2007年10月09日

梅木良則“選手”の話

 3連休の中日に当たる7日は、ディファ有明でZSTを取材。所英男選手も小谷直之選手も出場しないということで格闘技ファンからの期待度はやや低かったのかもしれませんが、内容は充実! 正直、自分としても期待以上でした。
 メインで新設のZSTウェルター級王座決定戦を闘った内村洋次郎、竹田誠志の両選手は、まさにZSTが「次代への期待をかけている」選手たち。アグレッシブこの上ない2人の闘い方を考えれば好勝負は当然と思われましたが、ホントにそれ以上!の激闘でした。「YO次郎」のリングネームで全日本キックにも参戦している内村選手、そして立ってよし寝てよしの竹田選手の名前は、今から注目しておいて損はないと思います。
 矢野卓見、代官山剣Zというベテラン・コンビと横山大輔、山田哲也の高校生コンビの対戦となったセミのグラップリング・タッグマッチは山田選手が30秒ほどで代官山選手を腕十字に仕留めてしまうという衝撃の結末! 出番なく終わった矢野選手は静かにリングを降りましたが、同じく出番がなかったのに勝利のマイクを渡された横山選手は「この試合のために練習してきたのに…」と号泣! さらに「矢野選手、今度はシングルで!」と挑戦表明すると、試合後しばらくして「矢野選手が挑戦を受けましたので、ただ今から~」という驚きのアナウンスが!
 急きょ実現した「矢野VS横山」のシングル5分2Rは、横山選手が二度、アンクルホールドの体勢に入るも時間切れ。足を引きずっていた矢野選手は、ZSTは判定がないのをいいことに(笑)「まあ、関節技は参ったしなければいいだけの話ですから」とニヤリ。パンクラスでの松田恵理也戦でKO負け後、しばらく試合がなかったので心配していましたが、相変わらずのようで安心しました(笑)。
 で、タイトルにも書いた梅木良則“選手”の試合です。ZSTのリングは二度目ですが、前回はジェネシスバウトだったのでこれが事実上の「プロデビュー」ということになるのでしょうか。梅木氏はパンクラス旗揚げ直後に練習生として入門したものの負傷によりレフェリーに転向したという経歴の持ち主。前回はグラップリングルール、今回は1回のエスケープが認められ頭部へのパンチは反則の「SWAT-RX」ルール。ZSTサイドからすれば旧リングスルール風ということでしょうが、梅木氏がやれば旧パンクラスルール風となります。
 何しろ、梅木氏の試合をコールするのがUWF~リングス時代からの古田信幸リングアナ、裁くのがUWFインターナショナル時代からの和田良覚レフェリーなんだから、クラクラしてきます。いつの、そしてどこのリングなんだ、ここは。
 試合はチョークでエスケープを奪った梅木氏が、ヒールホールドを極めて1R勝利! 「自分は船木チルドレン」というだけある見事なボディー、開始早々の「船木構え」を見ていると、「もしかしてこの人が無事にデビューしていたら、パンクラスの、それから日本総合の歴史は違う方に動いていたのかもな」と思わされました。
 試合後のコメントで「今後の目標は」と問われ、「とりあえず年末を無事に過ごしたい」と答えて笑いを取った梅木氏。コンスタントな出場は全く考えていないとのことですが、また試合を見てみたい“選手”です。
 今年、旗揚げ5周年を迎えるZST。タイトルも新設され、今後の展開も楽しみです。



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posted by solitario |16:59 | 取材記(総合) | コメント(12) | トラックバック(0)
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