2008年03月30日

咲いたり散ったりおつかれさん  [東京vs京都]

Match No.029 2008.3.30
<サッカー>
J1リーグ第3節
FC東京vs京都サンガF.C.
@味の素スタジアム

ヒュルリーラ


きのう久々に昔の仲間と馴染みの町で飲んで、
カラオケオールもまだまだいけるじゃん若いじゃんと確認し、
・・・でも眠い。2時間しか寝てないもんなー。
友人からふたーつみっつめでたい嬉しい話もあったし、年度末の気ぜわしさも忘れられたけど、
・・・風邪引いたかも。午前2時に上着も着ずに外をうろついたせいかな。

そしてこの流れ、ちょうど3年前の3月26日ナビスコ杯の大分戦とまったく一緒。
あのときも昨日と同じ友人との卒業パーティー明け。
グデグデの頭で、
「サラリーマンなんかなりたくねーよぉ、
嗚呼こうやってサッカー観に来ることも減るんだろうなー」と
酸っぱい思いで自転車をこいだのをよく覚えている。

でも今年もこうして変わらず味スタに通えている。神に感謝。
気分の良かったおれは久しぶりにゴール裏に立った。


梶山、石川、エメルソンという中盤のコアメンバーが欠場。
売り出し中の大竹がスタメン、さらにジョー金沢がボランチで出場した。

大竹はCKで赤嶺のゴールをアシスト。
そして特に後半に入って、疲れの見えた羽生を凌駕する躍動ぶり。
FKを蹴れることを証明したのはポスト宮沢探しを続けていたファンにとっては朗報だ。
徳永との出入りを繰り返しながら右サイドを制圧し、
内へ切り込んでのシュートも連発して攻撃のトリガーとなった。
完全にゴール裏のハートはキャッチしたね。
夏場に反町監督に呼ばれないことを祈るばかりだ。

小平の星、吉本クンのゴールで先制した東京だが、
前半は左偏重の時間が続き、裏を狙った縦パスがどうにも多くて、城福サッカーとはちと違う内容。
次第に押されると、茂庭が角田にマークをはずされてCKから同点にされた。

それでも上記の赤嶺弾で前半終了間際に勝ち越しに成功し、
後半は点差を離せそうかなーと思っていた。
そもそも、前半あたまのラッシュを見て、今日は大量得点か!?なんて思ってもいたんだけど。
ところが、
♪予感は外れて、予報は当たった
とレミオロメンの歌詞の逆を歌う羽目に。
楽勝の予感は見事に外れ、雨の予報はきちんと当たった。

渡邉の同点弾、田原の逆転弾、ともに素晴らしいシュートだったのは事実。
でも前者は、自らのイケイケの展開の中で守備に軽さが出て
間合いが悪く簡単に内側に切り返される場面が続いた結果だった。
後者も、エアポケットのような状態でパスの出所と行き先を自由にしてしまった。

どうにも失点が多いよなー。取られ方も良くない。
塩田に救われたシーンも、少なくとも3回。

残り10分で、追う展開。攻めの勢いも尽きてきて、敗色濃厚。
それでも京都のサポには申し訳ないけど、終了間際の失点は京都の「伝統芸能」
だと伝え聞いていたので、期待は捨てなかった。
そしたら、冗談みたいなゴールで追いついちゃった。

徳永のセンタリング(ミスキックだと言ってくれ)がGK平井の頭を越えそうになり
あわてて平井はかき出す。こういうところに必ずいるのよ、今野泰幸は。
冷静に頭で押し込み、ごーーーる。
慌しくバタバタした試合は、引き分けで終わった。
バタバタすれば歌も増える。楽しかった。

京都は強かった。スピードに弱いシジクレイのあの起用法は成功だし、
速いFW陣に出てくるパスも精度は高い。
昇格1年目だけど、降格はないだろうな。}


桜ってちょっと前までは、入学式の花だったよね。
それが今ではすっかり3月の花になってしまった。
近年多い桜モノの歌も、しんみり系のものが多い。
桜は今や、別れの花。温暖化のばかやろー。

だからおれには桜の「前向きな」楽しみ方がひとつある。
味スタの西側を、外語大をかすって南北に伸びる「スタジアム通り」という
冴えない名前の道の両脇に並ぶ桜並木の成長を確認することだ。

スタジアムができた当初、植えたばかりのこの並木の木は細くて短くて頼りなかったが、
調布の青赤が歴史を重ねるのに合わせて、桜の木も成長している。
まだまだ老樹に比べて厚みは物足りないけれど、なかなか壮観な眺めが見られるようになった。

ヒュルリーラ2


この楽しみを覚えたのも3年前の大分戦。卒業ブルーを癒してくれた桜。
来年は、晴れた日に来られますように。

そういえばあの日も試合はドローだったな。


東京 3-3 京都


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posted by sot-escape |23:59 | FC東京 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年03月28日

JBLファイナル第4戦  [トヨタvsアイシン]

Match No.028 2008.3.25 
<バスケットボール> 
JBL PLAYOFFS 2007-2008 ファイナル 第5戦
トヨタ自動車アルバルクvsアイシンシーホース 
@国立代々木競技場第二体育館

トヨタvsアイシン。
昔のコクド対西武鉄道というアイスホッケーのカードを思い出してしまった。
まぁそれはそれとして…。

われらが「味スタの声」、スティーブン・スペンサーに似た(本人?)声が聞こえたので、
走って入ったのだが、さすがに仕事帰りの7時スタートはきつい。
第2ピリオド残り2分から観戦した。

1勝2敗で王手をかけられたアイシン。
でもこの試合を観た限り、
なんで2つも負けたのかわからなかった。

インサイドには桜木ジェイアールと竹内公輔がいて、
完全にトヨタの外国人勢を制圧していた。

3ピリの終盤にトヨタは、オフェンスリバウンドをオバノンが押し込んで
6点差をひっくり返したが、
直後にアイシンは3ポイントであっさり再逆転。

58-54で始まった4ピリのあたまには連続10得点で引き離した。
特に竹内のスリーが大きかった。
トヨタは岡田の3ptで対抗したが、
それと同じだけアイシンのメイのシュートが決まった。

