蹴鞠談議2

2017:J2:33節:A:vs徳島ヴォルティス「打ち合いは痛み分け」

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徳島vs岡山:3-3 得点者:2澤口 雅彦(19片山 瑛一)、24赤嶺 真吾(27塚川 孝輝)、8岩尾 憲(PK)、11島屋 八徳(27馬渡 和彰)、17山崎 凌吾(8岩尾 憲)、16関戸 健二(19片山 瑛一) 観客数:4,203人

1、チーム情報&評点

評価基準

良:1~5:悪

審判

主審:岡 宏道:2.5 副審:大西 保、浜本 祐介:2.5

A:岡山

監督

長澤 徹:2.5

スタメン

24赤嶺 真吾:2.0 30豊川 雄太:2.5、19片山 瑛一:2.0 11三村 真:3.0、27塚川 孝輝:2.5、16関戸 健二:2.0、2澤口 雅彦:2.5 14喜山 康平:3.0、39篠原 弘次郎:3.0、3久木田 紳吾:3.5 22一森 純:3.0

リザーブ

GK:13櫛引 政敏 DF:33張 碩元(チャン・ソグォン)、21加地 亮 MF:5渡邊 一仁、7伊藤 大介、10大竹 洋平 FW:20藤本 佳希

途中交代

11三村 真→7伊藤 大介:2.5 30豊川 雄太→10大竹 洋平:2.5 2澤口 雅彦→21加地 亮:3.0



H:徳島

監督

リカルド・ロドリゲス・スアレス(リカルド・ロドリゲス):2.5

スタメン

16渡 大生:2.5、17山崎 凌吾:2.0 11島屋 八徳:2.0 26杉本 太郎:2.5、32小西 雄大:3.0、8岩尾 憲:2.5 27馬渡 和彰:2.5、2ニコラ・ヴァシリェヴィッチ(ヴァシリェヴィッチ):2.0、4藤原 広太朗:3.0、15井筒 陸也:3.5 31長谷川 徹:3.0

リザーブ

GK:21梶川 裕嗣 DF:5石井 秀典 MF:10大崎 惇矢、19内田 裕斗、23前川 大河、30佐々木 匠 FW:18佐藤 晃大

途中交代

16渡 大生→18佐藤 晃大:3.0 26杉本 太郎→19内田 裕斗:評価不可

2、得点経過

A:岡山:0-1:2澤口 雅彦(19片山 瑛一)

 裏へのパスでサイドのスペース奥へ飛び出した30豊川 雄太がキープして、後ろへ戻す。そこで受けた19片山 瑛一が巧く対応する選手をかわしてスペースへ抜けると、中央で空いていたスペースへパスを出す。そこへ2澤口 雅彦が走り込んで来て、徳島の選手がスライディングタックルで奪いに来るも、その足を巧く通してかわします。そこから2澤口 雅彦が、利き足とは逆の左足で、迷いなくシュートを放つと右隅に決まって、岡山が先制。

 まずは、30豊川 雄太の粘りが良かったと思います。対応するDFは1人だけでしたが、19片山 瑛一へしっかり繋げてたので、地味ですが、大事なプレーであっとと思います。  そこから19片山 瑛一の突破で少しフリーの状態を作れた事も大きかったと思います。そして、そこからのパスの選択も良く、人ではなく、スペースへ出した事で、DFの対応が遅れました。  また、2澤口 雅彦も外から中へ入っていく判断も良く、足の間を通すボールコントロール、コースを突いたシュートの光ったゴールであったと思います。

A:岡山:0-2:24赤嶺 真吾(27塚川 孝輝)

 セカンドボールを拾った岡山の27塚川 孝輝が裏へのパスを1本狙います。パスを受けた24赤嶺 真吾抜けきれなかったもののある程度自由に受けられて、巧いトラップからコントロールシュートを放ちます。GKの31長谷川 徹を出ていた事もあり、その頭上を越えて、クロスバーに当たってゴールが決まって岡山が追加点。

 攻守の切り替えの速さと27塚川 孝輝のパスセンスと、24赤嶺 真吾の技術が活きたゴールであったと思います。

H:徳島:1-2:8岩尾 憲(PK)

