍金についてミランも少し譲歩したようです。
バルセロナは大人な対応をとってくれたと思います。功労者としてロナウジーニョの意向を汲んで、正門から送り出すことに決めてくれました。そう選択せざるを得なかったと言えばそれまでですが、良い判断をしてくれたと思います。
水曜日からはミランのプレシーズンもいよいよ始動ということで、しばらく更新していなかったこのブログも徐々に始めたいと思います。
新シーズンもよろしくお願いします!
まずプレシーズンの親善試合の予定がこちら。
7/23(水) 対クレモネーゼ at クレモナ
7/29(火) TIMカップ(ミラン、ユベントス、インテル) at トリノ
8/01(金) ロシア鉄道杯 対セヴィージャ at モスクワ
8/03(日) ロシア鉄道杯 (ロコモティフ・モスクワもしくはチェルシー)
8/09(土) 対マンチェスター・シティ at マンチェスター
8/17(日) LB杯 対ユベントス at サンシーロ
8/21(木) モレッティ杯(ミラン、ナポリ、ユベントス) at ナポリ
8/24(日) 対スポルティング・ヒホン atヒホン
楽しみなのはロシア鉄道杯。気になるのはシティ戦。
個人的にはマンチェスタースタジアムでのシティとの親善試合が発表された時点で、
ロナウジーニョについてミランとシティの間でなんらかの密約があったのでは、と思っていたんですが向こうもオファーをしているようですね。
どうなることやら・・・。
そして移籍市場の方は結局というか予想通りというか、ザンブロッタ以降目立った動きはありません。
ストライカーの補強についてあれやこれや奔走し続けています。しかし夏の始めにすでに選手との合意は果たしていた、あの選手がいよいよ最終局面ということで・・・。
そのほかのターゲットと共に少し見ていきたいと思います。
ロナウジーニョ
非常に微妙な情勢で、どちらに転んでもおかしくありません。
ミランは夏の間ずっと獲得間近だの、やっぱり高すぎて買えないだの、必要ない気がしてきただの、散々押したり引いたりしていましたが、一つ確かなことはミランは常にロナウジーニョ側と連絡を取り続けていたということです。これはブロンゼッティが明言しています。そして事態が大きく動いた月曜日もガリアーニ、ブロンゼッティ、デ・アシスの三者は会合を行っていました。
ミラン側から見たロナウジーニョの移籍のポイントは3つ。
1、ロナウジーニョの意向
2、移籍規定17条
3、対抗クラブの存在
3つ挙げましたが1が全てといってもいいかも知れません。この移籍問題は全てロナウジーニョ側の気持ち次第。
マンチェスター・シティのバルサに対する移籍金のオファーは現在のミランのそれを大きく上回っていますが、それでも移籍が即座に成立しないのは、選手本人がミランに心を動かされているからです。
日曜にカタルーニャのテレビが「シティ移籍で合意。48時間以内にミランが同等のオファーを提示しなければ移籍決定。」という報道がなされたといいますがおかしな話ですね。合意したのなら待つ必要はありません。
この一連の移籍物語のイニシアティブを握るのは、バルサでもシティでもミランでもなくロナウジーニョ。ミランの唯一にして最大の武器はロナウジーニョと基本合意していることです。
バルサがより高額のオファーを受けたがるのは当然ですが、ロナウジーニョは金銭をどれほど目的にしているのでしょうか?ロナウドが移籍してきたときと同様、彼もリベンジへの強い熱意を持っています。もし金銭が目的ならばもっとスムーズにシティ移籍が決まっているはずです。ミランの選手へのオファー額もシティには遠く及ばない額なのですから。
現在両者のオファーが出揃い、あとは時間の問題ということになりましたが、それはバルセロナ次第。ロナウジーニョを快く送り出すために、即座にミランの要求を飲むのか、シティ移籍をロナウジーニョに求めるのかという選択ですが、どちらにせよ最終的には選手のサインがなければ移籍は成立しません。
下手をすれば8月31日まで伸ばした挙句に残留という可能性も残っていますが、ロナウジーニョには一方的に契約を解除し、残り契約を買い取る権利を有している点で、バルセロナよりも有利なことは変わりません。禁じ手と言われていますが、前例もある合法的な手段です。オリンピック召集問題という大義名分もあります。(ブロンゼッティいわく、「ガリアーニはロナウジーニョにすでに(五輪出場について)イエスと言っているはず。」とのこと。)
少し長くなりましたがロナウジーニョのミラン移籍への気持ちが強ければミランへ、もしそうでなかったのならばシティへ行きます。個人的には以前も獲得について懐疑的ではあるが否定的ではないと書きましたが、ここまで来たならば加入して欲しいです。
ミゲル・ヴェローゾ
アルゼンチンから獲得したグリミが期待はずれに終わり、連れてきたブライダ自ら尻拭いをさせらている状況で、ブライダはスポルティングとグリミの完全移籍に向けて調整中。その関連で囁かれていたのがヴェローゾの獲得です。実際コンタクトはかなり前からあったようで、ヴェローゾの代理人も認めています。
ブライダも「彼はいずれミランにやってくる。」と強気ですが、果たしてどうでしょうか。個人的には今夏の獲得の可能性はかなり低いと思います。
まず中盤の選手の層が充分に厚いことが理由の1つです。これ以上必要とは思えません。移籍に前向きなブロッキについても、いつもの様にアンチェロッティは残留を要請したようです。
そして2番目は移籍金の問題。決して安くはないでしょう。今夏も倹約振りが目立つミランが積極的に動くのは考えにくいと思います。
