2008年09月25日
Match No.078 2008.9.23
<サッカー>
J1リーグ第26節
FC東京vsジュビロ磐田
@味の素スタジアム
立ち上がりから積極的にボールを追った東京。
体よくカボレのゴールで先制すると(しかしこのゴールは見事であった)、
今度は磐田にボールを回させて、落ち着いて試合を運んだ。
両チームの差はまさに、「自信」にあった。
磐田のパス回しは全く脅威を感じさせない。
磐田の足は動かずマークは外れない。立体的でもない。
迫力は自信から。
自信のないときは、迫力が出ない。
しかしそこは可愛い可愛い東京ちゃん。
存外に余裕があったためか、しっかり乱れ始めてくれた。
パスミスの嵐。ボールの取られ方も悪い。
梶山や平山がミスって捕られたボールを、
50m走って戻ってきたエメルソンやカボレが取り返す
なーんてシーンは1回や2回じゃなかった。
ま、たまにはこういうのもいいかもね。美しき日伯の友情。
さて、この試合の注目はサイドにあった。
東京から見て左サイドは、エメルソンが駒野を封じていた。
守備でもよくがんばったエメは前半45分の功労者。
逆サイドの村井vs石川は、ともに潰し合い、仕掛け合う。
しかし先に結果を出したのは石川。
前半33分に右から鋭く低いクロスをDFとGKの間に入れ、中で潰れたカボレの向こう側、
あれ、なんで君はそこにいるんだっけ、佐原秀樹が蹴り込んで2点目を挙げた。
しかしその石川は直後に剃髪モノのアホバックパスで磐田に1点を献上。
チームも、後半15分くらいまでは無駄にグラついていた。
東京としては前述のように、磐田にスペースさえ与えなければ
怖いものはなかったはずだ。
ところが不用意なターンオーバー続きで中盤が緩み始め、
ラインも下がった。
磐田は中盤の選手が前線に飛び出してきて、東京の守備を撹乱し始めた。
怖いのは彼ら自身ではなく、それによってジウシーニョと前田のマークが外れることだ。
何度かヒヤヒヤさせられたが、
浅利や両CBがよく体を寄せて、崩壊を免れていた。
苦戦の原因のひとつはショートパス偏重の攻撃にあったと思う。
だからエメ→大竹の交代意図とタイミング(後半15分)は、理に適っていた。
早速左の大竹から石川へ大きなサイドチェンジが出てチャンスになるなど、
落ち着かない中盤から磐田の選手を引き剥がす効能が出てきた。
一旦リズムを取り戻せば、今の東京には、
輝きを取り戻したサイド攻撃がある。そう、昔からお得意のパターン。
右の石川は(返す返すも惜しまれるくだんのバックパス以外は)キレていたし、
左に流れたカボレは規格外のスピードとリーチで駒野のウラを突きまくった。
それでもフィニッシュするのが平山ではない、というのが
これまたひとつのミソなんだが、まぁ多くは語るまい。
後半16分にカボレのシュート並みのセンタリングが(石川と思いきや)
DFに当たりゴール。
24分には左をえぐったカボレのシュート並みのセンタリングに
石川がきれいに合わせて4点目。
さらに鈴木達也の移籍初ゴールもあって、
墓参り日和の味スタは、サックスブルーの名門を、
まさに彼岸(じぇいつー)まで弾き飛ばす勢いで葬った。
磐田の凋落は、驚きでもあれば、納得の面もあるが、
降格争い中のチームには毎年、「みんな頑張れ」と思ってしまう心優しい僕なのである。
気炎を吐くことを我慢しているように見える川口や、
ブーイングを通り越してひたすら背中プッシュモードに入ったようなサポーターを見ると、
余計に、これは只事ではないのだな、と実感してしまう。
東京は(クチが裂けても首位なんていいませんよ。こんなチームが優勝しちゃいけません)、
ACL圏内が見えてきた。ACLにはヴェルディが先に出てるので、
早く僕らも出ようじゃないか。
あとはブルーノを城福さんが使うのを待つばかりだぜ。
東京 5-1 磐田
posted by sot-escape |23:44 |
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2008年09月14日
Match No.076 2008.9.13
<サッカー>
J1リーグ第24節
FC東京vs大宮アルディージャ
@味の素スタジアム
