2010年04月29日
いやあ、何となくもっと先のような気がしてたんですが、気がついたらすぐだったんですね。というわけで2日前になりました、格闘技トークイベント、「格闘秘宝館」のご案内です。
タイトル通り、今回で何と10回目を数えるこのイベント。今回も豪華すぎるゲストが決定しています。
まずは青木真也選手! 先日のストライクフォース参戦について、また今後のことなどについて、存分に語ってもらいたいと思います。そして佐伯繁DEEP代表も、別件が終わり次第駆けつけてくださるとのこと。
そして、立ち技イベント「Krush」から初のゲストが決定! 昨年のK-1 MAXでは世界トーナメント3位という輝かしい成績を残した山本優弥選手と、昨年だけで3本のベルトを獲得した寺戸伸近選手の「広島コンビ」に、宮田充Krushプロデューサーが登場。山本選手が出場する4・29Krush後楽園大会、そして翌日開催のK-1 MAX、63kg級のことなど話題は尽きません。
(※山本選手は、4・29大会でケガ等がなかった場合の出演となります)
さらに第3部では恒例の「ボーナストラック」として、「kamipro」編集長のジャン斉藤氏、笹原圭一DREAMイベントプロデューサーを交えて、今沸騰中の「リングかケージか議論」を中心にいろいろ語りたいと思います。
と、書いてみたらやっぱりコンテンツ満載の格闘秘宝館、開催はいよいよ明後日! 阿佐ヶ谷でお待ちしておりますので、お誘い合わせの上、ぜひご来場ください!
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格闘秘宝館 vol.10 ゴールデンウィークスペシャル
開催日時:2010年5月1日(土) OPEN:18:00/START:19:00(予定)
開催場所:阿佐ヶ谷ロフトA
入 場 料:2000円(飲食別)
出 演 者:高橋ターヤン(映画秘宝、kamiproライター)
橋本宗洋(格闘技ライター、映画野郎!レビュアー)
高崎計三(格闘技ライター)
ゲ ス ト:青木真也選手、佐伯繁DEEP代表
山本優弥選手、寺戸伸近選手、宮田充Krushプロデューサー、
ジャン斉藤kamipro編集長、笹原圭一DREAMイベントプロデューサー
格闘秘宝館オフィシャルサイト
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もう一つお知らせ。現在発売中の「kamipro」146号で、参議院議員の馳浩氏、そして音楽評論家の伊藤政則氏をインタビューしています。今号は「90年代特集」ということで、馳氏には「90年代新日本プロレスの教育論」を、伊藤氏には「音楽とプロレスから見た80s/90s比較論」を聞いています。こちらもよろしくお願いします!
posted by solitario |10:47 |
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2010年04月29日
いろいろあります。最初は1エントリーにまとめようと思ったのですが、一つ一つが長くなるので、順を追って。
まず、明日はパンクラス・ディファ有明大会を取材。後楽園ではKrushも行われますが、そちらは行けず残念です。大会が重なると、自動的にどちらかを選ばざるを得ず、取材する方はともかく、できない方に関しては「申し訳ない」と思うしかなく……。選ぶ要因もいろいろなんですけどね。個人的な希望とは別に、依頼とかで決まることもありますし。
で、明日のパンクラスのメインは「近藤有己VS金井一朗」のパンクラス・ミドル級王座統一戦。階級区分改正の際、ライトヘビー級王者だった近藤選手がミドル級に転向したことで暫定王者となっており、竹内出選手を下して新たに正王者となった金井選手と統一戦を行うことになったわけです。2人はパンクラスismの同門ですが、ism同門対決はいつ以来でしょうか。以前のパンクラスでは当たり前のように行われていましたが、最近はこういう機会でもないと実現しません。
これを読んでくださっている方々の間でも、知名度では近藤選手の方が上でしょうが、過去の実績とか抜きにして単純な「今の勢い」で言うと、金井選手が上かもしれません。デビューからしばらくは黒星先行だった金井選手ですが、長期欠場の後、05年末に復帰してからは8勝2敗の好成績。特に右ストレートを中心とする打撃の成長は目を見張るほどで、前述の戴冠劇もパンチでのダウンが効いてのものでした。
ただし、この一戦が近藤選手にとっても大きな意味を持つことは変わりません。いや、金井選手にとってよりもその意味は大きいとも言えます。個人的には竹内選手との統一戦をもっと早くに見たかったとも思いますが、直近の佐藤豪則戦では「今の状態の中で勝つ」姿を見せてくれており、タイミングとしてはよかったのかもしれません。
試合はスタンドの攻防が中心になると思われますが、金井選手にはよりアグレッシブに前に出る姿勢を見せてほしいと思っています。先日の「吉田秀彦VS中村和裕」に続く同門対決ですが、この試合は世代闘争ではあるものの、どちらかの引退試合ではなく、現役同士での闘い。遠慮ややりづらさが見えてしまっても、誰もフォローはしてくれません。
そもそも同門対決というのは、「普段は見られない」もの。それだけに技術面よりも、気持ちの部分に見所の重点が置かれるのだと思います。同門だからこそ、「越えたい」という気持ち。「越えさせられない」という気持ち。それが存分に見えれば、このカードの意味は伝わるかと。
他にもベルトを失ってから初となる砂辺光久選手の試合、久々のパンクラス復帰となる高瀬大樹選手の参戦など、見所多数。興味深い大会になりそうです。
※ツイッターやってます。アカウントは「solitario_k」。よろしくお願いします!
