2007年08月31日

ふと思った。もしもK-1が…。

 まったく唐突にふと思ったんですが。
 もう憶えている人も少ないことと思いますが、K-1第1回の開催概要だけが発表されて出場選手が決まっていなかった頃、石井和義館長(当時)は、当時新日本プロレスの橋本真也選手(故人)やパンクラス旗揚げ前の船木誠勝選手らに出場を呼びかけていたんですよね。結局実現はしませんでしたが、もし彼らが出場していたらその後のK-1の進む道はかなり違うものになっていた気がします。彼らが出ることで枠が埋まったら、この大会で初来日したブランコ・シカティック選手(優勝)やアーネスト・ホースト選手(準優勝)はあぶれていたかもしれないですしね。
 いやいや、歴史の曲がり角は後から振り返ればあちこちにあるものの、そのときには何がどうなるか分からないものです。たまにはそんなことを考えてみるのも面白いですね。


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2007年08月30日

北岡選手の件についての補足の補足

※今回も「ソリタリオの格闘技PRESS!」と同内容エントリーです。

 引き続きコメントをいただいています。ありがとうございます。
 そもそもこの件についての自分の意見の中心は、「北岡選手には、これでやる気をそがれないでほしい」ということでした。その点で、昨日のエントリーはややそこから外れてしまった部分もあったかもしれません。
 この挑戦表明が礼儀にかなっているかどうかという問題ですが、「先にマスコミに向けて名前を出された船木氏やFEGサイドに不快感があろう」ことは最初に言及しています。が、挑戦状会見の場で本人の口から説明を聞いた限りでは、話そのものの筋は通っているように思われました。だからこそ、こうして取り上げた次第です。
 こうした行動がどう受け取られるかは、その人や相手の立場次第、またその後の成り行き次第といった傾向があります。北岡選手から声が上がったことに対していろいろな意見が出たというのは、その一般的知名度の差などから、また、「船木VS桜庭」という流れを受けて、ということだろうと思います。
 しかし、若い選手が名乗り出ること、声を上げることを否定したくはありませんし、ましてや当の本人にとっては「その対戦が商業的にどうか」などということは関係あるはずがありません。それを決めるのは、プロモーターです。
 本題に戻ります。自分がこのテーマに関して言いたいことは、一つのはずでした。「北岡選手、この事態においても頑張ってほしい」ということを、もう一度だけ書いて、とりあえずは終了したいと思います。


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2007年08月29日

「北岡ごとき」?

※今回も「ソリタリオの格闘技PRESS!」と同内容エントリーです。

 昨日のエントリーには様々なご意見をいただき、ありがとうございました。コメントが多いということは取り上げたテーマ、そして自分の書いた内容に対して賛否が分かれているということで、読ませていただくと興味深いものがあります。ただ、その中で気になった点もいくつかありましたので、今日はそれについて。
 まず、「北岡ごときが対戦要求するなんて」という表現。たしかに世間一般的な知名度では桜庭和志選手や船木誠勝氏には及ばないでしょうが、ここ最近の彼の戦績、特にファブリシオ・“ピットブル”・モンテイロ戦を一本勝ちで乗り越えたことは十分評価に値するし、北岡選手本人の自信にもつながっているはずです。
 また、現在UFCに参戦しているカート・ペリグリーノ選手、今年WEC王者になったカーロス・コンディット選手、CAGE RAGE王者のポール・デイリー選手からいずれも一本勝ちしているという経歴は、世界的に見ても通用するものではないかと。
 以前に原稿に書いたこともあるのですが、自分が北岡選手を評価しているのは闘い方うんぬん、技術うんぬんよりも「結果を残している」点において、です。27歳という「バリバリ現役の選手」としては、大舞台での実績はないにしても、そこに向かおうとするには十分と言えるものではないでしょうか?
 また、今回の対戦要求の根拠について。本人の中でもいろいろと思うところはあったようですが、挑戦を表明した会見で、北岡選手は船木選手のインタビューでのこうした発言を挙げていました。
「もしも自分がこれで勝ってしまったら、この7年間、(総合の世界は)停滞してたんじゃないかなと思いますよね」(『格闘技通信』8・23号)
「確かに歳なんですけど、あなどれないっていう存在になりたいですね。それが邪魔なら若い者たちはオレを潰していけばいいし」(同上)
「(引用者注・対戦相手は)じつは誰でもいいんですよ。自分がリングに上がることが第一ですから」(『kamipro』113号)
 これらの発言を読むに、自分にも対戦を要求する資格はあるだろうと。さらに大晦日の「Dynamite!!」という大イベントに名乗りを挙げることには、「そのために谷川(貞治)さんに見てほしい。分かってもらえる試合をする」と言っていました。
 自分が今回の件で、北岡選手に頑張ってほしいと思うのはこれらが基本的には正論だと思うからです。もちろん、それに対して受けるかどうかを判断するのも、また自由です。ですが、黙殺同然のこの収束は残念だなと。だからとにかく、北岡選手に次戦も、それ以後も頑張ってほしいと思うわけです。