言葉にならないというか、
言葉が溢れ出しそうというか…。
ここ数ヶ月、東京の試合のあとは
愚痴ばかり、不満ばかりだったこのブログだが、
こういう試合のために、僕は生きているんだなぁと思ってしまうよ。
前半、ボールは支配するものの
フィニッシュに持ち込めない東京。
惜しいシュートはいくつかあったものの、
エメルソンとカボレだけでサッカーをしているような、
「こんなんでいいんだっけ、えふしーとうきょう」という内容だった。
エメルソンが何をしたいのか、羽生はどうやって絡むのか。
本人たちもうやむやなまま、ゲームを進めていたように見えた。
さらに、簡単に左からのクロスを許して、
徳永がラフリッチのマークを外し、楽々ヘディングでゴールを奪われた。
大宮は選手どうしの距離感が抜群で、
東京はだいぶプレッシャーを受けていた。
DFの裏に抜け出したカボレが、足首のスナップだけで打ったシュートが
クロスバーに当たったシーンがあったが、
僕はなんだか、冷めた目で見ていた。
エメ・カボのスーパーなプレー頼みではないゲームが見たかったのだ。
この得点が入っていたら、後半もあまり変わらぬ内容だったと思う。
結果的に、ビハインドは続き、ブーイングも出た。
空気を変える必要があった。
後半、城福監督はエメルソンを下げて石川を投入した。
さらに、カボレを左に張らせて、赤嶺のワントップに。
采配は、バッチリ的中した。
前からのプレッシャーが激しくなり、
大宮にボールを収めさせない。
赤嶺がしつこく追い、石川が長友と組んでボールを奪う。
逆もまたしかり。
そして、前へ前への速いプレーの連続。
イケイケのサッカーが、戻ってきた。
ゴール裏に入ったのは正解だった。楽しくて仕方ない。
さらに、負傷の羽生に代わって入った大竹が、
「10番」役をを堂々と演じる。
大竹が入ったことで、動きながらのパス交換を無闇に
する必要がなくなった。
両サイドへのパスの手数が減り、役割分担が明確になった。
GK江角が物凄く当たっていて、ビッグチャンスを何本か逃したが、
東京はリズムを渡さなかった。
19分、石川のCK。ファーで赤嶺がDFの前に体を入れ、
同点のヘディングシュート。チームJ1通算400得点目だ。
ボルテージは上がる。
27分、ペナルティエリアの1m手前でのFK。
近すぎて入らないと思われる距離だった。
石川も立ったが、壁を越して落とす技術はない。
だったら大竹。しかし、ルートはボール1個分しかなかった。
それも、諸条件が揃って始めて成り立つ。
大竹が左足で蹴った。
壁に入った青いユニフォームが凹む。その上を通って、
ボールはゴール右隅へ。ここしかない、という場所、
右のポストの内側をかすめ、
ごぉーーーーーーーーる!
気持ち良すぎる。
リーグ戦で2点取ったのは、4ヶ月ぶり。
さらに良かったのは、ダメ押し点を取れたことだ。
カボレに代わって入った鈴木達也が
これぞ東京のサイドアタッカーや!というプレーを見せ、
石川もなりふり構わず走って絡んでドリブルし、
ゴールに迫り続けた。
時間稼ぎ無用、攻撃あるのみ。
おかえりなさい、ハ●トーキョー。
カウンターから石川が運び、赤嶺が中央でフィニッシュして3点目。
赤嶺は90分間よく走りきった。
「女よりも~仕事よりも~トーキョー♪」
を女も子供も歌い、
味スタはa-nation顔負け(ここはコンサート会場ではありません)の雰囲気になった。
毎試合これが通用するとは思わない。
しかし、毎試合、これくらい気持ちのこもった、
後ろを見ないサッカーをすることはできると思う。
さぁ、この意気で来週、
多摩川の向こうで斬り合おうぜ。
東京 3-1 大宮
posted by sot-escape |16:56 |
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2008年08月26日
Match No.070 2008.8.23
<サッカー>
J1リーグ第22節
FC東京vs東京ヴェルディ
@国立競技場
声も出なかった。
後半ロスタイム、
おそらく主審がラストプレーと決めていたであろうCK。
那須が叩きつけたヘッドが見事に決まった。
ここで、誰だ那須のマークを外したのは!
