2008年10月03日
何週か前の週刊文春の書籍推薦ページで取り上げてあった。
野球の専門書的な本が。
それも、「インコース打ち」だけに限定しての本。
【インコースを打て―究極の打撃理論 高岡英夫・松井浩 著 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2008-08 】
そして、この本を激賞していたと思った。評者が誰だったか覚えていないが、読んで見たいと思って早速購入。本の題はこうだが、内容は技術論だけに拘らずにもっと野球の事を深く書かれている本かと思っていた。
読み始めて行くと、いきなり「アレッ?」と思う箇所が出てくる。
インコースのボールと言えば「シュート」。右ピッチャーが右バッターに投げるボールの話しから始まって、それをある選手はどう打っただったり、シュートを投げるこんな名投手が居たと言う話しが第一章にある。
そして、時代の流れや肘を痛めると言う理由から、シュートと呼ぶボールを投げる投手は少なくなり、代って「ムービング・ファーストボール」や「ツーシーム」と言うボールが流行り始めたとしている。
その「ツーシーム」の説明をこの本ではこう言っている。
「ボールの縫い目の1番狭い所に、人差し指と中指をかけて投げる。 -中略- 一回転に付き二つの縫い目(ツーシームと呼ばれる)しか見えず、空気抵抗が少なくなってボールが微妙に変化すると言うものである」
としている。
「二つの縫い目しか見えず」・・・・・縫い目なんか見えるはずがなく、「見えず」ではなくて「使えず」が適当ではないか。
「空気抵抗が少なくなって」・・・・・少なくなって?逆だろう。空気抵抗が大きくなって微妙な変化をするのではないか?
誤解して居らっしゃるようだ。
最初から少々ガッカリさせられた。
読み進んで行くと、かつて内角打ちの名人と呼ばれた選手たちの話しや、現役で内角打ちが上手いとされる選手が出てくる。また、それらの選手を育てたプロの指導者などの話も出てくるが、確かに参考になる話ではある。
その後、運動科学者の高岡さんと言う方の科学的?な分析が始まる。この方の理念である「ゆるむ」が重要なポイントだと言う事も分かる。
その他にも、インコースに限らず、バッティングをする上で需要な要素が書かれて居る。それは確かになるほどと思えることばかりだが、取り立てて新鮮ではない。太字で書かれてある言葉もイマイチ心に響かない。
【実験-4 回転を止める】では、
① 右手でも左手でも、コントロールし易い方の手でバットのグリップ部分を握る。
② できるだけ無駄な力を抜いてゆっくりバットを振り、そのまま止まらずに振り切る
③ ②と同じようにバットを振り、今度は途中でグリップを止める。
④ グリップを止めると、バットは勢いを増して振りきれる(はず)。
とある。言いたい事は、二重振り子運動的なことなのだろうか。投手側に壁を作る事は大切だと仰るからそうなのだろう。だったら、バットの「ヘッド」と言う言葉が何故出て来ないのだろう。
そして、この実験をしても仰るとおりの体験は出来ない。ゆっくりバットを振って途中でグリップを止めるとバットも止まってしまうが、それは私だけなのだろうか・・・・。
言いたい事はそんな事ではないのだろうが、詳細な技術論になってくると、言葉が適当ではなく読んでいてもどかしい。
また、「バットは最大のスピードをもらった後に、バットはボールと衝突することで急停止します。それがインパクトです。バットの芯でボールの芯を捉えると、その瞬間にバットはいったん急停止して、瞬時にフォロースルーへと移行して行きます」
と仰る。高速度カメラで捉えた連続写真を見るとそうなのかもしれないが、急停止と言う言葉が物理的に適当なのだろうか。
そんな印象を受ける箇所が多すぎる。
