2007年05月27日
プロ野球・ペナント予想、早くも敗北宣言?!
英語版 日本プロ野球メディアガイド「JAPAN PRO BASEBALL FAN HANDBOOK & MEDIA GUIDE」という本が、毎年発刊される。編者はウェイン・グラシック(Wayne Graczyk)というかれこれ30年以上日本に住み、日本のプロ野球を見てきた人で、その間、英字紙のジャパンタイムズに定期コラムを持ち、また日本テレビの英語音声の実況なども担ってきた。この本では毎年、主に英字媒体に関わるメディアにシーズンの予想を立ててもらうコーナーがある。セ・リーグ、パ・リーグの優勝チーム、そして日本シリーズの優勝チームの3つを予想するのだが、僕もここに予想を出させてもらっている。 今年の僕の予想はセ・リーグが東京ヤクルトスワローズ、パ・リーグが福岡ソフトバンクホークス、で、日本シリーズはホークスが優勝、というもの。 パ・リーグのホークスはまあいいとして、セ・リーグのスワローズが思いのほか不調。5月26日現在で最下位だ。 まあ正直、戦力を考えたらスワローズが1位になるとは思えなかったが、単純に中日ドラゴンズや阪神タイガース、と答えるのがいやなだけだったというのもある。にしても、スワローズはもう少しやれると思っていただけに、特にファンであるというわけではないが、ちょっとがっかりしている。 とはいいつつも、まだシーズンが始まって2か月が経とうとしているだけ。シーズンはまだまだ続く。それに、今年からセ・リーグでもプレーオフが導入され、3位以内に入ればリーグ優勝する可能性がある。スワローズの場合、1位は無理にしても、3位ならまだまだ届く範囲だ。 でも、僕よりもすごい予想をしたやつもいる。読売新聞の英字紙・デイリー・ヨミウリのケン・マランツ記者はセ・リーグをスワローズ、パ・リーグをオリックスバファローズと予想。そう、2チームとも目下のところそれぞれのリーグで最下位なのだ。
思うのは、こういう予想を見るだけでも、その人がどういう性格なのかが、少しは垣間見える。僕のように、当たり前の予想じゃ面白くないから、ちょっと地味な線を狙ってスワローズ、という人間は、客観的に見ればひねくれているのかもしれない。 しかし、マランツ氏は僕も知っている仲だが、彼は僕よりも大胆な予想をした。うーん、たしかに彼は少しひねくれているかもしれない。あ、少しじゃないかな……。
posted by southernmiss |22:25 |
トラックバック(0)

この本では毎年、主に英字媒体に関わるメディアにシーズンの予想を立ててもらうコーナーがある。セ・リーグ、パ・リーグの優勝チーム、そして日本シリーズの優勝チームの3つを予想するのだが、僕もここに予想を出させてもらっている。
今年の僕の予想はセ・リーグが東京ヤクルトスワローズ、パ・リーグが福岡ソフトバンクホークス、で、日本シリーズはホークスが優勝、というもの。
パ・リーグのホークスはまあいいとして、セ・リーグのスワローズが思いのほか不調。5月26日現在で最下位だ。
まあ正直、戦力を考えたらスワローズが1位になるとは思えなかったが、単純に中日ドラゴンズや阪神タイガース、と答えるのがいやなだけだったというのもある。にしても、スワローズはもう少しやれると思っていただけに、特にファンであるというわけではないが、ちょっとがっかりしている。
とはいいつつも、まだシーズンが始まって2か月が経とうとしているだけ。シーズンはまだまだ続く。それに、今年からセ・リーグでもプレーオフが導入され、3位以内に入ればリーグ優勝する可能性がある。スワローズの場合、1位は無理にしても、3位ならまだまだ届く範囲だ。
でも、僕よりもすごい予想をしたやつもいる。読売新聞の英字紙・デイリー・ヨミウリのケン・マランツ記者はセ・リーグをスワローズ、パ・リーグをオリックスバファローズと予想。そう、2チームとも目下のところそれぞれのリーグで最下位なのだ。
思うのは、こういう予想を見るだけでも、その人がどういう性格なのかが、少しは垣間見える。僕のように、当たり前の予想じゃ面白くないから、ちょっと地味な線を狙ってスワローズ、という人間は、客観的に見ればひねくれているのかもしれない。
しかし、マランツ氏は僕も知っている仲だが、彼は僕よりも大胆な予想をした。うーん、たしかに彼は少しひねくれているかもしれない。あ、少しじゃないかな……。
それでもこの試合から目を離すわけには行かなかった理由がある。2000本安打まであと2本と迫っていた、“ミスター・ファイターズ”・田中幸雄の存在だ。
8番・一塁手として先発した田中は第3打席の6回、中前打を打ち、残り1本に。8回にもう一度打席が巡ってきた田中は、2ストライクからファールで粘るも、残念ながらニゴロに倒れ、2000本安打はお預けとなった。
いずれにしても、そのあと一本が出るのも時間の問題だ。幸いにも田中はそれほど重圧を感じている様子はない。むしろファンからの「ユキオ・コール」を楽しんですらいる……と思いきや、やっぱり彼ほどのキャリアを積んだ選手でもプレッシャーはあった。延長戦となった前日に続き、この日も試合が10時までかかる長い試合だったこともあって、試合後、田中はダグアウト裏の部屋の壁際にしばし腰を下ろした。外から見ているとわかりにくいが、プロ野球選手にとって「2000本」はやはり重みがあるのだろう。
部屋から出てきた田中を、大勢の報道陣が取り囲んだ。まだ2000本には達してないにも関わらず、だ。田中はか細い声で、しかし、丁寧に質問に答えていた。86年からファイターズ一筋でプレーする田中。その朴訥とした人柄は20年間変わらない。
FAを駆使して、あるいは活発な球団間のトレードで、MLBでは選手が一つのチームがキャリアを終える例は少ない。確かに、日本のプロ野球は選手の移動が少なすぎるという面もあるが、一方で、「生涯一球団」を貫く美徳もまた魅力だ。
いや、米国にだって、日本ほどではないにしても、そうした美徳はあると思う。例えば、NBAで長くユタ・ジャズというチームでプレーし、名ポイントガード、ジョン・ストックトンとのコンビでNBAファイナルに2度も進出したことのあるパワーフォワード、カール・マローンと、同じくシアトル・スーパーソニックスでファイナル経験のあるゲイリー・ペイトンは、キャリアの終盤に(ペイトンはいまだ現役だが)優勝候補のロサンゼルス・レイカーズへFA移籍した。
レイカーズは結局、2人が加入しても優勝できなかったのだが、この移籍によって2人のキャリアがやや色あせたものになってしまった感はあるし、米国でもそういう捉え方をされていたように思える。米国民も2人に、生涯一チームで終わって欲しかったように感じられた。
幸運にも田中は、このままファイターズの選手としてキャリアに幕を下ろすことができるだろう。近年は決して満足のいくシーズンを送ってはこれなかったが、それでも晴れて2000本を達成したあかつきには、ファイターズのみならず他球団のファンからも拍手を送られるに違いない。それはファイターズという必ずしも「名門」や「強豪」という言葉からは遠いチームで、ひたすらバットを振ってきたことに対しての尊敬の念を抱かせるからだ。