と犯人探しをすることは、野球日本代表の敗因を
岩瀬やGG佐藤に押し付ける言動に等しいので、しない。
でもこの失点自体は許せない。
悪い試合ではなかった。
前半は特に、カボレの左ウィング配置が機能し、
ヴェルディ守備陣を引きちぎることができていた。
梶山と今野が代わる代わる前線に顔を出すなど、
X軸とY軸の両方で攻撃できていた。
チャンスはいくらでもあった。
しかし得点はカボレのスーパーミドルのみ。
25分に右から入ったセンタリングに、
ファーの羽生がミートせず中央のカボレが空振りし
こぼれ球を今野が吹かしたプレーなどは象徴的だった。
後半、ディエゴに中盤を荒らされ、大黒に同点ゴールを許した。
それでも浅利の投入でだいぶ中盤は落ち着き、
長友のミドルへの不運なオフサイド判定はあったものの
勝ち越し点は取れそうな機運だった。
しかしロスタイムにディエゴの強烈ミドルを許して
CKを与え、上記のザマである。
2点目が取れなかったことが敗因。これは間違いない。
だがロスタイムの失点が、2点目が取れなかったことと
必然の糸で繋がっていると安易に考えるべきではない。
ロスタイムに、あってはならない失点をした、という事実は
それ単独の事項として捉えないと、成長はない。
いま思えば、この試合がなんだか面白い攻防に見えたのは、
雨でスリップするピッチのために
両軍のパスやドリブルに不確定要素が加わったからにすぎないと言えるし、
ともすれば大味の部類に入るこの試合内容にさして不満がなかったのは、
相手がヴェルディだからということで、試合に集中するのに苦労しなかったからなのだ。
僕は、やっぱりちょっとした違和感を抱きながら見ていた。
細かい戦術論は語る資格がないので印象論になってしまって
申し訳ないのだが、
外国人の監督に言わせればおそらく「オープンな試合だった」と
言うであろう今日の展開は、
東京のダイナミズムを表現するに格好の場ではなかったか。
ひと昔前なら。
しかし実際には、僕にはいまのヴェルディと東京のサッカーの確固たる違いは
よくわからない。
ヴェルディが2部に落ちる前、両者がもっと熱くダービーを戦っていた頃は、
両軍の戦い方のコントラストがはっきりしていて、
「ダービーというのはそれぞれのチームカラーの戦いであり、
これが伝統を作っていくんだなぁ」としみじみ思っていたものだ。
しかし今は境界線はぼやけている。
ダービーがなんとなくつまらない。
「おれたちのサッカー」の見せつけ合いだったかつてのダービーは、
ファンが自らを鼓舞し選手を叱咤することでやっと大一番の体を成す
というぐらいの試合に成り下がってはいないだろうか。
そもそも。
東京のサッカーはムービングなんちゃらというお題目がついているが、
いったいどこが特徴的なのだろうか。
ほかのチームに比べ、ここが優っているぜ、ここで勝負だぜ、
という色があるだろうか。
繰り返し、印象論という前置きつきだが、
僕は東京のサッカーが決して目新しいとは思えない。
しかも、結果がついてこない。
優勝しなくていいからホームの浦和戦とヴェルディ戦だけは勝て、
という願いも聞き入れてはもらえなかった。
城福さんは記者会見でいろいろ喋ってくれるタイプの監督だが、
僕には彼の話の内容はちんぷんかんぷんだ。
勝てない理由を分析できていないんじゃないだろうか。
このヴェルディ戦のあとも、
「2点目を取れないのは自分の責任」みたいなことを言っていたが、
すみません、やっぱりちんぷんかんぷん。
東京の携帯サイトを見ると、
選手も、いつも律儀に長いコメントをしている
(きちんとメディア応対しているという意味では素晴らしいが)。
ここが悪かった、ここが足りなかった、と。
ブスっと黙って帰ってもいいような試合はいくらでもあると思うのだが。
現代っ子なのかね。さっぱりしてるのかね。
監督さんも、選手の皆さんも、
一生懸命やっているのはよくわかる。
でも、あまり伝わってこない。さっぱり感なんて求めてない。
そういう意味では、ナビスコのヴェルディ戦で
ほとばしる思いをぶつけてくれたブルーノのような選手を
干してしまった監督には、やはり疑問が残るのである。
そうそう、そういえば。
今日クラブは国立競技場の上層スタンドを開けなかった。
味スタ2階のチケットを持った人たちの席が必然的に
バックスタンド1階の中央付近に割り当てられたこともあり、
(僕を含めて)開始間際に来ざるをえなかったホーム自由席の観客は
ヴェルディサポーター寄りに座ることを余儀なくされた。
まず、雨で傘を差しながら観たい人もいるのに、
バックスタンド1階で窮屈な観戦を強いるのは、「気が利かない」と
言わざるを得ない。
そして、バイト代を節約したために、
多くの東京サポーターに、ヴェルディの歌を90分間聞きながら観ることを
強いたことに対しても、ダービー軽視ではないの?