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2007年08月28日

頑張れ北岡選手。

※もう一つのブログ「ソリタリオの格闘技PRESS!」と同内容のエントリーです。

 所用のため取材には行けなかったのですが、今日の HERO'Sの会見で船木誠勝氏が桜庭和志選手に対戦要求したとのこと。9・17横浜アリーナ大会では柴田勝頼選手との対戦が発表された桜庭選手も、基本的には対戦に合意。柴田戦次第という部分もありますが、大晦日の二人の対戦はほぼ決まりと見ていいでしょう。
 先日、挑戦状を送付していた北岡悟選手については、船木氏は簡単なコメントを残したのみとのことで、北岡選手はほぼ門前払いを食らった格好になりました。来場を要求されていた9・5後楽園大会についても、「行かない」旨を明言したそうです。
 先にマスコミに向けて名前を出された船木氏やFEGサイドにも、不快感や言いたいことはあることでしょう。また今日の会見などの一連の動きについてもいろいろと考えるところはありますが、それは一旦置いといて、まずは北岡選手のことを考えてみたいと思います。
 折しもパンクラスから、9・5後楽園で北岡選手と対戦予定だったミルトン・ヴィエイラ選手がビザトラブルのために来日不能となり、対戦相手変更となったことが発表されたばかりでした。
 そもそもこの挑戦表明も、出場予定だったPRIDEライト級GPの開催メドが立たないために「新しい目標」として設定されていたものでした。4月のDEEP でファブリシオ・“ピットブル”・モンテイロ戦に勝利し、自分で未来を引き寄せたはずの北岡選手は、その未来に翻弄されているような状況になってしまっています。
 だからこそ、今は「頑張れ」と言いたいと思います。あまりにもそのままで、下手すると失礼な言い方で申し訳ないのですが、北岡選手にはこんな状況だからこそ、相手が誰であれ、メインをキッチリと締める試合を見せてもらいたいと思います。今度は何を目指すにしても、この状況下のこの試合でしっかりと力を示すことの先にしか、道はないと思うので。
 なのでもう一度、言いたいと思います。「頑張れ、北岡選手」と。


