2008年02月21日

アイスバックスはもっとやれる [日光vs王子製紙]

Match No.018 2008.2.20
<アイスホッケー>
アジアリーグプレーオフ1stラウンド第3戦
日光アイスバックスvs王子製紙
@日光霧降アイスアリーナ


日光さ来たべ。

いえ、別に他意はないです。すんません。


昔から、一度来てみたかった場所。
初めてのスタジアムに足を運ぶ興奮と喜びを
いちばん大事にしている僕にとって、今日の小旅行はとても楽しいものだった。

東武のスペーシアをあえて栃木で下りて各停に乗り換える。
つもりが、マフラーを席に忘れて引き返しているうちに扉が閉まる。
次の新鹿沼で下りたら30分待つハメに。
でも全然オッケー、これぞ旅の醍醐味さ。
ここらの女子高生は黒タイツを穿くのが当たり前らしい。
昔鹿沼高校と試合をしたことを懐かしく思いながら、東武日光へ。

観光シーズン外の日光は、暗い。
タクシーでのリンクまでの道中は歩道に雪が残り、到底歩ける様子ではなかった。
5年前なら間違いなく節約のために歩いたけど。

目に入れるたび必ず「霜降り」と読み間違える、
日光霧降アイスアリーナ。
入り口前には開場を待つファンが、円形の広場に沿って並ぶ。
松明のような明かりがぼんやりと映し出す人々の円、上空には満月。
異国の儀式のような妙に厳かな雰囲気だ。
アリーナ前



いざ入場。
ホッケーリンクは、どこも眩しい。でも東伏見よりずっと眩しい。
スタンドが高い位置にあり傾斜も急で、
下から白い明かりを当てられる感覚が強いためだ。素晴らしいアリーナ。
誰だ、東伏見を設計したのは!

霧降のベスト観戦スポットはゴール裏らしい。
スタンドにはなっていないが、ゴール「上空」が通路なので
そこからシュート練習やゴール裏の攻防を真下に見られて楽しい。
当然「先客」がいたのでスタンドの中央付近で観戦。

プレーオフ第1ラウンド第3戦。
苫小牧で2つ先勝した王子製紙に対し、
昨年同シリーズで大アップセットを決めたアイスバックスが挑む。
7チーム中6位のバックスがPOに出てしまう現行システムの賛否は別として、
やはりプレーオフが全然違うぜ!と感じられる試合だった。

バックスは素晴らしいホームアイスを持っていて、幸せだ。
暖かくも目の肥えたファンが、苦難を続けるチームを懸命に応援する姿は、
私のような通りすがりの(どこがやねん)一介のファンも魅力してしまった。



オレンジ色の大声援で迎えられた日光はやはり、
開始から王子に攻め込まれる。
1分半でいきなり王子のパワープレー。王子、打つ打つ打つ。

日光GK橋本が奮闘するも、3:57、王子は混戦から河本が決め、先制点を挙げた。

これはしんどい試合を見に来てしまったか…と思ったが、
ホーム日光は気合いが入っていた。
次第に動きが良くなってくると、
波多野がフリーで切り込んでシュート(枠外)、
大日向のブレイクアウェイからシュートし相手スケートに当たったこぼれ球をドフリーで別の選手が叩いたが外す。
あぁ~と腰を浮かしかけたバックスファン。

13分台のパワープレーでは、ブルーライン際で
クリアパックを止めた波多野が振り向きざまにシュート、
大日向がチップするが惜しくもゴール上。

日光ペースで試合は進んだ。
特に第1ラインに勢いがあった。


2ピリは荒れ模様。
日光は二人アドバンテージを逃すと、
村井のペナルティ、1分半後に瀬高のペナルティで3on5に。
ここは橋本が頑張って凌いだ。
逆に喧嘩で王子の二人がペナルティを取られて日光はパワープレーのチャンスがあったがダメ。

ついに日光の奮闘が実ったのは12:42、
左からのスラップショットのリバウンドがこぼれ、
土田がパックをすくい上げてネットに放り込んだ。
当然歓喜の霧降アリーナ。いい雰囲気だなー。
sot-escape-63791.jpg



リンク上では小競り合いが増えてきた。
13:41からのパワープレーを生かせなかった日光は17:12、
王子パーソンからフリーのエンディコットへのパスを通され、GKと1対1に。
エンディコットはリストショットできっちり決めて、勝ち越し点を挙げた。

さらに橋本がインターフェアを取られてPK。
振り回されて守備のボックスはどんどん小さくなり、苦しかったが、
シュートブロックでしのぐ。
日光は2ピリだけで16本のシュートを許した。


防寒着が足りず、非常に寒い。ブルブル。
ボランティアの人たちの豚汁(300円)だけが頼りだ。

さぁ勝負の3ピリ。
しかし日光はふわっと入ってしまった。
任田がホールディングでボックスへ。橋本はまたまた大変。
PK防いだあとも自らスラッシュを取られてまたまた人数不利。
2点差はヤバい。橋本がんばれ。
橋本、がんばった。

今度は日光のPP、しかし王子にうまく守られる。
ペナルティ明け、王子齊藤哲也の速攻、左に流れ、バックハンドシュート!橋本ナイスセーブ。
足が止まってきた日光、プレーがうまく流れない。
踏ん張り所で大日向が果敢にチェックに行くが、無情なるボーディングの笛…。

そして王子に回され、陣形はシュリンク。
13:53、桜井がジリジリと持ち込むのに誰も当たれず、まんまと決められた。
1-3。あぁこれはキツい。

しかし諦めない地元ファンは、1分15秒後、木村ケビン久樹のロングショットのコースを変えてみせた。
いやDFに当たったのだが、とにかく1点差。
まだシーズンは終わらせないぜ。と19秒間だけノリノリになったところでしかし、
王子・桜井に決められ、再び2点差に広げられた。

日光の点は、苦労して苦労して、入るべくして入る点、という感じがする。

一方、日光の失点(特に2点目と4点目)は、防げそうだったしもったいない点だった。

アイスバックスは、もっと上位に近付ける。
その力があると思う。

18:29エンプティネッターが決まり試合は決したが、
それでも日光サポーターのコールは続いた。


JRの最終(早えよ)に揺られながら、僕は余韻に浸った。
アイスホッケーの面白さが詰まった試合、
アイスホッケーを愛するホームリンクのボルテージ。
一昨年初めてカナダでNHLを観た日に匹敵する、心地よさだった。


日光 2-6 王子製紙


  • 共通ジャンル:

posted by sot-escape |19:46 | アジアリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/sot-escape/tb_ping/17
コメントする

「他サービスID/メールアドレス」で投稿する場合は、そのID/メールアドレスは表示されず、当サービス専用の固定のコメント投稿者ID「英数+連番」に変換され表示します。

※コメント投稿手順
(1)上記リストから希望のIDを選択する。
  例: Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
(2)Yahoo! JAPAN上の本人確認画面でIDとパスワードを入力する。
(3)スポーツナビ+blog側のコメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」

※コメント投稿手順
(1)上記リストからログイン/メールアドレスのどちらかを選択する。
  例: ログインしてコメント投稿
(2)plus-blogのアカウントとパスワード/メールアドレスを入力する。
(3)コメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」