蹴鞠談議2

2017:J2:31節:A:vsモンテディオ山形「大きな引き分け?痛い引き分け?」

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山形vs岡山:1-1 得点者:11三村 真(7伊藤 大介)、3栗山 直樹(16佐藤 優平) 観客数:5,215人

1、チーム情報&評点

評価基準

良:1~5:悪

審判

主審:野田 祐樹:2.5 副審:眞鍋 久大、細尾 基:2.5

A:岡山

監督

長澤 徹:3.0

スタメン

18ニコラス・オルシーニ(オルシーニ):2.5 30豊川 雄太:3.0、7伊藤 大介:2.5 11三村 真:2.5、5渡邊 一仁:3.0、16関戸 健二:2.5、2澤口 雅彦:2.5 14喜山 康平:2.5、39篠原 弘次郎:2.5、19片山 瑛一:2.5 22一森 純:2.5

リザーブ

GK:13櫛引 政敏 DF:33張 碩元(チャン・ソグォン)、3久木田 紳吾 MF:27塚川 孝輝、8石毛 秀樹、10大竹 洋平 FW:20藤本 佳希

途中交代

11三村 真→3久木田 紳吾:3.0 30豊川 雄太→27塚川 孝輝:3.0 7伊藤 大介→8石毛 秀樹:3.0



H:山形

監督

木山 隆之:2.5

スタメン

11阪野 豊史:2.5、9瀬沼 優司:2.5 16佐藤 優平:2.0 31安西 海斗:2.5、14本田 拓也:2.5、10鈴木 雄斗:2.5 27高木 利弥:2.5、5菅沼 駿哉:2.5、3栗山 直樹:2.0、6山田 拓巳:2.5 1児玉 剛:2.5

リザーブ

GK:23富居 大樹 DF:20茂木 力也、24荒堀 謙次、33西村 竜馬 MF:19太田 徹郎、25汰木 康也、32長沼 洋一 FW:なし

途中交代

31安西 海斗→25汰木 康也:2.5 6山田 拓巳→24荒堀 謙次:3.0 11阪野 豊史→19太田 徹郎:評価不可

2、得点経過

A:岡山:0-1:11三村 真(7伊藤 大介)

 2澤口 雅彦がサイドで、深くまで侵入し、追い込まれるも粘ってCKを獲得。そのCKを7伊藤 大介が蹴り、中に浮いたボールを入れると誰もが思っている中、7伊藤 大介は、グラウンダーのボールを密集地の手前へ大きくマイナスのボールを蹴り、11三村 真が、ミドルシュートを放つ。これが運よく密集地を超えてゴールへ抜けて行き、1児玉 剛が飛びつくも届かず、そのまま決まって岡山先制。

 流れの悪い中でもこういった形で得点できるのは近年の岡山。14喜山 康平の加入と非公開練習で、セットプレーに大きく力を入れており、それが実った形となった。11三村 真のゴールがようやく決まり、今後の好調に繋げて欲しい。

H:山形:1-1:3栗山 直樹(16佐藤 優平)

 山形の16佐藤 優平のFKを岡山の選手が、一度はクリアするも山形の選手に拾われて、2次攻撃を受けます。この2次攻撃でパスを受けた16佐藤 優平は、25汰木 康也にボールを預けます。この25汰木 康平に最初1人で岡山が対応していましたが、16関戸 健二が16佐藤 優平のマークを放棄して、25汰木 康也に対応に向かいます。しかし、25汰木 康也からボールを奪えず、25汰木 康也から再び16佐藤 優平にバックパスを出されます。この時16佐藤 優平にマークがなく、フリーで狙い済ましたクロスを入れられます。岡山の人数こそ揃っていましたが、ピンポイントクロスにFK崩れの流れで、前線に残っていた3栗山 直樹のしっかりミートされたヘディングシュートが良いコースに決まり、22一森 純もノーチャンスの同点ゴールを許してしまいました。

 流石にこれだけシュートを打たれては、失点してしまう。守備意識が高い分、防戦になり易く、交代采配もそれに拍車をかけてしまっている部分はあると思います。   また、マークの放棄の部分も抑えるべき選手をしっかり抑えれるかどうか。FWに関しては、しっかり抑える事ができる対応が出来ている印象がありますが、パスの出し手であるキーマンには、自由を与えてしまっている事が岡山は多いです。そういったマークの判断や守備のバランスに関しては、改善していく余地は、十分あるという印象を持つ失点であったと思います。