posted by solitario |04:17 |
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2010年04月26日
昨日は日本武道館で「吉田秀彦引退興行〜ASTRA」を取材。興行全体についてはいろいろあったし、個々の試合の勝敗について思うところもいろいろありましたが(長倉選手と長南選手の敗北にはビックリ)、そこは皆さんいろいろなところで書かれているので、まあいいでしょう。あと会場の様子とか演出とかについては、某誌(って別に隠す必要ないか)で書かせてもらってますので、その時はまた改めてご案内します。
さて、メインの吉田秀彦VS中村和裕。ご存じの通り、中村選手の判定勝ちでした。いろんなシチュエーションとか両者の立場とかプレッシャーとかを考えると批判されるような内容でもなかったとは思うんですが、最後の腕十字は、中村選手には極めてほしかった。中村選手が取りにいき、吉田選手が防いでいた時間の間、自分は「ここで取れるか取れないかで、中村選手の今後が変わってくるのでは」と思っていました。だからこそ極めてほしかったのですが、そこは残念でした。
あの試合、「これは中村選手は勝てないのでは」と思った場面がありました。それは試合前、両選手がコールされたときのこと。特別リングアナのつんく♂氏に中村選手がコールされたとき、吉田選手は拍手していたのです。一方、入場時から思い詰めた表情だった中村選手は、吉田選手のコール時には動きはありませんでした。
いくつか確認もしてみたんですが、吉田選手は相手のコール時に拍手するのがいつものことなのか、それともこの日だけだったのかはちょっと分かりません。柔道の頃にどうだったのかも(分かる方、教えていただければ幸いです)。ただ一つ言えるのは、少なくともこの日に関して、吉田選手は拍手をしていたということ。そして中村選手はしていなかったということ。
「勝てないのでは」というか、「越えられないのでは」という印象でしたあそこで拍手ができる余裕とか気持ちの強さ、それが吉田選手が持っているものであり、中村選手には足りなかったものではないかという。
結果、中村選手は終始吉田選手に対して攻めていき、判定勝ちも収めましたが、やはり「越えた」感を示すことはできませんでした。
それで思い出したことがあります。2週間前の4月11日、シュートボクシング後楽園ホール大会。この日のメイン、梅野孝明VSボーウィー・ソー・ウドムソン戦は掛け値なしに名勝負でした。互いに持ち味である、おっそろしく強烈なパンチを繰り出し合い、ダウンを奪い合い相手をフラフラにさせながら、最後はボーウィー選手が2RKO勝ちを収めました。
この時も、「あ、梅野選手勝てないのでは」と思ったシーンがあったのです。それは1R終了時でした。すでに1度ずつダウンを取り合い、さらに後半には梅野選手のパンチでボーウィー選手がぐらつく場面もありました。そして激しいパンチの応酬の中、ラウンド終了のゴング。場内は大歓声でしたが、それ以上に興奮していたのはボーウィー選手でした。
ボーウィー選手はゴングが鳴ると満面の笑みを浮かべて両手を突き上げ、すれ違いざま「もっとやろうぜ!」とばかりに梅野選手の肩をぽんぽんと叩きました。
ですが、梅野選手はそれには応えず、疲れ切った様子でコーナーへ。
いやもちろん、それだけ全力のパンチ合戦を繰り広げた直後ですから、当然ではあります。梅野選手が当たり前なのです。でも、その時ボーウィー選手は明らかに「ファイターズ・ハイ」みたいな状態になっていました。それを見て、「あ、これは“生き物”として違うのかも」と思わされてしまったのです。
吉田選手の余裕、ボーウィー選手の余裕。実際には2人とも余裕などなかったかもしれません。それでも、そう見せることができるということ。それは勝負として大切なことなのではないかと。一朝一夕で身につくものではなく、限られた人間にしか持てないものなのかもしれませんが。
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posted by solitario |23:08 |
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2010年04月20日
突然ですがちょっと実験的に、過去に書いた原稿を不定期で再掲してみたいと思います。今回は、青木真也選手について自分が初めて書いたときのもの。2004年6月6日、大久保のスポーツ会館で行われた第30回全日本サンボ選手権大会のリポートです(『格闘技通信』2004年7月23日号掲載)。
この大会で、青木選手は前年に続き82kg級で連覇を達成。テクニカル、十字での一本、そして決勝も飛びつき十字で一本と文句なしの快進撃でした。すでに前年末のDEEPフューチャーキング・トーナメントで優勝しており、7月のDEEPでプロデビューが決まっているという状況でした(後に選手の欠場によりDEEPウェルター級王座決定トーナメントに出場することになり、池本誠知選手に勝利)。ちなみに、この大会での青木選手の所属は「今成」でした。
それではその時の原稿をどうぞ。
もてはやされたのはもうずいぶん前。競技人口が減っている。同じ組み技なら、今は柔術の方が盛ん…今、「サンボ」と聞いて多くの人が抱くのは、こんな印象ではないだろうか。では、このたび行なわれたサンボ全日本選手権は、その印象の通りに今や注目する価値のないものだったのだろうか?
