2006年10月08日
あっという間に大会が迫ってきてしまったので(もう明日だ!)、かねて予告していたHERO'Sの勝敗予想を。とりあえず短いですが、ご容赦下さい。
〈ライトヘビー級トーナメント準決勝戦〉
秋山成勲 VS ケスタティス・スミルノヴァス
【予想=秋山選手の一本勝ち】桜庭選手を攻め込んだスミルノヴァス選手ですが、やはり実力的にはそこまで高いものではないのでは、と。
大山峻護 VS メルヴィン・マヌーフ
【予想=大山選手の一本勝ち】かなりの割合で“願望”ですが、打撃系選手の攻撃をかいくぐっての足関節という勝利パターンがあるので、あながち願望だけではありません。
〈同・決勝戦〉
【予想=秋山VS大山で、秋山選手の判定勝ち】大山選手が優勝したら、感極まってしまいそうなのですが…。
〈同・リザーブマッチ〉
石澤常光 VS カーロス・ニュートン
【予想=ニュートン選手の一本勝ち】ニュートン選手の目を見張るような動きがまた見たい、それが一番です。
〈ミドル級トーナメント準決勝戦〉
宇野薫 VS アイヴァン・メンジバー
【予想=宇野選手の判定勝ち】メンジバー選手も強いですが、打撃、関節技など突出した特性のない(まんべんなくうまくて強い)選手だけに宇野選手を攻略するのは難しいかと。
J・Z・カルヴァン VS ハニ・ヤヒーラ
【予想=カルヴァン選手の一本勝ち】本当はヤヒーラ選手の一本勝ちが見たいのですが…。
〈同・決勝戦〉
【予想=宇野VSカルヴァンで、宇野選手の判定勝ち】願望というか、希望です。
〈同・リザーブマッチ〉
宮田和幸 VS イアン・シャファー
【予想=宮田選手の一本勝ち】連戦で波に乗るシャファー選手ですが、宮田選手にはぜひ復活勝利を飾っていただきたい! 展開予想うんぬんというより、これまでのこと、今後のことを考えての…やはり“希望”ですね。
〈スーパーファイト〉
ドン・フライ VS キム・ミンス
【予想=フライ選手のKO勝ち】豪快な殴り合いが見られれば。
アントニオ・シウバ VS カイシノフ・ゲオルギー
【予想=シウバ選手のKO勝ち】ゲオルギー選手の情報がほとんどないので…。実績は申し分ないですけどね。
所英男 VS 金子賢
【予想=所選手のKO勝ち】あえて、KOで。「打撃なら活路がある」と金子選手サイドが思っているとしたら、それが間違いであることを証明してほしい、という希望です。
さあ、どうなるでしょうか。お腹いっぱいの大会になりそうです。
posted by solitario |11:26 |
勝敗予想&結果発表 |
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2006年10月08日
昨夜は、ここで書いたとおり全日本キックの新宿FACE大会を取材。メインが、メインがすごすぎました。
全日本スーパーウェルター級王者・山内裕太郎選手と、元NKBウェルター級王者・白虎(はくと)選手の3分5R。白虎選手はNKB王座を返上してジム移籍後、K-1 MAXにも出始めています。以前からMAX出場を視野に入れている山内選手としては試金石となる一戦。と同時に、この日の大会テーマは「AJナイト」。所属するAJジムの選手たちがズラリと並んだマッチメイクの中で、メインを務める立場にあります。
山内選手は自他共に認めるスロースターター、そして白虎選手は強烈なパンチと強いハートで自分の道を切り開いてきたタイプ。試合のカギは、序盤戦にあると予想していたのですが…。
1Rを見た限りでは、「このまま山内選手の横綱相撲に終わってしまうのでは?」と思わされました。まず山内選手の仕掛けが早い。いつにないファストスタートです。白虎選手も回転の速いパンチで攻めようとしますが、巧みなコンビネーションから右ローキック、ボディストレートと多彩な攻撃を入れていく山内選手に押されていきます。そして、山内選手の左ストレートで白虎選手がダウン。今年、トーナメントを制して王座についた山内選手ですが、フリーの注目選手である白虎選手と対峙することで我々の予想以上の実力差を認識させた…という試合になるのかと、本気で思いました。
ところが、勝負はまさにここからでした。2Rにはカウンターで放った右ストレートで、白虎選手がダウンを取り返します。その後もラッシュをかけ、追い込まれる山内選手。場内は沸き返ります。
しかし、山内選手もそのままズルズルいくような選手ではありませんでした。3Rには再び左ストレートでダウンを奪い返すと、序盤から効かせていた右ローでダウンの追い打ち。パンチでか、顔面を真っ赤に腫らしている白虎選手にはドクターチェックが。そして左頬のあたりをやはり腫らしている山内選手にも、ドクターチェックが入ります。試合は続行されますが、ここでラウンド終了。あと1回のダウンでKO負けだった白虎選手は、最大のピンチをしのぎきりました。
試合の趨勢は決まったかに見えました。ところが、白虎選手はダメージを負えば負うほど、攻め込まれれば攻め込まれるほど、イキイキしていくのです。とてもここまで三度もダウンを喫している選手とは思えない試合ぶり。とうとう、4Rはお互いにダウンもなく終了。このあたりでは、観客はすでに白虎選手の恐ろしいまでの精神力に目が離せなくなっています。時折、笑みすら浮かべ、インターバル中もイスに座りもしない白虎選手。大変な試合になってきました。
ですが、そんな試合にキッチリとケリをつけて大会を締めてみせるのも、王者の、そしてメインイベンターの仕事。ましてこの日は、自分のジムが主役の大会です。終盤はヒジ、ヒザによる攻撃も目立ってきた山内選手は5Rに入ると怒濤のパンチ連打から右ローでまたもダウンを奪います。これも立ち上がる白虎選手。それだけで驚きの声が上がります。最後まで攻め続けることを忘れなかった(そして、実際にパンチも入れていた)白虎選手ですが、続けて右ローで倒されると、ついにレフェリーが試合をストップ。山内選手のKO勝利です。言うまでもなく、超満員の観客からは万雷の拍手が寄せられました。
山内選手が本来持っていた強さと、白虎選手のアグレッシブさ、勝負を諦めない気迫が相乗効果となって互いを熱くし続けた、まさに名勝負でした。どちらの攻勢にもドキドキするような、こんな試合はなかなかありません。
しかも、それぞれしっかりと試合後のインタビューに応じていたのにはさらに驚かされました。山内選手が「勝ったけど課題が見えた」と気を引き締めれば、白虎選手は「負けちゃって言うことじゃないけど、山内選手は強い!」とあっけらかんと笑う。試合が終わってまでもこんなに驚かせてくれる敗者は、メッタにいるもんじゃありません。
今年は特に、多くの「年間ベストバウト候補」を見てきた(その意味で、とても幸せな)気がするのですが、この試合も文句なくその内の一つ、いや、かなり上位候補となりました。両選手には、こんな場ですが改めて、感謝の意を表したいと思います。
さて、3連戦二日目の今日は「青春塾祭り」。現役モデルとして芸能事務所にも所属する石川直生選手が、アイデアと人脈をフル活用してこれまでになかったイベントを展開しようとしているそうです。これはこれで楽しみ。連休中日に予定の入っていない方、まだ間に合いますよ!
posted by solitario |10:28 |
取材記(キックボクシング) |
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