蹴鞠談議2

2017:A代表:親善試合:H:vsハイチ「欧州遠征に向けて収穫多かった親善試合2試合目」

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日本vsハイチ:3-3 得点者:7倉田 秋(5長友 佑都)、13杉本 健勇、13ケビン・ラフランス(7ウィルドドナルド・ゲリエ)、20デュカン・ナゾン(2カルランス・アルキュス)、20デュカン・ナゾン(8ザカリー・エリボー)、10香川 真司(21酒井 高徳)

1、チーム情報&評点

評価基準

良:1~5:悪

H:日本

監督

ヴァヒド・ハリルホジッチ:2.5

スタメン

14乾 貴士:2.5、13杉本 健勇:2.0、18浅野 拓磨:3.0 7倉田 秋:2.0、17小林 祐希:2.5 6遠藤 航:3.0 5長友 佑都:2.0、20槙野 智章:3.5、3昌子 源:3.0、21酒井 高徳:3.0 12東口 順昭:3.5

リザーブ

GK:1川島 永嗣、23中村 航輔 DF:4植田 直通、22吉田 麻也、19酒井 宏樹、24車屋 紳太郎 MF:2井手口 陽介、16山口 蛍、10香川 真司 FW:8原口 元気、9武藤 嘉紀、11久保 裕也、15大迫 勇也

途中交代

18浅野 拓磨→8原口 元気:3.0 5長友 佑都→24車屋 紳太郎:3.0 17小林 祐希→2井手口 陽介:3.0 7倉田 秋→10香川 真司:2.5 13杉本 健勇→15大迫 勇也:3.0 14乾 貴士→9武藤 嘉紀:評価不可



A:ハイチ

監督

マルク・コラ:2.5

スタメン

20デュカン・ナゾン:1.5 7ウィルドドナルド・ゲリエ:2.5、11デリック・エティエンヌジュニア:3.5、17ジミーシャンマル・サノン:3.0 8ザカリー・エリボー:3.0、13ケビン・ラフランス:3.0 22アレックス・クリスティアン:3.5、4ジェムズ・ジェフラール:3.5、3メシャック・ジェローム:3.5、2カルランス・アルキュス:3.0 1ジェニー・プラシデ:3.5

リザーブ

GK:12ルイス・バレンディ・オデルス DF:5ジャン・アンブローズ、6レナルド・メテルス、16アンドリュー・ジャンバプティステ、21サミュエル・ポンペ MF:19ブライアン・アルセウス FW:9リシェロル・スプランジェ、18ジョネル・デシーレ

途中交代

11デリック・エティエンヌジュニア→16アンドリュー・ジャンバプティステ:2.5 17ジミーシャンマル・サノン→18ジョネル・デシーレ:2.5 4ジェムズ・ジェフラール→5ジャン・アンブローズ:2.5 13ケビン・ラフランス→6レナルド・メテルス:2.5 2カルランス・アルキュス→21サミュエル・ポンペ:評価不可 7ウィルドドナルド・ゲリエ→9リシェロル・スプランジェ:評価不可

2、得点経過

H:日本:1-0:7倉田 秋(5長友 佑都)

 日本がサイドのパス回しで、スピードを持って回した事で、ハイチに奪われず、ハイチの守備のバランスを崩します。その流れで生まれたスペースへ5長友 佑都が走り込み、13杉本 健勇が、そこへスルーパスを出します。パスをフリーで受けた5長友 佑都は、中を見て狙いすましたクロスを放ちます。これが、7倉田 秋にピンポイントで合います。7倉田 秋が、頭でしっかりミートさせて打ったヘッディングシュートは、浮き球のループシュートみたいな感じになりゴールのファーサイドの方に向かって飛んでいきます。そのシュートにGKの1ジェニー・プラシデが飛びつくも届かず、奥のネットを揺らして日本が先制。

 この時間帯のパス回しは、非常に有効で、フリーの選手を生み出して、バランスを崩して混乱しているところでの素晴らしい得点であったと思います。こういったパスを出来る時間帯を増やす事が出来ればもっと得点できると思いますので、その点は改善の余地があると思います。  7倉田 秋のヘッディングの軌道も綺麗で良かったです。

