2007年02月26日

あなたはなぜ格闘技を見るのですか 格闘技とテレビ一考

GONG格闘技2007年4月号の内容
http://www.ns-p.com/gong-kaku/

昨日のPRIDE33の興奮冷めやらぬうちに考えていこうと思う。
GONG格闘技2007年4月号は非常に充実したものであった。
DSE榊原代表(PRIDE)、
K-1イベントプロヂューサーの谷川氏、
K-1 HERO'Sでスーパーバイザーである前田日明氏などの
インタビューが掲載されていた。
特に、前田氏のインタビューは骨のあるものだった。

そこで、現在の格闘技ブームについて少し考えていきたい。
ブーム、ブームというが本当にそうなのか。
アメリカはたしかに
TUF(;The Ultimate Fighter、
新人UFCファイターを発掘、育成すると言うテーマのリアリティーTV)
の人気からUFCのみならず、
その他新興団体も入り乱れての、
興行合戦が行なわれている。
昨日のPRIDE33もそのような流れで
アメリカ・ラスベガスで行なわれた。

では、日本ではどうなのか。
確かにPRIDEの地上波放送がなくなったものの、
下火になったとは言えない。
そもそも、
毎年のように大晦日に何時間も
複数地上波チャンネルが放送している状況が、
“バブル”と揶揄される程の異常だったのである。

さて、みなさんはなぜ格闘技を見ているでしょう。

僕は高校とき、
知り合いのおじさんに
「なんであんな暴力的なものを見るの?」と言われた。
「おもしろい」としか言えず、
そのおもしろさについて話したが、
その答えが彼の問いへの的確な返答ではなかった気がする。
実際、PRIDEで桜庭がグレイシー一族に勝ち出した
初めてのGP前に見たので、
ブームに乗ってないとは、言えない。
(その後、本格的なブームが作り出されたが。)

そのような点もふまえて、今回私が問いたいのは、
「格闘技は地上波で放送していいのか」ということである。

この点を運営側からすると、
地上波は知名度も向上するし、
なんといっても高額な放送権料が入る。

TV局側もある程度の視聴率が確保できるし、
コンテンツ不足に悩む中でコンスタントに
視聴率を稼いでくれるなら、問題ないというだろう。

我々視聴者だって、
PPVを買うよりも地上波で見られたほうが、お金もかからない。

この3者の思惑が一致しているので
いいのではないかと思うであろう。

しかしながら、
ここで問いたいのは、子どもたちへの影響である。

前田日明氏がこんな風なことを言っていた。
ある日新聞を読むと、
小学校で「総合格闘技ごっこ」で生徒死亡。
加害側の生徒は、総合格闘技ジム体を鍛えるために通っていた。
という内容の記事が書いてある。
そんな日がくるのが怖い。
GONG格闘技2007年4月号には、
そのためにどうしなければならないかという彼の考えも書いてある。

私は、これを見たときぞっとした。
僕も小学校の頃に、
相撲をして相手を怪我させたことがある。
わざとではないのだが…、
子どもの遊びの中から生まれる怪我は故意でなく、
事故と考えれば、しょうがないのかもしれない。
しかし、できるだけその可能性を排除するのは、
我々大人の責任ではないか。

昔、キックボクシングブームやプロレス全盛期の時のことをわからないが、
その時、子どもには影響がなかったのか。

今日の格闘技業界を支える中には、
その頃の影響を受けている人が多い。
そのために、
今日の日本の格闘技のレベルが高い
(勝敗だけでなく、プロデュース能力などの意味でも)
というは、うれしいことでもある。
その反面のことも考えねば、ならない。

このblogの「盛岡商と拝啓、父上様」の記事中で、
盛岡商斎藤監督が「何でもお金で身につけられる時代」と語っていたが、
先ほどの3者の思惑の一致はお金に対することが大きい。

では、このような問題を解決するにはどうすればいいか、考えていきたい。
まず、地上波放送を禁止する。
これで今までの過剰なTV局側や視聴率への意識が減る。
(と、言ってもPPV件数は気になるかもしれない。)
そして、これで、子どもが手軽に見る事はできなくなる。
簡単に言うと、R指定をかける。
しかし、インターネットのご時勢、
インターネットの映像にも規制が必要であろう。
これは、私が小中学校のときもあったので、ある程度はできる。