と苦言を呈したい。
自分でも、言いがかりに近いとはわかってるけどさ。
あーあ、愚痴ばっかりだよまったく。
東京 1-2 東京V
posted by sot-escape |00:38 |
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2008年08月22日
Match No.068 2008.8.16
<サッカー>
J1リーグ第21節
FC東京vs浦和レッズ
@味の素スタジアム
長友や梶山に送られる東京サポの声援と拍手。
その光景、なんかしっくりこなかった。
五輪での試合が終わった選手(北島であったりオグシオであったり)は
必ず問われる。引退するんですか、と。
サッカー選手には(もちろん年代縛りがあるからとはいえ)そんなこと誰も聞かない。
それは、甘さに繋がる。
闘争心が足りない、なんて恥ずかしい総評をそこらで
食らっている五輪代表(だった連中)。
サッカーの会場が北京でなかったのは、彼らにとって不幸だったと思う。
若い彼らは、選手村に宿泊すべきだった。
たとえば、選手生命をせいぜい1分間の泳ぎに懸ける選手の放つ臭いや、
五輪種目から外される競技の最終幕に初の金メダルをかける女たちの思い、
団体戦にすべてを捧げる3人の卓球少女たちのチームワーク。
そういうものを実感できていない彼らは、
結果のひとつも残していない今、何を持ち帰ったといえるだろうか。
味スタでの拍手と歓声。
「よくぞ無事に帰ってきた」
それ以上の意味はない。彼らは何も成し遂げていない。
帰る場所があるというのは、気楽なもんだ。
最後に浦和に勝ったのは一体いつだろうと思い
調べてみたら、やっぱりそうか…。
04年11月のナビスコ決勝が最後なんです。
完全にカモじゃないか。
それでも、自分を奮い立たせるために
久々にゴール裏に立った。
久々に喉をつぶした。
久々に本気で時計とにらめっこした。
でも試合後の感想は、いつもとあまり変わらなかった。
0-1。
多くの時間を敵陣で過ごし、運動量でも上回りながら、
結局負けた。
惜しい試合に見えたが、その実完敗である。
3度もゴールポストに助けられたことをその根拠とするつもりはない。
ほんとはヨンゼロだった試合だと言いたいわけではない。
ああいうラッキーは両軍の優劣に関係なく
試合の一部として織り込み済みである。
要は、都築が肝を冷やす試合だったか、ということだ。
たぶん、点を取られる気はしなかっただろう。
そもそもほとんどボールを触っていないはずだ。
ロスタイムが20分あっても、浦和は守りきっただろう。
ラスト10分に攻めまくりながらもゴールを奪えずに負けるパターンでも、
いやぁ惜しかったなぁ、なんで○○はあそこでふかしちゃうかなー。
なんて感想を言いながら笑って帰り道を歩ける試合がある。
でも今日は、モヤモヤした気持ちが体内に残るような感じ。
チーム全体に漂う閉塞感を我々が察知しているのだ、
とは言い過ぎだろうか。
味スタは誇張抜きに、半分赤かった。ホーム側は空席がけっこうあった。
気圧され感は数年前より増している。
我々は、浦和に負けることが心底悔しいと思わなくなっていないか?
監督は、選手はどうだ?
浦和戦が特別だという意識が薄らいでいないか?
原博実は持っていたぞ。その意識を。
来週のヴェルディ戦の前だけ
ライバル意識を見せた尤もらしいコメントをして、
そしてうまいこと勝って、
「苦しい時期だがこれがキッカケに…」なんてお茶を濁すのだろうか。
僕らは、緑も嫌いだが赤もやっつけたいのだ。
正午頃、仕事で調布駅から新宿方面に向かおうとしていたら、
赤いユニを纏った親子4人連れがすでに
駅前にいた(どうやら帰りの切符を買っていたぞ!)。
こっちはこれから新橋まで行って一仕事してから夜戻ってくるというのに、
あなたたちは昼間からずーっと試合のための時間を過ごすんだね。
夏休みの宿題は大丈夫なの?
