2008年04月18日
ドラマ「バッテリー」
あまり実写の野球映画には足が向かない。今まで裏切られて来た事が多くて。しかし、この映画はいいだろうと思って期待していた。 そして、今回この原作でドラマが放映されている。 どうしよう・・・・・と悩む必要なく観れば良い事なのだが、この映画の出来にあまりにも落胆させられたせいか、観る気が起こらない。 子供たちにはお奨めの健全映画かも知れない。しかし、野球好きからすると???が多すぎた。でもそれは言っちゃいけないのかなとも思う。ただ、これだけは言わないと気がすまない。 この映画の準主役、オーディションで合格した永倉豪役の山田健太クンは、一度は辞退したそうだ。野球部に在籍していた彼は、小学校からの大親友のピッチャーと中学最後の夏を過ごしたいと言って。 最後の大会を投げ出す事はしたくないと言って、オーディションを受けるのはどうかとも思うが、撮影のスケジュールも分からないままに、軽い気持ちで応募したのだと思いたい。 その彼にこの映画の監督は「映画か野球どどちらかを選んで欲しい」と言ったそうだ。 そんな酷な選択をさせた監督・・・・。 商業映画であり、高い興行収入を目指す上で、封切日から逆算して製作日程や役者のスケジュール調整などは進んでいるのは理解できる。そんな選択を迫る必要も理解できなくは無い。 しかし・・・・ そんな大人の都合に中学生を巻き込んでしまって、私が監督なら罪悪感を感じる。そんな世界のオーディションを受けたのは彼自身なのだから、それを言うのはおかしいって言われそうだが、それほどどうしても彼を起用したいのなら、撮影スケジュールを調整しようとする動きは見せたのだろうか。 そんな事はしていないだろうな。キャストの顔ぶれを見ると、それをする事によって多大なコストが掛かる。プロデューサーは絶対に首を縦に振ることは無いだろう。 「私はこの子をどうしても使いたい。しかし、彼にとって二度と来ない中学野球最後の大会を大親友のエースと過ごしたいと言う。迷惑がかかるのは分かります。その最後の夏を断念させて起用しても、心ここにあらずでは良い絵は撮れません。まして、バッテリーの友情を主題にした映画です。ヒットさせる為にも、ここは彼の野球を大切にしたいのです」 ・・・・・「あまい!」って一喝されるだろうな、プロデューサーからは。 そして監督から降ろされて日陰の人生を歩んでいく。そんな辛いシーンも容易に想像できる。 この山田クンは、その大親友のピッチャーが「お前は映画に出るべきだよ。こんなチャンスを逃したらきっと後悔する」と強く言ってくれたから出演を決めたと。そして、監督からは「絶対に後悔させないから、お前の夏を俺にくれ」と言われたそうだ。一見カッコイイ台詞のようだが、大人の下心が見えて違和感がある。 映画に出る事を勧めてくれた大親友のエースは、きっとイイ奴なのだろうな。正捕手がいなかったその試合がどうなったかは知らない。その他のチームメイトの心情を思えば、余計にこの映画への距離が遠くなる。このエピソードは「バッテリー」公式パンフレットに載っている。この永倉豪役の山田クンには、この映画出演に当たりこんな友情の物語があったんだ、その友情のお陰でこんな良い映画が出来たんだと言いたいのだろうが、私には逆効果でしかない。<山田クンは、オーディションで合格したにもかかわらず、中学最後の夏の大会を投げ出す事は出来ないと言って配役は一度は白紙に戻りました。しかし、彼に惚れこんだ監督の熱意で、大きく日程を調整して彼が出演できる撮影日程に変更しました。日程を調整するという事は大変なエネルギーが必要ですが、監督の熱意と彼の野球に対する熱意に負けて快く承諾してくれました。ある大物俳優は「野球の映画だろ。山田クンや大親友やチームメイトからそれを奪っちゃいけないよ」と言ってくれました。「映画に行けよ」と言ってくれたチームメイトも居ましたが、山田クンは最後の夏を彼らと過ごして、心置きなくこの撮影に臨みました。そんな野球少年の友情の上に出来上がった友情の物語「バッテリー」。お楽しみ下さい> ヒットさせたいのなら、こんな物語の方がはるかに作り手の良心が伺えて好感がもてるのだが。 どうしても使ってみたくなる彼の笑顔。チームメイトとすごした夏の後だったらもっと良かったかも・・・・・って、考えすぎ? あの原作をたった2時間程度にまとめる事は難しかったのだろうし、原作にヒットに託けて映画も・・・・・それは明らかに失敗だった。 しかし、今回のドラマ化は10回にわたっている。映画で伝えられなかった部分も表現されているのだろうか。 どうですか?観ましたか? ドラマは面白いですか?