そして3つ目はブライダの影響力の低下です。マーケットについてはガリアーニと一心同体のように動いていましたが、シーズン終了と共にブライダの役職が変わっています。よりガリアーニが支配する形になったというのが一般的な見方で、最近もあまり存在感がありません。エメルソンやロナウドに関する失敗を受けてかミラネッロの医師も今夏変わりましたし、変化のない選手とは裏腹にスタッフは改革されているんですね・・・。
サルヴァトーレ・シリグ(Salvatore Sirigu)
シリグはセリエC1のクレモネーゼに所属する若きゴールキーパーで、パレルモが権利を保有しています。ミランに復帰したアバーテのレンタル移籍交渉をパレルモと行う中で、おそらく浮上したものと思われます。
しかしシリグ本人は、「代理人からはなにも聞いていない。」とのことで、実際には動きはまだゼロ。それにゴールキーパー獲得はロリスの時と同様に、放出が先というスタンスなので可能性は低いでしょう(ジーダのコンディションが良く、残留濃厚)。
アンドリー・シェフチェンコ
続報が待たれます・・・
現在これまでに獲得した来季に向けた戦力は、
・クリスティアン・アッビアーティ
・ジャンルカ・ザンブロッタ
・ルカ・アントニーニ
・マチュー・フラミニ
・マルコ・ボリエッロ
なんとボリエッロが最も高い買い物(笑) 保有権の半分を1000万ユーロ+ディ・ジェンナーロで獲得ですからロナウジーニョよりも高額査定。活躍してもらわないと困りますね。
posted by 三四郎 |
11:13
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2008年06月10日
勝負を決する要因はいつだって些細なことで、あと一歩足が出なかったとか仲間と呼吸が一つずれたりしようものなら全てが台無しとなってしまいます。それが運としかいいようのないものだったり審判のいたずらだったとしても同じこと。
結局はサッカーというスポーツはゴールにボールをねじこんだ者の勝ちなのです。
しかし偶然の積み重ねであろうと、勝利という結果を得るチームと敗北を受け入れざるを得ないチームにはそれぞれ理由が存在するのもまたサッカーの常。
なぜ世界王者としてEUROに臨んだイタリア代表は、初戦を0-3というまれにみるスコアで落としてしまったのでしょう。
個人的に最大の要因はドナドーニ監督の先発起用メンバーにあったように思います。
もちろん選手は将棋の駒ではないので、メンバー表だけを見て語ることはできません。それでも少ない準備期間の中でチームを作り上げなくてはならない代表監督の仕事の特徴は、その選手起用の裁量の大きさであることは間違いないでしょう。
では何が間違いであったのか。大きな2点を挙げるとすれば、
1、ディフェンスラインの構成
2、中盤の構成
ということになると思います。
まず1の点です。
オランダ戦の守備陣は右からパヌッチ、バルザーリ、マテラッツィ、ザンブロッタ。スタメンの内の10人は予選でも起用の多かった、ドナドーニの信頼の厚い選手達が選ばれています。
唯一の例外はパヌッチ。
しかしこれは間違いではありません。サイド攻撃を武器とするオランダを想定して、守備面で信頼の置ける人材をサイドバックに起用するのは理にかなっています。
問題はセンターの2人です。
カンナバーロの不在を痛感することになりました。
バルザーリとマテラッツィは予選でも起用時間の多い選手でしたが、一方で今シーズンはクラブでは目だった活躍ができず、評価を大きく落とした選手でした。しかもマテラッツィのコンディションは不安視されていた。なのになぜ無理をして使ったのでしょう?
パヌッチもキエッリーニもドナドーニ政権下でセンターバックはすでに試されていますし、冒険というわけではありません。事実カンナバーロの負傷離脱後は、キエッリーニをセンターで起用する練習を積んできたはずです。
さらに急遽召集された選手ですが、フィオレンティーナのガンベリーニはシーズン中最も安定したパフォーマンスを見せていました。
駒は豊富にありながら、コンディションよりも選手への信頼を重視する保守的な選択がなされたのはなぜか。僕個人は、ドナドーニの監督としての経験不足がそうさせたのだとだと思います。
監督自身がEUROという大舞台のプレッシャーの選手に与える影響を推し量れずに、百戦錬磨の選手達の経験に命運を託すことにしたのではないでしょうか。
続いて2の点。ここが最大の原因のように思えます。
以前のエントリーにも書いたのでやや重複しますが、なぜドナドーニはデ・ロッシを使わないのか。ピルロと共存が不可能だということは、決してありません。二人は違うタイプの選手です。
ドナドーニは結局ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニを選択しました。ミランの3人ということで、選手同士の連携や経験を重視した結果でしょう。
しかしこれではボールの出所がピルロに限定されてしまいます。オランダも当然のごとく、ピルロを徹底的にチェックしていました。
4-2-3-1の布陣は、ピルロ潰しを狙うチームの常套手段。ミランが優勝した06-07のチャンピオンズリーグでも準決勝のマンチェスターユナイテッド、決勝のリヴァプールともに通常のシステムを変更してまで1トップを選択しています。
それでもミランが勝てたのはなぜかというと、カカがいたからに他なりません。ミランのストロングポイントはセンターラインの強さ、具体的にはネスタ-ピルロ-カカの三本柱です。一方アズーリの方は、カンナバーロ-ピルロ-トニということになります。
オランダ戦のイタリア代表は実質その内の二本が不在でした。これでは苦戦は免れません。
4-3-3はサイドをケア出来る反面、バイタルエリアの使い方が重要になってきます。しかし今朝のイタリアはどうでしょう。特に前半はサイドにボールを預けるも呼吸が合わずという展開が多かったように思います。
