2007年05月22日

珍しく、女子格闘技について

 いつも書こう書こうと思っていて書けていなかった、スマックガールの感想について書きたいと思います。なぜ書けていなかったのかというと、スマックについて書こうとするとどうしても女子格闘技全体について書かざるを得ず、そうなるといろいろと考え出してしまって…という流れで、結局書けず、ということが続いていました。
 では、なぜ今回は書くのか。それはひとえに、先週土曜日のスマックガール・新宿FACE大会(夜の部)の内容がよかったからです。
 これまでだったら、自分は「女子格闘技興行の最大の難点は、ひとつの興行を一定のレベルで成立させるだけの選手数がいないこと」だと書いていたはずです。女子興行の発端となった「L-1」や「ReMiX」の頃から、昨年あたりまでは確実にそう思っていました。
 一時期、専門誌がかなり熱心に煽ったこともあって、特に上位の選手はメディアでもある程度の露出がありました。そうすると、その選手、その試合を見に行こうかというお客さんが現れます。ですが、そうしたお客さんたちが前半戦の試合を見て、「うーん、思った以上に女子はレベルが低いぞ」と思って、気持ちが冷めてしまうということは少なからずあったと思うのです。
 ですが、今大会ではその問題は感じられませんでした。これは一つには、大会が昼夜に分かれていて、昼と夜の選手バランスがよく取れていたことがあるのではないかと思います。少なくとも夜の部に出場した選手には、「うーん、プロとしてリングに上がるにはちょっと…」と思うような技術レベルの選手は見当たりませんでした。もちろん、個々の選手の技術が確実に向上していることがあるでしょう。
 8試合という、今大会の試合数もよかったと思います。過去、後楽園大会クラスだとオープニングファイトも含めて10を越えることが多々ありました。必然的に興行は長くなり、観客は集中力を保つことが難しくなります。その点でもうまくまとまっていました。
 そして何より(遅くなりましたが)、試合内容がどれもよかった。一本・KOで決まった試合も、判定までもつれ込んだ試合も、内容、見応えという点では粒ぞろいでした。そしてメインは、キャリア11年目となる高橋洋子選手が初戴冠。ハッピーエンドで大会を締めくくってくれました。
 女子というだけで足を運ばない人、いまだに「女の子が殴り合いなんて…」と眉をひそめる人も、まだ現実に多くいるようです。現に、この日の客足も「もうちょっと入ってもいいのになあ…」と思うものでした。ですが、女子総合は確実に進歩し、面白くなってきています。個性的な選手も、何人も現れています。食わず嫌いの人も、このへんで一度、足を運んでみてはどうでしょうか。


※こちらもどうぞ。
「ソリタリオの格闘技PRESS!」(もう一つの格闘技ブログ!)
http://blog.olga.to/solitario/
「monologues of solitario」(身の回りのことなど、私的な内容です)
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posted by solitario |17:08 | 取材記(総合) | コメント(0) | トラックバック(0)
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