3、戦評

数値評

評価基準

良:A~E:悪

A:岡山

攻撃評価:D 守備評価:B 采配評価:D 総合評価:C

H:山形

攻撃評価:B 守備評価:B 采配評価:B 総合評価:B

文章評

 岡山は、前節久々の勝利で、浮上のきっかけ掴みかけて、勢いを持つためにも重要な1戦で、決意を持って山形の地に乗り込みました。迎え撃つ山形は、ここ数試合勝利がなく、プレーオフ争いに関われるギリギリのラインの所で、重要な1戦でした。  試合の方は、山形が終始主導権を握っていましたが、セットプレーのサインプレーで、一瞬の隙を突いた岡山が先制。しかし、山形が、高い士気の下、波状攻撃を90分間通して攻め続けて来たことで、終盤の守備に課題がある岡山が、お約束の失点で、同点を許してしまいました。その後も好機が無かった訳ではないですが、内容を考えると、勝ち点1でも上出来と言えるぐらい酷い試合であったと思います。ただ、この試合でも十分勝機があったと思いますので、その点について触れて行きたいと思います。

 まず、1つのポイントとなるのは、追加点を奪うチャンスがあったかどうかですが、これに関してはありました。シュート数こそ少なかったですが、ミドルシューターが少ない岡山にとって、それは自然で、ある程度崩す必要があり、自然と少なくなります。その中でも主要のシーンを何点か挙げたいと思います。  1つ目は、カウンターで、18ニコラス・オルシーニ(オルシーニ)がドリブルでゴールに向かって行くシーンで、背後の死角から接触せずに倒れたと思えないシーンで、不可解にもファールすら貰えなかったシーン。このシーン、ファールを貰えるなかったかどうかより、接触も避けたかったシーンで、そのままゴールに向かっていれば、決定機になっていと思われるので、非常に悔しいシーンでした。  もう1つは、8石毛 秀樹がペナルティエリアで受けたシーン。間延びしていたので、そこに山形のDF1人だけだったので、いつもの8石毛 秀樹であれば、シュートまで行く技術があるのに関わらず、簡単にボールをロストしてしまったシーン。ここのポイントはやはり途中出場の難しさであったり、DFの体力が残っており、集中して対応された部分が大きいと思います。  他にも形を作っていましたが、ラストパスやクロスが通らず、CKやスローインに逃げられるというシーンが何度かありました。やはり、スーパーな選手が居ない分、攻撃機会が少なければ、そこを決めきるのは難しい。そうなると監督コメントにあった勝ち点1でも良しとしないといけない部分に行きつくと思います。  ただ、それでもこういった少ないチャンスだけでも決まってしまう事もあるので、チームとしてこの試合は、運が無かったとも言えると思いますが、ここまで決めきれていなかった11三村 真が決めきった事を考えれば、運があったとも言えると思います。  行きつくところは、「追加点を奪う攻撃力」と、「守り切る守備力」という二つのチーム力であるかどうかと思います。この部分に関しては、開幕当初よりは、チームとして成長の軌跡が見えており、総合力は間違いなく上がってきていると思います。ここに24赤嶺 真吾、17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン)、21加地 亮という主軸の選手が戻ってくれば、チームとしてより高みを目指せると思います。

 さて、次は、交代采配を検証しようかと思います。

 まずは、11三村 真→3久木田 紳吾の交代からです。この交代に関しては、リードしている状態の中で、11三村 真という選手が90分間は、厳しい選手である事を考えると、攻守のバランスを如何に保つかというのが1つのポイントなると思います。  この交代で右CBに3久木田 紳吾で、右CBの19片山 瑛一が左CB、左CBの14喜山 康平が、左WBにと、変更されました。この交代で、最終ラインの高さとサイドの守備力の部分での改善は一定の効果はあったと言えると思いますが、左サイドの攻撃力は著しく下がったとみても良いと思います。まず、14喜山 康平にスピードや突破力に特徴がある選手ではないので、チームとしてボールをポゼッション出来ていない状況下では、突破力やチャンスメークの部分で持ち味を発揮するのは難しく、左サイドでの崩しは必然的に難しくなります。また、最終ラインも配置が変わった事で、微妙なずれが生じた部分は、少なくないかと思います。  3久木田 紳吾の実績や能力を考えれば、守備に気を遣っている長澤 徹監督が、投入したくなるのも分かりますが、8石毛 秀樹という高い能力を持った選手が居るので、左WBで、起用して欲しかったです。低い位置からの組み立てであったり、高い技術によるクロスや突破力というのは、追加点を狙える力を持った選手であると思いますので、一定の攻撃力を維持、もしくは改善や変化の期待が出来たと思います。序盤戦からこういった状況での守備固めの意図を持った起用が多いですが、相手の攻撃の圧力の前に、守備の安定感やバランスを維持出来ずに失点する事が多く、守備固めで守れていないので、1つの策として追加点も狙える采配も見てみたいです。  どうしても守備固めをするのであれば、、守備力と攻撃力を2つとも備えた31下口 稚葉を起用も検討すべきであると思います。運動量と技術、精神力は高卒ルーキー離れした磨けば輝くポテンシャルを持った選手であると思いますので、是非起用して頂きたいです。