 右CKを8岩尾 憲が蹴ったシーン。岡山の選手がクリアしますが、その時にボールの関係無い所で、39篠原 弘次郎が倒してしまいPKを与えてしまいます。これを8岩尾 憲にGK22一森 純の飛んだ逆の右に決められて、徳島が1点返します。

 ボールに関係所だったので、勿体ないPKであったと思います。

H:徳島:2-2:11島屋 八徳(27馬渡 和彰)

 2ニコラ・ヴァシリェヴィッチ(ヴァシリェヴィッチ)の展開から2度にわたってサイドから徳島が仕掛ける。得点に繋がった2度目のシーンでは、左サイドで張っていた27馬渡 和彰へ通ると、岡山も寄せて対応します。しかし、27馬渡 和彰に素早くドリブルで切り込まれて、ファーサイドへのクロスを入れられてしまいます。この時マークにつくべき11三村 真ですが、一度目の展開から守備時でも1対1の対応で、剥がされてクロスまであげられてしまってました。そしてこのシーンでも、11三村 真が再び対応するもマークをかわされて、シュートを打たれしてしまい、至近距離のため22一森 純も防げず、同点ゴールを許してしまいました。

 11三村 真の1対1対応で防ぎたかった所ですが、ポジショニングを含めこのシーンでは、11島屋 八徳に自由にプレーをさせてしまいました。  また、2ニコラ・ヴァシリェヴィッチ(ヴァシリェヴィッチ)の展開力も素晴らしく、正確なフィード1本で、サイドで1チャンス出来ていました。逆に岡山は、39篠原 弘次郎のフィード精度は低く、比較的技術力のある6竹田 忠嗣より精度でも2ニコラ・ヴァシリェヴィッチ(ヴァシリェヴィッチ)に技術で届いていないと思います。つまり後ろから1本のパスを通すサッカーの部分で、大きく徳島に見劣りしている事を意味していると思います。こういった精度のボールを蹴れる選手が、背が高くてもいる事を考えれば、岡山ももっと出来る事があると感じられる1つの失点までの流れであったと思います。

H:徳島:3-2:17山崎 凌吾(8岩尾 憲)

 攻守の入れ替えが目まぐるしく動く中で、徳島が岡山の寄せを巧く無力化したタイミングで、8岩尾 憲からスペースへ走り込んでいた17山崎 凌吾へミドルパスが出ます。17山崎 凌吾には14喜山 康平がついていましたが、ドリブルで切り込んで行き、シュートコースを作るとそこに速いシュートを放ち、22一森 純も飛びつけない軌道とスピードのシュートを決めて、徳島が逆転。

 ここでも素早い攻守の切り替えから一本の正確なパスで、局面を作り、そこから個人技で、しっかりシュートまで行って決めきったというシーンでした。岡山は、こういった場面で決めきれなかったり回数が少ないのは、最後の所で、ドリブルで仕掛ける個の力が徳島に大きく上回られていたからだと思います。そういった高いレベルのFW陣を対応するだけの対応力が、岡山にはなく、大量失点に繋がった要因かと思います。

A:岡山:16関戸 健二(19片山 瑛一)

 岡山のFKからパスを繋ぎ一本のロングパスに24赤嶺 真吾が競り勝ち21加地 亮に繋がります。21加地 亮はクロスを選択し、今度も岡山の19片山 瑛一が競り勝ち落とした所に16関戸 健二が待っていて、しっかり抑えた地を這うシュートを放ちます。これが31長谷川 徹の左脇を抜けて行き、岡山が土壇場で、同点に追いついたというゴールシーンでした。

 岡山のストロングポイントである空中戦の強さを活かしたプレーであったと思います。24赤嶺 真吾の高さと19片山 瑛一の高さが巧く嵌り、最後は運動量が多い16関戸 健二がしっかりそこに走り込んでいて、チームの色がしっかり出た良いゴールであったと思います。ゴールを振り返る中で、岡山と徳島を比べて優れている点と劣っている点がありましたが、引き分けという結果が示している通り、今出来る事とやっていけば、点も取れますし、失点も少なくできると思いますので、しっかり前進して欲しいです。

