2008年12月31日
Match No.099 2008.12.28
<アイスホッケー>
アジアリーグ
HC日光アイスバックスvs日本製紙クレインズ
@日光霧降アイスアリーナ
今年一番のバッドニュースは、
年の瀬にやってきました。
SEIBUプリンスラビッツ廃部の決定。
ニュースを知ったとき、全国のアイスホッケーファンの皆さんはどんな反応をしたのでしょう。
例えば僕は呻き声を上げて頭を抱えました。
経費のかかる「お荷物」としていつか切りたいと思っていたところへ、
「経済情勢の悪化」が口実を与えた、
というのが私の見立てです。
不景気を感じる前から不景気だと思い込んでしまったような感じの昨今の日本。
果たして、プリンスホテルやオンワードにとって今は100年に1度の危機なんでしょうか。
西武グループの経営の拙さは今に始まったことではないでしょう。
とにかく、ヤバい状況です。
東伏見での街頭インタビューに答えた方の言葉を借りれば
「野球でいえば巨人がなくなるようなもの」という緊急事態です。
「年間100試合観戦計画」は、99試合目に、
アイスホッケーを選びました。
====
2月のプレーオフに来たときは平日ナイターだったので寂しかった日光の駅前ですが、
年末を温泉地で過ごす観光客でそこそこ賑わってました。
今や僕がいちばん好きなアリーナといえる霧降アリーナ。
たくさんのバックスファンを集めました。
クレインズサポーターが、ラビッツ存続のための署名を集めていました。
もちろん気合いを入れて名前を書きます。
名前がひとつしかないのが残念。
====
クレインズは赤いユニフォーム(初めて見た)、
バックスは黒地にオレンジの横縞が入ったユニフォームで戦います
(そんなのあったんだね。パジャマみたいだけど素敵)。
両ゴーリーは昨日の試合と同じ、バックスは橋本、クレインズは石川。
昨日は4-1でクレインズ。日光はまだ今季4勝で最下位だ。
98%ホームの雰囲気でフェイスオフ。
2月の試合と同じような立ち上がり。
バックスは開始52秒でいきなりペナルティを取られる。
飯村のシュートをゴール前でチップされるが橋本がセーブ。
伊藤雅俊からゴール横のティリー(だったかな)へのパス、これは外れる。
危なっかしいスタートだ。
せめて序盤は耐えてくれよー。
そんな願いが通じ、よく走れていたバックス。
3:40頃、第2ラインの大日向と中居のブレイクアウェイ、
2on1だったが、シュートは石川にセーブされた。
3分後、リンク中央でパックを奪った大日向が持ち込みシュート、これもセーブ。
さらに、中居が少なくとも2回チャンスを演出する。
バックス、とってもいい感じ。
FWはよく追い、ニュートラルゾーンでのチェックも早い。
ペースは掴んでいた。
しかし、先制点はやっぱりクレインズ。
攻め込んだ先のゴール裏で日光・瀬高がトリッピングを取られると、
クレインズは12:14、パワープレーチャンスをゴール脇で山野が生かし、1-0とした。
ここから日光は押し込まれ始めるが、
橋本が横っ飛びセーブなどで切り抜ける。
その後、激しいトランジッションゲームから双方チャンスを作るが、
1-0のまま1ピリ終了。
腹が減っていた僕は、当然売店コーナーへ。
駅前で食事をするのを我慢したのは、もちろんここの豚汁を飲むことが
ホッケーの役に立つからだ。
2月の反省を生かして防寒着をちゃんと着てはいたが、
やはりこの(ジャガイモの多い)豚汁がいちばん効く。
さて、1ピリのラストプレーでディック・ジョエルが反則を取られていた。
2ピリは最初から人数有利のアイスバックス。
39秒、ゴール前から後ろに戻されたパックを、
ルーキー福沢直哉が叩き、これが見事に決まる。
ドッカンドッカン霧降アリーナ。オレンジの旗が揺れる。
ラッフィング両成敗で4on4、さらに日光のパワープレーチャンスがあったが、
日光はセットアップするもののなかなかシュートに持ち込めず、
ファンからは「打て!」の声。このあたり味スタと一緒。
しかしパックを客席放り込みの罰(ディレーオブゲーム)で
クレインズがペナルティを犯すと、
7:19、バックスがパワープレーゴール。
左からのシュートのリバウンド、空いたゴールに中居がパックを押し込み、勝ち越した。
クレインズの個人技と素晴らしいパス回し、それに対抗するバックスの速攻。
好対照がゲームを面白くする。
9:45、直前の日光・ラフリニーエルのチャンスを防いだクレインズは、
速い攻撃から、三谷のロングパスを受けたディックが同点ゴール。
やはりこの2人でサクっと点を取ってしまう。
互角以上にやりあった30分間に満足するな。気持ちを切らすな。
と念じていたら、12:29またもやパワープレーを生かす。
フェイスオフからゴール前の混戦。
瀬高のシュート、リバウンド、土田英二ぃぃぃ!3-2。再び勝ち越した!
ここまでの3得点すべて、氷に乗っていたのは同じ
福沢、土田、中居、瀬高、ギルクリストのパワープレーセットだ。
クレインズも黙ってはいない。
佐藤博史、大沢のシュートは橋本がセーブ、
さらにクレインズのパワープレー。
橋本にはシュートの雨。しかしリバウンドを漏らさない。集中力は依然高い。
PP明けもどんどん放り込んでくるクレインズだが、
日光が集中してリードを守り、2ピリを終えた。
ここまで24-16とシュート数でも大きく日光が上回っていた。
ところが、3ピリのシュート数は、
日光7に対し、クレインズはなんと3倍の21本。
それでも、よく逆転を許さなかったと思う。
3ピリ最初のPKを凌ぎ、PK明けも橋本がピンチを防ぐ。
押し込まれながらも懸命のフォアチェックと速攻でチャンスをうかがう日光。
しかし11分台、日光は福沢がスティックを失う。
クレインズはパックを回して追い詰める。
プレーはなかなか止まってくれない。塚田が福沢にスティックを渡すも、自分は手ぶら。
プレスがかからない中、ゴール前にパックが放り込まれ、
リバウンドを佐藤博史が叩き、クレインズが同点とした。
尻がむずむずしてきた。ハラハラしているときの感覚。
つまり、面白いってこと。
この競技を見てハマらない人って、寂しい人だよね。
言いすぎかな。たしかにテレビじゃつまらんのだけど、
一度でも生で(できればプレーオフなんかを)見たら、サッカーに戻るのが
ちょっとしんどくなると思うのだけれど。
人生で2度だけ見た本場でのNHL(もう1試合は@さいたま)。
セディン兄弟がシュートを外しまくった、バンクーバーでの試合(2万人)。
大好きなティモネンがゴールを挙げた、ナッシュビルの試合(1.5万人)。
わざわざ太平洋を渡ってしまうほど僕がアイスホッケーを愛するのは、
単純明快で、スピーディーでパワフルで、
そしてスケートしながらパックを扱うという特殊技能を選手が操るという
スポーツとして大切な要素を凝縮した競技だと思うからだ。
今日の試合でも、3ピリラスト2分の一進一退の攻防はしびれた。
アイスバックスの速攻。大日向が右からシュート、石川がセーブ。
ラスト20秒。クレインズ飯村のシュート、リバウンドが出た!橋本セーブ!