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2007年08月27日

HERO'Sの階級の話

 先日、途中まで書いたHERO'Sの階級の話です。今回の山本“KID”徳郁VSビビアーノ・フェルナンデスは63kg契約で、これが即「65kg級」誕生につながるかは何とも言えないところですが、自分としては階級が増えることには賛成です。
 もともと、HERO'Sで設定されていたのは70kgのミドル級と85kgのライトヘビー級。ヘビー級の試合もたくさん行われていますが、このへんは区分が曖昧で、まだ前記2階級のようにタイトルが制定されてはいません。ですがまあ、K-1にならって100kgが一つの目安と考えることは可能でしょう。
 現行では15kg刻みの階級区分になるわけですが、これは選手たちにとってはかなりの負担です。以前、ライトヘビー級が誕生するかどうかというときに、75~77kgぐらいが適正体重のある選手と話したことがあります。その選手は、「70に落とすにしても、85に上げるにしてもキツいのは確か。でも結局は、どちらかに合わせなければいけないんでしょうけどね」と語っていました。また同じ時期、スーパーヘビー級の選手とばかり当たっていたある選手は、自分に合った階級の誕生を非常に喜んでいました。
 PRIDEで採用されていた階級区分は、73kg未満=ライト級、83kg未満=ウェルター級、93kg未満=ミドル級、93kg以上=ヘビー級…の4階級で、こちらは10kg刻み。15kgよりはまだマシですが、これでも幅がありすぎるように感じます。また、ヘビー級の上限がないため、数十kg差の試合も多かった(ミノワマンのように、最初からそういうテーマの試合はまた別ですが)のも気になっていました。
 HERO'Sに話を戻すと、マルセロ・ガルシア選手を獲得したことで77kgあたりの階級が新設されるのではないかという噂がありましたが、もし65kgと77kgが実現すれば65→70→77→85の間はだいぶ問題が解決されるのではないかと思います。
 ボクシングでは日本でもリング禍が何度か起こっていますが、そのほとんどは減量に起因するものだという話を聞いたことがあります。なので昨年、門馬秀貴選手が10数kgの減量をしてミドル級トーナメントに参戦したときには本当に心配になりました。
 選手層から言ってボクシングほどの区分けは無理にしても、選手たちが過度の負担を強いられることのないような階級区分は必要だと思います。その意味で、新階級には期待しているのです。



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2007年08月26日

今年のベストバウト、決定か!

 昨日は全日本キック・後楽園大会へ。トーナメントについては前にも書きましたが、いやあ凄かった! トーナメント4試合とバンタム級タイトルマッチ、5試合全てが見応えありすぎでした!
 中でも場内を爆発させたのが、前田尚紀VS梶原龍児の一戦。ライター仲間の間でも、「今年のベストバウトは決まりでしょう!」という声が次々に上がりました(そう言いつつも、これを上回る試合をさらに期待してしまう欲張りな自分がいるわけですが…)。
 この試合については、先ほど携帯サイト「格闘王国」のコラム「ソリタリオの格闘放電」にも書きました。今回はちょっとだけ抜粋。

「(前略)前田は感情を試合の中で出すタイプではない。“粛々と”攻撃し続けるのだが、その姿に見ている者は確実に熱くさせられる。そんな不思議なファイターだ。この日もその底力には驚嘆させられっぱなしだったし、それに耐えて応戦し続けた梶原も驚異だった。まさに、ダントツで今年のベストバウト候補。観客の感動は、終了後、両方の選手に満場の拍手が鳴りやまなかったことからも明らかだった。(後略)」


 このトーナメント、決勝は10月25日、代々木第二体育館。今回見逃した人も、この日は絶対チェックですよ!


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posted by solitario |11:10 | 取材記(キックボクシング) | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年08月25日