ガットゥーゾとアンブロジーニはファイターですから、カカやトッティのようにはいきません。2人がボールを持っても相手は怖くないのです。実際ガットゥーゾはかなり自由にボールを持てていました。ここにもっと相手のマークが集中する状況になれば、両翼のディ・ナターレとカモラネージがさらに生きるでしょう。
アンブロジーニの攻撃パターンはボールを奪ってから味方に預け、ゴール前に上がる形。ガットゥーゾはミドルシュートを持っていない訳ではないですが、シーズンに1回入るか入らないかというものです。
油断は出来ませんが、オランダにとってそれほど脅威ではなかったに違いありません。ではバイタルエリアを使うのが、デ・ロッシやピルロだったらどうでしょう。途端に難しくなるはずです。パスが来るかミドルシュートが来るか読めません。
ピルロとトニのラインはイタリア代表の最大の武器。このラインを使うにはいかにピルロに自由にボールを持たせるのかが、チームの鍵となります。
3ボランチ間でのポジションチェンジを頻繁に行うことも対策の1つ(今朝はこれも少なかった)。そして安定するボールホルダーを1人加えるのも手です。
それはデ・ロッシに他なりません。
デ・ロッシは今季ローマでは黒子に徹し、守備でローマを支え続けました。機を見た攻撃参加も鋭いものがあります。なぜドナドーニは10番のデ・ロッシを軸にしないのか。甚だ疑問です。
今朝のイタリア代表は普段より攻撃的だとテレビでは言っていましたが、そうは思えません。予選の時は引き分けでも良しとしたサンシーロでのフランス戦を除き、さらに積極的でした。ウクライナやスコットランドよりもオランダが強いからだと言えばそれまでですが、もっとやれたはずです。
ドナドーニ監督にはサイドバックで守備を重視したチョイスをするなら、中盤はあと1つ攻撃を意識してほしかった。
アズーリがこの厳しい予選を突破するには、出来れば次のルーマニア戦とフランス戦で勝ち点6が欲しい所。
その他のオプションをこれから機能させることが出来るのなら別ですが、できればカッサーノはあくまでもスーパーサブとして使うにとどめ、デ・ロッシとピルロを共存させた4-3-3を見てみたいです。
posted by 三四郎 |
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2008年06月03日
この一週間、いろいろと動きがありましたね。
いつのまにかボリエッロの加入が決定していました。ディ・ジェンナーロ+金銭での復帰ということで。ボリエッロの復帰は歓迎したいですが、ディ・ジェンナーロは昨年までのプリマベーラ時代から特に評判の高い選手で、天才肌だと聞いていたので残念です。また買い戻すなんてことになるかも。
そしてグルキュフのボルドーへのレンタルも内定済み。マトリはカリアリが買い取ることとなりました。レンタル→売却の流れが加速するなかで、グルキュフがミラノへ帰ってくることはあるんでしょうか?技術は確かなものがあるだけに、なにか殻を破ることが出来ていないだけであるといいんですけど。
そしてザンブロッタが加入・・・!!
まだ書類にサインをしていない段階にも関わらず、ラポルタ会長から「獲得を発表していいよ。」との電話があったとか。ラポルタさんは自分の身の周りのことが色々と大変で、ザンブロッタにまで手が回らないんでしょうか。
しかし移籍マーケットは開いたばかりなのに、ザンブロッタについてはようやくという感じがしますね。セルジーニョとカフーが退団した今、まさしくミランが求めている人材である、アップダウンをいとわずに安定したクオリティを約束してくれる選手だと思います。左右どちらでも出来るというのも、いまいちオッドとヤンクロフスキに信頼を置けないミランにおいて特に貴重です。まさに熱望されていた選手ですね。その年齢もミランの中ではまだまだこれから働き盛り。
6月の頭の時点で新規獲得選手は、アッビアーティ、フラミニ、ザンブロッタ、ボリエッロとなりました。全てのポジションにひとまず応急処置を施した状態ですね。
これでまずは一段落。メルカートの第一段階は終了といった所だと思います。
第二段階は、信頼できるアタッカーの獲得が大きなテーマ。難しい問題です。
今後の移籍戦略の指針について、ガリアーニが週末の会見で色々と明かしてくれました。なにせ3日連続で公式ページにもアップされているので、それを見れば一目瞭然なんですが、一応ここに整理しておきます。
ガリアーニの移籍マニフェスト
1、主力は放出しない
2、補強する
3、大金は使わない
いちファンとして3にはガッカリ。
CL出場権を失ったことで2000万ユーロほどの損失があるかららしいんですが、ガットゥーゾの言葉を借りれば、「5位だったこと忘れたの?」です。「健全経営」を誇りにしていたバイエルンでさえあれだけの大補強を敢行したんですから、もっと強気でお願いしますよ。ガリアーニにはベルルスコーニを説得してその気にさせる気概を見せてほしいですね。5月が終わった段階でとやかくいうのもあれなんで、とにかく来たるべきストライカーのサインに期待します。
それからガリアーニは新チームの骨組みも決めているようですね。トップチームの構想はGK3、DF9、MF6、FW6の計23~24人ほどを想定。どこまでこれが守られるのかは怪しいですが、律儀に合わせてみましょう。
GK :3
1、アッビアーティ
2、カラチ
3、ジーダ
・フィオーリは引退
・誰もミランを出たがらなかったため、ロリス獲得は断念
・ファーストチョイスは今のところアッビアーティが有力
DF :9
1、ネスタ
2、カラーゼ
3、ボネーラ
4、シミッチ
5、ザンブロッタ
6、オッド
7、ヤンクロススキ
8、ファヴァッリ
9、マルディーニ
(ジゴン、ダルミアン...)
