2007年09月03日

勝負の機微

 昨日はニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)後楽園大会を取材。昨日も触れたメインのNJKFウェルター級タイトルマッチ、笛吹丈太郎VS健太の一戦は王者・笛吹選手のドロー防衛となりました。自分の予想は外れましたが、王座は移動しなかったわけです。
 王者37歳、挑戦者20歳という年齢差の対戦だったわけですが、自分の目には序盤、スピードを生かして攻めていった健太選手に対してスロースターターの王者が徐々にペースを掴み、終盤には健太選手がやや押されているように見えました。終了時点の自分の予想は、「うーん…ドローかな」と。シーソーゲームの好勝負だったことは確かですが。
 興味深かったのは、試合後の両者の言葉。挑戦者の健太選手は「序盤はハッキリ言ってこのままいけると思ったのに、だんだんやりづらくなって、自分のやりたいことができなくなっていった」とうなだれていました。それに対し、王者の笛吹選手は「序盤ペースを握られた? 自分としてはそう思ってはいなかった。もともと終盤にかけて自分のペースに持って行く方なので、最初からわりと冷静に自分の試合ができた」と。
 これが、経験の差ということなのでしょうか。この言葉から判断すれば、王者は最初から“その先”を見越して闘っていたことになります。もちろん、経験を飛び越えてしまう勢いというのも存在するわけですが、この日は経験の勝利だったということになるのでしょうか。試合後に両者のコメントから浮かび上がってくるこうした勝負の機微というのは、実に複雑で、面白いものです。
 ま、そんなわけで。


※こちらもどうぞ。
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posted by solitario |14:01 | 取材記(キックボクシング) | コメント(0) | トラックバック(0)
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