3、戦評

数値評

評価基準

良:A~E:悪

A:岡山

攻撃評価:B 守備評価:E 采配評価:B 総合評価:C

H:徳島

攻撃評価:A 守備評価:E 采配評価:C 総合評価:C

文章評

 プレーオフ以上の争いとプライドオブ中四国という誇りを持って戦う重要な1戦でした。この日も雨が降っており、徳島=雨というイメージ通りの天候。また、劇的な展開の多いカードでもあり、この試合でも両チーム合わせて6得点と大荒れの1戦でした。終盤に攻守の入れ替わりが激しく、カウンターの応酬で、見ていてスリリングでとても面白かったです。試合の方は、3-3の引き分けに終わりましたが、エンターテイメントという意味でも非常に価値がある1戦であったと思います。

 序盤は、シュートまで行くことが出来れば、ゴールの予感のする攻撃を岡山が出来ていました。徳島はパスこそ繋がっていましたが、怖さはありませんでした。この内容は、結果に出て、岡山が速い時間に先制、そして追加点を決めて、0-2というスタートでした。  しかし、岡山の攻撃に慣れてきた徳島が攻守共にキレが増してくると、岡山のDFの綻びが目立つようになってきました。ゴール前にクロスやパス、ドリブルで、迫ってくるシーンも増えて来て、ポゼッションの時間も徳島が長くなっていきました。  加えて、岡山の攻撃も怖さが緩くなり、徳島に対応されていました。  その結果、徳島に1点返され、前半終了間際に同点ゴールを許しました。

 後半は、徳島が基本的に主導権を握り、逆転ゴールを決めてからは、カウンターで加点を狙う展開でした。  岡山は、選手交代で、セットプレーやカウンターのカウンターで応戦していました。徳島がノーガードであった事もあり、僅かな隙を見逃さず、同点ゴールを決めて、なんとか引き分けに持ち込む事が出来ましたが、2点リードしていた事もあり、勝ちたかった試合でした。

 この試合3-3という結果でしたが、選手起用が当たった試合であったと思います。まずは、19片山 瑛一のFW起用。前線での起点となり、フィジカルの強さを活かしたプレーで、2アシストという結果を残して、3得点に貢献。終盤は、選手交代により攻撃のパターンを変えて、同点ゴールという結果を手にすることが出来ました。

 一方で、DFの脆さという部分で、弱点を大きく露呈してしまいました。個のスキルに優れる選手が徳島に多かったとはいえ、J1ではもっと凄い選手がいっぱいいる事を考えると、このままでは、J1では戦えませんし、プレーオフ進出もかなり難しいと思います。  チームとして、出来る事からこの課題に着手していますが、シーズンオフの補強で、穴埋めは、必須かと思います。

 この試合では、24赤嶺 真吾が復活した事で、攻撃のクオリティが上がった様に感じます。しかし、30豊川 雄太が得点パターンを見つける事ができずに苦しんでいる点は気になる所ではあります。そろそろ得点が見たいですし、そういったゴールなどで、勝利という結果も欲しいです。確かに負けてはいませんが、勝てても居ない。チームとして苦しい状態であると思います。  今後は、徳島の攻撃に対して如何に守るかという部分を基準に準備を進めていく事が出来れば、ある程度粘り強く守れるかと思いますので、得点が取れた部分は、良いイメージを持って次戦に臨んでほしいと思います。  まだまだ、プレーオフを狙える状況かと思いますので、上位との試合を控えていますが、好結果を残して、J1への道を開いて欲しいです。

試合評

MOM:19片山 瑛一(岡山) MIP:17山崎 凌吾(徳島) 満足度:8点(10点満点)

岡山から世界へ To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。 また、支持数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いてます。

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記事カテゴリ:
2017年ファジアーノ岡山
タグ:
課題
采配
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初めまして杉野雅昭と申します。
サカつくをきっかけにサッカー好きになりました。
2002年以来のサッカーファンです。
日本代表やJリーグに興味あります。
2008年以降は、ファジアーノ岡山のサポです。
昔はジェフも好きでした。
海外はバルサです。
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