・マルディーニの契約交渉は現在難航中(結局は延長で決まるでしょう)
・シミッチには移籍話有り(ガラタサライ)
ディフェンスの補強はザンブロッタで打ち止めというのは勘弁です。少なくともセンターバック1人。そしてもう1人若手のサイドバックに投資するべきですね。
MF :6
1、ピルロ
2、ガットゥーゾ
3、フラミニ
4、アンブロジーニ
5、エメルソン
6、ブロッキ
・サンマルコの買戻しの可能性は低下(サンプドリアに残留濃厚)
・エメルソンとブロッキの移籍の可能性は排除せず(移籍の場合は補強あり)
結局ピルロの代役というのはやってこないんでしょうか。アンチェロッティはフラミニ・ガットゥーゾ・アンブロジーニの同時起用は可能だなんて言っていましたが…。ピルロ不在の場合のオプションとして4-4-2の熟成がなされるといいですね。
余談ですが、livedoorのニュースによるとバイエルンのホームページでガットゥーゾ獲得断念のアナウンスがあったとか。公式ページは確認してないんですが、そのニュースの「ミランはどんどん値段を上げていったからね。」という部分がちょっと引っかかってます。段々上げていったということは、最初はある程度放出を覚悟してたってことですよね。サンマルコとフラミニを確保したのもそれが関係しているんでしょう。
攻撃的MF :2
1、カカ
2、セードルフ
ガリアーニはこの2人をFWに含めて6としています。しかしどうもアンチェロッティはニュアンスの違うことを言っているので、一応分けました。
ストライカーを含む6の内訳は謎ですが、よりプリマプンタに近い選手の獲得を希望しているとのことなので、そうであれば攻撃的MF枠は2で決まりのように思えます。
そうなんですが、「場合によってはトップ下の補強もも必要かもね。」なんて漏らしているので、最終的に(ガリアーニの言うFW6枠は)7~8となるかも知れません。きっとロナウジーニョのことでしょうね。ロナウジーニョに対しては興味がなくなってきたなんて言ってますが、バルサとの会合では毎回話しをしているようですし、まだ獲得の線は残ったままだと思ってます。ただいわゆる「ケーキの上のサクランボ」ということでしょうし、ストライカーに費やす資金の影響を受けそうです。
納得できるストライカーを獲得した上での獲得なら、僕も歓迎したいですね。
FW :4
1、パト
2、インザーギ
3、ボリエッロ
4、パロスキ
・ボリエッロ復帰
・パロスキはレンタル移籍か
・アンチェロッティはこのポジションについて4~5人欲しいと明言(カカを含むかは不明)
・来季パトは先発確定(フロントと監督でコンセンサスあり)
ここが問題です・・・。ガリアーニによると6~7人をリストアップしたようです。
エトー、ドログバ、アデバヨール、ベンゼマ、ゴメスという夢のあるラインナップ+(シェフチェンコ)、そして先ほどにもふれたロナウジーニョでしょう。
この内現在コンタクトがあることが確認されたのが4人。
・エトー:アンチェロッティの第一希望。バルセロナは5000万ユーロを要求。難航必至。
・ドログバ:話し合いは始まっている模様。しかしチェルシーの新監督の意向、インテルの動向に大きく左右されるはずで、現在の移籍話が意味を持つのか不明。
・シェフチェンコ:ミランが要求する復帰の条件はコスト0のレンタル移籍のみ。チェルシーは断固拒否の様相。
・ロナウジーニョ:両者の提示する移籍金は未だ縮まらず。マンチェスター・シティは大金を叩く準備。
こう見るとどれも有り得ないんじゃないかという気がしますね・・・。
実はガリアーニはシェフチェンコの名前は挙げていません。しかしアンチェロッティが以前獲得候補にシェフチェンコの名前を挙げなかったことをガリアーニ自身が訂正していましたから、入っていると考えるのが自然です。曖昧にしておくことで誰を獲っても約束を破ったことにはならないよ!という保険かも(苦笑)
確か去年は、「ドログバ、エトー、ロナウジーニョ、シェフチェンコ、パトの中から1人」と言っていましたね。
とにかく、各ポジションに一人ずつ加えたことで夏のメルカートは早くも一段落といった感じがあります。
サプライズが待っているのか、ほとんど変化が生じないのか・・・判断できるのはまだ先になりそうです。
(個人的な予想やゴシップ込みの)メルカート状況 6/07現在
<獲得>
確 マテュー・フラミニ(アーセナル)
確 ジャンルカ・ザンブロッタ(バルセロナ)
確 <共>ルカ・アントニーニ(エンポリ)
確 <レ>クリスティアン・アッビアーティ(アトレティコ・マドリード)
内 <共>マルコ・ボリエッロ(ジェノア)
有 マッテオ・フェラーリ(ローマ)
有 ロナウジーニョ(バルセロナ)
低 サミュエル・エトー(バルセロナ)
低 ディディエ・ドログバ(チェルシー)
低 アンドリー・シェフチェンコ(チェルシー)
低 マリオ・ゴメス(シュトゥットガルト)
低 エマニュエル・アデバヨール(アーセナル)
低 カリム・ベンゼマ(リヨン)
低 マンシーニ(ローマ)
低 ファビオ・クアリアレッラ(ウディネーゼ)
低 ディミタール・ベルバトフ(トッテナム)
低 ミケーレ・カニーニ(カリアリ)
? <共>リーノ・マルゾラッティ(エンポリ)
? ミランダ(サンパウロ)
? クリスティアン・マッジョ(サンプドリア)
<放出>
確 リカルド・オリヴェイラ(レアル・サラゴサ)
確 アルベルト・ジラルディーノ(フィオレンティーナ)
確 カフー(ブラジル(サントス?)へ)
確 ヴァレリオ・フィオーリ(引退)
確 イブラヒム・バ(引退)
確 セルジーニョ(引退)
確 アレッサンドロ・マトリ(カリアリ)
確 マルコ・ストラーリ(カリアリ)
確 ヨアン・グルキュフ(ボルドー/loan)
内 <レ>ダヴィデ・ディ・ジェンナーロ(ジェノア/共同保有?)
