2008年05月26日

飢餓感が生んだもの [東京vs東京V]

Match No.047 2008.5.25
<サッカー>
ヤマザキナビスコカップ予選グループB第4節
FC東京vs東京ヴェルディ
@味の素スタジアム

年に4回もダービーがある幸せ。
僕も大人になったが、やはりヴェルディ戦には熱くなってしまうね。
だからこそ、観衆が2万人に満たなかったのはちょっと残念。


今野が意地悪してセレッソの優勝を邪魔したあの日、ブルーノは出場停止だった。 
あの年はセレッソの試合をよく見ていて、 
後ろからドゥァーーーっと上がってゆく姿と、熱い感じが大好きだった。 

何度かこのブログでも書いたとおり、 
僕はブルーノ・クアドロスをもっと試合に出してほしいと、ずっと思っていた。 

佐原・藤山に文句はないが、少なくとも茂庭よりは上に位置するかなと。 
攻撃の起点として見るなら、ブルーノがいちばんだと思う。 

「状況は苦しく、厳しい。監督の考えはリスペクトするが、自分としては納得していない。」

と話していたブルーノは3度目の先発を果たす。今日はボランチとして。 

気合いが空回りするのではと心配したが、開始2分で彼は、
少なくともひとつの存在価値を示してくれた。 

細かいパス回しから、中央をスルスルと上がってきたブルーノへパスが渡る。 
ヴェルディは誰が付くのかはっきりしない。コースは見えた。打て! 
右足を振りぬいた弾道は、少しアウトにかかりながら、土肥の左手を越えてゴール右上に刺さった。 
サポーターすらまだ体が温まっていなかったが、味スタは一瞬で点火した。 
激しく喜んだあとのブルちゃん


出場を渇望していたブルーノも、熱望していた僕も、しっかりとゴールの余韻に浸った。 
彼にとっては、自らの心を落ち着けるためにも、ひとつの結果を残したことは大きかっただろう。 
それ以上に、この試合にとってこの先制点がいかに大きかったかは、後々よくわかった。 

東京は優位に試合を進め、ゴールの数分後にもブルーノが前線に顔を出し惜しいシュート。 
カボレは力強くドリブル突破し、平山もうまく絡み、中盤とFWの連動性も非常に良かった。 
いくつか危ないシーンはあったものの、初登場の椋原を含め、落ち着いて対処していたと思う。 

30分頃には、カボレのパスからまたもやブルーノが決定的なシュート、
しかし土肥の信じがたい反応に止められ、 
平山のヘディングもクロスバーを弾いた。 

東京のブラジルトリオ揃い踏みは、結果としては大当たりだったと思う。 
うまく表現できないが、ブラジルっぽい試合運びができていたのだ。 
彼らはさすがに呼吸の合ったパス交換を何度も見せていたし、 
ブルーノは周囲との連携こそ改善の余地ありだが、よくボールに触って、 
「のらりくらり⇒スイッチオン」というリズムに貢献していた。 

無理をしない、する必要がない、隙あらばGO、というのは何より、 
開始早々の先制点があったからこそ。 
ディエゴ、レアンドロ、フッキの強力トリオにスペースを与えないような試合運びを選択できたのは大きい。 

ただし後半は苦しかった。 
ブルーノは前進力はあるものの梶山のようなタメは作れないので、 
中盤でのボールの収まりということで見ると、課題は残ったと思う。 
ポゼッションではかなりヴェルディに分があったのではないだろうか。 

それでも守備の集中は素晴らしかった。 
まだプレスの時の位置取りなどで混乱の見えたブルーノは、浅利に感謝すべし。 
よく指示を出しバランスを取っていた東京ガス社員は、今日の影のMVPでは? 
サリさん


試合への飢餓感を形にしたブルーノに続き、 
佐原も自らの守備を楽にする、FKからの初ゴール。 
そしてエメからのスルーパスに抜け出した近藤祐介が3点目を流し込み、こちらも飢餓に終止符を打った。

すごーーーく気持ちのいい勝ち方。今後にとってもデカイぜこれは。
 
早くブルーノのシャツを売り出してくれ。 

梶山・今野が不在でも、今日のブラジルテイストの試合運びは、
貴重なオプションになる。あるいは主要装備になるかも・・・。 
なんだか選手層がとーっても厚く見えるのは、気のせいだろうか。 

調子に乗って、提案なんかしてみちゃうと、 
城福さんには、終盤リードされた展開のオプションとして、3バックを試してほしい。 
3人のうち一人はブルーノ。言いたくないけどトウリオ的な役目で。 

後半40分。佐原・藤山が実質2バック。 
ブルーノは上がって行き、今野がバランスを取る。梶山とエメルソンが中盤でパス交換。 
羽生に代わって入った大竹がDFを引きつけ、スペースに石川を走らせる。1人交わしてセンタリング。 
祐介が潰れ、カボレがファーで折り返す。そこにはブルーノがいたぁーーー!という感じ。
妄想しすぎだろか。 