そして、良く出てくる連続写真風のイラスト。ふつう右バッターは左から右へ写真が流れて行くし、左バッターは右から左へ流れて行くはずなのだが、右バッターはそうなって居るが、左バッターも同じ方向で流れている。左バッターが左から右へイラストが流れている。見難い事見難い事・・・・・。
そんな箇所が多くて、最後の方はパラパラと・・・・・になってしまった。
今までの名選手や名指導者の話と、科学的?な理論組み合わせた究極の打撃理論と言うが、私は混乱しただけだった。
パラパラとめくっていくと、最後の方に篠塚和典さんの写真があった。
確かに顔は似ている様でもある。Giantsのユニフォームもそうだ。
だが、写真から感じる時代は明らかに昭和40年代ではないだろうか。
私の記憶にある篠塚選手の体躯とは違うような・・・・。
これにはちょっと笑えた。
この本を読んでいて、著者の野球経験の不足を感じた。それが謙虚さに繋がっているならまだしも、そうではないのが心地よく感じない。
買わなきゃ良かった。
posted by sohsyu |10:23 |
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2008年10月02日
清原和博の引退・・・・・。
感慨深いものがあった。
ここ数年の彼を見ていて、かつての清原に感じていたものを裏切られていた思いが強く、彼の言動や行動には批判的だった。
GiantsやBuffaloesでの指揮官に対する態度は、私が1番嫌いなタイプの選手になっていた。
そして、チームにとって自分が置かれている立場が分からない彼を哀れにさえ思っていた。
子分連中を引き連れている様は、はだかの王様的でもあったし、批判的な報道をするマスコミにむける牙は見苦しかった。
しかし、昨夜の引退試合。
過剰すぎるくらいの演出には閉口したが、球団の最大の厚意だと思ってしまえばいいことだし、大石監督も、順位が確定したことで気持ち良くこの試合を清原に捧げる事が出来た。
こう事がうまく運ぶとは思っていなかったが、これも彼が持って居る因縁の強さなのだろう。
そして、その相手は因縁の王監督率いるHAWKS。その王監督も一緒に球界から身を引く同じ年。
まさに因縁。
試合前。王監督が花束と一緒に贈った言葉・・・・・・。
「来世、生まれ変わったら
必ず同じチームでホームラン競争をしよう。
同じチームで一緒にやろう」
だったそうだ。
こんな言葉を投げかけた王さん。一世一代のプロポーズでも、こんな言葉は出て来ない。
皆がその人柄に惹かれるもの分かる。
試合後の記者会見で、この言葉を披露してくれた清原。その言葉を口にしてまた涙ぐむ。
王監督に対する恨みつらみもあっただろう。しかし、その思いが一方的で勝手な思い込みだったことを気付かされてこみ上げてくる思い。
背負っていた重いモノが肩から落ちた瞬間だったろう。
そして、長渕剛の「とんぼ」に対する思い。
「死にたいくらいに憧れた 花の都”大東京”・・・・」'
「死にたい位に憧れた 東京のバカヤローが・・・・」'
きっと、ここにこの歌に対する清原の思いが詰まって居るのではなかろうか。
その気持ち、充分過ぎるほど分かる。
その憧れの東京に移ってからの野球人生。私には曇り始めたように見えた。
でもそれは彼の生き様だし、私がとやかく言うことでもない。だから、私の中での清原はLIONSの清原で止まっている。
思えば、同じ時間を過ごしてきたことには違いない。
そんな思いを紡ぎながら、昨日の夜は彼と一緒に過ごした。
その表情・・・・・穏やかだった。
入団時の純粋な野球小僧の顔に戻っていた。
今は、素直に「お疲れ様」と言いたい。
その清原と一時代を築いた秋山幸二。
来季の新監督に内定したそうだ。王野球を継承して、強いホークスを再び作り上げるには最適の人材だろう。
王監督が勇退するし、監督が秋山に代る。
清原も引退した。
