2007年07月03日

「秋山成勲選手復帰へ」の話

 昨日のHERO'Sカード発表会見で、谷川貞治氏と前田日明氏が秋山成勲選手の復帰について言及したようです。今さら振り返るまでもなく、秋山選手は昨年大晦日の桜庭和志戦での反則行為により、今年1月に「無期限出場停止」という処分を受けました。復帰、出場というのは、その処分の解除を意味します。
 今度の7・16横浜大会での復帰はないようですから、9月大会で復帰したとして、出場停止期間は8ヵ月ということになります。大会数にすると、「HERO'S」に限定すれば3月と7月の2大会。Dynamite!!ロス大会を含めると3大会ということになります。すでにネット上では大きな反響が湧き起こっているようですが、この出場停止期間が、長いか短いか。
「いや、長い短いの問題じゃない。出場させるな!」という意見も多いようですが、まず思うのは、「無期限出場停止」という処分は「いずれその処分は解かれ、出場する」という前提と、自分は解釈しています。「出場停止にはするが、その期間は定めず、時期と状況を見て判断する」という意味だと。では誰が判断するかというと、この処分を下したのが「プロモーター裁定として」というFEGですから、当然FEGということになります。
 そもそも、高野連に加盟していなければ公式戦を行うことができない高校野球などとはまったく状況は違い、プロモーターとしては「使わない」という判断をすればそれで終わりです。契約面で問題なければ、選手は他のプロモーションで試合ができるわけです。使ってくれるところがあれば。そこを「無期限出場停止」ということは、やはり「関係を断つ」という前提ではない、と。
 試合後のモロモロ、数々の混乱、そしてファンの感情…などを一度、抜きにして「秋山選手がやったこと」だけを前提に考えてみると、単純にあの反則で8ヵ月、3大会の出場停止というのは少々重い、と、個人的には思います。反則の質としては、サミングなど相手の体に直接、危害を加える反則とは違いますから。
 ただ、プロモーター裁定ということは、そうした混乱や感情面なども考慮に入れることはある話で、そうなると長いか短いかは複雑なところでしょう。前田スーパーバイザーは「社会的な制裁は受けた」と発言したようですが、これだけ批判にさらされ、かつ3大会、8ヵ月にわたって表立った活動ができず、かつ大晦日の没収分も含めてファイトマネーが入らないわけですから、確かに「制裁」という意味では十分なのかもしれません。
 あの処分の後に、改めてルールが改定され、最高の処分として「6ヶ月間の出場停止」という規定が加わりました。その他、再発防止のための改善もなされています。前回の例を鑑みて、秋山選手の復帰戦のみ“特別に”チェックを分かりやすく厳重化する、という方法も考えられると思います。まあ“感情”としては、復帰に際してもう一度、秋山選手本人が心境を述べる機会があった方がいいかなとは思いますが。
 で、それとはまったく別に、自分個人の意見。秋山成勲という選手の試合は、自分はまた見てみたいと思っています。実現したらいいなと思うカードも、いくつかあります。もちろん、正々堂々と行われるという前提の上で。自分は秋山選手には、魅力も可能性も感じています。
 まあそれはそれとして、FEGはどういう裁定を下すでしょうか。とりあえず、前回のような混乱が起こらなければいいとは思いますが。


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posted by solitario |12:54 | 格闘技雑感 | コメント(195) | トラックバック(0)
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