さて。 
落ち着きを取り戻し、試合全体をまとめると、こうなる。 
点差以上に苦しい試合だったが、見た目よりは完勝に近かった、という微妙な表現でいいかな。 

FC東京 3-0 ヴェルディ




posted by sot-escape |23:51 | FC東京 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2008年05月25日

マー君、それはご愛嬌なの、貫禄なの? [ヤクルトvs楽天]

Match No.048 2008.5.25
<野球>
プロ野球 セ・パ交流戦
東京ヤクルトスワローズvs東北楽天ゴールデンイーグルス
@神宮球場

悔やんでも悔やみきれないハンドリングエラーだった。
右手から左手に持ち替える瞬間、ポロリとやってしまった。

といいうわけで、神宮球場3塁側9番入口付近の食券自販機の下には、
おれの100円玉が転がっている。味噌ラーメンの食券を買ったときのお釣りである。  



連敗中の田中マー君は今日も調子は良くなさそうだった。
初回に2点をもらったけど、どうもピリッとしなかったな。

3回にはインハイの速球を畠山に引っ張られてタイムリー2塁打。同点にされた。
変化球が抜けたり地面を叩いたり。
ほぼ毎回ランナーを出しながらの苦しいピッチングだったが、
なんとか帳尻を合わせたという感じだった。
「ご愛嬌」なのか、それとも「悪いなりにも・・・」というやつなのか。

早実と競ったあの甲子園大会での田中を思い出した。
ベストに程遠いフォームで地面にボールをぶつけまくりながら、
それでも決勝まで行き歴史に名を残したのだ。
ゲームを作る、ということに関しては、彼は本当に生まれながらに「エース」なんだな、と思う。
うりゃっ


味方のがんばりを引き出すのもエースの背中。

5回裏、6回裏にはファーストへのゴロとライナーを山崎武がファインプレーで止め、
田中は頭を下げた。

一方のヤクルト先発の増渕は初回の乱れから立ち直っていたが、
4回、先頭のリックの頭にぶつけて退場。
緊急発進の鎌田は4、5回を抑えたが、6回に3連打を食らって勝ち越しを許し、
さらに田中のショートゴロで4点目を奪われた。

「9番・ピッチャー・田中」のアナウンスに、おれはちょっとゾクゾクっとしてしまった。
高校時代もヘルメットがあまり似合わなかった覚えがあるが、
田中はちょっとした強打者だった。
この遊ゴロも、初球の変化球に体を合わせてしっかり叩いたあたりが、さすがだと思う。
ひそかにスクイズを期待していたんだけどね。

打線がつながった楽天はその後も点を加えて、終わってみれば快勝だった。
ヤクルトは台所事情が苦しいのが見え見えだけど、
がんばって3位を死守してくれー。


後ろに座ってたおっさんが、ヱビス売りのおねえさんに、
「君、西武ドームでもやってるだろ」と声をかけていたのを聞いて、
よう覚えてはんなー、どんだけ野球場通っとんねん。と思ってチラッと見てみたら、
おれもそのおねえさんの顔は覚えていた・・・。
確かに西武ドームで見たことあるよ・・・。
嫌だ嫌だ。たまたまとはいえ、自分がキモい。


東京ヤクルト 2-10 東北楽天


posted by sot-escape |23:33 | プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年05月15日

2連続サヨナラ [日本ハムvsロッテ]

2夜連続のサヨナラ劇をGAORAで見ながら書いてます。
ドームで見たのは昨日の試合。

10回を抑えたアブレイユをスパっと代えて負けた昨日。
成瀬をアブレイユに代えて追いつかれ、9回も引っ張って負けた今日。
うまくいかないなぁ。

Match No.046 2008.5.14
<野球>
プロ野球 パ・リーグ
北海道日本ハムファイターズvs千葉ロッテマリーンズ
@東京ドーム

小林宏之に、勝たせてやりたかった…。

1-1で同点の9回裏。
「ここで無理する必要はない」とばかりにマウンドを降りたダルビッシュとは対照的に、
宏之は続投。
先頭の稲田に粘りに粘られたうえに、合わせただけの打球がライト前に。
これを神戸がスライディングキャッチで掴み、ようやく1死。実に13球。
スレッジに2塁打を打たれ、続く小田は敬遠で1、2塁。

我慢しろ、ボビー。という願いが通じ、宏之続投。
小谷野にもフルカウント。ストレートで空振り三振。
そして高橋には外角球を流されたが、ライト正面へのライナー。乗り切った。

復調の手ごたえと、勝利への執念を感じた。ぐっとくるイニングだった。

10回表にロッテが得点を挙げれば、宏之に勝利が付く可能性があったが、
それは叶わず。

それでも大松の2ランで11回に勝ち越し、3塁側は「こんなにいたのか」というくらいの
ロッテリーマンが立ち上がって盛り上がったが、
その裏に悪夢が待っていた。

11回裏は、両軍の今年の「悩み」の対決だったと思う。
打率が低くて代打層も厚くない日本ハム、
そして、なんだかんだでYFKの穴を埋められていないロッテ。

延長戦で2点差を跳ね返すには心許ない打線に…見えた。
でもよく考えたら、いわゆる「少ないチャンス」ってやつをものにして、
打線のつながりと勢いで勝ってきたのがファイターズ。
ワンポイントの川崎がヒットを許し、荻野が打たれ、頑張ってた金澤が悪送球。
ロッテはバッテリーが自滅した。犠牲フライでサヨウナラ。