大きく一つの時代が区切りをつけて終わろうとしている。
posted by sohsyu |09:26 |
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2008年09月30日
昨日の試合後のシーンは感動的だった。
かつて幾多の名シーンの舞台になった西武球場で、清原は昔の清原に戻った。野球が好きでたまらなく、真摯にボールを追う清原に。
丁寧にお辞儀をして感謝の気持ちを態度で表したあのバッターボックス。
入団記者会見後に、学生服のままスタンドに放り込んだのもここだったし、プロ入初ホームランもここだった。飛び上がるようにダイヤモンドを回る彼を見て、LIONSの伝説がまた始まると思った。
グランドを一周する姿を見て、我々ファンも感慨深いものがあった。それは清原も同じだろう。
私たちも間違いなく彼と一緒に歩いた時期があった。それはとても幸せな時だった。
しかし、その後の野球人生・・・・・。
袖にされたジャイアンツへ移籍したまでは良い。しかし、そこからは清原の野球人としての球歴も曇り始めた。
あのキャラクターを愛する人もいるだろう。
でも私は、あの西武時代の清原が好きだった。
多くの偉大な選手たちに囲まれて、若いながら存在感を示していた清原が好きだった。一生懸命に野球をしていた清原が好きだった。
ガキ大将的な発言や態度は、作られた感も無いでは無いが、首脳陣に対するあの態度や発言はまさに身の程知らずになってしまった。
キャリアも年齢も指導して行く立場でありながら、だ。
GIANTSを追われ、Buffaloesに移ってもその態度は変わる事は無く、自分で自分の居場所をなくしてしまった。
それに気がつかない哀れさ。
昨夜は、かつての清原がそこにいた。
親の居る故郷へ帰って来たのだろう。
憑き物が落ちたような穏やかな表情の清原がそこにいた。
そんな清原を観る事が出来て嬉しかった。
渡辺監督との抱擁。
私も一緒にその当時に戻らせていただいた。
西武球団の粋な計らいに感謝したい。
さあ、どんな野球人生を今後歩いて行くのだろう。
もう一度彼を応援したい。
posted by sohsyu |08:17 |
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2008年09月29日
いくつかの条件が満たされていれば実現する清原和博の引退試合。
ここまで気を遣っているオリックス球団が何か可愛そうでならない。
確かに、存在感も人気も平凡な選手とは違うし、 オリックスに来た経緯がそうさせるのか分からないが、ペナントレース終盤に来て、とても必要とされている戦力じゃないのに一軍昇格。
走れない、守れないは相変わらずで、しかも打てないと来ているのなら一軍に居る必要性はとても感じない。
ましてチームはCS出場を賭けて、一つも落とせない大事な試合が続いて居る。
昨日の試合では、西武球団から貰った「KIYOHARA」という名前入りのTシャツを嬉しそうに着ている姿があった。
以前、イチローから貰ったマリナーズのウインドブレーカーを嬉しそうにキャンプでも練習でも着ていた事を考えると、こんな行動は清原ならではなかろうか。
そして、ハンガーに吊るしたそれをベンチに架けようとする仕草。もちろん冗談なのだろうが、チームが置かれている立場をまったく理解していない程度の低さ。
あんな事されりゃ、チームの士気は間違いなく低下するだろう。そんな事すら理解していない。
引退試合での挨拶でも考えているのではないだろうか。
誰か、猫の首に鈴を付ける奴はいないのだろうか。
いや、もう今年までだからそんな汚れ役は演じる必要などないのかもしれない。
願わくば、残り試合で猛打爆発と言うことになって、「来年もやってみようかな」なんて事にならないように祈るだけ。
男の花道?
清原劇場?