高 ダリオ・シミッチ(セルティック・ガラタサライ)
高 <レ>レアンドロ・グリミ(ドイツ方面等)
有 アルベルト・パロスキ(レッジーナ、サンプドリア/loan)
有 <レ>フェルディナンド・コッポラ
? <共>ニコラ・ポッツィ(トリノ)
? <共>イグナツィオ・アバーテ(カリアリ)
? クリスティアン・ブロッキ
? エメルソン
”内”は内定を表し、公式発表がない(発見できない)ものの移籍が決定している状態の選手の状況を示します。
posted by 三四郎 |
12:57
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2008年05月28日
<追記>
アッビアーティがパレルモ移籍を拒否したことで、ミランのGKの問題は再びのこう着状態。ガリアーニのコメントからも、来季のGKは「アッビアーティ、ジーダ、カラチ(名前順)」の3人というのがおおよその流れとなりそうです。
ロリスは現在リヨンと交渉を開始しており、そのままリヨンへ行くことになります。
ジーダの問題は予想通り(個人的には予想以上に)解決するのが難しいようです。おそらくミランとしては契約を解消するか、もしくはレンタルという形で放出したいと考えているのでしょう。しかし実現にはジーダが大幅な減俸を受け入れなければなりません。ジーダ自身もせっかく勝ち取った契約をみすみす破棄する気持ちも、またカラチの後塵を拝する気持ちも毛頭ないということでしょう。
ガリアーニは先週木曜日の会見で、「現時点ではジーダ、カラッチ、ストラーリ、アッビアーティ、コッポラという5人のGKがいる。ロリスの名前が挙がっているようだが、誰かを譲渡しない限りは新たに獲得をするつもりはない。」と明言。フィオーリとオッフレディの名前は挙がりませんでしたが、いずれにせよ人数が多いと考えているようです。
しかしシーズン終了まではガリアーニ自身、「我々の下には5、6人のキーパーがいるのだから新たに選手を獲得する必要はない。」と言い、「アッビアーティ復帰の可能性は高い。」とも発言していました。それに比べると木曜のコメントは、「誰かを譲渡すれば、新しいゴールキーパーがやってくる。」と言っているように聞こえます。
実際先週の段階で、ミランがニースのウーゴ・ロリスと4年契約で合意し、後は移籍金を詰めるだけと言った報道がフランスのメディア(レキップ)から発信され、獲得は秒読みといった段階まで行きました。
アッビアーティの代理人の、「ミランがロリスと交渉していることは知っている。」と言うコメントも事実を裏づけているように思います。
ミランとしてはロリスの獲得にある程度の目処をつけたところで、じっくりと余剰人員の処遇の道筋をつけようと考えていたのかも知れません。週末にはガリアーニはバルセロナに飛び、ラポルタとザンブロッタらについての交渉を行ったのでした。
これはミランの余裕なのか油断なのか、はたまた交渉は決裂していたのか。
月曜日にリヨンのオラス会長が、退団を決意したクーペの代わりに「ロリスを24時間以内に獲得する。」と発言しましたね。それまでロリス本人もミラン、トッテナム、リヨンからのコンタクトがあることを明かし、その全てにまんざらでもない様子だったことから、ミランのゴールキーパー問題は振り出しに戻ったかと思われました。
しかし現時点でリヨン入りが決定したという公式のアナウンスは、未だなされていません。(ごく近い将来、もしかしたらこれを書いてる時点で動きがあるかも知れないんですが…)
一方ミラン側にも動きが。復帰が濃厚と思われたアッビアーティが、350万ユーロでパレルモへ完全移籍するという噂が浮上。事実なら、危機感を感じたミランが急いで行動を起こしたと言えると思います(24日の時点で会合の準備があったようですが)。
パレルモとの交渉がスムーズに行くのかは分からない所ですけど。
そしてミランは木曜日にニースに向かい契約締結を目指すと言われています。それまでにロリスが他のクラブとサインを交わさないことを祈りつつ。
ここでまとまらなかったら、ジーダ&カラチ体制が来季も続くことになったとしても決して驚きませんね。コッポラもストラーリも現在のファーストゴールキーパーの位置に満足しているようです。
posted by 三四郎 |
04:35
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2008年05月20日
目標達成に失敗し、7,8人の新戦力を連れてくる!と意気込むガリアーニですが、シーズン終了後に課された最初の任務はガットゥーゾ問題の解決。他のなによりも優先し、ガットゥーゾとの会談が昨晩行われました。
結構ドキドキしながら公式発表を待ってたんですが、今朝方出た答えは「残留」という嬉しいもの!