でも、ナイスゲームでした。両軍おつかれさん。




ロッテのビジターユニ、おれ的には正直しんどいかなと。
というか、白すぎだろ。ホームチームに失礼だろ。


北海道日本ハム 4-3 千葉ロッテ

posted by sot-escape |23:59 | プロ野球 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年05月11日

アマラオの「引退試合」に行けなくてごめん

アマラオのファイナルマッチに、
仕事のために行けませんでした。

行った人は、堀池とか鏑木とかが見られたようで・・・。
あぁぁぁぁぁぁ行きたかった。

僕にとってアマラオは、これからもずっと東京の王様。
ガス時代を僕は知らないから、
実は調布に毎試合のように通うようになったころには
彼はピークを過ぎていたんだけれど、
それでも、あのときケリーや石川や戸田を従えて、
ポストプレーと球追いに励んでいたあの姿は目に焼きついている。

僕の中ではアマラオの「ファイナルマッチ」は、
2003.11.22のヴェルディ戦。リーグ戦ホーム最終戦。
いまだに、このときほど試合に入り込んだ自分を見ていない。
そのときの観戦記がこの前PCから出てきて、恥ずかしくも、懐かしく、
自分でも泣きそうだった。
機会があれば、今度公開します。

もちろんサポにとってはその後の日立台のアマラオ2ゴールが
強烈に残っているし、僕もあの日のことは忘れない。

だめだ、語りだしたら止まらない。


引退試合規定なんかなくなっちゃえ!
とにかく、アマおつかれさん。



posted by sot-escape |22:35 | FC東京 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年05月11日

2連敗 [東京vs柏]

Match No.045 2008.5.10
<サッカー>
J1リーグ第12節
FC東京vs柏レイソル
@味の素スタジアム

あんまり振り返りたくない試合なので、
今日の対戦相手の柏にちなんで、僕はあえて、逮捕されたSについて書こうと思います。
ちなみに、ニュースをよく見たわけでもないですし、
ネット上で彼が今どういう扱いを受けているのかも知りません。
ここから書く文章は、「弁護」です。

まず、下着泥棒という行為自体は、言語道断、
という認識はあるということを断っておきます。

Sは川崎に所属していたときに、住居侵入で捕まり、クラブを放逐されています。
その後甲府に移籍し、大木監督の下、彼の魅力的なサッカーの中心を担っていました。
報道によれば、断酒し、地域貢献活動にも熱心で、「改心」していたようです。
そして日本代表候補にも選ばれ、キャリアアップを一層はかっている最中でした。

ところが、再び、兵庫での下着泥棒で逮捕されたのです。

さて、この犯罪、もし彼が「改心」を見せた後の犯行であれば、
刑務所に入っていただきたいし、サッカー界に二度と姿を見せないでほしい。
ところが、罪を犯したのは7年前で19歳のとき。時効まであと5ヶ月でした。
だったら許していいのか。という議論はあると思います。

僕は何が言いたいかというと、兵庫県警の行為は意味があったのか、ということです。
いまどきの事情を知らないのですが、7年前の下着泥棒に、DNA鑑定を行うことって、
普通なんでしょうか。

彼を逮捕したことで、当時の女子大生が「これで安心して暮らせる」と
胸をなでおろしていることは想像できますが、
川崎時代の犯行で、全国に変態として悪名を知られるいという社会的制裁を十分に受けている彼を、
しかも「更生」して人々に喜びを与える仕事をしている彼を、
再び奈落の底に突き落とす必要が、果たしてあったのでしょうか。

警察って、そんなにヒマなんでしょうか。
今回の逮捕劇で、誰かが出世でもしたんでしょうか。
まったく生産的でないとしか言いようが無い、と僕は思います。

リーグは彼を永久追放にするかもしれません。
でもこのケース、「1度ならず2度までも!」の理論は通用しません。
何度も言いますが、川崎時代の一件より後の犯行ではないのですから。
通用するとすれば、1度目の逮捕のときに過去の犯行を自供しなかったことを重視する、
という理論でしょうか。
もし前者の理由で追放の裁きを受けたら、Sには戦ってほしいと思います。

この国は、更生を許さない国であってはなりません。


柏は元気を取り戻していた。
東京は前後半とも、ほとんど柏陣内でプレーしたが、
前半はカボレが外に流れてしまうことが多く(手数が多い証拠)、
後半もことごとくクロスを跳ね返された。