演出次第では観るべきものになるのだろうが・・・・。
posted by sohsyu |11:19 |
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2008年09月25日
相変わらずの再現シーンがチャチなのは仕方がないにしても、核心の長嶋選手を抑えた「ノーサイン投法」。これには少々戸惑った。
西武球団が開催した「LIONS CLASSIC」。巷では、西鉄ライオンズブーム?だと言う。かつての伝説の球団にスポットが当たる事は嬉しい。そして、今の選手たちにもあの当時の気概を持って欲しいと感じてしまう。
そんな流れからか、昨夜はHNKの「その時、歴史は動いた」では、昭和33年の西鉄ライオンズの3連覇が取り上げられていた。
興味深く見ていたのだが、その年ルーキーでジャイアンツの4番居座っていた長嶋選手を、稲尾投手がどう封じたかと言う事に焦点が当てられていた。
何を待っているのかまったく読めないと言う稲尾投手。研究の末、内角を待っている時には左肩が開き、外角を待っている時には肩が突っ込むと言う癖を見つけたそうだ。
それに対抗するために考え出したのが、先の「ノーサイン投法」だそうだ。
ノーサインで、長嶋選手の肩の動きで球種を変えると言う。
それはリリース直前のトップの位置で行ったそうだ。
肩が開いた長嶋を見て外角にカーブを投げる。突っ込んだ肩を見てインコースにシュート。それを瞬時にやってのけたと言う。
神様・仏様・稲尾様と呼ばれるくらいの大投手。凡人には考えられない能力があったのかもしれないが、どう考えても不可能では無いか。
握りを変えずに投げるコースを変えるのなら理解できるが、モーションを起こして、トップの位置に持って来る。例えば、真っ直ぐの握りを瞬時にシュートの握りに変える事が出来るのだろうか。
握りを変えないままに、カーブ的な、またはシュート的な腕の振りで投げると言うのならまだ分かる。
この西鉄ライオンズ関連の書籍は、好きで結構読んだが、そんな事は初耳だった。
野球を知らない演出家が、意図的に過剰な演出をしたように思えてならない。
稲尾投手の偉大さは万人が認めるところ。もっと大切に使われていたら、選手生命も延びたはずだと言う意見にも、稲尾さんはこう答えたそうだ。
「疲れている体も、ファンの声援で吹っ飛んだ。10勝を20年続けても、勤続表彰は貰えただろうが、神様・仏様にはなれなかった。今の自分があるのも三原監督が使ってくれたからだ。感謝こそすれ恨んでなどいない」
週イチでしか登板しなくて、完投などする気もなくて、スポーツ医学がこれだけ進化したのによく故障をして、先人たちが築きあげた権利を盾にわがままを言う投手たち。
200イニングを投げた程度で酷使だと・・・・・。
まさに稲尾さんは不世出の投手で、もう2度と現れる事は無いだろう。
「時代が違う」と言う言葉を超えての稲尾さんの偉業。
沢村賞とは別に、年間で1番イニングを投げた投手に「稲尾賞」をあげたらどうだろう。
posted by sohsyu |08:16 |
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2008年09月12日
とうとう発表してしまった、田澤投手のメジャー挑戦。
神妙な表情を見ると、大きな不安を抱えているようにも見えた。とても明るい希望を胸に・・・・・・的な表情でなかったのが、見ている方にとって
も色んな事を考えさせられる。
メジャー挑戦が、本当に自分自身の強い意思なのか。
君が、今までに無い道を作れと唆されたのか。
大きな契約金に心が動いたのか。
それはそれで仕方のないことだ。NPBの選手でもなく、必ずNPBに入らなければならない理由も無い。
だから彼は何も批判される事は無い。
みすみす有望な選手を持って行かれるのを、指をくわえてしか見ていられないNPB。連盟の首脳は、本当にこの国の野球の発展を願っているのだろうか。