知り合いの浦和サポが、観戦は一日仕事(あるいは二日仕事)だと
話していた気がする。
やっぱり日本一のサポーターです、皆さんは。
真似はしませんが頭は下がります。
一方の東京サポ。
まもなく試合開始という時刻に飛田給に降り立った人々のドラマ。
いい年したおばさんが、ついつい早足になる旦那に向かって、
「ちょっとそんなに早く歩かないでよ~」と猫撫で声。
早く歩けと幼稚園児くらいの息子の手を引いたあるお父さんは、
「もういいよ僕歩かない!」と反抗に遭っていた。
早乗りでも、遅刻寸前でも、あるいはきっとちょうどよい時刻に行く場合でも。
結論はひとつ。サッカーは人を不幸にするね。
東京 0-1 浦和
posted by sot-escape |01:25 |
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2008年07月31日
Match No.057 2008.7.31
<サッカー>
プレシーズンマッチ
FC東京vsクラブ・オリンピア
@味の素スタジアム
アマラオに対する感謝の日に充てられた、
クラブ・オリンピアとの親善試合。
レアル・マドリー、ASローマ、バイエルン・ミュンヘン、ユベントスなど
錚々たるクラブと対戦してきた東京だが、
ここ数年、ソウルやらオリンピアやらと、
やる理由すらよくわからない(商業主義ならまだ話が簡単だ)試合を
懲りずに続けている。
僕は5年ぶりに、アマラオのレプリカを着て、
8年前のマフラーをぶら下げて、
鼻歌を歌いながら味スタに向かった。
アマラオの日だから。
そう、アマラオがいたころは、
アマラオに会うためにと言っては大げさだが、
少なくともアマラオの存在が大きな動機となって、
足しげく、開始2時間も前に、味スタへ足を運んでいたのだ。
毎試合、胸を躍らせて。
彼は、そういう存在だった。
だからこそ、僕は大いに、怒りの念も交えながら、
失望している。
6千人しか入らない試合を、アマラオの日に充てるのは、
あまりにも彼に失礼である。
もちろん、このイベントにこぎ着けるまでに、
いろんな人の努力があったのは理解してますが。
引退試合を正式に出来なかったのは、
リーグの(くだらない)引退試合開催規定があったからだと
理解している。
しかし、アマラオに感謝するセレモニーやら
振り返りVTRやらを流すのは、公式戦でも出来たはずだ。
よもや、今日の演出
(スタメンとして紹介され、選手と一緒に入場し、キックオフと同時に
独走してゴールを決めるという悪ふざけのような始球式)
を実現させるためだけに、非公式試合を選んだのだろうか。
それはそれで、オリンピアに対する礼を失する。
ゲートを入るときに配られたアマラオのカードを見て、
小学生が「お、カボレだ」と言っていた。
彼らはアマラオを知らないのである。
同時代を生きていないファンが増えていっても、クラブにとって大切な人物は、
記憶され続けなければならないのだ。
ボビー・チャールトンのように、ヨハン・クライフのように。
アマラオの写真集やDVDが発売され、映画が作られても、
それは一部の、同時代を生きたファンのノスタルジーにしか役立たない。
子供たちや新しいサポーターたちに、
彼の偉大さを認識してもらう気があるならば、
この試合というチョイスは、完全に間違っている。
伸びそうにないチケット販売へのテコ入れだとしたら、それこそ言語道断だ。
===
さて、少しは試合も振り返らねばならないが、
オウンゴールの1点だけという事実はともかくとして、
特筆すべきことがあるだろうか…。
ひとつ、ノン・ムーブなフットボールを展開し続けるチームにとって
良かったと思えるのは、
オリンピアが見せた、球際の強さ・鋭さ、パスの速さを経験したということだろう。
東京は、ガツガツ足元に入ってきたパラグアイ人の脚を交わしながら、
パスを回さざるを得なかった。
そしてある程度それは出来ていた(連動こそイマイチだったが)。
球離れの早さと素早いポジショニングを強いられたことが、
何かを思い出すキッカケになってくれればいいと思う。
大事な大事なナビスコ準々決勝第2戦@大分を水曜に控え、
手ごたえを掴んでくれただろうか。
来週末の名古屋戦なんか、どうだっていいよ。
大分に、2-0で勝て。それだけだ。
===
余談だが、Jリーグにはどうしても納得できない英語の使われ方がある。
「プレシーズンマッチ」だ。
いまどき、中学生だって「プレ」の意味はわかるだろう。
こんなにシーズン真っ只中なのに、何が「プレ」なのか、教えてほしい。
「プレ五輪」なる大会があるが、それを五輪期間中にやるようなもんだよ。意味不明じゃん。
Jが始まった当時、野球の「オープン戦」に当たるシーズン前の試合を
「プレシーズンマッチ」と呼ぶのを見て、かっこええと思ったのを覚えているが、
それを引きずっているのだろうか…。
なんで「エキシビジョンマッチ」「フレンドリーマッチ」ではいけないんだろう。
東京 1-0 オリンピア
posted by sot-escape |23:58 |
