2006年09月26日
金子賢選手と坂口征夫選手
まずはお詫びと訂正から。真王杯の記事で、国崇選手が「右腕橈骨を骨折」と書きましたが、所属ジムの会長から、「骨折ではなかった」旨のご連絡がありました。試合後のリングドクターの所見では骨折だったようですが、地元に戻って検査したところ、幸いにも違ったようです。実際、検査した医師も「折れてないのは信じられない」と言っておられたようですが。ともあれ、骨折と書いたことに関しては訂正させていただくとともに、お詫びさせていただきます。 ただ、国崇選手が藤原選手のミドルを受けて右腕が動かなくなってしまったことは確かで、判定負けの要因はそこにあります。ですが骨折ではないということでしたら、復帰も早くなるわけで、また復活に期待したいと思います。 さて、表題の件ですが。金子賢選手の10・9HERO'S参戦、そして所英男選手との対戦が発表されました。いろんな意味で物議を醸しているようですね。 ライターや専門誌関係者の反応も、いろいろと分かれています。自分ですか? 金子選手に関しては、昨年の大晦日の後もずっと練習は続けていたようですから、試合をすること自体は否定しません。知名度も話題性もある人ですから、ビッグマッチに、テレビ中継付きで登場するのもまあ、アリではあるのでしょう。 ただ、所選手はHERO'Sでは、「シンデレラボーイ」的とは言え、トップどころのひとりであるはずです。前の試合から10ヵ月、我々(ファン)は金子選手がどれだけ成長しているのか、判断する基準がありません。経験も実績もある所選手と、対戦できるだけのものを持っているのか。それが提示されてさえいれば、これほど物議を醸すこともないと思うのですが。まあとりあえずは、試合を見てみたいと思います。 話題と言えば、先日のパンクラス・ディファ大会で本戦前の「パンクラスゲート」に出場した坂口征夫選手も大きな注目を浴びていました。念のため説明しておくと、「パンクラスゲート」とはプロへの関門(だからゲートなのです)となる試合のこと。アマチュア大会などで実績を挙げたり、推薦のあった選手がプロとして闘えるかどうかを判断される舞台で、今ではいろんなプロモーションがこのような試合を大会前におこなっていたりしますね。 そこに登場したのが、元プロレスラーの坂口征二さんの長男で、タレントの坂口憲二さんのお兄さんに当たる征夫選手。大応援団も来場し、熱気もすごい中の試合でした。 試合は、坂口選手がヒザ蹴りでKO勝ちを収めました。ですが自分が驚いたのは、その報道が一様に「感動のKO勝ち! いよいよプロへ!」となっていたことです。試合を実際にご覧になった方ならお分かりかと思いますが、坂口選手はパンチのガードという点でまだ難点があると言わざるを得ず、相手の左ストレートをかなりもらっていました。スタミナもなくなり、一時はかなり危ない状況でした。この点に関して、会場で観戦していたあるプロ選手は、「まだプロでやれるレベルじゃないですね。危ないですよ」と感想を漏らしていました。 もちろん、逆転KO勝ちしたことは素直に称えたいと思います。ヒザ蹴りは豪快でしたし、多くの人が称賛する気持ちの強さも、大きな長所だと思います。ただ、同じ試合を他の(特別な話題性のない)選手がやっていたら、「すぐプロへ!」とはなっていないような気がするのです。まあそんなこと、仮定の話でしかありませんが。 金子選手にしても坂口選手にしても、結局はリングでしっかりとしたものを見せれば、いろんな声は吹っ飛びます。逆にそれができなければ、必要以上の逆風に見舞われることにもなるでしょう。いずれにしろ、こちらは“見る"ことしかできません。であれば、しっかり見させていただこうと思っています。
posted by solitario |23:13 |
格闘技雑感 |
コメント(3) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/solitario/tb_ping/78
この記事に対するコメント一覧
Re:金子賢選手と坂口征夫選手
僕は現時点で、金子選手がプロ選手とリングで戦う事は反対です。彼がどんなに真剣に取り組んでいたとしても、他のプロ格闘家に失礼だと思います。彼が格闘技をやる事には反対はしませんが、本気ならまずはアマチュアで結果を出してほしいものです。
僕が言うのも何ですが、坂口選手にしてもプロになるのはちょっと早いんじゃ無いでしょうか?まだまだ課題が沢山あると思います。KO勝ちしたと言う結果だけで、勘違いしない方がいいんですけどね。(笑)
まあやるなら金子VS坂口の方がTV的にも盛り上がるんじゃないでしょうか?
posted by eiichi | 2006-09-27 00:46
Re:金子賢選手と坂口征夫選手
金子選手も坂口選手もガンガン試合に出て良いと思う。
そしてボロボロに負ければ良い。カッコ悪く。。。
そうやって格闘技の厳しさ、奥の深さ、
素晴しさを体感すれば良い。
けして名前だけで生き抜いては行けない世界なのだから。
歌や芝居の世界では残念ながらプロと呼ぶには観ていてこっちが恥ずかしくなるような、
名前だけと言う輩が大半を占めている。
いまではお笑いもそうである。
売れれば下手クソでも何でもアリで、売れなくなったらポイ捨てである。
勿論カメラの前、以外で練習等やらないから下手クソなままなのではあるが。
格闘技は誤摩化しではやって行けない事を彼らは知っている筈だ。
何故なら試合でも、練習でも"痛い"と言う人間の最も嫌な感覚に触れているだろうから。
そう、彼らは練習をしている。
それもプロ中のプロと呼ばれる人達に教わっている。
関係者の皆さん、どうか試合で死んでしまったりなんかしないようなジャッジでお願いします。
そうならないような身体作りが出来ているから"プロ"に混じってリングに上げていると思うのですが???
違いますか??
posted by yepyep | 2006-09-27 13:02
Re:金子賢選手と坂口征夫選手
eiichiさん、yepyepさん、コメントありがとうございます。
いろんな意見があると思うんですが、おそらく(あくまでも、おそらく、ですよ)、ある程度ことのスケールが大きくなってくると、両選手本人の意志ではどうにもならなくなっているのではないかと思うんですよね。なので、自分の記事でも「本人の意志」に関してはほとんど触れていません。まあ、特にテレビなんか関わってくると、いろんなことがあるようなんで…。
posted by solitario | 2006-09-27 17:58