インサイドでのディフェンスとリバウンドで勝り、さらに
フリーになった外のシューターもきっちり決めたアイシンが
勝敗を5分に戻した。

トヨタバスケのホームタウンが府中市だなんて知らなかった…。ごめんなさい。
てっきり王国に根城があるんだと思ってた。

遅刻したから言うわけじゃないんだけど、
1ピリオド12分にしませんか。
なんか終わるのがあっという間で・・・。

あと、日本バスケの王者を決めるシリーズなんだから、
無理矢理にでも土日に開催したらどうでしょう。

トヨタ自動車 69-88 アイシン

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posted by sot-escape |19:18 | JBL | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年03月23日

サタデーナイト・ダンクショー [アパッチvsアルビレックス]

Match No.027 2008.3.22 
<バスケットボール> 
bjリーグ 
東京アパッチvs新潟アルビレックスBB 
@有明コロシアム

都内のスポーツ会場はたいてい制覇しているおれだが、
なぜか有明コロシアムは初めてだ。
まぁ行動範囲の狭かった時代には、有明なんて
多摩地区から見たら地の果てに感じたもんなー。
地の果てはどっちだよ、という議論はもちろん受け入れるけどさ。

bjリーグを初めて見た所沢体育館とは全然違う東京アパッチのホームゲームだった。
いや、基本路線は同じで、専属DJが観客を煽って、
音楽もガンガンかけてるんだけど、
センターステージでライブをやったら最高だろうと思わせるせっかくの
すり鉢状のアリーナなのに、音響がダメで、
音楽もDJの声もグワングワンになっちゃってた。

観客も「地元の人」なんかいない埋立地だけに、
各所からやってきたちょっとスカした感じの人が多かった気がする。

新潟アルビレックスのほうは地元からお馴染みのオレンジ軍団が
たくさん応援に来ていて、サンダースティックを鳴らしていた。
アルビはサッカーだけじゃないってことを再確認した。すばらしー。
FC東京のバレーもこれくらいの集客が欲しいな。

3ゲーム差で2位の新潟を追う東京にとって、
このホーム2連戦は連勝が絶必。

両チームは見た目が対照的で、
東京はいかつい黒人選手を並べ、司令塔の牧ダレン聡も
昼はストバス夜はラッパーみたいな感じ。
キャップは斜めにかぶるタイプだね、彼は。
新潟は外国籍選手は白人ばかり。雪国のこだわりかしら。
唯一の黒人で得点源のロドニー・ウェブは欠場のようだ。

1Qから競った展開。
インサイドのサイズで勝る新潟がリードを奪ったが
終盤巻き返した東京が19-18とひっくり返した。

2Qはベンチから出てきたプレイヤーが活躍。
東京の青木康平が3PTをスコンスコンと入れ、
新潟は長谷川誠(!)が出てきて「おれに持たせろ」と存在感を発揮。
31-29から東京はファーストブレイク、ディーン・ブラウンがスラーームダンク。
残り1分を切って東京4点リード。
新潟はアンドリュー・プレストンが決め、カウントワンスローももらって1点差。
東京も残り8.7秒で青木が貴重なFTをゲットし、再び3点差。
さらにラストプレーで長谷川がまさかのターンオーバー、
奪った青木が決めて39-34と5点差で前半を終えた。

東京の35番はジョン・ハンフリー。
オーバーアクションで審判にケチをつけ、チームメイトに指示を出す。
ニック・デービスあたりは面倒くさそうに相手してたけど、
見てて面白い選手だった。
そして3Qはハンフリーのショー。
デービスに絶妙のアシストをし、
スティールから豪快にウィンドミル(腕をグルンと回すやつね)でダンクをかまし、
そして、ファーストブレイクから牧のアリウープパスをリングに叩き込んで、
会場はドカン。うーんド派手や。

新潟はターンオーバーが多くてリズムに乗れず、
3Qを終わると点差は13点に開いていた。
もちろん東京のディフェンスが素晴らしかったおかげ。

判定も新潟には厳しいものが続き、HCの廣瀬さんはブチ切れていた。
ちなみに東京のHCはジョー・ブライアント。
コービー・ブライアントのお父さん。
コービー(Kobe)という名前が「神戸牛」の神戸から来ていることは
意外と知られていない。

4Qも結局10点差までしか縮まらなかった。
東京はいやな流れになってきて「一番欲しい場面」で
青木がスリーを決めて、新潟の上げ潮ムードを殺いだ。
終盤は途中から入ったブラウンがノリノリでダンクを連発し、
新潟は3分近く残っているのにファウルゲームを始め、
15点差でそんなものが通じるはずもなく、
アパッチの快勝で試合は終わった。

東京の逆転プレーオフ、あるかもな。


東京アパッチ 93-79 新潟アルビレックスBB

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posted by sot-escape |18:33 | bjリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年03月22日

特別な一年の終わりに  [サントリーvs三洋電機]

Match No.026 2008.3.16 
<ラグビー> 
第45回ラグビー日本選手権決勝 
サントリーサンゴリアスvs三洋電機ワイルドナイツ 
@秩父宮ラグビー場 

新聞記事によると、準決勝の勝利のあと、 
三洋の宮本監督はこう言ったという。 
「(MS杯決勝は)ボクシングで言えばクリンチばかり。
ちゃんとファイトして、それで負けたら認める」。 
MS杯の前に行われた「ぴあトークバトル」に行っていた僕にとっては 
かなり驚きのコメントだった。 
4強の監督が顔をそろえたそのイベントで、 
宮本監督はかなり謙虚に(あくまで表向きだが)振舞っていたからだ。 
自信満々のサントリー清宮監督とは対照的に、 
敵を挑発するようなことはリップサービスにも加えなかった。 

確かにボールも動かず、得点も動かない試合だったが、 
完全に術中にはまって負けたのは動かない事実だ。 
それを、拡大解釈すれば「つまらないラグビーに負けた」ともとれる発言を 
あえてしたのである。 
負け惜しみだと言われるのを覚悟の上で。 

真意は測りかねた。 
だから僕は以下のように都合よく解釈した。 
清宮サントリーが本格的に「観ていて面白いラグビー」を目指すのは来季以降だ。 
しかしトップリーグ優勝というひとつの成果を手にし余裕が生まれた今、 
監督・選手が派手なラグビーへの色気を出せば、 
強固な戦い方にもほころびが生じる可能性がある。 
それを誘発するための発言なのだ、きっと。 