 次に30豊川 雄太→27塚川 孝輝という交代。途中から2トップ気味に変えていた時間帯もあり、高さと強さを兼ね備えた選手で、守備もしっかりさぼらずしてくれる良い選手ですので、これに関しては賛同です。アジリティや決定力の部分で、30豊川 雄太と比べてると見劣りする部分がありますが、攻撃の起点ともなり得て、パスセンスもあるので、攻撃の始点にも成りえます。また、守備的なポジションを出来る選手で、守備力も高いです。スピードこそありませんが、ユーティリティ性は高く、ルーキーながらシーズン途中からレギュラークラスの活躍を見せており、終盤の色々な状況に対応しうることが可能な選手でもあります。この交対策により、守備を上積みをした上で、反撃の余力を残す事が出来るので、今後も積極的に取り易い選手交代かと思います。

 最後に7伊藤 大介→8石毛 秀樹の交代に関してですが、采配の是非よりその前の経過が、不可解過ぎて、理解に苦しむ点があります。実は、8石毛 秀樹が投入される前に20藤本 佳希が、準備していたのですが、直前に失点して同点に追いつかれた時に、交代選手が8石毛 秀樹に変更となりました。本来であれば、攻撃的に行くのであれば、20藤本 佳希をそのまま投入すべきですが、それで投入しなかったという事は、守備的意味合いが強かった事になります。カウンターが仕掛け辛くなるという判断もあったのかもしれませんが、プレスの判断が悪く、プレスの量と質共に少なく低い20藤本 佳希を守備的な選手と捉えているという事になってしまいますから不思議でしかないです。これが、27塚川 孝輝や5渡邊 一仁がリザーブにして途中から投入予定で、変更するのであれば、理解できるのですが、FWの20藤本 佳希ですからね。考えれば考えるだけ不可解です。  唯一合点が行くとすれば、18ニコラス・オルシーニ(オルシーニ)か7伊藤 大介の交代を考えていて、18ニコラス・オルシーニ(オルシーニ)を下げてしまうと得点が難しくなり、7伊藤 大介であれば、セットプレーの精度が落ちる。そういった意味であれば、一定の理解が出来ます。しかし、前者としても27塚川 孝輝を1トップで起用して最初から8石毛 秀樹や10大竹 洋平を投入した方が、全体の守備の仕方の統一は出来た気がしますし、20藤本 佳希を交代の選択していた理由としては、少し弱い気がします。それと同時に、ここまで起用され続ける理由が見つからないのも事実で、今後改善して頂きたい点です。

 今回は、追加点のチャンスがあったかどうかと、交代采配について触れましたが、少しの意思統一をチームの采配として出来ているかどうか問われた場合に、総合力を活かしてしっかり采配を執れているとは、必ずしも言えないと思います。この試合に関しては、チームとして守るという意志統一は、しっかり出来たと思いますが、攻撃の部分では、改善の余地があると強く感じた試合でした。  しかし、上位チームも勝てなかったチームも多く、全体的な運もまだまだあるので、終盤の終盤の上位陣との直接対決をしっかり制せば、プレーオフ以上があるという位置には、最低でもつけるために攻守でのチームの一体感を作り、追撃の体勢をしっかり作って欲しいです。そういった意味で、次のホームでの試合は、大事な試合で、勝利しかない状況に追い込まれつつあるので、気持ちを感じる試合に期待したいです。

試合評

MOM:16佐藤 優平(山形) MIP:11三村 真(岡山) 満足度:3点(10点満点)

岡山から世界へ To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。 また、イイネ数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いてます。

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記事カテゴリ:
2017年ファジアーノ岡山
タグ:
攻守のバランス
豊川雄太
伊藤大介
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守備固め
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塚川孝輝
追加点
交代策検証
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初めまして杉野雅昭と申します。
サカつくをきっかけにサッカー好きになりました。
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2008年以降は、ファジアーノ岡山のサポです。
昔はジェフも好きでした。
海外はバルサです。
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