セットプレーで後半29分に案の定先制を許した。
CKを塩田が弾いたところに大谷がいて(あるいは大谷がいるところに塩田が弾いてしまい)、
ダイレクトで決められた。

わずか1失点なのに文句を言うのは酷だが、
1失点だからこそ、こういう点の取られ方は勘弁してほしい。避けられたはずだ。
あと、藤山のパスミスが複数回あったが、それは茂庭からのパスが悪かったために
選択肢が狭まったためだ。
命綱のスピード勝負でも太田らに何度もかわされていた。
個人的には茂庭への信頼は今、ない。

寒かったので、愚痴は続く。
城福さんにも疑問。
あまり高さのない柏とはいえ、カボレ・近藤・平山を並べる作戦は、
あまり効果的だったとは思えない。

トランジッション・ゲームを好まないのであれば、よほどボールを動かさないと
羽生は生きないが、そのために本人が中央や前線に動いても、連動が足りなかった。

平山の話はやめておこう。
今日は彼が浴びた罵声の数ほど悪かったとは思わない。

まぁ、負けたこと自体はけっこうすんなり受け入れられた。
レイソルは頑張っていたし、東京にとっても、あってしかるべき試練の時期だと思うので。

ただし1つだけ胸くそ悪いシーンがあった。
1点ビハインドの後半40分すぎに、柏の古賀正紘がピッチ上に倒れて
3分ほど動かなかったシーン。
負けていたから、東京サポからブーイングが出るのは当然だ。最初はね。
でも、様子がちょっと普通でないことはだんだんわかっただろ?
2分も3分もピッチ外に出せないってことは、足がひんまがってるか、意識がないか、
とにかく時間稼ぎでないことは明らかだ。

なのに「つまみ出せ!」とか叫ぶ輩がけっこういた。
ルーカス危機一髪を経験したクラブのサポーターとは思えない。吐き気がするよまったく。

とにかく試合になると周りが見えなくなって何でもかんでも
罵声の対象にする奴がいる。けっこういる。
日本のスタジアムは、「女子供」の来る場所だ。
ほかに自己表現法がないのか知らないけど、
相手に敬意が払えず、客席が戦場だなんて思ってるやつは来なくていいよ。

あー気分わる。

東京 0-1 柏

posted by sot-escape |22:09 | FC東京 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年05月10日

アパッチを襲った悲劇 [bjリーグFINAL]

遅くなりましたが。bjリーグ決勝のレポートです。
素人の駄文をお許しください。

Match No.042 2008.5.4
<バスケットボール>
bjリーグプレーオフ ファイナル
大阪エヴェッサvs東京アパッチ
@有明コロシアム

やはり決勝の舞台というのは特別なものなのでしょうか。
両チームとも、打てども打てどもシュートが入りません。

選手たちの緊張、気負い、意欲、すべてが空回っているような。
決勝にふさわしいハイレベルな攻防だったか、と言われれば、
JBLのファイナルのほうが質は高かったと思います。
でも、そんな人間味に溢れた感じがbjリーグの良さなのかな、と思います。
決勝にふさわしい、ハイレベルの興奮は、確かにありました。



特に、東京の空回りが目立つ前半でした。
先月の20日に代々木で見たワイルドカードゲームのときは、
ハンフリーがオフェンスを引っ張り、よく打ちよく外し、
まるでたしなめるように周りがフォローする、というリズムがありました。
ベイカーやデービスなど、どこからでも得点できる雰囲気、
そして勢いがあり、事実新潟は吹き飛ばされ、仙台も呑み込まれました。

ところが。
ハンフリーは前半わずか2得点。いやハンフリーだけの問題ではなく、
試合全体が1対1のオンパレードで、
特にインサイドでは黒人選手が意地になって仕掛けてはシュートを落とす、という
シーンが続きました。大阪はマイキー・マーシャル、リン・ワシントンになかなか
得点が生まれませんでした。

外のシュートもタッチの良い選手は誰もいなかったんじゃないでしょうか。

そんな中、東京はディフェンスでは激しく応戦し、
ベーカーのシュートなどでリードを奪い、
16-12で1Qを終えます。

こういう展開のとき、ベンチプレイヤーがトリガーになることはよくあります。

まさに堅苦しい展開を打破するために、
東京はあえて青木康平をベンチスタートにさせていた、といっても過言ではないでしょう。

「彼をベンチからスタートさせることで、青木の得点力が増すことと、相手が青木の止め方を見失うという2つの利点がある。彼自身には(スターティングメンバーからの)『降格』ではないということを説明した。」

とブライアントHCはプレーオフ前に語っています。

青木が切り札になるべき展開でした。
ところが、東京アパッチにとって初のファイナルには非情な試練が待っていました。
1Q終了間際にコートに入った青木が、
2Q開始まもなく、目を負傷して退いたのです。
最初は出血か何かだと思いましたが、彼は二度とコートには戻りませんでした。

あまりにも痛すぎる青木の離脱。
残りの試合時間、僕の目はずっと城宝匡史に向いていました。

2Qは残り7:52でワシントンがフリースローを入れるまで、
2分以上もスコアが動きませんでした。ロースコアが続きます。

城宝は明らかに気負っていました。
無理な体勢からのシュート、ドリブル中のハンドリングエラー。
青木の負傷は、おそらく東京ベンチに相当の衝撃を与えていたのでしょう。
城宝は確かにその代役でしたが、自らの役割を過大に捉えすぎていたように見え
ました。

