2007年01月07日

「秋山VS桜庭」、一体どうなればいいのか?

 相変わらず、秋山成勲VS桜庭和志の一戦について、ネットを中心とした騒ぎが収まりません。一方で、主催者側は沈黙を保ったままでいます。
 いえ、正確には谷川プロデューサーと秋山成勲選手が一夜明け会見で見解を示しているわけですから、「沈黙を保っている」というのは正確ではないのでしょう。公式な形ではありませんが、角田信朗氏も当日の日記で見解を示しています。しかし、多くの人の言い分は、「彼らは疑問に答えていない」というものでしょう。だから、ネットのあちこちで紛糾が続いているのだと思います。
 では、この一件はこの後、どうなればいいのでしょうか? あくまでも「ネットでの紛糾が収まるには」という視点から、考えてみたいと思います。
 以前にも書いたとおり、最も望まれる形は「主催者側が委員会を設置するなどして再度調査し、その結果を発表する」というものでしょう。しかしこれには、二つの条件が必要となります。一つは、対戦した桜庭選手が「抗議の申し立て」をすること。もう一つはそれと無関係に、主催者側が必要性を感じて行動を起こすこと。
 桜庭選手が抗議の申し立てをするならば、下記のHERO'Sルール(下記)に基づき2週間以内の期限があります。1月13日まで、ということでしょう。現在までに申し立てがなされているかどうかは、発表されていません。

【HERO’Sルール抜粋(原文ママ)】
第13条	判定、裁定への抗議の申し立てについては次の通りに定める。
   第1項 	選手およびコーナーマンは、審判員の判定および指示に従わなければならない。万が一その判定等に意義を申し立てる場合は、試合終了後2週間以内に書面にてプロモーターに提出することができる。
   第2項 	選手およびコーナーマン以外の第三者は、審判員の判定に一切介入してはならない。

 2番目、主催者側が独自に、というパターンですが、これは「試合現場での異常・混乱を考慮して」そうなることは、最早考えにくい状況にあります。なぜなら主催者側としては「事前、事後のチェックは行われており、問題はなかった」としているからです。ですから、起こり得るとすれば「集中する抗議を鑑みて、その必要性を感じた」という場合しかないでしょう。残念ながら、主催者及び試合当事者以外は、直接的には何を動かす力も持ってはいません。

 では、その調査の末にどうなればいいのでしょうか。これには、また二つの分岐が考えられます。一つはこれまでの経過どおりに、「やはり秋山選手に不正は認められなかった」という結果が出ること。その場合、その結果が公表され、桜庭選手の抗議が却下されて終了、という流れになります。もう一つは、「秋山選手に何らかの不正が認められた」という結果が出ること。その場合、妥当なのは試合結果の訂正(桜庭選手の反則勝ち、あるいは無効試合)が行われ、秋山選手の謝罪、あるいは何らかの処分(ファイトマネーの減額または出場停止など)が下されることでしょう。
「秋山選手の不正は間違いない!」と主張する多くの人(ファン、視聴者)にとっては、この流れが最も望ましいのでしょう。ですが現実問題として、こうなる可能性は今のところ、低いと思わざるを得ません。カギの一つは桜庭選手サイドからの申し立ての有無。もう一つは、どうしても多くの人が納得いかないのなら、主催者にそうせざるを得ないように持っていけるかどうかでしょう。「ネットで騒いでいるから」との理由だけで腰が上がるとは思えません。
 それとは別に、レフェリーの問題も存在します。ストップが遅かったとされること、桜庭選手の試合中のタイム要請への対応、について、これも主催者側は問題にはしていません。ですが前回の桜庭和志VSケスタティス・スミルノヴァス戦の問題同様、関係者間で議論はされるべきと考えます。そのことが公表されるされないに関わらず。
 一般ファンの皆さんを煽りたいわけでは決してありませんが、個人攻撃や罵詈雑言、誹謗中傷からは何も生まれません。個人的には「このままうやむや」ではなく、何らかのアクションがある方が今後のためにもいいとは思いますが…。最後に、HERO'Sルールからもう一件、抜粋しておきましょう。

第18条	本大会規定に定められていない問題が生じた場合、プロモーターならびに審判員の合議によって、これを処理するものとする。

posted by solitario |11:35 | 格闘技雑感 | コメント(69) | トラックバック(0)
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