2006年07月11日

興行ラッシュでちょっと気になったこと

 先週末は金曜=シュートボクシング(SB)後楽園ホール、土曜=clubDEEP新宿FACE(TEAM Kingsディファもやってましたが、自分は新宿へ)、日曜=M-1新宿FACEの3連チャン…の予定でしたが、諸事情により日曜は取材できず。個人的には2連チャンに終わりました。M-1も非常に行きたかったのですが…盛り上がったらしいだけに、よけいに残念です。
 金曜のSBは何と全試合判定決着で、興行自体も長引いてしまいましたが、土曜のDEEPは一本、KO決着の連続で、非常に盛り上がりました。普段の後楽園大会では大変な長時間興行の多いDEEPだけに、意外(?)かつ喜ばしい展開。ただこの中で、ひとつ気になることがありました。
 セミで組まれた阿部裕幸VSファブリシオ“ピットブル”モンテイロの一戦。ともにDEEP初登場という組み合わせでしたが、モンテイロ選手が試合直前まで粘ったにもかかわらず契約体重まで落とせず、イエローカード2枚でのスタートという事態になりました。試合前のコールによれば、モンテイロ選手は72キロ。70キロ契約ですから、2キロオーバーです。関係者に聞いたところによると、来日時には10キロ近くオーバーしていたとか。
 試合後にDEEPの佐伯代表は、「正直、中止にしようと思っていた」と語っていました。実際、これが格闘技以外の競技なら、有無を言わさずモンテイロ選手は失格になっていたでしょう。おそらく、これで試合が成立するのは、格闘技の世界だけではないでしょうか?
 この一戦に限らず、最近、計量オーバーの例を時々耳にします。ですが、それで試合が不成立になったというのはあまり聞きません。ほとんどは、相手選手の了承の上、イエローカード・スタートか、打撃系の場合はグローブハンデという形で試合が行われています。ひどい例では、女子キックで「3キロオーバー」のまま試合が行われたこともあります。女子で3キロの差って…。
 まあ実際には、オーバーした選手はファイトマネー削減などの処分も下されているのでしょうが、それは観客の目には見えないこと。結局、「とりあえず試合はできた」という前例ができてしまうと、「じゃあ契約体重って何?」となってしまいます。何よりも、その体重に合わせてちゃんと減量をしてきた相手選手との間に、不公平が生じることにもなります。
 決定が大会当日とかになってしまうと、その選手のためにチケットを買ってくれたお客さんのことも考えて…ということになるのでしょうが、やはり競技として考えれば、オーバーした選手には厳しい措置があってしかるべき、と考えます(ちなみにDEEPは、佐伯代表自ら「ウチは競技じゃないからね」と言っていますが)。それを見て、他の選手もより契約体重への意識を強めるでしょうし。
 前述のDEEPの試合では、モンテイロ選手がアグレッシブに攻めて、阿部選手を下しました。いい選手なのだろうなーとは思うのですが、体重の件で評価を下げてしまうのはもったいないことです。自分の場合は、体重オーバーがあった試合の勝敗は、やはり参考程度にしか考えられません。ファンの皆さんから見たらいかがでしょうか?

posted by solitario |10:13 | 格闘技雑感 | コメント(9) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:興行ラッシュでちょっと気になったこと

偶然拝見して気になったので。
女子キックでの3kgオーバーって新日本のですか?
大阪スマックで2名が体重オーバーでイエロー提示スタートはありましたが、もし、6月の新日本の件なら一言。
あの大会は前日計量の契約で全選手パスしています。

その計量日に当日も1キロオーバーに押えるよう指示され、「そんな話は聞いてないし、計量通知書にも何も記載されていない、減量してきたのだから守れない」と、抗議した選手は当日3キロ増えてきたと聞きました。