H:日本:2-0:13杉本 健勇

 パスを回して行く中で、6遠藤 航が中へ入れます。これをダイレクトで13杉本 健勇が落として、21酒井 高徳もダイレクトで浮き球のパスを出します。14乾 貴士がダイレクトで落として18浅野 拓磨がフリーの13杉本 健勇に流すようにパスを出します。 更に13杉本 健勇が、後方から走ってきた7倉田 秋にスルーパスを出します。7倉田 秋は、GKジェニー・プラシデと1対1となりシュートを放ちますが、セーブされます。それでも毀れ球に反応した13杉本 健勇が叩きつける様なシュートを右足で放つとGK1ジェニー・プラシデと22アレックス・クリスティアンの上を超えて行き、ゴールネットを揺らして追加点。

 本当に綺麗な形での得点で、今までの日本らしさの出た得点であったと思います。この得点が決まった時は、今日は何点入るのかと期待するような本当に綺麗な流れでの得点であったので、本当に良いゴールですね。欲を言えば7倉田 秋の所で決めていて欲しかったです。  フリーランとダイレクトでのプレーのイメージを共有できた今後に繋がるゴールでもあったと思います。

A:ハイチ:2-1:13ケビン・ラフランス(7ウィルドドナルド・ゲリエ)

  20デュカン・ナゾンが中盤で受けると、6遠藤 航がボールを奪いに守備のアタックを仕掛けます。しかし、奪い切れず、キープされた後サイドに展開されます。7ウィルドドナルド・ゲリエがパスを受けると5長友 佑都とマッチアップします。5長友 佑都が縦への侵入するコースをしっかり切るも、7ウィルドドナルド・ゲリエにカットインを許します。6遠藤 航の軽率なスライディングタックルにより出来ていたスペースへ20デュカン・ナゾンが走り込んで来て、17小林 祐希が、慌ててマークに突こうと追走していましたが間に合わず、そこへ7ウィルドドナルド・ゲリエのスルーパスが通ります。左サイドの選手についていた21酒井 高徳は動けず、違う選手の対応をしていた3昌子 源も13ケビン・ラフランスへの対応が間に合わず、ほぼGK12東口 順昭と1対1となります。12東口 順昭が、ケースを消そうと飛び出すも完全に倒れる前の脇の間を狙われて、無情にも13ケビン・ラフランスのシュートがゴールへと転がっていき、ハイチが1点返します。

 6遠藤 航所で、潰す事が出来なかったのが全てかと思います。

A:ハイチ:2-2:20デュカン・ナゾン(2カルランス・アルキュス)

 ハイチのFKでしたが、意表を突かれて手前の選手にパスを出されます。そこから2カルランス・アルキュスにクロスを入れられて、タイミングがずれてマークがずれていたためフリーで20デュカン・ナゾンにシュートを打たれます。12東口 順昭が飛びつくも左隅に決まって、ハイチが同点ゴールを決めます。

 意表を突かれての失点という事で、集中力を欠いていたという失点であったと思います。手前のパスを出された所に選手が居ましたしそこで、状況を落ち着かせれる様にしっかりマークして遅らせておく必要があったと思います。しかし、このシーンではそれが出来ず、すぐにクロスを入れられてしまいました。勿体ない失点であったと思います。

A:ハイチ:2-3:20デュカン・ナゾン(8ザカリー・エリボー)

 一本のロングパスを18ジョネル・デシーレがポストプレーで落とします。8ザカリー・エリボーが受けて、左へ展開します。パスを受けた20デュカン・ナゾンに日本の選手が寄せきれず、20デュカン・ナゾンのシュートコースを消せず、そこに狙いすましたミドルシュートを打たれてしまいました。このシュートに12東口 順昭が飛びつくも届かず、これが決まってハイチに逆転を許します。

H:日本:3-3:10香川 真司(21酒井 高徳)