慣行が破られて行く事を非難するNPBだが、数年前からメジャーの球団の日本でのスカウト活動は頻繁に行われていた。当然、このような事態を招くことくらい容易に想像できたはずだ。
まして、日本の球団のスカウトは、そんな選手に自由に接触も出来ないが、メジャーのスカウトは堂々と接触できるチグハグさ。
この件で浮き彫りになったのが、NPBのスカウトの眼力の無さだと思う。
MLBとの紳士協定では、ドラフトに漏れた選手の獲得しか認めていなかった。しかし、田澤投手はある意味ドラフトを漏れた選手だったのでは無いか。
NPBも、高校時代の彼を獲得するチャンスはあったからだ。そこまでの選手になるとは思わなかったのなら、スカウト能力がそれまでだったと言うことだ。
極論を言えば、一部の選手を除けば、大学・社会人からドラフト指名されて入団する選手たちは、高校時代のドラフトに漏れた選手たちだ。
毎年、大学・社会人から多くの有望新人が入団している。
それを見て各球団のスカウトたちはどう思うのだろう。
「高校時代からずっと追っていた。私は獲得したいと球団に言ったが、支配下選手枠があって獲得できなかった」
そう言うスカウトもいるだろう。
とても今のスタッフの数ではと言うのなら、それを増やせば良い。簡単なことだ。
そして支配下選手の枠を大きく広げればいい事だ。根こそぎ有力選手を囲い込んでしまう、それも高校時代に。
70人を100人でも良い。いっその事撤廃しても良いと思う。
どうなるか分からない高校球児を育てるリスクを負わないで、大学や社会人に任せて成長した所をさらっていくNPB。
考えて見れば、これほど虫の良い話は無い(MLBは、もっと良いとこ取りなのだが・・・・。)。
しかし、これをやると大学・社会人側から反発は大きいだろう。プロとアマとの共存共栄は大切なことだから。一方的なプロ側の理屈ではアマは納得できない。まして、NPB側の怠慢が呼んだ今回の件。アマ側にして見れば自業自得だと言いたいかもしれない。
ただ、そう言う訳にも行かない。高校球児をMLBにさらわれていくなら、大学・社会人に有望な人材が流れて行かない。
となると、やはり加藤コミッショナーがMLBと刺し違える覚悟で話をすることだ。きちんとしたルールを作ることだ。これしかない。この機会を良いきっかけにして、1日も早くこの危機を乗り越えないと・・・・。
そして、今回の田澤投手はメジャーに行かせてやるべきだ。もし日米で話し合いがついても、彼は例外として、またはそのルールの実行が彼の契約後にしないと、せっかくの若者が晒しものになってしまう。
もし、話し合いが決裂したなら・・・・・。
そうなったら逆襲しかない。アメリカに多数のスカウトを送り込んで・・・・・でも、そんな事やったらMLBと同じ程度になってしまう。
加藤コミッショナーのサムライ魂に期待しています。
独り言・・・・大きい声では言えないが、田澤投手のフォームを見ている限りでは、それほどの選手とは思えないのだが。日米の関係に一石を投じるための材料にされた気がしてならない。
posted by sohsyu |08:32 |
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2008年09月11日
野村監督に続いて巨人の渡辺会長が「ワンちゃんしかいない」と言い始めた。あれだけ星野監督を推していたのに、人間では星野だが、神様でないと出来ないから王さんだと・・・・・。
あの歳になって、未だに訳の分からないことを言う人物の発言の影響力が大きいとは、球界も情けない限りだ・・・・。
昨日のエントリーにいくつかコメントを頂いた。
>ただ、王さんは胃手術後の通過障害があり、時々は食事が詰まって、何回も緊急で医師団を呼び内視鏡で詰まった食事を取り除いてます。今年もこれでロッテ戦を休みました。日本国内であれば、すぐに医師が駆けつけ処置できますが、アメリカ滞在中に起きれば命にかかわります。
残念ですが、王さんの命がかかわる問題ですので、WBC監督はないです。
・・・・通過障害の事も知っています。ロッテ戦を休まれたことも。
