2008年05月12日
季節はもう夏の装い。野球小僧たちにとっては、区切りとなる夏が迫ってきた。
関わっている少年野球チームの熱心な保護者から、家でどんなトレーニングをしたら良いですかってよく聞かれます。そんなときは迷わずこう言います。
「朝ごはんをお腹一杯食べる」
「よく寝る事」
そう言います。
この頃の子供たちにとって、技術的なトレーニングより遥かに大きな効果があります。
良くある例をひとつ。練習後家に帰りお菓子のつまみ食い。それもオイルフライ系または砂糖どっさり炭酸系。当然夕食は進まない。そして夜更かししていると小腹が空いてまた間食。当然早起きも出来ないし、朝食も摂らない。日中体を動かすエネルギーを朝摂らないまま一日が始まる。
そんな子は好き嫌いが多く給食も残しがち。学校が終わって家に着く、お腹が空くと当然間食。そんな子供がどんなに激しいトレーニングをしても身に付きません。
海老名久美子さんの著書「野球食」には、成長途中の子供たちはある意味プロの選手たちより食べないといけないとある。頭を使って消費するエネルギー、体を使って消費するエネルギー、そして一番大切なのは体を作るエネルギー。この体を作るエネルギーが足りないと大きくならないのは道理。
なるほど。
寝る前にはお腹を空にする事を習慣付けると、朝食がおいしく食べられて日中体を作る有効なエネルギーになります。栄養が体を作るのは昼間です。睡眠中ではありません。その上に野球少年は大量のエネルギーを消費します。トレーニング後栄養のあるもの(単純に高カロリーでなく)を効果的に摂ると更に効き目が。
「なかなか食べないのです。」って保護者の声が多い。それは必ず理由があるはずです。普通に考えれば、練習をしてエネルギーを消費した子供が食べないはずがないのです。食べたがらない理由があるはずです。「腹減った~」「ご飯まだ~」って言う風景、今では見かけません。少々飢えさせてもいいのですよ子供って。ご飯のありがたみがわかります。
例えばコーラに代表される炭酸飲料。500mlに氷砂糖7.8個分の糖分が入っているといいます。一度室温で炭酸が抜けたコーラを飲んでみて下さい。驚きますよ。私達の年代は記憶がありますが、もともと500mlって「ホームサイズ」の容量だったんです。それを何事もなく一人で飲んでいる。
・・・・何と贅沢な。
・・・・そうじゃない。
練習の終わった後も自宅で打撃練習などする子もいますが、それよりご飯を食べて早く寝る事の方が重要だと気がついたこの頃。
個人で練習する事は大いに結構です。しかし、睡眠時間を削ってでもする必要はないかなと。
posted by 蒼洲 |08:47 |
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2007年12月28日
ミズノが軟式用のエラーが出ないグラブを発売して、もう1年以上経つ。「フィールディングマックス」と呼ばれる商品で、捕球面に「マジッククロー」と呼ばれる爪が付いて、捕球時の「弾き」を少なくする機能がウリのグラブ。
しかし、一時のビヨンドマックスほどの売れ方はしていないようだ。
軟球の特性から発生するエラーを防ぐために開発されたのだが、その性能だけでファンブルが防げるとなると、 15,000円は安いのかもしれない。しかし、道具に技術の向上を安易に求める不安はある。メーカーの技術開発力には頭が下がるが、一応警鐘を鳴らしておこう。
2001年に発売された2030年モデル「UPXジェネレーション」。スポーツ用品屋の後輩にそそのかされて購入した事がある。そのフォルムは確かに未来的ではあった。部品を極力減らしたというそのグラブは、まるで皮をプレスしたような作りだった。子供たちに見せると、「カッコいい」「ダサ~」と賛否両論。ツートンカラーは、公式戦では投手は使えずに、別の後輩に譲って今はない。社運?をかけて開発したそのグラブは、とっくにカタログから排除されている・・・。
ところでクラブに入部してくる子らは、そのほとんどはグラブを買って貰っている。野球オヤジとしても、息子が野球をする事が嬉しく、また、自分が最初にグラブを買ってもらった感動が残っているせいか、それに関しては躊躇は無い。しかし、そのグラブ選びの多くは間違っている事が多い。
おそらくスポーツ店で尋ねる場合、少年野球とだけ告げるはずだ。多くのメーカーの場合、「少年野球用」と言うジャンルは存在する。しかし、この言葉が曲者だ。メーカーが言っている「少年野球用」とは中学生までを指すのだ。中学生が使っても、大きさ的には問題ないグラブを、小学2.3年生が買ってしまう。
1番多いのは「イチローモデル」。これが始末悪い。外野手用に作られたグラブを、選手への憧れだけで選択すると・・・・・・もう悲惨。グラブを開こうにも開けない。ボールを掴もうにも掴めない。そんな悲劇のキャッチボールが待っている。そして、大きいだけに重い。せっかく捕球したボールも、グラブから滑り落ちてしまう。
結果的に、基本と違ったグラブの動きをせざるを得ず、必要の無い遠回りを子供たちに強いる事になる。そんなグラブを使うくらいなら、手袋つけてトスしたボールを捕る練習したほうがはるかに効果的なのです。
中には「どんなグラブ買ったらいいですかね」と尋ねてくださる方もいる。そう聞かれると「イチローモデル」だけは止めて下さいと声を大にしてお願いする。多くの方は、私がイチローに私怨を抱いていると勘違いされていることが多い。訳を話して納得してはくださるが・・・。
兄弟の使い古しや、譲り受けたグラブがそれなら何も言わない。しかし、新規に購入するのなら一考していただきたい。スポーツ店の跡継ぎ後輩には、今から野球を始める入部希望者には、絶対に「イチローモデル」は販売しないでと要望している。
「この間、そう言ったらよその店に行かれましたよ<`ヘ´>」
「・・・・・そう言うな。その子の為だ」
「その子の事より、グラブ一個の売り上げが大事ですよ(-_-メ)」
「野球界を担う子供たちのために、ここは我慢するんだ」
「どうして、そういつも話が飛躍するのですか?」
「このチームからプロ野球選手が出た暁には、まずお前のところでグラブ作らせるから。ダメ?」
「その頃には、私は生きていませんよ(*_*)」
「バカにしたな。覚えてろよ」
低学年用のグラブは存在する。しかし、店頭に並べられていることは少ないし、他のグラブと見比べると見劣りするのは確かだ。そりゃ、イチローモデルや松井モデルの方が値段も高いしカッコいい。でも、ここは父親の威厳を見せて、合理的にその子の手に合った小さ目のグラブを選びましょう。何より上達が早い。
posted by 蒼洲 |12:48 |
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