しかし淡い予感は外れた。 
試合が始まってみれば、サントリーは今年のスタイルを貫いた。 
その代わり、三洋はサントリーの「気の迷い」などに頼ることなく、 
芝生の上で自らの手によって敵のほころびを生じさせていった。 

== 

秩父宮ではビッグゲームの日はいつも、 
ゲートからスタジアムの建物までのスペースに人だかりができる。 
グッズのテントや待ち合わせの人々のつくる混雑だ。 
その中で今日は、選手がアップするテニスコート周辺のプラ柵がなぜか一ヶ所開いており、 
一般客がフェンスに張り付いて両軍のアップを見ることができた。 
両軍の気合の入り方に差はないように見えた。 

ラグビーには暑いくらいの陽気。 
満員の秩父宮には試合開始直後から、 
群馬からの応援団を中心にした三洋のサポーターが大きな声が響いていた。 
数では勝っていたサントリー応援団は静か。 
それは両者(両社)のこの試合に賭ける思いの違いが出ているようだった。 
試合もまた、それを反映して進んでいった。 

前半5分、サントリーの反則で三洋はショットを選択する。 
蹴るのはなんとブラウンではない。田邉だった。 
リーグ戦終盤からプレイスキックの精度が落ちていたブラウンが自らに見切りをつけたのだろう。 
田邉はしっかり決めて先制。3-0。 
サントリーはあくまでモールを作りにかかり、ラインアウトではプレッシャーをかけた。 
「色気」はない。 
しかし三洋はMS杯決勝で徹底的にいじめられたラインアウトでサントリーを驚かす。 

8分、敵陣22m手前での三洋ラインアウト。相馬が投げ入れたボールは 
両チームのラインの頭上を大きく越えてタイオネの手に。サインプレーだ。 
そして左へ展開。ブラウンを経由して外へ。左から2番目の田邉に渡った時点で2対1。 
田邉はそのままインゴールに持ち込み、トライを挙げた。 
早い時間で先にトライを奪った三洋。 
苦しみ続けたマイボールラインアウトから自慢のバックスに繋げてのトライは、三洋にとっては最高の形だった。 
殊勲の田邉


モールに対しても三洋は奮闘した。 
サントリーが初めて敵陣深くに入った10分過ぎ、 
ラインアウトからモールで押されるがゴール前で結界を張る。 
そしてラックで田中がボールをジャッカルしトライを防いだ。 

14分に三洋が追加点。 
両者がゲインとノックオンを見せ合いフィールド上の選手の立ち位置が 
少しぐしゃぐしゃになった隙を突き、 
素早いラックからの球出しから得意のバックス展開。 
3on1の状況を作り、最後は三宅がトライ。ゴールも決まってなんと17-0。 
「ボールが動く」=三洋のゲーム、ということを見せ付けた。 

明らかに出足の違いが出ていた。 
やはりトップリーグを獲って3週間でのモチベーション維持は難しいのか。 

23分、清宮監督は早くもスクラムハーフを交代、田中澄憲を投入する。
25分、ニコラスのPGで3点を返したあたりから
サントリーは三洋陣内で試合を進め続けた。

ここから10分くらいがこの試合の鍵だったと思う。
ニコラスに突き刺さっていった三洋のコリニアシが体を傷めてピッチ外に出たが、3分ほどして戻った。
あのまま退場になっていたら、三洋はこの試合いちばんの騎馬を失っていたところだった。
一方サントリーは佐々木隆道とメイリングというFWのキーマンが欠場していた。
27分にはモールでかなりの距離をゲインするものの、インゴールまでは行けない。
サントリーとしては敵の人数を集めておいて展開、なのだが、
三洋のすばらしい集中力と間合いで外へ外へと追い込まれ、
トライどころか後退を余儀なくされた。
その直後もゴール前のブレイクダウンの繰り返しでプレッシャーを受け、ノットリリースでボールを失った。

38分にサントリーは小野澤のパントキャッチから
有賀のスピードとニコラスの個人技でトライを挙げたが、
三洋としては嫌なイメージが残る失点ではなかった。

40分のニコラスのPGで17-11と6点差での折り返しとなり、
一見サントリーの流れにも見えたが、
後半のアタマも三洋が制圧した。

PGで3点を追加。
そして後半8分、三宅、田邉、霜村がゲインし、サントリーの防御が薄くなったところを左へ。
3on2。コリニアシのパスフェイクで穴が開き、そのまま飛び込み貴重な追加点を挙げた。

後半に入り復調したブラウンのキックにサントリーは翻弄されはじめ、
時間だけが経っていった。
FW近辺のアタックはことごとく止められ、
少しでもサポートが薄ければすぐに三洋の魔の手が伸びた。

そして榎本が、霜村が、観客を沸かせる。タックルでだ。



「観ていて面白いラグビー」を、「PからGO」や「シャンパンラグビー」
とったわかりやすい標語と攻撃性だけに求めるのは簡単だ。
だがトップリーグも世界のラグビーと同様にまずは防御から進化した。
そうなるとMS杯決勝で書いたように、モールやラインアウトといった
能動的で堅実なプレーでの強みがあるかないかが勝負を分ける。

とはいえ、素人としては、許される範囲の限界まで求めてほしいものだ。
ボールの動く、面白いラグビーを。
サントリーが目指すものが来季に完成度を増すのは想像に難くない。
今から楽しみだ。
だが裏を返せば、観客に我慢を強いる段階である今季に、
2つもカップを与える必要はない。

目の前の試合に投資しているわれわれにとって、
単純に「面白かった」のは、ワイルドナイツのラグビーだった。
点差は今日のほうがMS杯よりもずっと開いたにもかかわらずだ。

ただ単に速いとか巧いとか、派手なトライが多いとかではない。
鋭いタックルと密集での獰猛さ、
コリニアシやブラウンの個人技、
相馬や榎本の献身ぶり、
そしてボールを奪ってからのバックス展開の鮮やかさ。
そのバランスが、最高に魅力的だったのだ。
(かといってすべてが完璧なわけではないのもよかった。笑)
キャプテン榎本