その帰りのブレイクアウェイ、波多野がシュートをセーブした石川に
ぶつかっていった(リバウンドを獲りにいった)ことで石川が色めき立つ。
ヒューっと逃げていった波多野に、飯村がヒット。波多野吹っ飛ぶ。
ラスト8秒での大喧嘩。バックスを去った飯村に、霧降に降る激しいヤジ。
ジャッジは、飯村4分、波多野2分。
延長戦は4on3でのスタートとなった。リンクはスッカスカ。
そして延長1:05、土屋がスラップシュート!
右へ大きく外れたが、壁に当たったパックが跳ね返ってきたところを、
福沢が口を空けたゴールにシュート、ゴーーーール!
同じセットで、4つめのゴールだった。
====
ヒーローインタビュー。インタビュアーは正直で、
「バックス勝ちました!」と2度叫びました。
勝ったことがニュース。それは情けないっちゃ情けないんですが、
この歓喜を味わうために、人々はまた、アリーナにやってくるのです。
それはホッケーに限らずどこのファンでも同じことです。
日光に来てうらやましいと思うのは、
帰りのタクシーで運転手さんが「今日は勝ちました?」と聞いてくること。
第一声がホッケー、しかも「バックス勝ちました?」でなくても当然バックスが主語だとわかる会話。
味スタではまずあり得ないですね。「味スタ」が通じない運ちゃんさえいます。
そういう意味では、他のスポーツのフランチャイズすら凌駕している日光。
運営の苦しさは至るところに現れていますが、僕はこのチームが本当にうらやましいです。
SEIBUプリンスラビッツの衝撃は、
国内のアイスホッケーにどこまで影響するのでしょうか…。
2009年は実体経済がかなり厳しいのは確実です。状況は果てしなく厳しい。
でもトップリーグの維持はもちろん、チーム数の維持も絶対に必要です。
我々ファンは、できることは全てやりましょう。
僕は、競技の魅力をこういう場で伝えるのも、役目のひとつだと思っています。
昔に比べメディア露出が圧倒的に減ってしまったアイスホッケーですが、
霧降アリーナの雰囲気と、リンク上の戦いを見て、強く思いました。
日本アイスホッケーの火は、消えないぞ!!
そして東京のアイスホッケーの火も。
僕は願います。
立ち上がれ、FC東京、と。
年間3億円?楽勝楽勝。
日光アイスバックス 4-3 日本製紙クレインズ
posted by sot-escape |22:21 |
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2008年12月28日
Match No.098 2008.12.27
<バスケットボール>
“JOMOウィンターカップ2008”
第39回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会 準々決勝
洛南高等学校vs船橋市立船橋高等学校
@東京体育館
年の瀬。ついにマッチナンバーは98番を数える。
夏のインターハイ決勝で死闘を繰り広げ準優勝した福岡第一が準決勝にコマを進め、
福岡第一を破った延岡学園もそれに続いた。
延岡学園の試合の途中から東京体育館に到着。
この試合ではスピード溢れる東海大菅生の健闘が印象に残った。
レポートするのは準々決勝4試合目、
史上2校目の3連覇を目指す洛南(京都)が市立船橋(千葉)の挑戦を受けた試合だ。
洛南は秋の国体で(「京都」の名ではあるが)優勝した。
夏は決勝に残れなかったが、
メンバー構成を見れば、なるほどロースターに
3年生は4人しかおらず、(高校生相手にこんな表現もおかしいが)若いチームである。
夏場から全国制覇されては困る。
それにしても、市船は何でもかんでも強いのねぇ。
優勝候補に挙がっているサッカーのほうも、隣のスタジアムでもうすぐ開幕だ。
校長先生の年末年始が気の毒になるなぁ。
「千葉」(混成チーム)は国体準決勝で「京都」(洛南単独)に敗れている。
その借りを返したいところだ。
1Q序盤、洛南は外のシュートが決まらず、
市船にリードを許す。観客に期待を持たせる立ち上がりだ。
市船はまず和田が長い距離を決め、次に主将の星野がスリー。
守備ではゾーンで洛南を外に押し出す。
そして速い攻撃から和田-藤岡とつないで加点。
7-2とリードを奪う。
洛南のターンオーバーも誘い、上々のスタートを切ったはずだった。
市船としては、ここで畳み掛けたかったところだが、
ターンオーバーのオンパレード。
ハンドリングエラー、パスミスなどを立て続けに犯し、
洛南にみすみす主導権を渡してしまった。
洛南もスタートは悪かったのでスコアの動きは遅く、
市船としてはすぐに盛り返すことは可能だったのだが、
落ち着きなくミスを連発してしまった。
さらに、市船にとって痛かったのは、
外のシュートがことごとく落ちたことだろう。
星野と和田は積極果敢にスリーを狙っていったが、
和田は全く当たっておらず、リムはボールを弾き続けた。
ターンオーバーからの速攻を許すと厳しい。
洛南の強さを見ている気は全くしないままに点差は開き、
25-13で1Qを終える。
1Qだけで8個のターンオーバーを犯した市船。
アップセットの足掛かりを失った。
徐々にインサイドを侵食し始める洛南。
PG佐藤を中心に落ち着いて外で回し、機を見て中へ。
インサイドではやはり洛南に分がある。
マンツーマン気味に付き始めた市船だが、個人技での突破を許すシーンが目立ち始めた。
オフェンスも単調になりがちの市船。
点が入っても、洛南としては崩された感じはしない。
逆に、守備の網を縫うようなパス回し、インサイドでの比江島らの確実なポイントで
洛南は市船を崩している。
オフェンスリバウンドを獲る洛南・比江島、谷口。
市船はシュートセレクションが予測できないので
オフェンスRを獲れない。
2Qの序盤で地力の差がはっきりと出た。
気付けば46-22の大差で市船のタイムアウト。
しかし趨勢には変化なし。
バスケットは番狂わせの少ないスポーツとはいえ、
ここまで目に見えて差がついてしまうものか…。
55-33で前半を終え、観客がだいぶ帰り始めてしまった。
