2008年04月30日

キック取材〜DREAM.2

 ちょっと休みすぎまして、失礼しました。そろそろ復活しようかなと。
 昨日は仕事の関係で、さいたまではなくディファ有明にMA日本キックボクシング連盟の大会を取材に。自分の場合、リングサイドで撮影しながらの取材というのはそれほど多くはないのですが、それだけにたまにやるとかなり疲れます。特にネット系の媒体で、毎大会のようにやっている方々は偉いなあといつも思うわけですが。
 大会は上2つのタイトルマッチを筆頭に、熱戦続きでした。個人的に一番、驚いたのはJ-NETWORKの西山誠人選手が、MA王者の壮泰(そうた)選手を右ストレート一発で1RKOした一戦でした。そのフィニッシュは撮り逃しましたが(泣)。
 先のK-1 MAXで衝撃的な勝利を収めた城戸康裕選手も来場し、挨拶。超満員(チケットは完売!)のお客さんに、次のアルトゥール・キシェンコ戦も早い回に倒すこと、そしてMAの名をさらにアピールすることを約束していました。
 戻ってきてモロモロの作業を終えたら、DREAM.2のPPVの録画を見て、それに関する原稿を朝までに書く…つもりだったのですが、さすがに疲労のピークで、いったん仮眠。結局、今日の午前中に見て、急いで原稿を書いたのでした。最近、あの雑誌で自分がよく担当させてもらっているあの企画ですが(発売になったらまたご案内します)。
 青木真也VS J.Z.カルバンはここまでタメにタメただけはある大熱戦でしたが、ミドル級GPについては、何となく昨年3月のHERO'S名古屋大会を思い出しました。一本・KO決着が多く、個々の試合は悪くはないのですが、全体としてはもう一つパンチに欠ける印象というか…。秋山成勲選手の欠場もあって、GP全体を貫く「軸」がもう一つ、見えてこないのがその理由かと。準々決勝の組み合わせ(未定のもう一枠も含めて)で、それは見えてくるのでしょうか。
 結局、昨日の両大会を全部見て、それぞれについての原稿を速攻で書くことになり、今は電池切れでヘロヘロ(笑)。頑張ります…。




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2008年02月05日

K-1 WORLD YOUTH、及び武道館大会に関して。

 勝敗予想ではオランダ・チームの選手情報があまりになかったために取り上げませんでしたが、当日のパンフレットでは「K-1 WORLD YOUTH」についてのコラムを執筆させてもらいました。K-1のパンフレットに書いたのはエラく久しぶりです。
 そこにも書きましたが、今や10代がめざましい活躍を見せているのはスポーツ界全体、のみならずいろんなジャンルでの傾向となっています。その理由や事情についてはここでは置いておくとして、当日の試合を見て感じたことなどを。
 3試合行われた「WORLD YOUTH」の試合は日本チームの3戦全勝に終わりましたが、選手に関してはまだ開きがあるように感じられました。ひとつは肉体面。HIROYA選手などは安心して見ていられるのですが(それはそれですごい話)、プロのリングで闘うにはまだ不安な感じがする選手もいたりして、どうなのかなあと。もちろん試みとして始まったばかりで、レベル的に玉石混淆な部分もあって当たり前とは思いますが、肉体面はまた別の問題なわけで。他のライターの方と開場で話していて、「WORLD YOUTHに関しては2分3Rとかでもいいのかも」という話にもなりました。
 大会後の谷川プロデューサーの話によれば必ずしも60kgにこだわっているわけでもないとのことで、各選手が本当に適正体重で闘えるなら、また話は違ってくるのかもしれません。
 前回のエントリーでも少し触れたとおり、今回の大会ではパンチの手数に特に重点が置かれている感がありました。これも特にWORLD YOUTHに関しては、慎重に考えなければならない部分だと思います。「若さ溢れる試合をすること」と「しゃにむに殴り合う」ことは決してイコールではないわけで。まあもちろん、主催者サイドは十分考慮しているとは思いますが。
 疑問ばかり感じたわけではなくて、いい効果を目の当たりにした部分もあります。その一つは、客席に彼らの応援団として同級生などの若い客層が多くいたこと。単純に客層の若年化にもつながりますし、リングに立っている彼らに刺激されて格闘技を始める子も増えるかもしれません。それがひいては競技人口の拡大にもつながるかなと。
 いずれにせよ谷川氏もWORLD YOUTHについてはやる気まんまんのようなので、今後の展開を見守りたいと思います。パンフのコラムに書いた、キック界で活躍するU-20選手たちの参戦にも期待したいところです。
 そして、今回の大会について。客席は…うーん、7割程度の入りといったところでしょうか? これを、「魔裟斗選手のいないMAXでこれは健闘」となるのか、「MAXの名前のついたイベントでこれでは…」となるのかは微妙なところですが(それは視聴率にしても同様)、MAX、特に日本代表トーナメントについては「魔裟斗選手の後」は常について回る課題なわけで。その結論は、まだ出せない気がします。といっても、そうそう待っていられる時間もありませんが。
 また、これも日本トーナメントにつきものではありますが、普段は後楽園ホールなどで活躍するキックボクサーの選手が多かったこともあって、彼らの応援団も詰めかけていつものMAXとは違う「キック寄り」な場内の雰囲気は興味深いものでした。自分などはいつも後楽園ホールで慣れっこですが、違和感を感じるお客さんもいるかもしれません。それと世界トーナメントの雰囲気の違い、これは両方あっっていいのかなと。そんなわけでモロモロ、考えることも発見も多い武道館大会でした。




