2007年02月25日

大倉山に描いたアーチ

テレビで世界ノルディックのジャンプ団体を見ました。やや五月蝿い中継に辟易しながらも、日本の結果に一喜一憂させていただきました。

1回目のジャンプを終え、3位につけていた日本。2回目は1人目の17歳栃本翔平。昨日の個人戦で日本人最高位の16位に入った勢いを…と思われましたが、記録は伸びず、1人目を追え一気に6位まで転落。ポイントで3位に大きく水を開けられ、苦しくなったその後からでした。

2人目のベテラン・岡部孝信が粘ってK点まで飛びました。その後に飛ぶ上位国(日本は2回目に進んだ8ヶ国の先頭を切って飛んでいました)が大倉山のコンディションに苦しんだ結果、2人目を終えて順位を2つ上げて4位へ。

そして、次が昨日29位止まりだった伊東大貴。ジャンプ台を飛び出した伊東は高々と宙を舞い、130m越えの大ジャンプ!それでも、この後飛んでくる上位陣が伸ばしてくると…と思っていたら、上位国の3人目も距離を伸ばせない。伊東のジャンプだけがこのグループでは突出する形となり、日本は再び3位に順位を戻した。栃本が飛び終えてつけられたポイント差を、ひっくり返し、ほぼ同じだけの差をつけます。まさに倍返し。

あとは、体調不良に苦しむ葛西紀明が無難にまとめての銅メダル。上位の2ヶ国には大きく離されたものの、4位にも大きく差をつけての文句なしの銅メダル。札幌開催という地の利を生かしたという側面があるにせよ、久々に日本ジャンプ陣が表彰台に上ることになったのでした。

今回の表彰台には岡部・葛西の両ベテランの力も去ることながら、最大の原動力となったのは間違いなく21歳・伊東の大ジャンプだったでしょう。3年後のバンクーバー五輪を見据えると、現在36歳の岡部、34歳の葛西に多大な期待は掛けられませんし、34歳の葛西と21歳の伊東の間の世代がここから伸びてくるかというのも疑問です。

そういう意味で、昨日の個人戦で日本人トップの成績を残した17歳の栃本や、トリノでも代表メンバーに選ばれ、今回も代表入り(最終メンバーには入れなかったけれども)した17歳の伊藤謙司郎。このあたりの選手の伸びしろに注目したい所です。他の国でも、10代のジャンパーが出ていたことですし、日本も負けじと頑張ってほしいです。3年後には伊東が24歳、栃本と伊藤が20歳。若い力がバンクーバーで結実するでしょうか?

posted by soncho |21:24 | ウインタースポーツ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年02月17日

クロスという種目に見る世代交代論

昨日のオープン戦では2年目のヤクルト・武内(早稲田大)が攻守に活躍したそうですが、今日はそれとは別のお話。

昨年の今頃、以前やっていたブログでこんな記事を書きました。トリノ五輪から正式種目に採用されたスノーボードクロスを扱ったのですが、次回のバンクーバー五輪からはスキークロスが正式種目として採用されることになりました。で、そのスキークロスでの日本の第一人者・滝沢宏臣選手が、W杯の今季最終戦で3年ぶりの優勝を飾りました。

「クロス」という競技の面白さは、以前の記事に譲るとしまして。かつては、アルペン、モーグルの選手だった滝沢選手は、バンクーバー五輪の2010年には36歳を迎えるというベテラン選手です。もちろん、滝沢選手にも頑張ってもらいたいのですけれども、ソルトレーク、トリノと成績ではイマイチ振るわない日本勢。世界のトップクラスを行く滝沢選手を脅かす選手の台頭が、バンクーバーに向けては待たれるところです。

このスキークロスに限らず、日本のウインタースポーツはベテランが元気です。先日、スケートのショートトラック全日本距離別選手権で男子の2種目を制した、32歳のベテラン・寺尾悟選手が新聞の取材に対し、こういうコメントを残し、若手の奮起を促しています。

「僕は今、世界トップレベルのちょっと下。その僕を超えないと」

ベテランの活躍にも拍手を惜しまないのはもちろんですが。そうした反面、そろそろ新しい人の台頭を期待する気持ちもあったりするのです。

posted by soncho |21:16 | ウインタースポーツ | コメント(0) | トラックバック(0)
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