posted by 蒼洲 |10:19 |
野球雑学 |
コメント(6) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
(表示は許可制となっています)
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/sohsyu/tb_ping/94
この記事に対するコメント一覧
ドラマ「バッテリー」
中学二年生の野球少年の息子を持つ40歳の母です。
バッテリーは主人が大好きで「面白いから読んでみな!」と言われ、半分位読んだでしょうか・・・最後まで読む気になりませんでした。本好きの私には非常に珍しい事でした。多分、目の前の息子(我が家もピッチャー)とあまりにも違いすぎ(技術面ではないですよ(-"-))精神面その他ウンヌンがあまりにも、現実味がなく読めば読む程さめざめしてしまったんですよね・・・あの作品には、どんな方なら共感できるのでしょうか?? とは言ってもドラマ見てます。文句を息子と言いながら・・・
posted by 青ちゃん | 2008-04-18 12:39
ドラマ「バッテリー」
青ちゃん様
コメントありがとうございます。.レスが遅れて申し訳ありません。
私は原作は読んでいません。あの映画を観て、原作も読んで見ようと思いましたが、本屋で最初の方のページを読んでも引き込まれる事はありませんでした。
あまりリアルな野球を求めてはいけないのですね、映画にもドラマにも。
posted by 蒼洲 | 2008-04-22 09:30
ドラマ「バッテリー」
バッテリー主演の中山優馬クンとタメで㊥3のさくらです。
バッテリーは、笑えるし、泣けるし、おもしろいです!
主人公巧役の優馬クンは、関ジュ(関西ジャニーズjr)で、
小学のとき野球をやっていて、中学では野球部に所属していましたが、仕事の関係で現在はやってないそうです。
巧の弟青波(せいは)役は、関東のジャニーズjrの森本慎太郎クンです。とってもかわいいです。hey!say!jumpに兄の龍太郎クンがいます。兎に角見る価値あります!ぜひ見てください!
posted by さくら | 2008-05-03 15:21
ドラマ「バッテリー」
◆さくら様
コメントありがとうございます。
1回目を見逃してから、とうとう見る事が出来ていません。何かの機会があれば見る努力はしてみますね(笑)。
posted by 蒼洲 | 2008-05-12 09:02
ドラマ「バッテリー」
高校生の空奈です。
バッテリーの原作を読んでスキになり、
ドラマや映画を見ました。
私は、映画は確かにイマイチに感じました・・・。
ドラマは、多少疑問を感じるところはあるけれど、
結構主人公や撮影場所が適材適所なのかなぁ・・と思います。
野球なんて私には全く関係ないものだったのですが、
とりあえず、私にとっては大きな影響を与えたバッテリーです^^
でも、やっぱり映画のバッテリーの巧は
巧じゃないかも・・・・・;
posted by 空奈 | 2008-06-01 19:01
ドラマ「バッテリー」
◆空奈様
コメントありがとうございます。
これを見て、これを読んで野球好きのきっかけになりましたか?
女子高生ですか?
将来、結婚して子供をもうけたら、きっと最強の野球ママになる素質が大です。でも楽しいですよ。
その頃には、この「バッテリー」も違った見方が出来ると思います。
posted by 蒼洲 | 2008-06-04 08:54




