2008年09月02日
戦極がよくなった点、もったいない部分
先月、8月はDREAMの開催がなく、ビッグイベントは戦極第4陣のみ。その戦極では、ライト級GP1回戦をすべて日本人が勝ち上がり、メインではGP優勝者と対戦する五味隆典選手がハン・スーファン選手を下しました。 第1〜第3陣までは今ひとつイベント全体としての流れが感じられず、そこが弱みとなっていた戦極ですが、このライト級GPと次回大会から始まるミドル級GPによって、ようやく大会と大会をつなぐ線が見えてきた気がします。 ただ、課題もまだ見えます。それは例えば、「廣田瑞人選手がライアン・シュルツ選手にKO勝ちした」ことがどれだけ評価されているだろう? というようなことです。自分は大会前に北岡悟選手と横田一則選手にインタビューしたんですが、横田選手は「シュルツ選手は強いですよねー!」と何度も繰り返していました。 廣田選手も強いことは、修斗での試合を見たことのある人なら分かるはずです。ですが、シュルツ選手に勝つかとなるとまったく予断を許さない…というのが、試合を見るまでの印象でした。もしこの大会の勝敗予想をやっていたら、シュルツ選手の勝ちにしていたかもしれません。 それだけに、あのKOにはうれしい驚きがありました。この勝利は、もしかしたら日本国内よりもアメリカで高い評価を得るのかもしれません。それはそれでいいことですが、日本の観客にももっとダイレクトに評価されなければならないのではないかと。 戦極は外国人選手の発掘に非常に積極的で、それはとてもいいことだと思うのですが、そのアピールという点でまだもったいない部分があるのではないか、とも感じるのです。シュルツ選手の強さや実績、そして廣田選手の強さももっと知られていれば、ファンのこの試合を見る目もだいぶ違ったのではないかと。 それは他のいくつかの試合についても同様なんですが、出場選手についてのPRはどのプロモーションも頭を悩ませている部分です。すでにキャラクターができあがって認知されている選手は問題ないのですが、初来日の選手や来日回数の少ない選手については時間も手間もかかります。その中で決まったマッチメイクにどれだけ注目度を付加できるか…そこがプロモーション(と、そしてメディア。両者がうまく連係できるのが理想)の腕、ということになります。 いい流れはできつつある戦極だけに、こうした部分の強化が図られれば、もっとイベントとしての魅力は増すのではないかと思います。
posted by solitario |22:45 |
格闘技雑感 |
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