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2008年02月02日

K-1 MAX武道館大会行ってきました。

 MAXにしては珍しく週末開催となった今大会。すでにテレビ中継も終わっているので、皆さんはもう経過も結果もご存じでしょうが…。いやあ、意外な結果になりました。自分の予想も外れて、点数的には惨敗(泣)。でもある点で満足してはいるんですが(自分の予想を読んでいただければ、分かるかと)。というわけで、勝敗予想の結果を含め、思ったことなどは改めて書きたいと思います。また後ほど……。




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2007年09月30日

数字じゃ分からないのが格闘技の面白さ!

 大会取材のため岡山に出張に来ています。その大会のことはスポーツナビさんに書かせていただいたので、もう見られると思います。で、昨日はこちらにも書いたように全日本キック後楽園大会を取材、食事(つーか飲み)した後モロモロの作業をし、ギリギリに帰宅してすぐこの出張に出かけてきたのでK-1ソウル大会の映像をまだ見ていません。よって、勝敗予想結果とともにまた改めて。
 で、その全日本キック。メインのサムゴー選手のことは昨日書きましたが、ただでさえ全盛期からだいぶ増量してるのに加えて計量オーバーで、「こりゃ期待できそうにないな」というムードをガンガンに漂わせたところでハイキック一発! 衝撃のKO勝ちですよ! メインが外国人同士だったからか、8月大会と10月の代々木大会の谷間になってしまったからか、70キロトーナメントが延期になってしまったからか、最近では珍しく動員に苦戦した「全日本キックの後楽園大会」だったのですが、ここでこんな結末を迎えるマジックにみんなビックリ! これぞマッチメイカーの力ってヤツですよ!(と、ご本人に「高崎さんのブログではあんまり書いてくれない」と面と向かって言われたので途端に書いてみました・笑)
 いやあ、格闘技はデータじゃないんだなあと。これがあるから、格闘技は分からない。そして面白い。まあ、契約体重をキッチリ守ってきたのにドカンと負けちゃった相手のオランダ人選手は気の毒ではありますが。
 最近ではもう一つ、「分かんないもんだなあ」と思った試合がありました。24日のM-1で見た、我龍真吾VS城戸康裕の一戦。このところの戦績とか、年齢とか、そういうデータでいくなら圧倒的に城戸選手、という試合だったんですが、まあいろいろあって我龍選手が勝利したわけです。しかもダウンを奪われてからの逆転劇で。
 数字やデータどおりにすべてが運ぶなら、格闘技にこんなに魅力を感じることはないでしょう。予想もしないことがドカンと起きてしまうから、ハマってしまう。そこがやっぱり、格闘技の面白さの一端なんじゃないかと思った出来事でした。
 ま、そんなわけで。



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2007年09月25日

まさに神業!