 日本が後方のビルトアップから2井手口 陽介が前の8原口 元気につけて、そこから左サイドのスペースへ走り込んでいた24車屋 紳太郎にスルーパスが出ます。完全にサイドでDFラインから抜け出した24車屋 紳太郎がマイナスのクロスを入れます。その先に1人だけ待っていた21酒井 高徳へと通ります。21酒井 高徳はドフリーだったので、自分のタイミングで、抑えた速いシュートを放ちます。そのシュートはGK1ジェニー・プラシデに防がれるコースでしたが、その直前に倒れていて寝そべりながら10香川 真司が触って軌道を変えた事で、GK1ジェニー・プラシデの上を超えて行き、日本が土壇場で、ゴールを決めて辛うじて同点にアディショナルタイムに追いつきました。

 パワープレーではなく、サイドから速攻というハリルジャパンの目指す1つの形でのゴールでした。ただ、本大会であれば、時間稼ぎであったり、ゴール前をより固めてくることも考えられるので、精度とスピードをより上げて、ミスも少なくしていく必要はあると思います。そうすれば、こういったゴールも増えてくると思いますので、チームとしてサイドをより有効に使う事ができれば、得点力を上がると思いますので、継続的にこういったチャレンジは続けて欲しいです。

3、戦評

数値評

評価基準

良:A~E:悪

H:日本

攻撃評価:B 守備評価:E 采配評価:C 総合評価:C

A:ハイチ

攻撃評価:B 守備評価:E 采配評価:C 総合評価:C

文章評

 さて、強化試合2試合目ですが、この試合も本番を想定した上で、良いマッチングであったと思います。最初は、ハイチという国が強い代表チームという印象が無かったのですが、FIFAランクを見てこれは思って、試合が始まってみて、2点目を獲った時は、思ったより弱いと感じました。しかし、最終的には、逆転されて、辛うじて追いつくという結果に終わった事を考えてもやっぱり良いチームかと思いました。これで、W杯に出場できない訳ですから、日本の立ち位置を再認識できた事と、色々な選手を試しつつ、最低限の引き分けという結果を獲得できた事を考えると、収穫と課題の見つかったという意味で、有意義な試合であったと思います。

 まず、立ち上がり良かったというのは、正直ハイチ代表が半年も活動していなかった事が大きいと思います。代表チームとして、連動性を欠いたという部分と日本のスピードに慣れるまで時間がかかったのもあると思いますが、それで日本が強く、ハイチが弱く錯覚してしまいました。  ただ、それだけ綺麗な流れのパスワークが出来ていたと思います。ダイレクトでしっかり繋いで、シュートまで行けていたのは、良かったと思います。運動量があって、チームとして、パスの呼び込みやスペースを突く動きは良かったと思います。メインの選手が少なかった事で、ベストメンバーと言える選手達にも競争意識をもたらす効果もあったと思います。

 そして、その中心に居たのが13杉本 健勇で、ポストプレーもこなしつつストライカーの嗅覚で、ゴールという結果を残しました。今までの最初の試合では何もできませんでしたが、2試合目では、枠外ではありましたが、シュートまで行くことが出来たように少しずつチームにフィットして来ました。今後は、チームが苦しい時間帯に流れを変えるような働きが出来るかどうか今後日本代表に生き残れるかどうかのラインになると思います。

 一方で、6遠藤 航と7倉田 秋、17小林 祐希の逆三角形のトライアングルの安定感に関しては、3失点した通り課題を残しました。アンカーで、守備で目立つべき6遠藤 航のプレーは、ビルトアップの正確性の方が目立ち、綺麗に奪いきって、良い攻撃に繋げる事が出来ていませんでした。やはり、そのポジションを任される以上、的確なポジショニング、フリーラン、読みでの高いボール奪取が求められます。そういったプレーが得意であった長谷部 誠の後継者としては、まだまだかと思います。ただ、長谷部 誠も最近の試合ではミスが目立ち、この点に関しては、緊急性は、高いので、チームとして、最優先で取り組むべきポイントかと思います。  また、7倉田 秋と17小林 祐希との距離感による攻守のバランスの部分で、もう少し守備の貢献度も欲しいかと思います。攻撃時のパスワークや飛び出しに関しては、及第点に達しているだけに守備の部分での輝きももっと欲しいと感じました。