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2008年07月30日
Match No.055 2008.7.26
<サッカー>
J1リーグ第19節
FC東京vs横浜F・マリノス
@味の素スタジアム
ちーーーーーっとも面白くなかった。
試合の序盤は、6連敗中のマリノスの選手とサポーターの気合い、
中断明け勝ちのない東京の選手とサポーターの気合い、
それらがぶつかって、バックスタンドまでぎっしり埋めた観客数もあいまって
とてもいい雰囲気だった。
マリノスが大島のゴールであっさり先制、
東京はカボレのパスからエメルソンが久々に決めて同点。
しかし…。
正直に告白すると、僕は後半戦を観ながら、
マリノスに勝ち点3を取らせてあげたい、と思った。
そのマリノスとて、決して手放しで賞賛できる内容ではなかった。
それでも東京よりは数倍良かった。
ガンバ戦の時も似たようなことを書いたが、
お客さんがたくさん入った試合では、
「好ゲーム」か「勝利」かどちらかは見せてくれよ。
年に一度の花火の日くらい、理想とか形とか、そんなものはどうでもいいから
心に残るものを見せてくれよ。
そういうチームだったじゃないか。
わざわざ浴衣で来てくれたのに、帰りの自転車で転んでる人がいた。
これも試合のせい、選手のせいだな、きっと。
いま不満が募りやすいのは、メンバーがだいぶ変わったことで今年のチームへの
愛着がまだわいてないこともあるんだろうけどね。
8位か9位か知らんけど、
今日の試合を見る限り、このチームは首位より地べたが近い。
「いくらシュートを打っても入らずにロスタイムにやられちゃうダメな子」と
「理想のサッカーへ向けて模索中、自称『進化中』の潜在的良い子」
だったら、同じ順位表の真ん中らへんでも僕は前者を取る。
前者は04年くらいの東京。後者は今年の東京。
3年前、同じ7月、花火の日のマリノス戦は4万3千人で4-0。
その時13位だったがこの試合あたりから上り調子に。
今年、2万9千人でシュート7本、ドロー。9位。7戦勝ちなし。
やっぱ前者がいいです。
東京1-1横浜マ
posted by sot-escape |23:16 |
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2008年07月17日
Match No.054 2008.7.16
<サッカー>
J1リーグ第17節
FC東京vsガンバ大阪
@国立競技場
仕事で到着が遅れてしまい、両チームの得点を見ていません。
そのせいもあるんでしょうが、
なんか「色のない」試合だったな、という印象です。
もちろん専門的な分析をしようと思えばそれなりの見方ができるんでしょうけど、
平日の仕事帰りに小走り汗だくでやって来た私にその気力が
あるはずもありません。
今日の試合の印象といえば、
「しっかしサ○トリーのビアーはまずい。仕事して疲れた体を迎えるのはこの液体かよ!」
とか
「おい佐原、暑苦しいから髪切ってくれ」
とか
そんなのばっかりです。
前半の東京は良かったんだと思います。
ガンバの守備ラインが高かったせいもありますが、
カボレが抜け出すシーンが見られました。
石川のタテへのシンプルな突破も、効果的でした。
でも追加点は取れませんでした。
後半は、
出た、「夏のJリーグ」だよ・・・。でした。
誰もかもがしんどそうでした。
奮闘していた浅利も足を攣らせてました。
ガンバの選手交代で、東京のサイドのスペースは消されていきました。
ただし、パスで相手をあしらいながら体力をセーブして結果的に勝利する、という
ガンバらしさはなかったです。遠藤がいないせいもあるんでしょうが。
疲れるサッカーをやらざるをえなかった、という感じです。
東京に関してはけっこう激しくがっかりです。
石川を後半の早い段階で代えてエメルソンを投入したのですが、
全然ダメでした。
あと、徳永@左に関しては、監督の意図するとおりに得点に結び付いたとはいえ、
私は違和感を感じています。
長友を右で石川と組ませるのは面白いなという感触はあっただけに、
難しいところですね。
浦和・鹿島・ガンバとの3連戦。
城福監督は盛んに「自分達のサッカーをぶつけて力試し」的なことを言ってましたね。
で、結果は1分け2敗でした。
浦和戦・鹿島戦ともテレビですら見ていないので批評はできませんが、
毎年上位食いの味を堪能できていたガンバ戦において、
敵の内容が悪かったにもかかわらず、退屈な試合で終えてしまったことは事実です。
しかも、いわゆる「自分達のサッカー」をぶつけられたのか?という疑問には
胸を張れないんではないですかね。
不思議なもんですね。すごーく調子の悪いときでも強豪相手には「らしさ」がなぜか出せる、
というクラブだったのに、理想が高くなった途端、逆になってしまいましたね。
平日の夜に、2万7千人以上が集まったのは、
職場の同僚をたくさん連れてきたバックスタンドサポーターの力です。
