2007年01月13日
こうしている間にも…
昨日の夜はMAキック後楽園大会へ。今年になって秋山VS桜庭戦についてのことばかり書いてしまっていましたが、8日のJ-NETWORK後楽園大会といい、試合は行われているのです。で、その8日の分も含めて、感想を。 まず8日のJ-NETですが、ベストマッチは間違いなく、「AKIRA VS 木村敬明」のJ-NETフェザー級次期挑戦者決定戦。AKIRA選手が右を集中させて1Rに二つ、2Rに一つダウンを奪い、試合は決したかに見えました。で、実はこの直後に、「うーん、AKIRA選手は倒しきれないような気がするなあ」と思って見ていたのですが、程なく木村選手が逆襲! 2Rにダウンを奪い返し、逆に攻め疲れも見えるAKIRA選手を追い込みます。一転、守勢に回ってしまったAKIRA選手も必死で耐えようとしますが、最終の3Rに3ダウンを奪われ、木村選手が大逆転勝利。劇的な試合でした。 セミのウェルター級王座決定トーナメント準決勝、「北山高与志VS宏二」も、このところ好調な北山選手が1Rにダウンを奪いますが、宏二選手も盛り返し、本戦ドローにまでこぎ着けます。で、この延長戦が1分! 1分だと、もうほとんど「先に前に出た方の勝ち」といった感じになりますが、北山選手はここでもダウンを奪って勝利をものにしました。タイプは違いますがこの2試合とも、序盤に劣勢となった側が意地を見せたことで、好勝負が生まれました。 メインは、J-NETバンタム級王者・牧裕三選手が全日本バンタム級1位・寺戸伸近選手を迎え撃つ対抗戦。昨年の真王杯トーナメントでは一回戦の壁で明暗を分けた(牧選手は敗退、寺戸選手は突破)二人でしたが、今回はそれがそのまま出てしまった感があり、寺戸選手が勝利しました。牧選手も1Rは、パンチのフェイントからのローキックなどいいところもありましたが…。 そして、12日のMAキック。こちらのウリは、ライト級4選手による「LIGHTNING TOURNAMENT」。MAライト級王者・木村允選手の欠場もあって当初は8人で行われる予定が4人になってしまったのは残念ですが、J-NET同級王者・西山誠人選手の試合が1日に2回見られるのは、それはそれでいいなあ、などと思いつつ会場へ。そうしたら、待っていたのは意外な展開でした。 西山選手の一回戦の相手は、MAライト級で進境著しい山本佑機選手。同フェザー級で活躍する双子の壮泰(そうた)選手との「スーパーツインズ」は、MAとしても売り出したいところ。その山本選手が、1Rからいきなり左のパンチで二度のダウンを奪ったのです。 その後も立て直そうと必死の西山選手でしたが、1Rの攻撃が効いていたのか、左ばかり何度ももらってしまいます。結局、大勢を変えることはできないまま試合は終了。大番狂わせと言っていいでしょう、山本選手の文句ない判定勝利でした。 王者を破った山本選手が、決勝ではJ-NET同級1位の小宮由紀博選手に勝てないのだから、勝負というのは数字通りにはいかないものです。小宮選手は一回戦こそKAWASAKI選手に若干、混戦に持ち込まれた感もありましたが、この時の1R、そして決勝戦の闘いぶりからは、今までにない気合いの入りようを感じました。うまく距離を潰して先手先手を制し、山本選手を完封。見事、優勝に輝きました。 その他、カリビアン士道館から初来日のローリス・オードウィー選手も今後が楽しみになるいい動きを見せていましたし(相手のKING選手の粘りもよかった)、ウェルター級の吉川英明VS笹谷淳の一戦も見応えがありました。フェザー級タイトルを左フック一発で防衛してみせた駿太選手も見事でしたし、セミの空手マッチに出場した横山剛選手も豪快な技を次々に繰り出し、会場を沸かせていました。進行が早かったこともあり、満足度の高い大会と言えたのではないかと思います。 今月は、年末の連戦の余波もあって総合の大会は少なく、キック系の大会が並んでいます。ここまで4日ごとにキック興行がありましたが、どれもいい大会でした。そして明日(14日)はNJKF。こちらも期待したいと思います。
posted by solitario |23:31 |
取材記(キックボクシング) |
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