バイエルンと個人間での合意はすでに出来ているなどと報道されていたので心配しました…。しかし結局代理人が宣言した「ガットゥーゾは契約を尊重する。」という言葉が真実でしたね。
<記者会見のコメント抜粋>
ジェンナーロ・ガットゥーゾ
「僕は出て行かない。すべての疑問を払拭したからだ。この数日は色々な話がなされたけど、僕が決してお金の話はしていないということをハッキリさせておきたい。僕はミランでキャリアを終える。間違いなく、僕は2011年まで残るよ。出て行かないということは重要なことになる。今の時点でそうしなかったということは、もちろんその後もしないということだからね。2011年になったら、どうすべきかを見ていこう。
確かに今朝はこのミランオフィスに1時間いて、今夜も2時間いた。それは事実だ。でも今朝はほとんどの時間をアドリアーノ・ガッリアーニ副会長と話すより、職員への挨拶に費やしたのも事実なんだよ。9年間を経て、このクラブの一員を務めているすべての人に敬意を払うのが正しいことだからね。
ここに残ることは誇りだよ。ここの周りを見渡せば、勝ち取ったトロフィーがどれだけかわかるだろう(ミランオフィスのトロフィー室での会見だった)。それにミランは世界で最もタイトルを獲得したクラブなんだしね。間違いなく、世界で最も重要なクラブの一つだ。」
アドリアーノ・ガリアーニ
「私は心に訴えかけたんだ。いずれにしても、それがミランを際立たせているものだからね。カルロ・アンチェロッティ監督にも来てもらいたかった。彼もいるところで問題について話すのが正しいことだったからだ。」
移籍報道がほとんど断定的だったので半ば覚悟していた反面、ガットゥーゾの心を信じていた人は多いと思います。チームが困難に陥ったときに、移籍してしまうような選手ではないと。これでここ数週間のファン、クラブ、さらには選手達の大きな心配事が一つ解消です。
今思い起こせば、あの「チャオ」はGoodbyeではなく、Helloだったということですね。
めでたしめでたし!
・・・しかしまだ処遇がハッキリしない選手の多いこと多いこと。
ジーダ(契約を解消し、ブラジル移籍?)、フィオーリ(引退?)、マルディーニ(そろそろ延長の方向でハッキリするはず)、ファヴァッリ、シミッチ、ブロッキ、エメルソン、グルキュフ(レンタル移籍?新規加入にフランス人がいるなら残るのもいいと思ってますが)、ジラルディーノ、ロナウド(回復後ブラジルでプレー?)、パロスキ。
これからも毎日のように会談が続くものと考えられます。
posted by 三四郎 |
09:35
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2008年05月19日
前半、最悪でしたね~。
ミランのディフェンスはウディネーゼのアタッカー陣のスピードについていけませんでした。
ボネーラはファウルで止めるのが精一杯で時折雑なプレーを見せ(退場するんじゃないか本当に心配だった)、カラーゼも毎試合1,2回は気の抜けたミスをしてしまうし…。ファヴァッリは軽い対応を2回繰り返してメストの先制点を生み出し、オッドは正直全く存在感無し。
ファヴァッリはまだ攻撃面では前線と絡んで積極的でしたけど、オッドは出てきて欲しい場面で上がってこないことが目に付きました。上げるクロスは左足ばっかりだし…。良いときはサイドで1人抜いて右足でちゃんと蹴るんですけどね…。
ピルロが苦し紛れに局面を打開するスルーパスを狙ってもことごとく不発で、カカは決定的な場面で決められずかなり苛ついている様子。カカが焦っている時はミランは勝てないですよね。
前半はセードルフだけが落ち着いて、ミランを支えていたと思います。
後半開始時には予想通りアンチェロッティが2枚代え。
前半の内にでも投入してくれと思ったパトをブロッキと。そしてラストゲームの記念出場という訳ではなく、単純に戦力として期待したいカフーの投入。
流れは変わりましたね。
前線にパトもいることで、インザーギにピンポイントで合わなくてもフォローが利く。またパトが単独で仕掛けられるので、カウンターの場面でカカがディフェンスを抜かなくてもパトにパスするという選択肢が増える。カカがチャンスメークとインザーギのフォローの二役をしなければならなかった前半に比べて、格段に攻撃が良くなりました。
得点シーンはピルロの浮き球のスルーパスから、カカがゴール前に折り返すという得意の形。インザーギは押し込むことが出来ませんでしたが、パトが走りこんでいました。それでこそ!
2点目はインザーギのミラン通算100得点目!ゴール前にミランの選手が5人位いましたが、よく繋いで気持ちが伝わってくるゴールでした。
その後FKの場面でインザーギがサパタに倒されてリゴーレ獲得。外す予感が大いにしたカカは、やっぱり外しましたね(苦笑)右隅を狙ったキックはハンダノビッチが完全に読んで跳ね返し。こぼれ球をそのままピッポが強烈なシュートを放つもバー直撃!カカは4度あったビッグチャンスを全て外してしまいました。カカがチームメイトに救われることもあるのです。
その後はチームに劇的な変化をもたらしたパトの、代表デビュー戦ゴールのような軌道を狙ったシュートも惜しくもバーに跳ね返されますが、カフーがまさかの惜別ゴールを決めてくれました。偉大な選手の特別な試合にはドラマが用意されているんですね…。ありがとうカフー!
そしてもう一人のナイスガイ、セルジーニョがピッポに代わって登場!直接FKを打つ見せ場も。
試合の最後にはセードルフの得点で4-1と試合を決め、ミランはカフーとセルジーニョと共に有終の美を飾りました。
ミラン 4-1 ウディネーゼ
32' メスト
48' パト
59' インザーギ
80' カフー
88' セードルフ
ミラン出場選手
GK:カラチ
DF:オッド(46'→カフー)、ボネーラ、カラーゼ、ファヴァッリ
MF:ブロッキ(46'→パト)、ピルロ、アンブロジーニ、セードルフ、カカ
FW:インザーギ(82'→セルジーニョ)
サンシーロの試合終了後トリノの方にチャンネルを変えましたが、ボールを回すフィオレンティーナの選手をトリノの選手達は積極的に追わず。
それでもよく70分以上持ってくれました。GKのセレーニがビッグセーブを連発したようですね!