なにしろ僕は栃木での「三洋41-0東芝」の試合を現場で見て
ちっとも退屈しなかったのだ。
ディフェンスを見ていて楽しいと思えるのがラグビーの良いところ。
そしてディフェンスの延長線上に必ず敵のインゴールを見据えている三洋は、
1年でかなりのファンを増やしたに違いない。

サントリーの選手が「管理」されているように見えるのに対し、
先述のぴあトークバトルで「やるのは選手」と笑い飛ばした宮本監督の信念もまた、
多くの共感を得ただろう。


とにかく攻めないといけないサントリーだったが、
ハンドリングエラーも重なり、ようやくトライ(by平)をとったのは
後半31分になってからだった。

しかし3分後、敵陣でターンオーバーした三洋は、
時間稼ぎになど興味はないと言わんばかりに、
田中史朗が素早く2回の球出し。
そしてコリニアシが5人を弾き倒してとどめのトライを挙げた。
とどめのトライを挙げるコリニアシ


外国人パワーを使うタイミングがこの試合も絶妙だった。

僕の左を宮本監督が階段を下りていった。
待ちきれなかったのだろう。

39分、田邉がPGを決め、40-18。
田邉はついに1本もキックを外さなかった。

ノーサイドの笛が鳴り、
三洋電機ワイルドナイツは何度となく敗れてきた「決勝」と名の付く場所で、
悲願を達成した。

三洋の応援団が発する「鋭!鋭!応!」が
なんだかすごく格好良いなと感じた。

優勝の瞬間 応援団とともに



最後に少し日本選手権に苦言を呈したいと思います。
サントリーがちょっとかわいそうだから。

日本選手権の位置づけは難しくなりました。

廃止はしないでほしいです。
早稲田が東芝にチャレンジする場はあっていいと思います。
一方で、いまや学生がトップリーガーに勝つことはほぼ皆無です。
今回のようにMS杯と決勝のカードが同じになることも出てくるでしょう。

そうなるとどうしても「どっちの勝者が真の王者?」
なんて余計な疑問が出てきてしまうのです。

だから、トップリーグと選手権をまったく別の大会に見せる努力が必要だと思います。
サッカーの天皇杯のような位置づけにならないでしょうか。

今のように学生の強豪とクラブチームを混ぜた上で、
トップリーグのチームは全チームもしくは上位8チームは出場権を得るべきです。
また、今回の近鉄のようなトップリーグ下部のチームは要りません。
NECやヤマハのシーズンがとっくに終わっているのに、
近鉄がまだラグビーをしているというのはおかしな話でしょう。

選手権はMS杯出場を逃したチームのリベンジの場としての機能を
果たしてほしいと思います。

必然的に、早稲田対クボタ、といったアップセットの匂いのするカードが
増えて面白くなるはずです。


07-08のラグビーシーズンはひとまず終わりました。
ボルドーでの日本vsカナダを現地で見て、
そしてフランス人のラグビー熱を体感して、
今まで以上にラグビーにハマったシーズンでした。
あのカナダ戦の劇的な幕切れに始まったこのシーズンは、
僕のラグビー観戦キャリアにとって特別な、忘れがたいものになりました。


清宮さん、来年は、もっとすごいものを待ってますからね。
ワイルドナイツの皆さん、おめでとう。


サントリー 18-40 三洋電機




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posted by sot-escape |21:33 | トップリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年03月16日

人間国宝の死のような  [千葉vs清水]

Match No.25 2008.3.15
<サッカー>
J1リーグ第2節
ジェフユナイテッド市原・千葉vs清水エスパルス
@フクダ電子アリーナ

オフの話題をある意味独占したジェフ。
Jリーグが始まったころ、僕はジェフ市原が好きでした。
FC東京が調布に現れるずっと前なので、
東京よりジェフとのつきあいは長いわけです。

今日の観戦ポイントは2つ。
1)オフの話題をある意味独占したジェフが、どうなってしまっているか。
2)東京から移籍したおれの馬場憂太は元気でやっているか。

幸か不幸か、フクアリは1万4千人でほぼ満員に見えてしまいます。
何度来ても素晴らしいスタジアムです。


佐藤、羽生、水野、水本、山岸。
他のチームなら、これだけのメンバーが抜けたら普通は「崩壊」です。
それでも、残ったメンバーは何も悪くないとばかりに
けなげに応援するジェフサポには頭が下がりますし、
ガンバと戦えるまでのチームを作ったクゼ監督もさすが。
そして何より、若手が下から空きポジションを狙い、奪う、
という文化ができていたからこそ、この主力剥奪ショックに耐えられているのでしょう。

試合は藤本淳悟の素晴らしいミドルで清水が先制。
しかしその後はジェフが押していました。
そして、ペナルティエリア内で浮き球をボレーしようとした谷澤が
藤本に倒されジェフはPK獲得。
誰もボールに寄っていかない中、なんと巻が蹴りました。
人材不足を露呈するとともに、外す責任を避けたい選手たちの思惑が見えた瞬間でした。
つまり今のジェフにとっては1点が非常に重いということでしょう。
巻はしっかり決め、今季チーム初得点。
後半終了間際にも巻は完璧なヘディングシュートを放ちましたが、
ゴールポストに弾かれてしまいました。

後半に入っても、清水の本調子には程遠い出来も手伝って、
ジェフが押し気味に進めていました。
右サイドバック松本の果敢な上がりからのチャンスもありました。
しかしなかなかシュートまでは持ち込めません。
ただフェルナンジーニョを孤立させることに成功し、
GK立石も前半の失点を取り返す働きを見せていました。

両者の運動量が落ち始め、最悪でも引き分けが妥当な結果だと思われ始めた後半40分、
長谷川健太が交代で投入した岡崎が左サイドで持ち、内へ切り込んで
10本打っても1本入らないような完璧なミドルを叩き込みました。

清水の不出来からすると、ジェフにはかわいそうな試合の決まり方でした。




辛かったら帰って来いよ


まずはユウタについて。
前半30分という不本意な時間での交代に不満を露にした彼は、
退くとすぐにロッカーに引き上げてしまいました。
あれでいいと思います。

「おれは悪くない」とアピールしたほうがいいです。新しいチームでの生存競争なのですから。
視野の広さを生かしソツなくボールを捌いていましたし、
ピンポイントクロスも2本ありました。
しかし4枚並んだMF陣の中でいちばん役割を明確にできなかった
あるいは明確になっていなかったような気がします。
そもそも工藤と馬場の共存は、馬場が加入した時点で難しい予感がありました。
青木を絡めて3人の間でポジション交換も試みていたようですが、
まだまだ連携不足です。