後半、市船は12番の安田がリズムを変え、
インサイドでは三富も谷口や加藤を相手に奮闘したが、
市船が決めるのと同じだけ洛南も決める。
フルコートでプレスをかけても、実らない。
きれいにに30点差前後を維持しながら、試合は淡々と進んだ。
4Qに入り、市船が試合をひっくり返す可能性がほぼ消滅すると、
洛南は1年生をどんどんコートに放り込んできた。
逆に市船も、個人技でどんどん仕掛け、「最後の10分」を
十分楽しんでいるように見えた。
友人が言っていた。バスケは割に合わない。
練習はきつい。デカいやつが有利。スタメンは5人だけ。
なるほど確かに…。
それでもバスケを選び、強豪でレギュラーになり、
1面コートの東京体育館の舞台に立った選手たち。
ほんとにすごいよあんたたち。
ようやく和田のスリーが入ったとき、僕はこの日いちばんの拍手をした。
===
なんか、深谷のほうが熱気があったな。
今日のお客さんは静かだった。都内のバスケ部の選手たちや、
第三者目線のバスケ関係者が多かったせいだろうか。
東京体育館はコート1面になるとなかなか一体感を得にくい。
やはり代々木第二がバスケにはいちばんいい。
===
さて、洛南対延岡学園はぜひとも見たいのだが、
残り2試合となった「年間100試合観戦計画」は、使命感を持って、
明日の日光へと舞台を移すのである。
洛南 120-82 市船橋
posted by sot-escape |00:41 |
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2008年12月26日
Match No.097 2008.12.23
<バレーボール>
平成20年度 皇后杯 全日本バレーボール選手権大会
トヨタ車体クインシーズvsパイオニアレッドウィングス
@川崎市とどろきアリーナ
これがカップ戦の悲哀なんでしょうかねぇ。
とどろきアリーナはガラガラだった。
用意された2つの盃、天皇杯と皇后杯の名がむなしい。
Vリーグ日程の隙間に行われるということもあってか、
大会の注目度はすこぶる低い。
そして僕自身、この時期のこの大会の存在を知らなかったというのを
神父さんに懺悔せぬばならない。アーメン。
僕にとって、いまはバレーボール=FC東京。
○○ジャパンとか××ジャパンに抱く感情はもはや「同情」のみ。
ほんとにあきれるよなー。
日本での世界大会を乱発し、さんざんもてはやしておきながら、
代表が敗退した日のフジテレビの五輪ニュースは、
試合を1分ほどのハイライトで流しただけ。慣れっことはいえ、勝手なもんだ。
程なくして、バレーボールはテレビから見捨てられるだろう。
そして今日の決勝カードは、トヨタ車体とパイオニア。
名前を宣伝する必要のない会社と、およそ儲かってるとは思えない会社。
不景気の折、この日の集客とメディア露出度を見た両社の首脳陣は何を思っただろうか。
あー、なんだか疑心暗鬼になってる。
でも僕だけじゃないだろう。
プリンスホテルやオンワードの決定、
そして連日の解雇解雇のニュースを見てれば仕方ないよね。
====
とはいえ、新しいチャンピオンの誕生は、
やはり喜ぶべきことだと思う。
試合は最初から最後まで、トヨタ車体クインシーズのものだった。
その要因は複雑なのか単純なのかよくわからない。
・両外国人選手(トヨタ車体:レナタ、パイオニア:ハニーフ)の出来の差。
・結局ファーストレシーブの正確性が全てだったよ。
というあたりが僕みたいな素人でも分かる大きな要因だろうか。
まぁほかにもいろんなことが絡んでいるわけなんだけど。
ひとつ間違いがないのは、試合を決定付けたのは第1セットの最初の10分だということだ。
すなわち、0-1からのトヨタ車体の主将・都築有美子のサーブだ。
都築のサーブから、なんと11点を連取したのである。
いやぁびっくりびっくり。
歴史の証人になりたいがために、25点連取してくれないかと願ってしまった。
これは偶然や流れだけの問題ではなかったと思う。
後から考えれば、この連続ポイントにはいろいろ凝縮されていた。
・都築のサーブの強さと正確さ。
・パイオニアのサーブカットの悪さ。
ここから始まり、
・苦しいトス、苦しいスパイクを強いられるパイオニア。
・トヨタ車体にチャンスボールが入る、
・レナタにいいトスが上がる。集めまくっても正確に決める。
さらに、
・クインシーズはラリー中のボールをよく拾う。
・レナタのレシーブは○、ハニーフは×。
・栗原が全く不発。
・パイオニアはセッター内田を怪我で失った。
というような、ゲームを通して言えることが、
この11得点の間に詰まっていたと思う。
結局パイオニアは、第2セットも都築のサービスをきっかけに突き放されたし、
プリンセスメグは1セット途中で下げられ、
2セットから戻ってきたものの最後まで弱々しかった。
ハニーフが後ろ、栗原が前のローテでことごとく敵の連続得点を許していた。
そして二人とも後衛での仕事ぶりはザンネンだった。
互いのスパイクの足を引っ張っていたことになる。
トヨタ車体は、どこからでも点が取れる感じだった。
主体はレナタ、困ったときもレナタなのだが、
レナタが後ろにいるときも都築がしっかり決めた。
僕はバレーボールのタイムアウトについての持論を
こちらの記事で展開したことがあるが、
今日のパイオニアはタイムアウトの神通力も全く効能を示さなかった。
試合後の場内インタビューで、トヨタ車体の葛和監督が、
個人能力では劣るので全員でやるしかない、と言っていたが、
(今日見た感想だけだが)確かに一丸となって盛り上がっているのは
トヨタ車体のほうだった。とても好感が持てた。
初優勝だからか、喜び方もよくわからない風だったけど大丈夫だろうか。
=====
しかしそれにしても…。
アンプとかミキサーみたいな卓とか、音響機器を持ち込んでの応援を
なぜこの競技が許可しているのか、いまだに理解できない。
いつ誰が始めた文化なんだろう。
もう一度大学に行くことがあったら卒論のテーマにしてみよう。