KID選手HERO'S参戦。新階級制定へ。

 昨日は夕方に数件の記者会見が重複。しかし自分はその前から打ち合わせの予定を入れていたため、取材は断念。そしたらその打ち合わせが流れるという…(涙)。でもまあ、今まで接点のなかったある選手と思いがけなくお話しすることができたので、よしとしましょう。
 で、KID選手のHERO'S参戦が発表されました。63kg契約で、ビビアーノ・フェルナンデス選手との対戦。柔術の強豪を相手に、“帰ってきた”KID選手はどんな闘いを見せてくれるのでしょうか。
 この試合は、かねて噂されていた「ミドル級より下の階級(実際に何kgで分かれ、どういう名称になるのかは分かりませんが)」に直接つながるものになるようです。7月大会でも勝村周一朗VSアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ戦が試金石として行われましたが、やはり階級の核となるKID選手の参加は不可欠。今年前半はレスリング出場→負傷によりプロのリングには上がらなかったKID選手ですが、これから継続参戦が見込めるようであれば、彼が中心となる階級は一気に盛り上がりを見せることでしょう。
 かつて、専門誌で「各団体の階級区分」についての記事を書いたことがあります。主要団体に階級設定の根拠を取材したのですが、正直、その理由はマチマチでした。その中で取り沙汰されたのが「スター選手に合わせて階級を区切ることの是非」。これは反対意見ももちろんありますが、イベント個々に見てみれば仕方ない部分もあります(このへん、先日も書いたコミッショナー問題にも絡んできますが)。
 今回の新階級構想も、KID選手に合わせたものであることは明らかでしょう。しかし、それによって今のあまりにも大ざっぱな階級区分が少しでも解消されるのならば、結果オーライにせよいいことなのではないかと思います。
 とりあえずこのテーマ、続きます。
 ま、そんなわけで。


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2007年08月24日

明日は全日本キック!トーナメント開幕!

 連続投稿失礼します(って、誰に言ってるのやら)。
 コミッションの話とかしている間に、もう明日は全日本キックボクシング連盟の後楽園大会ですよ! 以前に紹介した組み合わせから、ワンロップ・ウィラサクレック選手の欠場(残念!)により大月晴明選手の相手はカノンスック・ウィラサクレック選手に変わりましたが、これがどう出るか。他のカードも楽しみ! 前も書きましたが、この大会は見て損はないと思いますよ! 立ち見券は当日売りもあるとのことなので、キックボクシング未経験の方も間に合う! ぜひ!
 ま、そんなわけで。


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2007年08月24日

「朝青龍問題と亀田問題と格闘技コミッションの話」補足

 昨日のエントリー「朝青龍問題と亀田問題と格闘技コミッションの話」に反響をいただいております。前にも一度あった気がしますが、基本的に「格闘王国」のコラムのお知らせで、内容をかいつまんで書いて「詳しくはコラムで」というつもりだったのですが、言葉が足りなかったようで誤解を招いている部分もあるかなあと。まあ、コラムを読んでいただければ一番早いんですが(笑)。
 朝青龍問題、亀田“問題”、そして格闘技の話。ここでは秋山問題を例に取りましたが、もちろん同じに考えているわけではありません。問題の質や性格はそれぞれに違います。並べたのは、そこに「コミッションが介在すればズバリ解決するか」という共通の課題があったからです。朝青龍問題にしても、ここで取り上げているのは朝青龍関本人を巡るものというより、ここに来て取り沙汰されるようになった相撲協会の指導力、さらに任命責任といったところになります。
 いやしかし、言葉というものは難しいですね、今さらながら。勉強します…。
 ま、そんなわけで。


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2007年08月23日

「朝青龍問題と亀田問題と格闘技コミッションの話」

 時折書いているとおり、携帯サイト「格闘王国」で週1回、「ソリタリオの格闘放電」というコラムを書かせてもらっています。で、先週は上記タイトルの通り、巷を賑わせている朝青龍問題、亀田問題から、コミッションという存在について考えてみました。
 亀田選手の件はいわゆる“問題”ではないんですが、競技の頂点である世界王者を巡る状況があまりにも“ねじれ”ていて(しかも挑戦者から「ゴキブリ」呼ばわり!)、首を傾げざるを得ません。朝青龍問題の混迷ぶりは、今さら説明の必要もないでしょうね。
 格闘技の世界には、確固たるコミッションは存在しません。秋山問題などの際、コミッションの必要性が叫ばれました(自分も書きました)が、こうした例を見ると「存在しさえすれば、諸問題がズバリ解決!というわけでもないんだなあ」と。
 もちろん、まずコミッションというものが存在しなければ話にならないのも確かなんですけどね。難しい問題です。
 ま、そんなわけで。


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