ジェフの真骨頂はインターセプトや中盤でのボール奪取からの速さですが、
今日は、下村や中島がボールを奪った瞬間は去年までのジェフの顔が覗くのですが、
それより前の選手がいかんせん経験と連携が不足しておりスピードダウンしました。

もしその「遅さ」の責任を馬場憂太が取らされたのだとしたら、
最初から彼を使ったことが間違っていたことになります。
ユウタの価値は「ため」にありますし、彼のボールタッチが多かったのは
あくまで味方のフォローに回ったにすぎないのです。

ユウタはユウタで、猛アピールを続けていく必要があります。
阿部勇樹なき今、ジェフに「バードアイ」を持つ選手はいないからです。
腐らずにがんばって、黄色の8番を自分のものにしてほしいです。



次に新生ジェフについて。
はっきり言って、イビチャ・オシム監督時代のジェフではなくなっていました。
運動量は清水を凌駕していましたが、
現時点ではあのワクワクするような躍動感溢れるサッカーではありません。
オシム時代は、ロスタイムに点を入れられて負けても、
試合の中身への満足度がその悔しさを上回っていました。
今日のサッカーでは、結果が×だとぐったりしてしまいます。

僕はなぜか、「人間国宝」の死亡記事を思い浮かべました。
伝統芸能や手工芸の第一人者、作曲家などが亡くなったという記事を見ると僕はいつも、
死とはなんと残酷なものかと思うのです。
作品は残っても、
彼らの指先の感覚や蓄積された経験やアイディアや閃きといったものが
一瞬にして消えてなくなってしまうのですから。
形のないものはどんなに素晴らしくても後に残らない、という事実。

ジェフ千葉がそれを想起させました。
練習に練習を重ねた昨年までのジェフの選手たちの
コンビネーションやアイディアの共有、阿吽の呼吸といったものが
佐藤や羽生や山岸という細胞の死(離脱)によってなくなった途端、
チームが作り出すものが全く違う作品になってしまったのです。

淀川社長の罪の重さはそこにあります。
ジェフサポの方々だけでなく多くのファンが、
ジェフのサッカーを重要無形文化として敬っていました。
それを殺してしまったのです。

クラブの運営や選手の指導にロマンがあるとすれば、
世に評価される「作品」を作るということに尽きると僕は思います。
それを淀川社長はわかっていないのです。

淀川さん。
背中スポンサーが空っぽなのは、優勝争いに絡めなさそうだからではないですよ。
外部のスポンサーの立場から見て、ほかに欠けているものがあるんです。




このチームには、これからどんどんよくなる素地があります。
今日のような数え切れないほどのパスミスが減れば、アクションサッカーを展開できるでしょう。

ただ、本格的な降格争いを近年していないこのチームが
そのレースに巻き込まれたとき、
勝つためだけのサッカーに徹することができるか。
危うさを孕んでいることには変わりありません。

僕は仕事の関係で蘇我近辺によく出没しますので、
今後も動向を見守りたいと思います。


ジェフ千葉 1-2 清水エスパルス


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2008年03月10日

同点劇は当然の結果  [川崎vs東京V]

Match No.024 2008.3.9
<サッカー>
J1リーグ第1節
川崎フロンターレvs東京ヴェルディ
@等々力競技場

文字通りシャレの利いた「ルー大柴」イベントなどで会場は温まり、
素晴らしい水色と黒のコレオグラフィで選手は迎えられた。
ほぼ満員の等々力は「今年こそは」という期待に満ちていた。

Jの監督であれば誰もが羨むであろう強力FW陣を擁し、
4強の中では、第三者による期待度がおそらくいちばん高かったフロンターレ。
そりゃ誰だって見てみたい。ジュニーニョ、鄭大世、そしてフッキ。

みんな興味があった。
Jリーグでこれまで、ウィング的な役割を含まない3人を前線に並べて
成功したチームはほとんどないといっていいだろう(記憶にある限り…)。
それを川崎は成功させ、超攻撃的な優勝チームが誕生するのか。

FC東京との非公開練習試合で3-0と勝利し、
羽生によれば東京は「完璧に打ちのめされた」(東京公式携帯サイトによる)という。
一般のファンの知りうる情報の限りは、連携面も問題ないかに思われた。

しかし、
3600円のS指定を買って乗り込んだ私としては、
今日の川崎にはがっかりさせられた、というのが率直な感想だ。

試合終了間際にPKを与えヴェルディに追いつかれたのは、
今日の内容からすれば、当然の結果だったといえる。


満員の等々力


前半。ヴェルディ廣山のシュートを命からがら川島が防ぎ、
2度揺れた川崎のネットがともにオフサイドでなかったことになる。
川崎はフラットに並ぶ3トップの誰かに当て、別の誰かが絡み、
その間に谷口や森、山岸といった2列目の選手が飛び出してくる形ができ始める。
ラインを高く設定していたヴェルディDF陣の裏に放るボールを使い始めた川崎は
そのパターン2つめのチャレンジで、森が裏に抜け出し、
GK土肥との混戦を制して足を伸ばし、先制点を挙げる。

ヴェルディとしては3怪人のうち誰でもない選手にセットプレーから1本のパスでやられるという
精神的にキツイ1点となりそうだった。

ただ、妙だなと思ったのは、両者が空中戦での競り合いで体をぶつけあって
選手が倒れるシーンが多かったことだ。
川崎の良いときの、中盤での糸を引くようなグラウンダのパス回しがあまり見られなったのだ。

後半。
たしかにジュニーニョのスピード、フッキの突破力、
そして何より彼らだけで敵陣を切り裂いてゆくパワーはすごかった。
必ずシュートで終わることも、重要な要素だった。

だが川崎は、諦めずにそして勇気を持って攻め手を増やしてきたヴェルディの攻撃を止めた「帰り」が
カウンター気味になってしまう悪い傾向にあった。
相変わらず高いラインを保つ土屋・那須のCBコンビの裏を狙う動きに乏しく、
また、早くフッキ・ジュニーニョに預けすぎたきらいがあった。
後半だけで、鄭、ジュニーニョ、フッキにそれぞれかなり惜しい場面が複数あったが、
決め切れなかった。いわゆる「嵩にかかった攻撃」ではなかった。
前線には3人の強力FWがいたが、3人の強力FWしかいなかった。