それに、敵のポイントの瞬間にもドンマイ的な意味ですぐに音楽を流してコールするのは
やめたほうがいいと思う。
相手に失礼だし、「がっかりするの禁止」の応援なんて応援じゃない。儀式だ。
バレー界から見たらFC東京やヴェルディの応援のほうが
白い目で見られるのかもしれないけどさ、
僕はピコピコ音楽のほうが、どうかと思いますよ。
トヨタ車体 3-0 パイオニア
posted by sot-escape |23:53 |
Vリーグ |
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2008年12月14日
Match No.096 2008.12.14
<ホッケー>
第82回全日本男子ホッケー選手権大会 決勝
立命館大学vs山梨学院大学OCTOBER EAGLES
@親里ホッケー場
天理大の親里ホッケー場を初めて訪れた。
今年は3つの大会で6試合を見てきたが、
夏のインターハイを最後にホッケーから遠ざかっていたので、
昨日のXボウルとセットで、かなり無理して奈良へ馳せ参じたのだ。
男女の日本を代表する選手がスポナビではブログを持っておられ、
「いってきます♪」とか「いただきます☆」みたいな内容で頻繁に更新なさっているので、
一般ファンもだいぶ身近になったのではないかと思っていたが、
期待は淡くも外れ、日本一決定戦は相変わらずごくごく内輪な雰囲気で行われた。
まずもって一般のお客さんを呼ぼうという気概が感じられない。
気概があったら会場はここにはならない。
業界へのこの町と大学による多大なる貢献と、集客は別の問題である。
国体の「登山」の会場にだって自販機くらいあるだろう。
ま、選手には(たぶん)罪はない。
7年ぶり2回目の王者を目指す立命館大と、初優勝を目指す山梨学院大。
立命は名古屋フラーテルを、山梨学院は天理大を、それぞれ予選で下して
決勝にこまを進めた。まったく予想外である。
結果、このカードは僕が6月に長居で見た「大学王座」の準決勝と同じになった。
試合序盤は、王座と同じような展開。
山梨は引き気味に陣形を取り、立命館のパス回しを見極めたが、
6、7分も経つと、積極的に仕掛け始めた。
6月に注目した山梨学院の25番1年生、北里。
ボールが吸い付くようなスティック捌きと、密集を恐れない前進力は
やはり魅力的だった。
7分、自陣でのパスカットから北里が右サイドを突破。
ピックアップでひとり交わし、さらにサークル内へ進む間に
4人を交わしてGKの飛び出しを誘い、ファーでフリーの禹大命へ送ったが、
わずかにタイミングが合わずにボールは流れた。
山梨学院は、北里を筆頭に、前の選手がどんどん仕掛けて面白い。
そのドリブルから25分に試合初のPCを得た山梨学院。
久保をダミーに河合が左隅を狙ったが、GK澤田にセーブされた。
逆に立命館は遅攻(という言葉をホッケーではよく使う)からでも
FW田中健太のすばらしいキープ力などでサークル内をうかがった。
前述の王座の準決勝でも、セットプレーへの自信は見て取れたので、
ペナルティコーナーを狙いに行っていたのだろう。
そして思惑通り、FHからPCを得た立命館は29分、
1本目ということで至ってオーソドックスにファーストヒッターの太田翔がフリックシュート。
日本代表としてドイツに挑んだ太田のシュートは見事に右上に突き刺さり、
山梨学院ペースの中で立命館が先制した。
会場にはホワイトラブが流れる。うーん。
FHのトラップミスからのもったいないPCから失点した山梨学院だったが、
すぐさまPCのチャンスを獲得。
今度は久保が狙ったが、ゴールから飛び出した一番機に弾かれる。
サークル外に出たボールを山梨学院はすかさずヒットイン。
一瞬立命館の足が止まる。こぼれ球がゴール前に残っていた禹大命の足元へ。
禹は後ろ向きでチョンとスティックを合わせて、ゴール。
あっという間に同点に追いついた。
後半。早々にPCを得た山梨学院の攻撃は不発。
逆に6分、立命館は渡辺(インターハイでお伝えした丹生高校の出身)が右サイドを突破し、
中に折り返して白和に合わせたが、惜しくもNO。
8分には田中健太が角度のないところからリバースシュート。
ペースを掴んだ立命館は、9分にPCのチャンス。
PCに関しては、やはり雰囲気を持っている立命館。なにかあるぞ、と。
球出しは3年生の井上。ストッパーが止め、淀野がシュートと見せかけて
やさしいヒットを左ポストへ打ち込む。パスを出したあと位置取りしていた
井上が口を開けたボールに余裕を持ってボールを放り込み、ゴール。2-1とした。
山梨学院は女子部の部員が観客席から歌い、男子を励ます。
同校では男子より歴史の長い女子は、南都銀行の壁を破れず予選敗退を喫している。
決勝戦の前に行われた3位決定戦では、
名古屋と天理大が、失うものがない、といった感じでオープンでフィジカルな展開を見せたが、
千載一遇のチャンスを掴みたい立命館は現実的な戦いを選択。
ハーフコートで守備陣形を引き、山梨学院の攻撃にフタをした。
スペースのない山梨学院は、FW陣のドリブルが網にかかり、スティックが交わる音が響く。
山梨学院は22分のPCのピンチでゴール前で立て続けに久保がシュートをブロック。
しかし立命館はジリジリとファウルを取りながら前進。
そして26分、PCを獲得すると、太田が再びフリックシュート。
強烈なシュートは、コースこそ甘かったが、強烈過ぎてGKは反応が間に合わない。
文字通りネットに突き刺さった。
決定的な3点目。ご機嫌な太田翔は2分後、中央でのボール奪取から
一気にサークルに持ち込み、DFに足を掛けられながらGKの頭を越すシュートを放ち、
観客の感心と、山梨の柱、久保良太へのイエローカードを誘った。
残り5分あまりでの致命的な一時退場。ホッケーの一時退場は最低5分だ。
山梨学院にはもはや打つ手なし。
ホーンが鳴ると同時に、立命館ベンチから赤いユニフォームのメンバーが飛び出してきた。
輪を作り、全員で人差し指を空へ突き上げた。
そしてホワイトラブ。…誰のリクエスト??