<07-08 セリエA 最終順位>
01 85p インテル CL
02 82p ローマ CL
03 72p ユベントス CL
04 66p フィオレンティーナ CL
05 64p ミラン UEFA
06 60p サンプドリア UEFA
07 57p ウディネーゼ UEFA
08 50p ナポリ
09 48p アタランタ
10 48p ジェノア
11 47p パレルモ
12 46p ラツィオ
13 44p シエナ
14 42p カリアリ
15 40p トリノ
16 40p レッジーナ
17 37p カターニア
18 36p エンポリ 降格
19 34p パルマ 降格
20 30p リヴォルノ 降格
カターニアはギリギリの残留!ハイライト見ましたけど、実況が「モリモート!」を連呼していました。シーズンの最初と最後に大きな仕事をしましたね。
そして今シーズンのカポカンノニエーレは21ゴールでアレックス・デル・ピエロ!
ミランの選手達のリーグ戦でのゴール数は以下。カカがチーム内得点王!
30試合15ゴール カカ
21試合11ゴール インザーギ
18試合09ゴール パト
29試合07ゴール ジラルディーノ
31試合07ゴール セードルフ
33試合04ゴール アンブロジーニ
34試合03ゴール ピルロ
06試合02ゴール ロナウド
07試合02ゴール パロスキ
15試合01ゴール グルキュフ
15試合01ゴール カフー
16試合01ゴール マルディーニ
25試合01ゴール オッド
29試合01ゴール ネスタ
31試合01ゴール ガットゥーゾ
ミランの今シーズンは全て終了。チャンピオンズへの出場は叶いませんでしたし、ポジティブなシーズンではありませんでした。
しかし最後の45分間の奮闘は、見るものに清々しい思いを残して今年を締めくくってくれたと思います。
来季はミランが未だ手にしたことのない、UEFAカップへの挑戦。
そして何より悲願のスクデットに向けての新たな戦いに期待しましょう!
CLには出場できませんが、補強には出来うる限り動いてほしいですね。「サイクルは終わった。」とタイトルには載せましたが、今のミランのベースは崩すことはありません。「チーム内競争の活性化」というのが大きなテーマでしょうね。
<来季に向けたコメント抜粋>
アドリアーノ・ガリアーニ
「明日からは来季に向けての計画を始め、補強について考え始める。もちろん目標はチームを解体するのではなく、欧州とイタリア国内で再び競争力のあるチームになるべく補強をすることだ。この点では時間はたくさんある。来季の最初の公式戦は8月31日で、マーケットが閉まるのはその時だ。レギュラークラスの12~13人はチームを離れない。勝つためには同じくらいのクオリティー、レベルで競争を生み出せるような選手層の厚いチームにしなければいけないと思う。
ガットゥーゾ?リーノとは明日会って、彼が思っていることを聞く。正直に状況を伝えるよ。いずれにしてもサポーターは落ち着いているべきだ。何度も言ってきたように、ミランの一番のサポーターはシルヴィオ・ベルルスコーニであり、このチームは常にハイレベルな争いをしていく。」
カルロ・アンチェロッティ
「これから再び意欲と刺激を持った競争力のあるチームでいるために、リスタートを切ることが我々の義務となる。来季の我々の優先目標は間違いなくリーグ戦となる。この目標を達成するために、我々はできる限り必要なことすべてを尽くしていく。
新戦力は間違いなくやって来るだろう。競争力のあるチームでいるために、我々を助けるべく必要な戦力であるはずだ。たとえばUEFAカップは木曜に試合がある。リーグ戦でベストな状態にあるためには、選手のローテーションが必要になるのはもちろんのことだ。いずれにしても補強については落ち着いて動くだけの時間が十分にある。8月31日まで時間はあるんだ。」
今年も1年間ミランを応援し続けたみなさん、お疲れ様でした!
色々ありましたけど、今週からは楽しみな試合がありません。それが寂しいですね。
そしていつもこのブログを読んでくださった方々に本当に感謝しています。みなさんと共に一喜一憂出来たからこそ、僕も続けることが出来ました。根性無しなため不定期更新となっていましたが、総アクセスはなんと30万件を越えました。ただただ驚いています。始める前は考えもしなかったことです。
それから前回の記事にいち早くコメントを下さったみなさん、ありがとうございます!これから返信いたします。
posted by 三四郎 |
15:04
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試合-Serie A |
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2008年05月17日
予想されていたこととはいえ、寂しいですね。
特にカフーはトップレベルでもまだまだプレー出来るはずですから、ブラジルで新しいチームを見つけるのは難しいことではないと思います。
セルジーニョはヘルニアの問題に悩まされながら頑張って来ましたが、今シーズン限りで現役生活に終止符を打つことを決めました。
ガリアーニによるとセルジョはこれからもミランのスタッフとしてブラジルでスカウティングの仕事に従事。パトと非常に仲が良いというカフーの息子は、ミランのユースチームでこれからもプレーを続けます。
5年と9年。長きに渡ってクラブに貢献してくれた選手にはクラブとして引退後もサポートするという姿勢は、とても良いと思います。
<退団を決めた2人のコメント抜粋>
マルコス・カフー
「2003年夏にここへ来た時、ミランはマンチェスターの地で欧州チャンピオンのタイトルを獲得したばかりだった。そして今日、アテネでの決勝戦を経て、ミランはもうあと数日間欧州チャンピオンでいる。ミランで僕らはすべてのタイトルを獲得した。この5年間で僕らは世界チャンピオンにもイタリア王者にもなったんだ。ここでチームメートと一緒に獲得してきたすべてのタイトルへの喜びは、ずっと僕の中に残っていくだろうと思う。