だんだん水色のユニフォームが形成するラインが、
おかしな形になってきた。
前に3人。だいぶ後ろに憲剛が1人。そしていちばん後ろに、いち、にぃ、さん、しぃ、、、、おいおい。

見たことがない光景ではなかった。ジュニーニョが速すぎて、
後ろの選手の押し上げが間に合わないシーンを何度か見たことはある。
しかし今日は殊更ひどい。

ヴェルディは途中出場の平本一樹、河野広貴が両サイドに張るような位置取り。
関塚監督の指示かどうかは知らないが、
彼らに引っ張られて左の山岸、右の森が最終ラインまで下げられる。攻撃時の上がりも鈍い。
そしてボランチの谷口もラインに吸収され始め、
6バックのような状態に陥っていた。
(4バックの時間もあったので森が最終ラインにいてよい時間もあったのは確かだが)

前線がしっかりゴール前までボールを運ぶから、DFラインが極端に下がることはなかったが、
川崎の攻撃は完全に手詰まり状態。手詰まりでも何でもフッキはシュートを打てたがポストに嫌われた。

後半43分、スタジアムが追加点を渇望しボルテージを上げたCK、
川崎はボールをキープしにかかった。「今日はもうまともには戦えん」と宣言しているに等しかった。
キープに失敗したボールはゴールキックに。

直後、平本がドリブルで仕掛け、エリアに突入。伊藤宏樹ともつれあい、倒れる。PKの判定。
判定自体は微妙だったが、ヴェルディへのご褒美と考えれば納得はいった。



まぁそんなに悲観することはない。
ただ、今日のような状態に毎試合陥るようだと、川崎は苦しい。
去年のナビスコ決勝、天皇杯準決勝でともに、
先制を許して引かれた後の崩しに大きな課題が残った川崎だが、
リードしたシチュエーションでバランスを崩し攻撃が手詰まりになったというのは、
それが「3トップの弊害」だとすれば、不必要な課題を新たに背負ったといえる。


開幕戦は皮肉にも、
4強のうち前線に手を入れた3チームはいずれも勝てなかった。

今年もJは混戦になるんだとさ。

川崎フロンターレ 1-1 東京ヴェルディ


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posted by sot-escape |23:41 | Jリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年03月09日

緑茶色のブースト  [ブロンコスvsエヴェッサ]

Match No.023 2008.3.8
<バスケットボール>
bjリーグ
埼玉ブロンコスvs大阪エヴェッサ
@所沢市民体育館


どういうわけか、頭が痛い…。

味スタで3時間も直射日光にさらされ、昼間からビールなんか飲んでいたせいかな。
に、日射病!?

初めてのbjリーグ、
万全の体調だったら、かなり興奮して感動していただろうなー
という試合だった。

外国人制限ナシ。NBAではオトコを上げられなかった大男たちが
所沢市民体育館を駆け回る。
日本人プレイヤーは代表に選ばれる権利がない。
それでもオトコを上げようと駆け回る。

プレー中も場内DJが観客を煽り、ズンズン音楽をかけまくる。
そうなのよ。。2時間ずーっとズンズンしてたんだよ。頭に響くよぅ。

リーグ2連覇中、今年も西地区首位を突っ走る大阪エヴェッサに
勝敗5分の埼玉ブロンコスが挑んだ。

1Q、埼玉は粘り強いディフェンスで大阪のターンオーバーを誘うが、
インサイドでの苦戦が響き、14-18と4点のリードを奪われる。
2Q、長距離シュートに活路を見出した埼玉は24-26から清水太志郎の3PTで逆転。
1本返されるものの清水のペリメター、ディオウフのレイアップで再逆転。
31-32と再逆転されたあとも酒井、庄司が連続3PTを沈め、4点リードで前半を終える。
3Q、中盤から埼玉の得点が止まり、残り5分を切って大阪が逆転。
順位の差が出始めたかと思ったが、埼玉も応戦し僅か2点のビハインドで4Qへ。
最終Q、埼玉は時間をかけ苦労して点を取ったすぐ後に大阪の速攻を食らうという展開で
なかなか追いつけない。しかし今日は外からと割り切り、打ちまくる。
69-69の同点からディオウフが3PT、
そして庄司がこの日3本目の3PTを決め、試合の趨勢は埼玉に。
1分を切り、フィーリーが苦しい体勢から入れて77-72の5点差。
ベンワー・ヘッドコーチは派手なガッツポーズで勝利を確信。
最終的には81-74で埼玉が大阪を下した。

帰りの電車で、メンバー表のベンワーHCの顔を見て、
おいおいデヴィッド・ベノワか!とひとりでビックリ。
ユタ・ジャズで地味に活躍していた、あのベノワだったのか~。
コネでジョン・ストックトンやジェフ・ホーナセックが来日して現役復帰しないだろうか(笑)

それにしても、
所沢市民体育館はよく盛り上がっていた。
チアリーダーと、幼稚園児から女子高生(?)までのダンスチームも
他会場でチアを見てたまに感じるちょっとした気恥ずかしさからは遠く、
完璧にゲームの一員になっていた。
頭痛には厳しかったが、ズカジャカ鳴りっぱなしのゲームも悪くない。

申し訳ないけど僕は、観戦スポーツを好きな順に並べると
バスケの順位は高くない。
でも今日僕はプロバスケの魅力を再確認した。

観客の声がもっとも届きやすいスポーツ、バスケットボール。
僕が小学校時代NBAにハマった理由は、まさにそこだったのだ。
スタジアムが劇場のようになる光景。
僕が憧れたのは、ジョーダンでもダンクシュートでもなく、
アリーナと観客だった。
これが後年の地元Jリーグチームへの愛の、源流にある。まちがいない。

今日の試合、
所沢市民体育館の観客が、ブロンコスに勝利をもたらした、と僕は断言する。
エヴェッサが9本ものフリースローを落としたのは、
埼玉のブースター(僕はこのbj特有のサポーターの呼び方が大好きになった)の
ブーイングと嬌声のたまものに、ほかならない。