第30回という記念すべき大会となった今回は特に、そんな印象を覆してしまうような、見応えのある試合が続出した。6連覇という大会史上初の偉業を成し遂げた松本秀彦、翌週の柔術全日本でも大活躍した青木真也、74㌔級連覇を果たした石毛大蔵、その石毛と大東文化大柔道部でともに汗を流した三浦広光(優秀選手賞)らを筆頭に、積極的に一本を取りに行くアグレッシブな選手が多かったからだ。
今、挙げた名前を見ても分かるとおり、サンボの世界でも世代交代は確実に進んでいる。若い世代は特に、サンボの先に総合のリングを見据えている。また、柔道界からの実力者の参加が多いことは以前から変わらないが、レスリングに加え、柔術の選手も見受けられるようになった。組み手争いやグラウンドの攻防で、サンボの選手とそれら他競技の選手が見せる攻防は「微妙に異種格闘技戦」と思って見れば興味深い。
そんな中で、先に挙げた選手たちはサンボのサンボたる意義を、存分に見せつけてくれた。大会前のロシア修行で足を負傷し、厳しいコンディションの中で優勝を果たした松本は「ロシアで面白い技をいっぱい仕入れてきたので、出したい技がたくさんあったんですけどね。やっぱりサンボは面白いですよ」と言う。松本ほど長くやっている選手が改めて舌を巻く本場・ロシアのサンボとは? これだけで興味津々になるというもの。
鮮やかな飛び十字で優勝を決め、7月のDEEPではウェルター級王座決定トーナメントに抜擢が決まっている青木は「サンボらしい技で勝ちたかった。十字はどんな角度からでも決める自信があるので、『十字屋』と呼ばれている長谷川秀彦さん(一昨年同級優勝)とやりたい」とコメント。
また、“SKアブソリュートの秘密兵器”と言われ、現在はアメリカで武者修行中の石毛大蔵はこう言い切る。「アメリカでも柔術の方が盛んなんですけど、見てたら柔術なんかよりサンボの方が面白い。足関節技がある分、サンボの方が面白いですよ」と。
彼らに共通する一本への積極性、ひいては「サンボが面白いから、面白い試合を見せたい」という気持ちが、大会関係者も「今年はいい試合が多かった」というほどの熱戦の連続を生んだ。おそらく、普段総合のプロ興行を見ているようなファンが観戦したとしても、十分楽しめたのではなかろうか?