あんなに暑かったのに。
東京サッカー初見の人もたくさんいたはず。
そういう意味では、やっぱり残念な試合でした。
気付けば順位表の下半分。首位争いとか、そういう次元は忘れましょう。
ということでやはり私は、ナビスコの大分戦をしくじったのを根に持つわけです。
東京 1-1 ガンバ
posted by sot-escape |21:44 |
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2008年07月05日
Match No.051 2008.7.2
<サッカー>
2008ヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦
FC東京vs大分トリニータ
@味の素スタジアム
勝てば「城福マジック」、負ければ「采配ミス」になるというのは
試合前からわかっていたことだ。
前日のトーチュウの記事(今日のスタメンをある程度予想したもの)を読んだ時点での
私の感想は「意味不明」だったが。
だって私はナビスコカップが3度のメシより好きだから。
「ユーロよりナビスコ」がこの1ヶ月の口癖だった。
この大分戦が今年1番大事な試合だと思っていたんだよ私は。
(それに、石川にはもっと優しいシチュエーションで復活をアピールしてほしかった。)
今野が出場停止、羽生、エメルソン、カボレ、藤山をベンチに置いて、
CBには茂庭と吉本を起用、石川・栗澤が中盤で久々のスタメン、
右SBに椋原、左SBに徳永が入った。前線には平山と赤嶺だった。
アウェイゴールを2つ決められ、
準決勝進出が限りなく苦しくなったこの要因を
「ターンオーバー制(笑)」を敷いた采配に求めるべきなのかどうかは、正直わからない。
だが、「学園長の突然の思いつき」のような城福さんの選手起用が成功しなかったのは確かだ。
切ったカード(つまりカボレ)のていたらくは城福さんにとっては不運だったが、
別のカードを切れなくなったのは、無駄な交代枠を使っていた、すなわち、
彼自身が登用した茂庭を見切らざるをえなかったためでもある。
試合運びを含めて、いろいろ中途半端だった気がする。
というか、メンバー大幅入れ替えの時点で、
ナビスコカップに対する監督のスタンスが周りから見て不明瞭になってしまったのかなと思う。
想像するに、チームの雰囲気が少し緩んでいたんだろう。
そこで石川をはじめ控えに甘んじているメンバーの奮起にかけた。
そう考えれば理解はできる。
ただ、ナビスコとは、そんな冒険をする大会なのだろうか。
監督がリスクを負う覚悟をするのは勝手だが、大会には1億円がかかっており、
ファンには国立での歓喜がかかっているのだ。
8月の大分で2点差で勝つのは、チョー難しい。
よかったシーンも回想しておこう。
前半終了間際の、足元で平山・梶山がつないで石川が同点ゴールを流し込んだシーンは、
ちょっとしびれるくらい素敵だった。
先制を許してからのゴール裏の声も、選手の背中を押したと思う。
今日起用された「結果を残さないといけない選手」は、
第一次原政権で喜びを共にし、またその後の苦しみを共にした仲間でもある。
茂庭、石川、栗澤も。
ユース出身組の吉本・椋原もサポーターにとっては特別な存在といえる。
何度も繰り返される「LA EDOGAWA」は熱かった。
そう。みんな彼らが好きだ。
だからこそ、「失敗した試合のメンバー」で括られてしまわないことを、切に祈るのである。
東京 1-2 大分
posted by sot-escape |00:50 |
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2008年05月26日
Match No.047 2008.5.25
<サッカー>
ヤマザキナビスコカップ予選グループB第4節
FC東京vs東京ヴェルディ
@味の素スタジアム
年に4回もダービーがある幸せ。
僕も大人になったが、やはりヴェルディ戦には熱くなってしまうね。
だからこそ、観衆が2万人に満たなかったのはちょっと残念。
今野が意地悪してセレッソの優勝を邪魔したあの日、ブルーノは出場停止だった。
あの年はセレッソの試合をよく見ていて、
後ろからドゥァーーーっと上がってゆく姿と、熱い感じが大好きだった。
何度かこのブログでも書いたとおり、
僕はブルーノ・クアドロスをもっと試合に出してほしいと、ずっと思っていた。
佐原・藤山に文句はないが、少なくとも茂庭よりは上に位置するかなと。
攻撃の起点として見るなら、ブルーノがいちばんだと思う。
「状況は苦しく、厳しい。監督の考えはリスペクトするが、自分としては納得していない。」
と話していたブルーノは3度目の先発を果たす。今日はボランチとして。
気合いが空回りするのではと心配したが、開始2分で彼は、
少なくともひとつの存在価値を示してくれた。
細かいパス回しから、中央をスルスルと上がってきたブルーノへパスが渡る。
ヴェルディは誰が付くのかはっきりしない。コースは見えた。打て!