出発の時が来た。悲しいし、ハードなことだ。でも遅かれ早かれ家に帰る時、ブラジルの僕の家族の下へ帰る時が来ることはわかっていた。」
クラウディオ・セルジーニョ
「僕はあるミッションを成功させるという目的を持ってミランに来た。今そのミッションは完了したし、非常に冷静に自分のキャリアが終わったということを受け入れているんだ。日曜は僕にとって難しい瞬間になるだろう。もうサン・シーロは僕の家だし、すべてのサポーターがずっとグループを追いかけてくれるのを見せてきてくれたんだから。別れというのはいつても難しいものだけど、自分がやってきたこと、自分がこのチームのために作ってきたことに関しては、個人的にとても落ち着いているんだ。いつでも100%を出してきたことへの落ち着きを持って、僕は去る。まさにその100%が出せないのだから、出て行くのが賢い決断だと思うんだ。」
日曜のサンシーロは2人の英雄を称える素晴らしい雰囲気となるでしょう。
(去年もウディネーゼ戦はコスタクルタの送別会でしたね)
そして、一方は残る人のお話。
アドリアーノ・ガリアーニ
「疑いなく、チャンピオンズ・リーグかUEFAカップかに関わらず、監督はアンチェロッティのままでい続ける。」
つまらない…という気がしないでもないです。
しかし冷静に考えれば、今のミランはアンチェロッティありきのチーム。全てを入れ替えるのにはお金もかかりますし、チームの将来や選手の去就に関するリスクも多分に存在します。新規選手の獲得では、的確かつ積極的な投資をしてもらいましょう。
最後に、「月曜までは話さないよ…」と言っていたのにペラペラ喋っているメルカートのお話を。
アドリアーノ・ガリアーニ
「バルセロナが要求額を2500万ユーロまで下げたとは思わない。どちらにせよそれはミランのオファーではないよ(スペインのスポルト紙で「ミランが2500万ユーロを提示、10日以内に結論」という内容の記事が出た)。
我々はビッグネームの選手達に関心を抱いている。アマウリのようなね。しかしパレルモとはいかなる交渉もまだ始めていない。ジェノアと共同保有しているボリエッロのことを解決しないうちは、他のいかなるストライカーのことも考えていない。もしボリエッロが帰ってくるならばアマウリの代わりとなるだろう。そうでなければ他の人を獲得する。もしアマウリがその時まだ獲得できるのなら我々は獲得するし、ダメならまた他の人ということになる。
君達がミランに来たがっているとは考えもしないような選手も沢山いるんだよ。UEFAカップで戦わなければいけないとしてもね。」
どうでしょう?
アマウリが欲しいけど、ボリエッロが帰ってくるなら別にいいかな…。ということですかね。
しかしまだ交渉をしてないというのは遅すぎる気がしないでもないです。相手はザンパリーニですしね。ただアマウリの代理人はユベントスとレアルマドリー、そしてミランとよりよいオファーを引き出すために奔走しているようですし、まだ時間はあると考えているのでしょうか。
それともこれも駆け引きなのか。分かりません!
あとゴールキーパーについても。
ジーダの放出が規定路線でアッビアーティの復帰が濃厚な状況下ですが、ここへ来て再びニースのウーゴ・ロリスにブライダが接触したという話も。カラチの放出は考えづらいですし、ロリスを獲得してレンタルするつもりなのか、そもそもガセなのか。
こちらも続報が待たれる所です。
posted by 三四郎 |
12:35
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2008年05月15日
ロナウドも傷心だけど、ファンも傷心です。
ナポリでの敗戦をようやく消化し、ため息を吐かずにサッカーニュースを漁れるように回復しました(笑)
放映権の関係で試合を見られないのがなんとももどかしいですけどね。
今季アウェーゲームは良い動きを見せていたミラン。しかしナポリ戦は「完敗」だったようで。(ガリアーニ曰く”唯一の”)
なぜこのタイミングで…という思いは拭えないですが、ガットゥーゾ・ブロッキ・アンブロジーニの中盤ではポゼッションが安定せず、それでも前へ出て勝たなければならないという焦りから、ナポリの開始直後からの猛攻を受ける余裕もなく押し切られたというのが選手や監督のコメントから受ける印象です。
リアクションに徹することが出来たら違ったのかも知れません。
「なぜこれほどのベテランの集団が戦い方を間違ってしまったのか?」という記者の質問にアンチェロッティが「分からない…。」と答えたのからもチームの焦りを感じました。
決して無気力だった訳ではなく、気持ちが空回りしてしまったということですね。
とにかくウディネーゼには必勝で!
ここ数日はマルディーニが現役続行を示唆したり、ジーダのクルゼイロ移籍が取りざたされたり、セードルフが代表を辞退したりと話題はあったのですが、1番のニュースはルイ・コスタがラストゲームを終えたことですね。
以下は、ミランがアドリアーノ・ガリアーニの名の下にルイの引退の際に送ったメッセージについてのルイのメッセージです。
「泣いた。子供のように泣いたよ。18年の歳月の後にフットボールのフィールドを去ることになったけど、悲しみ以上に、幸福感と今日のように祝福を受けていることへの誇りが私の胸に残っている。世界中の素晴らしいチームの選手でいられたのは名誉なことだよ。
手紙を読んで、感動と誇りで涙が出た。私を今夜のように扱ってくれたことに、またいつもそうしてくれた全ての人に。ありがとう、あなた方全ての心に感謝するよ。」
僕はフィオレンティーナ時代にバティストゥータと黄金のコンビを組んでいたという時代のプレーはDVDで見た限りです。それでもミランや代表で魅せたスルーパス、ドリブル、時折見せる信じられないようなミドルシュートは忘れられません。
何よりその素晴らしい人格は第二のサッカー人生でも大いに模範となり続けるでしょうね。お疲れさまでした!そしてこれからの活躍にも期待します!
posted by 三四郎 |
19:12
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