埼玉ブロンコス 81-74 大阪エヴェッサ





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posted by sot-escape |22:52 | bjリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年03月09日

ムービングトーキョー、出発!  [東京vs神戸]

Match No.022 2008.3.8
<サッカー>
J1リーグ第1節
FC東京vsヴィッセル神戸
@味の素スタジアム

序盤は神戸のほうが得意のプレスと呼吸の合ったパスワークを見せ、
シンプルにレアンドロを的にしてチャンスを作る。
だが15分すぎから目覚めた東京は敵陣での時間が多くなり、
エメルソンと羽生を中心に攻め込む。
そして前半39分、エメルソンのFKから羽生が繋いで
今野が流し込んで先制。

後半、石川のミドルがセーブされエメルソンのパスに抜け出した平山が阻まれる。
神戸は外国人とベテラン勢がチームを救った。
ボッティ投入で完全に落ち着きを取り戻す。
期待の金南一も前半よりボールに絡み、須藤は前線でファイト。
古賀のFKのリバウンドを栗原が押し込み同点。

途中出場の東京・カボレは怪物の片鱗を見せ、神戸も鋭いカウンターで応戦。
どちらに決勝点が入ってもおかしくなかったが、ドローに終わった。

東京は勝てそうでもあったし、塩田に助けられた試合でもあった。





早いもんで10周年


サッカーが戻ってきた! そう思える試合だった。

何しろ去年の広島との開幕戦は、
試合開始直前にのこのこ行ってコンコースで立ち見。
要はその程度の期待感しかなかったってことだ。 
今年は開始70分前に到着し、バックスタンドで欠伸をかます余裕があった。

正直、僕は昨季終わりからオフにかけてのフロントの動き、
特に土肥・福西のカットと生え抜きの馬場憂太の完全移籍には、
不満を持っていたひとりだ。
いや蓄積した不満が爆発し、かなり怒っていた。 

ケリー放出に始まり、ガーロ招聘の失敗、
大好きな戸田の背番号を平山がつける悪夢、そしてワンチョペとエバウド…。  

それでも、期待をもって開幕を迎えようという気持ちになっていたのは、
城福浩のプロパガンダにまんまと乗せられているのかも…。
そんな疑念もないではなかったが、
90分間新生東京のいわゆるムービングフットボールを見た印象は、
「まだまだ完成には遠いが、少なくとも選手の意識は共通して高い」。 

久々だなぁ。試合終了を向かえた時に、早く次の試合が見たいと思ったのは。

この日いちばん東京サポが驚いたのは、石川直宏が躍動していたことだろう。
それだけでも僕らは城福さんと羽生を崇めてしまいそうだ。

右サイドに張り付いて四苦八苦していた去年がうそのように
石川は右に左に位置を移し、中に切り込んでのシュートも見せた。 
羽生・エメルソンのもたらす流動性の効果だ。

そして両サイドバックの徳永・長友が頻繁に攻撃参加するのを見て、
やっと東京のサイドアタックが帰ってきたぞと嬉しくなり、そして
僕はやっぱり、ケリーを出したことが崩壊の始まりだった
という持論に自信を深めてしまうのだ。
2002~03にかけてアンストッパブルだった東京のサイド攻撃。
石川や戸田や加地が輝いたのは、ひとえに真ん中にケリーがいたからなのだと思う。 
「真ん中」があったから生きたサイドアタック。
今日も両サイドからいい形があった。
サイドにボールが渡る過程、つまり真ん中がちゃんとしていれば、このチームの伝統は生きるのだ。
今日はケリーの「ため」に代わり、2つ3つのパスがあった。


まぁお題目はどうであれ、やはり東京はとサイドアタックのチームであってほしい。  
その思いを強くした。



羽生とエメルソンの2人でサッカーをする時間帯があったことは、
東京の目指すタイプのサッカーがすでに何らかの形で
体の中にインプットされているのがこの2人だからだろう。
ほかのメンバーが彼らを生かし彼らに生かされていくうちに、
城福サッカーは完成に近づくのだろう。

そしてカボレ。
これは、来週以降、楽しみだぞ…。


FC東京 1-1 ヴィッセル神戸



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posted by sot-escape |20:03 | FC東京 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年03月05日

大乱闘の末に  [ラビッツvsクレインズ]

Match No.021 2008.3.2
<アイスホッケー>
アジアリーグプレーオフセミファイナル第2戦
SEIBUプリンスラビッツvs日本製紙クレインズ
@ダイドードリンコアイスアリーナ(東伏見)


試合の後、僕は花小金井のドトールで島田雅彦の小説を読みながら、
録音しておいたNHLのラジオ中継をウォークマンで聞いていた。
NHLを聞くときいつも僕は頭の中で、アナウンサーの実況を(あくまで想像することしかできないが)映像に変換する。
映像にして理解しないと、早口のアナウンサーがまさにPlay-by-Playで伝える実況内容は
スルスルーっと右耳から左耳へスルーしていってしまう。
野球と違って、アイスホッケーの映像変換作業はかなり難しい。しかも英語。

ところが不思議なもので、生のアイスホッケーを観戦した直後だと、
かなり鮮明に映像を想像できることに今日気付いた。いつもより臨場感が出る。

ただ、ひとつ困ったことがあった。
いくらテレビカメラ目線でプレーを想像しようとしても、できないのである。
僕の頭の中でナッシュビル・プレデターズとダラス・スターズの選手が、
東伏見のリンクの上を行き来してしまうのだ。
ソーメイ・センターに実際僕は行ったことがあるというのに、
今日座った席からの目線でしか映像が目に浮かばない。うーむ。
きっと、めずらしく指定席なんか買ったからこうなったんだ。



因縁の対決だ。
3年連続ファイナルで当たっている両チーム。
セミで対戦してしまうのは残念だけど、ファイナルの予定日に軒並み仕事が入っている僕にとっては
逆に好都合だった。

かなり楽しみにしていた勢いで、当日券売り場でついつい指定席を購入してしまった。
南側メインスタンドの中央付近のなかなかいい席だった。

1ピリからプレーオフにしてはペナルティの笛が普通に吹かれたこともあり、
両者とも気を抜けない展開になった。
クレインズは最初のPPで外崎からスピードに乗って上がってきた
フリーの飯村へパス。しかし飯村のシュートはGK菊池に止められる。
飯村は次のPPでもチャンスがあったがこれも菊池に弾かれた。
ラビッツも、得点こそなかったものの、
鋭いカウンターは危険な匂いを放っていた。

