2007年03月09日

遅れてきた男

まずは手短に昨日のプロ野球オープン戦の結果から。

阪神・鳥谷(早稲田大・4年目)は初めて1番・ショートでスタメン出場し、二塁打1本を含む4打数3安打の大当たり。オープン戦序盤の不振からどうやら脱した模様です。ヤクルトの青木(早稲田大・4年目)は4打数1安打、田中浩(早稲田大・3年目)は3打数ノーヒットながら1打点、武内(早稲田大・2年目)は途中から守備に入り、1打数ノーヒットでした。中日の西川(法政大・1年目)は代打で登場も1打数ノーヒット。普久原(法政大・3年目)は守備固めに登場、打席が回ってきましたが、その場面で代打を送られています。

さて、ここからは本日の主役についてじっくり書いていきたいと思います。

オリックスの由田慎太郎(早稲田大・4年目)が昨日も大活躍。途中から守備に入ると、6回には横浜のクルーンからオープン戦第2号となる2ランホームランを放ちました!クルーンが怪我で出遅れ、この日がオープン戦初登板だったことを差し引いても、150kmを超える球を京セラドームでサク越えさせるのですから大したものです。途中出場が多いのですが、ここまでのオープン戦、通算成績は12打数7安打で打率は.583、さらに2本塁打9打点という目を見張る活躍ぶりです。

今期のオリックスは、谷が巨人に移ったこともあり、外野陣のレギュラー争いがいつになく加熱しています。村松の1枠はほぼ当確と見ても、残り2人の争いが熾烈です。大西・坂口・迎・下山といった中堅どころに、岡田・吉良といった若手、さらに新外国人のアレンや復帰してきたローズを加えての大激戦の最中、由田が一気に頭角を現してきたわけです。

早稲田大学在学当時は、2年生の春からレギュラーを獲得し、3年春からは4連覇を達成したメンバーの1人でした。4年春には首位打者も獲得しています。何よりこの時期の早稲田大学の豪華さといったら…僕が東京六大学を見始めたのが2003年春、由田が4年生になったシーズンのことなのですが、この年の早稲田大学は春・秋合わせて20勝1敗というすさまじい成績を残してV3・V4を達成しました。で、その年の(恐らく)最強のスターティングメンバーがこちら。

1番・二塁 田中浩康(現・ヤクルトスワローズ)
2番・中堅 青木宣親(現・ヤクルトスワローズ)
3番・遊撃 鳥谷敬(現・阪神タイガース)
4番・三塁 比嘉寿光(現・広島カープ)
5番・一塁 武内晋一(現・ヤクルトスワローズ)
6番・右翼 由田慎太郎(現・オリックスバファローズ)
7番・左翼 米田文彦(元・ホンダ)
8番・捕手 島原壮太郎(西多摩倶楽部→現・相模原クラブ)

投手 土曜日 清水大輔(JR東日本→同マネージャー)
   日曜日 越智大祐(現・読売ジャイアンツ)

スタメン野手8人のうち6人がプロに進んだのだから恐れ入ったものです。

同期ではもはや日本を代表する外野手に成長した青木や、毎年着実に実績を積み重ねている鳥谷がいました。早稲田では主将を務めた比嘉も、2年目のプロ初打席でいきなり代打本塁打を放つ鮮烈なデビュー(昨年の出場はありませんでしたが…)。この3人に比べると由田はデビューがようやく昨年の夏と遅くなりました。ここで初打席でいきなりタイムリーヒットこそ放ったものの、これを含めても昨年の一軍でのヒットはわずかに2本。4年目、そろそろ頭角を現さないと…と思った矢先のこの活躍です。

由田はもともと2003年のドラフトでも12球団の一番最後に指名された選手でした。そこから這い上がってつかんだこのチャンス、今年注目したい存在になってきました。

posted by soncho |15:11 | プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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