2008年07月25日

Dr.コトーとメジャー流出

【五島健助(ごとうけんすけ)は優秀な医師で、東京の大学附属病院に勤めていたが、とある理由から離島の古志木島の診療所に来る。島は、3か月の間無医村状態であったが、過去によい医師が来たことがなかったからか、あまり歓迎されない。4か月前から来ていた看護師の星野彩佳(ほしのあやか)からは、診療所に来る患者は少なく、来ても応急処置だけを受けた後、船で6時間かけて本土の病院へ行くのだと聞かされる。

実際なかなか患者が来ない中、島に来るときに運んでもらった漁師の原剛利(はら たけとし)の息子が最初の患者となり、これを見事な手術で助ける。原は、お礼として診療所に看板を送るが、名前を間違えられていて、看板は「Dr.コトー診療所」となっていた。

以降、五島は、多くの患者の治療とその人柄により、島民の信頼を得ていくことになる。

ウィキペディアより引用】



 大好きな漫画の一つ「」Dr.コトー診療所」。上記はその主人公のプロフィールなのだが、ここ何日がまた読み返している。


 単行本も記録的な売れ方のようで、ドラマ化もされたが私はそれは見て居ない。原作を超える映像作品はなかなかないと思うから。




 彼には、僻地に居ながらも、中央の大病院や大学病院の医師が舌を巻く技術がある。何度も誘われても島を離れるつもりはないと言うコトー。人情味溢れる島の人たちとの触れ合いがそうさせるのだろう。そしてこの僻地においての治療に遣り甲斐を見つけているのだろう。


 十分な設備もない診療所で、一流の技術を維持しているところは、普通では考えられないところだろうが、漫画の世界とは言え、それが多くの読者を引き付ける魅力なのだろう。




 私は、日本の一流選手たちがFAでメジャーに流出する事を憂いている。国内移籍ならまだしも、個人競技ならまだしも、野球と言うスポーツで一流の選手たちが別のステージに移ると言う事は、そのステージのレベルの低下は否めない。



 その選手が抜けた後には、必ず次の選手が出てくる。確かにそうだ。



 では、それが活発になって誰でもが自由に海外に移籍できると言う事になったら・・・・・。



 更にその低下は加速するしかない。




 
 中央の大学病院の医局と無医村だった僻地の島。



 メジャーリーグと日本のプロ野球。



 高報酬と低?報酬。



 一般的な評価はどちらが高いと言えば、それはいちいち言わなくても分かる。



 自分の能力が世界でどれだけ通用するか試してみたい・・・・・・昔はそんな思いは叶わなかった。



 しかし、今の時代はそれが出来る。WBCと言う舞台がある。自分の腕を磨き、堂々と世界を舞台に活躍する場があるのだ。



 
 メジャーに行きたくても行けない選手もいれば、来て欲しいと言われても行きたくないと言う選手もいる。



 Dr.コトーはまさしく後者だと思う。




 メジャーに出ていった選手が、その経験を日本のプロ野球に生かす事が、広く野球界の発展に繋がると言う意見。これも分からないではない。


 しかし、選手の流出で球界のレベルが低下すれば、今後そんな選手が出てくることも減ってくる。メジャーに出て行った選手たちは、メジャーでも通用する選手が居たからこそ、それに磨かれた自分たちがあると言う事を忘れては行けない。


 引退した野茂。彼の功績は評価をしたいが、彼が日本に居て多くの打者と対戦していれば、もっともっと優秀は選手が育っていたと思えてならない。


 また、メジャー級の打者が抜けたステージで残した数字は、そのまま鵜呑みに出来ない。悲しいかなメジャーはそれに気が付いて居ない。だから法外な金額を提示する。




 一打者と一投手の名勝負など、最近ほとんど見かけない。



 それに値する選手が居なくなったからだ。



 プロ野球は興行だ。魅力の無くなった興行は廃れていくに違いない。





 Dr.コトーが支持されるという事は、プロ野球において、一流選手のメジャー流出を訝しがる人も多いということではないのだろうか。

posted by 蒼洲 |09:13 | プロ野球 | コメント(5) | トラックバック(0)
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