あるいは、古巣大阪が相手ということも関係していたのか…。
 
14-16から、城宝が3PTを落とします。
大阪はマーシャルのダンクで同点に追いつき、さらに逆転。
東京はなんとか得たFTを城宝が沈めて再び同点。
点が動き始めたかに見えましたが、
やはり全体的に判断やシュート成功率が悪く、じりじりとした展開が続きます。
残り5分を切っても18-20。

2Q残り時間はシーソーゲーム。
ブラウンの活躍で東京が得点を重ねれば、大阪はマーシャルが3PTで逆転。
終了間際に今度はハンフリーがようやく決めて26-26の同点で
前半を終えました。
高校生のようなハーフタイムのスコア。
マーベリックスやサンズの試合だったら1クォーター分の得点です。

3Qに入っても、取ったり取られたりと緊迫した展開が続きました。
ただその中でも、両者に差が出てきました。インサイドでの攻防です。
もともとゴール下では大阪に分があるかと思いますが、
東京はよく守っていました。
ところが攻撃のペイントゾーンでは、入れなければならないシュートが
落ちる落ちる……。

34-38と4点ビハインドから、大阪のパスミスを誘ったにもかかわらず、
直後に無駄なターンオーバーを犯し、
大阪・ロティックにファーストブレイクを許して6点差に。
さらにワシントンとのマッチアップでベイカーが惜しくもファウルを取られ、FTで8点差。
これ以上離されたくない東京は、長距離要員で登場のイ・ジョンジュンが
スリーを沈め、さらにラスト数秒で岩佐潤がドリブルで切り込んで決め、
41-44と迫って3Qを終えました。
東京はなんとか食い下がります。

4Qのアタマ、DJが「泣いても笑ってもあと10分です!」と叫びました。
数で勝る紫の東京ブースターはDJ UMEの煽りでアパッチコールを繰り返し、
大阪からやってきた赤いブースターも応戦します。
エンタメ要素の強いbjリーグの試合会場にあっても、純粋なる試合の緊張感が
アリーナの興奮を作り出していました。

大阪はニュートンのバスケットカウントで点差を6点に広げます。
東京はコートに戻った城宝が決めて4点差。
大阪・ロティックが3PTを外したあと、
東京は2つのシュートを落としながらも両方のオフェンスリバウンドを掴み、
ブラウンがファウルをもらって、FT2本を成功させて2点差。
このときブラウンは緊張でレーンの周りをウロウロしていました。
ワシントン、マーシャルが外し、ニュートンがダンクをミス。
そのニュートンのファウルを受けた城宝のFTで東京は47-47の同点に追いつきます
。

マーシャルのシュート、ワシントンのジャンパーで再び4点差、
東京はブラウンが決めて2点差。
マーシャルがリバウンドをチップインし、城宝は3PTが入らず。

ブラウンの4つめのファウルでワシントンがFTを沈め、6点差。

ハンフリーは悪癖が出て難しいシュートを落とします。
さらにワシントンはスピンで切れ込んで、57-49。
点差はこの試合最大タイの8に開きます。

エヴェッサの守備は、アウトサイドでも光っていました。
アパッチはワイルドカードの新潟戦では、
中へ外へとボールを動かし、外の選手をフリーにすることに成功していました。
しかし、大阪ディフェンスはインサイドでの個人対決での優勢を生かし、
しっかりと外側にもプレッシャーをかけ続けました。

ファウルのかさむ東京。ブラウンはついに退場。
大阪の選手はFTをほとんど落としません。

それでもデミオン・ベーカーが頑張って4点差に。


試合を通してボールを動かす意識を欠いていました東京に、
終盤へ来ての焦りが加わります。

長距離シュートが必要な時間帯に、誰もフリーにならない。
この状況を打破しにかかったともいえますし、
もしかしたら悪い流れの割りを食ったともいえるかもしれません。
城宝匡史は、大男たちの待つゴール下にひとりでペネトレイトしていき、ブロックの餌食になりました。

残り1分30秒で4点差、という状況で無理をしました。
さらにマーシャルに決められたあと、またもドリブルで持ち込もうとして
ターンオーバーを犯し、さらに、スローインのミスという凡プレー。

ボールを運べてシュートも打てる青木の離脱が、
城宝にポイントガードの役割を強いていました。

数試合しか東京の試合を見ていない僕が知ったようなことを言うのははばかられますが、
僕は別のストーリーもあってよかったのではないかと思ってしまいました。
ずっと青木康平の前座のような形でスターターで出ていた牧ダレン聡や仲摩純平が、
東京を窮地から救うというストーリー。

