2006年11月23日
最強王者、陥落!(続編)
以前にちょっと書いたUFCウェルター級タイトルマッチ、マット・ヒューズVSジョルジュ・サンピエールの試合を、遅ればせながら映像で確認しました。 うーん、まさに今の格闘技界を象徴するような試合展開ですね。王者・ヒューズ選手はタックルからのテイクダウンを得意とする選手。今年はあのホイス・グレイシーをも押さえつけ、パウンドで短時間での勝利を飾っています。そのヒューズ選手が、この試合では一度もテイクダウンに成功できませんでした。一度、狙った場面はありましたが、サンピエール選手がしっかりと防御していました。そのサンピエール選手、徹底した打撃で王者を寄せ付けません。1Rには(2発連続のローブローという意外な流れもあったものの)右から左右とつないだパンチで上を取り、そして2Rには左ハイキックでダウンさせ、追い打ちのパンチ連打で勝負を決めました。 以前、UFCで対戦した桜井“マッハ”速人選手はヒューズ選手を「牛」と表現し、実際にその突進に敗れてしまいましたが、それで言うならサンピエール選手は闘牛士。突進してくる牛を、鋭い剣で止めてしまいました。 若いサンピエール選手が王者となったことで、UFCウェルター級戦線はどう展開するのか? そして、総合格闘技の打撃偏重傾向はさらに加速するのか? ヒューズ選手のカムバックも含め、今後の動向が楽しみです。
posted by solitario |11:56 |
格闘技雑感 |
コメント(5) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/solitario/tb_ping/139
この記事に対するコメント一覧
Re:最強王者、陥落!(続編)
非常に素晴らしい試合でしたね。UFCのウェルター級はレベルが高い。前回のヒューズ×ペンを見て驚きましたが、今回のヒューズ×サンピエールも水準の高い、とても面白い試合だったと思います。サンピエールは強かった。日本人との対決が見たいものです。
MMAは面白いですよ。まだまだ進化する。打撃の時代を突き破るのは、しのごの言わせぬテイクダウンでしょう。オフェンスです。このテイクダウンの進化こそが、MMA新時代を呼び寄せると思います。個人的には石田やフィリオのような選手に未来を感じています。
以前の返信も送っておきましたよ。ご確認を。それでは。
posted by nk | 2006-11-23 13:06
Re:最強王者、陥落!(続編)
nkさん、コメントありがとうございます。さらなるテイクダウンが打撃の時代を突き破る、というご意見は全くその通りだと思います。これがまさに、よく言われる「らせん状の進化」というヤツですよね。個人的にもその過程を見るのは楽しみです。
メール、確かにいただいています。書いてたら長くなってまして…(笑)。もう少々お待ち下さい。
posted by solitario | 2006-11-25 15:53
Re:最強王者、陥落!(続編)
最近さぼっていた雑誌チェックをきょうまとめてやりました。MMAに関する感想は、やはりPRIDEばかりでした。笑。愛するがゆえなんですが‥。
一番印象に残ったのはカミプロのミルコインタビューです。彼は物凄い人ですね。頭のいい人だと改めて思いました。次はゴン格と(数歩下がって)格通の榊原社長インタビューでしょうか。今後の方針が分かりました(武士道などの再編についてはまったく異議なしです)。おれは米国大会に大晦日ぐらいのエネルギーを費やしてほしいと思いましたね。正念場ですし。
おれが書いたメールはこの際あまり気にしないでくださいね。それより重要なことが沢山ありますよ。その筆頭が米国大会です。PRIDEの対UFCの行方です。どうなっちゃうんでしょうか?
選手層の厚さと実力では、圧倒していると思うのですよ。しかし、時期が時期だけに資本力ではかなわないと思います。PRIDEオールスターズの流出は現実問題としてありうるのでしょうか?
PRIDEの力の源泉は、演出・製作・進行の素晴らしさもさることながら、結局は出場選手の実力だと思っております。オールスターズの流出は致命傷ですね。マスコミに載せられない情報はどんどんこのブログで教えていただきたいですね。
今こそが正念場です。私見では、ヘビーは圧倒、ミドルは五分(相性によるのでマッチメーク次第です)、ウェルターはやや有利(アンデウソン・シウバの戴冠があったからという消極的理由ですが‥)、ライトは実は不利(細かい階級差を考慮すれば五分五分)、と見ています。トータルで優勢は動きませんが、個人的にはシウバのミドル(UFCではライトヘビー)が一番の不安です。相性的にリデル戦は不利と見ています。
最悪のシナリオはシウバが2月にベガスでホジェリオに惨敗を喫することです。考えるだけで怖いですね。
すべてCX撤退が起点なんです。本来、UFCには大差をつけていた。しかし現状はPRIDE不利ですね。榊原社長には「辞める覚悟」を公言する前に、もう休日返上で道筋をつけてほしいですね。シウバの試合のように徹底的に攻め込んでほしいですね。米国興行の今後の実績がPRIDEの未来に直結する。
PRIDEというMMAイベントはそれほど価値があるスポーツコンテンツなのです。この年末年始こそが一番の踏ん張り所だと思います。
オールスターズ流出阻止が大前提ですよね。
posted by nk | 2006-11-26 01:23
Re:最強王者、陥落!(続編)
nkさま、コメントありがとうございます。現実問題としては、スター選手の流出はごく近い将来はないのではないかと思います。PRIDE側もその危険性は充分認識しているはずですから、プロテクト策に躍起になっていると思いますよ。UFCに関しては、ダナ・ホワイトの策士ぶりが目につきますが、自分としては純粋に対抗戦が実現することによって魅力的なカードが実現してくれればいいなとは思っています。アメリカ大会の今後には、確かに注目ですね。
posted by solitario | 2006-11-29 19:08
Re:最強王者、陥落!(続編)
少しだけホッとしました。笑。
発展的かつ持続的な競争を探ってほしいものですね。PRIDE公式サイトBBSでも書きましたが、お互いの王者をリスペクトする方向で、それぞれの興行に交流枠が設定できればいいのですが‥‥。
しかし現実は、試合に劣らぬ「潰し合い」なんでしょうね。月刊PB誌の榊原社長インタビューを見ても有形無形の「圧力」を感じさせます。ジョシュやヒョードルまでね、って。シウバの入場曲変更も含め様々な「嫌がらせ」を感じます。
しかしアメリカの観客がPRIDEを支持する以上は、大丈夫かな、と。米国市場に殴り込んだ以上、攻め込む以外ないと思います。あと、ミルコが指摘したいくつかの問題。全部クリアしてほしいものです。
posted by nk | 2006-11-30 01:26