>私は昔から王さんのファンですが、王さんに頼るのはお気の毒に思います。最近の王さんの痩せ具合を見られていますか?気苦労も多いだろう監督業、もうゆっくりさせてあげて欲しい。ファンの我が儘で、王さんの健康を奪うのは間違ってると思います。王さんにもご家族がいらっしゃいます。もし自分が王さんのご家族だったら、倒れてもいいからいってらっしゃい、なんて事は絶対言わないと思いますが・・。
・・・・最近の王さんの痩せ具合と言っても、退院した当時から比べれば、どれだけ顔色も良くなったことか。
皆さん第一に健康の事を心配されます。
ところが、昨年も今年もキャンプから精力的に監督の職務を全うされているでないですか。いつもホークスには王監督が居るではないですか。
確かにWBCも過酷な戦いです。しかし、ホークスが現在置かれているチーム状況を考えると、ここ二年間も過酷だったと思います。
何年も続くプレーオフでの敗退。おまけに今年は故障者続出で、精神的な負担と言うのは、外から窺い知る以上のものがあると思います。
健康のことを理由に勇退する事も出来たはずなのに。あれだけの大病を患ったのに未だに現場で指揮をしている王監督。
野球が好きなんですよ。
大好きなんですよ。
その野球に対する思いが、とっくに大病を克服させています。
あの大病の後、間違いなく勇退されると思っていたホークスファン。それがどうだ。王さんは前しか向いて居なかった。この程度の病気で、大好きな野球を奪われてたまるかと言う強い意思を感じさせてくれた。
ご本人は相変わらず固辞している。
「やらないと言うより、できません」と笑ったそうだが、こうも言っている。
「現時点の体調では無理。全うする自信が無い」
やれないのなら、どうして「現時点」と言う言葉を使うのだろう。その言葉には、ペナントレース中であることと、かかり付けの主治医の判断を仰いでいないと言う意味にとってしまった。
「あの連中を率いていくには、元気な人でないと。大変な仕事だし、先頭で切り込み隊長が出来る人でないと後で悔いることになる」
そう言う王さんだが、そんな気持ちで前回は臨んだのだろう。しかし、今回は状況も違う。次の大会を見据えての人事にもなるはずだ。だから、余計に王さんの能力と経験が必要なのだ。
口では弱気な言葉しか出ないが、ベンチに居る時の眼光は少しも衰えていない。
今月王さんと会うのなら、コミッショナー、命を掛けて説得に当たってください。その思いが伝わるなら、王さんだって全力でその思いを受け止めてくれるはずです。
しかし、それでも固辞する王さんなら、よほどの事があるのだろう。
その決断は支持します。
posted by sohsyu |10:35 |
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2008年09月10日
星野監督が、WBCの監督要請があっても受けないと、自身のブログで心境を語っている。
確かに、正式に要請があったわけではなく、架空の話に受けるも受けないもないのだが、これで星野監督の目は無くなった。
一時は星野で良いと発言していた楽天野村監督は、ここに来て別の監督名前を挙げた。
それは、ホークス王監督。
王さんの球界に記した功績は今さら言うまでも無いし、第1回のWBCの優勝監督である。
広岡さんは、星野監督では日本は滅びるとまで言った。渡辺巨人軍会長の「星野以上の監督は居ない」と言う発言にも、「どれだけでも居るだろう」と反論。
しかし、現実問題としてWBCで采配を振るうほどの人材はそうは居ないと思う。
まして、現役の監督を除外するとなると・・・・・。
確かに、王監督が言うように、現役の監督に指揮をさせるとなると、多くの問題がある。前回の王監督は、それを分かった上で野球界の事を考えて引き受けてくれた。日本のプロ野球ファンとしても、この決断には賛辞を贈るしかない。
そこへ、再び王待望論が出てきた。野村さんのこの発言は大きく影響すると思う。
ただ、前回と状況は異なる。
まず、王監督の健康問題。そして、ホークスが置かれている状況。王さんも意見は言っても自分は受けないとは明言している。