その総合の世界では、ヒョードル、ハリトーノフの躍進でサンボの強さが再び注目されようとしている。どんなジャンルも、飛び抜けて強い選手が出てくれば一躍注目されるもの。この全日本から、総合で活躍する“和製ヒョードル”が現れれば、国内のサンボへの注目度も俄然アップするに違いない(この日出ていた第一空挺団の選手が優勝していれば、“和製ハリトーノフ”だったが…)。そして、その候補はすでに何人もいる。出でよ、和製ヒョードル!(高崎)
※思うところあってツイッター始めました。アカウントは「solitario_k」。よろしければどうぞ。
posted by solitario |22:47 |
発掘原稿シリーズ |
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2010年04月19日
昨日のストライクフォース、青木真也選手は残念でした。とにかく目立ったのはギルバート・メレンデス選手の戦術の的確さ。押すところは押し、引くところは引く。そしてパウンドの正確さ。「その体勢で打てる箇所を、確実に打つ」感じで、無駄ダマの少なさも驚異的でした。
負けたのは残念ですが、青木選手がまた立ち直る様に注目でしょう。これで川尻選手とのタイトルマッチがどうなるのか、個人的には「復帰戦」のような形で別の試合を挟んだ方がいいとは思いますが、そういった点も含めて、また機が熟したときに再チャレンジしてほしいと思います。
さて昨日のネット中継ですが、午前9時50分にニコニコ動画に入場。アリーナの早い番号が取れたのですが、青木選手の試合が始まり、1Rゴングのまさに直後、「満席のため、席をお譲りください」の表示が! プレミアム会員になろうかとちょっと迷っていたのですが、後の祭りでした(苦笑)。すぐさまFEGのオフィシャルサイトに移動して見続けましたが、今度は3Rの途中でUSTREAMからのアラートが出て、視聴不可能な状態に。いやホント、この時は絶望的な気分になりました。
しかしふと思いついて、ニコニコ動画に入り直してみたら、あっさり見られたのでした。2F中央の席に移動することになりましたが、まあ見え方は変わりませんからね。でも本当に、すごい時代になったものです。たった今、アメリカでやっている生中継番組が日本で見られるわけですからね。この生中継の実現にあたっては、本当にいろんな関係者の尽力があったようです。とりあえずはそこに感謝したいと思います。
さて、ここからはお知らせ。個人的な意見からツイッターには否定的な態度を取り続けていましたが、ちょっと別方面で思うところあって、今朝、アカウントを取得しました。どんな風に付き合っていくかはやってみながら考えるつもりですが、とりあえずお知らせさせていただきます。アカウントは「solitario_k」。ご興味のある方はどうぞ。
それから、3月末に終了した「kamipro事件簿」に代わって、同じkamipro携帯サイトでこの4月から「kamiのワイドショー」という新連載が始まっています。その週に起きた出来事をワイドショー的な感覚で取り上げるというコーナーなんですが、今朝更新された3回目は、「金原正徳VSマルロン・サンドロ」が発表されたSRCについて。こちらもよろしければご覧ください。
今日から水曜までは取材三昧。移動距離も大変なことになってますが、頑張ります。では。
posted by solitario |12:18 |
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2010年04月18日
今日はDEEP後楽園大会の取材でした。速報を打ちつつ、ほんの一時だけカメラも。大会が長かったのでちょっとだけ疲れました(笑)。
で、その大会中にDREAMのスタッフの方から告知をいただきまして、ずーっとすったもんだしていた(らしい)明日のストライクフォース・ナッシュビル大会のインターネット・ライブ中継が決定したとのこと。こりゃめでたい!
以下、リリースの告知部分。
「さて、現地時間4月17日(土)にアメリカ・テネシー州ナッシュビルブリヂストン・アリーナにて行われる『STRIKEFORCE - NASHVILLE』の日本でのインターネットライブ中継が決定いたしました。ファンの皆様の大きな声を受けて日本での視聴を実現するべく調整に調整を重ねてまいりました。STRIKEFORCE CEOスコット・コーカー氏の強力を経て、この度下記の通り実現することになりました。
『STRIKEFORCE - NASHVILLE』はアメリカ3大ネットワークCBSのゴールデンタイムに生放送されますが、プロ個人競技の日本人選手がCBSのゴールデンタイムで生放送されるのは史上初の快挙で、また、CBSの放送と同時に日本のインターネットで無料で視聴できるのも史上初です。」
日時は、日本時間で2010年4月18日(日)AM10:00頃
場所は、DREAMオフィシャルWEBサイトまたはニコニコ動画
以前のストライクフォース、ヒョードルVSロジャースをネット生中継で見たときにも思いましたが、いやあ、すごい時代になったものです。国内での仕事のことなどを考えて今回は取材は見合わせましたが(いざその時期になってみたら、「こりゃ行けるわけなかったな」ってぐらい忙しい……)、それでもオンタイムで見られるとは素晴らしい!
そして、何より青木真也選手の勝利を祈りたいところです。ギルバート・メレンデス選手は確かに強豪ですが、全米、いや全世界が注目している中で、青木選手の存在、その強さと技術、個性を見せつけてほしいものだと思います。
というわけで、明日の午前中は予定を変更して事務所のパソコンの前にいることになりました。みんなで見届けましょう!
posted by solitario |00:17 |
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2010年04月12日
相変わらずご無沙汰更新で申し訳ないです。先週はその前の週末の4・3K-1 WGP、4・4DEEP KICK大阪取材、そして5日月曜日に集中的に取材予定が入っていた上にカゼも重なって無理をしすぎてしまい、ちょっと体調を崩して休んだりしていましたが(詳しくは別ブログ参照)、週末からは大会取材にも復帰できるようになりました。
当初、10日土曜日は「特に興行が入ってないなあ」と思っていましたが、あるところから「10日のグラチャンにトルネード・ソンが出場する」という情報が。慌てていろいろ確認すると、主要な格闘技メディアサイトのスケジュールにはどこも載っていませんが、確かにディファで「グラチャン」が開催されるようです。しかし、なぜどこにも載っていなかったのか?