7年ぶりの日本一。
インタビューで山口監督は、およそ何の感慨もなさそうな口調で「感無量」。
「ナンバーワン!ナンバーワン!」と叫び飛び跳ねる立命館。
涙にくれる久保を慰める山梨学院のメンバー。
最大の差は、セットプレー。そして試合運びでも立命館に一日の長があった。
内容的に大きな驚きがあったわけではないが、
若い学年の選手がコアを担う立命館と山梨学院が日本一を争ったことは、
きっとホッケー界にとっていいことなんだろうと思う。
一方で、受け皿不足は引き続き深刻で、
天理と名古屋の試合が半ばOB戦に見えたのも事実。
先行き明るい気は全然しないのだが、
それでも見に行くこと、千円でもお金を落とすこと、
それが100試合男のホッケー愛なのだ。
立命館大 3-1 山梨学院大
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2008年12月14日
Match No.095 2008.12.13
<アメリカンフットボール>
第22回 アメリカンフットボール日本社会人選手権 【JAPAN X BOWL】
鹿島ディアーズvsパナソニック電工インパルス
@京セラドーム大阪
「年間100試合観戦計画」もついに佳境です。
近場の試合で残り数試合をダラダラ終えるのが嫌で大阪まで来ちゃいました。
以前は「東京スーパーボウル」と呼ばれていたこの大会も、
いまやその素敵な名称を捨て、隔年で東京以外の開催となっている。
京セラドーム大阪(わたくし初見参)のフィールドは、
地元パナソニックの応援団を筆頭にたくさんのお客さんで囲まれた。
やはりアメフトは関西のほうが盛り上がる。
私は東京を発つのが遅れ、2Q終盤での到着となった。
ドームに入った瞬間、パナソニックが同点TDを挙げたところだった。
1Qに2本のラッシングTDで14点のリードを奪った鹿島。
得意のラン攻撃で優位に試合を進めていたという意味では、
ここまではおそらく、目論見どおりだったのだろう。
しかし結論から述べると、私はディアーズの得点シーンを見られなかった。
同点にされたあとの鹿島のシリーズがパントで終わると、
勢いそのままにパナソニックは攻勢を強めた。
敵陣30ydからの4thダウン。
ドロープレーでRB石野が32ydのロングゲイン。
鹿島にはダメージの大きいプレーとなる。
最後はRB小林があっさりと3ydを走って、逆転のタッチダウンとした。
ハーフタイムには、キッズチアのお披露目があり、
「CLASS OF 2008」の発表がありと、今季のXリーグ最終幕にふさわしい雰囲気に。
3Qに入り、パナソニックの最初の攻撃を止めた鹿島は、
次の攻撃シリーズで、3rd&ロングでQB尾崎がパスを成功させ、
ダウン更新後もWR前田へのパスを通し、
敵陣30ydまで進んだが、ランを止められロングヤードを残すと、
3rd&11ydのパスが決まらず、パントに終わる。
次の攻撃でも、自陣9ydから始めさせられ、
曽根の連続キャリーなどで少しずつ陣地を回復するも、
3rdダウンに中距離以上が残ってしまうことが多く、結局
エンドゾーンに届かない。
鹿島はランが出ているようで出ていない、という状況。
先月横浜で見た富士通戦がうそのようだ。
両軍ラインの戦いは、パナソニックに軍配が上がっていた。
好守に渡ってそれは同じ。
ディアーズはインパルスのショットガン攻撃に対し、
フロントラインの人数を減らして対応することが多かったようだが、
逆にこれが石野のゲインを許していた。
ラインはパナソニックのOLに完全にコンテインされ、
ショットガンで視野の広い高田はレシーバーが見つからなくても
自分で落ち着いてボールをキャリーできた。
3Q、インパルスのポゼッション。
自陣18ydからの攻撃で2nd&9yd。ここでも石野へのドロー。
左にレーンを空けたプレーで石野は一気に敵陣45ydまでゲイン。
次のダウンでも11ydを走り、鹿島を撹乱。
RB小林のランなどでさらにダウンを更新して、3Qを終えた。
4Qが始まるとき、ディアーズチアが鹿島スタンドの観客を
立ち上がらせて盛り上げる。打ち鳴らされる応援スティック。
勝負のディフェンスだった。
しかしインパルスは、敵陣23ydの1stダウンで7ydゲインすると、
次のダウンで素敵なプレー。
プレーアクションと見せかけて高田が後ろ手にボールを渡す。
と見せかけてやっぱりボールを持っていた高田が、
フェイクに使ったランナーを導くフリをして左に敵を運んでいた
ラインの逆のスペース(右側)を疾走、エンドゾーンまで飛び込んだ。
残り時間からすれば追い付くのは決して無理ではない点差ではあったが、ムードは悪かった。
QBスニークや丸田のパワーランでどうにか前進するが、
パナソニックの守備ラインという壁を懸命に押しながら進んでいるようで、
敵陣に入ったときには疲れ切って策も果てているように見えてしまった。
鹿島は敵陣44ydからの4thダウン6ydのギャンブルでパスを決められず、攻撃権を失う。
パナソニックは次のシリーズに7、8分かけ、真綿で首を絞めにかかる。
決められたらジ・エンドというFGを鹿島はブロックして、最後の望みをつないだが、
せっかく得た攻撃権を、ものの数秒で失った。
左サイドを走った前田へのロングパス。
前田の走路はSとCBの間を縫っていて、狙い通りだった。
しかしパスが外側へずれ、インパルス小路がインターセプトし、試合は決した。
鹿島の73ydに対し、パナソニックは実に347ydと信じられないランヤードを記録した。
MVPの石野は195ydと2試合分走り、QB高田の56ydは、
苦し紛れのスクランブルに終始した鹿島・尾崎の12キャリー・-18ヤードと好対照となった。
点差はともかく内容でここまでの差がつくべきカードではなかった。
しかしどのスポーツでも同じように、こういう日はある。
今日はことのほか残酷に明暗が分かれた。
残念だったのは、インパルスの試合運びは完璧すぎて、
見せ場らしい見せ場が終盤に訪れなかったことだ。
試合の終わり方が感動的でないのも、アメフトのよくないところ。
終了の瞬間の演出も、もっと派手でいい。決勝なんだから。
それにしても、インパルスの守備は強烈だった。