ハンフリーが元気なく、デービスも消されている中、ブライアントHCは、
城宝の大阪での経験に託したのでしょうか…。

僕は、ロケッツとのファイナルで不調のジョン・スタークスにシュートを打たせ続けた
当時ニックスのパット・ライリーHCを思い浮かべました。

残り30秒を切り、イ・ジョンジュンのスリーが落ち、城宝の7本目の3PTトライがリングに弾かれ、
試合は事実上決しました。

城宝は一瞬頭を抱えたあと、両膝に手を置きました。



カウントダウンの中、大活躍のマイキー・マーシャルが高々とボールを放り投げ、
大阪エヴェッサが3連覇を達成しました。

大阪は、強かった。それに尽きると思います。点差以上のものがありました。

攻撃面ではまったく試合をさせてもらえなかった東京、そして城宝匡史の、
来季の逆襲を期待します。


ナイスゲームでした。


大阪エヴェッサ 66-56 東京アパッチ

posted by sot-escape |19:40 | bjリーグ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年05月07日

喋りすぎの観客 [東京vs名古屋]

Match No.044 2008.5.6
<サッカー>
J1リーグ第11節
FC東京vs名古屋グランパス
@味の素スタジアム

今日は趣向を変え、一緒に観戦したS子(20代・女・不思議ちゃん)、
T君(20代・男・GKとしてそれなりの経歴を持つ)との会話から試合を振り返ろう。

布陣的にがっぷり四つに組んだカタイ序盤戦。
その中でも、名古屋が得意のサイドを中心にチャンスを作り、押され気味の東京。

サッカー観戦5回目くらいのS子:「なんか、気付いたら名古屋の選手のほうが良い場所にいるね」
おっしゃるとおり。
S子:「東京のほうが、ボールの周りにグシャっと選手がいるね」
T君、私:「・・・・・・」。おっしゃるとおり。

一方の東京は、梶山が出場停止、羽生は怪我から復帰。
ボールが収まらない。
私:「3日前梶山だったのが羽生に変わったら、そりゃ周りは戸惑うわなー」

前半15分過ぎ。長友が負傷でピッチを離れる。ベタ引きはしなかった東京。
T君:「10人なのに、やり方変えなくていいのか?」
スペースを突かれ、杉本恵太に先制点を許す。
私:「あのスピードであそこに斜めに走られたらキツイよなー」

名古屋は徹底してサイド攻撃を仕掛ける。中にヨンセンがいるというだけで、枚数が足りなくても形になる。
T君:「名古屋のサイドにボールがうまく入るのは、その前のショートパスがいいからなんだよな」
T君:「ヨンセンに合わせる練習ばーっかりしてるんだろうな」
私:「うん。でもそれって大事なことだよね」
T君:「止められはじめたら違う練習すりゃいいんだもんな」

携帯画面を覗き込む私を見て、
T君:「他会場?」
私:「いや、ベンチ入りメンバー確認してる。誰入れようかと思って」
T君:「誰がいんの?」
私:「う~ん・・・。こんなにサイドにスペースなかったら、石川入れてもしんどいだろうな」

いつもと違うメンバーと観戦すると、普段あまり気にしないことに気付かされる。
S子:「名古屋のベンチの選手は準備運動してるのに、東京の選手はしなくていいの?」
これはそれぞれの方針だということで納得してもらったのだが、
ハーフタイムにピッチに出てきた控えメンバー。
フィジカル中心にアップをする名古屋の選手とは対照的に、
鳥かごやロングキックでダラダラと練習する東京の面々に、
T君:「プロじゃねぇ。特に平山。」

後半、東京は大竹を投入。
T君:「やっぱセンスは持ってるよな。」
自慢げに私:「うん。」

どうも劣勢は打開できそうもない感じ。気が散り始めてしまった。
塩田に関してT君:「不安定だなー」「オーラがない」など相変わらずGKに厳しい発言。
藤山が持ち上がった末にパスカットを食らうシーンのたびに、
T君と私:「フジさ~~~ん!」

名古屋がクリアしたと思ったボールがいちいちヨンセンに収まる。その長足吸い付きトラップに、
情けなく私:「おぉー、すげー。」

76分、復帰の石川が栗澤に代わって入る。盛り上がる味スタ。おかえり!
やはりスペースはないが、リズムは出てきた。
3分後、前線に抜け出したカボレが楢崎に倒され、PK獲得。
立ち上がってマフラーを振る私。
一方、倒された感を出したいカボレは立ち上がらない。おいおい。
私:「今野に蹴らせろ!」
やる気満々の近藤祐介がキッカー志願。
クロスバーに当たる。

名古屋はマギヌン→竹内。
T君:「すげーな5バック?」
私:「スペクタクルとか言いつつ、ちゃんと勝つためのサッカーしてるよな」

ラストプレー。ゴール前に放り込まれたボールがファーに流れて、
祐介がボレー!Stopped。跳ね返りを、ボレー!止められた。
頭を抱えうずくまる私:「代表のキーパーは楢崎で決まりやーー」