2ピリに入っても互いにチャンスを迎えるが、両ゴーリー
ラビッツの菊池、クレインズのマクレナンが好調。
しかし拮抗が破られたのはやはりPPから。
ラビッツは7:40すぎ、クレインズゴール前での攻防、
クリアパックを拾った河村からのパスを鈴木貴仁キャンプテンが
ワンタイマーで叩き、マクレナンの壁を破る。

クレインズはまたペナルティを取られる。山野のチャージング。
ラビッツに流れが傾く中、耐えなければいけなかったが、
原武がクロスチェッキングを取られて3on5に。
20秒後、ローチフォルトのシュートのリバウンドを藤田が決めて2-0に。

2ピリに入って15分あまりで4つのペナルティをおかしたクレインズは
自滅に近い形(レフェリーのジャッジは正当だった)で2点を失った。

ただしまだ試合は半分残っていた。こっちは今日は指定席だぞ。
しかし・・・。


16:50、ライアンとパーピックの小競り合い。両者はペナルティボックスへ。
しかしクレインズゴール前で残り火が大火事を呼ぶ。
大乱闘。2箇所目でも発生。マクレナンも参戦。
いつの間にかパーピックが戻ってきて中心にいる。
そこへライアンが飛び込んでジョイン。
そしてハイライトはクレインズ・ナッシュvsパーピック。
ひとしきりやり合ったあと、引き剥がされた両者。
ナッシュは怒りの形相。対照的にパーピックは不気味で憎憎しい笑顔。
パーピックとナッシュが吠え合う


満員ペナルティボックス



ナッシュ退場、パーピックはラッフィングのダブルマイナーだけ
という判定もまた対照的だった。
審判団による10分以上のペナルティ確認の結論が出たとき、
僕は3000円の指定席券の元は取れないということを悟った。
主にクレインズに厳しい制裁が下ったこの乱闘で、
ラビッツの5on3が延々と続き、2点が入った。4-0の大差。

3ピリは通常のアイスホッケーの試合に戻ったものの、
両チームのゲームへの熱も通常まで下がってしまった。
クレインズは5on3から1点を返すなど、試合が動かなかったわけではないが、
僕はもっぱらカメラのシャッタースピードと絞りの調整の練習をしていた。

奮発した日に限ってこうなる。
今となっては最大の見せ場だった乱闘も、
いつもの自由席の場所なら間近に見えていたかもしれない。

兎にも角にも、シリーズは1勝1敗のタイになった。
釧路での水曜木曜の連戦で勝ち星を分け合えば、
来週日曜に東伏見にシリーズは戻ってくる。
フロンターレの開幕戦を見る予定の日だが、こっちが優先だろう。



というわけで途中からなんとなく気の抜けた試合になってしまったために、
僕は1500円分くらいしか試合を見た気がしなかった。

だからプレデターズに残りの1500円分を
東伏見でやらせてしまったんだと思う。

正念場の遠征6試合を前に、ホームで大量失点をしたプレデターズ。
あのメンバーでのこの健闘ぶりはそれだけで十分評価できるが、
危ういフランチャイズの足場を固めるためにも、プレーオフには出ておきたい。

僕のPreds愛は後ほど語るとして…。

今週は平日にめぼしい試合がないな。
100試合が不安になってきた。
釧路行きてえーーーー。


SEIBUプリンスラビッツ 4-1 日本製紙クレインズ


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posted by sot-escape |23:51 | アジアリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年03月02日

昇格まで負けるな [東京vs警視庁]

Match No.020 2008.3.1
<バレーボール>
Vチャレンジリーグ男子
警視庁vsFC東京
@川崎市体育館

ま、まずい・・・!
1ヶ月前に見たFC東京対東京ヴェルディの試合をまだアップしていないです。

まぁいいや。先にこっちです。

川崎駅からバスで10分弱。
川崎市体育館は、期待通り、舞台や幕のある「卒業式の出来る」体育館でした。

さすがにガラガラでしたが、
いつもどおり青赤の旗を振り回す東京サポーターがいて、
整然と制服(?)を着て日ハム戦を見に来た修学旅行生のように座る
警視庁の応援部隊がいます。
もちろん2階の窓は暗幕カーテンで覆います。
20080302-00.JPG


===
今年の東京、本当に強いです。
今度改めて書きますが、1年前、長岡市での入れ替え戦で流した涙(私も泣きましたよ)は
間違いなく糧になっています。
大分三好、待っていなさい。今年こそはやっつけます。

まず、大崩れがありません。
サーブレシーブは安定していますし、山内隆宏のトスも良い。
トスが少々乱れても(この試合も山内のトスが悪い時間帯がありました)、
福田誉や伊東克明といったベテラン勢がしっかり打ち切ってくれます。

なにより、どこからでも得点が取れるところが、
いちばんの強みじゃないでしょうか。
福田は右で左でOKですし、阿部篤史のバックアタックは効いています。
加賀龍哉は目下ブロック王、伊東も高い決定率を誇ります。
20080302-01.JPG


第1セットは16-8から22-20まで追い上げられましたが、
追いつかれる気はしませんでした。
福田が低いトスを技術でねじ込み加点したあと、
あまり使っていなかった山本雄史の速攻を
立て続けに決めました。

その後もずっと安心して見られました。

第3セットは14-14と初めてタイスコアになりましたが、
なんとそこから怒涛の7連続ポイント。
勝負は決まりました。

相手のエース下田をしっかり抑えただけでなく、好レシーブからの得点も多く
ディフェンスの勝利であったことも見逃せません。

全勝のFC東京、明日はヴェルディと2度目の対戦です。

私は明日を含め、今後もリーグ戦は見る予定はないので、
入れ替え戦が遠隔地だった場合は今年東京の試合を観るのは
最後かもしれません。

去年までにもう十分に苦い汁は経験しました。
なんとしてでも、今年は昇格を果たしてほしいものです。

今年はマイヨはいませんよ!チャンスです。


警視庁 0-3 FC東京


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posted by sot-escape |22:49 | Vリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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