ライスボウルで、学生たちがどんなプレーを仕込んでくるのかが楽しみだ。
ディアーズにも、お疲れ様と言いたい。
ちなみに、「パナソニック電工」が言いづらいので
「松下電工」に戻してもらえないだろうか。
鹿島 14-28 パナソニック電工
posted by sot-escape |00:35 |
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2008年12月06日
Jリーグはついに最終節。
フクアリのチケットはとっくに売り切れていたので、
テレビでゆっくり優勝争い、残留争いを観戦しよう。
個人的には千葉には残ってほしい。
しかし東京にも賭けるものがある。
当然ACLと、そして今季の集大成だ。
30日のホーム最終戦は、ある程度それが見られた試合だったと思う。
内容で苦しみながら、勝ったこと。
期待を裏切る時期も長かったシーズンを、
いい状態で終えられたと言っていいだろう。
だから、もうシーズンを振り返っちゃいます。
Match No.094 2008.11.30
<サッカー>
J1リーグ 第33節
FC東京vsアルビレックス新潟
@味の素スタジアム
1000人の武蔵野市陸から3万人の味スタへ。
選手を出迎えたのは、ここ数年ごく稀にしか歌われていなかった、
ポルノグラフィティの「メリッサ」のコール。
アジアを目指すチームを鼓舞する「さぁ行こう、世界めざし」。
前半は新潟が決定機を幾度となく掴んだ。
ポゼッションは主に東京だったが、
新潟が持ち前のカウンター(これだけのチームではないはずなのだが)を中心に
少なくとも4度、味スタを冷やした。
東京は伝統的にGKをなかなか代えないクラブだ。
塩田正史は、土肥が去った今季、
東京の守護神として君臨することを期待された。
全試合で先発を守り、役目は果たしたと思うが、
土肥と比較してしまうと、まだまだカリスマ性が足りない。
守備に喝を入れる前に自分が青くなってしまうような頼りなさは薄れてきたが、
判断ミスが失点に繋がるシーンはまだ多い。
その塩田は好セーブを連発し、残留を決めたい新潟を苦しめた。
前半の攻撃を引っ張ったのは、カボレと石川。
カボレは、シーズン前の期待ほどのゴールを挙げられなかった。
それは多分に、求められた役割(左ウィングであったり)や彼の献身によるもので、
アシスト数やチャンスメイク数を見れば十分の活躍と言えるが、
後半の決定打が少ないことについては、来季はもっと期待したい。
味スタのホームサポ側での得点は、たったの1点だ(記憶によれば)。
石川直宏。
シーズン後半、僕は石川を見ているだけで満足だった。
相変わらず、怪我に向かって自分から突っ込んでいくような体裁きがあり、
それがまた心を奪う。
「人もボールも動くサッカー」が完全に行き詰っていたチームに、
ダイナミズムという「らしさ」を思い出させたのは、石川の復活をおいてほかにない。
エメルソンは前半で退いた。
攻撃の起点にはなるが、ついに周囲との呼吸がしっくり行かないまま
ここまで来てしまった感がある。
カボレ、ブルーノとのトリオ揃い踏みのパスワークには、僕もときめいたのだが。
前半の押され気味の展開を、後半に修正した東京。
ホーム最終戦への気迫を見せてくれたことに感謝したい。
(去年のホーム最終戦なんか、思い出すだけでため息だぜ)
今野泰幸は、何度も何度も代表に呼ばれ、難しいコンディショニングを強いられながら、
東京に帰ってきては敵のボールに絡み付いていた。
やむなくチーム得点王争いをした昨年より、攻撃を自重していたのが
今野らしいというか…。遠慮しないでいいよ。移籍しないでね、新婚だし。
今日今野とともに献身的に走り回った、羽生直剛。
とても難しいシーズンだったと、本人も思っているはずだ。
フリーランニングのすごさはよくわかった。
しかし東京に欠かせない人物にまでなっただろうか。
特に、ボールは動くが人が動かないとき、羽生一人が走っても何も動き出さない、
という空しいシーンはシーズン中に何度も見た。
ゴール前への登場回数も、もっと増えていい。
そこは、城福監督が、羽生の使い方、生かし方について、見直す余地があると思う。
すっかり代表に定着した長友佑都がドリブルからミドルを放ち、
さぁ行こうぜとチームを押し上げる。
成長曲線が緩やかすぎてなんだか目くじら立てる気もなくなってきた平山相太が
「独特の」間合いからチャンスをつくりカボレへのラストパス。
今季いちばんの発掘物、大竹洋平が、梶山不在の中盤でウラへのパスを狙い続ける。
その大竹が、後半37分に強烈なミドルを放ち、GKの手を弾いてCKに。
左CK。こすり上げるように高く蹴ったボールは、中央で待つ、赤嶺真吾へ。
僕は、フォワードという言葉が決してストライカーと一致しないこの国で、
赤嶺のような男が東京にいることが、たまらなく嬉しい。
赤嶺は、決める。泥臭くて大事な大事なゴールを。(平山は、決めないw)
大竹のボールをヘッドで叩きつけ、新潟の選手の足を弾いて、ゴール。
赤嶺は、いつの間にか現れて決めてくれるから、消えてる時間も許してやれる。
フォワードって本来、それでいいんだよね。
まだ語り尽くせない愛すべき東京の選手たち。
シーズンを振り返って書いていると、ついみんなを褒めたくなるのだが、
過去の記事を見てもらえばわかるとおり、
僕はかなり不満を持ってシーズンの大半を過ごしてきた。
ぶち上げたテーマが浮遊して消化しきれない状態へのストレスが主だったわけだが、
終盤になって、ようやくカラダとキモチとボールが同じベクトルで
動いているな、と感じさせる試合が続いた。
そして、ホーム最終戦でのこの大きな勝利。天皇杯にピークが行くかもかも。
それでも、「終わりよければ」で済ましてはあげないよ。
最終節から2試合目で優勝がなくなったのは、
2003年の2ndステージと一緒だが、僕はあのときほどの悔しさはない。
あのシーズンは、固い守備を1stステージで築き、そして攻撃サッカーを後期に昇華させていった、
という手ごたえと、東京のサッカーはこれだ、という自信がスタジアムに満ちていた。
だからとても悔しかった。
今季はやや足りない。いや、まだまだ足りない。