もし、この記事の件がその試合の話なら、こういう形で出されるべきものではないと思い、コメントしました。
長文で失礼しました。

posted by 通りすがり | 2006-07-11 12:40

Re:興行ラッシュでちょっと気になったこと

通りすがりさん、コメントありがとうございます。ご指摘の件ですが、新日本キックでのことではありません。別の大会の、別の試合です(これ以上、特定するつもりはありません)。というより、新日本キックの話は初耳です。ここで自分が触れているのは「契約体重を守る」ということであり、書かれていることは別問題だと思います(これはこれでどうかと思いますが)。

posted by solitario | 2006-07-11 14:20

Re:興行ラッシュでちょっと気になったこと

無理な減量に耐えて、計量をしている選手が多い中、2キロ、3キロオーバーで試合をさせるのは、ちょっと問題ありますよね~まあ体重なんか関係無いと言っている美○輪選手みたいのもいますけどね。(笑)

posted by eiichi | 2006-07-12 08:38

Re:興行ラッシュでちょっと気になったこと

eiichiさん、こちらの方にもコメントありがとうございます。選手でも体重制に関する考え方は人それぞれですから、こだわる人、こだわらない人といろいろですが、多くの選手が減量では苦しんでますからね。こだわる人が泣きを見ないようにはしてほしいと思います。

posted by solitario | 2006-07-12 12:27

おかしいですよ

基本的に契約体重違反は試合をすべきではないのです。契約なのですから。ギャラも全く支払うべきではありません。契約違反ですから。ではここで昔から疑問に思っていることをぶちまけます。元来のclubDEEPルールでは判定決着はありません。数年前の大阪大会で、ある選手が体重オーバーでイエローカードを出され試合が始まりました。結局試合は判定までもつれ込んだため結果はドローでした。さて、あのイエローカードはどこへいってしまたのでしょうか?

posted by ガチ | 2006-07-12 18:56

Re:興行ラッシュでちょっと気になったこと

ガチさん、コメントありがとうございます。さて、確かDEEPでは「イエローカード3枚で反則負け」というルールがあったと思います。イエローカード、レッドカードは判定の参照事項にもなりますが、もともとの意味は「警告」のはずです。

posted by solitario | 2006-07-12 22:25

Re:興行ラッシュでちょっと気になったこと

プロ興行もいいですが自分は昔から修斗が好きで修斗のプロ興行以外にもアマチュアトーナメントも観戦に行っています。 ここに書いてある興行ラッシュでちょっと思ったことですが、ちょっとした小さいプロ興行(Club DEEPやキックボクシングやZST等)のプロ興行に出てる選手がたまにアマチュア修斗の大会に出場していますが、そのような選手が当然勝つかと思いきやけっこう普通にアマ修斗の選手に負けているのを見ると、もっとレベルの高い選手をプロ興行に出して欲しいと思うのは自分だけでしょうか? 今年も自分は仙台で行われた修斗の東北トーナメントを観戦してきましたが、ここでもプロ興行で名前を聞いたことのある選手が数名出場していましたが、アマ修斗選手に負けていました。 このような選手をプロ興行に出場させる限りはプロ興行としても成立しないのでは思いますが。

posted by 修斗おたく | 2006-07-18 00:05

Re:興行ラッシュでちょっと気になったこと

修斗おたくさん、コメントありがとうございます。
う~ん、難しいところですね。まず、勝負に“絶対”はないわけで、ある程度プロで経験を積んだ選手でも、いろんな条件によっては“絶対に”アマチュア選手に負けない、ということもあります。もちろん、ご指摘のように、大会によって選手のレベルが変わってくる部分もないとは言えないので、一度プロのリングに上がった選手が負けてしまうということもあり得るでしょう。また、ヤングファイト的な大会が増えたことで、「プロ」の基準が曖昧になっていることも確かです。まあ実際、アマ修斗のレベルの高さはすでに認知されているところでもあり、だからこそ、そのことが分かっているからこそ、そのプロ選手はアマ修斗に出場したのではないでしょうか? 自分は、プロのリングで名前を見たことのある選手がアマチュアの大会に出ているのを見ると、結果はどうあれ、単純に「えらいなあ」と思ってしまうクチなのですが(笑)。

posted by solitario | 2006-07-18 02:41

訂正

上のコメントの3行目、「負けない、ということもあります」は「負けない、とは言えないということもあります」ですね。意味が逆になってしまいました。

posted by solitario | 2006-07-18 02:44

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