2008年08月26日
特徴はあるか? [東京vs東京V]
Match No.070 2008.8.23
<サッカー>
J1リーグ第22節
FC東京vs東京ヴェルディ
@国立競技場
声も出なかった。
後半ロスタイム、
おそらく主審がラストプレーと決めていたであろうCK。
那須が叩きつけたヘッドが見事に決まった。
ここで、誰だ那須のマークを外したのは!
と犯人探しをすることは、野球日本代表の敗因を
岩瀬やGG佐藤に押し付ける言動に等しいので、しない。
でもこの失点自体は許せない。
悪い試合ではなかった。
前半は特に、カボレの左ウィング配置が機能し、
ヴェルディ守備陣を引きちぎることができていた。
梶山と今野が代わる代わる前線に顔を出すなど、
X軸とY軸の両方で攻撃できていた。
チャンスはいくらでもあった。
しかし得点はカボレのスーパーミドルのみ。
25分に右から入ったセンタリングに、
ファーの羽生がミートせず中央のカボレが空振りし
こぼれ球を今野が吹かしたプレーなどは象徴的だった。
後半、ディエゴに中盤を荒らされ、大黒に同点ゴールを許した。
それでも浅利の投入でだいぶ中盤は落ち着き、
長友のミドルへの不運なオフサイド判定はあったものの
勝ち越し点は取れそうな機運だった。
しかしロスタイムにディエゴの強烈ミドルを許して
CKを与え、上記のザマである。
2点目が取れなかったことが敗因。これは間違いない。
だがロスタイムの失点が、2点目が取れなかったことと
必然の糸で繋がっていると安易に考えるべきではない。
ロスタイムに、あってはならない失点をした、という事実は
それ単独の事項として捉えないと、成長はない。
いま思えば、この試合がなんだか面白い攻防に見えたのは、 雨でスリップするピッチのために 両軍のパスやドリブルに不確定要素が加わったからにすぎないと言えるし、 ともすれば大味の部類に入るこの試合内容にさして不満がなかったのは、 相手がヴェルディだからということで、試合に集中するのに苦労しなかったからなのだ。 僕は、やっぱりちょっとした違和感を抱きながら見ていた。 細かい戦術論は語る資格がないので印象論になってしまって 申し訳ないのだが、 外国人の監督に言わせればおそらく「オープンな試合だった」と 言うであろう今日の展開は、 東京のダイナミズムを表現するに格好の場ではなかったか。 ひと昔前なら。 しかし実際には、僕にはいまのヴェルディと東京のサッカーの確固たる違いは よくわからない。 ヴェルディが2部に落ちる前、両者がもっと熱くダービーを戦っていた頃は、 両軍の戦い方のコントラストがはっきりしていて、 「ダービーというのはそれぞれのチームカラーの戦いであり、 これが伝統を作っていくんだなぁ」としみじみ思っていたものだ。 しかし今は境界線はぼやけている。 ダービーがなんとなくつまらない。 「おれたちのサッカー」の見せつけ合いだったかつてのダービーは、 ファンが自らを鼓舞し選手を叱咤することでやっと大一番の体を成す というぐらいの試合に成り下がってはいないだろうか。 そもそも。 東京のサッカーはムービングなんちゃらというお題目がついているが、 いったいどこが特徴的なのだろうか。 ほかのチームに比べ、ここが優っているぜ、ここで勝負だぜ、 という色があるだろうか。 繰り返し、印象論という前置きつきだが、 僕は東京のサッカーが決して目新しいとは思えない。 しかも、結果がついてこない。 優勝しなくていいからホームの浦和戦とヴェルディ戦だけは勝て、 という願いも聞き入れてはもらえなかった。 城福さんは記者会見でいろいろ喋ってくれるタイプの監督だが、 僕には彼の話の内容はちんぷんかんぷんだ。 勝てない理由を分析できていないんじゃないだろうか。 このヴェルディ戦のあとも、 「2点目を取れないのは自分の責任」みたいなことを言っていたが、 すみません、やっぱりちんぷんかんぷん。 東京の携帯サイトを見ると、 選手も、いつも律儀に長いコメントをしている (きちんとメディア応対しているという意味では素晴らしいが)。 ここが悪かった、ここが足りなかった、と。 ブスっと黙って帰ってもいいような試合はいくらでもあると思うのだが。 現代っ子なのかね。さっぱりしてるのかね。 監督さんも、選手の皆さんも、 一生懸命やっているのはよくわかる。 でも、あまり伝わってこない。さっぱり感なんて求めてない。 そういう意味では、ナビスコのヴェルディ戦で ほとばしる思いをぶつけてくれたブルーノのような選手を 干してしまった監督には、やはり疑問が残るのである。
そうそう、そういえば。
今日クラブは国立競技場の上層スタンドを開けなかった。
味スタ2階のチケットを持った人たちの席が必然的に
バックスタンド1階の中央付近に割り当てられたこともあり、
(僕を含めて)開始間際に来ざるをえなかったホーム自由席の観客は
ヴェルディサポーター寄りに座ることを余儀なくされた。
まず、雨で傘を差しながら観たい人もいるのに、
バックスタンド1階で窮屈な観戦を強いるのは、「気が利かない」と
言わざるを得ない。
そして、バイト代を節約したために、
多くの東京サポーターに、ヴェルディの歌を90分間聞きながら観ることを
強いたことに対しても、ダービー軽視ではないの?
と苦言を呈したい。
自分でも、言いがかりに近いとはわかってるけどさ。
あーあ、愚痴ばっかりだよまったく。
東京 1-2 東京V
posted by sot-escape |00:38 |
FC東京 |
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