「グラチャン」というイベントは今回で4回目。失礼ながら、自分は会見を取材したことはありましたが他の大会と重なっていたりしたこともあって、大会自体は初取材でした。金網の大会で、「アウトサイダー」的な選手も出て、音楽との融合を積極的に進めていて、これまでには横山兄弟のキックのタイトルマッチなんかも行われてきた……そんな大会という認識です。
で、公式サイトを確認すると、確かに追加カードとして、「トルネード・ソン」の名前が。あ、ソン選手の説明もしとかないといけないでしょうね。本名はソン・オンシクという韓国の総合格闘家で、バックボーンは柔術。デビュー当初は「打撃家も倒せる柔術家」という触れ込みで、立ち技、寝技どちらもいけることをアピールしていました。
ちなみにこのキャッチフレーズの元になったのは彼の初プロ戦、05年6月4日、ソウルで行われた「KOMA」というキックの大会での「柔術VSキック対抗戦(キックルール3VS3)」で勝利したことでした。で、実はたまたまこの試合を取材してまして。「グラジエーター」という総合の大会が直前に中止になり、取材のためにソウルに行っていた自分は同日に行われた「KOMA」を取材に行ったわけです。そこで、第1試合に出ていたのが当時本名のソン選手。その時は「普通にキックもできる選手だなあ」ぐらいにしか思っていませんでしたが、その後、何度も取材することになるとは夢にも思っていませんでした。
で、ソン選手の正式なプロデビューは05年11月のHERO'Sソウル大会。キラービー(当時)の浅野倫久選手とオープニングファイトで闘い、テイクダウンはされつつも下からの腕十字で勝利しました(そういや、この大会も取材したなあ)。次いで06年4月にMARSソウル大会で勝利、初来日は同年5月のMARS幕張大会でした。矢野卓見選手に打撃でも寝技でも上回り、判定勝ち。そこからMARSのレギュラー選手となります。
MARSでは07年7月までに計6試合をこなしましたが、一番印象深かったのは06年10月の「MARS BODOG FIGHT」新宿FACE大会。フィンランドのマテウス・ラーデスマキ選手と目まぐるしい攻防を展開した末にチョークで勝利した試合は、掛け値なしの名勝負でした。大会名通り、この試合はbodogの番組制作を兼ねており、アメリカではテレビ放映もされたはずです。
7戦全勝(一本勝ち4、TKO1)という好成績を挙げ、MARSのエースにまでなったソン選手ですが、08年初旬からは兵役に入ってしまい(軍隊そのものではなく、関連企業でのデスクワークだったようですが)長期戦線離脱。その間にMARSも消滅し、秘かにその進路には注目していましたが、今回はCMA KOREAの一員として、「グラチャン」での復活となったようです。
さて、ソン選手の復帰戦です。全17試合中のセミ前、第15試合に登場したソン選手の相手は、矢野卓見道場の上田厚志選手。「SWAT!」などで活躍しているようですが、自分は初見の選手でした。パーマをかけてちょっと印象の変わったソン選手は2Rの間優勢に進めてはいましたが、2Rにはパンチで追い込まれかけるなど、「圧倒」はできず。ブランクが影響しているのかどうか…。
いずれにせよ、復活は喜ばしいことです。同じMARS出身の韓国人ファイター、ベ・ミョンホ選手やパーキー選手はすでにDREAMデビューも果たしていることですし、今後、DEEPなどで勝ち星を挙げれば彼もDREAM、SRCといった大会に出場できる可能性は十分あるでしょう。今後に期待したいと思います。
ちなみに「グラチャン」の他の試合では、セミでクォン・アソル選手(戦極に出場経験アリ)がTEAM AKEBONOのノア・ヴィラヌエバ選手にTKO勝ち、メインでは梅田恒介選手がアームバー・キム選手(3月のSRCに出場)にTKO勝ちでした。しかし何でどこのサイトにも載ってなかったんだろう…。オクタゴンサイドのカメラマンもオフィシャルだけだったし。謎だ!
posted by solitario |06:11 |
取材記(総合) |
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