2008年12月06日
東京メリッサ [東京vs新潟] ※東京シーズンレビュー
Jリーグはついに最終節。 フクアリのチケットはとっくに売り切れていたので、 テレビでゆっくり優勝争い、残留争いを観戦しよう。 個人的には千葉には残ってほしい。 しかし東京にも賭けるものがある。 当然ACLと、そして今季の集大成だ。 30日のホーム最終戦は、ある程度それが見られた試合だったと思う。 内容で苦しみながら、勝ったこと。 期待を裏切る時期も長かったシーズンを、 いい状態で終えられたと言っていいだろう。 だから、もうシーズンを振り返っちゃいます。 Match No.094 2008.11.30 <サッカー> J1リーグ 第33節 FC東京vsアルビレックス新潟 @味の素スタジアム 1000人の武蔵野市陸から3万人の味スタへ。 選手を出迎えたのは、ここ数年ごく稀にしか歌われていなかった、 ポルノグラフィティの「メリッサ」のコール。 アジアを目指すチームを鼓舞する「さぁ行こう、世界めざし」。 前半は新潟が決定機を幾度となく掴んだ。 ポゼッションは主に東京だったが、 新潟が持ち前のカウンター(これだけのチームではないはずなのだが)を中心に 少なくとも4度、味スタを冷やした。 東京は伝統的にGKをなかなか代えないクラブだ。 塩田正史は、土肥が去った今季、 東京の守護神として君臨することを期待された。 全試合で先発を守り、役目は果たしたと思うが、 土肥と比較してしまうと、まだまだカリスマ性が足りない。 守備に喝を入れる前に自分が青くなってしまうような頼りなさは薄れてきたが、 判断ミスが失点に繋がるシーンはまだ多い。 その塩田は好セーブを連発し、残留を決めたい新潟を苦しめた。 前半の攻撃を引っ張ったのは、カボレと石川。 カボレは、シーズン前の期待ほどのゴールを挙げられなかった。 それは多分に、求められた役割(左ウィングであったり)や彼の献身によるもので、 アシスト数やチャンスメイク数を見れば十分の活躍と言えるが、 後半の決定打が少ないことについては、来季はもっと期待したい。 味スタのホームサポ側での得点は、たったの1点だ(記憶によれば)。 石川直宏。 シーズン後半、僕は石川を見ているだけで満足だった。 相変わらず、怪我に向かって自分から突っ込んでいくような体裁きがあり、 それがまた心を奪う。 「人もボールも動くサッカー」が完全に行き詰っていたチームに、 ダイナミズムという「らしさ」を思い出させたのは、石川の復活をおいてほかにない。 エメルソンは前半で退いた。 攻撃の起点にはなるが、ついに周囲との呼吸がしっくり行かないまま ここまで来てしまった感がある。 カボレ、ブルーノとのトリオ揃い踏みのパスワークには、僕もときめいたのだが。 前半の押され気味の展開を、後半に修正した東京。 ホーム最終戦への気迫を見せてくれたことに感謝したい。 (去年のホーム最終戦なんか、思い出すだけでため息だぜ) 今野泰幸は、何度も何度も代表に呼ばれ、難しいコンディショニングを強いられながら、 東京に帰ってきては敵のボールに絡み付いていた。 やむなくチーム得点王争いをした昨年より、攻撃を自重していたのが 今野らしいというか…。遠慮しないでいいよ。移籍しないでね、新婚だし。 今日今野とともに献身的に走り回った、羽生直剛。 とても難しいシーズンだったと、本人も思っているはずだ。 フリーランニングのすごさはよくわかった。 しかし東京に欠かせない人物にまでなっただろうか。 特に、ボールは動くが人が動かないとき、羽生一人が走っても何も動き出さない、 という空しいシーンはシーズン中に何度も見た。 ゴール前への登場回数も、もっと増えていい。 そこは、城福監督が、羽生の使い方、生かし方について、見直す余地があると思う。 すっかり代表に定着した長友佑都がドリブルからミドルを放ち、 さぁ行こうぜとチームを押し上げる。 成長曲線が緩やかすぎてなんだか目くじら立てる気もなくなってきた平山相太が 「独特の」間合いからチャンスをつくりカボレへのラストパス。 今季いちばんの発掘物、大竹洋平が、梶山不在の中盤でウラへのパスを狙い続ける。 その大竹が、後半37分に強烈なミドルを放ち、GKの手を弾いてCKに。 左CK。こすり上げるように高く蹴ったボールは、中央で待つ、赤嶺真吾へ。 僕は、フォワードという言葉が決してストライカーと一致しないこの国で、 赤嶺のような男が東京にいることが、たまらなく嬉しい。 赤嶺は、決める。泥臭くて大事な大事なゴールを。(平山は、決めないw) 大竹のボールをヘッドで叩きつけ、新潟の選手の足を弾いて、ゴール。 赤嶺は、いつの間にか現れて決めてくれるから、消えてる時間も許してやれる。 フォワードって本来、それでいいんだよね。
まだ語り尽くせない愛すべき東京の選手たち。 シーズンを振り返って書いていると、ついみんなを褒めたくなるのだが、 過去の記事を見てもらえばわかるとおり、 僕はかなり不満を持ってシーズンの大半を過ごしてきた。 ぶち上げたテーマが浮遊して消化しきれない状態へのストレスが主だったわけだが、 終盤になって、ようやくカラダとキモチとボールが同じベクトルで 動いているな、と感じさせる試合が続いた。 そして、ホーム最終戦でのこの大きな勝利。天皇杯にピークが行くかもかも。 それでも、「終わりよければ」で済ましてはあげないよ。 最終節から2試合目で優勝がなくなったのは、 2003年の2ndステージと一緒だが、僕はあのときほどの悔しさはない。 あのシーズンは、固い守備を1stステージで築き、そして攻撃サッカーを後期に昇華させていった、 という手ごたえと、東京のサッカーはこれだ、という自信がスタジアムに満ちていた。 だからとても悔しかった。 今季はやや足りない。いや、まだまだ足りない。 当時のチームよりは強いかもしれない。それでも、掲げるテーマが重いからこそ、 やはり僕らはもっと良いものが見たい。 僕の100試合年間が終わりを告げ、元日にカップを掲げたそのときも、 僕は「さぁ始まりだ」と言うだろう。 2009年を青赤の年にしてほしい。 「メリッサ」に乗せて僕らは歌う。 おれたちの、 オオ東京、 さぁ行こう、 世界目指し♪ 東京 1-0 新潟
posted by sot-escape |05:03 |
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