 最後に親善試合2試合での収穫や課題を多く見つかった事は良かったと思います。マッチメークとしては、申し分なく、良い経験が出来た事は間違いないと、繰り返しになりますが言えると思います。この2試合を活かすためにも欧州遠征でのブラジル戦を含め、チームとして、どこまで通用するのかという点には注目したいですし、楽しみです。噂されている内田 篤人の代表復帰もあればより楽しみです。

試合評

MOM:20デュカン・ナゾン(ハイチ) MIP:13杉本 健勇(日本) 満足度:(10点満点)

日本から世界へ To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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ハリルジャパン
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長谷部誠
親善試合
2017年
2017
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サイド攻撃
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パスワーク
攻守のバランス
小林祐希
遠藤航
倉田秋
デュカン・ナゾン
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ハイチ
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2017:A代表:親善試合:H:vsハイチ「欧州遠征に向けて収穫多かった親善試合2試合目」

>mostovoi2様

 コメントありがとうございます。

>遠藤がナゾンを潰せなかったのが全て、というのは、極端すぎます。

 確かに極端かもしれませんし、ミスリードかもしれませんが、最低限ファールをもらう必要があったと思います。もしくは、次のプレーに動けるような守備の仕方をすべきであったと思います。このプレーにより中央にスペースを与えてしまった点は、責任は大きいと思います。また、こういったプレーの他のシーンでも6遠藤 航の守備が効いていなかったのも事実かと思います。

>この場合、小林がラフランスを離してしまったのが問題です。

 これに関しては、把握していましたが、あえて触れませんでした。全速力で戻れば逆にタイミングをずらされた時に対応できないので、必ずしも是とは言えないと思いますが、ご指摘通り少なくとも全速力で走っていれば、この試合の失点シーンの仕方は防げたと思います。
 私の指摘もファールでFKを与えて、そのセットプレーで失点したら責任が大きくなるかもしれませんので、ピンポイントに指摘すべき無かったかもしれませんが、そこで、潰せるかどうかは、非常に重要だと判断してあえて、強調しました。

 また、「文章評」の部分でも「また、7倉田 秋と17小林 祐希との距離感による攻守のバランスの部分で、もう少し守備の貢献度も欲しいかと思います。攻撃時のパスワークや飛び出しに関しては、及第点に達しているだけに守備の部分での輝きももっと欲しいと感じました。」という部分で、少し触れている通り、17小林 祐希の守備時の判断に改善の余地がある事も把握しており、ご指摘通りかと思います。

 ただ、全面的に私の表現と内容は、不適切で、ミスリードしてしまった点は、申し訳ございません。また、貴重なご意見有難うございました。今後のレビューの参考にさせて頂きたいと思います。今後とも宜しくお願い致します。

2017:A代表:親善試合:H:vsハイチ「欧州遠征に向けて収穫多かった親善試合2試合目」

日本の1失点目ですが、相手陣内の2/3のところでボールを奪いきれないことは、良くある話です。
遠藤がナゾンを潰せなかったのが全て、というのは、極端すぎます。
守備は多層防御が基本であり、1人の選手が相手陣内でボールを奪えなかったからと言って、そこにポイントを絞って守備を解釈するのはミスリードだと思います。
この場合、小林がラフランスを離してしまったのが問題です。
日本の中盤が逆三角形である以上、相手のボランチ2枚(ラフランス含む)を抑えるのはインサイドハーフである小林と井手口の役目になります。
遠藤がナゾンを潰せなかった瞬間に、小林が全速力で戻っていたら、ラフランスがボールをもらうこと自体を防ぐことができたでしょう。
ですが、小林はジョギングをしていました。
あれでは、ラフランスがゴール前に入ってきて、決定的なプレーをすることは阻止できません。

小林は、頭が良いので、守備ですぐサボる癖があります。
「ここは、走ってもきっと間に合わない」
「ここは、後ろに人数がいるから、俺まで戻らなくていいだろう」
みたいな見切りが早い印象です。

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