2006年09月30日
野獣復活!
…と言っても、K-1の誰かのことではありません、あしからず。つか、速報禁止ですし、昨日も書いたとおり大阪には行ってないですし。おっと、昨日は「日付が変わったらK-1の勝敗予想を」と書いてたんですが、口ほどにもなく、また寝てしまったのでした。申し訳ありません…。 んで、今日は大阪に行けなかった代わり、というわけでは全くないのですが、ディファ有明に「アジア太平洋キックボクシング連盟(APKF)」という団体を取材に行ってきました。 皆さん、この団体、ご存知ですか? 実はかなり昔からやってる(らしい)団体でして、今回の大会名は「THE SUPER KICK M-134」。この「135」というのがずーっと続いてる通し番号(らしい)です。今は「日本キックボクシング連盟」「K-U(キックユニオン)」と3団体で「NKB(日本キックボクシング統一機構」を組織しています。 ただし、このAPKFの大会はかなりすごいです、いろんな意味で。初めて会場に足を運ぶと、妙な空気に圧倒されます。その意味で、自分は大好きなのですが(笑)。 今日は私用のために会場入りが遅れ、取材できたのは後半5試合。5ラウンド戦に入ったところからでした。 この大会一番の話題は、少し前にこの団体で猛威を振るいまくっていた二人のタイ人選手が復活したこと。その二人とは、チャイデー力(りき。ちなみにカタカナ部分は大会によって「チャイディー」となることもあり、どうやらそっちの方が正式な気もしますが、今日のパンフ等の表記は「チャイデー」でした)選手と、ペッカセーム野獣選手。ね、何やらすごそうでしょ(笑)。チャイデー選手はライト級、ペッカセーム選手はウェルター~ミドル級で、NKBの日本人選手を総ナメにしている実力者。しばらくリングから遠ざかっていた二人ですが、今回、揃って復活となりました。 チャイデー選手はかつてタイのラジャダムナン・スタジアムでフェザー級王者だったのだから、強いはずです。2階級上の小又大貴(こまた・ひろき)選手と対戦しましたが、まさに比べるまでもない実力の差を見せつけました。1ラウンドに右フックでダウンを奪い、2ラウンドにも左フックで倒すと、そのまま試合はストップ。2ラウンド2分58秒、KO勝ちです。しかし、相手の小又選手は3戦2勝1敗で5回戦(通常、3回戦からスタート、戦績を積むと5回戦に昇格)、NKBミドル級6位とは…。 野獣選手(こう書くと何やらすごいですな)はメインに登場し、ミドル級からヘビー級に転向する(らしい)ロペス薩摩選手と対戦。陽気なタイの音楽でタイ人のお客さんと踊りながら入場する野獣選手に、ロペス選手は北島三郎の「祭り」に乗ってリングに歩を進めます。いやぁ、ここまで濃くなくても(笑)。試合は、独特の構えから左右のパンチを振り回すロペス選手に、野獣選手は得意のノーガード戦法で応戦。1ラウンドから左ハイやボディストレートなどを決め、試合を支配します。2ラウンドになるとヒジで額をカットし、さらにヒジの連打でドクターストップ勝ちをもぎとりました(2分24秒)。文字通りの圧勝です。 実は自分にとっての見どころは、この試合以外にもありました。それは、一つ前の試合(ダブル・メインなので、扱い上はこれもメイン)に登場したNKBバンタム級王者・中野智則選手の試合です。この中野選手、かつては現・NJKFバンタム級王者・国崇選手にもKO勝ちしたこともあり、攻撃の勢いの良さがウリ。キャラクター的にも、面白い選手です。…が、同級2位の野口康裕選手に3ラウンド1分53秒、KO負け。2ラウンドには右フックから左ストレートのコンビネーションでぐらつかせるなど、優勢に見えた中野選手ですが、3ラウンドに左フック、左ストレート、最後も左フックで3ダウンを喫してのKO負け。以前からディフェンスには難があったのですが、そこを見事に突かれた形となりました。 この中野選手、NKB王者でもあり、国崇選手との対戦経験(しかも勝利)があったことから、自分としては「真王杯」55kgトーナメントに出場してほしいと思っていました。少なくとも、トーナメントを盛り上げて、かき回してくれそうな気はしていたからです。ですが、諸事情により実現はしませんでした。それもあって、今日は勝ってほしいと思っていたのですが…。おそらく、次はタイトルを懸けての再戦となるでしょう。中野選手には頑張ってほしいと思います。 いつにも増して長くなってますが(笑)、長くなりついでに今回の大会で見つけた笑える小ネタを。 ・会場で販売されていたパンフレットの表紙には「アジア太平洋は、30年の夢から覚める…」とのコピーがありました。「30年も夢見てたのかよ!」というツッコミもさることながら、その上にある大会名のサブタイトル「WE CHENGE VOL.1」。えー、言いにくいですが、正しくは「CHANGE」です…。 ・この団体でずーっとやってるリングアナウンサーのおじいちゃん。美声は文句なしなんですが、いろいろと笑える言動が。 (1)選手に激励賞を渡すとき、「ほいよっ」って、しかもマイクを通して…。 (2)ある選手に大量の紙テープが。おじいちゃん、「メガネ壊れちゃったよ」って、これもマイクで…。 (3)言葉使いがいちいち古いというか、古式ゆかしいというか。ラウンド開始時、普通なら「第2ラウンド~」とか「ラウンド・ツー!」とか言うところですが、「2回目!」。 (4)同じ流れでもう一つ。この日の会場名は「デイファ有明」。イがでっかくなっただけで、違う名前に聞こえます。 (5)メインの選手に、試合前に記念品を渡すゲストが登場。そのゲストに向かって、「一言しゃべるか」。いや、確かにゲストさんの方が年下でしょうけども。 ま、そんな感じで個人的にめいっぱい楽しんでしまった(笑)デイファ大会でした。次の機会には皆さんも…って、オススメするのは考え物ですね(笑)。ま、こんな団体もあるということで。
posted by solitario |23:19 |
取材記(キックボクシング) |
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