みなさんは何かおもしろいアイデアはあろうか。

この問題を総じて言うと、
需要があるからと言って、何でもやっていいとは言えない。
と言うことである。
そして、日本のSEXや暴力に対する規制が少なすぎるのも、
問題ではないのか。

 

昨日の記事を書いた後、
色々なサイトを見て思い出しのだが、
前回のシウバとヘンダーソンの対戦は
PRIDE12でシウバが目の上を腫らせた状況で
引き分けまで持ち込んだ試合だったのですね。
あのとき、シウバってすごいなぁと思いつつ、
バーリトゥードのエグさを感じました。
 
 

posted by soron |11:39 | 格闘技 | コメント(6) | トラックバック(0)
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Re:あなたはなぜ格闘技を見るのですか 格闘技とテレビ一考

まあ分らないでもないけど、他の格闘技も一緒ですよね。僕の高校はボクシング部が不良だらけで喧嘩なんて日常茶飯事でしたよ。
そもそもスポーツである総合にR指定をかけるなんて事は、余計な偏見を助長するだけだし、選手にとって失礼では無いのでしょうか。
ルールの不備であったり、教育的な問題を規制で片付けるだけでは何の解決にもならないでしょうし、このアイデアはまったく現実的ではないと思います。
子供のモラルについては、親などのしつけ以外に解決する事は不可能でしょう。

posted by アナリスク | 2007-02-26 13:13

Re:あなたはなぜ格闘技を見るのですか 格闘技とテレビ一考

前田氏のように運営する側からこういう意見が出てくるというのは良い事だと感じます。

テレビ放送は、数百万人、数千万人単位の人間が見るわけですから、その中にはごくわずかとはいえ格闘技と暴力の分別がつかない親や子供がいてもおかしくはないでしょう。場合によっては、相手を怪我させたり、死に至らしめることもありうるかもしれません。

放送や運営する側のモラルとして、少なくとも番組開始時と終了時に注記くらいは出すべきなのではないかと私は思います。

posted by ぽん | 2007-02-26 15:05

Re:あなたはなぜ格闘技を見るのですか 格闘技とテレビ一考

バラエティで一般の方は危険ですから真似しないで下さいとテロップで出ますが、同じことを格闘技などの番組でやって効果があるかどうかは疑問ですね。
PTAがバラエティを批判するのとたいして変わらないと思いますが、背景やコンセプトをもう少し視聴者に伝えたほうが良いとも思います。
煽り合いのコメントや単に対決という盛り上げ方では喧嘩と変わらないですから。

posted by ななや | 2007-02-26 17:09

考えされられました…

何気なしに格闘技をやってきましたが、このような影響がある事もあるのだと考えさせられました。
選手サイドからすると、少しでも多くの人達に格闘技を楽しんでもらいたいという気持ちがあったのですが、見ている人達全てが分別をわきまえたわけではないのも確かだと思います。

私達は一定のルールの下でファイトを行っており、決して「野蛮な暴力」を売りにしていないと自負しています。
ただ、御覧になっている方の中にはそういう風には見えない方もいるのも事実でしょう。

製作サイドで一方的に規制するのは難しいかもしれませんが、テロップを出すなどの配慮はあってもよいのかもしれません。

posted by みっこ | 2007-02-26 17:48

Re:あなたはなぜ格闘技を見るのですか 格闘技とテレビ一考

総合格闘技をならって喧嘩相手を死なせた。
という可能性はどうしても出てくるでしょうね

教師の話を聞くと今の子供は体が弱いみたいですし(骨が弱い)、ふざけあっていてすら怪我をするらしいです。

総合格闘技ごっこをしていて怪我をする恐れもあります。

その時の親の反応が考えるだけで怖いですよ、「子供も自分も悪くない、悪いのは総合格闘技だ」でバッシングが始まったらたまったものじゃありません。

posted by ふな | 2007-02-27 08:35

Re:あなたはなぜ格闘技を見るのですか 格闘技とテレビ一考

コメントありがとうございます

みなさんのコメントを見ますと、
スポーツとしての側面を失わせない反面、
運営側、放送側の配慮が必要ではないか
ということになるのではないかと思います。

しかしながら、難しい問題です。
僕はラグビーよりもサッカーの方が
危なく感じるのでそのことも
踏まえて、また触れていきたいと思います

posted by soron | 2007-02-27 09:07

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