当時のチームよりは強いかもしれない。それでも、掲げるテーマが重いからこそ、
やはり僕らはもっと良いものが見たい。
僕の100試合年間が終わりを告げ、元日にカップを掲げたそのときも、
僕は「さぁ始まりだ」と言うだろう。
2009年を青赤の年にしてほしい。
「メリッサ」に乗せて僕らは歌う。
おれたちの、
オオ東京、
さぁ行こう、
世界目指し♪
東京 1-0 新潟
posted by sot-escape |05:03 |
FC東京 |
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2008年12月03日
Match No.093 2008.11.30
<サッカー>
日本フットボールリーグ後期第17節
横河武蔵野FCvs琉球FC
@武蔵野市立武蔵野陸上競技場
ラグビーチームの劇的なトップリーグ初勝利から一夜明け、
サッカーチームは地元で最終節。
私は両日おつきあいです。
今日はFC東京のホーム最終戦でしたが、
横河武蔵野の観戦機会を逸したまま1年を終えたくなかったので、
味スタの前に「市陸」へとチャリをこぎました。
私はこのスタジアム(なんて大仰なものでもないんだけど)が大好きです。
武蔵野市役所の周辺の緑に囲まれた場所にあり、
総合体育館と一体化しているところが珍しい競技場。
いちばんいいのは、午後はニシからの日差しがバックスタンドを照らし、
芝生席が絶好のダラダラ観戦のスポットになるところです。
(そのぶんメインの座席はやや寒く、そして夏の芝生席はしんどいっす)
最終戦ということもあり1000人以上のお客さんが集まり、
琉球のサポーターもだいぶいました。沖縄から来たんでしょうか。
前半はメインスタンドからの観戦です。
横河は4分、左CKのチャンス。
高橋周大は大きめのボールを蹴りました。
琉球の選手はファーにいた二人をケアしていません。
そのうちのひとり、右SBの金守貴紀が豪快なダイレクトボレーで合わせ、
これが逆のサイドネットにグッサリ突き刺さりました。
うーん今シーズンの私的ベストゴールのひとつかも、です。
豪快で爽快、という理由だけで。
幸先良く先制した横河武蔵野には、繋ぐ意識が見られました。
左MFの林俊介、中央の太田康介を中心に、ふたりのFWも含めて
細かいパスで崩しにかかりました。
18チーム中16位に沈む琉球に対し、6位の横河が自信を持って臨んでいた、
ように見えました。最初は。
しかし次第にゲームは琉球ペースになりました。
横河DFは、キャンプテンマークを捲いたCB小山大樹を中心に
落ち着いて対処しますが、
どこで何が狂い始めたのか、セカンドボールをことごとく拾われ、
守備ラインもなかなか上がりません。
琉球は、2トップ目指して右からボールが入ります。
シュートを何本も打たれた横河は、体を投げ出してどうにかブロックするシーン多数。
なんとかペースを戻したい横河は35分頃、クリアを受けたFW金子剛が中央で受け、
一気に右をドリブルで駆け上がります。
中に折り返し、フリーで太田がシュート!あーふかしちゃいました。
中盤を制圧され続ける横河は、
終了間際には2度のPKまがいのプレーを見逃してもらい、
さらに琉球の惜しいシュートシーン。
課題を抱えて前半終えました。
日陰が寒くなってきたので、
私はバックスタンドの芝生ゾーンへ。
11月末とはいえ、午後2時の陽光は暖かく、幸せを謳歌します。
なにしろ、ほとんど寝転がった姿勢で、さらに目の前にはサッカーが。
すばらしき武蔵野市立陸上競技場。
さて、相変わらず出足の鈍い横河。
後半6分にCKからついに琉球FC・澤口に同点弾を食らいました。
横河を中心に考えるから悪いところばかり目立つのでしょうが、
冷静に見れば、この日の琉球のアタックの姿勢と運動量、
さらにボールへの寄せは素晴らしかったと思います。
横河の中盤のプレスは皆無ゆえ、
琉球は出し手も受け手も前を向き、ゴールへ向かいます。
横河はGK金子芳裕の相次ぐ好セーブで救われていました。
FWの入れ替えなどn治療を施すも一向に良化しない青と黄色を見ながら
ついウトウトしかけてしまった後半35分。
久々の横河の好機となるべきFKから、琉球がカウンターパンチ。
ハーフウェイを越えたところで3on2。
小柄ながら魅惑のテクで中盤をかき回していた中村友亮から
右の白尾へ。まだ人数有利。
そしてエリア内中央で待つ、山下芳輝へ絶好のパス。
しかし、かつてトルシエジャパンのアタッカーを担った山下のシュートはミートせず。
横河としては、ただただラッキーです。
40分、琉球のCK。ニアで擦らして、ドンピシャヘッドは當間だったでしょうか。これはポスト。
43分、またも山下のシュート、金子がここでもファインセーブ。
結局、琉球が猛攻を点に結び付けられなかった試合、という感じでした。
前半戦は首位戦線にいた横河武蔵野ですが、
7位という、ある意味定位置のところでシーズンを終えました。
サポーターが掲げる(全国的にも有名な?)「東京第三勢力」というダンマクに、
来季は町田ゼルビアという挑戦者が名乗りをあげると思われます。
彼らは明確にJを目指しており、「第三勢力」の座は、
もしかすると危ういかもしれません。
選手の雇用形態のことなど、いろいろ噂は聞くのですが、
よく事情はわかりません。
とにかく、地域クラブらしさを前面に出し続け、
別に第四でもいいよ武蔵野は武蔵野さ、くらいの感じで
JFLで戦っていってほしいと思います。
ラージョ・バジェカーノのように。
来年はもっと芝生に寝そべりに来ます。
横河武蔵野 1-1 琉球FC
posted by sot-escape |23:36 |
JFL |
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2008年12月01日
Match No.092 2008.11.29
<ラグビー>
トップリーグ第7節
横河武蔵野アトラスターズvs日本IBMビッグブルー
@秩父宮ラグビー場
東芝がチーム名から「府中」を抜いて以来、
僕は東芝から距離をおいてきた(なんて偉そうな物言い)。
そこへきて去年、横河武蔵野が初昇格のニュース。
これだ、おらがトップリーグのチームは!