 月曜日はディファ有明で「M-1」を取材。まあ簡単に言えばムエタイの大会です。書きたいことはいろいろあるんですが、とりあえず、このイベントには二度目の来日となるアタチャイ・フェアテックス選手のことを。
 一般ファンの多くは、ムエタイというと思い浮かべるのはブアカーオ・ポー・プラムック選手かもしれません。ムエタイそのものに関しては、「わかりにくい」「KOが少ないんでしょ?」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんね。
 そんな人にはぜひ、このアタチャイ選手の試合ぶり、その動きを見てほしい! 相手の攻撃をもらわず、逆に自分はどんな体勢からでも攻撃を繰り出す。多くの選手が理想としながらなかなかなし得ないことを、彼はいともたやすくやってのけるのです。
 そして、繰り出す攻撃もときに恐ろしくハデ。昨日は跳びハイキックやバックヒジでダウンを奪ってみせました。もちろん、通常のパンチ・キックのテクニックも素晴らしく、まさに何でもできてしまう。しかも、試合中にはほとんど表情を変えない。そんな男なのです。
 百聞は一見にしかず。ホント、次に来日する機会には何をおいても生で見ることをおすすめします。マジで、格闘技に対する認識が変わるかもしれないですよ。それぐらいの選手であることを断言します。いや自分も、次の来日が楽しみです。



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2007年09月03日

勝負の機微

 昨日はニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)後楽園大会を取材。昨日も触れたメインのNJKFウェルター級タイトルマッチ、笛吹丈太郎VS健太の一戦は王者・笛吹選手のドロー防衛となりました。自分の予想は外れましたが、王座は移動しなかったわけです。
 王者37歳、挑戦者20歳という年齢差の対戦だったわけですが、自分の目には序盤、スピードを生かして攻めていった健太選手に対してスロースターターの王者が徐々にペースを掴み、終盤には健太選手がやや押されているように見えました。終了時点の自分の予想は、「うーん…ドローかな」と。シーソーゲームの好勝負だったことは確かですが。
 興味深かったのは、試合後の両者の言葉。挑戦者の健太選手は「序盤はハッキリ言ってこのままいけると思ったのに、だんだんやりづらくなって、自分のやりたいことができなくなっていった」とうなだれていました。それに対し、王者の笛吹選手は「序盤ペースを握られた? 自分としてはそう思ってはいなかった。もともと終盤にかけて自分のペースに持って行く方なので、最初からわりと冷静に自分の試合ができた」と。
 これが、経験の差ということなのでしょうか。この言葉から判断すれば、王者は最初から“その先”を見越して闘っていたことになります。もちろん、経験を飛び越えてしまう勢いというのも存在するわけですが、この日は経験の勝利だったということになるのでしょうか。試合後に両者のコメントから浮かび上がってくるこうした勝負の機微というのは、実に複雑で、面白いものです。
 ま、そんなわけで。


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2007年08月26日

今年のベストバウト、決定か!

 昨日は全日本キック・後楽園大会へ。トーナメントについては前にも書きましたが、いやあ凄かった! トーナメント4試合とバンタム級タイトルマッチ、5試合全てが見応えありすぎでした!
 中でも場内を爆発させたのが、前田尚紀VS梶原龍児の一戦。ライター仲間の間でも、「今年のベストバウトは決まりでしょう!」という声が次々に上がりました(そう言いつつも、これを上回る試合をさらに期待してしまう欲張りな自分がいるわけですが…)。
 この試合については、先ほど携帯サイト「格闘王国」のコラム「ソリタリオの格闘放電」にも書きました。今回はちょっとだけ抜粋。

「(前略)前田は感情を試合の中で出すタイプではない。“粛々と”攻撃し続けるのだが、その姿に見ている者は確実に熱くさせられる。そんな不思議なファイターだ。この日もその底力には驚嘆させられっぱなしだったし、それに耐えて応戦し続けた梶原も驚異だった。まさに、ダントツで今年のベストバウト候補。観客の感動は、終了後、両方の選手に満場の拍手が鳴りやまなかったことからも明らかだった。(後略)」


 このトーナメント、決勝は10月25日、代々木第二体育館。今回見逃した人も、この日は絶対チェックですよ!


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2007年07月30日

本気のタイ人!