完敗。久々に2階席から見たら、名古屋の強さがよくわかった。
的確なポジショニング。統一された意思。
T君:「ピクシーはすげえ。経験なくても、ジーコみたいに選手の力を見る目だけはあるのかな」
私:「決定的に違うのはユーゴスラビア人だってことだな。背負ってるものが違う」と
わかったような顔で言ってピクシーを称えることで、敗北に納得しようと努めた。
S子「私、負けた試合って悔しい~って感じが欲しいんだけど、今日は諦めがつく感じ」。
おっしゃるとおり。

中断前は無敗で行きたかったなぁ。
最後は同僚のKさん(40代・女・東京サポ)から来たメールで締めます。
「プロvs子供の試合でした。名古屋お上手ね」
そこまで言うか。

東京 0-1 名古屋

posted by sot-escape |18:35 | FC東京 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年05月06日

アトム、3タテを食らうの巻 [ヤクルトvs巨人]

Match No.043 2008.5.5
<野球>
プロ野球 セ・リーグ
東京ヤクルトスワローズvs読売ジャイアンツ
@神宮球場

巨人戦のテレビは消音で観ながら文化放送のパリーグの試合を聴いていたような
環境で育った私だが、セ・リーグでは某Jクラブとコラボってるよしみで
スワローズを応援している。

というわけで、今日の試合はあまり振り返らなくてもいいだろうか。

良かったことといえば、
復刻アトムズの商品である、鉄腕アトムの人形を購入できたことくらいだ。

5回表。悪夢の5回表。
まずは2死2塁で坂本のセンターへの当たりを、
福地がダイビングしたがワンバウンドしてしまい、同点になった。
十分ファインプレーだったのに、青木だったらどうだっただろう、
なんて考え始めてしまった時点で私には弱気の虫が湧いていたんだと思う。



それが石川に伝染したかどうかは知らないが、
打率2割ちょっとの阿部に満塁の走者を一掃され、
試合を持っていかれた。

阿部の次のゴンザレスの打席で交代が妥当だったと思うけれど、
ブルペンの準備が間に合っていなかった。
そりゃそうだよな。
まだ5回で、2死で、すでに5勝しているエースがマウンドにいて、
しかも裏の攻撃が石川からだったら、ブルペンの準備なんかしないわなー。

グライシンガーの外角ストレートは、ありゃ打てん。
反撃の狼煙を上げたのは、4回表のラミレスの一発。
クルーンは一塁側に期待を持たせるサービス付きだったが、結局締めた。

ある意味巨人の「象徴」であるお三方のご活躍を拝見でき、
勉強になりました。

明日からの巨人阪神のシリーズは、面白くなりそうですね。

東京ヤクルト 4-6 読売


posted by sot-escape |00:15 | プロ野球 | コメント(2) | トラックバック(1)
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2008年05月03日

光を。 [千葉vs柏]

Match No.041 2008.5.3
<サッカー>
J1リーグ第10節
ジェフイナイテッド市原・千葉vs柏レイソル
@フクダ電子アリーナ

東京サポがすっかり歌わなくなった「メリッサ」がこだまするフクアリ。
柏には負けられない♪と。

でもいまのジェフの状況だと、「柏には負けられない」という動機付けの
重要度は3番目にすぎません。
'
1..相手がどこであれ、もう負け続けるわけにはいかない。
2.かなり厳しいチーム状況にある柏が相手だからこそ、ここで負けるわけにはいかない。

この次にやっと出てくるのが、
3.千葉ダービーだから、負けられない。
なのです。

第8節の磐田戦は、多少なりとも「もったいない」感じの残った敗戦でしたが、
テレビで観た前節のマリノス戦は、同情の余地が・・・。


仕事場から駆けつけた直後。
柏は右サイドからアレックスのFK。
速いボールが中央に入り、古賀正紘がマークを外してヘディング。
実はこれは触れていなかったのだが、
GK岡本は飛び出しを躊躇して、ボールはそのままネットイン。

磐田戦でサイドから2点取られ、
マリノス戦で中澤を捕まえられずにセットプレーで先制された反省が
ここでも生きなかった。

前半はもう完全に、典型的な迷走チーム。
マークの受け渡しは悪い、パスの出しどころはない、足は動かない。
首を振り嘆くフクアリの人々。

柏はポポやアレックスもがんばって前線からプレスをかけ、
ジェフDF陣はバックパスを繰り返した。
雨上がりでスリッピーなピッチのせいもあり、セカンドボールをキープできず
なかなかボールが収まらなかった。
ちょっと足場が悪いくらいでトラップが覚束なくなっていいのか??

