2008年10月19日

パス精度アップぷりーず [千葉vs新潟]

Match No.082 2008.10.18
<サッカー>
J1リーグ第29節
ジェフユナイテッド市原・千葉vsアルビレックス新潟
@フクダ電子アリーナ

18日ぶりの更新。みなさん風邪には気をつけましょう。ゲホゲホ。


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5連勝の勢いを中断後も保ち、早く安全圏へと抜け出したい千葉にとっても、
このあとガンバ、鹿島、浦和との対戦を残している新潟にとっても、
どうしても取りたい一戦だったのは言うまでもない。
事実、選手たちは気持ちのこもったプレーを見せてくれたし、
ゴール前での惜しいシーンも数多く見られた。
ただ、選手の頑張りや走った距離ほどには
好ゲームに見えなかったというのが正直な感想だ。

千葉の選手の心には、どこか隙があったように思う。
まだまだ安心できる位置では決してない、というのはわかってはいるだろうが、
頭で理解しているのと、知らぬ間に心に油断が生じるのとでは回路が違う。
もしくは逆に、油断はするまい、というのを意識しすぎたのかもしれない。
中断中、メンタル面のことはだいぶ監督から言われていたらしい。

慎重になってしまったのだろうか、
ジェフは鋭さを欠く試合の入り方をしてしまい、それは結局前半ずっと続いた。

中盤省略でタテヨコに大きくボールを動かす新潟の戦法は
千葉のリズムを崩すのに効果てき面だった。
前半10分に鬼カウンターから矢野にあわやの場面を作られたシーンをはじめ、
ジェフは被カウンター時にボールと逆サイドの選手をゴール付近で
フリーにしてしまう事件が頻発した。

さらに43分には矢野が中央をぶっちぎってシュートを放つもバーの上。
直後に千葉はこの日初めて工藤浩平がスピードに乗ってエリアに進入し、
シュートを打ったが左に逸れた。

得点機は互いにあったが、ゼロゼロの前半。

矢野と池田


後半は10分を過ぎるころから、僕は両監督の采配に注目していた。
素人目には、ピッチ上の22人にどう手を加えたら拮抗した状況を
打開できるのかわからなかった。
千葉はチーム全体としてどこかチグハグだったのは確かだが、
特段ブレーキとなっている選手は見当たらなかった。
新潟にしても、あとは矢野とアレサンドロがカウンターのチャンスを決めるだけ、
という状態だったし、ベンチに決定的な切り札が控えているというわけでもなかった。

先に動いたのは本間を寺川に代えた鈴木監督だが、
陣形をいじったのは直後にミシェウ・深井を下げて
新居・レイナウドを投入したミラー監督だった。
巻のワントップから4-4-2にしてレイナウドのゴール前での仕事に期待をかけた。
いくつかのチャンスがその効果を物語ったものの、結果は出なかった。

ベンチとしては非常に動きづらいゲームだっただろう。
厄介なことに、ポゼッションは千葉に分があった。
ミシェウを下げることはその点に影響を及ぼしかねない。
その分、ミラー監督にすれば余計に難しかったかもしれない。
一方の新潟には、前半開始早々に左SBの松尾を代えざるをえなかったために
持ち札が減っていたという事情もあった。
どちらかといえば故障の不安があったのは右の内田だったのだ。

とにかく試合はスコアレスドローで終わった。

テレビ映えするハイライトシーンは、
前述の矢野のドリブル突破の場面、
後半6分にボスナーがバックパスをしくじってアレッサンドロに
ボールをさらわれシュートを打たれるも自らゴール前でブロックした場面、
後半20分に松下のクロスをアレッサンドロがドンピシャでヘディングした
ボールを至近距離で岡本がセーブした場面、
といったあたりだろうか。
どれも新潟のチャンスである。

観客としては、これらのどれかひとつでも決まっていれば、
試合はずいぶん違う動き方をしただろうな、と思ってしまう。
1失点が命取りになる試合の様相が次第に濃くなったことで、
両者にはリスクを犯すことへのためらいが見て取れた。
新潟にも千葉にも、波状攻撃の時間帯がなかった。

この試合、残酷な表現をしてしまえば、
両軍とも疲れただけの試合と言えるかもしれない。
(勝ち点1の重みはわかってはいるけれど)

その一因に、パスの精度があまりにも低かったことがある。
もちろん正確なデータは持っていないが、
白から黄色へ、黄色から白へのミスパスがため息が出るほどに多かった。
特に20m以遠へのパスや、ボールを奪った直後のスイッチオンのパスが繋がらずに、
試合は常にバタバタしていた。
さらに千葉は、ゴール前へのパスをことごとく新潟の誰かにぶつけていた。

ボールを持っていた千葉とカウンターがハマっていた新潟。
どちらかのパス精度がもう少し高ければ、
ゲームにモメンタムの変化が現れ、どちらかに先制点が入って
試合は面白くなっていただろう。

残留



以下、雑感を少々。

マルシオリシャルデスの代わりに先発した河原は、
躍動的で見ていて気持ちが良かった。勝負するし、シュート意識も高い。
楽しみな選手。

巻と深井の位置関係が遠すぎたようだ。
巻自身が千代反田と永田に厳しく付かれていたうえに、
クサビが入っても直下のミシェウに落とすしかなかった。

ミシェウが下がり中盤の枚数が減った後、舵取りは工藤に託された。
魅惑的なプレーはいくつかあったが、今日のような試合こそ決定的な
プレーをしてほしかった。それまではバランス取りに手一杯だっただけに。

遠路駆けつける新潟のサポーターには毎度頭が下がります。
そしてフクアリの雰囲気は一層良くなっている気がする。
ジェフのサポーターにも頭が下がります。

千葉 0-0 新潟



posted by sot-escape |01:35 | Jリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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