そして、ホークスの監督も今年が最後だと言う報道もあって、多くの人は王監督が采配を振る可能性はほぼゼロだと思っているのではないか。
まず、今季が最後との報道。これは、王さんが「今年が最後のつもりで・・・・」と言う発言が「今年がラストイヤー」と言う報道に飛躍したのである。ご本人も「いつの間にか今年がラストだと言う事になっている」と苦笑していた。
確かに健康の問題はあるのだろうが、深刻なら昨年も今年も現場で指揮を取る事をするはずが無い。
まして、
「私には野球しかない。どういう形であれ野球とともに生きたい。」
と、公言している野球小僧の王さんの野球に対する情熱は少しも衰えていないと思う。
身勝手な事を言うなら、ホークスの監督は今季限りで既定路線の秋山ヘッドコーチに譲って、フリーの立場で来年のWBCの監督として、その能力と経験を発揮してはくれないだろうか。
そして、次代の日本のプロ野球界を担うであろう古田や伊東らを入閣させて経験を積ませると言うのも一考だと思う。
一度は野村監督の世界デビューを期待していたが、その野村さんが推す王監督・・・・・。
あなたしか居ない。
'拝啓 加藤コミッショナー殿。
礼を尽くして王さんを説得して下され。
ここまで混乱している監督人事が、
王さんに決まればピタリと収束します。
長嶋さんも、星野さんも、現場の指揮を外れて
時間が経っていたのが大きな敗因だと思います。
もう一度、ラーメン屋の倅が宙に舞う姿を
一緒に期待しましょうよ。
敬具'
posted by sohsyu |13:49 |
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2008年09月06日
スポーツニッポンによると、
<大リーグのレッドソックスが今ドラフトの超目玉、新日本石油ENEOS・田沢純一投手(22)の獲得に乗り出していることが分かった。>
そうだ。
ドラフトにかかるような選手は獲得しない、と言う「紳士協定」が日米間にはあるのみだそうだ。それも明文化されて居ない口約束の類が。
急速な国際化に追いつけないと言うのがNPB側の言い分のようだが、急速化と言っても、野茂が海を渡って何年になる?
追いつけなかったのではなく、ただの怠慢としか見えない。
やる気も権威もないコミッショナーに、それを求めてもいけないのだろうが、ならば、コミッショナーより権限を持つオーナー会議で事を運べないのだろうか。
危機感、危機感と言っても、相手は容赦してはくれない。お人よしを歓迎しているだけだ。
何が動かない原因なのだろう。
メジャーへ選手がFAで流出しても、一文の得にならないはずなのに。
この紳士協定が破られたら・・・・・。
まさに日本のプロ野球の終焉だろう。それを指をくわえて見ているだけなのか、あいつ等は。
まさかそこまでメジャーはやらないと信じたいが、あれだけの数のスカウトが押し寄せて有望選手を観察している。まして、アメリカも新人の契約金が、エージェントの存在で高騰しているという。それに比べたら、日本の新人の契約金は安いと言う。田澤には4億出しても惜しくないと言う。
昔は、日本の契約金が高すぎると言う批判があったが、今は逆転していると言う。
いつからだろう。
掟破りの条件は整っているんだ・・・・・。
こうなれば、NPBも保有選手の制限など撤廃することだ。有望な選手だけを効率よく獲得すると言った、いいとこ取りではいけなくなった。多少のリスクは覚悟して、多くの選手を抱え込むしかない。
こんな状況が進んでも、FAメジャー流出賛成派は静観するだけなのだろうか。
今度のコミッショナーは、今まで無い野球に対する気概を感じる。まして、メジャーとのパイプもあると言う。
加藤さん、ここで穴を捲くるんですよ。
晒しにドスを差して、けんか腰で乗り込みましょう、アメリカへ。
「テメ~、
大人しくしていりゃつけ上がりやがって
真珠湾からやり直すか
お~っ (-_-メ)」