スタッツによると、前半シュート0。

しかし後半の後半、試合は変わった。
柏の運動量が落ちたせいもあるし、ジェフが選手交代で生き返ったせいでもある。
新居に代わってレイナウドが入ると、前線に基点ができた。
彼がドリブラーもパッサーもフィニッシャーも担っていたのは問題だが。

ジェフが作った、4つの決定機。
1)後半25分、レイナウドに柏の選手が3人引き付けられ、
 レイナウドの落としを谷澤はフリーでシュート。しかしゴール左。
2)30分、右に抜け出したレイナウド。中央とファーで2人のジェフっ子がフリー。
 レイナウドはGKを引き付けてファーのフルゴビッチにパス。外す。
3)32分、巻に代わった苔口がスルーパスに抜け出しGKと1対1になるも、止められる。
4)さらに37分、右からのクロスにレイナウドがフリーでヘッド。これもGKに弾かれた。

こんなに台所事情が苦しい柏なのに、
GKだけはアホみたいに層が厚い。今日マウスの前にいたのは、南でなく菅野だった。
起用は100%成功。

とはいえ、この4つの決定機はすべてシューターはフリーだった。
菅野の好セーブを不運と嘆くのは簡単だが、
残念ながら、なかったのは不運ではなく技術だと思う。

2分け8敗。あまりにも、重い。



感情的な部分はサポーターの方に任せます。

ちょっとジェフが気になる第三者である僕の心に浮かぶのは、
ゴール裏でハーフタイムも試合後も歌い続けるサポーターへの敬意と同情。

なにしろ、こんな事態になった理由があまりに明確です。
「否」だけでなく「賛」の声も見受けられたオフの動きでしたが、
今となっては失敗以外の何物でもないでしょう。

だから、簡単には選手は責められない。
シーズン前、残った選手を精一杯励ましていこうと誓ったことと思います。
一方で、ゴール裏に呼び出して吊るし上げにしたい相手である
淀川前社長はあまりにもひっそりと、「任期満了で退任」してしまっているのです。

憤懣、やる方、なし。
その気持ちを歌に代える彼らに、ちょっと感動すら覚えました。


ただし、一点だけ生意気ながら言わせていただきます。
ジェフの選手は、開幕時と比べて、レベルアップしていません。
そこに関しては、フロントのせいではありません。

サポーターに挨拶に回るとき、
坂本が真っ先に小走りで行き整列し、巻が少し後を追い、
その後ろをうつむいた残りのメンバーが歩いてくる、という光景が見られました。

ブーイングはほとんどなかった。


僕はこれを、坂本のリーダーシップを示す美談としては捉えません。
選手の間で、何かが壊れつつあるんではないだろうか。
そういう印象を受けました。

千葉 0-1 柏



posted by sot-escape |23:49 | Jリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年05月03日

走者出ずとも点は入る [埼玉西武vs福岡ソフトバンク]

野球のレポートってその日のうちにアップしないと
時代遅れになるよね。すんません。水曜の試合です。

Match No.040 2008.4.30
<野球>
プロ野球 パ・リーグ
埼玉西武ライオンズvs福岡ソフトバンクホークス
@西武ドーム

池袋からの特別列車に乗ると、30分ちょっとで西武球場前に着いた。
副都心戦開通のあかつきには、渋谷のギャルを運ぶんだそうな。

両左腕の投げ合いで静かに試合は進む。
3回をパーフェクトの大隣と1安打の石井一久。3回を45分ちょっとで終える。

石井の1安打は小久保に本塁打された、甘く入ったカーブ。
それ以外は完璧に打ち取っていただけに、
大隣の出来からしても意外に重い1球になりそうだと思っていた。

ところが4回表に片岡が小久保と同じ場所へHRを放ち同点。
西武打線が初めてまともに捕らえた当たりだった。
さらに3番中島が右中間に突き刺し逆転、2-1。

大隣はなんとここからブラゼル、GG佐藤に連続死球。
なぜか小野投手コーチがエキサイトしてベンチから飛び出し、乱闘の2歩出前。

だがアップアップの大隣がわざと当てる理由は皆無。小野さん、それは大隣を動揺させる作戦?
ところが大事な中村はあっさり三振。江藤も一飛。
 
4回裏、先頭の細川へまた死球。さすがに今度は渡辺監督が食って掛かる。
とはいえやはり大隣が当てる理由はない。びびってる風の顔(on双眼鏡)だ。

久信、いかる


でもでもでもでもボカチカは一飛。片岡は二飛。栗山は三振。
自壊寸前の大隣を崩せない西武打線が情けないのか、
死球後にころっと切り替えてストライクを先行させる大隣が偉いのか・・・。
突き放せずにいやな感じだな、と思っていたが、
石井は危なげなく、主軸を泳がせ凡打の山を築く。

すると7回裏、西武はここまでチャンスで冴えなかった中村オカワリと江藤が連続弾。
1号が出た江藤は、それはそれは嬉しそうにベースを回った。
ここまで4安打は全てHR。

これが、今年のライオンズの強さなのかな、と思う。
繋がりがウリの打線が相手投手に苦戦しつつも、
ホームランが出るところ。

中島がホーム帰還時に足を痛めたっぽいのは心配。

==
GWの合間とはいえ、やはり寂しい西武ドームの観客数と熱気。
ここにお客さんが来なくなったのは、
屋根を付けたからだと信じて疑わない僕は、
幼いころから慣れ親しんだ(夜空に上がるべき)花火が
バックスクリーンでドカンとなるのを見て、
毎度のことだが首を傾げてしまうのでした。

埼玉西武 6-2 福岡ソフトバンク


posted by sot-escape |22:36 | プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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