2007年12月11日
まさか自分がプロになれるなんて・・・・
私は、野球をする子供たちと話をする機会がよくあるのだが、将来はプロ野球選手になりたいとほとんどの子が言う。たとえ足が遅くても、投げるボールが頼りなくても。
しかし、現実は厳しい。そんな子供たちも、あと数年もすればその現実が理解できるようになる。
そんな時、例に出して話をするのがこの選手たち。
【大野 豊】
1977年プロ入り。広島カープ一筋22年。1998年、43歳で引退。707試合 148勝 100敗 138セーブ 1733奪三振 防御率 2.90の成績を残す。
島根県立出雲商業高等学校を卒業後、地元企業・出雲市信用組合へ就職した彼は、三年間窓口業務や営業活動をこなしていたそうだ。どこにでもいるサラリーマン。その会社の軟式野球部で野球を続けていたが、1976年秋、出雲で広島カープの野球教室が開かれ、その講演を聞いた大野は、これを機にプロ入りを決意し、翌年二軍キャンプで一人だけの入団テストを受けて合格した。
おそらく、高校では硬式野球を経験していたのだろうが、大学や社会人に進むほどの選手ではなく、また、軟式野球でも取り立てて実績があったわけでもない。その講演でどんな話があったかは知らない。しかし、プロを目指すきっかけに出会い、そしてプロテストに合格する。入団後、江夏豊との出会いが彼を大きくしていくのだが、これほどの異色は居まい。
40歳を迎える頃、何とメジャーリーグからのオファーがある。
【古田敦也】
川西明峰高校から立命館大学を経て、1988年トヨタ自動車に入社。1990年、ドラフト2位でヤクルトスワローズに入団。2008試合 打率 .294 2097安打 217本塁打 1009打点 盗塁70 の成績を残して、監督兼選手としてプレーしたが、惜しまれながら今季引退。
高校時代は、甲子園出場はもちろん、彼にも取り立てて実績は無い。母校の野球部も県大会レベルだったらしい。普通、野球の強豪大学に進むには、当然そのセレクションを経なければならない。逆にそれに合格すればフリーパス?で入学出来るものだが、彼の場合、一般入試で入学して野球部に入部した。
ここでも素晴らしい指導者との出会いがあったのだろう。メキメキと頭角を現し、最終学年では主将に抜擢された。プロ球団からのドラフト指名が確実と思われていたが、眼鏡を着用していることが捕手として敬遠され、記者会見まで用意していたが、結局どこからも指名されないという屈辱を味わってしまう。
【小笠原道大】
暁星国際高等学校を卒業後、NTT関東に進み、1997年日本ハムファイターズにドラフト3位で入団する。どのチームも彼を取る事ができたのだ。入団当初は捕手だったが、一塁に定着してレギュラーとなる。
捕手のままだったら、あの打撃成績が残せたのかは疑問だが、ここでもいろんな人との出会いがあったのだろう。打ってはあれだけの打率と長打力、そして勝負強さを発揮する。守っても、一塁手・三塁手としてゴールデングラブ賞を取るほどの守備力も見せる。
毎年「高校通算○○本」と言う触れ込みで、多くの超高校級と言われるルーキーが入団してくる。現在のプロ野球界でも有数の長打力を見せる小笠原は、驚く事に高校時代は1本のホームランも打てなかったらしい。たったの一本も、だ。
今季、ジャイアンツに移って、MVPを獲得する活躍を果たす。
いろんなきっかけや人との出会いなど、その選手が大きく花咲くためには重要な要素だろう。
しかし、その花がいつ咲くか・・・・。早ければ良いと言うものではない。たとえ、幼い頃にまだ咲かない花があっても、咲かない花なんだと自虐的にならなくてもいいんだ。
人に笑われても、自分の信じる道を進もうぜ、野球小僧。
まさか、
自分がプロ野球の選手になれるなんて・・・。
by 多くのプロ野球選手談
posted by 蒼洲 |08:39 |
野球雑学 |
コメント(3) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
(表示は許可制となっています)
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/sohsyu/tb_ping/44
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
まさか自分がプロになれるなんて・・・・
市役所勤めだった高木由一(現シーレックスコーチ)や解説がうっとおしい栗山英樹などに代表されるテスト生出身の選手の活躍が最近見られないのがさびしい。
posted by 渕コロ助 | 2007-12-11 23:36
まさか自分がプロになれるなんて・・・・
市役所勤めだった高木由一(現シーレックスコーチ)、解説がうっとおしい栗山英樹、彼らの様なテスト生出身の選手の活躍が最近見られないのがさびしいと思う。
代走男で有名だった藤瀬史朗さんなんか、道端で拾った新聞に載ってた入団テストの記事を見て、
受けたテストで入団したという。その人が近鉄の管理部長まで出世したんだから面白い。
posted by 渕コロ助 | 2007-12-11 23:43
まさか自分がプロになれるなんて・・・・
手違いで二重投稿してしまい、申し訳ありませんでした。昨日はそのまま寝てしまったので、気づいたのはついさっき・・・。
以後、気をつけます。
posted by 渕コロ助 | 2007-12-13 00:02