 昨日に続いて、ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)ディファ大会の話。
 セミは、テーワリットノーイ・SKVジム対ゲンナロン・ウィラサクレックの「中量級在日タイ人最強決定戦・リマッチ」。6月のM-1ディファ大会で闘った2人でしたが、ゲンナロンの判定勝ちにテーワリットノーイ側が不服。1ヵ月後の再戦となったものでした。
 お互い、「これが最後の決着戦」と約束した、というアナウンスが試合前になされましたが、その言葉通りの大激戦! 6月の試合はどちらかというとムエタイらしいテンポと試合展開だったのですが、今回は序盤から飛ばす飛ばす!
 特に、前回敗れているテーワリットノーイ選手の気迫が目立ちます。自分はこの選手、大好きなのですが、最近はリングに上がってもあまり練習している様子が見られず、格下の日本人選手相手に早くから息を上げつつもとりあえず勝ち、という試合が続いていました。ですが、やはりタイ人同士の試合ということでメンツもかかっているのでしょう。前回の試合も「ああ、ちゃんと練習してきたんだな」と思わせる動きでしたが、今回はそれ以上!
 ゲンナロン選手もそれに応え、試合はどんどん激しさを増していきます。どちらも、日本人キラーと呼ばれた強豪。それが意地をかけてぶつかりあっているのですから、面白くないはずがありません。
 どちらかというと押していたのはテーワリットノーイ選手の方に見えましたが、4Rにゲンナロン選手のヒジでテーワリットノーイ選手が左側頭部をカット。ドクターストップで、ゲンナロン選手の勝利となりました。
 ガックリとうなだれるテーワリットノーイ選手を見ながら、「ああ、この人が本気で試合するのが見られるのは、もしかしたらこれが最後かもしれないなあ」と思うと、ちょっと寂しくなりました。
 両陣営のタイ人応援団、セコンドの声援合戦もあって、かなり盛り上がったこの試合。ドキドキさせられて、最後にはしんみりしてしまったのでした。


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2007年07月29日

これぞリベンジ!

 キックボクシングのことを書くのは(申し訳ないことに)久々です。ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)・センチャイムエタイジム主催興行、ディファ有明大会。タイのラッタナデェ・KTジム選手とNJKFフライ級王者・TOMONORI選手が対戦しました。ラッタナデェ選手はタイの元ミニフライ級王者。言うまでもなく、強豪です。飛び系、回転系の派手な技も多数持っており、アグレッシブさも文句なしです。
 この二人は3月の後楽園大会で対戦し、ラッタナデェ選手が左フックで1R、KO勝ち。TOMONORI選手は試合後すぐに再戦を直訴し、4ヵ月後に実現したというわけです。
 その試合、TOMONORI選手がお返しの1RKO勝利! しかも、やられたのと同じ左フック! 一発で前のめりに倒れたラッタナデェ選手は起きあがりこそしたものの続行できる状態ではなく、ストップされました。パンチが当たった瞬間からしばらくは、本当に、文字通り口が開きっぱなしになってしまいました。
 ラッタナデェ選手の、ムエタイ特有の“こかし”をことごとく防ぐなど、徹底的な研究の跡が垣間見えた末の、同じラウンド、同じ技での勝利。これをリベンジと言わずして、何と言ったらいいのか! 本当に、見事な勝利でした。いやあ、感動した!


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2007年03月07日

もうひとつ、“目”の話

 本当はもっと前に書きたかったんですが、2月25日は後楽園ホールでシュートボクシングを取材。メインに出場したビックベン・ケーサージム選手の強さには舌を巻きました。1月に来日したセンチャイ・ソーカムシン選手といい、ムエタイにはまだまだいくらでも強豪がいますね。
 でも、この大会で一番、印象に残った“目”は、選手のものではありませんでした。SB対ムエタイ対抗戦はメインを迎えるまでにタイの1勝2敗。特に次鋒・副将の2人はKO負けを喫してしまいました。
 タイ側の監督(?)として、現地の有力プロモーターであるアンモー氏がリングサイドに陣取っていたのですが、メインの選手入場直前にちらりと見て“しまった”アンモー氏の目つき! 「怒りに燃える」とはこういうことを言うんだろうな、漫画だったら額に「井戸の“井”」みたいなマークが書かれるんだろうな、という、ものすごい目つきでした。いやあ、怖かったなあ。格闘技の会場では選手、トレーナー、ジム会長などが怒りの表情をしているのはよく見ますが、このときのそれは最上級でしたね。メインでビックベンがKO勝ちして、自分は記者席で一人、胸をなで下ろしていたのでした。敗れた緒形健一選手には気の毒でしたが。


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