右足を振りぬいた弾道は、少しアウトにかかりながら、土肥の左手を越えてゴール右上に刺さった。
サポーターすらまだ体が温まっていなかったが、味スタは一瞬で点火した。
出場を渇望していたブルーノも、熱望していた僕も、しっかりとゴールの余韻に浸った。
彼にとっては、自らの心を落ち着けるためにも、ひとつの結果を残したことは大きかっただろう。
それ以上に、この試合にとってこの先制点がいかに大きかったかは、後々よくわかった。
東京は優位に試合を進め、ゴールの数分後にもブルーノが前線に顔を出し惜しいシュート。
カボレは力強くドリブル突破し、平山もうまく絡み、中盤とFWの連動性も非常に良かった。
いくつか危ないシーンはあったものの、初登場の椋原を含め、落ち着いて対処していたと思う。
30分頃には、カボレのパスからまたもやブルーノが決定的なシュート、
しかし土肥の信じがたい反応に止められ、
平山のヘディングもクロスバーを弾いた。
東京のブラジルトリオ揃い踏みは、結果としては大当たりだったと思う。
うまく表現できないが、ブラジルっぽい試合運びができていたのだ。
彼らはさすがに呼吸の合ったパス交換を何度も見せていたし、
ブルーノは周囲との連携こそ改善の余地ありだが、よくボールに触って、
「のらりくらり⇒スイッチオン」というリズムに貢献していた。
無理をしない、する必要がない、隙あらばGO、というのは何より、
開始早々の先制点があったからこそ。
ディエゴ、レアンドロ、フッキの強力トリオにスペースを与えないような試合運びを選択できたのは大きい。
ただし後半は苦しかった。
ブルーノは前進力はあるものの梶山のようなタメは作れないので、
中盤でのボールの収まりということで見ると、課題は残ったと思う。
ポゼッションではかなりヴェルディに分があったのではないだろうか。
それでも守備の集中は素晴らしかった。
まだプレスの時の位置取りなどで混乱の見えたブルーノは、浅利に感謝すべし。
よく指示を出しバランスを取っていた東京ガス社員は、今日の影のMVPでは?
試合への飢餓感を形にしたブルーノに続き、
佐原も自らの守備を楽にする、FKからの初ゴール。
そしてエメからのスルーパスに抜け出した近藤祐介が3点目を流し込み、こちらも飢餓に終止符を打った。
すごーーーく気持ちのいい勝ち方。今後にとってもデカイぜこれは。
早くブルーノのシャツを売り出してくれ。
梶山・今野が不在でも、今日のブラジルテイストの試合運びは、
貴重なオプションになる。あるいは主要装備になるかも・・・。
なんだか選手層がとーっても厚く見えるのは、気のせいだろうか。
調子に乗って、提案なんかしてみちゃうと、
城福さんには、終盤リードされた展開のオプションとして、3バックを試してほしい。
3人のうち一人はブルーノ。言いたくないけどトウリオ的な役目で。
後半40分。佐原・藤山が実質2バック。
ブルーノは上がって行き、今野がバランスを取る。梶山とエメルソンが中盤でパス交換。
羽生に代わって入った大竹がDFを引きつけ、スペースに石川を走らせる。1人交わしてセンタリング。
祐介が潰れ、カボレがファーで折り返す。そこにはブルーノがいたぁーーー!という感じ。
妄想しすぎだろか。
さて。
落ち着きを取り戻し、試合全体をまとめると、こうなる。
点差以上に苦しい試合だったが、見た目よりは完勝に近かった、という微妙な表現でいいかな。
FC東京 3-0 ヴェルディ
posted by sot-escape |23:51 |
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2008年05月11日
アマラオのファイナルマッチに、
仕事のために行けませんでした。
行った人は、堀池とか鏑木とかが見られたようで・・・。
あぁぁぁぁぁぁ行きたかった。
僕にとってアマラオは、これからもずっと東京の王様。
ガス時代を僕は知らないから、
実は調布に毎試合のように通うようになったころには
彼はピークを過ぎていたんだけれど、
それでも、あのときケリーや石川や戸田を従えて、
ポストプレーと球追いに励んでいたあの姿は目に焼きついている。
僕の中ではアマラオの「ファイナルマッチ」は、
2003.11.22のヴェルディ戦。リーグ戦ホーム最終戦。
いまだに、このときほど試合に入り込んだ自分を見ていない。
そのときの観戦記がこの前PCから出てきて、恥ずかしくも、懐かしく、
自分でも泣きそうだった。
機会があれば、今度公開します。
もちろんサポにとってはその後の日立台のアマラオ2ゴールが
強烈に残っているし、僕もあの日のことは忘れない。
だめだ、語りだしたら止まらない。
引退試合規定なんかなくなっちゃえ!
とにかく、アマおつかれさん。
posted by sot-escape |22:35 |
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