2006年09月19日

元西武投手・東尾氏、アパッチ新社長としての第一歩

  西武ライオンズで通算251勝を挙げた大投手・東尾修氏を新社長に、ヘッドコーチは昨シーズンに続いてジョー・ブライアントを据え、チームのプレースタイル自体もアップテンポで観客を飽きさせない――。
  首都のチームだということを抜きにしても、東京アパッチというチームはbjリーグで最も華やかなチームだ。
  そのアパッチが17日、2006-07年シーズンへ向けて最初の合同練習を有明コロシアムで行った。一般にも公開されたこの練習には、50人ほどのファンが訪れていた。50人という数が多いか少ないかはわからないが、3連休のど真ん中に訪れたファンというのは、やはり熱心な人たちなのだろう。
  東尾新社長もさっそくその場に足を運んでいた。短い間ではあったが、僕はさっそく東尾氏にインタビューを試みた。笑顔で応じてくれた同氏は、「野球と違って(コートと)観客との距離が近いね」と興奮気味に語った。
  感心したのは、東尾氏はチームの練習を見るよりも、むしろ訪れていたファンと積極的にコミュニケーションを交わすことに時間を割いていたことだ。この日は、アパッチの選手が以前開いたバスケットボールクリニックに参加した少年たちが来ていたのだが、東尾氏が彼らを熱心に話をしている光景は印象的だった。

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 「今日来てくれた人を開幕戦に招待したいくらい」と東尾氏は語ったが、実際、それくらいしてもいいと思う。
  東尾氏が社長に就任してまだ1週間しか経っていないものの、大場康弘選手が「気さくで話しやすい」と言うように、とりあえず新社長とチームの関係は良好のようだ。
  首都のチームとして、東京アパッチにかかる期待は大きい。元野球選手だろうがなんだろうが、とにかくアパッチとbjリーグへの注目度を高め、観客を増やせばいいのである。
  JBLとは対照的に、外人枠を設けないなど、bjリーグには規制というものが少ない。そして、日本のバスケットボールの進化と国際化を進めるべく様々な試みをしようと日々心血を注いでいる。
  25日には韓国KBL王者のサムスン・サンダースと「2006bj-KBLチャンピオンシップゲームズ」を開催する。同リーグの挑戦は止まることを知らない。バスケをメジャーにするためならなんでもやってやる――そんな気概すら感じられる。
  元プロ野球選手を球団社長に据えたアパッチは、そんなリーグ流の「なんでもあり」なやりかたを忠実に守っただけなのだろう。
  ただ、プロ野球で長年やってきた東尾氏にとっては言うまでもないことであろうが、プロとは結果が求められるところだ。どれだけ頑張った、これだけ汗をかいたと言っても、客が集まらねば失敗なのだ。
  なんで元プロ野球選手がバスケチームの社長なんだ――。そんな声のほうが、現時点では多いように思えるが、後にそんなセリフを吐いた者たちを後悔させるほどの仕事を、東尾氏には期待したい。


posted by southernmiss |19:12 | トラックバック(1)
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