【穴を捲くる・・・・・(ならず者が着物の裾を捲くって座りこむ動作から)追い詰められて、逆に強気な態度に出る。居直る。開き直る。】
posted by sohsyu |09:46 |
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2008年08月27日
五輪が終わって、いよいよ来年に迫ったWBCの監督人選の話題で持ちきりの野球界。と言っても、出てくる名前は今の所星野さんだけ。球界の人材不足を露呈する格好になったのは残念だが、それが現実なのだろう。
五輪でのあの成績であっても星野さんの名前しかこない。アジア予選の日本ラウンドを主催する読売新聞の例の方さえ彼の名前を挙げる。メジャーリーガーも参加する大会に「彼の他に誰がいる」と仰る。強烈な彼のキャラクターに期待しているのだろうか。
今回の五輪での失敗を、もし彼がWBCの監督をするのなら生かしてくれるだろう。そう言う意味ではいい経験だったように思う。しかし、コーチングスタッフの人選から采配まで、これほど彼が能力がなかったとは気が付かなかった。
「投手出身の監督は視野が狭い」
「仲良しグループにした時点でダメだと思ったよ」
と、人種差別とも人格否定とも取れる批判をした楽天の野村さん。こう言われれば、星野さんは二の句を告げられなかったんではないか。そんな批判に「監督コーチが仲が良くて何が悪い」と発言したようだが、こんな発言をする事自体にガッカリさせられた。
そして、選手を擁護するようなポーズを取りながら、ジャッジに対する不平不満を言う。そんな言い訳が、帰国後の記者会見でも見られてしまった。敗因を語るつもりが全てが言い分けに聞こえてしまった。
彼の性格から、はらわたが煮えくり返るほどの悔しさは想像できる。
でもね・・・・・・。
「闘将」 「燃える男」 「熱血漢」
の正体はこれだった・・・・・。
HAWKS王監督が前回のWBCの時に「監督は現役の人がいい」と発言して自分にお鉢が回ってきた。そして、その要請に応えて結果も出した王さん。
長嶋さんだって、星野さんだって現場を離れて数年経っての全日本の監督就任。そりゃ国内での知名度も実績も人気も申し分ない。開催時期がペナントレース中と言うことで難しくはあったが、シドニー・アテネの両五輪をみて感じた王さんの意見が尊重されなかったのが残念。
星野さんだって、無駄に時間を過ごしていたわけではないだろう。選手を選抜する上で、出来る限り球場に足を運んだ事だろう。試合カンを鈍らせないようにと数試合采配を振るった二軍戦。元々鈍っていたカンだから戻るはずもない。
来年のWBCの開催はペナントレース前である。現役監督が采配を振るうにはギリギリ可能な時期ではある。しかし、前回のHAWKSのことを考えれば、指揮官不在のチームに与える影響は少なくなが、それを言えば誰も出来なくなる。
となると・・・・・・。
昨日の報道で楽天の野村監督がヘッドコーチに立候補とあった。本人がその気ならヘッドコーチと言わず、采配を振るう立場で関わってくれたらと言う興味が湧いて来た。まして、あれだけ星野さんを批判したのだから。
コテコテの日本の野球の伝道者ノムさんの野球が世界に通用するか。
それとも、ノムさんの野球が木っ端微塵になるか。
スタッフの人選から、選手選びに関して興味をそそられる。
その風貌や言動から華やかな舞台が似合わなかったが、野球人として、ALLJAPANの采配を振るうと言う事は、ノムさんも持っていた男のロマンだろう。
世代交代をと言う意味で一度は古田監督を押したが、彼はその次を考えてコーチとして入閣・・・・・・だと良いのだが。
NPB加藤コミッショナーは「威光のある人を」と言う。鈍くはなったが、ノムさんのそれを超える人は他には居ないような気がする。
「おれは月見草だから。(監督として)スーパースターを束ねきれないよ」
本音じゃないぞ、きっと・・・・・。
posted by sohsyu |09:38 |
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