と思って応援していたのだが、
どうも東京でやる彼らの試合と自分の都合が合わず、
7試合目にして今季初の観戦となった。
未勝利の横河武蔵野。
残留のためにも、下位どうしのこの試合は落とせない。
秩父宮上空は、のどかな青空。
スタンドでは横河応援団が旗を振る。
IBMの応援団はほとんどいない。かわいそうに。
序盤、IBMが先輩の実力を示し、横河陣を襲う。
ゴール前での防御を強いられた横河武蔵野はなんとか凌ぎつつも、
立て続けにIBMフィリピーネやSO加瀬のゲインを許し、
苦しい立ち上がりとなった。
しかし自らを救ったのは、鋭いタックルだ。
12分、センターライン付近でグサリと突き刺したタックルで、
IBMの選手の手からボールが浮き、横河がカバー。
反則を誘い、これにクイックスタート。
繋いで最後はFL荒川がポスト左にトライ。願ってもない先制点だ。
16分に7-7と同点にされた横河武蔵野だが、
21分、横河は内藤がうまくタックルのタイミングを外して右へオフロードパス。
これでIBMの防御ラインが乱れた。ウィング笠原が右ライン際を疾走し、
内側のFB佐藤へパス。佐藤がゴールへ飛び込んで、再びリードした。
直後にもSH小池が抜け出してキックを転がし惜しいシーンを作るなど、
横河がペースを握っていた。IBMも、ボールを保持こそするものの、
横河が鋭いタックルでストップをかけていた。
34分、左ラインアウトからNo.8フィフィタが抜け、トライ。
19-7(しかも3トライ!)とリードして前半を折り返した。
後半横河は、大男サモを投入。
この男、僕が去年のクリスマスイブに(笑)秩父宮で見た
トップイースト最終戦(vsNTTコミュ)でぶっちぎりの70mトライを決めてくれたのだ。
早速タックルを吹っ飛ばしてゲインを切るも、スローフォワードでNG。
IBMのシンビンで人数有利の横河は、
PGを1本返された後の後半5分、
右ラインアウトからPRの糠盛が抜け出して、トライ。
早くも4トライ目でボーナスポイントを獲得した。
ところがここから横河武蔵野は経験不足を露呈する。
初勝利への道は甘くない。
10分にトライを許し17-26と9点差に迫られると、ここからIBMに
モメンタムを持っていかれる。
おそらく最大の要因は疲労にあるのだろう。
前半決まっていた鋭いタックルが影を潜め、オフサイドなどの反則が嵩む。
疲れた体にノットテンなんか取られはじめた日には、もうたまらん。
IBMはキックが好調なFB高の3連続PGで同点に追いついてしまった。
後半10分のトライから、3つ続けてリスタートのキックオフだったわけだが、
それをことごとくIBMの思い通りのところに蹴り、思い通りに捕られ、
思い通りに30mほど突破されるという、観客にはもどかしい時間帯だった。
なぜ同じことを繰り返すんだよぉ。
目線を変える余裕が、まったくなくなってしまったのだろう。
ああ、アトラスターズ。このまま逆転を許すのか…。
追い討ちをかけるように、後半22分に藤山がシンビンを食らう。
22分に10を足すと、、、もうだめだ。
しかし、この人数不利がIBMの攻勢を鈍らせ、横河武蔵野の集中力を呼び覚ました。
粘っこいディフェンスとロングキックでIBMを自陣から遠ざける。
それでも、キックで陣地を稼いでさぁラインアウトというところで
オーバーザトップ、コラプシングと反則を犯し、勝ち越せない。
32分、IBMは40mほどの距離からPGを狙ったが、左に逸れ、
横河応援団からは安堵のため息。
逆に36分、小池が意表をついてビッグゲインし、オフサイドを誘う。
後半からキッカーを担う笠原がPG狙う。・・・・・・カツンと音がして、左へ弾かれる。
トップリーグ1勝は本当に遠い。
残り時間わずか。
もはや最後にボールを持っていたほうが勝ちだ。
それでもDF背後に無駄なキックを試みてボールを失う横河。
それはあかん。
IBMが攻めてくる。しつこく絡む。ノットリリースを誘った。
粘り腰の守備がここでも実った。
さぁリスタート。ハーフラインを越え、接点ができる。
主審はIBMノットロールアウェイをコール。
ホーンが鳴ったぞ、さぁどうする。
後半26分に外している距離だが、キックを選んだ。
笠原の肩を抱え胸を叩き、大丈夫だと言ったのはフィフィタだっただろうか。
笠原は、距離が足りないことだけは避けようと思ったのだろう。
思い切り蹴った。
ゴールポストの高さくらいまで上がった楕円球が、ポストを通過した1秒ほどあと、
2本の旗が上がり、アトラスターズのトップリーグ初勝利が決まった。
ベンチから飛び出したメンバーと、優勝したような騒ぎ。
去年、トップイースト優勝の現場にも立ち会ったし、
僕はなかなかこのチームに貢献しているかもしれないぞ。なんて。
さて、横河武蔵野の応援団は、バックスタンドの(おそらく会社関係者を中心とした)グループのほかに、
ゴール裏に6人でコールを発するグループがあった。
サッカーの横河のサポーターではないだろうか(どうなんでしょう)。
今思えば、横河が前半に2本目のトライを決めていいムードだったとき、
「気合いを入れろ」とコールしていたのは、ゴール裏だった。
それは的を得ていたことになる。
簡単に勝てる試合などないのだという、激励だったのだ。
試合後の選手たちは、ゴール裏にもちゃんと挨拶にいっただろうか。
バックスタンドの、小旗を持った応援団は、「GoGo横河!」。
ゴール裏の集団は、「むさしの!」。
会社のチームを応援するのか、地元のチームを応援するのか。
2つのスタンスが融合するとき、
横河武蔵野は、そしてトップリーグは、
いろんな意味でひとつ上の段階にステップアップしたと言えるのだろう。
今までも地域のスポーツに多大な貢献をしてきた横河電機であればこそ、
トップリーグに地域密着の成功体験をもたらしてくれると信じたい。
来年あたり、武蔵野「市陸」で公式戦をやってもらいたいものだ。
横河武蔵野 29-26 日本IBM
posted by sot-escape |20:24 |
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